JPH09269172A - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

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JPH09269172A
JPH09269172A JP8077002A JP7700296A JPH09269172A JP H09269172 A JPH09269172 A JP H09269172A JP 8077002 A JP8077002 A JP 8077002A JP 7700296 A JP7700296 A JP 7700296A JP H09269172 A JPH09269172 A JP H09269172A
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JP
Japan
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ice making
ice
water
block
temperature
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Application number
JP8077002A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Uchida
佳秀 内田
Masato Tsutsumi
眞人 堤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09269172A publication Critical patent/JPH09269172A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25CPRODUCING, WORKING OR HANDLING ICE
    • F25C1/00Producing ice
    • F25C1/18Producing ice of a particular transparency or translucency, e.g. by injecting air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/02Refrigerators including a heater

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の製氷ブロックよりなる製氷皿に水を供
給して、製氷ブロック毎に製氷を行なう製氷装置におい
て、短い製氷時間で透明氷を得ることができ、かつ、ミ
ネラル分の析出が少なく、低コストで信頼性の高いもの
を提供する。 【解決手段】 製氷皿12に設けられ、製氷ブロック1
8に供給された水38の底部を加熱する加熱手段20を
有し、製氷ブロック18に供給された水38をその上部
から凝固させるとともに、その底部を加熱手段20によ
り加熱して製氷ブロック20内の水を対流させて、当該
底部に気体成分を積極的に集中させて凝固させ、これに
より、底部に気体成分に起因する氷の白濁部をわずかに
有するものの、全体としては透明度の高い氷が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷装置に関し、
特に、透明氷を好適に製氷することのできる製氷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用冷蔵庫などに配された自動
製氷装置では、プラスチックや金属製の製氷皿に供給さ
れた水を、−18℃前後の低温の室内で一気に凝固させ
ている。この場合、製氷皿の各製氷ブロックにおいて
は、まず、図7(a)に示すように、周囲から氷101
の層が形成され、この氷101の層が成長して、図7
(b)、(c)に示すように、氷101の内部に0℃の
未凝固水102が閉じ込められる。水中に溶解していた
気体成分は、氷101の成長とともに、気泡103とな
って未凝固水102に析出し、氷101の中に閉じ込め
られたまま凝固して、図7(d)に示すように、出来上
った氷104は、内部に気泡103に起因する白濁した
部分105を有する。このような白濁した不透明氷10
4は、見栄えが悪いだけでなく、溶解速度も白濁した部
分のない、いわゆる透明氷より速いという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように不透明氷が
生成されるのは、以下の理由による。
【0004】水中には、ある一定の割合で空気が溶けこ
んでおり(水中への溶解量は、0℃で2.9vol%、
20℃で1.9vol%)、水を凍らせた場合、空気は
水の結晶格子の中には入り込めないから、氷の凍結面に
は水中から吐きだされた空気が次第に溜まることにな
る。始めのうちは、吐き出される空気の量が少なく、ま
た、拡散によって薄まるが、水が含むことのできる空気
の溶解度には限界があるため、しばらく凝固が進むと、
