JPH0877905A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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Publication number
JPH0877905A
JPH0877905A JP21367194A JP21367194A JPH0877905A JP H0877905 A JPH0877905 A JP H0877905A JP 21367194 A JP21367194 A JP 21367194A JP 21367194 A JP21367194 A JP 21367194A JP H0877905 A JPH0877905 A JP H0877905A
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JP
Japan
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armature
movable contact
normally open
terminal
contact
Prior art date
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Application number
JP21367194A
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English (en)
Inventor
Toru Chigira
徹 千木良
Kazuyuki Sakai
井 和 行 酒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切換え性能を安定させることができるととも
に接点間の絶縁不良をなくすことができる電磁継電器を
提供する。 【構成】 第1の可動接片13に設けた第1の可動接点
20が接続される第1の常開接点16を設けた第1の常
開接点ターミナル5および第2の可動接片14に設けた
第2の可動接点21が接続される第2の常開接点17を
設けた第2の常開接点ターミナル6のあいだに、第1の
可動接点20および第1の常開接点16を第2の可動接
点21および第2の常開接点17に対し絶縁可能とする
とともに、コイル11の励磁により第1、第2の可動接
片13、14と一体的に移動されるアーマチュア12に
衝突可能とする常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め
用部2a7をそなえている電磁継電器1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コイルを励磁させる
ことによってアーマチュアを駆動させて回路を切換える
のに利用される電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルを励磁させることによってアーマ
チュアを駆動させて回路を切換える電磁継電器として
は、図5および図6に示されるものが知られている。図
示する電磁継電器50は、樹脂製のターミナルベース5
1上に、コイル52を設けたボビン53と、ポール54
aを固定したフレーム54bを備えた磁路形成部材54
と、アーマチュア55と、可動接片56,57とが配置
されているものが知られている。ターミナルベース51
には、一端側から他端側までのあいだに、並列に圧入さ
れた2個のコイルターミナル58,59と、コイルター
ミナル58,59に直交する方向にして並列に圧入され
た2個の常開接点ターミナル60,61と、同じくコイ
ルターミナル58,59に直交する方向にして並列に圧
入された2個の可動接点ターミナル62,63とが備え
られている。これら各ターミナル58,59、60,6
1、62,63の配列は財団法人日本規格協会発行 J
ISハンドブック 自動車 D5011 自動車用リレ
ーの端子配列 A6−2M(以下、JIS規格と言
う。)において定められている。
【0003】フレーム54bおよびアーマチュア55に
はコイル52への通電によって発生する磁力に反する方
向にアーマチュア55を付勢するための戻しばね64が
取付けられており、アーマチュア55には弾性部材製の
2個の可動接片56,57が互いに絶縁状態で一体的に
結合されており、各可動接片56,57の先端側には可
動接点65,66が夫々設けられている。また、各コイ
ルターミナル58,59はターミナルベース51の一端
寄りでコイル52の巻線の端部に夫々電気的に接続さ
れ、各常開接点ターミナル60,61はターミナルベー
ス51上の他端寄りに常開接点67,68が夫々設けら
れ、各可動接点ターミナル62,63はターミナルベー
ス51上の各常開接点67,68に対向する位置にひも
銅線接続部62a,63aが夫々形成されている。各可
動接点ターミナル62,63のひも銅線接続部62a,
63aには導電性があって折曲げ可能なひも銅線69,
70の一端側が夫々電気的に接続され、各ひも銅線6
9,70の他端側は各可動接片56,57の基端側に夫
々電気的に接続されている。各常開接点67,68から
離れる方向に各可動接点65,66を付勢している各可
動接片56,57の先端側はターミナルベース51上で
可動接点ターミナル62,63に夫々当接されることに
よって位置決めされ、各可動接点65,66は各常開接
点67,68からのエアーギャップ寸法が定められてい
る。
【0004】ターミナルベース51に設けられているコ
ネクタ挿入部51aには外部回路のコネクタが挿入され
るため、コイルターミナル58,59からコイル52に
通電されると、コイル52からフレーム54bとアーマ
チュア55とポール54aを通る磁力が発生し、この磁
