JPH09277914A - 車両の洗浄装置 - Google Patents

車両の洗浄装置

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JPH09277914A
JPH09277914A JP11981096A JP11981096A JPH09277914A JP H09277914 A JPH09277914 A JP H09277914A JP 11981096 A JP11981096 A JP 11981096A JP 11981096 A JP11981096 A JP 11981096A JP H09277914 A JPH09277914 A JP H09277914A
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JP
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vehicle
arms
auxiliary
arm
cleaning
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JP11981096A
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English (en)
Inventor
Takuji Takatani
卓兒 高谷
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Nabco Ltd
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Nabco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、噴射ノズルを用いても車両の運行
に支障がないように容易に収納可能であり、簡単な制御
で均一な洗浄力を得ることにある。 【解決手段】 本発明は、車両1Aが進入する進入路2
の両側部に配置され、車両1Aの進入方向Aと直交する
水平方向に延びる一対の水平軸14と、各水平軸14に
連結され車両1Aの外面1b,1cに沿うように進入方
向Aと直交する垂直方向Cおよび水平方向Bとに連続し
て延びる一対のアーム15と、車両1Aの側面1b,1
cに対向して各アーム15に配置された複数の噴射ノズ
ル21と、各水平軸14を中心としてアーム15を揺動
回転させる回転手段17と、車両1Aの進入路Aの両側
部に配置され、アーム15を車両1Aの進入方向Aと平
行に移動させる移動手段18とを備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新幹線や特急車両
の先頭車両(進入方向に向かって最前列の車両および最
後尾の車両)のように、側面が流線型のような形状をし
た車両を洗浄するための洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、新幹線や特急車両の先頭部分以
外は、その断面形状がぼほ均一な形状となっているた
め、洗浄の際には回転駆動される洗浄ブラシを備えたト
ンネルを通すことにより行なわれているが、車両の先頭
部は、断面形状が前後方向で大きく変わるため、洗浄ブ
ラシが全ての面に対して届かず、作業者が長柄付ブラシ
や高圧水の噴射ガンを用いて手作業で行なっているのが
現状である。従って、車両の先頭を洗浄するには、多大
な労力を必要とし、また、危険が伴い、作業者が濡れる
といった問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
め、例えば、ロボットのマニュピレータに回転する洗浄
ブラシを装着して車両の外形形状に沿って洗浄ブラシを
倣わせるようにしたものがあるが、この方法では、ブラ
シを車両に押しつけて行なう必要があり、押しつける力
が不均一であると洗浄面がむらになるため、押しつけ力
を精度良くする必要があり、複雑な制御となる。
【0004】また、ロボットのアーム端等に噴射ノズル
を取付け、洗浄液あるいは洗剤を噴射ノズルから車両に
吹きつけて洗浄を行うものがあるが、車両の先頭の前面
を洗浄するための装置であるので、装置を車両の走行部
に設置しなければならず、作業終了後に洗浄装置を車両
が運行する空間の外へ格納することが困難であるといっ
た問題がある。更に、噴射ノズルからの反力により噴射
ノズルを取り付けているアーム等が変位および振動して
均一な洗浄力が得られなくなるといった問題もある。
【0005】本発明の車両の洗浄装置は、このような問
題を解決するためになされたもので、噴射ノズルを用い
ても車両の運行に支障がないように容易に収納可能であ
り、簡単な制御で均一な洗浄力を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の車両の洗浄装置では、請求項1において
は、車両が進入する進入路の両側部に配置され、この車
両の進入方向と直交する水平方向に延びる一対の水平軸
と、前記各水平軸に連結され、前記車両の外面に沿うよ
うに前記進入方向と直交する垂直方向および水平方向と
に連続して延びる一対のアームと、前記車両の外面に対
