JPH09275596A - パッシブラジエータ - Google Patents
パッシブラジエータInfo
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- JPH09275596A JPH09275596A JP8230496A JP8230496A JPH09275596A JP H09275596 A JPH09275596 A JP H09275596A JP 8230496 A JP8230496 A JP 8230496A JP 8230496 A JP8230496 A JP 8230496A JP H09275596 A JPH09275596 A JP H09275596A
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- Japan
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- damper
- frame
- passive radiator
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- diaphragm
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は各種音響機器のスピーカシステムに
用いられるパッシブラジエータに関するものであり、部
品点数の削減と組立工数の削減、品質向上を目的とする
ものである。 【解決手段】 底面中央に開口部１１ａを有するフレー
ム１１と、周縁部が上記フレーム１１の開口部１１ａに
装着されたダンパー１５と、上記フレーム１１の上端に
周端部が結合された振動板１２と、上記ダンパー１５の
略中央にこのダンパー１５と上記振動板１２に挟持され
るウェイトリング１６とで構成し、極めて容易に組立て
が行えるとともに、接着結合の強化による品質の向上を
図ったものである。
用いられるパッシブラジエータに関するものであり、部
品点数の削減と組立工数の削減、品質向上を目的とする
ものである。 【解決手段】 底面中央に開口部１１ａを有するフレー
ム１１と、周縁部が上記フレーム１１の開口部１１ａに
装着されたダンパー１５と、上記フレーム１１の上端に
周端部が結合された振動板１２と、上記ダンパー１５の
略中央にこのダンパー１５と上記振動板１２に挟持され
るウェイトリング１６とで構成し、極めて容易に組立て
が行えるとともに、接着結合の強化による品質の向上を
図ったものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は各種音響機器のスピ
ーカシステムに用いられるパッシブラジエータに関する
ものである。
ーカシステムに用いられるパッシブラジエータに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術を図８〜図１０により説明す
る。まず、同図８はケルトン方式と称されるスピーカシ
ステムの側断面図であり、エンクロージャーＡ内に配置
されたドライバーＢと外部に面したパッシブラジエータ
Ｃから構成され、ドライバーＢによりパッシブラジエー
タＣを駆動させて重低音を増強再生するものである。図
９はこのパッシブラジエータＣの側面図であり、図１０
はこのパッシブラジエータＣの概念を示す構造側断面図
である。
る。まず、同図８はケルトン方式と称されるスピーカシ
ステムの側断面図であり、エンクロージャーＡ内に配置
されたドライバーＢと外部に面したパッシブラジエータ
Ｃから構成され、ドライバーＢによりパッシブラジエー
タＣを駆動させて重低音を増強再生するものである。図
９はこのパッシブラジエータＣの側面図であり、図１０
はこのパッシブラジエータＣの概念を示す構造側断面図
である。
【０００３】同図により、パッシブラジエータＣの構成
について説明する。１はフレームであり、上端周縁１ｂ
には周縁部である振動板２のエッジ部３を接着結合する
とともに、この振動板２の内周縁部はボビン４に接着結
合している。また、ボビン４の中間部は上記フレーム１
の底面内周部１ａに接着結合されたダンパー５にクラン
プ支持されている。６はボビン４の上端に結合されたウ
ェイトリングであり、７は上記振動板２の上面中心部に
接着されたダストキャップである。なお、１ｃは上記フ
レーム１の底面全周から下方に突出し、ダンパー５を保
護する下端部である。
について説明する。１はフレームであり、上端周縁１ｂ
には周縁部である振動板２のエッジ部３を接着結合する
とともに、この振動板２の内周縁部はボビン４に接着結
