JPH0927261A - リモコンリレー - Google Patents

リモコンリレー

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JPH0927261A
JPH0927261A JP17621195A JP17621195A JPH0927261A JP H0927261 A JPH0927261 A JP H0927261A JP 17621195 A JP17621195 A JP 17621195A JP 17621195 A JP17621195 A JP 17621195A JP H0927261 A JPH0927261 A JP H0927261A
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fixed
fixed contact
coil
control relay
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JP17621195A
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English (en)
Inventor
Masahiko Matsuzaki
雅彦 松崎
Masatoshi Yamamoto
政利 山本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定接点板の接点基板への圧入後に取付角度
の調整の手間を要せずして製造でき、製造の工程数を抑
えることのできるリモコンリレーを提供する。 【解決手段】 1巻線型のコイル25を備えコイルへの
通電方向に応じてプランジャ27が進退する有極電磁石
20と、コイルヘの給電路に挿入されプランジャの進退
に連動してコイルヘの給電路を2つの給電路から選択
し、接点基板61および固定接点板62a,62bおよ
び可動接点板63a,63bよりなる切換接点とをケー
ス10内に備えたリモコンリレーであって、前記接点基
板は、固定接点板の取付時の取付角度を略一定にする接
点板支持片61を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモコンリレーに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリモコンリレーを図9、図10を
用いて説明する。図9は切換接点の要部の分解斜視図で
ある。図10は切換接点の正面図である。
【0003】従来より、1つのコイルヘの通電方向を切
り換える切換接点と、該切換接点を切り換えることによ
ってプランジャが進退する有極電磁石を備え、プランジ
ャの進退に伴って主接点を開閉し、かつプランジャの進
退に伴ってコイルヘの給電経路に挿入したダイオードよ
りなる逆流阻止要素の極性を反転させることによって、
プランジャの突出時にはプランジャを引退させる方向に
のみコイルへの通電を許可し、プランジャの引退時には
プランジャを突出させる方向にのみコイルへの通電を許
可するようにしたリモコンリレーが提供されている。
【0004】図9に示すように、切換接点は、樹脂製の
接点基板61を備え、固定接点板62a,62bが固着
されており、2つの可動接点板63a,63bが固定接
点板62a,62bに対向するようにして固定されてい
る。そして、固定接点板62a,62bと可動接点板6
3a,63bとの接触状態をプランジャの進退に伴って
切り替えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなリモコン
リレーにあっては、固定接点板62a,62bの接点基
板61への取付けは、図10に示すように固定接点板6
2a,62bにダボ70を設けて、固定接点板62a,
62bを予め設けてある接点基板61の圧入孔へ圧入す
ることにより行っていた。そして、接点基板61にリブ
61c,61d,61eを設けて、固定接点板62a,
62bが図10においての上下方向の取付角度にさほど
バラツキを生じないようにしていた。
【0006】しかしながら、固定接点板62a,62b
を接点基板61の圧入孔へ圧入すると、やや固定接点板
62a,62bの取付角度にバラツキが生じ、該バラツ