向するように前記各アームに配置された複数の噴射ノズ
ルと、前記各水平軸を中心として前記各アームを揺動回
転させる回転手段と、前記車両の進入路の両側部に配置
され、前記一対のアームを前記車両の進入方向と平行に
移動させる移動手段とを備えてなるものである。これに
より、車両の洗浄時に、回転手段と移動手段とにより、
各アームを車両の進入方向に揺動回転させつつ、進入方
向に移動させることで、逐次、各アームを車両の外面形
状に沿うように移動させることができる。この結果、複
雑な制御を必要とすることなく、複数の噴射ノズルを車
両の外面に対向させてその噴射により車両の外面全体を
カバーするように洗浄することが可能となるとともに、
回転手段によるアームの揺動回転と移動手段によるアー
ムの移動を適宜制御することにより、車両の外面形状の
異なる車両同志であってもその先頭部を洗浄することが
可能となる。
【0007】請求項2においては、請求項1のものに、
前記各アームは、相互に連結部を介して脱着自在にされ
ているものである。これにより、各アームの相互を連結
部で連結することで、複数の噴射ノズルによる噴射時の
反力が作用しても、各アームの変位および振動がなく、
安定した洗浄力を得ることができる。
【0008】請求項3においては、請求項1、又は請求
項2のものに、前記各アームは、前記車両の進入方向に
直交する垂直方向に延びる各垂直軸を有し、この各垂直
軸の回転により前記車両の進入路の両側部にそれぞれ格
納自在にされているものである。これにより、車両の洗
浄以外の時には、各垂直軸を回転することにより各アー
ムを車両の進入路の両側部に格納できるので、車両の運
行に支障をきたすことがなくなるとともに、容易な作業
で各アームによる車両の側面を洗浄する状態にセットす
ることができる。
【0009】請求項4においては、請求項1のものに、
前記回転手段は、前記水平軸を回転させることにより前
記各アームを揺動回転させる回転用駆動モータで構成さ
れ、前記移動手段は、前記車両の進行方向に移動可能で
あり前記水平軸が取り付けられる台車を駆動する走行用
駆動モータで構成されているものである。これにより、
各駆動モータを駆動することで、自動的に各アームを揺
動回転、進入方向に移動させて車両の側面を洗浄するこ
とができる。
【0010】請求項5においては、請求項4のものに、
前記各駆動モータは、制御手段に接続されており、前記
制御手段は、前記各アームを前記車両の外面形状に沿っ
て移動させるようなプログラムが予め設定されており、
このプログラムに基づいて前記各駆動モータの駆動制御
を行なうものである。これにより、車両の外面形状が異
なる車両毎にプログラムを制御手段に予め設定して、こ
の各プログラムに基づいて各駆動モータを駆動すること
により、各アームを自動的に各々の車両の外面形状に沿
うように移動して、車両の洗浄を行なうことができる。
【0011】請求項6においては、請求項1乃至請求項
3それぞれのものに、前記各アームには、前記車体の外
面への前記各アームの当接を阻害するガイドローラが設
けられているものである。これにより、車両の外面の洗
浄時に、ガイドローラが車両の外面に当接して移動され
る各アームが直接に車両に当接することを防止できる。
【0012】請求項7においては、請求項1のものに、
前記各アームの下側には、前記車両が進入する進入路の
両側部に配置され、この車両の進入方向と直交する垂直
方向に延びる一対の補助垂直軸と、前記各補助垂直軸に
回転可能かつ昇降可能に取り付けられ、前記車両の前方
側で前記車両の進入方向と直交する水平方向に延びる一
対の補助アームと、前記車両の前面下部に対向するよう
に前記各補助アームに配置された複数の噴射ノズルと、
前記各補助垂直軸に対して前記各補助アームを昇降させ
る昇降手段と、前記各補助アームを前記車両の進入方向
と平行に移動させる補助移動手段とが設けられ、前記各
補助アームは、相互に補助連結部を介して脱着自在にさ
れていると共に、前記補助垂直軸を中心とした回転によ
り前記車両の進入方向の両側部にそれぞれ格納自在とし
たものである。これにより、車両の上側にある外面を各
アームの移動で洗浄できるとともに、車両の下側にある
前面下部を、昇降手段と補助移動手段とにより、各補助
アームを車両の進入方向と直交する垂直方向に移動させ
つつ、進入方向に移動させることで、逐次、各補助アー
ムを車両の複雑な前面下部形状に沿うように移動させる
ことができる。この結果、複雑な制御を必要とすること
なく、複数の噴射ノズルを車両の前面下部に対向させて
その噴射により、より複雑化された車両の前面下部をカ
バーするように洗浄することが可能となる。また、各補
助アームの相互を連結部で連結することで、複数の噴射
ノズルによる噴射時の反力が作用しても、各補助アーム
の変位および振動がなく、安定した洗浄力を得ることが
でき、且つ車両の洗浄以外の時には、各補助垂直軸を中
心に回転することにより各補助アームを車両の前方側か
ら車両の進入路の両側部に格納できるので、車両の運行
に支障をきたすことがなくなるとともに、容易な作業で
各補助アームによる車両の前面下部を洗浄する状態にセ
ットすることができる。
【0013】請求項8においては、請求項1、又は請求
