JPH09277636A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09277636A
JPH09277636A JP8781396A JP8781396A JPH09277636A JP H09277636 A JPH09277636 A JP H09277636A JP 8781396 A JP8781396 A JP 8781396A JP 8781396 A JP8781396 A JP 8781396A JP H09277636 A JPH09277636 A JP H09277636A
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Yasushi Koike
寧 小池
Masaaki Kakizaki
柿崎正明
Yoji Ara
洋治 荒
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置において、一定長の
記録媒体の搬送方向最後部や、長尺状の記録媒体の一部
の記録手段による汚染を防止すること。 【解決手段】 画像信号に応じて記録媒体にインクを吐
出して記録を行なうための記録手段(20)に向けて記
録媒体を搬送手段により搬送するようにしたインクジェ
ット記録装置において、前記記録手段よりも記録媒体搬
送方向下流側に第1排出手段(13,13a)が配置さ
れ、前記第1排出手段よりも記録媒体搬送方向下流側に
第2排出手段(14等)が配置されており、前記第1排
出手段は、記録媒体最後部を記録手段から隔離する方向
に付勢して排紙するようにし、記録媒体の記録手段によ
る汚染を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段から記録
媒体ヘインクを吐出して画像等の記録を行なうインクジ
ェット記録装置に関するものであり、特に、カット紙及
び連続紙等の記録媒体を好適に搬送する搬送手段並びに
搬送される記録媒体に記録するインクジェット記録手段
を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパソコンやワープロ、ファクシ
ミリ等の出力装置としてピンフィードトラクタを有する
記録装置が用いられている。従来例の構成について図5
を参照して説明する。
【0003】図5は従来のインクジェット記録装置の構
造を示す概略断面図であり、記録媒体の搬送手段として
搬送ローラ450およびこれに押圧して従動回転するピ
ンチローラ451a、451bを設け、前記搬送ローラ
450に記録媒体を巻き付けて搬送するように所謂Uタ
ーンパスAを設けている。
【0004】例えば、記録媒体としてカット紙を用いる
場合には、前記搬送ローラ450及びピンチローラ45
1a、451bとの間にカット紙を挟圧してこれらの間
に生ずる摩擦力により搬送する。
【0005】一方、記録媒体として連続紙(以下、ファ
ンフォールド紙という)を用いる場合には、ピンフィー
ドトラクタ(以下、トラクタという)452に設けてあ
るピン452aにファンフォールド紙のピン穴を係合さ
せると共に、前記搬送ローラ450及びピンチローラ4
51a、451bとの間に挟圧させてこれらの間に生ず
る摩擦力により記録部に搬送するものである。
【0006】このとき、前記トラクタ452と搬送ロー
ラ450との搬送量が常に同一に設定できるのであれば
問題ないが、実際には両者の寸法精度、あるいは環境に
よる寸法変化等により搬送速度差が生じるため、搬送ロ
ーラを押圧しているピンチローラ451a、451bの
押圧状態を解除して搬送ローラ450による搬送力をフ
ァンフォールド紙に与えないようにしている。
【0007】そして、搬送された記録媒体はインクジェ
ットヘッド453により画像情報に応じた記録が行われ
た後、排紙ローラ454及びこれに押圧するピンチロー
ラ455により引き上げられて排出されるものである。
【0008】連続紙の排紙はカット紙とは異なり、下端
がプラテンより浮き上がる頻度は稀であるが、ミシン目
の浮きが考えられる。しかしながら、連続紙の揚合にお
いても拍車455の排紙ローラ454への押圧力が解除
されることはなく、これによりミシン目の浮きも防止す
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カット紙に
記録を行う場合、図6に示すように、カット紙の下端が
ピンチローラ451aを外れると、カット紙は排紙ロー
ラ454と排紙ローラ454に付勢されている拍車45
5でのみ挟持されることになる。結果として、カット紙
の自重によるモーメントにより、カット紙の下端はプラ
テン456より浮き上がり、インクジェットヘッド45
3に接してしまう。この状態で印刷を継続すると印刷面
を汚してしまい、あるいはインクジェットヘッド453
でカット紙の左右いづれかの端面を引っ掛けてジャムを
起こすというおそれがあった。
【0010】また連続紙の記録の場合、連続紙は排紙ロ
ーラ454に対して巻きつき状態にある。この巻きつき
の影響により、排紙ローラ454が摩耗劣化を起こし、
紙ジャムが発生するおそれがあった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解決するも