キはリモコンリレーの動作時において接点不良の原因と
なるので、リモコンリレーの製造時においては固定接点
板62a,62bの圧入後に、手作業による取付角度の
調整をする必要があった。
【0007】このため、リモコンリレー製造の工程数が
増加し、手間を要するという問題点があった。
【0008】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、その目的とするところは、固定接点板の
接点基板への圧入後に取付角度の調整の手間を要せずし
て製造でき、製造の工程数を抑えることのできるリモコ
ンリレーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、1巻線
型のコイルを備えコイルへの通電方向に応じてプランジ
ャが進退する有極電磁石と、コイルヘの給電路に挿入さ
れプランジャの進退に連動してコイルヘの給電路を2つ
の給電路から選択し、接点基板および固定接点板および
可動接点板よりなる切換接点とをケース内に備えたリモ
コンリレーであって、前記接点基板は、固定接点板の取
付時の取付角度を略一定にする接点板支持片を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明にあっては、前記接点
基板は、2枚の固定接点板を挟む2つのリブと、2枚の
固定接点板に挟まれるリブとを有し、該2枚の固定接点
板に挟まれるリブを延設して、固定接点板の取付時の取
付角度を略一定にする接点板支持片としたことを特徴と
するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1〜図8
を用いて説明する。図1は切換接点の要部の分解斜視図
である。図2は切換接点の正面図である。図3はリモコ
ンリレーの全体構成を示す分解斜視図である。図4は、
リモコンリレーのケースを示す分解斜視図である。図5
はリモコンリレーの要部の分解斜視図である。図6はリ
モコンリレーの要部の分解斜視図である。図7はリモコ
ンリレーのカバーを外した状態の一部破断側面図であ
る。図8はリモコンリレーの内部の回路図である。
【0012】図3に本発明に係るリモコンリレーの全体
構成を示す。リモコンリレーのケース10は、分電盤協
約寸法として規格化されている1個モジュール寸法(単
位寸法)に設定されており、側面が開口した箱状のボデ
ィ11と、ボディ11の開口面を覆うカバー12とから
なる。図4に示すように、ボディ11とカバー12と
は、ボディ11およびカバー12に形成した組立孔1
3,14にかしめピン15を挿通し、ボディ11におけ
るカバー12とは反対側の側面に突出するかしめピン1
5の先端部をかしめることによって一体に結合される。
【0013】ケース10の下面は、断面が略コ形であっ
て両脚片の先端にそれぞれ外向きに突出する鍔片を設け
た形状のDIN規格のレールにケース10を取り付ける
ことができるように構成されている。すなわち、図7に
示すように、ケース10の下面には凹所10bが形成さ
れ、凹所10bの幅方向の一方の内周面には引掛爪10
cが突設され、他方の内周面には凹所10bの幅方向に
進退する引掛レバー10dが配設されている。引掛レバ
ー10dは凹所10bに突出する向きに復帰ばね10e
で付勢される。
【0014】ケース10の中には有極電磁石20が収納
される。有極電磁石20は、図7に示すように、略コ形
に形成された2個のヨーク21を備え、ヨーク21は脚
片の先端面間にギャップ22を介して対向するように配
置される。ヨーク21の中央片には永久磁石23の一方
の磁極が当接し永久磁石23の他方の磁極には補助ヨー
ク24が結合される。補助ヨーク24はコイル25を巻
装したコイル枠26を囲むように配設され、コイル枠2
6の中にはプランジャ27がコイル枠26の軸方向に進
退自在に挿通される。またプランジャ27には進退時に
ヨーク21または補助ヨーク24に当接してプランジャ
27の移動範囲を規制し、かつ磁気回路を形成する2枚
の接極子28が固着されている。コイル25は1巻線型
であって、コイル25への通電方向に応じてプランジャ
27が進退し、かつプランジャ27は永久磁石23の磁
力で停止位置に保持される。すなわち、停止位置では、
永久磁石23−補助ヨーク24−接極子28−プランジ