項7のものに、 前記各噴射ノズルは、前記各アーム、
又は前記各補助アームに対して首振り自在にされている
と共に、前記車両の外面、又は前面下部に対する距離に
応じてその首振り角度と、噴射口径を可変させるもので
ある。これにより、各アーム、又は各補助アームの移動
より車両の外面、又は前面下部との距離が変動するに応
じて、各噴射ノズルの噴射領域と噴射力を可変させて、
洗浄力を均一なものとして車両の外面、又は前面下部を
洗浄することが可能となる。
【0014】請求項9においては、請求項7のものに、
前記昇降手段は、前記各補助アームを昇降させる昇降用
駆動モータで構成され、前記補助移動手段は、前記車両
の進行方向に移動可能であり前記補助垂直軸が取り付け
られる台車を駆動する走行用駆動モータで構成されてい
るものである。これにより、各駆動モータを駆動するこ
とで、自動的に各補助アームを進入方向と直交する垂直
方向、進入方向に移動させて車両の前面下部を洗浄する
ことができる。
【0015】請求項10においては、請求項9のもの
に、前記各駆動モータは、前記制御手段に接続さてお
り、前記制御手段は、前記各補助アームを前記車両の前
面下部形状に沿って移動させるようなプログラムが予め
設定されており、このプログラムに基づいて前記各駆動
モータの駆動制御を行なうものである。これにより、車
両の前面下部形状が異なる車両毎にプログラムを制御手
段に予め設定して、この各プログラムに基づいて各駆動
モータを駆動することにより、各補助アームを自動的に
各々の車両の前面下部形状に沿うように移動して、車両
の洗浄を行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明における車両の洗浄
装置について、図面を参照して説明する。
【0017】実施形態1 本発明の実施形態1における車両の洗浄装置Xについ
て、図1を参照して説明する。図1において、1は複数
の車両が連結された新幹線、1Aは新幹線の先頭車両で
あって、先頭に向かって、例えば流線型の形状にされた
横外面1b,上外面1cを有して、進入路2に敷設され
たレール3上を走行するようになっている。この進入路
2の両側部には作業用プラットホーム4(図1では右側
のみを示す。)が設けられている。
【0018】本発明の実施形態1における洗浄装置X
は、新幹線1の先頭車両1Aの各外面1b,1cの洗浄
用の側面洗浄装置10と、先頭車両1Aの前面下部(レ
ール3側)から前方側に傾斜しつつ突出するスカート部
1aの洗浄用のスカート洗浄装置30とを有しており、
各洗浄装置10,30は左右一対で一つの洗浄装置Xを
構成している。尚、各洗浄装置10,30の左右の構成
は同一であるため、図1では右側のみを図示している。
【0019】先ず、先頭車両1Aの各外面1b,1cを
洗浄するための側面洗浄装置10について説明すると、
側面洗浄装置10は、一対のアーム15と、この各アー
ム15を先頭車両1Aの進入方向Aに揺動回転させる回
転手段17と、この回転手段17をアーム15とともに
先頭車両1Aの進入方向Aと平行に移動させる移動手段
18とを主要部として構成されている。移動手段18
は、作業用プラットホーム4上に敷設され先頭車両1A
の進入方向Aと平行を保ちつつ延びる作業用レール11
を有しており、この作業用レール11上に洗浄装置10
の台車12が作業用レール11に沿って移動自在に載置
されている。台車12には走行ハンドル13が設けられ
ており、この走行ハンドル13を回転させることで図示
しない進入方向Aに延びる送りネジを介して台車12
が、先頭車両1Aの進入方向Aと平行に直線移動される
ようになっている。また、台車12には先頭車両1Aの
進入方向Aと直交する水平方向Bに延びるにアーム保持
用軸14(水平軸)が回転自在に軸支されており、この
アーム保持用軸14の先頭車両1A側の端部には各アー
ム15が取り付けられている。
【0020】各アーム15は、先頭車両1Aとの間に所
定の間隔を有して各外面1b,1cに沿うように、先頭
車両1Aの進入方向Aと直交する垂直方向Cおよび水平
方向Bとに連続して延びる略L字形状を呈しており、台
車12に回転自在にされたアーム保持用軸14を回転手
段17で回転させることでアーム保持用軸14を中心に
先頭車両1Aの進入方向Aに揺動回転されるようになっ
ている。この回転手段17は、回転ハンドル16と、こ
の回転ハンドル16の回転をアーム保持用軸14に伝達
する歯車機構19とで構成されている。更に、アーム1
5は、先頭車両1Aの進入方向と直交する垂直方向Cに
延びる格納用垂直軸20を有し、この垂直軸20を中心
に回転させることで、先頭車両1Aの進入路2の両側部
の作業用プラットホーム4上に格納自在にされている。
【0021】各アーム15の先頭車両1Aの各外面1
b,1cと対向する部分には、図示しない高圧ポンプに
接続される複数の噴射ノズル21が相互に所定間隔を隔
てて配置されており、各噴射ノズル21から洗浄水ある
いは洗剤が噴射されるようになっている。また、各噴射
ノズル21は洗浄面積を大きくするためアーム15に対
して首振り運動し、その首振り運動の噴射角度と噴射口
径が先頭車両1Aとの距離に応じて可変されるようにな
