JPH09277313A - 筒状成形品用金型とその成形方法 - Google Patents

筒状成形品用金型とその成形方法

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JPH09277313A
JPH09277313A JP8087958A JP8795896A JPH09277313A JP H09277313 A JPH09277313 A JP H09277313A JP 8087958 A JP8087958 A JP 8087958A JP 8795896 A JP8795896 A JP 8795896A JP H09277313 A JPH09277313 A JP H09277313A
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宏明 田中
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勝成 西村
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光之 黒岩
Fukuhiro Yoshimura
福浩 好村
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    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D23/00—Producing tubular articles
    • B29D23/001—Pipes; Pipe joints
    • B29D23/003—Pipe joints, e.g. straight joints
    • B29D23/005—Pipe joints, e.g. straight joints provided with electrical wiring
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26—Moulds
    • B29C45/261—Moulds having tubular mould cavities
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】内面が真円のエレクトロフュージョン継手を
成形する。 【解決手段】成形後、ゲートより注入される樹脂の注入
方向が長径化する変形を見込んで、コア１１を短径方向
がゲートより注入される樹脂の注入方向と一致するよう
に楕円形に形成した金型１３を用い、射出成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばエレクトロ
フュージョン継手、すなわちプラスチック管による配管
工事において用いられ、プラスチック管との接合面に電
熱線をコイル状に埋設したエレクトロフュージョン継手
のような筒状成形品を成形するのに用いられる金型及び
該金型による成形方法に関する。
【０００２】
【従来技術】エレクトロフュージョン継手を例にとって
いえば、この継手には管同志を連結するのに用いられる
ソケット継手、エルボ継手、チーズ継手、レジューサ継
手、管端部に取着されるキャップ継手など種々のタイプ
のものがあり、一般には管との接合面に電熱線をコイル
状に埋設した成形品よりなっている。そして管との融着
は、継手の三方、両側若しくは片側よりプラスチック管
を嵌挿後、或いはプラスチック管の外周面に継手を押し
当てたのち、通電によりプラスチック管との接合面を加
熱溶融することにより行われる。
【０００３】図１は、上述する継手のうち、ソケット継
手の成形に用いる金型を示すもので、上下に分割される
金型１内に一側２ａと他側２ｂを組み合わせて分離可能
に連結したコア２を配置し、成形時には各コア２ａ、２
ｂにそれぞれ電熱線（通常は被覆電熱線３が用いられ
る）を巻付け、これを金型１内にセットしたのち、ゲー
ト４を通してキャビティ５内に射出成形される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の管を差込む差し
込み継手に限らず、筒状成形品は内面或いは外面が真円
であることが要求されるものが多い。図１に示す金型も
内径が真円の継手を得るためにコアは真円に形成されて
いるが、成形品は成形後十分に冷却してもコアから取り
出した製品は楕円形に変形しがちである。
【０００５】本発明は、この問題を解消することを目的
としてなされたもので、内径が真円の成形品を成形する
ことのできる金型及び、この金型を用いた成形方法を提
供しとようとするものである。
【０００６】
【課題の解決手段】本発明者らは、成形品が楕円となる
原因を解明するため成形品の楕円の向きを調べたとこ
ろ、成形後長径となる方向がゲートより注入される樹脂
の注入方向と一致するこを見出した。本発明は、この知
見に基づいてなされたもので、図２に示すように、コア
１１を楕円形とし、短径２の向きをゲート１２より注入
される樹脂の注入方向と一致するように金型内にセット
したものである。
【０００７】すなわち第１の発明は、内部にコアを配置
し、コアの周りに筒状のキビティを形成すると共に、キ
ビティへのゲートを備えた金型において、コアを短径が
ゲートより注入される樹脂の注入方向と一致するような
楕円形に構成したことを特徴とし、第２の発明は、上記
第１の発明の金型を用い、射出成形することを特徴とす
る。
【０００８】本発明によれば、コアが楕円形で、その短
径方向がゲートより注入される樹脂の注入方向と一致す
るため、成形品がコアの短径方向に膨らんで内径が真円
化する。 なお、金型内のキビティは、図５に示すよう
にコア１１の短径方向Ｌがゲート１２より注入される樹
脂の注入方向と一致するため、ゲート１２とその反対側
で厚くなり、成形品の肉厚も図２に示すようにコア１１
の短径方向で厚く、長径方向で薄くなるが、内面のみな
らず外面も真円化し、肉厚を均一にするには、キビティ
１４を形成する金型内面も図３に示すようにコア１１と
相似形の楕円形で、短径方向がゲートより注入される樹
脂の注入方向と一致するように形成するとよい。
【０００９】上記各発明で用いるコアには、図１に示す