ャ27−接極子28−ヨーク21−永久磁石23という
経路の閉磁路が形成され、プランジャ27がその位置に
保持されるのである。接極子28においてヨーク21と
の接触面には非磁性体よりなるレシジュアルプレート2
8aが固着され、接極子28がヨーク21に吸引された
状態から容易に離脱できるようにしてある。有極電磁石
20は、ボディ11におけるカバー12との対向面に突
設された仕切片11f,11gの間に配設され、板ばね
よりなる緩衝ばね19が仕切片11gと有極電磁石20
との間に挟装されることによって、有極電磁石20が仕
切片11fに押し付けられた形で固定される。したがっ
て、緩衝ばね19によって有極電磁石20が固定される
とともに、プランジャ27の進退に伴う振動が緩衝ばね
19によって緩和されることになる。
【0015】プランジャ27の進退方向の一端部には、
図3、図5、図7に示すように、絶縁材料である合成樹
脂よりなる連動レバー31が、軸ピン32によって回転
自在に結合される。すなわち、プランジャ27の一部は
連動レバー31に形成された凹溝31bに挿入され、凹
溝31bの中に突設された軸受突片31cに挿通される
軸ピン32によってプランジャ27が軸受突片31cに
軸着される。また、連動レバー31は、有極電磁石20
のコイル枠26の外周面に突設された一対の支持片26
aを通して挿入される2本の軸ピン33により軸支され
る。各軸ピン33はそれぞれ支持片26aを通して連動
レバー31に挿入され、両軸ピン33は一直線上に配列
されるが、連動レバー31の内部では両軸ピン33が互
いに接触しないように長さ寸法が設定されている。連動
レバー31の内部では両軸ピン33の間に連動レバー3
1の構成材料である合成樹脂が存在していて両軸ピン3
3は絶縁されている。軸ピン32と軸ピン33とは互い
に平行であって、プランジャ27が往復移動すれば、連
動レバー31は軸ピン33を中心として揺動する。この
ように、連動レバー31の支点を2本の軸ピン33によ
って構成し、かつ両軸ピン33の先端間に連動レバー3
1の一部を介在させることによって、両軸ピン33の間
が絶縁されるのである。
【0016】連動レバー31は仕切板31aを有し、仕
切板31aの左右両側面にそれぞ接触子保持台31dが
一体に突設され、接触子保持台31dには上記凹溝31
bが形成される。仕切板31aの両側面には、接触子保
持台31dとの対向面が開口する略コ形に形成されたば
ね受け突部31eも突設される。ばね受け突部31e
は、コイルばねよりなる接圧ばね34の一端部を保持す
る。圧接ばね34の他端は、接触子保持台31dとばね
受け突部31eとの間に挿入される可動接触子40に弾
接する。すなわち、2個の可動接触子40が1つの連動
レバー31に保持されるのである。
【0017】可動接触子40は短冊状であって、長手方
向の一端部に可動接点41が固着され、他端部に編組銅
線よりなる接続線42を介して端子板43が接続されて
いる。この端子板43には、座金付きの端子ねじ44が
螺合する。また、可動接触子40の長手方向の中間部に
は接圧ばね34の座となる突部45が形成され、突部4
5よりも下方には位置決め孔46が穿孔されている。位
置決め孔46には連動レバー31に突設された位置決め
突起35が挿通される。連動レバー31には位置決め突
起35の側方に表面が湾曲して可動接触子40が当接す
る支点突起36が突設されており、この支点突起36に
可動接触子40が当接するようになっている。可動接触
子40において可動接点41よりも下方の端部には可動
電磁鉄片47が固着される。連動レバー31の上端に
は、ケース10に開口する表示窓10aに臨む表示片3
8が一体に設けられ、表示片38には「ON」、「OF
F」の文字が表記されている。さらに、表示片38にお
いて「ON」、「OFF」の文字の間であって、表示窓
10aから常時露出している部位には、操作構38aが
形成され、ドライバの先端部などの工具を表示窓10a
に挿入して操作溝38aに係合させることによって、連
動レバー31をケース10の外部から手操作で操作でき
るようにしてある。
【0018】可動接点41に対向する固定接点51は、
導電性の板金を折曲して形成され、ケース10に固定さ
れた固定端子板50の一端部に固着され、固定端子板5
0の他端部はケース10の外部に露出する。固定端子板
