JPH0879407A - マルチメディア端末装置 - Google Patents

マルチメディア端末装置

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JPH0879407A
JPH0879407A JP23604094A JP23604094A JPH0879407A JP H0879407 A JPH0879407 A JP H0879407A JP 23604094 A JP23604094 A JP 23604094A JP 23604094 A JP23604094 A JP 23604094A JP H0879407 A JPH0879407 A JP H0879407A
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intercom
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call
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JP23604094A
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Hidehiko Watanabe
秀彦 渡辺
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インターホン装置用のビデオモニタ装置と兼
用できるマルチメディア端末装置を提供することを目的
としている。 【構成】 マルチメディア端末装置が備えているビデオ
モニタ装置を、インターホン装置のビデオ表示手段に兼
用できるので、マルチメディア端末装置とインターホン
装置を共に設置するときの装置の設置場所に必要な空間
を縮小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも動画情報お
よび音声情報をやりとりするためのマルチメディア通信
機能手段と、受信した動画情報を表示出力するためのビ
デオ表示手段と、音声情報を入出力するための音声入出
力手段を備えたマルチメディア端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】戸外の様子を撮影する小型のビデオカメ
ラ装置を備え、来客等の様子をビデオモニタ装置に表示
した画面で確認できるようにしたインターホン装置が実
用されている。
【0003】このようなインターホン装置では、例え
ば、玄関扉に設けた覗き穴からでは確認できないような
来客等の様子を、ビデオモニタ装置の表示画面で知るこ
とができ、防犯上有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来装置では、基本的に、インターホン装置用
のビデオモニタ装置を宅内に備える必要があり、そのた
めの設置場所を確保する必要があった。
【0005】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、インターホン装置用のビデオモニタ装置と兼
用できるマルチメディア端末装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも動
画情報および音声情報をやりとりするためのマルチメデ
ィア通信機能手段と、受信した動画情報を表示出力する
ためのビデオ表示手段と、音声情報を入出力するための
第1の音声入出力手段を備えたマルチメディア端末装置
において、少なくとも呼び出しスイッチ、ビデオカメ
ラ、および、第2の音声入出力手段を有するインターホ
ン装置と、上記インターホン装置の呼び出しスイッチが
オン操作されると、上記ビデオカメラから出力される動
画情報を上記ビデオ表示手段に表示するとともに、上記
第1の音声入出力手段を上記第2の音声入出力手段に接
続する制御手段を備えたものである。
【0007】また、少なくとも動画情報および音声情報
をやりとりするためのマルチメディア通信機能手段と、
受信した動画情報を表示出力するためのビデオ表示手段
と、音声情報を入出力するための第1の音声入出力手段
を備えたマルチメディア端末装置において、少なくとも
呼び出しスイッチ、ビデオカメラ、および、第2の音声
入出力手段を有するインターホン装置と、上記インター
ホン装置の呼び出しスイッチがオン操作されると、あら
かじめ記憶されている転送宛先を発呼し、その転送宛先
に対し、上記ビデオカメラから出力される動画情報を送
信するとともに、上記第2の音声入出力手段を用いた音
声情報のやりとりを行う制御手段を備えたものである。
【0008】また、少なくとも動画情報および音声情報
をやりとりするためのマルチメディア通信機能手段と、
受信した動画情報を表示出力するためのビデオ表示手段
と、音声情報を入出力するための第1の音声入出力手段
を備えたマルチメディア端末装置において、少なくとも
呼び出しスイッチ、ビデオカメラ、および、第2の音声
入出力手段を有するインターホン装置と、いずれかの相
手端末との間でマルチメディア通信を行っているとき
に、上記インターホン装置の呼び出しスイッチがオン操
作されると、そのときに上記ビデオ表示手段の表示画面
の所定位置に所定の子画面を形成し、その子画面に、上
記ビデオカメラから出力される動画情報を表示するとと
もに、上記第1の音声入出力手段を上記第2の音声入出
力手段に接続する制御手段を備えたものである。
【0009】
【作用】したがって、マルチメディア端末装置が備えて
いるビデオモニタ装置を、インターホン装置のビデオ表
示手段に兼用できるので、マルチメディア端末装置とイ
