JPH09277083A - 大入熱用耐候性鋼サブマージアーク溶接方法 - Google Patents

大入熱用耐候性鋼サブマージアーク溶接方法

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JPH09277083A
JPH09277083A JP11710296A JP11710296A JPH09277083A JP H09277083 A JPH09277083 A JP H09277083A JP 11710296 A JP11710296 A JP 11710296A JP 11710296 A JP11710296 A JP 11710296A JP H09277083 A JPH09277083 A JP H09277083A
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welding
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flux
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JP11710296A
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Naoaki Matsutani
直明 松谷
Masami Yamaguchi
將美 山口
Mikio Nanbu
幹夫 南部
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大入熱用耐候性鋼のサブマージアーク溶接方
法に関し、予熱なしで、溶接作業性、耐割れ性が良好
で、かつ靱性が良好な溶接部を得る。 【解決手段】 C、Si、Mn、Cr、NiおよびCu
を耐候性鋼に見合った適正量を含有したワイヤと、Si
2 、Al23 、MgO、TiO2 、ZrO2、鉄
粉、Li、Cu、Cr、NiおよびCu+Cr+Niを
適正量含有するボンドフラックスを用いて10〜50k
J/mmの溶接入熱で溶接を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用または橋梁用
の継手部のサブマージアーク溶接方法に係わり、詳しく
はボックス柱や橋桁に用いる大入熱用耐候性鋼を溶接入
熱10〜50kJ/mmで1層または多層溶接した場合
に溶接作業性、溶接金属の靱性および耐低温割れ性を改
善するサブマージアーク溶接方法に関するものである。
ここでいう大入熱用耐候性鋼とは橋梁や建築用に用いら
れるSM400、SM490、SM570鋼等の強度を
持ち溶接入熱が50kJ/mm程度以下で適用できる鋼
材であり、通常SMA570WQ−MODと表記される
耐侯性鋼を総称したものである。
【0002】
【従来の技術】建築や橋梁用に用いる耐候性鋼は、JI
S Z3114に規定されたSMA400、SM490
BW鋼が一般的に用いられている。また、やや大型の構
造物の場合は鋼材の重量低減のため高強度鋼材としてS
MA570QW、SMA570QP鋼が一部用いられて
きた。このSMA570QW、SMA570QP鋼の溶
接においては鋼材のHAZ部の靱性低下防止や遅れ割れ
防止等の観点から、溶融フラックスを用い溶接入熱は1
0kJ/mm未満程度で用いられており、厚板の場合著
しく溶接能率が劣化していた。しかしながら、TMCP
技術等の発達に伴い比較的低Ceq(炭素当量)でHA
Z部の性能が確保できる大入熱用耐候性鋼が開発され、
それに対応する溶接材料および施工法の開発が急務とな
った。
【0003】従来、耐候性鋼の溶接には、JIS Z3
352に規定される溶融型フラックスとJIS Z33
51のYS−CuC1またはYS−CuC2に規定され
るサブマージアーク溶接用ソリッドワイヤを組み合わ
せ、前途のごとくHAZ部の靱性劣化防止のため溶接入
熱を10kJ/mm程度未満として溶接を実施するのが
通常であった。このため、板厚25mm程度までは両面