50は固定接点51を設けた一端部から可動接触子40
に沿って下方に向かう接点片52を備え、接点片52の
下端部には可動電磁鉄片47に対向するように固定電磁
鉄片53が固着されている。また、ケース10の外方に
突出する端子片54には座金付きの端子ねじ55が螺合
している。可動接触子40および固定端子板50は2個
ずつケース10に収納されているのであって主接点は2
極に構成されることになる。
【0019】ケース10において可動接触子40および
固定端子板50を収納している部位には、ケース10の
幅方向の略中央部に隔壁18が立設される。ボディ11
の下壁における隔壁18に対応する部位にはカバー12
側が下がった段部11aが形成され、段部11aに隔壁
18の下端部を当接させるとともに、隔壁18の下端
の、一面側に突設された横片18aをボディ11の下壁
に載置することによって隔壁18の位置決めがなされる
ようにしてある。ここに、ボディ11において隔壁18
が載置される部位の下壁はボディ11の長手方向(図7
の左右方向)において段を形成しており、隔壁18の横
片18aがこの下壁に沿うように屈曲していることによ
って、ボディ11の長手方向においても隔壁18の位置
決めがなされている。また、隔壁18は、かしめピン1
5が挿通される部位でボディ11に突設されたボス11
eが挿通されることによっても位置決めされている。
【0020】ボディ11における隔壁18との対向面に
は2極のうちの一方の端子板43および端子片54がそ
れぞれ載置される2つの端子基台11b,11cが突設
され、隔壁18におけるカバー12との対向面には2極
のうちの他方の端子板43および端子片54がそれぞれ
載置される2つの端子基台18b,18cが突設され
る。端子基台11b,18bと端子基台11c,18c
とは、上下2段に配置されており、可動接点41に接続
された端子板43と固定接点51に接続された端子片5
4とは異なる高さ位置に配置されるようにしてある。ボ
ディ11における隔壁18との対向面には仕切片11d
が突設され隔壁18において仕切片11dに対応する部
位にもカバー12に向かって仕切片18dが突設されて
いる。さらに、ボディ11におけるカバー12との対向
面には隔壁18の一部が当接する仕切片11fが突設さ
れている。端子板43は、端子基台11b,18bと仕
切片11d,18dの下面とによって固定され、端子片
54は端子基台11b,18bと端子基台11c,18
cとによって固定されることになる(図7参照)。ま
た、仕切片11fは、可動接点41と固定接点51との
開極時に発生するアークによる有極電磁石20への悪影
響を軽減する。
【0021】ところで、リモコンリレーでは、コイル2
5が1巻線型であってプランジャ27を進退させるに
は、コイル25への通電方向を反転させることが必要で
ある。したがって、図8に示すように、コイル25には
2種類の給電経路を択一的に選択する切換接点rが接続
され、かつ切換接点rにより選択された各給電経路には
それぞれ逆流阻止要素としてのダイオードD1,D2が
接続されている。ダイオードD1,D2における切換接
点rとは反対側の端子は共通に接続される。ダイオード
D1,D2は各給電経路を通過する電流が互いに逆向き
になる関係に接続されているのであって、一方の給電経
路では切換接点rからコイル25へという向きの電流を
通過させるとすれば、他方の給電経路ではコイル25か
ら切換接点rへという向きの電流を通過させるようにな
っている。一方のダイオードD2のアノードと切換接点
rの共通接点との間にはコンデンサCと抵抗Rとの直列
回路であるリセット用の微分回路が接続される。この回
路構成によって、有極電磁石20のコイル25への通電
方向の切換により、可動接点41と固定接点51とから
なる主接点r1,r2を開閉することができるのであ
る。
【0022】上述のようにコイル25への通電方向が切
換接点rにより選択されるから、コイル25への通電時
にプランジャ27の進退の位置が逆転するような通電方
向が選択されるように切換接点rをプランジャ27の進
退に応じて切り換える必要がある。すなわち、プランジ
ャ27の進退と切換接点rとを連動させる必要がある。
そこで、本実施例では、連動レバー31に接点操作片3