ので、本発明の第1の目的は、カット紙の下端印刷時に
起きる紙浮きによって、印刷後の記録面に汚れが発生す
るのを防ぐ手段を備えたインクジェット記録装置を提供
することにある。
【0012】本発明の第2の目的は、上記第1の目的を
達成する構成において、連続紙の巻きつきにより排紙ロ
ーラが摩耗して紙ジャムが発生するのを防ぐ手段を備え
たインクジェット記録装置を提供することにある。
【0013】
【問題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のインクジェット記録装置の発明
は、画像信号に応じて記録媒体にインクを吐出して記録
を行なうための記録手段と、前記記録手段に向けて一定
長の記録媒体を搬送するための第1搬送手段と、を備え
たインクジェット記録装置において、前記記録手段より
も記録媒体搬送方向下流側に位置する第1排出手段と、
前記第1排出手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位置
する第2排出手段とが設けられ、前記第1排出手段は、
記録媒体最後部を記録手段から隔離する方向に付勢して
排紙することを特徴とする。
【0014】請求項2記載のインクジェット記録装置の
発明は、画像信号に応じて記録媒体にインクを吐出して
記録を行なうための記録手段と、前記記録手段に向けて
前記記録媒体を搬送するための第1搬送手段と、長尺状
の記録媒体を前記第1搬送手段へ搬送するための第2搬
送手段と、を備えたインクジェット記録装置において、
前記記録手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位置する
第1排出手段と、前記第1排出手段よりも記録媒体搬送
方向下流側に位置する第2排出手段とが設けられ、前記
第1排出手段は、記録媒体の一部を記録手段から隔離す
る方向に付勢して排紙することを特徴とする。
【0015】請求項3記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項1又は2記載のインクジェット記録装置
において、前記第2排出手段は、第1排出手段よりも耐
摩耗性に優れた構成とされていることを特徴とする。
【0016】請求項4記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項1ないし3のいづれかの項に記載のイン
クジェット記録装置において、前記第1搬送手段の搬送
速度に対して前記第1排出手段及び前記第2排出手段は
増速しており、さらに前記第1搬送手段の搬送速度に対
する前記第2排出手段の増速比を前記第1搬送手段の搬
送速度に対する第1排出手段の増速比よりも大きく設定
したことを特徴とする。
【0017】請求項5記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項1ないし4のいづれかの項に記載のイン
クジェット記録装置において、前記第1排出手段と第2
排出手段はローラを有し該ローラの材質が異なることを
特徴とする。
【0018】請求項6記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項1ないし4のいづれかの項に記載のイン
クジェット記録装置において、前記第2排出手段はロー
ラを有し、該ローラは前記記録媒体の排出のための回転
方向に直交する方向と平行に溝が形成されていることを
特徴とする。
【0019】請求項7記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項5又は6の項に記載のインクジェット記
録装置において、前記第1排出手段は前記ローラに記録
媒体搬送方向上流側で対向する拍車を有し、第2排出手
段は、前記ローラに記録媒体搬送方向上流側及び下流側
で対向する1対の拍車を有することを特徴とする。
【0020】請求項8記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項2記載のインクジェット記録装置におい
て、前記第2搬送手段は、連続紙を搬送するピンフィー
ドトラクタであることを特徴とする。
【0021】請求項9記載のインクジェット記録装置の
発明は、請求項2記載のインクジェット記録装置におい
て、前記長尺状の記録媒体は前記第2排出手段の外周面
に接触した状態で搬送されることを特徴とする。
【0022】請求項10記載のインクジェット記録装置
の発明は、請求項1ないし9のいづれかの項に記載のイ
ンクジェット記録装置において、前記記録手段がインク
吐出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を
備えていることを特徴とする。
【0023】請求項11記載のインクジェット記録装置
の発明は、請求項10記載のインクジェット記録装置に
おいて、前記記録手段が前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1および図2は、本発明の一
実施形態に係るインクジェット記録装置を示し、図1は
この装置本体に自動給紙ユニット(以下、ASF(Auto
Sheet Feeder )ともいう)を装着した状態を示す外観