合している。また、ボビン４の中間部は上記フレーム１
の底面内周部１ａに接着結合されたダンパー５にクラン
プ支持されている。６はボビン４の上端に結合されたウ
ェイトリングであり、７は上記振動板２の上面中心部に
接着されたダストキャップである。なお、１ｃは上記フ
レーム１の底面全周から下方に突出し、ダンパー５を保
護する下端部である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種のパッシブラジエータは、部品点数が多いため部品
材料費が多くかかり、生産工数も多くかかってしまうた
め、なかなか低コスト化を図ることができなかった。
の種のパッシブラジエータは、部品点数が多いため部品
材料費が多くかかり、生産工数も多くかかってしまうた
め、なかなか低コスト化を図ることができなかった。
【０００５】また、振動系の質量について、かなり重い
ものを要求されるものがあり、この対応としてウェイト
リング６を重く設計すると、ウェイトリング６がボビン
４からはずれてしまったり、これが原因でダストキャッ
プ７が振動板２からはずれてしまったり、振動系の振幅
が大きくなることによりボビン４とダンパー５が接着は
ずれを発生してしまう可能性があった。
ものを要求されるものがあり、この対応としてウェイト
リング６を重く設計すると、ウェイトリング６がボビン
４からはずれてしまったり、これが原因でダストキャッ
プ７が振動板２からはずれてしまったり、振動系の振幅
が大きくなることによりボビン４とダンパー５が接着は
ずれを発生してしまう可能性があった。
【０００６】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、部品点数及び生産工数を削減し、低コスト化を図る
パッシブラジエータを提供することを目的とするもので
ある。
し、部品点数及び生産工数を削減し、低コスト化を図る
パッシブラジエータを提供することを目的とするもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のパッシブラジエータは、底面中央に開口部を
有するフレームと、周縁部が上記フレームの開口部に装
着されたダンパーと、上記フレームの上端に周端部が結
合された振動板と、上記ダンパーの略中央にこのダンパ
ーと上記振動板に挟持されたウェイトリングとで構成し
たものである。
に本発明のパッシブラジエータは、底面中央に開口部を
有するフレームと、周縁部が上記フレームの開口部に装
着されたダンパーと、上記フレームの上端に周端部が結
合された振動板と、上記ダンパーの略中央にこのダンパ
ーと上記振動板に挟持されたウェイトリングとで構成し
たものである。
【０００８】上記のように、ウェイトリングを振動板と
ダンパーで挟持する構成としたので、ボビンを削除する
とともに、極めて容易に組立てが行える、ウェイトリン
グと振動板とダンパーの一体化により品質の向上も図れ
るものである。
ダンパーで挟持する構成としたので、ボビンを削除する
とともに、極めて容易に組立てが行える、ウェイトリン
グと振動板とダンパーの一体化により品質の向上も図れ
るものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、底面中央に開口部を有するフレームと、周縁部が上
記フレームの開口部に装着されたダンパーと、上記フレ
ームの上端に周端部が結合された振動板と、上記ダンパ
ーの略中央にこのダンパーと上記振動板に挟持されたウ
ェイトリングとで構成したので、部品点数の削減と、極
めて簡単な組立てで品質の安定したものを提供可能とす
るものである。
は、底面中央に開口部を有するフレームと、周縁部が上
記フレームの開口部に装着されたダンパーと、上記フレ
ームの上端に周端部が結合された振動板と、上記ダンパ
ーの略中央にこのダンパーと上記振動板に挟持されたウ
ェイトリングとで構成したので、部品点数の削減と、極
めて簡単な組立てで品質の安定したものを提供可能とす
るものである。
【００１０】請求項２に記載の発明は、請求項１の振動
板の略中央にダストキャップを一体に設けた構成とした
ため、部品点数の削減と組立工数の削減の図れるもので
ある。
板の略中央にダストキャップを一体に設けた構成とした
ため、部品点数の削減と組立工数の削減の図れるもので
ある。
【００１１】請求項３に記載の発明は、請求項１または
２の構成に加えて、振動板の略中央またはダストキャッ
プの略中央に孔部を設けるとともに、ウェイトリングお
よびダンパーの上記孔部に対応する位置にも夫々孔部を
設け、この夫々の孔部に挿入される結合手段で振動板、