力によって戻しばね64に抗しマーアチュア55が吸引
されて両可動接片56,57もアーマチュア55ととも
に移動され、両可動接片56,57の移動によって可動
接点65,66が常開接点67,68に夫々接続され、
可動接点ターミナル62,63に接続されている外部回
路を常開接点ターミナル60,61に接続されている外
部回路に夫々接続して切換える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁継
電器50では、各常開接点67,68から離れる方向に
各可動接点65,66を付勢している各可動接片56,
57の先端側を可動接点ターミナル62,63に夫々当
接させることによって位置決めして各可動接点65,6
6の各常開接点67,68からのエアーギャップ寸法を
定めていたため、各可動接片56,57に撓みなどの著
しい変形があると、各可動接片56,57の位置、すな
わち各常開接点67,68に対する各可動接点65,6
6の位置に狂いを生じないとは言い難く、各常開接点6
7,68に対する各可動接点65,66の位置、特にエ
アーギャップ寸法にばらつきが起きると、各可動接点6
5,66が各常開接点67,68に電気的に接続される
タイミングがずれ、それによって、各外部回路の切換え
に時間的な誤差が生ずる可能性を有し、各外部回路の切
換えに時間的な誤差があると、各外部回路によって制御
される装置を確実に動作させることができなくなること
がありうるという問題点があるとともに、各常開接点6
7,68を設けた常開接点ターミナル60,61がター
ミナルベース51上に並列に配置されているため、コイ
ル52に対する通電によってアーマチュア55を可動接
片56,57とともに吸引移動させて一方の可動接点6
5を一方の常開接点67に、また他方の可動接点66を
他方の常開接点68に夫々接続させたり、コイル52に
対する通電の停止によってアーマチュア55を可動接片
56,57とともに戻り移動させて一方の可動接点65
を一方の常開接点67から、また他方の可動接点66を
他方の常開接点68から夫々離間させたりした際、衝突
した各接点65,67、66,68から削り落とされた
摩耗粉が一方の可動接点65および他方の可動接点66
に、あるいは一方の常開接点67および他方の常開接点
68に付着しないとは言い難く、摩耗粉が各接点65,
66、67,68に付着すると、一方の可動接点65と
他方の可動接点66あるいは一方の常開接点67と他方
の常開接点68が絶縁不良になりかねず、一方の可動接
点65と他方の可動接点66あるいは一方の常開接点6
7と他方の常開接点68が絶縁不良になると、外部回路
が誤動作することがありうるという問題点があり、これ
らの問題点を解決することが課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】この発明に係わる電磁継電器は、切換え
性能を安定させることができるとともに接点間の絶縁不
良をなくすことができる電磁継電器を提供することを目
的としている。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる電磁継電器は、絶縁部材によって成形されたターミ
ナルベースと、ターミナルベースの一端側寄りに取付け
られた第1、第2のコイルターミナルと、ターミナルベ
ースの他端側寄りに取付けられ、ターミナルベース上に
第1、第2の常開接点を並設した第1、第2の常開接点
ターミナルと、両コイルターミナルおよび両常開接点タ
ーミナルのあいだのターミナルベースに配置された第
1、第2の可動接点ターミナルと、ターミナルベース上
に配置された磁路形成部材と、磁路形成部材に固定され
たボビンと、ボビンに巻回された巻線の端部が両コイル
ターミナルに電気的に接続され、両コイルターミナルか
らの通電によって磁路形成部材内を通る磁力を発生する
コイルと、可撓性のある導電部材により成形され、一端
側が各可動接点ターミナルに電気的に接続され、他端側
の各常開接点の対向位置に可動接点が夫々設けられ、各
可動接点を各常開接点から離れる側に付勢可能に配置し
た第1、第2の可動接片と、磁路形成部材の端部に配置
され、両可動接片に絶縁状態で一体的に結合され、コイ
ルが発生した磁力により両可動接片とともに吸引移動さ
れるアーマチュアと、第1の常開接点ターミナルおよび
第2の常開接点ターミナルのあいだに壁状に形成され、
且つ両可動接片によって付勢されるアーマチュアに衝突
可能に配設された常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決
め用部をそなえている構成としたことを特徴としてお
り、この発明の請求項2に係わる電磁継電器は、ターミ
ナルベースは、第1、第2のコイルターミナルおよび第
1、第2の可動接点ターミナルおよび第1、第2の常開
接点ターミナルが一体的に取付けられた板状のベース本
体が備えられ、常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め
用部は、第1の常開接点および第2の常開接点のあいだ
にアーマチュアの移動方向に沿って壁状をなす隔壁部
と、この隔壁部のボビン側にアーマチュアの移動方向に
直交して壁状をなすアーマチュア衝突部とがベース本体
に一体的に形成されていることとしており、この発明の
請求項3に係わる電磁継電器は、第1、第2の可動接片
は、L字状に形成され、一端側に各可動接点ターミナル
に電気的に接続されるターミナル接続端部が夫々形成さ
れ、他端側に各可動接点を取付けるための可動接点取付
け部が夫々形成され、各ターミナル接続端部および各可
動接点取付け部の中間に弾性変形可能に折曲された弾性
変形部が夫々形成され、各弾性変形部および各可動接点
