JPH09270539A - 積層型圧電アクチュエータ - Google Patents

積層型圧電アクチュエータ

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JPH09270539A
JPH09270539A JP8104196A JP10419696A JPH09270539A JP H09270539 A JPH09270539 A JP H09270539A JP 8104196 A JP8104196 A JP 8104196A JP 10419696 A JP10419696 A JP 10419696A JP H09270539 A JPH09270539 A JP H09270539A
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JP
Japan
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electrodes
external electrode
piezoelectric actuator
laminated piezoelectric
conductors
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Pending
Application number
JP8104196A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Katou
友好 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
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Publication date
Application filed by Chichibu Onoda Cement Corp filed Critical Chichibu Onoda Cement Corp
Priority to JP8104196A priority Critical patent/JPH09270539A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的に使用しても導通不良を発生しない積
層型圧電アクチュエータ素子を提供する。 【解決手段】 電歪効果を示す材料と内部電極とが交互
に積層され、該内部電極が一層おきに一対の帯状外部電
極と接続されてなる積層型圧電アクチュエータにおい
て、波形線状の導電体が外部電極と並列に配置されると
共に、外部電極の積層方向の両端及び外部電極との接触
部位に固着されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層型圧電アクチュ
エータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層型圧電アクチュエータは、電歪効果
を示す材料と内部電極が交互に積層され、この積層体の
両側面で外部電極が一層おきに接続されて構成されるも
ので、内部電極が交互に積層体の一方の側面に露出して
外部電極と接続されるいわゆる交互電極型と、内部電極
が積層体の両側面に露出するように形成され、一層おき
に絶縁材料で被覆されて外部電極に接続されるいわゆる
全面電極型がある。どちらも外部電極は導電性ペースト
を焼き付けて帯状に形成している。この外部電極にリー
ド線を接続して得られるのが積層型圧電アクチュエータ
である。
【0003】従来の積層型圧電アクチュエータは外部電
極とリード線の接続に半田などの低融点合金による点付
けがおこなわれている。この方法では半田付け部の強度
が不十分であるので外部電極から剥離しやすかった。ま
た、圧電アクチュエータに電圧を印加又は解除して積層
体を伸縮させる時には、外部電極は薄い(10マイクロ
メーター程度)ので積層体の伸縮により外部電極が破断
し内部電極と導通不良となり、素子の変位量が減少しさ
らには素子が破壊に至ることがある。
【0004】又、特開昭63ー92068の特許公報に
は、リード線を直線的に積層方向のほぼ全域にわたって
配置するとともに、積層方向ほぼ全域にわたって外部電
極に接続し、接合部の強度を増大させるとともに外部電
極とリード線の間の電気的接続を確保する方法が開示さ
れている。しかしながら、この方法では、リード線を積
層方向のほぼ全長にわたって外部電極と半田接合してい
るため素子の変位が阻害される。又リード線自体も破断
することがある。
【0005】さらに、特開平2ー251185には、リ
ード部材を外部電極のほぼ全長に亘って配設し、少なく
とも上下端を固着させるあるいは、外部電極とリード部
材とを電気的かつ機械的に複数箇所固着する方法が開示
されている。しかしながらこの方法では、アクチュエー
タの伸縮にともない固着部分が剥離し、外部電極の複数
の破断によって内部電極との導通の取れなくなることが
ある。その結果変位量が低下することが避けられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は積層型
アクチュエータを連続的に駆動させた場合、たとえ外部
電極の一部が破断しても、内部電極の一部が導通不良に
ならず確実に外部電極と電気的に接続され、圧電素子の
変位量が減少することなく又素子が破壊されない積層型
圧電アクチュエータを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
にこの発明は、電歪効果を示す材料と内部電極とが交互
に積層され、該内部電極が一層おきに一対の外部電極と
接続された積層型圧電アクチュエータにおいて、波形線
状の導電体を外部電極と並列に配置し波形線状の導電体
を外部電極の積層方向の両端及び外部電極との接触部位
に固着したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
用いて説明する。図1に示すように、積層体は、電歪効
果を示す材料1と内部電極4とが交互に積層され、該内