ンターホン装置を共に設置するときの装置の設置場所に
必要な空間を縮小することができる。
【0010】また、不在時にインターホン装置の呼び出
しスイッチが操作された場合、あらかじめ設定されてい
る転送宛先にインターホン装置で撮影した映像と、音声
情報が送られ、その転送宛先で不在宅の来客の様子を知
ることができるので、防犯上の効果が大きい。
【0011】また、マルチメディア端末装置を用いて、
いずれかの端末との間でマルチメディア通信を行ってい
るさいちゅうに、インターホン装置の呼び出しスイッチ
が操作された場合、ビデオモニタ装置に子画面が形成さ
れ、その子画面にインターホン装置で撮影した映像が表
示されるので、マルチメディア通信中でも来客等があっ
たこと、および、来客の様子を確認することができ、そ
れにより、マルチメディア通信中の来客等への応対が円
滑に行える。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例にかかるマルチ
メディア端末装置を示す。なお、このマルチメディア端
末装置は、伝送路としてISDNの基本インタフェース
を用いる。
【0014】同図において、システム制御部1は、この
マルチメディア端末装置の各部の制御処理、マルチメデ
ィア通信の上位レイヤの処理、このマルチメディア端末
装置が備えている各種のアプリケーションプログラムの
実行処理、および、インターホン制御処理などの各種制
御処理を実行するものであり、ROM(リード・オンリ
・メモリ)2は、システム制御部1が実行する制御処理
プログラムの一部や、制御処理プログラムを実行するた
めに必要な各種のデータなどを記憶するものであり、R
AM(ランダム・アクセス・メモリ)3は、システム制
御部1のワークエリアなどを構成するものである。
【0015】時計回路4は、現在日時情報を出力するた
めのものであり、磁気ディスク装置5は、システムソフ
トウェア、複数のアプリケーションプログラム、多数の
ユーザデータ、および、留守モード設定時の転送先宛先
情報などのこのマルチメディア端末装置に固有な各種の
情報などを記憶するためのものであり、操作表示部6
は、このマルチメディア端末装置を操作するためのもの
である。
【0016】インターホンインタフェース回路7は、呼
び出しスイッチ、マイク、スピーカ、および、ビデオカ
メラを備えたインターホン装置(後述)8を接続するた
めのものであり、インターホン装置8との間で入出力す
るインターホン音声入出力信号は切換器9の一つの切換
接続端に加えられ、インターホン装置8から入力したイ
ンターホン動画信号は、切換器10の一方の切換接続端
および表示制御部11に加えられている。
【0017】音声入出力装置12は、マルチメディア通
信時に通話音声情報を入出力するためのものであり、そ
の通話音声入出力信号は、切換器9の1つの切換接続端
に加えられている。
【0018】音声CODEC13は、ISDNのBチャ
ネルを用いてアナログ音声信号を伝送するためのアナロ
グ信号/デジタルデータの信号変換処理を行なうための
ものであり、そのアナログ信号入出力端は、切換器9の
1つの切換接続端に加えられている。
【0019】切換器9は、3つの切換接続端の任意の2
つを、相互接続するものである。すなわち、切換器9に
より、音声入出力装置12と音声CODEC13が相互
接続され、あるいは、音声入出力装置12とインターホ
ン装置8が相互接続され、あるいは、音声CODEC1
3とインターホン装置8が相互接続される。また、音声
制御部14は、切換器9、および、音声入出力装置12
の動作を制御するためのものである。なお、常時は、切
換器9は、音声入出力装置12と音声CODEC13を
相互接続する態様に切換制御されている。
【0020】ビデオカメラ装置15は、マルチメディア
通信時の送信動画情報を形成するためのものであり、そ
の出力送信動画信号は、切換器10の他方の切換接続端
に加えられている。
【0021】切換器10は、一方の切換接続端に加えら
れているインターホン動画信号と、他方の切換接続端に
加えられている送信動画信号のいずれかを、その共通接
続端に切換接続するものである。また、この切換器10
の共通接続端から出力される動画信号は、ビデオCOD
EC16の映像信号入力端に加えられるとともに、表示
制御部17の動画信号入力端に加えられている。ビデオ
カメラ制御部18は、切換器10の動作、および、ビデ
オカメラ装置15の撮影オン/オフ、ズームイン/ズー
ムアウト、および、パンなどの動作を制御するためのも
のである。
【0022】ビデオCODEC16は、映像信号入力端
から入力したNTSC形式の動画信号を対応するデジタ
ルデータの動画データに変換し、その動画データを所定
のCIF形式の動画データに変換し、さらに、TTC標
準JT−H.261の符号化方式で符号化圧縮して動画
情報を形成するとともに、符号化圧縮された状態の動画
情報を元のCIF形式の動画データに変換し、その動画
データを対応するアナログ信号の動画信号に変換し、そ
の動画信号をNTSC形式の動画信号に変換するもので
ある。
【0023】表示制御部11は、動画情報を表示出力す
るためのビデオモニタ装置19に表示する画面の表示内
容を制御するものであり、切換器10から入力する動画
信号の表示画面情報、ビデオCODEC16から加えら
れる動画信号の表示画面情報、および、インターホンイ
ンタフェース回路7から加えられるインターホン動画信
号の表示画面信号を形成し、それらの表示画面情報を、
システム制御部1からの指令により適宜に組み合わせた
態様で、ビデオモニタ装置19の表示画面を構成する。
【0024】ISDNインタフェース回路20は、IS