取付け部のあいだにアーマチュアに絶縁状態で第1、第
2の可動接片をアーマチュアに結合させる絶縁ブロック
部材が配置され、常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決
め用部のアーマチュア衝突部はアーマチュアが衝突する
ことによって各可動接点を各常開接点から予め定められ
たエアーギャップ寸法を介した位置に配置可能に設けら
れていることとしており、この発明の請求項4に係わる
電磁継電器は、両常開接点ターミナルは、ベース本体上
でボビンとベース本体の他端とのあいだに配置され、常
開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部の隔壁部は、
ボビンの近傍からベース本体の他端まで延設され、常開
接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のアーマチュア
衝突部は、隔壁部のボビン側に段差状に形成されている
こととしている。
【0009】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わる電磁継電器
において、第1、第2の可動接片によって第1、第2の
可動接点が第1、第2の常開接点から離れる側に付勢さ
れているアーマチュアは常開接点絶縁用兼アーマチュア
位置決め用部に衝突しているため、常開接点絶縁用兼ア
ーマチュア位置決め用部に衝突したところにおいて位置
決めされ、アーマチュアが位置決めされることによっ
て、このアーマチュアに一体的に結合された第1、第2
の可動接片の第1、第2の可動接点は第1、第2の常開
接点からのエアーギャップ寸法を定められ、コイルより
発生した磁力によってアーマチュアが吸引移動されるこ
とにより第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点
に接続される際、第1の可動接点と第2の可動接点およ
び第1の常開接点と第2の常開接点は常開接点絶縁用兼
アーマチュア位置決め用部によって隔離された状態で接
点同士が接続される。それ故、第1、第2の可動接点の
位置決めは第1、第2の可動接片によらないものとな
り、第1の可動接点の第1の常開接点への接続および第
2の可動接点の第2の常開接点への接続は互いに絶縁状
態で行われる。この発明の請求項2に係わる電磁継電器
において、第1、第2の可動接片によって第1、第2の
可動接点が第1、第2の常開接点から離れる側に付勢さ
れているアーマチュアはベース本体上で常開接点絶縁用
兼アーマチュア位置決め用部のアーマチュア衝突部に衝
突したところにおいて位置決められ、第1、第2の可動
接片の第1、第2の可動接点は第1、第2の常開接点か
らのエアーギャップ寸法を定められ、コイルより発生し
た磁力によってアーマチュアが吸引移動されることによ
り第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点に接続
される際、第1の可動接点と第2の可動接点および第1
の常開接点と第2の常開接点は第1の常開接点ターミナ
ルと第2の常開接点ターミナルとのあいだで壁状をなす
常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部の隔壁部に
よって隔離された状態で接続される。それ故、第1、第
2の可動接点の位置決めは第1、第2の可動接片によら
ないものとなり、第1の可動接点の第1の常開接点への
接続および第2の可動接点の第2の常開接点への接続は
互いに絶縁状態で行われる。この発明の請求項3に係わ
る電磁継電器において、第1、第2の可動接片によって
第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点から離れ
る側に付勢されているアーマチュアはベース本体上で常
開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のアーマチュ
ア衝突部に衝突したところにおいて位置決められ、第
1、第2の可動接片が絶縁ブロック部材を介してアーマ
チュアに一体的に結合されているため、第1、第2の可
動接片の第1、第2の可動接点は第1、第2の常開接点
からのエアーギャップ寸法を定められ、コイルより発生
した磁力によってアーマチュアが吸引移動されることに
より第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点に接
続される際、第1の可動接点と第2の可動接点および第
1の常開接点と第2の常開接点は第1の常開接点ターミ
ナルと第2の常開接点ターミナルとのあいだで壁状をな
す常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部の隔壁部
によって隔離された状態で接続される。それ故、第1、
第2の可動接点の位置決めは第1、第2の可動接片によ
らないものとなり、第1の可動接点の第1の常開接点へ
の接続および第2の可動接点の第2の常開接点への接続
は互いに絶縁状態で行われる。この発明の請求項4に係
わる電磁継電器において、第1、第2の可動接片によっ
て第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点から離
れる側に付勢されているアーマチュアはベース本体上で
常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のボビン側
において段差状のアーマチュア衝突部に衝突したところ
において位置決められ、第1、第2の可動接片が絶縁ブ
ロック部材を介してアーマチュアに一体的に結合されて
いるため、第1、第2の可動接片の第1、第2の可動接
点は第1、第2の常開接点からのエアーギャップ寸法を