1層で継手を仕上げることができるが、これを越える板
厚については両面多層溶接となり溶接能率の点で劣って
いた。
【0004】Cu−Cr−Ni系の溶接金属を得る高耐
候性鋼のサブマージアーク溶接用ワイヤおよびフラック
スの例が特公昭60−48279号等に開示されてい
る。さらに、海浜部においての耐食性に優れ、かつ、耐
高温特性に優れたCu−Ni−Mo−Nb系耐食性耐火
鋼用サブマージアーク溶接ワイヤおよびフラックスが特
開平2−268994号に開示されている。さらにま
た、耐候性に優れ、耐高温延性に優れたCu−Cr−N
i−Mo−Nb系サブマージアーク溶接方法が特開平3
−174978号に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の特公昭
60−48279号に提案された高耐候性鋼板のサブマ
ージアーク溶接は耐割れ性の改善を目的としたものであ
り、適用入熱も10kJ/mm程度未満で用いられてお
り作業能率が低下する。また、溶接入熱を10〜50k
J/mmとして溶接を実施したところ耐割れ性が良好と
はいえない。
【0006】また前記特開平2−268994号で提案
された耐食性鋼用サブマージアーク溶接用ワイヤおよび
ボンドフラックスはCrを添加しないものであり、Cr
を含有するJIS Z3114鋼用のサブマージアーク
溶接用ワイヤおよびフラックスとしては不充分である。
また、適用入熱も10kJ/mm程度未満で、従来の技
術の範疇内である。
【0007】さらに、前記特開平3−174978号に
おいては、ボンドフラックスを用い溶接入熱13kJ/
mmのサブマージアーク溶接が開示されているが、特に
高温延性の確保という観点から検討したものであり、さ
らにそれ以上の溶接入熱においては、良好な溶接作業性
を得るための検討が十分されていない。
【0008】本発明は上記の従来技術の問題点に鑑み、
大入熱用耐候性鋼の大入熱サブマージアーク溶接におい
て溶接作業性が良好で、高靱性が得られる大入熱耐候性
鋼用サブマージアーク溶接方法を提供することを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するものであって、大入熱用耐候性鋼サブマージアーク
溶接方法において全ワイヤに対し、重量%(以下同じ)
で、C:0.07〜0.15%、Si:0.01〜0.
20%、Mn:1.0〜2.4%、Cu:0.25〜
0.60%、Cr:0.30〜0.75%、Ni:0.
05〜0.75%を含有するサブマージアーク溶接用ワ
イヤと、全フラックス重量に対し、SiO2 :15〜2
5%、Al23 :20〜30%、MgO:8〜18
%、TiO2:5〜13%、ZrO2 :1〜7%、鉄
粉:5〜20%、Li炭酸塩またはLi弗化物をLiに
換算して0.05〜1.0%、Cu:0.5%以下、C
r:1%以下、Ni:1%以下を含有し、Cu+Cr+
Ni:1%以下であるサブマージアーク溶接用ボンドフ
ラックスを用いて耐候性鋼を溶接入熱10〜50kJ/
mmで1層または多層サブマージアーク溶接することを
特徴とする良好な溶接作業性と高靱性が得られる大入熱
用耐候性鋼サブマージアーク溶接方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、まず大入熱用耐候
性鋼のサブマージアーク溶接金属において耐候性の特性
を附与するために必要なCu、Cr、Niを適量添加す
ることとした。すなわち、JIS Z3183の耐候性
鋼の溶接金属においてWとPタイプを同時に満足する
量、Cu:0.30〜0.50%、Cr:0.45〜
0.60%、Ni:0.05〜0.70%添加すること
とした。このCu、Cr、Niはほとんどワイヤから添
加する。また、大入熱溶接性を得るためにはフラックス
の鉄粉の添加が必要である。フラックス中の鉄粉量や母
材希釈によって溶接金属へのワイヤ寄与率が一定とはな
らないため、ワイヤ中のCu、Cr、Niの含有率がそ
のまま溶接金属中の含有率とはならず、一般的には減少
する。このため、フラックス中に不足分を補うために、