っている。すなわち、先頭車両1Aの各外面1b,1c
に近接すると噴射角度を大きく、噴射口径が小さくさ
れ、先頭車両1Aの各外面1b,1cに遠いところでそ
の逆にされるノズルを用いている。尚、各噴射ノズル2
1の首振り運動は、横方向のみでもよいし、円運動する
ようなものであってもよい。
【0022】アーム15の先端には、対となる左側のア
ーム15先端に対して脱着自在とする連結部22が取り
付けられている。この連結部22により各アーム15同
志を連結することで、各噴射ノズル21の洗浄水等の噴
射時、その反力を受けることができ、この反力による各
アーム15の変位および振動を防止することができる。
また、連結部22の先頭車両1Aの上外面1cと対向す
る部分には、ガイドローラ23が設けられており、アー
ム15が先頭車両1Aの進入方向Aに揺動回転する際
に、先頭車両1Aに当接しないようにしている。
【0023】次に、先頭車両1Aのスカート部1aを洗
浄するためのスカート洗浄装置30について説明する
と、スカート洗浄装置30は前面洗浄装置10とほぼ同
様な構成を有しており、一対の補助アーム35と、この
各補助アーム35を各々に先頭車両1Aの進入方向Aと
直交する垂直方向Cに移動させる昇降手段38と、この
昇降手段38とともに各補助アーム35を各々に先頭車
両1Aの進入方向Aと平行に移動させる補助移動手段3
9とを主要部として構成されている。補助移動手段39
は、先頭車両1Aの進入路2の両側部で作業用プラット
ホーム4の下側に形成された設置空所2aに敷設され、
先頭車両1Aの進入方向Aと平行を保ちつつ延びる作業
用レール31を有しており、この作業用レール31上に
台車32が作業用レール31に沿って移動自在に載置さ
れている。台車32には走行ハンドル33が設けられて
おり、この走行ハンドル33を回転させることで図示し
ない進入方向Aに延びる送りネジを介して台車32が、
先頭車両1Aの進入方向Aと平行に直線移動されるよう
になっている。また、台車32には、先頭車両1Aの進
入方向Aと直交する垂直方向Cに延びるに昇降手段38
の垂直ねじ軸34が回転自在に軸支されており、この垂
直ねじ軸34に補助アーム35が保持板34Aを介して
螺着されている。
【0024】各補助アーム35は、先頭車両1Aの前面
下部のスカート部1aの前方で進入方向Aと直交する水
平方向Bに延びる軸状を呈しており、台車32に回転自
在にされた垂直ねじ軸34を回転させることで、先頭車
両1Aの進入方向Aと直交する垂直方向Cに移動可能に
されている。この昇降手段38は、昇降ハンドル36A
と、この昇降ハンドル36Aの回転を垂直ねじ軸34に
伝達する歯車機構36Bとで構成されている。更に、各
補助アーム35は、保持板34Aに設けられた軸受37
で回転自在にされており、この軸受37を中心に回転さ
せることで、先頭車両1Aの進入路2の両側部の設置空
所2a内に格納自在にされている。
【0025】また、各補助アーム35には、上記高圧ポ
ンプに接続され、側面洗浄装置10と同様の構成とされ
た複数の噴射ノズル21が相互に所定間隔を隔てて配置
されており、各噴射ノズル21から洗浄水あるいは洗剤
が噴射されるようになっている。また、補助アーム35
の先端には、左側の補助アーム35先端に対して脱着自
在とする補助連結部22Aが取り付けられている。
【0026】本発明の実施形態1における車両の洗浄装
置Xは、以上のように構成されるが、次に、この洗浄装
置Xによる新幹線1の先頭車両1Aの洗浄手順を説明す
る。尚、説明の便宜上、側面洗浄装置10による洗浄手
順と、スカート洗浄装置30による洗浄手順に分けて説
明する。
【0027】先ず、側面洗浄装置10により先頭車両1
Aの外面1b,1cを洗浄する場合には、新幹線1の先
頭車両1Aを作業用プラットホーム4まで進入させて停
止した後に、清掃者(作業者)が走行ハンドル13と、
回転ハンドル16を回転させることにより、各アーム1
5を新幹線1の先頭車両1Aの前方側に位置するように
揺動回転しつつ、進入方向Aに移動させて倒した状態に
セットして、連結部22により各アーム15を相互に装
着して連結状態にする。
【0028】次いで、各噴射ノズル21から洗浄水また
は洗剤を噴射させる。このとき、各噴射ノズル21から
の噴射は、全ての噴射ノズル21から同時に行なっても
よいが、同時に噴射を行なうと大量の洗浄水(洗剤)が
同時に必要となるため、上記高圧ポンプあるいは洗浄水
(洗剤)を蓄えておく図示しないタンクが大型化するた
め、各噴射ノズル21を順々に噴射させていくようにす
ることが望ましい。
【0029】そして、各噴射ノズル21から順々に洗浄
水(洗剤)が噴射されると、洗浄者(作業者)が走行ハ
ンドル13を回転させることにより、台車12を先頭車
体1Aに沿うようにその進入方向Aと平行に移動させる
とともに、回転ハンドル16を回転させて、各アーム1
5をアーム保持用軸14を中心にしてレール3側から先
頭車両1Aの上外面1c側に向かうように揺動回転させ
る。これにより、各アーム15が先頭車両1Aの外面1
b,1cの形状に沿って移動されていき、各噴射ノズル
21から噴射される洗浄水(洗剤)により先頭車両1A
の側面1b,1cの汚れが洗い流される。また、各噴射