定められ、コイルより発生した磁力によってアーマチュ
アが吸引移動されることにより第1、第2の可動接点が
第1、第2の常開接点に接続される際、第1の可動接点
と第2の可動接点および第1の常開接点と第2の常開接
点は第1の常開接点ターミナルと第2の常開接点ターミ
ナルとのあいだで壁状をなしていてボビンの近傍からベ
ース本体の他端まで延設された常開接点絶縁用兼アーマ
チュア位置決め用部の隔壁部によって隔離された状態で
接続される。それ故、第1、第2の可動接点の位置決め
は第1、第2の可動接片によらないものとなり、第1の
可動接点の第1の常開接点への接続および第2の可動接
点の第2の常開接点への接続は互いに絶縁状態で行われ
る。
【0010】
【実施例】図1ないし図4にはこの発明に係わる電磁継
電器の一実施例が示されている。
【0011】図示する電磁継電器1は、主として、ター
ミナルベース2、第1のコイルターミナル3、第2のコ
イルターミナル4、第1の常開接点ターミナル5、第2
の常開接点ターミナル6、第1の可動接点ターミナル
7、第2の可動接点ターミナル8、フレーム9aおよび
ポール9bよりなる磁路形成部材9、ボビン10、コイ
ル11、アーマチュア12、第1の可動接片13、第2
の可動接片14から構成されている。
【0012】ターミナルベース2は、絶縁性のある樹脂
部材によって成形されており、板状をなすベース本体2
aの下側に下方を開放させた略矩形の筒状をなすコネク
タ挿入部2bが形成されている。ターミナルベース2の
上側にはケース15が嵌め付けられる。コネクタ挿入部
2bの内側には矩形状のコネクタガイド2b1が形成さ
れており、このコネクタカイド2b1に沿ってコネクタ
挿入部2b内に図示しない外部回路のコネクタが予め定
められた向きで挿着される。
【0013】ターミナルベース2のベース本体2a上に
は、フレーム9a、ボビン10、コイル11、アーマチ
ュア12が配置されている。フレーム9aは磁性部材に
よってL字状に形成されており、一端側がベース本体2
aに圧入されている。このフレーム9aには樹脂部材製
のボビン10の中央に配置された磁性部材製のポール9
bが加締られており、ボビン10の外側に巻線11aを
巻回したコイル11が設けられている。フレーム9aの
他端部はポール9bの長さ方向に沿ってベース本体2a
の一端側から他端側に向けて延出されており、このフレ
ーム9aの他端側にアーマチュア12が配置され、この
アーマチュア12およびフレーム9aの外側に後述する
第1の可動接片13、第2の可動接片14が配置されて
いる。コイル11は、巻線11aの端部が後述する第
1、第2のコイルターミナル3、4に電気的に接続され
ているため、第1、第2のコイルターミナル3、4から
励磁電流が供給されると励磁され、フレーム9aとアー
マチュア12とポール9bを通る磁力を発生して、アー
マチュア12をポール9bに吸引させる。
【0014】ターミナルベース2のベース本体2aに
は、図3に示されるように、コネクタ挿入部2b内にお
いて、ベース本体2aの一端側である図中の右側寄りに
コネクタガイド2b1を挟むように第1のコイルターミ
ナル取付部2a1および第2のコイルターミナル取付部
2a2が夫々定められ、ベース本体2aの他端側である
図中の左側寄りに第1、第2のコイルターミナル取付部
2a1、2a2に直交する方向に配置された第1の常開
接点ターミナル取付部2a3および第2の常開接点ター
ミナル取付部2a4が夫々定められ、コネクタ挿入部2
b内の第1、第2のコイルターミナル取付部2a1、2
a2および第1、第2の常開接点ターミナル取付部2a
3、2a4の中間に第1、第2のコイルターミナル取付
部2a1、2a2に直交する方向に配置された第1の可
動接点ターミナル取付部2a5および第2の可動接点タ
ーミナル取付部2a6が夫々定められている。
【0015】ベース本体2aの第1のコイルターミナル
取付部2a1には第1のコイルターミナル3がインサー
ト成形によって一体的に固定され、第2のコイルターミ
ナル取付部2a2には第2のコイルターミナル4がイン
サート成形によって一体的に固定され、第1の常開接点
ターミナル取付部2a3には第1の常開接点ターミナル
5がインサート成形によって一体的に固定され、第2の
常開接点ターミナル取付部2a4には第2の常開接点タ
ーミナル6がインサート成形によって一体的に固定さ
れ、第1の可動接点ターミナル取付部2a5には第1の
可動接点ターミナル7がインサート成形によって一体的
に固定され、第2の可動接点ターミナル取付部2a6に
は第2の可動接点ターミナル8がインサート成形によっ
て一体的に固定されている。
【0016】ベース本体2aの第1のコイルターミナル
取付部2a1に固定された第1のコイルターミナル3は
コネクタ挿入部2b内が第1のコイル電源接続部3aに
なっており、第2のコイルターミナル取付部2a2に固
定された第2のコイルターミナル4はコネクタ挿入部2
b内が第2のコイル電源接続部4aになっている。ま
た、第1のコイルターミナル3、第2のコイルターミナ
ル4には、ベース本体2a上に対向して突出した第1、
第2のコイル接続部3b、4bが夫々形成されており、
これら各コイル接続部3b、4bにコイル11の巻線1
1aの端部が夫々電気的に接続されていて両コイル接続
部3b、4bに抵抗器22が電気的に接続されている。
【0017】ベース本体2aの第1の常開接点ターミナ
ル取付部2a3に固定された第1の常開接点ターミナル
5はコネクタ挿入部2b内が第1の常開接点側外部接続
部5aになっており、第2の常開接点ターミナル取付部
2a4に固定された第2の常開接点ターミナル6はコネ
クタ挿入部2b内が第2の常開接点側外部接続部6aに
なっている。また、第1の常開接点ターミナル5、第2
