JPH09276930A - ストリップの巻取り制御方法 - Google Patents

ストリップの巻取り制御方法

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JPH09276930A
JPH09276930A JP11829996A JP11829996A JPH09276930A JP H09276930 A JPH09276930 A JP H09276930A JP 11829996 A JP11829996 A JP 11829996A JP 11829996 A JP11829996 A JP 11829996A JP H09276930 A JPH09276930 A JP H09276930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
winding
deflector roll
coiling
shaft
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11829996A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Matsumura
健一 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nittetsu Plant Designing Corp, Nippon Steel Corp filed Critical Nittetsu Plant Designing Corp
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Publication of JPH09276930A publication Critical patent/JPH09276930A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取り軸へのストリップの巻取り角度を一定
に制御して巻き乱れのないストリップの巻取り制御方法
を提供する。 【解決手段】 巻取り機11の手前側に配置されている
デフレクターロール12を移動制御して、巻取り機11
に巻かれるストリップ10の巻取り角度を一定にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スリッターライン
等におけるストリップの巻取り制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スリッターラインにおけるストリップの
巻取りにおいては、図3に示すように巻取り機50の前
にデフレクターロール51を設置し、ストリップ52を
ガイドすると共に、ストリップ52の通板速度を検出し
て、巻取り機50の巻取り速度を制御するようにしてい
た。そして、前記デフレクターロール51はラインマス
ターロールとしても機能するので、必ずストリップ52
によって回すことができる角度とする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来例に係るストリップの巻取り方法においては、デ
フレクターロール51の位置で固定であるので、ストリ
ップ52の巻取り角度は最初は角度の小さいθ1 である
が、徐々に巻取り角度が上昇してθ2 になり、これによ
って巻かれたストリップ52の端部に巻き乱れが発生
し、高精度のストリップの巻取りができないという問題
があった。そこで、本発明者は鋭意研究の結果、この巻
き乱れの原因は巻取り軸53に巻かれたストリップ52
の巻取り角度が徐々に異なっていくことが原因であるこ
とを突き詰め、巻取り角度を一定にすれば巻き乱れが生
じないことを発見し、本発明を完成した。本発明はかか
る事情に鑑みてなされたもので、巻取り軸へのストリッ
プの巻取り角度を一定に制御して巻き乱れのないストリ
ップの巻取り制御方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のストリップの巻取り制御方法は、巻取り機の手前
側に配置されているデフレクターロールを移動制御し
て、前記巻取り機に巻かれるストリップの巻取り角度を
一定にしている。また、請求項2記載のストリップの巻
取り制御方法は、請求項1記載の方法において、前記巻
取り機に巻取り軸回転計を設けて巻取り軸の回転速度N
を検出すると共に、前記デフレクターロールにロール回
転計を取付けて前記ストリップの通板速度Vを検出し
て、前記巻取り軸に巻かれたストリップの半径Rを算出
し、前記ストリップの巻取り角度αが一定となるよう
に、デフレクターロールの水平方向位置Lをサーボモー
タで制御している。
【0005】請求項1及び2記載のストリップの巻取り
制御方法においては、巻取り機の手前に配置されている
デフレクターロールを移動制御して、巻取り軸へのスト
リップの巻取り角度が一定になるように制御しているの
で、巻かれるストリップに一定の荷重が掛かり、結果と
して巻き乱れを生じることなくストリップを巻くことが
できる。特に、請求項2記載のストリップの巻取り制御
方法においては、巻取り軸回転計を設けて巻取り軸の回
転速度Nを検出すると共に、デフレクターロールに取付
けたロール回転計からストリップの通板速度Vを検出し
て、ストリップの巻取り半径Rを式(1)から計算して
いる。 R=V/2πN ・・・・・(1) 次に、デフレクターロールと巻取り軸の軸心間距離L
は、巻取り角度をαとすると式(2)で表される。 L=R/(sinα) ・・・・・(2) 従って、式(1)、(2)からV、Nを検出してデフレ
クターロールの位置を制御するようにすれば、巻取り角
度αを一定にすることできる。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係るストリップの巻取り制御方法の説明図、図2は
同制御方法のブロック図である。
【0007】まず、本発明の一実施の形態に係るストリ
ップの巻取り制御方法を適用した装置の概略について図
1を参照しながら説明する。図1に示すように、スリッ
ターラインから搬送されるストリップ10を巻き取る巻
取り機11と、巻取り機11の手前側に配置されたデフ
レクターロール12と、デフレクターロール12の進退
装置13と、これらの制御装置14とを有している。
【0008】前記巻取り機11の巻取り軸15は、第1
のモータ16によって回転駆動され、巻取り軸15には
巻取り軸の回転速度Nを検出する第1のロータリエンコ