7が突設され、この接点操作片37によって切換接点r
の切換操作を行うようにしてある。
【0023】切換接点は、図6に示すように、有極電磁
石20の上面に載置される接点基板61を備え、接点基
板61には2枚の固定接点板62a,62bと、各固定
接点板62a,62bにそれぞれ対向する可動接点板6
3a,63bとが固定される。接点基板61は周部の要
所に切欠61aを有し、有極電磁石20のコイル枠26
の外周面から上方に突設された固定爪26bが切欠61
aに係合することによって、有極電磁石20に対する位
置決めがなされている。両可動接点板63a,63bは
一端部が略コ形の接点支持板64の各脚片に固着されて
いて互いに電気的に接続され、各可動接点板63a,6
3bは対応する固定接点板62a,62bに対して接触
する向きのばね力を有している。連動レバー31の接点
操作片37は両可動接点板63a,63bの間に挿入さ
れているのであって(図7参照)、連動レバー31がプ
ランジャ27の進退に伴って揺動すると、連動レバー3
1の両端末位置ではいずれか一方の可動接点板63a,
63bが固定接点板62a,62bから離れるようにな
っている。
【0024】固定接点板62a,62bおよび可動接点
板63a,63bは、接点基板61に取着した印刷配線
基板よりなる回路基板65に電気的に接続される。回路
基板65には上述したダイオードやリセット用の微分回
路が実装される。さらに、接点基板61には一対のコイ
ル端子板66が固定され、各コイル端子板66には座金
付きの端子ねじ67が螺合する。したがって、コイル端
子板66を通して入力される外部信号を受けてコイル2
5に通電すると、通電方向に応じてプランジャ27が進
退するのである。接点基板61の上面には、固定接点板
62a,62bおよび可動接点板63a,63bと回路
基板65とを仕切り、またコイル端子板66と他の部材
との間を仕切るように仕切片61bが突設される。
【0025】次に以上のようにして構成されたリモコン
リレーの動作を説明する。まず、プランジャ27が突出
する向きにコイル25に通電したとすると、プランジャ
27の突出に伴って連動レバー31は軸ピン33の回り
に図7における右回りに回転し、可動接点41が固定接
点51に接触する。ここで、可動接触子40は支点突起
36に当接しており、接圧ばね34によって支点突起3
6を中心として右回りに付勢されているから、可動接点
41の固定接点51に対する接触圧が接圧ばね34によ
って得られることになる。このとき、図7に示すよう
に、可動接点板63bは固定接点板62bから離れ、コ
イル25への通電方向としてプランジャ27を引退させ
る向きのみが許可された状態になる。ここで、可動接点
41が固定接点51に接触した状態では、コイル25へ
の通電を停止しても永久磁石23の磁力によってその状
態が保持される。
【0026】次に、コイル25への通電方向を反転させ
ると、プランジャ27が引退して連動レバー31が軸ピ
ン33の回りで図7の左回りに回転するから、可動接点
41が固定接点51から離れて主接点が開極することに
なる。主接点の開極時にはアークが発生するが、両可動
接点41の問に隔壁18が存在していることによって隣
接する主接点間の絶縁距離が大きくなり、しかも、隣接
する可動接触子40の問には連動レバー31の仕切板3
1aが存在していることによって、可動接触子40の間
についても絶縁距離が大きくなっている。ここにおい
て、主接点の閉極時において短絡電流のようなきわめて
過大な電流が主接点を通過したときに、主接点がわずか
でも開極するとアークが生じて主接点の周辺部が溶融し
たり、急激な熱膨張によってケース10が破裂する可能
性があるので、短絡電流のような過大電流の通過時には
可動電磁鉄片47と固定電磁鉄片53との間に電磁力に
よる吸引力を作用させて、可動接点41が固定接点51
から離れることがないように保持するのである。
【0027】ところで、図1に示すように、切換接点r
の接点基板61の仕切片61bにおける固定接点板62
a,62bと接するリブにあっては、固定接点板62
a,62bの間に位置する従来の技術でのリブ61dを
他のリブ61c,61eより突出させて延設し、接点板
支持片61fとして形成している。
【0028】固定接点板62a,62bの接点基板61