の常開接点ターミナル6にはベース本体2a上に突出し
た第1、第2の常開接点取付部5b、6bが設けられて
おり、第1、第2の常開接点取付部5b、6bに第1、
第2の常開接点16、17が夫々取付けられている。第
1、第2の常開接点ターミナル5、6はベース本体2a
の他端からボビン10までのあいだに間隔を置いて配置
されており、第1、第2の常開接点16、17は第1、
第2の常開接点ターミナル5、6のベース本体2a上の
他端側に向けて配置されている。
【0018】ここで、ターミナルベース2のベース本体
2aには第1の常開接点ターミナル5および第2の常開
接点ターミナル6のあいだに常開接点絶縁用兼アーマチ
ュア位置決め用部2a7が一体的に形成されている。こ
の常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部2a7に
は隔壁部2a8とアーマチュア衝突部2a9とが備えら
れており、隔壁部2a8はボビン10の近傍からベース
本体2aの他端までの長さを有するものとして矩形の板
状をなしてベース本体2a上に突出形成されている。こ
の隔壁部2a8はアーマチュア12の移動方向に沿って
第1の常開接点ターミナル5および第2の常開接点ター
ミナル6間に壁状をなすため、第1の常開接点ターミナ
ル5の第1の常開接点16と第2の常開接点ターミナル
6の第2の常開接点17とをベース本体2a上で絶縁状
態とし、アーマチュア12が吸引移動された際、第1の
常開接点16に接続される後述の第1の可動接点20お
よび第2の常開接点17に接続される後述の第2の可動
接点21をも絶縁状態とする機能を有する。そして、ア
ーマチュア衝突部2a9は隔壁部2a8のボビン10側
に段差状にしてアーマチュア12の移動方向に直交する
壁状をなすものとして形成されているため、コイル11
よりの磁力で吸引移動される方向とは反対の方向に後述
する第1、第2の可動接片13、14によって付勢され
るアーマチュア12に衝突してアーマチュア12の位置
を定める機能を有する。
【0019】ベース本体2aの第1の可動接点ターミナ
ル取付部2a5に固定された第1の可動接点ターミナル
7はコネクタ挿入部2b内が第1の可動接点側外部接続
部7aになっており、第2の可動接点ターミナル取付部
2a6に固定された第2の可動接点ターミナル8はコネ
クタ挿入部2b内が第2の可動接点側外部接続部8aに
なっている。また、第1の可動接点ターミナル7および
第2の可動接点ターミナル8は図1に示されるように、
ベース本体2aのほぼ中央に位置する各可動接点側外部
接続部7a、8aからベース本体2aの一端側に向けて
延びた延長部7c、8cが備えられていて、ベース本体
2aの一端寄りで延長部7c、8cからベース本体2a
上にI字状に突出され、突出端部にコ字状をなす可動接
片加締部7b、8bが夫々形成されている。可動接片加
締部7b、8bには第1の可動接片13、第2の可動接
片14の一端側が固着されている。コネクタ挿入部2b
内の各ターミナル3,4,5,6,7,8の各接続部3
a,4a,5a,6a,7a,8aの配列はJIS規格
に適合したものとなっている。
【0020】アーマチュア12およびフレーム9aの外
側に配置された第1の可動接片13および第2の可動接
片14は同一の形状をなすものであって、可撓性のある
導電部材によって薄板状に形成されている。第1の可動
接片13はL字状に形成された接片本体部13aの一端
側にターミナル接続端部13bが形成され、接片本体部
13aの他端側が可動接点取付け部13cになってお
り、ターミナル接続端部13bおよび可動接点取付け部
13cのあいだに弾性変形可能にしてほぼ直角に折曲さ
れた弾性変形部13dが設けられている。
【0021】第1の可動接片13は、ターミナル接続端
部13bが第1の可動接点ターミナル7の一端側の可動
接片加締部7bにおいて加締られることによって第1の
可動接点ターミナル7に電気的に接続され、弾性変形部
13dからターミナル接続端部13b寄りに絶縁性のあ
る樹脂部材製の第1のブロック部材18が挿着されてい
る。この第1のブロック部材18はフレーム9aの一部
に一体的に結合されているため、第1の可動接片13は
弾性変形部13dからターミナル接続端部13b寄りが
フレーム9aに一体的に支持され、弾性変形部13dか
ら可動接点取付け部13c寄りが弾性変形部13dを介
して弾性変形可能になっている。
【0022】また、第1の可動接片13の可動接点取付
け部13cには、第1の可動接点20が取付けられてお
り、第1の可動接片13は、弾性変形部13dから可動
接点取付け部13c寄りに絶縁性のある樹脂部材製の第
2のブロック部材(絶縁ブロック部材)19が挿着され
ている。この第2のブロック部材19はアーマチュア1
2に一体的に結合されているため、第1の可動接片13
はアーマチュア12をフレーム9aに電気的に接続さ
せ、且つこのアーマチュア12および第2のブロック部
材19を一体的にして弾性変形部13dに有する弾性反
発力によって第1の常開接点16に対向して第1の可動
接点20を離す側に付勢している。第1の可動接片13
の弾性変形部13dによって第1の常開接点16から離
れる側に付勢された第1の可動接点20は、ターミナル
ベース2のベース本体2a上に形成された常開接点絶縁
用兼アーマチュア位置決め用部2a7のアーマチュア衝
突部2a9にアーマチュア12が衝突する位置で第1の
可動接片13による付勢を阻止されるため、第1の常開
接点16から予め定められたエアーギャップ寸法を置い
て配置されている。第1の可動接点20はアーマチュア
12が常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部2a
7のアーマチュア衝突部2a9に衝突した位置に位置決