斜視図であり、図2は、図1のASFを2ビン構成にし
た状態の要部構成を示す断面図である。また、図3は単
票紙を選択している状態を示す要部断面図であり、図4
は連続紙を選択している状態を示す要部断面図である。
【0025】本例のインクジェット記録装置は、記録媒
体として、通常の記録紙やハガキ等の単票紙(以下、カ
ット紙ともいう)およびファンフォールド紙のような連
続紙を用いることができるものである。
【0026】すなわち、カット紙を用いる場合、通常は
ASFを用いて給紙を行うかあるいはいわゆる手差しに
よる給紙を行う。
【0027】前記インクジェット記録装置は、インク吐
出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
えており、前記電気熱変換体によって印加される熱エネ
ルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口
よりインクを吐出させることにより記録媒体に記録を行
う。
【0028】ASFは、図2に明らかなように、2つの
ビン30aおよび30bを有し、これにより、例えばサ
イズの異なるカット紙を同時にセットし、ユーザーの選
択操作に応じて、2種類のサイズのカット紙を用いるこ
とができる。各ビン30a、30bの給紙機構は、同一
の機構からなる。すなわち、押圧板31a、31b上に
積層された複数枚のカット紙(図2ではカット紙の図示
は省略されている)は、ばね32a、32bの押圧力に
よって、ピックアップローラ33a、33bに対して付
勢されており、給紙開始命令に応じて回転するピックア
ップローラ33a又は33bにより、1枚づつ分離され
ながら、給紙される。
【0029】図3において、カット紙を用いる場合、リ
リースレバー251(図1)がカット紙選択状態にセッ
トされると、ピンチローラホルダ5に保持されたピンチ
ローラ11がピンチローラばね245により搬送ローラ
10に付勢される。同様に、ピンチローラホルダ5に上
下動可能に保持された補助ローラ16は、同じくピンチ
ローラホルダ5に設けられた補助ローラばね248によ
り搬送ローラ10に付勢される。これによりASFから
給紙されたカット紙は、搬送ローラ10の回転によって
その周囲に形成された搬送路を記録領域側まで搬送され
る。
【0030】記録領域側では、ニードルローラ12がニ
ードルローラホルダ223に保持されており、ニードル
ローラばね246により搬送ローラ10に付勢される。
このとき、上記ニードルローラばね246は、リリース
軸241の突起241cによりたわみを生じ、その交点
246aを中心とするばね弾性力により圧接力を発生し
ている。カット紙にはさらにここで搬送力が作用し、イ
ンクジェットヘッド20とプラテン24との間を搬送さ
れる。
【0031】ここにおける搬送は、インクジェットヘッ
ド20の1走査毎に、間欠的に行われるものであり、そ
の搬送量は、インクジェットヘッド20に設けられる複
数のインク吐出口の上記カット紙の搬送方向における配
列長さに対応して行われる。このような1走査毎の搬送
とその間のインクジェットヘッド20からのインク吐出
によって記録が行われたカット紙は、ヘッド20のカッ
ト紙搬送方向下流の近傍に設けられたギャップローラ1
3および該ローラ13より下流の排紙ローラ14の回転
(およびこれらに押圧されるそれぞれ拍車13a、14
a)によって、装置上方へ順次搬送される。前記ギャッ
プローラ13は、同一回転軸上に、複数に分割されて軸
方向に間隔をおいて配設されたり(いわゆるセグメント
形)、軸方向に分離することなく一体形として配設さ
れ、排紙ローラ14も回転軸上に同様に配設される。
【0032】カット紙の下端がニードルローラ12を外
れると、ギャップローラ13、排紙ローラ14およびこ
れらに押圧されるそれぞれ拍車13a、14aとの挟持
圧によって、カット紙下端にはプラテン24への付勢力
が働く。これは、拍車13a、14aの中心を、ギャッ
プローラ13、排紙ローラ14の中心に対して搬送方向
上流側にずらして、カット紙に所謂逆反りをさせるよう
にしているためである。これにより、カット紙下端がイ
ンクジェットヘッド側に浮きでて、キャリッジの走査時
に汚れるのを防止している。
【0033】排紙の下端が排紙ローラに掛かると、排紙
ローラ14に形成された溝と拍車14bの圧接力によっ
てプラテンと一体に構成されたスタッカ部24aにスタ
ックされ、排紙が良好に行われる。溝がない場合は、排
紙下端が排紙ローラと拍車との間に溜り、スタックが完
了されない恐れがあり、この状態で次頁が排紙されると
次頁が前頁の前に入り込み排紙不良となってしまう。
【0034】連続紙(ファンフォールド紙)を用いる場
合はASFは用いられず、図2に示す給紙口35から給
紙される連続紙はピンフィードトラクタ(以下、トラク
タともいう)3の駆動によって搬送される。
【0035】リリースレバー251(図1参照)が連続
紙選択状態にセットされると、リリース軸241が回動
し、図4に示すようにその突起241bがピンチローラ
ホルダ5を押圧し、ピンチローラ11を搬送ローラ10
から離間させ搬送経路から退避させる。ピンチローラホ
ルダ5は、その回動支点5aをニードルローラホルダ2