DNに接続するとともに、ISDNのレイヤ1の信号処
理機能、および、Dチャネルの信号と2つのBチャネル
の信号の統合/分離機能を備えたものであり、Dチャネ
ルの信号はDチャネル伝送制御部21とやりとりし、ま
た、2つのBチャネルの信号は多重化/分離装置22と
やりとりしている。
【0025】Dチャネル伝送制御部21は、Dチャネル
のレイヤ2の信号処理機能、および、1つまたは2つの
Bチャネルを呼接続/解放するための呼制御処理機能を
備えたものである。
【0026】多重化/分離装置22は、Bチャネルを用
いてやりとりする音声、動画、および、それ以外の汎用
データなどの複数のメディアのデータを多重化し、TT
C標準JT−H.221に規定されているフレームデー
タを形成して回線側に送出するとともに、受信したフレ
ームデータに多重化されている複数のメディアのデータ
を分離するものである。この多重化/分離装置22は、
音声データを音声CODEC13との間でやりとりし、
動画データをビデオCODEC16との間でやりとりし
ている。また、汎用データをシステム制御部1との間で
やりとりしている。
【0027】また、呼出音発生部23は、インターホン
装置8の呼び出しスイッチがオン操作されたことをユー
ザに通知するための呼出音を発生するものである。
【0028】これらのシステム制御部1、ROM2、R
AM3、時計回路4、磁気ディスク装置5、操作表示部
6、インターホンインタフェース回路7、表示制御部1
1、音声CODEC13、音声制御部14、ビデオCO
DEC16、ビデオカメラ制御部18、Dチャネル伝送
制御部21、多重化/分離装置22、および、呼出音発
生部23は、内部バス24に接続されており、これらの
各要素関のデータのやりとりは、主として、内部バス2
4を介して行われる。
【0029】図2は、インターホン装置8の構成の一例
を示している。
【0030】同図において、ビデオカメラ装置31は、
戸外等の様子を撮影するものであり、その出力動画信号
は、本体インタフェース回路32に加えられている。マ
イク33は、戸外等の音声情報を入力するものであり、
その出力音声信号は、本体インタフェース回路32に加
えられている。スピーカ34は、戸外等に音声情報を出
力するものであり、このスピーカ34には、本体インタ
フェース回路32から出力される応答音声信号が加えら
れている。呼び出しスイッチ35は、来客等によりオン
操作されるものであり、その操作信号は、本体インタフ
ェース回路32に加えられている。
【0031】本体インタフェース回路32は、ビデオカ
メラ装置31から入力した動画信号、マイク33から入
力した音声信号、呼び出しスイッチ35から入力した操
作信号を、それぞれ本体装置のインターホンインタフェ
ース回路7に出力するとともに、インターホンインタフ
ェース回路7から入力した音声信号を、応答音声信号と
してスピーカ34に出力するものである。
【0032】図3は、操作表示部6の構成の一例を示し
ている。
【0033】同図において、操作表示部6は、液晶表示
器41と、この液晶表示器41の表示画面にそのセンサ
ユニット(図示略)が取り付けられたタッチパネル装置
42からなる。また、タッチペン43は、タッチパネル
装置42を操作して、液晶表示器41の表示画面の任意
の座標を指示するとともに、所定のタッチ操作を行うた
めのものである。
【0034】操作表示部6の液晶表示器41の表示内容
は、そのときのマルチメディア端末装置の動作状態によ
り適宜に変化し、多数の操作キーや適宜なガイダンスメ
ッセージが表示される。
【0035】ユーザは、その表示内容を参照し、タッチ
ペン43を用いて、液晶表示器41の表示内容をタッチ
する。それにより、液晶表示器41の表示画面に取り付
けられている透明なセンサユニットの座標がタッチパネ
ル装置42から出力され、これにより、システム制御部
1は、ユーザがタッチ操作した座標を判定し、その座標
の表示内容に基づいて、ユーザがした操作の内容を判別
し、その操作内容に基づいた動作を行う。
【0036】例えば、ユーザが留守モード時の転送宛先
を操作入力するときには、初期画面から「機能」ボタン
(操作シンボル)をタッチ操作し、機能操作一覧を表示
させる。そして、この一覧表示の内容から、操作する機
能内容(この場合は、転送宛先登録)を指定し、目的の
操作機能を選択する。そして、この場合には、転送宛先
のISDN番号(電話番号)を、表示されたテンキーパ
ッドの数字ボタン(操作シンボル)を操作して入力し、
転送宛先の登録を終了させる。このようにして、操作入
力された転送宛先のISDN番号は、所定の端末パラメ
ータ情報として、磁気ディスク装置5に記憶される。
【0037】なお、この場合、液晶表示器41に表示さ
れる初期画面には、「インターホン応答」等のインター
ホン装置8からの呼び出しがあった場合の応答操作を行
える操作シンボルの表示が含まれる。
【0038】図4は、ISDNに接続されている電話端
末が、ISDNとの間で行う呼制御手順の一例について
示している。なお、ISDNの基本インタフェースに接
続されている端末装置は、基本的には、この呼制御手順
を実行して、呼の接続および解放を制御する。
【0039】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0040】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0041】着端末は、ユーザがハンドセットを取り上
げて着信応答すると応答メッセージCONNをISDN
に送出し、ISDNは応答メッセージCONNを発端末
に送出して着端末が呼を受け付けたことを通知する。