めされるため、第1の可動接片13のみによって位置決
めされない。
【0023】第1の可動接片13は接片本体部13aが
L字状に形成され、この接片本体部13aの一端側に、
I字状にベース本体2a上に突出した第1の可動接点タ
ーミナル7が接続されているため、第1の可動接片13
および第1の可動接点ターミナル7はフレーム9aおよ
びアーマチュア12の外側を囲むように連続的に形成さ
れている。
【0024】一方、第2の可動接片14は第1の可動接
片13に並設されており、第1の可動接片13と同様に
して接片本体部14aにターミナル接続端部14b、可
動接点取付け部14c、弾性変形部14dが備えられ、
ターミナル接続端部14bが第2の可動接点ターミナル
8の可動接片加締部8bによって加締られて電気的に接
続され、弾性変形部14dからターミナル接続端部14
b寄りが第1のブロック部材18に挿着され、弾性変形
部14dから第2の可動接点21を取付けた可動接点取
付け部14c寄りが第2のブロック部材(絶縁ブロック
部材)19に挿着されている。この第2の可動接片14
もアーマチュア12をフレーム9aに電気的に接続さ
せ、且つこのアーマチュア12および第2のブロック部
材19を一体的にして弾性変形部14dに有する弾性反
発力によって第2の常開接点17から第2の可動接点2
1を離す側に付勢している。第2の可動接片14の弾性
変形部14dによって第2の常開接点17から離れる側
に付勢された第2の可動接点21も、ターミナルベース
2のベース本体2a上に形成された常開接点絶縁用兼ア
ーマチュア位置決め用部2a7のアーマチュア衝突部2
a9にアーマチュア12が衝突する位置で第2の可動接
片14による付勢を阻止されるため、第2の常開接点1
7から予め定められたエアーギャップ寸法を置いて配置
されている。
【0025】第1の可動接片13、第2の可動接片14
は、第1、第2の常開接点ターミナル5、6のあいだに
常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部2a7のア
ーマチュア衝突部2a9が形成されているため、このア
ーマチュア衝突部2a9を挟んで配置されているが、両
可動接片13、14同士の離間寸法はアーマチュア衝突
部2a9の幅寸法よりも大きいため、両可動接片13、
14が移動する際に接触することはない。また、常開接
点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部2a7の隔壁部2
a8も第1、第2の常開接点ターミナル5、6のあいだ
に形成されているが、隔壁部2a8がアーマチュア12
すなわち第1、第2の可動接片13、14の移動方向に
板状をなすものであるため、両可動接片13、14が移
動する際に接触することはない。
【0026】このような電磁継電器1は、コネクタ挿入
部2bに外部回路のコネクタが挿入されることによっ
て、第1、第2のコイルターミナル3、4の第1、第2
のコイル電源接続部3a、4aは外部のコイル通電回路
に電気的に接続され、第1の常開接点ターミナル5の第
1の常開接点側外部接続部5a、第1の可動接点ターミ
ナル7の第1の可動接点側外部接続部7aは一方の外部
回路に電気的に接続され、第2の常開接点ターミナル6
の第2の常開接点側外部接続部6a、第2の可動接点タ
ーミナル8の第2の可動接点側外部接続部8aは他方の
外部回路に電気的に接続される。
【0027】この状態で、コイル通電回路に電気的に接
続されたスイッチがオン操作されることによって、この
コイル通電回路から第1、第2のコイルターミナル3、
4に励磁電流が供給されると、コイル11が励磁され、
フレーム9a、アーマチュア12、ポール9bを通る磁
力が発生するため、アーマチュア12はポール9b側に
吸引され、アーマチュア12の吸引にともなって第1、
第2の可動接片13、14は弾性変形部13d、14d
が弾性変形して第1、第2の可動接点20、21を第
1、第2の常開接点16、17に夫々電気的に接続させ
る。第1の可動接点20が第1の常開接点16に電気的
に接続されることによって一方の外部回路を導通させ、
第2の可動接点20が第2の常開接点17に電気的に接
続されることによって他方の外部回路も導通させて両外
部回路を導通状態に切換える。
【0028】第1の可動接点20が第1の常開接点16
に電気的に接続され、第2の可動接点21が第2の常開
接点17に電気的に接続される際、第1の常開接点ター
ミナル5および第2の常開接点ターミナル6のあいだに
常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め部2a7の隔壁
部2a8が形成されているため、第1の常開接点16は
第2の常開接点17に、また第1の可動接点20は第2
の可動接点21に絶縁され、各接点20,16、21,
17が接触する際に摩耗粉が発生したとしても、その摩
耗粉によって第1の常開接点16と第2の常開接点17
とは互いに導通状態にならず、第1の可動接点20と第
2の可動接点21とは互いに導通状態にならずに動作す
る。
【0029】スイッチがオン状態からオフ操作される
と、コイル通電回路よりの励磁電流は供給されなくなっ
てコイル11は消磁され、アーマチュア12をポール9
b側に吸引する吸引力がなくなるため、第1、第2の可
動接片13、14の弾性変形部13d、14dは弾性復
帰して第1、第2の可動接点20、21を第1、第2の
常開接点16、17から離す。第1の可動接点20が第
1の常開接点16から離れることによって一方の外部回
路は遮断され、第2の可動接点20が第2の常開接点1
7から離れることによって他方の外部回路も遮断されて
両外部回路を遮断状態に切換えるものとなる。
【0030】第1の可動接点20が第1の常開接点16