ノズル21は洗浄の際、その首振り角度と、噴射口径と
が先頭車両1Aの各外面1b,1cとの距離に応じて可
変されつつ洗浄水(洗剤)を噴射するため、1つの噴射
ノズル21当たりの洗浄面積を大きし、且つ洗浄力を均
一にされていると共に、洗浄時の各噴射ノズル21から
の反力が連結部22によって受けられ、且つガイドロー
ラ23で案内されるので、各アーム15が先頭車両1A
に対して変位および振動することと、先頭車両1Aに接
触することはない。
【0030】この後、各アーム15が、例えば先頭車両
1Aの上外面1cの最高点まで移動されて洗浄が終了す
ると、清掃者による走行ハンドル13,回転ハンドル1
6の回転を停止すると共に、各噴射ノズル21からの洗
浄水(洗剤)の噴射を停止した後、清掃者が格納用の垂
直軸20を回転させると、連結部22による各アーム1
5の連結状態が解除され、各アーム15は垂直軸20を
中心に回転されて、先頭車両1Aとぼほ平行となって作
業用プラットホーム4上に格納される。
【0031】次に、スカート洗浄装置30により先頭車
両1Aのスカート部1aを洗浄する場合には、新幹線1
の先頭車両1Aを作業用プラットホーム4まで進入させ
て停止した後に、補助連結部22Aにより各補助アーム
35を相互に装着して連結状態にする。
【0032】次いで、各噴射ノズル21から洗浄水また
は洗剤を噴射させる。このとき、各噴射ノズル21から
の噴射は、側面洗浄装置10の噴射ノズル21と同様に
行なわれる。そして、各噴射ノズル21から順々に洗浄
水(洗剤)が噴射されると、洗浄者(作業者)が走行ハ
ンドル33と昇降ハンドル36とを回転させることによ
り、各補助アーム35を先頭車両1Aの進行方向Aと、
進行方向Aと直交する垂直方向Cに移動させる。これに
より、各補助アーム35が先頭車両1Aの前面下部のス
カート部1aの形状に沿って移動されていき、各噴射ノ
ズル21から噴射される洗浄水(洗剤)によりスカート
部1aの汚れが洗い流される。また、各噴射ノズル21
は洗浄の際、その首振り角度と、噴射口径とがスカート
部1aとの距離に応じて可変されつつ洗浄水(洗剤)を
噴射するため、1つの噴射ノズル21当たりの洗浄面積
を大きし、且つ洗浄力を均一にされると共に、洗浄時の
各噴射ノズル21からの反力が連結部22Aによって受
けられるので、各補助アーム35が先頭車両1Aに対し
て変位および振動することはない。
【0033】この後、先頭車両1Aのスカート部1aの
洗浄が終了すると、清掃者による走行ハンドル33,回
転ハンドル36の回転を停止すると共に、各噴射ノズル
21からの洗浄水(洗剤)の噴射を停止した後、清掃者
が軸受37を中心に各補助アーム35を回転させると、
補助連結部22Aによる各補助アーム35の連結状態が
解除され、各補助アーム35は、先頭車両1Aとぼほ平
行となって作業用プラットホーム4下に形成された設置
空所2a,2a内に格納される。
【0034】実施形態2 本発明の実施形態2における車両の洗浄装置Yについ
て、図2を参照して説明する。尚、図2において、図1
と同一の符号は同一の構成を有するので、その説明は省
略する。
【0035】図2において、本発明の実施形態2におけ
る車両の洗浄装置Yも、新幹線1の先頭車両1Aの各外
面1b,1cの洗浄用の側面洗浄装置40と、先頭車両
1Aのスカート部1aの洗浄用のスカート洗浄装置50
とを有しており、各洗浄装置40,50は左右一対で一
つの洗浄装置Yを構成している。尚、各洗浄装置40,
50の左右の構成は同一であるため、図2では右側のみ
を図示している。
【0036】側面洗浄装置40の移動手段18は、台車
12に設けられた減速機付き走行用駆動モータ42を有
しており、走行用駆動モータ42が先頭車両1Aの進入
方向Aに延びるラック43に噛み合うピニオン44を回
転させることにより台車12を作業用レール11上で移
動させるようにしている。また、側面洗浄装置40の回
転手段17は、台車12に設けられた減速機付き回転用
駆動モータ45を有しており、この回転用駆動モータ4
5の出力軸46はアーム保持用軸14に連結されてい
る。また、各駆動モータ42,45はそれぞれ制御手段
47に接続されており、制御手段47は、図示しない洗
浄指令を入力すると予め設定されたプログラムに基づい
て、各駆動モータ42,45の駆動制御を行なうもので
ある。これにより、各アーム15は、各駆動モータ4
2,45の駆動により、自動的に先頭車両1Aの進入方
向Aに移動されつつ、進入方向Aに揺動回転される。
【0037】スカート洗浄装置50の水平移動手段39
は、台車32に設けられた減速機付き走行用駆動モータ
51を有しており、走行用駆動モータ51が先頭車両1
Aの進入方向Aに延びるラック52に噛み合うピニオン
53を回転させることにより台車32を作業用レール1
1上で移動させるようにしている。また、スカート洗浄
装置50の昇降手段38は、台車32に設けられた減速
機付き回転用駆動モータ54を有しており、この駆動モ
ータ54の駆動で垂直ねじ軸34と保持板34Aの螺合
により各補助アーム35を垂直方向Cに移動させる。ま
た、各駆動モータ51,54も制御手段47に接続され
ており、制御手段47は上記洗浄指令を入力すると予め