【0042】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送(通
話)のためのBチャネルが確立し、発端末のユーザと着
端末のユーザとの間で、Bチャネルを用いた通話動作が
適宜に実行される。
【0043】そして、通話が終了して発端末のユーザが
先にハンドセットを戻してオンフックすると、発端末が
切断メッセージDISCをISDNに送出してBチャネ
ルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージREL
を発端末に送出してBチャネルの復旧を通知する。一
方、着端末には、ISDNが切断メッセージDISCを
送出してBチャネルの解放を要求し、着端末が解放メッ
セージRELをISDNに送出してBチャネルの復旧を
通知する。
【0044】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間のBチャネルが
解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メッ
セージREL_COMPを着端末に送出して、ISDN
と着端末との間のBチャネルが解放される。それによ
り、発端末と着端末との間に設定されていたBチャネル
が完全に解放される。
【0045】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0046】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図5(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0047】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0048】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0049】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0050】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0051】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、TTC標準JT−H.221機能など、より細かい
内容が含まれる。
【0052】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、メッセージ・ハンドリング・システム、テレライテ
ィング、テレビ会議、あるいは、静止画会議などの端末
機能のうち、いずれの端末機能を備えているのかを表示
する。
【0053】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0054】また、マルチメディア端末装置では、Bチ
ャネルにおいては、TTC標準JT−H.221で規定
されるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0055】図6に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0056】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図7に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0057】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。すなわち、サブチ
ャネルSCH8は、第17オクテット〜第80オクテッ
トの第8ビットに割り当てられており、この部分は、応
用チャネルAC(Application Chann
el)と呼ばれることもある。また、サブチャネルSC
H8の第17〜第24オクテットには、データを暗号化
するためのキー情報などをやりとりするための暗号チャ
ネルのデータがセットされることがある(オプショ
ン)。
【0058】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM0〜FLM15に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図8に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0059】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15には、「00110111」なる8ビットの
データパターンからなる水平同期信号が配置され、奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FLM11の第1オ
クテットには、「001011」なる6ビットのデータ
パターンからなる垂直同期信号が配置されている。
【0060】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0061】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。このように、マルチフレーム番号の
ために使用されるデータが4ビットなので、マルチフレ
ーム番号は0〜15までの値で降順に変化し、16マル
チフレーム毎に同じマルチフレーム番号があらわれる。
【0062】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されているBチャネルのう