ウェイトリングおよびダンパーを一体化したものであ
り、３部品の結合の信頼性の向上を図るものである。
２の構成に加えて、振動板の略中央またはダストキャッ
プの略中央に孔部を設けるとともに、ウェイトリングお
よびダンパーの上記孔部に対応する位置にも夫々孔部を
設け、この夫々の孔部に挿入される結合手段で振動板、
ウェイトリングおよびダンパーを一体化したものであ
り、３部品の結合の信頼性の向上を図るものである。
【００１２】請求項４に記載の発明は、請求項１の構成
のダンパーの略中央下面にフレームの下端と略同一高さ
の突起部を設けたものであり、組立時にウェイトリング
の自重によって発生するダンパーの変形の防止を形状に
応じた組立用下型の作製なしに行え、専用治具化による
コストアップや管理コストのアップを防止するものであ
る。
のダンパーの略中央下面にフレームの下端と略同一高さ
の突起部を設けたものであり、組立時にウェイトリング
の自重によって発生するダンパーの変形の防止を形状に
応じた組立用下型の作製なしに行え、専用治具化による
コストアップや管理コストのアップを防止するものであ
る。
【００１３】請求項５に記載の発明は、請求項１の構成
のウェイトリングの略中央下面にフレームの下端と略同
一高さの突起部をダンパーより突出させたものであり、
請求項４と同様の効果を得るものであるが、ウェイトリ
ングの自重をウェイトリングに設けた突出部で支えるも
のであるため、ダンパーに何等の影響も与えないもので
ある。
のウェイトリングの略中央下面にフレームの下端と略同
一高さの突起部をダンパーより突出させたものであり、
請求項４と同様の効果を得るものであるが、ウェイトリ
ングの自重をウェイトリングに設けた突出部で支えるも
のであるため、ダンパーに何等の影響も与えないもので
ある。
【００１４】請求項６に記載の発明は、請求項３の構成
の結合手段の脚部の高さをフレームの下端と略同一高さ
としたものであり、ウェイトリングの重量を結合手段で
支持して組立時のダンパーの変形防止を行うとともに、
振動板、ウェイトリングおよびダンパーを機械的に一体
化して上記３部品の結合の信頼性の向上を図るものであ
る。
の結合手段の脚部の高さをフレームの下端と略同一高さ
としたものであり、ウェイトリングの重量を結合手段で
支持して組立時のダンパーの変形防止を行うとともに、
振動板、ウェイトリングおよびダンパーを機械的に一体
化して上記３部品の結合の信頼性の向上を図るものであ
る。
【００１５】以下、本発明の実施の形態について図１〜
図７により説明する。 （実施の形態１）図１は本発明のパッシブラジエータの
一実施の形態の側断面図である。同図によると、１１は
底面に開口部１１ａを有するフレームであり、１５はこ
の開口部１１ａに周縁部を接着結合してなるダンパーで
あり、中央にはウェイトリング１６を載置するための平
坦部１５ａを有している。
図７により説明する。 （実施の形態１）図１は本発明のパッシブラジエータの
一実施の形態の側断面図である。同図によると、１１は
底面に開口部１１ａを有するフレームであり、１５はこ
の開口部１１ａに周縁部を接着結合してなるダンパーで
あり、中央にはウェイトリング１６を載置するための平
坦部１５ａを有している。
【００１６】１２は上記フレーム１１の上端に周端のエ
ッジ部１３を介して接着結合するとともに、上記ウェイ
トリング１６をダンパー１５とで接着挟持する振動板で
ある。
ッジ部１３を介して接着結合するとともに、上記ウェイ
トリング１６をダンパー１５とで接着挟持する振動板で
ある。
【００１７】１２ａは上記ウェイトリング１６を上記ダ
ンパー１５とで直接接着挟持するダストキャップであ
り、振動板１２と一体に設けたものである。
ンパー１５とで直接接着挟持するダストキャップであ
り、振動板１２と一体に設けたものである。
【００１８】以上のように本実施の形態においてはウェ
イトリング１６を挟持して装着するように構成したの
で、ボビンを削除できるとともに、従来の突き合せての
ボビンの支持に比較して、装着の信頼性の向上が図れる
ものである。
イトリング１６を挟持して装着するように構成したの
で、ボビンを削除できるとともに、従来の突き合せての
ボビンの支持に比較して、装着の信頼性の向上が図れる
ものである。
【００１９】また、フレーム１１、ダンパー１５、ウェ
イトリング１６、振動板１２を下から順に積み上げて組
立てできるので、接着などの結合工程も含め、自動組立
化にも適した構成となっている。
イトリング１６、振動板１２を下から順に積み上げて組
立てできるので、接着などの結合工程も含め、自動組立