設定されたプログラムに基づいて、各駆動モータ51,
54の駆動制御を行なうものである。これにより、各補
助アーム35は、各駆動モータ51,54の駆動によ
り、自動的に先頭車両1Aの進入方向Aと、この進入方
向Aと直交する垂直方向Cに移動される。尚、制御手段
47に予め設定されるプログラムは、新幹線や各種特急
車両の先頭車両1Aの各外面1b,1c形状、先頭車両
1Aの前面下部に位置するスカート部1aの形状を各々
に計測して、各アーム15と各補助アーム35がそれら
の外面形状、又はスカート部1aの形状に沿って移動す
るように、各駆動モータ42,45,51,54の駆動
制御を行なうように設定されるものである。
【0038】本発明の実施形態2における車両の洗浄装
置Yは、以上のように構成されるが、次に、この洗浄装
置Yによる新幹線1の先頭車両1Aの洗浄手順を説明す
る。尚、説明の便宜上、側面洗浄装置40による洗浄手
順と、スカート洗浄装置50による洗浄手順に分けて説
明する。
【0039】先ず、側面洗浄装置40により先頭車両1
Aの外面1b,1cを洗浄する場合には、新幹線1の先
頭車両1Aを作業用プラットホーム4まで進入させて停
止した後に、制御手段47が上記洗浄指令を入力して、
各駆動モータ42,45を駆動させることにより、各ア
ーム15を新幹線1の先頭車両1Aの前方側に位置する
ように揺動回転しつつ、進入方向Aに移動させて倒した
状態にセットして、連結部19により各アーム15を相
互に装着して連結状態にする。
【0040】次いで、各噴射ノズル21から洗浄水また
は洗剤を噴射させる。このとき、各噴射ノズル21から
の噴射は、上記実施形態1の側面洗浄装置10の噴射ノ
ズル21と同様に行なわれる。そして、各噴射ノズル2
1から順々に洗浄水(洗剤)が噴射されると、制御手段
47が予め設定されたプログラムを実行して、各駆動モ
ータ42,45の駆動を制御することにより、各アーム
15をアーム保持用軸14を中心にしてレール3側から
先頭車両1Aの上外面1c側に向かうように揺動回転さ
せつつ、先頭車両1Aの進行方向Aに移動させる。これ
により、各アーム15が先頭車両1Aの外面1b,1c
の形状に沿って自動的に移動されていき、各噴射ノズル
21から噴射される洗浄水(洗剤)により先頭車両1A
の外面1b,1cの汚れが洗い流される。すなわち、制
御手段47は、台車12の移動と、各アーム15の揺動
回転を同調させることで各噴射ノズル21からの洗浄水
(洗剤)の噴射が先頭車両1Aの外面1b,1cの形状
に沿って行なわせるように、各駆動モータ42,45の
駆動を制御する。
【0041】この後、各アーム15が、例えば先頭車両
1Aの上外面1cの最高点まで移動されて洗浄が終了す
ると、各駆動モータ42,45の駆動を停止すると共
に、各噴射ノズル21からの洗浄水(洗剤)の噴射を停
止した後、清掃者が格納用の垂直軸20を回転させる
と、連結部22による各アーム15の連結状態が解除さ
れ、各アーム15は垂直軸20を中心に回転されて、先
頭車両1Aとぼほ平行となって作業用プラットホーム4
上に格納される。
【0042】次に、スカート洗浄装置50により先頭車
両1Aのスカート部1aを洗浄する場合には、新幹線1
の先頭車両1Aを作業用プラットホーム4まで進入させ
て停止した後に、連結部22Aにより各補助アーム35
を相互に装着して連結状態にする。
【0043】次いで、各噴射ノズル21から洗浄水また
は洗剤を噴射させる。このとき、各噴射ノズル21から
の噴射は、上記実施形態1の側面洗浄装置10の噴射ノ
ズル21と同様に行なわれる。そして、各噴射ノズル2
1から順々に洗浄水(洗剤)が噴射されると、制御手段
47は予め設定されたプログラムを実行して、各駆動モ
ータ51,54の駆動を制御することにより、各補助ア
ーム35を先頭車両1Aの進行方向Aと、進行方向Aと
直交する垂直方向Cに移動させる。これにより、各補助
アーム35が先頭車両1Aのスカート部1aの形状に沿
って自動的に移動されていき、各噴射ノズル21から噴
射される洗浄水(洗剤)によりスカート部1aの汚れが
洗い流される。
【0044】この後、先頭車両1Aのスカート部1aの
洗浄が終了すると、各駆動モータ51,54の駆動を停
止すると共に、各噴射ノズル21からの洗浄水(洗剤)
の噴射を停止した後、清掃者が軸受37を中心にして各
補助アーム35を回転させると、補助連結部22Aによ
る各補助アーム35の連結状態が解除され、各補助アー
ム35は先頭車両1Aとぼほ平行となって作業用プラッ
トホーム4下に形成された設置空所2a,2a内に格納
される。
【0045】尚、本発明の実施形態1、又は実施形態2
における車両の洗浄装置X,Yでは、側面洗浄装置1
0,40とスカート洗浄装置30,50とを用いて、新
幹線1の先頭車両1Aの外面1b,1c,スカート部1
aを洗浄するものを示したが、これに限定されるもので
なく、側面洗浄装置10,40の各アーム15を、垂直
方向Cにより長くすることで、装置全体10,40を各
設置空所2aに設けて、この側面洗浄装置10,40の
みで先頭車両1Aの外面1b,1cおよびスカート部1
aの洗浄を行なうようにしたものであってもよい。
【0046】また、本発明の実施形態1、又は実施形態