ち、そのフレームを運んでいるBチャネルの接続された
順番をあらわすコネクション番号を表示するために用い
られる。また、第15フレームの第1オクテットのビッ
トRは、将来の勧告のために確保(予約)されており、
その値には0がセットされる。
【0063】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0064】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0065】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0066】また、ビットレート割当信号BASは、図
9に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0067】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図10に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0068】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0069】図11は、マルチメディア端末装置などの
オーディオビジュアル端末がBチャネルを用いてデータ
伝送するときに実行する伝送制御手順として適用するT
TC標準JT−H.242の一般的な手順例を示してい
る。なお、この場合、2つのBチャネルを用いて、端末
間で音声データ、汎用データ、および、動画データをや
りとりするときの伝送手順の一例を示している。
【0070】まず、発呼端末が宛先端末を発呼してDチ
ャネル上で呼設定手順を行い、1つのBチャネル(以
下、第1チャネルという)を確保し(フェーズA)、そ
の設定した第1チャネル上でPCM音声データ(A則ま
たはμ則、64Kbps)をセットしたフレームデータ
をやりとりしながらフレーム同期を行ない(フレームモ
ード)、フレーム同期が確立すると、相互に能力BAS
データおよびコマンドBASデータをやりとりし(フェ
ーズB1−1)、そのときに使用する伝送モードを決定
して、2つ目のBチャネルを確保するための付加呼設定
要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0071】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から、原則として、互いに共通で最も機能の
高いモードを選択し(フェーズB1−3)、発呼端末か
らその選択した動作モードで着呼端末に機能を動作させ
るよう端末機能を指定するBASコマンドを送信して、
発呼端末と着呼端末の装置機能に共通するパラメータを
設定する(フェーズB2)。これにより、第1チャネル
では、そのときに選択した伝送モードに対応した、例え
ば、音声データ(16Kbps)のデータ伝送、およ
び、動画像データ(46.4Kbps)のデータ伝送が
行われる(フェーズC)。
【0072】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目のBチャネル(以下、第2チャ
ネルという)についてDチャネル上で呼設定手順を行い
(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第2チ
ャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビット割
当信号BASのみを含むフレームデータをやりとりして
フレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し(フェ
ーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第2チャ
ネル間の同期を確立する(フェーズCB1−12)。
【0073】2つのBチャネルの同期が完了すると、発
呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを設
定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝送
モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメー
タを設定する(フェーズCB3)。
【0074】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つのBチャネル
を用いて、例えば、音声データ、汎用データ、および、
動画データが、それぞれ58Kbps、6.4Kbps
および62.4Kbpsの伝送速度が割り当てられてデ
ータ伝送される(図12参照)。ここで、汎用データの
チャネルは、音声データ以外のC&Iモード(会議制御
機能)のデータ、例えば、C&I機能、テレライティン
グ通信機能、および、バルク転送機能(グループ4ファ
クシミリデータなど)のデータをやりとりするために用
いられる。
【0075】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、Dチャネルの呼切断解放手順により第2チャ
ネルの呼を解放できる状態になっている。
【0076】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、Dチャネルの呼切断解放手
順により第1チャネルの呼を解放できる状態になってい
る。
【0077】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、Dチャネル上で呼切断解放手順が実行さ