化にも適した構成となっている。
【００２０】なお、本実施の形態においてはダストキャ
ップ１２ａを振動板１２に一体に設けたが、外観上問題
がなければダストキャップ１２ａを特に設けず、振動板
１２自体とダンパー１５とでウェイトリング１６を挟持
しても良いものである。
ップ１２ａを振動板１２に一体に設けたが、外観上問題
がなければダストキャップ１２ａを特に設けず、振動板
１２自体とダンパー１５とでウェイトリング１６を挟持
しても良いものである。
【００２１】（実施の形態２）図２は本発明のパッシブ
ラジエータの他の実施の形態の側断面図であり、同図に
よると１５ｃはダンパー１５ｂに、１６ｂはウェイトリ
ング１６ａに、１２ｄは振動板１２ｂのダストキャップ
１２ｃに夫々設けられた貫通孔であり、貫通孔１２ｄは
貫通孔１５ｃ、貫通孔１６ｂに夫々対応して設けられて
いる。
ラジエータの他の実施の形態の側断面図であり、同図に
よると１５ｃはダンパー１５ｂに、１６ｂはウェイトリ
ング１６ａに、１２ｄは振動板１２ｂのダストキャップ
１２ｃに夫々設けられた貫通孔であり、貫通孔１２ｄは
貫通孔１５ｃ、貫通孔１６ｂに夫々対応して設けられて
いる。
【００２２】１７はリベットであり、上記貫通孔１２
ｄ，１５ｃ，１６ｂに挿入され、かしめられて振動板１
２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー１５ｂを機械的
に結合するものであり、実施の形態１における接着剤に
よる結合より結合の強度を向上し、信頼性の向上を図る
ものである。
ｄ，１５ｃ，１６ｂに挿入され、かしめられて振動板１
２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー１５ｂを機械的
に結合するものであり、実施の形態１における接着剤に
よる結合より結合の強度を向上し、信頼性の向上を図る
ものである。
【００２３】なお、本実施の形態においては、振動板１
２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー１５ｂの結合手
段としてリベット１７を用いたが、ボルト、ナット、割
りピン等によって行うことも可能である。
２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー１５ｂの結合手
段としてリベット１７を用いたが、ボルト、ナット、割
りピン等によって行うことも可能である。
【００２４】（実施の形態３）本実施の形態は図１の実
施の形態１の更なる改良を施したものであり、図３は本
実施の形態に至る課題を説明するためのパッシブラジエ
ータ製作途中の側断面図、図４は同組立時の状態を説明
するためのパッシブラジエータの側断面図、図５は本一
実施の形態の側断面図である。
施の形態１の更なる改良を施したものであり、図３は本
実施の形態に至る課題を説明するためのパッシブラジエ
ータ製作途中の側断面図、図４は同組立時の状態を説明
するためのパッシブラジエータの側断面図、図５は本一
実施の形態の側断面図である。
【００２５】図３、図４により実施の形態１の組立てに
ついて説明すると、先ず図３に示すようにフレーム１１
にダンパー１５を結合する。
ついて説明すると、先ず図３に示すようにフレーム１１
にダンパー１５を結合する。
【００２６】次にダンパー１５の上にウェイトリング１
６を接着結合する。ところがウェイトリング１６の重量
が重いために、ダンパー１５の上にウェイトリング１６
を乗せるとダンパー１５がウェイトリング１６の重量に
より図３のように下方に下がる形状に変形してしまい次
工程に移れなかった。そのため図４に示すようにフレー
ム１１とダンパー１５の下に組立専用治具１８を用いて
生産する必要があった。
６を接着結合する。ところがウェイトリング１６の重量
が重いために、ダンパー１５の上にウェイトリング１６
を乗せるとダンパー１５がウェイトリング１６の重量に
より図３のように下方に下がる形状に変形してしまい次
工程に移れなかった。そのため図４に示すようにフレー
ム１１とダンパー１５の下に組立専用治具１８を用いて
生産する必要があった。
【００２７】図５は上記の課題をも解決するものであ
り、実施の形態１のパッシブラジエータとの相違点のみ
説明すると、１５ｅはダンパー１５ｄの下端の略中央に
下方に突出して設けられた突起部であり、フレーム１１
の下端にあるダンパー保護部１１ｂと略同一の高さ面と
なるように設定されている。
り、実施の形態１のパッシブラジエータとの相違点のみ
説明すると、１５ｅはダンパー１５ｄの下端の略中央に
下方に突出して設けられた突起部であり、フレーム１１