2における車両の洗浄装置X,Yでは、各アーム15を
各作業用プラットホーム4上に、又は各補助アーム35
を各設置空所2a内に格納する際には、清掃者が手動で
回転させて行なうものを示したが、これに限定されるも
のでなく、各アーム15、又は各補助アーム35を駆動
モータで自動的に回転させてそれぞれに格納するように
したものであってもよい。
【0047】
【発明の効果】このように本発明の車両の洗浄装置によ
れば、請求項1では、車両の洗浄時に、回転手段と移動
手段とにより、各アームを車両の進入方向に揺動回転さ
せつつ、進入方向に移動させることで、逐次、各アーム
を車両の外面形状に沿うように移動させることができ
る。この結果、複雑な制御を必要とすることなく、複数
の噴射ノズルを車両の外面に対向させてその噴射により
車両の外面全体をカバーするように洗浄することが可能
となるとともに、回転手段によるアームの揺動回転と移
動手段によるアームの移動を適宜制御することにより、
車両の外面形状の異なる車両同志であってもその外面を
洗浄することが可能となる。
【0048】請求項2では、請求項1の効果に加えて、
各アームの相互を連結部で連結することで、複数の噴射
ノズルによる噴射時の反力が作用しても、各アームの変
位および振動がなく、安定した洗浄力を得ることができ
る。
【0049】請求項3では、請求項1、又は請求項2の
効果に加えて、車両の洗浄以外の時には、各垂直軸を回
転することにより各アームを車両の進入路の両側部に格
納できるので、車両の運行に支障をきたすことがなくな
るとともに、容易な作業で各アームによる車両の外面を
洗浄する状態にセットすることができる。
【0050】請求項4では、請求項1の効果に加えて、
各駆動モータを駆動することで、自動的に各アームを揺
動回転、進入方向に移動させて車両の外面を洗浄するこ
とができる。
【0051】請求項5では、請求項4の効果に加えて、
車両の外面形状が異なる車両毎にプログラムを制御手段
に予め設定して、この各プログラムに基づいて各駆動モ
ータを駆動することにより、各アームを自動的に各々の
車両の外面形状に沿うように移動して、車両の洗浄を行
なうことができる。
【0052】請求項6では、請求項1乃至請求項3それ
ぞれの効果に加えて、車両の外面の洗浄時に、ガイドロ
ーラが車両の外面に当接するので、移動される各アーム
が直接に車両に接触することを防止できる。
【0053】請求項7では、請求項1の効果に加えて、
車両の上側にある外面を各アームの移動で洗浄できると
ともに、車両の前面下部を、昇降手段と水平移動手段と
により、各補助アームを車両の進入方向と直交する垂直
方向に移動させつつ、進入方向に移動させることで、逐
次、各補助アームを車両の複雑な前面下部に沿うように
移動させることができる。この結果、複雑な制御を必要
とすることなく、複数の噴射ノズルを車両の前面下部に
対向させてその噴射により、より複雑化された車両の外
面全体をカバーするように洗浄することが可能となる。
また、各補助アームの相互を補助連結部で連結すること
で、複数の噴射ノズルによる噴射時の反力が作用して
も、各補助アームの変位および振動がなく、安定した洗
浄力を得ることができ、且つ車両の洗浄以外の時には、
補助垂直軸を中心に回転することにより各補助アームを
車両の前方側から車両の進入路の両側部に格納できるの
で、車両の運行に支障をきたすことがなくなるととも
に、容易な作業で各補助アームによる車両の前面下部を
洗浄する状態にセットすることができる。
【0054】請求項8では、請求項1、又は請求項7の
効果に加えて、各アーム、又は各水平アームの移動より
車両の外面、又は前面下部との距離が変動するに対応し
て、各噴射ノズルの噴射領域と噴射力を可変させて、洗
浄力を均一なものとして車両の外面、又は前面下部を洗
浄することが可能となる。
【0055】請求項9では、請求項7の効果に加えて、
各駆動モータを駆動することで、自動的に各補助アーム
を進入方向と直交する垂直方向、進入方向に移動させて
車両の前面下部を洗浄することができる。
【0056】請求項10では、請求項9の効果に加え
て、車両の前面下部形状が異なる車両毎にプログラムを
制御手段に予め設定して、この各プログラムに基づいて
各駆動モータを駆動することにより、各補助アームを自
動的に各々の車両の前面下部形状に沿うように移動し
て、車両の洗浄を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における洗浄装置の構成を
示す正面斜視図である。
【図2】本発明の実施形態2における洗浄装置の構成を
示す正面斜視図である。
【符号の説明】
1A 先頭車両(車両) 1b,1c 車両の側面 2 進入路 14 アーム保持用軸(水平軸) 17 回転手段 18 移動手段 21 噴射ノズル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両が進入する進入路の両側部に配置さ
    れ、この車両の進入方向と直交する水平方向に延びる一
    対の水平軸と、 前記各水平軸に連結され、前記車両の外面に沿うように
    前記進入方向と直交する垂直方向および水平方向とに連