れて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジュ
アル伝送が終了する。
【0078】このように、テレビ会議通信端末装置など
のオーディオビジュアル端末では、最初に1つのBチャ
ネル(第1チャネル)を確保してフレームモードを確立
した後に、この第1チャネルで音声データと動画データ
の伝送速度の割り当てを行なって過渡的なモードでデー
タ伝送を行ないつつ、同時に互いに2つ目のBチャネル
(第2チャネル)の設定が可能ならば、Dチャネルの呼
設定手順により第2チャネルを確保する。そして、過渡
的なモードで伝送している第1チャネルと、新たに確保
した第2チャネルをチャネル同期させ、そのチャネル同
期が確立した時点で、音声データと動画データの伝送速
度の割り当てを再設定し、増大したBチャネルの伝送容
量を活用するために、音声データおよび動画データの符
号化則(符号化方式)を変更して、より高品質な音声デ
ータおよび動画データのやりとりを行なうようにしてい
る。
【0079】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、Dチャネルの呼切断解放手
順により呼を切断/解放する。また、第1チャネルは、
音声データと動画データの2種類のメディア伝送から、
音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変更し
た後、Dチャネルの呼切断解放手順により、呼を切断/
解放する。なお、第1チャネルは、音声データと動画デ
ータの2種類のメディア伝送へモードを切り換えずに、
モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/解放す
ることもできる。また、呼切断解放手順で得た課金情報
などは、チャネル毎に管理する。
【0080】以上の構成で、システム制御部1は、イン
ターホン装置8からの呼び出しに関する処理として、図
13および図14に示した処理を実行する。
【0081】まず、呼び出しスイッチ35が操作され
て、操作信号が出力されることを監視しており(判断1
01のNOループ)、インターホン装置8の呼び出しス
イッチ35が来客によりオン操作されて、呼び出しスイ
ッチ35がオン動作し、操作信号が出力されて、判断1
01の結果がYESになると、呼出音発生器23から呼
出音を発生する(処理102)。
【0082】そして、そのときに留守モードがセットさ
れているかどうかを調べる(判断103)。判断103
の結果がYESになるときには、登録されている転送宛
先を発呼し(処理104)、所定の呼設定手順を実行し
て(処理106)、最初のBチャネル(第1チャネル)
を確立し(処理107)、第1チャネル上で信号同期し
(処理108)、その信号同期が確立すると、付加呼設
定手順を実行して(処理109)、2つ目のBチャネル
(第2チャネル)を確立し(処理109)、第1チャネ
ルおよび第2チャネル上で信号同期し(処理110)、
その信号同期が確立すると、切換器9によって音声CO
DEC13とインターホン装置8を相互接続するととも
に、切換器10によってインターホン動画信号を選択し
て(処理111)、インターホン装置8で得た動画情報
および音声情報を相手端末に送信するとともに、相手端
末から受信した音声信号をインターホン装置8に出力す
る。
【0083】これにより、相手端末のユーザは、インタ
ーホン装置8を操作した来客との間で、映像を見ながら
通話することができる。システム制御部1は、その通話
が終了するまで待つ(判断112のNOループ)。な
お、通話終了は、相手端末のユーザ操作により行われ
る。
【0084】相手端末のユーザが通話終了を操作した場
合で、判断112の結果がYESになると、システム制
御部1は、2チャネル分のBチャネルを終了する終了手
順を実行するとともに(処理113)、2チャネル分の
呼切断解放手順を実行して(処理114)、留守モード
セット時のインターホン装置8の情報の転送処理を終了
する。
【0085】また、留守モードがセットされていない場
合で、判断103の結果がNOになるときには、ユーザ
がインターホン応答を操作するかどうかを調べる(判断
115)。判断115の結果がNOになるときには、判
断101に戻り、インターホン装置8の呼び出しスイッ
チ35がオン操作されることを監視する。
【0086】また、ユーザがインターホン応答操作した
場合で、判断115の結果がYESになるときには、そ
の時点で、マルチメディア通信が行われているかどうか
を調べる(判断116)。
【0087】判断116の結果がYESになるときに
は、ビデオモニタ装置19の表示画面の所定領域(例え
ば、右下位置の1/4の領域)に子画面を作成する表示
モードを表示制御部11に設定するとともに(処理11
7)、その設定した子画面にインターホン動画信号の表
示画面を表示するように表示制御部11に指令する(処
理118)。
【0088】これにより、ビデオモニタ装置19に形成
された子画面に、インターホン装置8で撮影された画面
が表示される。
【0089】次いで、システム制御部1は、相手端末に
音声情報を送信しないことを指定するオーディオオフモ
ードをセットして相手端末に対する音声情報の送信を一
時的に停止し(処理119)、切換器9により音声入出
力装置12とインターホン装置8を相互接続し(処理1
20)、音声入出力装置12を用いて、インターホン装
置8のマイク33およびスピーカ34と通話できる状態
に設定する。
【0090】これにより、ユーザは、インターホン装置