の下端にあるダンパー保護部１１ｂと略同一の高さ面と
なるように設定されている。
【００２８】以上の構成によって、平板上に置いた時、
ウェイトリング１６の重量によって変形することはない
ので、組立時パッシブラジエータの口径等に合せて準備
されていた組立専用治具１８を不要として、この組立専
用治具１８の作製コストや管理コストの低減、組立作業
の容易化を図るものである。
ウェイトリング１６の重量によって変形することはない
ので、組立時パッシブラジエータの口径等に合せて準備
されていた組立専用治具１８を不要として、この組立専
用治具１８の作製コストや管理コストの低減、組立作業
の容易化を図るものである。
【００２９】（実施の形態４）図６は実施の形態３と同
様の効果を有する他の実施の形態の側断面図であり、実
施の形態１との相違点のみ説明すると、１５ｆはダンパ
ーであり、１６ｃはウェイトリングであり、下方にはダ
ンパー１５ｆの孔部１５ｇから突出する突起部１６ｄを
有しており、この突起部１６ｄはフレーム１１の下端に
あるダンパー保護部１１ｂと略同一の高さになるように
設定してある。
様の効果を有する他の実施の形態の側断面図であり、実
施の形態１との相違点のみ説明すると、１５ｆはダンパ
ーであり、１６ｃはウェイトリングであり、下方にはダ
ンパー１５ｆの孔部１５ｇから突出する突起部１６ｄを
有しており、この突起部１６ｄはフレーム１１の下端に
あるダンパー保護部１１ｂと略同一の高さになるように
設定してある。
【００３０】以上の構成によって、組立時パッシブラジ
エータの口径等に合せて準備していた実施の形態３で述
べた組立専用治具１８（図４参照）を不要として、この
組立専用治具１８の作製コストや管理コストの低減、組
立作業の容易化を図るとともに、一般的に硬度の高いウ
ェイトリング１６ｃに突起部１６ｄを設けたものである
ため、直接的な外力に対して損傷することはなく、取扱
いを容易とするものである。
エータの口径等に合せて準備していた実施の形態３で述
べた組立専用治具１８（図４参照）を不要として、この
組立専用治具１８の作製コストや管理コストの低減、組
立作業の容易化を図るとともに、一般的に硬度の高いウ
ェイトリング１６ｃに突起部１６ｄを設けたものである
ため、直接的な外力に対して損傷することはなく、取扱
いを容易とするものである。
【００３１】（実施の形態５）図７は実施の形態３と同
様の効果を有する他の実施の形態の側断面図であり、実
施の形態２との相違点のみ説明すると、１７ａはリベッ
トであり、フレーム１１の下端のダンパー保護部１１ｂ
と略同一高さの脚部１７ｂを設けたものである。
様の効果を有する他の実施の形態の側断面図であり、実
施の形態２との相違点のみ説明すると、１７ａはリベッ
トであり、フレーム１１の下端のダンパー保護部１１ｂ
と略同一高さの脚部１７ｂを設けたものである。
【００３２】即ち、結合手段であるリベット１７ａによ
って、振動板１２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー
１５ｂは物理的に強固に結合できるとともに、その結合
手段の脚部１７ｂによって、組立時パッシブラジエータ
の底部口径等に合せて準備していた組立専用治具を不要
として、この組立専用治具の作製コストや管理コストの
低減、組立作業の容易化を図り、且つ、直接的な外力に
対しても損傷することのない極めて有用なパッシブラジ
エータとして提供できるものである。
って、振動板１２ｂ、ウェイトリング１６ａ、ダンパー
１５ｂは物理的に強固に結合できるとともに、その結合
手段の脚部１７ｂによって、組立時パッシブラジエータ
の底部口径等に合せて準備していた組立専用治具を不要
として、この組立専用治具の作製コストや管理コストの
低減、組立作業の容易化を図り、且つ、直接的な外力に
対しても損傷することのない極めて有用なパッシブラジ
エータとして提供できるものである。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明のパッシブラジエー
タは、ウェイトリングを振動板とダンパーで挟持する構
成としたので、部品点数の削減を図れるとともに、組立
てが容易に行え、ウェイトリングと振動板とダンパーの
一体化の品質の向上も図れるものである。
タは、ウェイトリングを振動板とダンパーで挟持する構
成としたので、部品点数の削減を図れるとともに、組立
てが容易に行え、ウェイトリングと振動板とダンパーの
一体化の品質の向上も図れるものである。
【図１】本発明のパッシブラジエータの一実施の形態の
概念を示す側断面図