ーダ17が設けられている。巻取り機11の手前にはデ
フレクターロール12とこの進退装置13が設けられて
いる。進退装置13は、両側を軸受18、19によって
回転自由に支持された雄ねじ軸20と、雄ねじ軸20を
駆動する第2のモータ21及びそのモータ軸に取付けら
れた第2のロータリエンコーダ22と、雄ねじ軸20及
びこれに平行に配置されたガイドロッド23に装着され
た移動台車24とを有し、移動台車24にデフレクター
ロール12が回転可能に取付けられている。
【0009】第2のモータ21を回転駆動すると雄ねじ
軸20が回転し、移動台車24が移動しデフレクターロ
ール12が水平方向に移動するようになっている。この
デフレクターロール12の移動距離は、第2のモータ2
1に取付けられた第2のロータリエンコーダ22によっ
て検出できるようになっている。
【0010】前記デフレクターロール12は、ストリッ
プ10の表面に接触して回転し、後部に取付けられた第
3のロータリエンコーダ25によってストリップ10の
通過距離及び通過速度Vsを検知できるようになってい
る。前記第1〜第3のロータリエンコーダ17、22、
25の出力は、制御装置14に入力され、第1、第2の
モータ16、21は制御装置14から信号によって回転
駆動されるようになっている。
【0011】続いて、以上の装置を使用した本発明の実
施の形態に係るストリップの巻取り制御方法について図
1、図2を参照しながら説明する。予め、進退装置13
を駆動して、デフレクターロール12を巻取り機11側
に寄せておく。そして、ストリップ10の種類に応じて
ストリップ10の基準速度Voを決定して、制御装置1
4に設けられている図示しないキーボードから入力する
(ステップA)。デフレクターロール12に設けられた
第3のロータリエンコーダ25によって実際のストリッ
プ10の搬送速度Vsを検知して(ステップB)、その
差分から巻取り機11の巻取り軸15を駆動する第1の
モータ16を制御して、巻取り軸15が一定の速度Vs
でストリップ10を巻き取るように制御する。この制御
はマイクロコンピュータを用いて行う周知の制御であっ
てもよいし、前記差分に対応する電気量を直接フィード
バックして第1のモータ16の回転数を変えるような制
御であってもよい(ステップC)。
【0012】次に、巻取り機11の巻取り軸15の回転
数Nを第1のロータリエンコーダ17によって検知し
(ステップD)、巻取りコイルの半径Rの演算(ステッ
プE)、及び前記式(2)から巻付け角αの演算を行う
(ステップF)。この動作は、巻取り軸15のストリッ
プ10を巻き付ける最初の時点で行い、以後、巻付け角
αが一定になるように、第2のモータ21を駆動して、
デフレクターロール12を徐々に後退させる。これによ
って、ストリップ10の巻取り半径がR1 からR2 に変
わっても、それに対応してデフレクターロール12がX
1 からX2 に後退して、常時巻取り角度αが一定となる
(ステップG)。また、前記実施の形態はストリップは
鋼帯に限定して説明しているが、その他の帯状物であっ
ても本発明は適用される。
【0013】
【発明の効果】請求項1、2記載のストリップの巻取り
制御方法においては、常にストリップの巻付け角を一定
になるように制御しているので、ストリップの巻き乱れ
が生じ難く、結果として巻かれたストリップが後工程の
自動化に容易に対応でき、製品の歩留りが向上する。特
に、請求項2記載のストリップの巻取り制御方法におい
ては、デフレクターロールの水平移動を行って巻取り角
度を一定制御するようにしているので、装置構成が簡単
となって、安価に製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るストリップの巻取
り制御方法の説明図である。
【図2】同制御方法のブロック図である。
【図3】従来例に係るストリップの巻取り方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
10 ストリップ 11 巻取り機 12 デフレクターロール 13 進退装置 14 制御装置 15 巻取り軸 16 第1のモータ 17 第1のロ
ータリエンコーダ 18 軸受 19 軸受 20 雄ねじ軸 21 第2のモ
ータ 22 第2のロータリエンコーダ 23 ガイドロ
ッド 24 移動台車 25 第3のロ
ータリエンコーダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取り機の手前側に配置されているデフ
    レクターロールを移動制御して、前記巻取り機に巻かれ
    るストリップの巻取り角度を一定にすることを特徴とす
    るストリップの巻取り制御方法。
  2. 【請求項2】 前記巻取り機に巻取り軸回転計を設けて
    巻取り軸の回転速度Nを検出すると共に、前記デフレク
    ターロールにロール回転計を取付けて前記ストリップの
    通板速度Vを検出して、前記巻取り軸に巻かれたストリ
    ップの半径Rを算出し、前記ストリップの巻取り角度α
    が一定となるように、デフレクターロールの水平方向位
    置Lをサーボモータで制御する請求項1記載のストリッ
    プの巻取り制御方法。
JP11829996A 1996-04-15 1996-04-15 ストリップの巻取り制御方法 Withdrawn JPH09276930A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1005922A1 (en) * 1998-03-26 2000-06-07 Kawasaki Steel Corporation Method and device for taking up metal foil
JP2009120404A (ja) * 2009-03-12 2009-06-04 Nichicon Corp テープ巻き取り装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP1005922A4 (en) * 1998-03-26 2003-01-29 Kawasaki Steel Co METHOD AND DEVICE FOR WINDING METAL SHEETS
JP2009120404A (ja) * 2009-03-12 2009-06-04 Nichicon Corp テープ巻き取り装置

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