への取付けは、従来の技術での説明と同様であり、図2
に示すように、固定接点板62a,62bにダボ70を
設けて、固定接点板62a,62bを予め設けてある接
点基板61の圧入孔へ圧入することにより行う。
【0029】しかし、接点基板61にリブ61c,61
e,接点板支持片61fを設け、且つ接点板支持片61
fを突出させているので、固定接点板62aは図2にお
いての下方向への取付角度のバラツキがなく、固定接点
板62bは図2においての上方向への取付角度のバラツ
キがない。従って、固定接点板62a,62bを接点基
板61へ圧入する際の固定接点板62a,62bの取付
角度のバラツキはほとんど無く、バラツキがあったとし
ても従来の技術で説明したような調整を要するほどの大
きさではない。
【0030】
【発明の効果】本発明のリモコンリレーは上述のように
構成してあるから、請求項1記載の発明にあっては、固
定接点板の取付時の取付角度を略一定にする接点板支持
片を設けたので、リモコンリレーの製造時においては固
定接点板の圧入後、固定接点板取付角度は略一定である
ので、手作業による取付角度の調整をする必要がなく、
従って、固定接点板の接点基板への圧入後に取付角度の
調整の手間を要せずして製造でき、製造の工程数を抑え
ることのできるリモコンリレーを提供することができる
という効果を奏する。
【0031】請求項2記載の発明にあっては、接点基板
における2枚の固定接点板に挟まれるリブを延設して、
固定接点板の取付時の取付角度を略一定にする接点板支
持片としたので、リモコンリレーの製造時においては固
定接点板の圧入後、固定接点板取付角度は接点板支持片
により略一定となり、手作業による取付角度の調整をす
る必要がなく、従って、固定接点板の接点基板への圧入
後に取付角度の調整の手間を要せずして製造でき、製造
の工程数を抑えることのできるリモコンリレーを提供す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモコンリレーの一実施例の切換接点
の要部の分解斜視図である。
【図2】上記実施例の切換接点の正面図である。
【図3】上記実施例のリモコンリレーの全体構成を示す
分解斜視図である。
【図4】上記実施例のリモコンリレーのケースを示す分
解斜視図である。
【図5】上記実施例のリモコンリレーの要部の分解斜視
図である。
【図6】上記実施例のリモコンリレーの要部の分解斜視
図である。
【図7】上記実施例のリモコンリレーのカバーを外した
状態の一部破断側面図である。
【図8】上記実施例のリモコンリレーの内部の回路図で
ある。
【図9】従来のリモコンリレーの切換接点の要部の分解
斜視図である。
【図10】従来のリモコンリレーの切換接点の正面図で
ある。
【符号の説明】
10 ケース 20 有極電磁石 25 コイル 27 プランジャ r 切換接点 61 接点基板 61c リブ 61e リブ 61f 接点板支持片 62a 固定接点板 62b 固定接点板 63a 可動接点板 63b 可動接点板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1巻線型のコイルを備えコイルへの通電
    方向に応じてプランジャが進退する有極電磁石と、コイ
    ルヘの給電路に挿入されプランジャの進退に連動してコ
    イルヘの給電路を2つの給電路から選択し、接点基板お
    よび固定接点板および可動接点板よりなる切換接点とを
    ケース内に備えたリモコンリレーであって、前記接点基
    板は、固定接点板の取付時の取付角度を略一定にする接
    点板支持片を設けたことを特徴とするリモコンリレー。
  2. 【請求項2】 前記接点基板は、2枚の固定接点板を挟
    む2つのリブと、2枚の固定接点板に挟まれるリブとを
    有し、該2枚の固定接点板に挟まれるリブを延設して、
    固定接点板の取付時の取付角度を略一定にする接点板支
    持片としたことを特徴とする請求項1記載のリモコンリ
    レー。
JP17621195A 1995-07-12 1995-07-12 リモコンリレー Withdrawn JPH0927261A (ja)

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