概念を示す側断面図
【図２】同他の実施の形態の概念を示す側断面図
【図３】同組立途上の側断面図
【図４】同組立専用治具を用いた組立途上の側断面図
【図５】同他の実施の形態の概念を示す側断面図
【図６】同他の実施の形態の概念を示す側断面図
【図７】同他の実施の形態の概念を示す側断面図
【図８】従来のパッシブラジエータを用いたスピーカシ
ステムの側断面図
ステムの側断面図
【図９】同パッシブラジエータの側面図
【図１０】同概念を示す側断面図
１１ フレーム １１ａ 開口部 １１ｂ ダンパー保護部 １２ 振動板 １２ａ ダストキャップ １２ｄ 貫通孔 １５，１５ｂ，１５ｄ ダンパー １５ｃ 貫通孔 １５ｅ 突起部 １６，１６ａ，１６ｃ ウェイトリング １６ｂ 貫通孔 １６ｄ 突起部 １７，１７ａ リベット １７ｂ 脚部
Claims (6)
- 【請求項１】 少なくとも底面中央に開口部を有するフ
レームと、周縁部が上記フレームの開口部に装着された
ダンパーと、上記フレームの上端に周端部が結合された
振動板と、上記ダンパーの略中央にこのダンパーと上記
振動板に挟持されたウェイトリングとで構成されるパッ
シブラジエータ。 - 【請求項２】 振動板の略中央にダストキャップを一体
に設けた請求項１記載のパッシブラジエータ。 - 【請求項３】 振動板の略中央またはダストキャップの
略中央に孔部を設けるとともに、ウェイトリングおよび
ダンパーの上記孔部に対応する位置にも夫々孔部を設
け、この夫々の孔部に挿入される結合手段で振動板、ウ
ェイトリングおよびダンパーを一体化する請求項１また
は２記載のパッシブラジエータ。 - 【請求項４】 少なくともダンパーの略中央下面にフレ
ームの下端と略同一高さの突起部を設けた請求項１記載
のパッシブラジエータ。 - 【請求項５】 少なくともウェイトリングの略中央下面
にフレームの下端と略同一高さの突起部をダンパーより
突出させた請求項１記載のパッシブラジエータ。 - 【請求項６】 少なくとも結合手段の脚部の高さをフレ
ームの下端と略同一高さとした請求項３記載のパッシブ
ラジエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08230496A JP3646398B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | パッシブラジエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08230496A JP3646398B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | パッシブラジエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09275596A true JPH09275596A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3646398B2 JP3646398B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=13770821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08230496A Expired - Fee Related JP3646398B2 (ja) | 1996-04-04 | 1996-04-04 | パッシブラジエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3646398B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010283491A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Foster Electric Co Ltd | パッシブラジエーター |
| CN105516863A (zh) * | 2016-02-04 | 2016-04-20 | 深圳市赛音微电子有限公司 | 弹波振动膜 |
| US10785551B2 (en) | 2013-06-03 | 2020-09-22 | Bose Corporation | Portable loudspeaker |
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1996
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