から離間され、第2の可動接点21が第2の常開接点1
7から離間される際、第1の常開接点ターミナル5およ
び第2の常開接点ターミナル6のあいだに常開接点絶縁
用兼アーマチュア位置決め部2a7の隔壁部2a8が形
成されているため、第1の常開接点16は第2の常開接
点17に、また第1の可動接点20は第2の可動接点2
1に絶縁され、各接点20,16、21,17が離れる
際に摩耗粉が発生したとしても、その摩耗粉によって第
1の常開接点16と第2の常開接点17とは互いに導通
状態にならず、第1の可動接点20と第2の可動接点2
1とは互いに導通状態にならずに動作する。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わる電磁継電器によれば、第1、第2の可動
接片によって第1、第2の可動接点が第1、第2の常開
接点から離れる側に付勢されているアーマチュアを常開
接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部に衝突させて位
置決めすることによって、アーマチュアに一体的に結合
された第1、第2の可動接片の第1、第2の可動接点を
第1、第2の常開接点から予め定められたエアーギャッ
プ寸法を介して配置し、コイルより発生した磁力により
アーマチュアが吸引移動されることによって第1、第2
の可動接点が第1、第2の常開接点に接続される際、第
1の可動接点と第2の可動接点および第1の常開接点と
第2の常開接点を常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決
め用部によって隔離された状態で接続させるため、第
1、第2の可動接点の位置を第1、第2の可動接片によ
って決めず、第1の可動接点の第1の常開接点への接続
および第2の可動接点の第2の常開接点への接続を互い
に絶縁状態で行い、この発明の請求項2に係わる電磁継
電器によれば、第1、第2の可動接片によって第1、第
2の可動接点が第1、第2の常開接点から離れる側に付
勢されているアーマチュアをベース本体上で常開接点絶
縁用兼アーマチュア位置決め用部のアーマチュア衝突部
に衝突させて位置決めすることによって、第1、第2の
可動接片の第1、第2の可動接点を第1、第2の常開接
点から予め定められたエアーギャップ寸法を介して配置
し、コイルより発生した磁力によってアーマチュアが吸
引移動されることによって第1、第2の可動接点が第
1、第2の常開接点に接続される際、第1の可動接点と
第2の可動接点および第1の常開接点と第2の常開接点
を第1の常開接点ターミナルと第2の常開接点ターミナ
ルとのあいだで壁状をなす常開接点絶縁用兼アーマチュ
ア位置決め用部の隔壁部によって隔離された状態で接続
させるため、第1、第2の可動接点の位置を第1、第2
の可動接片によって決めず、第1の可動接点の第1の常
開接点への接続および第2の可動接点の第2の常開接点
への接続を互いに絶縁状態で行い、この発明の請求項3
に係わる電磁継電器によれば、第1、第2の可動接片に
よって第1、第2の可動接点が第1、第2の常開接点か
ら離れる側に付勢されているアーマチュアをベース本体
上で常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のアー
マチュア衝突部に衝突させて位置決めし、第1、第2の
可動接片を絶縁ブロック部材を介してアーマチュアに一
体的に結合していることによって、第1、第2の可動接
片の第1、第2の可動接点を第1、第2の常開接点から
予め定められたエアーギャップ寸法を介して配置し、コ
イルより発生した磁力によってアーマチュアが吸引移動
されることによって第1、第2の可動接点が第1、第2
の常開接点に接続される際、第1の可動接点と第2の可
動接点および第1の常開接点と第2の常開接点を第1の
常開接点ターミナルと第2の常開接点ターミナルとのあ
いだで壁状をなす常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決
め用部の隔壁部によって絶縁するため、第1、第2の可
動接点の位置を第1、第2の可動接片によって決めず、
第1の可動接点の第1の常開接点への接続および第2の
可動接点の第2の常開接点への接続を互いに絶縁状態で
行い、この発明の請求項4に係わる電磁継電器によれ
ば、第1、第2の可動接片によって付第1、第2の可動
接点が第1、第2の常開接点から離れる側に勢されてい
るアーマチュアをベース本体上で常開接点絶縁用兼アー
マチュア位置決め用部のボビン側において段差状のアー
マチュア衝突部に衝突させて位置決めし、第1、第2の
可動接片が絶縁ブロック部材を介してアーマチュアに一
体的に結合されていることによって、第1、第2の可動
接片の第1、第2の可動接点を第1、第2の常開接点か
ら予め定められたエアーギャップ寸法を介して配置し、
コイルより発生した磁力によってアーマチュアが吸引移
動されることによって第1、第2の可動接点が第1、第
2の常開接点に接続される際、第1の可動接点と第2の
可動接点および第1の常開接点と第2の常開接点を第1
の常開接点ターミナルと第2の常開接点ターミナルとの
あいだで壁状をなしてボビンの近傍からベース本体の他
端まで延設された常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決
め用部の隔壁部によって絶縁するため、第1、第2の可
動接点の位置を第1、第2の可動接片によって決めず、
第1の可動接点の第1の常開接点への接続および第2の
可動接点の第2の常開接点への接続を互いに絶縁状態で
行うので、切換え性能を安定させることができるととも
に接点間の絶縁不良をなくすことができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電磁継電器の一部破断正面図