8を介し、来客との間で会話することができる。また、
この状態では、操作表示部6にインターホン通話終了を
指令操作するための操作シンボルが表示される。
【0091】この状態で、システム制御部1は、ユーザ
がインターホン通話終了を指令操作するまで待機する
(判断121のNOループ)。ユーザが来客との会話を
終了して、インターホン通話終了が指令操作された場合
で、判断121の結果がYESになると、システム制御
部1は、ビデオモニタ装置19の表示画面に表示してい
た子画面を消去して表示画面を主画面のみにする表示モ
ードを表示制御部11に設定するとともに(処理12
2)、切換器9により音声入出力装置12と音声COD
EC13を相互接続し(処理123)、相手端末に音声
情報を送信することを指定するオーディオオンモードを
セットして相手端末に対する音声情報の送信を再開させ
(処理124)、実行していた通話動作を継続実行す
る。
【0092】また、ユーザが応答操作した場合で、か
つ、そのときにマルチメディア通信中でない場合で、判
断116の結果がNOになるときには、切換器10によ
りインターホン動画信号を選択させるとともに表示制御
部11にビデオモニタ装置19の主画面の表示を行わせ
(処理125)、切換器9により音声入出力装置12と
インターホン装置8を相互接続させると共に音声入出力
装置12をオン動作し(処理126)、ユーザがインタ
ーホン装置8を介して、来客と会話できるようにする。
【0093】その状態で、また、この状態では、操作表
示部6にインターホン通話終了を指令操作するための操
作シンボルが表示される。
【0094】この状態で、システム制御部1は、ユーザ
がインターホン通話終了を指令操作するまで待機する
(判断127のNOループ)。ユーザが来客との会話を
終了して、インターホン通話終了が指令操作された場合
で、判断127の結果がYESになると、システム制御
部1は、表示制御部11に対して表示終了を指令すると
ともに、音声入出力装置12をオフし(処理128)、
インターホン装置8の映像および音声をオフする。
【0095】このようにして、本実施例では、インター
ホン装置8の呼び出しスイッチ35がオン操作されたと
き、本体装置に留守モードが設定されているときには、
あらかじめ設定されている転送宛先を発呼し、その転送
宛先端末のユーザと、インターホン装置8の呼び出しス
イッチ35をオン操作した人物との間で、適宜に会話す
ることができるので、不在宅に来客があった場合の対処
が適切に行える。
【0096】また、インターホン装置8の呼び出しスイ
ッチ35がオン操作されたとき、ユーザがマルチメディ
ア通信中であれば、表示画面に子画面が形成されて、そ
の子画面にインターホン装置8の映像が表示されるとと
もに、インターホン装置8との間で音声を入出力するこ
とができるので、ユーザと客との間で会話することがで
き、マルチメディア通信中でも来客に対する応対ができ
るので、非常に便利である。
【0097】また、インターホン装置8の呼び出しスイ
ッチ35がオン操作されたとき、留守モードが設定され
ておらず、かつ、マルチメディア通信中でない場合、本
体装置のビデオモニタ装置19を用いてインターホン装
置8の映像を表示するとともに、本体装置の音声入出力
装置12を用いてインターホン装置8との間で音声の入
出力を行うので、インターホン装置8のためにビデオモ
ニタ装置や音声入出力装置を宅内に備える必要がなく、
装置コストを削減できるとともに、必要なスペースを縮
小することができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチメディア端末装置が備えているビデオモニタ装置
を、インターホン装置のビデオ表示手段に兼用できるの
で、マルチメディア端末装置とインターホン装置を共に
設置するときの装置の設置場所に必要な空間を縮小する
ことができるという効果を得る。
【0099】また、不在時にインターホン装置の呼び出
しスイッチが操作された場合、あらかじめ設定されてい
る転送宛先にインターホン装置で撮影した映像と、音声
情報が送られ、その転送宛先で不在宅の来客の様子を知
ることができるので、防犯上の効果が大きいという効果
も得る。
【0100】また、マルチメディア端末装置を用いて、
いずれかの端末との間でマルチメディア通信を行ってい
るさいちゅうに、インターホン装置の呼び出しスイッチ
が操作された場合、ビデオモニタ装置に子画面が形成さ
れ、その子画面にインターホン装置で撮影した映像が表
示されるので、マルチメディア通信中でも来客等があっ
たこと、および、来客の様子を確認することができ、そ
れにより、マルチメディア通信中の来客等への応対が円
滑に行えるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるマルチメディア端末
装置の構成を示したブロック図。
【図2】インターホン装置の構成の一例を示したブロッ
ク図。
【図3】操作表示部の一例を示した概略斜視図。
【図4】ISDNを伝送路として用いる電話端末の呼制
御の一例を示すタイムチャート。
【図5】呼制御用の信号の信号形式の一例を示す概略
図。
【図6】マルチフレームのフレーム構成の一例を示す概
略図。
【図7】1つのフレームの信号構成の一例を示す概略
図。
【図8】フレーム調整信号の一例を示す概略図。
【図9】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図10】信号の送出順序を説明するための概略図。
【図11】TTC勧告JT−H.242の一般的な手順
例を示したタイムチャート。
【図12】2つのBチャネルを用いたデータ伝送におけ