ようなコア１、すなわち左右両側の分割されたコア２
ａ、２ｂが中実で、被覆電熱線３が巻線されるようにな
っているコアが用いられるが、このほか図４に示すよう
にコアが左右に分割されて、それぞれが軸方向に進退で
きるようにしたスライドコア１６ａ、１６ｂと、各スラ
イドコア１６ａ、１６ｂにそれぞれ嵌挿され、被覆電熱
線１７（裸電熱線でもよい）が巻線されるようになって
いるスリーブコア１８とよりなるものを用いることもで
きる。後者のコアによれば、大径で重量のあるコアであ
っても、スリーブコアは薄肉で軽量であるため、巻線時
や金型装着時の持ち運びや取扱が容易であること、巻線
したスリーブを多数用意していて、成形を終える都度ス
リーブを取換えるようにすることが可能で、これにより
生産性が上がり、自動化も可能となること、コアを冷却
するのにスライドコアのみ冷却できるような構造にすれ
ばよいため、コストを低減させることができること等の
効果を有する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図５に示す金型１３は、図１に示
すタイプの金型において、コア１１を楕円形にしてその
短径方向がゲート１２より注入される樹脂の注入方向
（図の矢印方向）と一致するようにしたものであり、図
６に示す金型２０は、図５に示すタイプの金型におい
て、スリーブコア１８の外面を楕円形にし、その短径方
向をゲート１９より注入される樹脂の注入方向に一致さ
せたものである。
【００１１】以上は、エレクトロフュージョン継手のソ
ケット継手を成形する金型を例示したが、他の差込み用
継手を成形する金型においても、コアを上記のように構
成することにより、内面が真円化した継手を得ることが
できる。他の筒状成形品を成形する金型についても同様
である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され、次のよ
うな効果を奏する。請求項１の金型及び５記載の成形方
法によれば、成形後の変形を見込んでコアを楕円形にす
ることにより、内面が真円ないしほゞ真円の筒状成形品
を得ることができ、請求項２記載の金型によれば、同様
にして内面が真円ないしほゞ真円のエレクトロフュージ
ョン継手を得ることができる。
【００１３】請求項３記載の金型によれば、内外共真円
ないしほゞ真円で、肉厚が均一の筒状成形品を得ること
ができる。請求項４記載のコアのように、スライドコア
とスリーブコアより構成すれば、スリーブコアを薄肉に
して軽量化できるため、大口径の成形品であっても巻線
や金型装着時の取扱が容易で、作業性がよくなり、また
巻線したスリーブコアを多数用意しておいて順治取換え
ることが可能となり、生産性が上がること、冷却するの
にスライドコアのみを冷却すればよく、コストを低減で
きることなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】金型の一例を示す断面図。
【図２】本発明方法によって得られた成形品の断面図。
【図３】本発明に係わる金型の断面図。
【図４】金型の別の例を示す断面図。
【図５】本発明に係わる金型の断面図。
【図６】本発明に係わる別の金型の断面図。
【符号の説明】
１、１３、２０・・金型 ２、１１・・コア ３、１７・・被覆電熱線 ４、１２、１９・
・ゲート １６ａ、１６ｂ・・スライドコア １８・・スリーブ
コア
フロントページの続き (72)発明者 好村 福浩 山口県玖珂郡和木町和木六丁目１番２号 三井石油化学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】内部にコアを配置し、コアの周りに筒状の
    キビティを形成すると共に、キビティへのゲートを備え
    た金型において、コアを短径がゲートより注入される樹
    脂の注入方向と一致するような楕円形に構成したことを
    特徴とする筒状成形品用金型。
  2. 【請求項２】筒状成形品は、プラスチック管との接合面
    に電熱線を埋設したエレクトロフュージョン継手である
    請求項１記載の筒状成形品用金型。
  3. 【請求項３】キャビティを形成する金型内面もコアと相
    似形の楕円形で、短径方向がゲートより注入される樹脂
    の注入方向と一致する請求項１又は２記載の筒状成形品
    用金型。
  4. 【請求項４】コアは、軸方向に進退可能なスライドコア
    と、スライドコアに嵌挿装着され、電熱線又は被覆電熱
    線が巻線されるスリーブコアよりなる請求項１ないし３
    記載の筒状成形品金型。
  5. 【請求項５】請求項１記載の金型を用い、射出成形する
    ことを特徴とする筒状成形品の成形方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009101591A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Asahi Kasei Kuraray Medical Co Ltd 体液処理器用の筒状容器の製造方法
FR2984207A1 (fr) * 2011-12-15 2013-06-21 Rehau Sa Procede de fabrication d'un ensemble tubulaire thermoplastique comportant un element fonctionnel surmoule et produit ainsi obtenu.
US8859633B2 (en) 2005-03-18 2014-10-14 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Adherent composition and method of temporarily fixing member therewith
WO2018189167A1 (de) * 2017-04-11 2018-10-18 Voss Automotive Gmbh Kunststoff-steckverbinder und verfahren zu dessen herstellung

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