である。
【図2】図1に示した電磁継電器の左側面図である。
【図3】図1に示した電磁継電器の底面図である。
【図4】図1に示した電磁継電器においての各部品の組
付け関係を説明する斜視説明図である。
【図5】従来の電磁継電器の一部破断正面図である。
【図6】図5に示した電磁継電器の左側面図である。
【符号の説明】
1 電磁継電器 2 ターミナルベース 2a ベース本体 2a7 常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部 2a8 隔壁部 2a9 アーマチュア衝突部 3 第1のコイルターミナル 4 第2のコイルターミナル 5 第1の常開接点ターミナル 6 第2の常開接点ターミナル 7 第1の可動接点ターミナル 8 第2の可動接点ターミナル 9 磁路形成部材 10 ボビン 11 コイル 11a 巻線 12 アーマチュア 13 第1の可動接片 13b ターミナル接続端部 13c 可動接点取付け部 13d 弾性変形部 14 第2の可動接片 14b ターミナル接続端部 14c 可動接点取付け部 14d 弾性変形部 16 第1の常開接点 17 第2の常開接点 19 (絶縁ブロック部材)第2のブロック部材 20 第1の可動接点 21 第2の可動接点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁部材によって成形されたターミナル
    ベースと、 上記ターミナルベースの一端側寄りに取付けられた第
    1、第2のコイルターミナルと、 上記ターミナルベースの他端側寄りに取付けられ、ター
    ミナルベース上に第1、第2の常開接点を並設した第
    1、第2の常開接点ターミナルと、 上記両コイルターミナルおよび上記両常開接点ターミナ
    ルのあいだのターミナルベースに配置された第1、第2
    の可動接点ターミナルと、 上記ターミナルベース上に配置された磁路形成部材と、 上記磁路形成部材に固定されたボビンと、 上記ボビンに巻回された巻線の端部が上記両コイルター
    ミナルに電気的に接続され、両コイルターミナルからの
    通電によって磁路形成部材内を通る磁力を発生するコイ
    ルと、 可撓性のある導電部材により成形され、一端側が各可動
    接点ターミナルに電気的に接続され、他端側の上記各常
    開接点の対向位置に可動接点が夫々設けられ、各可動接
    点を各常開接点から離れる側に付勢可能に配置した第
    1、第2の可動接片と、 上記磁路形成部材の端部に配置され、上記両可動接片に
    絶縁状態で一体的に結合され、上記コイルが発生した磁
    力により両可動接片とともに吸引移動されるアーマチュ
    アと、 上記第1の常開接点ターミナルおよび第2の常開接点タ
    ーミナルのあいだに壁状に形成され、且つ両可動接片に
    よって付勢されるアーマチュアに衝突可能に配設された
    常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部をそなえて
    いることを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 ターミナルベースは、第1、第2のコイ
    ルターミナルおよび第1、第2の可動接点ターミナルお
    よび第1、第2の常開接点ターミナルが一体的に取付け
    られた板状のベース本体が備えられ、 常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部は、第1の
    常開接点および第2の常開接点のあいだにアーマチュア
    の移動方向に沿って壁状をなす隔壁部と、この隔壁部の
    ボビン側にアーマチュアの移動方向に直交して壁状をな
    すアーマチュア衝突部とがベース本体に一体的に形成さ
    れている請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 第1、第2の可動接片は、L字状に形成
    され、一端側に各可動接点ターミナルに電気的に接続さ
    れるターミナル接続端部が夫々形成され、他端側に各可
    動接点を取付けるための可動接点取付け部が夫々形成さ
    れ、各ターミナル接続端部および各可動接点取付け部の
    中間に弾性変形可能に折曲された弾性変形部が夫々形成
    され、各弾性変形部および各可動接点取付け部のあいだ
    にアーマチュアに絶縁状態で第1、第2の可動接片をア
    ーマチュアに結合させる絶縁ブロック部材が配置され、
    常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のアーマチ
    ュア衝突部はアーマチュアが衝突することによって各可
    動接点を各常開接点から予め定められたエアーギャップ
    寸法を介した位置に配置可能に設けられている請求項2
    に記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】 両常開接点ターミナルは、ベース本体上
    でボビンとベース本体の他端とのあいだに配置され、 常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部の隔壁部
    は、ボビンの近傍からベース本体の他端まで延設され、
    常開接点絶縁用兼アーマチュア位置決め用部のアーマチ
    ュア衝突部は、隔壁部のボビン側に段差状に形成されて
    いる請求項2または3に記載の電磁継電器。
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