23側に設けられており、ピンチローラホルダ5に上下
動可能に保持された補助ローラ16は、同様に搬送ロー
ラ10より離間する方向へ動こうとするが、補助ローラ
ばね248により搬送ローラ10への搬送力を弱めるに
留められる。
【0036】さらに、突起241cによるニードルロー
ラばね246に対する押圧が解除され、これによりニー
ドルローラ12の搬送ローラ10への圧接力を和らげ
る。
【0037】記録領域側まで搬送された連続紙は、上述
のカット紙の場合と同様、インクジェットヘッド20の
1走査毎の間欠的な搬送によって順次装置上方へ搬送さ
れ、この間に記録がなされて行く。
【0038】連続紙の排紙はカット紙とは異なり、下端
がプラテンより浮き上がる頻度は稀であるが、ミシン目
の浮きが考えられる。しかしながら、連続紙の場合にお
いても拍車13a、14aのギャップローラ13、排紙
ローラ14への押圧力が解除されることはなく、これに
よりミシン目の浮きも防止することができる。
【0039】また、ギャップローラ13および排紙ロー
ラ14は搬送ローラ10の搬送速度に対して増速されて
おり、ミシン目の浮きをさらに抑える効果がある。本実
施形態において、搬送ローラ10(φ38.808m
m)に対するギャップローラ13(φ14.844m
m)の増速比は+2%、搬送ローラ10に対する排紙ロ
ーラ14(φ14.901mm)の増速比は+2.4%
としている。
【0040】連続紙は、ギャップローラ13に対してほ
ぼ線接触(キャリツジ走査方向)であるが、排紙ローラ
14に対しては、角度として約55°巻きついている。
この巻きつきの影響による摩耗劣化を軽減するために、
本実施形態においては、ギャップローラの材質はEPD
M(エチレンプロピレンゴム)、硬度70°(JIS−
Aスケール)とし、排紙ローラの材質はCR(クロロプ
レンゴム)、硬度70°としている。一般に、CRはE
PDMに比べ、耐摩耗性は高いが、他方、EPDMはC
Rに比べ、耐オゾン性が高く、インクジェットヘッドに
よるインクミストの影響に強い。
【0041】ちなみに、本実施形態の構成において、連
続紙(1フォーム11インチ、16インチ幅)を10
0、000枚搬送したときの排紙ローラの摩耗量は0.
041mmであった。一方、排紙ローラをギャップロー
ラと同じEPDM、硬度70°とした場合、該ローラは
79、000枚搬送で摩耗量が0.057mmとなりギ
ャップローラに比して相対速度が低下して紙ジャムが発
生し、そのときの排紙ローラ径はギャツプローラ径と同
じであった。
【0042】(第2の実施形態)次に本発明を適用した
インクジェット記録装置の第2の実施形態について図面
を参照して説明する。
【0043】なお、前述した実施形態と同様の機能及び
機構を有する部材には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0044】前述した実施形態では、排紙不良を防止す
るために排紙ローラ14を溝付きローラとし、連続紙に
よる摩耗劣化を防ぐためにローラの材質をギャップロー
ラ13と違えて説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。図7に示すように、排紙ローラ14は、
同一回転軸上に複数設けられており、拍車14a、14
bの両方に対し圧接する排紙ローラ14のみを溝付きと
し、拍車14aのみに対し圧接する他の排紙ローラを円
筒形としてもよい。溝付きローラは、その溝により用紙
との接触面積が小さくなっており、このため摩耗が促進
される。排紙スタックに必要な最小限の排紙ローラを溝
付きとし、残りのローラを円筒形とすることにより、排
紙ローラ全体としての摩耗が軽減され、摩耗劣化による
紙ジャムの発生を防ぐことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録手段に向けて記録媒体を搬送する搬送手段の記録媒
体搬送方向下流側に第1排出手段及び第2排出手段が設
けられ、該1排出手段により記録手段から記録媒体を隔
離する方向に付勢して排紙するようにしたので、一定長
の記録媒体の記録面の汚れを防ぐことができ、また、第
2排出手段の耐摩耗性を優れたものとし、長尺状の記録
媒体の巻きつきによる第2排出手段の摩耗を軽減し、記
録媒体のジャムの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の1実施形態
を示す外観斜視図である。
【図2】図1のインクジェット記録装置における自動給
紙装置を2ビン構成にした要部構成を示す断面図であ
る。
【図3】単票紙を選択している状態を示す要部断面図で
ある。
【図4】連続紙を選択している状態を示す要部断面図で
ある。
【図5】従来のインクジェット記録装置の紙送り駆動系
の構成を示す断面図である。
【図6】従来のインクジェット記録装置のカット紙の下
端部の搬送状態を示す断面図である。
【図7】本発明の他のインクジェット記録装置の実施形
態を示す正面略図である。
【符号の説明】
3…ピンフィードトラクタ 5…ピンチロー
ラホルダ 10…搬送ローラ 11…ピンチロ
ーラ 12…ニードルローラ 13…ギャップ
ローラ 13a,14a,14b…拍車 14…排紙ロー
ラ 16…補助ローラ 20…インクジ