る音声データ、汎用データ、および、動画データに対す
る伝送容量の割り当ての一例を示した概略図。
【図13】インターホン装置の呼び出しスイッチがオン
操作されたときのシステム制御部の処理の概略の一部を
示したフローチャート。
【図14】インターホン装置の呼び出しスイッチがオン
操作されたときのシステム制御部の処理の概略の残りの
部分を示したフローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 ROM(リード・オンリ・メモリ) 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 6 操作表示部 7 インターホンインターフェース回路 8 インターホン装置 9,10 切換器 11 表示制御部 12 音声入出力装置 13 音声CODEC 19 ビデオモニタ装置 31 ビデオカメラ装置 32 本体インターフェース回路 33 マイク 34 スピーカ 36 呼び出しスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも動画情報および音声情報をや
    りとりするためのマルチメディア通信機能手段と、受信
    した動画情報を表示出力するためのビデオ表示手段と、
    音声情報を入出力するための第1の音声入出力手段を備
    えたマルチメディア端末装置において、 少なくとも呼び出しスイッチ、ビデオカメラ、および、
    第2の音声入出力手段を有するインターホン装置と、 上記インターホン装置の呼び出しスイッチがオン操作さ
    れると、上記ビデオカメラから出力される動画情報を上
    記ビデオ表示手段に表示するとともに、上記第1の音声
    入出力手段を上記第2の音声入出力手段に接続する制御
    手段を備えたことを特徴とするマルチメディア端末装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも動画情報および音声情報をや
    りとりするためのマルチメディア通信機能手段と、受信
    した動画情報を表示出力するためのビデオ表示手段と、
    音声情報を入出力するための第1の音声入出力手段を備
    えたマルチメディア端末装置において、 少なくとも呼び出しスイッチ、ビデオカメラ、および、
    第2の音声入出力手段を有するインターホン装置と、 上記インターホン装置の呼び出しスイッチがオン操作さ
    れると、あらかじめ記憶されている転送宛先を発呼し、
    その転送宛先に対し、上記ビデオカメラから出力される
    動画情報を送信するとともに、上記第2の音声入出力手
    段を用いた音声情報のやりとりを行う制御手段を備えた
    ことを特徴とするマルチメディア端末装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも動画情報および音声情報をや
    りとりするためのマルチメディア通信機能手段と、受信
    した動画情報を表示出力するためのビデオ表示手段と、
    音声情報を入出力するための第1の音声入出力手段を備
    えたマルチメディア端末装置において、 少なくとも呼び出しスイッチ、ビデオカメラ、および、
    第2の音声入出力手段を有するインターホン装置と、 いずれかの相手端末との間でマルチメディア通信を行っ
    ているときに、上記インターホン装置の呼び出しスイッ
    チがオン操作されると、そのときに上記ビデオ表示手段
    の表示画面の所定位置に所定の子画面を形成し、その子
    画面に、上記ビデオカメラから出力される動画情報を表
    示するとともに、上記第1の音声入出力手段を上記第2
    の音声入出力手段に接続する制御手段を備えたことを特
    徴とするマルチメディア端末装置。
JP23604094A 1994-09-06 1994-09-06 マルチメディア端末装置 Pending JPH0879407A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23604094A JPH0879407A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 マルチメディア端末装置

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ID=16994876

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JP (1) JPH0879407A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000308044A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 通信ネットワークを使用したテレビインターホンシステム、および映像監視システム
JP2019087845A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 室内親機、ドアホンシステム、および、通信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000308044A (ja) * 1999-04-23 2000-11-02 Matsushita Electric Works Ltd 通信ネットワークを使用したテレビインターホンシステム、および映像監視システム
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