微少のCu、Cr、Niを添加する。
【0011】以下にワイヤについて成分特定理由を説明
する。ワイヤは耐候性の特性を得ることと強度を満足さ
せ、かつ良好な靱性を得るための成分設計が必要であ
る。
【0012】まず、Cは0.07〜0.15%とする必
要がある。すなわち、Cは脱酸元素として極めて重要で
あり、適当量の添加により溶接金属中の酸素量を低減
し、靱性を向上させるが0.07%未満ではその効果が
少なくまた強度も不足する。しかし、0.15%を越え
ると強度が過大となり靱性が劣化し、また溶接金属の凝
固時に粒界に偏析しやすく高温割れを生じる傾向とな
る。
【0013】Siは0.01〜0.20%に限定する必
要がある。すなわち、Siは脱酸元素として重要であ
り、適当量の添加により溶接金属中の酸素量を低減し、
靱性を向上させるが0.01%未満ではその効果が少な
い。しかし、0.20%を越えると強度が過大となり、
溶接金属の靱性が劣化する。
【0014】Mnは1.0〜2.4%に限定する必要が
ある。Mnは靱性を得るためには必須成分であるが、過
多になると強度が過大となりかえって靱性が劣化する。
すなわち、1.0%未満では靱性が満足せず、一方、
2.4%を超えると強度が過大となりかえって靱性が劣
化する。
【0015】Cu、Cr、Niはそれぞれ十分な耐候性
を得るためCu:0.25〜0.60%、Cr:0.3
0〜0.75%、Ni:0.05〜0.75%とした。
ただし、溶接金属がJIS Z3114の規格内に入る
ことが必要十分条件である。
【0016】また、本願発明ワイヤには以上規定した成
分以外としては、Tiを0.05%以下、Alを0.0
40%以下、Nbを0.030%以下、Pを0.020
%以下、Sを0.015%以下を許容できる。その他残
部はFeおよび不可避的不純物である。
【0017】次に、本発明フラックスについて詳述す
る。本発明フラックスは金属粉を含有するためボンドフ
ラックスに限定する。
【0018】まず、SiO2 は15〜25%であること
が必要がある。SiO2 はスラグの粘性を増加させ、止
端部のなじみが良い溶接ビードを形成するのに極めて有
効な成分である。このようなSiO2 の効果は15%以
上の添加で得ることができるが、一方25%を超えて添
加すると、スラグの融点が低下し溶接ビードの表面が乱
れ、さらに溶接金属中の酸素量を増加させ、溶接金属の
靱性が劣化する。
【0019】Al23 は20〜30%にすることが必
要である。Al23 はスラグの流動性を高め止端のな
じみがよいビードの形成に有効であり、またスラグ剥離
性も改善する。このようなAl23 の効果は20%以
上で得られるが、一方30%を越えて添加するとビード
幅が狭くなり、止端部のなじみが悪くなり、また凸ビー
ドとなる。
【0020】MgOは8〜18%にすることが必要であ
る。MgOは融点が高くスラグの耐火性を向上させ、平
滑でビード幅の広いなじみの良いビードを形成するのに
極めて有効な成分である。また、塩基性成分であり靱性
の確保にも効果がある。このようなMgOの効果は8%
以上で得られるが18%を越えて添加するとスラグ量が
増加しかつビード止端の立ち上がり角度が急になりビー
ドの形状が劣化する。
【0021】TiO2 は5〜13%であることが必要が
ある。TiO2 はビード表面の平滑性およびビード止端
部の揃いを改善するのに有効である。このようなTiO
2 の効果は5%以上の添加で得ることができるが、一方
13%を超えて添加するとかえってビード表面にスラグ
の焼き付きが生じる。
【0022】ZrO2 は1〜7%であることが必要があ
る。ZrO2 は融点が高くスラグの耐火性を向上させ、
ビード幅の広いなじみの良いビードを形成するのに極め
て有効な成分である。このようなZrO2 の効果は1%
以上の添加で得ることができるが、一方7%を超えて添
加するとスラグ量が増加しかつビード止端部に焼き付き
が生じるようになる。
【0023】鉄粉は5〜20%にすることが必要があ
る。鉄粉は溶着速度を増加させ、実質の溶接入熱を低下