ェットヘッド 24…プラテン 35…給紙口 223…ニードルローラホルダ 241…リリー
ス軸 245…ピンチローラばね 246…ニード
ルローラばね 248…補助ローラばね 251…リリー
スレバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に応じて記録媒体にインクを吐
    出して記録を行なうための記録手段と、前記記録手段に
    向けて一定長の記録媒体を搬送するための第1搬送手段
    と、を備えたインクジェット記録装置において、前記記
    録手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位置する第1排
    出手段と、前記第1排出手段よりも記録媒体搬送方向下
    流側に位置する第2排出手段とが設けられ、前記第1排
    出手段は、記録媒体最後部を記録手段から隔離する方向
    に付勢して排紙することを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】 画像信号に応じて記録媒体にインクを吐
    出して記録を行なうための記録手段と、前記記録手段に
    向けて前記記録媒体を搬送するための第1搬送手段と、
    長尺状の記録媒体を前記第1搬送手段へ搬送するための
    第2搬送手段と、を備えたインクジェット記録装置にお
    いて、前記記録手段よりも記録媒体搬送方向下流側に位
    置する第1排出手段と、前記第1排出手段よりも記録媒
    体搬送方向下流側に位置する第2排出手段とが設けら
    れ、前記第1排出手段は、記録媒体の一部を記録手段か
    ら隔離する方向に付勢して排紙することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のインクジェット記
    録装置において、前記第2排出手段は、第1排出手段よ
    りも耐摩耗性に優れた構成とされていることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいづれかの項に記載
    のインクジェット記録装置において、前記第1搬送手段
    の搬送速度に対して前記第1排出手段及び前記第2排出
    手段は増速しており、さらに前記第1搬送手段の搬送速
    度に対する前記第2排出手段の増速比を前記第1搬送手
    段の搬送速度に対する第1排出手段の増速比よりも大き
    く設定したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいづれかの項に記載
    のインクジェット記録装置において、前記第1排出手段
    と第2排出手段はローラを有し該ローラの材質が異なる
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいづれかの項に記載
    のインクジェット記録装置において、前記第2排出手段
    はローラを有し、該ローラは前記記録媒体の排出のため
    の回転方向に直交する方向と平行に溝が形成されている
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6の項に記載のインクジェ
    ット記録装置において、前記第1排出手段は前記ローラ
    に記録媒体搬送方向上流側で対向する拍車を有し、第2
    排出手段は、前記ローラに記録媒体搬送方向上流側及び
    下流側で対向する1対の拍車を有することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のインクジェット記録装置
    において、前記第2搬送手段は、連続紙を搬送するピン
    フィードトラクタであることを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載のインクジェット記録装置
    において、前記長尺状の記録媒体は前記第2排出手段の
    外周面に接触した状態で搬送されることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいづれかの項に記
    載のインクジェット記録装置において、前記記録手段が
    インク吐出用の熱エネルギーを発生するための電気熱変
    換体を備えていることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のインクジェット記録
    装置において、前記記録手段が前記電気熱変換体によっ
    て印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸
    騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
JP8781396A 1996-04-10 1996-04-10 インクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3530675B2 (ja)

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