    続して延びる一対のアームと、 前記車両の外面に対向するように前記各アームに配置さ
    れた複数の噴射ノズルと、 前記各水平軸を中心として前記各アームを揺動回転させ
    る回転手段と、 前記車両の進入路の両側部に配置され、前記一対のアー
    ムを前記車両の進入方向と平行に移動させる移動手段と
    を備えてなる車両の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記各アームは、相互に連結部を介して
    脱着自在にされていることを特徴とする請求項1記載の
    車両の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記各アームは、前記車両の進入方向に
    直交する垂直方向に延びる各垂直軸を有し、 この各垂直軸の回転により前記車両の進入路の両側部に
    それぞれ格納自在にされていることを特徴とする請求項
    1、又は請求項2記載の車両の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記回転手段は、前記水平軸を回転させ
    ることにより前記各アームを揺動回転させる回転用駆動
    モータで構成され、 前記移動手段は、前記車両の進行方向に移動可能であり
    前記水平軸が取り付けられる台車を駆動する走行用駆動
    モータで構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記各駆動モータは、制御手段に接続さ
    れており、 前記制御手段は、 前記各アームを前記車両の外面形状に沿って移動させる
    ようなプログラムが予め設定されており、 このプログラムに基づいて前記各駆動モータの駆動制御
    を行なうことを特徴とする請求項4記載の車両の洗浄装
    置。
  6. 【請求項6】 前記各アームには、前記車体の外面への
    前記各アームの当接を阻害するガイドローラが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3それぞれ
    に記載の車両の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記各アームの下側には、 前記車両が進入する進入路の両側部に配置され、この車
    両の進入方向と直交する垂直方向に延びる一対の補助垂
    直軸と、 前記各補助垂直軸に回転可能かつ昇降可能に取り付けら
    れ、前記車両の前方側で前記車両の進入方向と直交する
    水平方向に延びる一対の補助アームと、 前記車両の前面下部に対向するように前記各補助アーム
    に配置された複数の噴射ノズルと、 前記各補助垂直軸に対して前記各補助アームを昇降させ
    る昇降手段と、 前記各補助アームを前記車両の進入方向と平行に移動さ
    せる補助移動手段とが設けられ、 前記各補助アームは、相互に補助連結部を介して脱着自
    在にされていると共に、前記補助垂直軸を中心とした回
    転により前記車両の進入方向の両側部にそれぞれ格納自
    在としたことを特徴とする請求項1記載の車両の洗浄装
    置。
  8. 【請求項8】 前記各噴射ノズルは、前記各アーム、又
    は前記各補助アームに対して首振り自在にされていると
    共に、 前記車両の外面、又は前面下部に対する距離に応じてそ
    の首振り角度と、噴射口径を可変させることを特徴とす
    る請求項1、又は請求項7記載の車両の洗浄装置。
  9. 【請求項9】 前記昇降手段は、前記各補助アームを昇
    降させる昇降用駆動モータで構成され、 前記補助移動手段は、前記車両の進行方向に移動可能で
    あり前記補助垂直軸が取り付けられる台車を駆動する走
    行用駆動モータで構成されていることを特徴とする請求
    項7記載の車両の洗浄装置。
  10. 【請求項10】 前記各駆動モータは、前記制御手段に
    接続さており、 前記制御手段は、 前記各補助アームを前記車両の前面下部形状に沿って移
    動させるようなプログラムが予め設定されており、 このプログラムに基づいて前記各駆動モータの駆動制御
    を行なうことを特徴とする請求項9記載の車両の洗浄装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467733Y1 (ko) * 2011-04-13 2013-07-02 허지선 세차장치
CN114043966A (zh) * 2021-10-20 2022-02-15 北京魔鬼鱼科技有限公司 一种无接触式车辆顶面清洗装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200467733Y1 (ko) * 2011-04-13 2013-07-02 허지선 세차장치
CN114043966A (zh) * 2021-10-20 2022-02-15 北京魔鬼鱼科技有限公司 一种无接触式车辆顶面清洗装置
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