させることができる。鉄粉が5%未満ではこの効果が少
なく、一方20%を越えるとビード止端部に粒状の突起
が発生する。
【0024】さらに、本発明フラックスはLi炭酸塩ま
たはLi弗化物をLiに換算して0.05〜1.0%含
有することが必要である。Liを添加することにより、
原料中の−OH基と結合し、水分との反応を抑え吸湿を
少なくし、溶接金属中の拡散性水素量をさらに低減す
る。このような効果はLi炭酸塩またはLi弗化物をL
iに換算して0.05%以上で得ることができるが、
1.0%を超えるとフラックスの粒子強度が小さくなり
フラックスが溶接中に粉化してポックマークが発生す
る。
【0025】また、本発明フラックスには耐候性を得る
成分を調整するためにCu:0.5%以下、Cr:1%
以下、Ni:1%以下で適量添加する。しかし、多量に
添加すると偏析が生じる原因となる。したがってCu+
Cr+Ni:1%以下に限定する。
【0026】以上のほかに、フラックスの成分としては
23 は1%以下、CO2 は10%以下、Sは3%以
下、Alは1%以下、Tiは1%以下、Mnは5%以下
で適宜添加できる。このほかに、フラックス中の不可避
成分としては水ガラスなどからもたらされるNa2 O、
2 Oがあり、また、原料の不純物として含有されるM
nO、FeO等があるがNa2 O、K2 Oはそれぞれ3
%以下、MnO、FeO等は1%以下が望ましい。
【0027】また、本発明に用いるフラックスはボンド
フラックスであることが必要であるが、これは本発明に
用いるフラックス中には金属炭酸塩あるいは鉄粉、S
i、Al、Al−Mgなどの金属粉を添加することか
ら、製造中に高温焼成をするシンターフラックスあるい
は溶解をする溶融フラックスではこれらの成分の分解あ
るいは酸化消耗が起こり、品質の確保が困難であるため
である。この点から550℃程度以下で焼成されるボン
ドフラックスであることが必要である。
【0028】また、本発明の溶接方法は上述のワイヤお
よびフラックスを用いて大入熱耐候性鋼を溶接入熱10
〜50kJ/mmで1層あるいは多層溶接するサブマー
ジアーク溶接方法であり、この溶接入熱範囲で最も良好
な溶接作業性と高靱性が得られるものである。
【0029】
【実施例】以下実施例により、本発明の効果をさらに具
体的に示す。鋼ワイヤとして表1に示すW1〜W7の7
種類の組成のワイヤを作製した。このうちW1〜W4は
本発明のワイヤ、W5〜W7は本発明の効果を明確にす
るための比較例のワイヤである。ワイヤ径はいずれも
4.8mmである。
【0030】
【表1】
【0031】次に、表2に示すF1〜F13の13種類
の組成のフラックスを作製した。このうちF1〜F5は
本発明のフラックス、F6〜F13は本発明の効果を明
確にするための比較例のフラックスである。フラックス
は、まずフラックス原料を配合、混合して水ガラスを固
着剤として造粒した後、380℃で2時間の条件で焼成
し、12〜100メッシュに整粒して作製したボンドフ
ラックスである。
【0032】
【表2】
【0033】これらのワイヤとフラックスを組み合せ溶
接金属試験を実施した。鋼板は表3に示す板厚50mm
のSMA570WQ−MOD鋼である。また、開先形状
は図1に示すV溝である。図中のθ=40°、t1=3
2mm、t2=18mmで溶接長は1500mmであ
る。この開先にL極は1500A、、38V、T極は1
200A、46V、溶接速度250mm/minで予熱
を行わずに溶接した。
【0034】
【表3】
【0035】溶接終了から48時間以上経過した後、超
音波探傷試験により溶接部の割れの有無について調査し
た。さらに、欠陥のない試料については、板表面15m
m下の溶接部よりJIS A1号引張試験片およびJI
S4号Vノッチシャルピー試験片をそれぞれ採取して供
試した。その結果を表4に示す。
【0036】
【表4】
【0037】表4の中でNo.1〜No.5は本発明の
実施例、No.6〜No.16は本発明の効果を明確に
するための比較例である。これらの結果、本発明の実施