部電極4が一層おきに一対の帯状外部電極3と接続さ
れ、さらに外部電極3と並列に波形線状導電体5を配置
するものである。先ず、チタン酸ジルコン酸鉛の微粉末
に市販のアクリル系のバインダー、分散剤、消泡剤、及
び溶剤として水を加え、アトライター等の混合機で分散
後、真空脱泡して得たスラリーをドクターブレイド法に
より厚みが100マイクロメーターのシートを形成す
る。このシートに内部電極4をAg/Ptペーストでス
クリーン印刷し、100枚積層し保護層2をつけた後圧
着し、圧着体を脱脂、焼成後、所定の寸法に切断する。
【0009】外部電極3は、積層体1の左右側面にAg
/Pdペーストを焼き付けて形成する。波形線状導電体
5は、波の進行方向が積層アクチュエータの積層方向
(X方向)となり、波の振幅Bが外部電極の横幅Aより
広く、波の山部8aと谷部8bを除く部分が、外部電極
3と接触するように配置し接触部位を外部電極3の両端
部分9、10と共に外部電極3に半田6で固着する。半
田6は、外部電極の上部となるように塗布する。 こう
して波形線状導電体5の外部電極3との接触部位は、山
部8aと谷部8bが除かれるので外部電極3を斜めに通
過する直線状とすることができる。素子の変位は、積層
方向(X方向)に生ずるので外部電極3にはこの変位量
がそのまま負荷されるのに対し、外部電極3と接触する
波形線状導電体5の直線状部分にかかる単位長さあたり
の変位量は小さく、波形線状導電体5への負荷は小さい
ことになる。又、波形線状導体5の波の山部8a及び谷
部8bは外部電極3に固着されないので変位に伴う応力
は受けない。
【0010】波形線状導電体5を矩形波線状とする事に
より外部電極3との接触部分を外部電極3の長さ方向
(X方向)と直角に交わる方向(Y方向)の直線状とす
ることができる。この時素子の変位にともなう波形線状
導電体5への負荷は最小であり、波形線状導電体5の線
幅は小さいほど、素子の変位による影響を軽減すること
ができる。
【0011】又、図2に示すように、波形線状導体5
が、その両端部9、10及び波の谷部8bのみが外部電
極3に接触し固着されるように配置されると、素子の変
位に伴う変位を緩和する効果が大きい。
【0012】リード線は、波形線状導体5を延長してリ
ード線7とするか、又は、波形線状導体5と外部電極3
との固着部分にリード線7を固着してもよい。こうして
図1、図2に示すように波形線状導体5を外部電極3と
並列に配置し、固着する事によって波形線状導体の剥離
又は破断はさけられる。又外部電極3との接触部位は全
て固着されているので外部電極3の複数の破断にたいし
ても内部電極4との導通が確保されて変位の減少を防ぐ
ことができる。
【0013】以上説明したこの発明の積層型圧電アクチ
ュエータにおいて、リード線7に駆動電圧を印加する
と、外部電極3を介して積層体1に内蔵された内部電極
4間に電界が発生し、積層型圧電アクチュエータ1は積
層方向(X方向)に伸びて変位を生ずる。この場合、伸
縮性のない外部電極3に引っ張り応力が生ずるが、たと
えこの応力によって、外部電極3が破断しても外部電極
3に並列に配置された該波形線状導体5によって内部電
極4との導通が保たれる為、素子の変位が減少したり、
素子の破壊に至ることはない。
【0014】図1に示す本発明の積層型圧電アクチュエ
ータ素子と図3に示す従来素子をそれぞれ100素子ず
つサイン波100ヘルツ、1億回で駆動試験を行ったと
ころ、図3に示す従来素子には導通不良が11素子あっ
たが、本発明素子には導通不良はなかった。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、積層型圧電アクチュ
エータ素子を連続的に1億回駆動させても内部電極との
導通不良による変位減少及び素子の破壊を最小限に止め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の積層型圧電アクチュエータの実施例
を示す概略斜視図である。
【図2】この発明の積層型圧電アクチュエータの実施例
を示す部分断面図である。
【図3】従来の積層型圧電アクチュエータを示す概略斜
視図である。
【符号の説明】
1 電歪材料 2 保護層 3 外部電極 4 内部電極 5 波形線状導体 6 半田 7 リード線 8a 波形線状導体の山部 8b 波形線状導体の谷部 9 外部電極3の端部 10 外部電極3の端部 A 外部電極の横幅 B 波形線状導体の波の振幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電歪効果を示す材料と内部電極とが交互
    に積層され、該内部電極が1層おきに一対の帯状外部電
    極と接続されてなる積層型圧電アクチュエータにおい
    て、波形線状の導電体が外部電極と並列に配置されると
    共に、外部電極の積層方向の両端及び外部電極との接触
    部位に固着されてなることを特徴とする積層型圧電アク
    チュエータ素子。
  2. 【請求項2】 前記波形線状の導電体が、波の進行方向
    が積層型アクチュエータの積層方向で、波の振幅が外部
    電極の幅よりも広く、波の山部と谷部を除く部分を、外
    部電極と接触するように設けられることを特徴とする請
    求項1記載の積層型圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記波形線状の導電体が、波の進行方向
    が積層型アクチュエータの積層方向で、波の谷部のみを
    外部電極に接触するように設けられることを特徴とする
    請求項1記載の積層型圧電アクチュエータ。
JP8104196A 1996-03-29 1996-03-29 積層型圧電アクチュエータ Pending JPH09270539A (ja)

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Cited By (4)

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