例No.1〜No.5は予熱なしの溶接においても割れ
の発生がなく、ビード外観も良好であり、また引張強
度、−5℃のシャルピー吸収エネルギー値とも良好な値
を示した。
【0038】比較例のうちNo.6はワイヤ中のCが過
多で、ビード中央に高温割れが発生したため以後の試験
を中止した。また比較例のうちNo.7はワイヤ中のC
が不足で脱酸不足となり靱性が劣化した。また比較例の
うちNo.8はワイヤ中のMnが過多で強度過大とな
り、靱性が劣化した。
【0039】比較例のうちNo.9はフラックス中のの
SiO2 とTiO2 が不足でビードの揃いがやや悪く、
かつ、Al23 が過多で凸ビードとなった。また比較
例のうちNo.10はフラックスのSiO2 過多および
Al23 が不足でビード表面が不良となったため以後
の試験を中止した。
【0040】比較例のうちNo.11はフラックスのM
gO過多でビード止端の立ち上がり角度が急であり、Z
rO2 が不足でビードの揃いが不良で、かつ、Liが過
多のためポックマークが発生した。また比較例のうちN
o.12はフラックスのMgO不足でビード形状が不良
となり、TiO2 およびZrO2 が過多でビード表面に
スラグのこびり着きが発生したので以後の試験を中止し
た。
【0041】比較例のうちNo.13はフラックスの鉄
粉が不足で溶着量が少なく、溶着量不足でビード形状不
良となったので以後の試験を中止した。また比較例のう
ちNo.14はフラックスの鉄粉過多でビード表面に粒
状の突起物が生成し、かつ、Liが不足のため低温割れ
が発生したので以後の試験を中止した。
【0042】比較例のうちNo.15はフラックスのC
r過多およびCu+Cr+Ni量が過多のため割れが発
生したので以後の試験を中止した。また比較例のうちN
o.16はフラックスのCu+Cr+Ni量が過多のた
め割れが発生したので以後の試験を中止した。
【0043】
【発明の効果】以上説明したごとく本発明を用いれば、
実施例にも示した通り大入熱用耐候性鋼のサブマージア
ーク溶接方法において、大入熱溶接を実施しても溶接作
業性が良好で溶接割れもなく、靱性も良好な溶接部が得
られ、大型構造物の溶接に貢献するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた溶接試験板の開先形状を示す図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/42 C22C 38/42 38/58 38/58

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大入熱用耐候性鋼サブマージアーク溶接
    方法において全ワイヤに対し、重量%(以下同じ)で、 C :0.07〜0.15%、 Si:0.01〜0.20%、 Mn:1.0〜2.4%、 Cu:0.25〜0.60%、 Cr:0.30〜0.75%、 Ni:0.05〜0.75% を含有するサブマージアーク溶接用ワイヤと、全フラッ
    クス重量に対し、 SiO2 :15〜25%、 Al23 :20〜30%、 MgO:8〜18%、 TiO2 :5〜13%、 ZrO2 :1〜7%、 鉄粉:5〜20%、 Li炭酸塩またはLi弗化物をLiに換算して0.05
    〜1.0%、 Cu:0.5%以下、 Cr:1%以下、 Ni:1%以下 を含有し、 Cu+Cr+Ni:1%以下 であるサブマージアーク溶接用ボンドフラックスを用い
    て耐候性鋼を溶接入熱10〜50kJ/mmで1層また
    は多層サブマージアーク溶接することを特徴とする良好
    な溶接作業性と高靱性が得られる大入熱用耐候性鋼サブ
    マージアーク溶接方法。
JP11710296A 1996-04-16 1996-04-16 大入熱用耐候性鋼サブマージアーク溶接方法 Pending JPH09277083A (ja)

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