空気濃度が溶解度を越え、過飽和の状態になる。過飽和
は不安定な状態だから、適当な核があれば、空気分子は
瞬間的に集合して、つまり核生成して、目にみえるよう
な気泡になる。これらの気泡が凍結面で捕われることに
より不透明氷ができる。
【0005】そのため、透明氷を作るためには凍結面で
気泡が捕われないようにすればよく、それには以下の方
法が考えられる。
【0006】(1) 気泡が凍結面で捕われる前に、更に
は凍結面での空気の濃度が溶解度を越える前に、充分に
気泡が拡散するくらいゆっくりと凍らせる方法 (2) 凍結面の濃度の高い溶解空気を水中に積極的に拡
散させる方法。
【0007】(1) の方法には、いわゆる上蓋方式があ
る。上蓋方式は、図8に示すように、製氷皿110の上
部を、ヒータ111で加熱できる蓋112で覆い、冷気
113を製氷皿110の下面に吹付けて、間接的に内部
の水を冷却、凝固させるものであるが、この方式では、
透明氷は得られるものの、製氷時間が非常に長く、所定
の製氷量を満足することができないという問題がある。
【0008】(2) の方法には、いわゆる振動方式があ
る。振動方式は、図8に示す製氷装置において、製氷皿
110に水平方向の振動115を加えることによって、
水中に溶解している気体成分を強制的に外部に放出させ
るものであり、これにより(1)の方法に比べて短時間で
透明氷を製氷できるという利点を有している。
【0009】しかしながら、この振動方式では、その振
動115に起因して、水中に溶解しているミネラル成分
も同時に結晶となって析出されるため、図9に示すよう
に、最後に凝固した氷116の上部にミネラルの結晶層
117が形成される。このミネラル結晶層117は、氷
116が溶解したときに、水や飲料等の中に浮遊して、
水や飲料などを濁ったように見せるという問題を有す
る。
【0010】また、この方式では、振動機構を有するた
め、コストが高いだけでなく、その振動により、異音の
原因になったり、振動機構及び製氷装置本体の信頼性・
耐久性を低下させるという問題がある。
【0011】そこで、本発明は、上記の点に鑑み、従来
の上蓋方式に比べて短い製氷時間で透明氷を得ることが
でき、かつ、ミネラル分の析出が少なく、低コストで信
頼性の高い製氷装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の製氷
装置は、複数の製氷ブロックよりなる製氷皿に水を供給
して、前記製氷ブロック毎に製氷を行なう製氷装置にお
いて、前記製氷皿に設けられ、前記製氷ブロックに供給
された水の底部を加熱する加熱手段を有し、前記製氷ブ
ロックに供給された水をその上部から凝固させるととも
に、その底部を前記加熱手段により加熱して前記製氷ブ
ロック内の水を対流させるものである。
【0013】請求項2の製氷装置は、請求項1におい
て、前記加熱手段が、前記製氷ブロックの底面といずれ
か一の側面とを加熱する。
【0014】請求項3の製氷装置は、請求項2におい
て、前記加熱手段が、複数に分割して設けられ、それぞ
れ独立して制御可能である。
【0015】請求項4の製氷装置は、請求項2におい
て、前記製氷ブロックが2列に並んで配され、前記側面
を加熱する加熱手段が、前記製氷ブロックの列の間を仕
切る仕切壁に配されている。
【0016】請求項5の製氷装置は、請求項1におい
て、前記製氷皿に設けられ、前記製氷ブロックに供給さ
れた水の底部の温度を検知する温度検知手段と、前記温
度検知手段の検知結果に基づいて、前記加熱手段の動作
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、製氷時
に、製氷皿を冷却しつつ、前記温度検知手段によって、
所定の加熱開始温度を検知して前記加熱手段を動作さ
せ、前記製氷ブロック内の水が所定量凝固したことを検
知して前記加熱手段の加熱量を上げ、さらに、製氷の完
了を検知して前記加熱手段の動作を停止させるものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1の製氷装置では、製氷ブロックに供給
された水をその上部、即ち水面側から凝固させるととも
に、その底部を製氷皿に設けた加熱手段によって加熱す
る。これにより、各製氷ブロックでは、その上部と底部
との間に温度差が生じ、この温度差による水の密度差に
よって対流が生じる。水中に溶解していた気体成分は、
水の凝固とともに気泡となって現れるが、この対流によ
って気泡が凍結面に捕われることがない。そのため、当
該上部から底部に向って透明氷が生成され、気体成分が
底部に集められる。このように本装置では、水中の気体
成分を最終的に外部に放出させることはできないが、上
述したように、水中に溶解している気体成分は3%程度
と低いため、この気体成分を積極的に底部に集中させる
ことにより、底部に気体成分に起因する氷の白濁部が形
成されてもその白濁部の体積が小さく、よって、全体と
しては透明度の高い氷が得られる。
【0018】請求項2の製氷装置では、加熱手段が製氷
ブロックの底面といずれか一の側面とを加熱するので、
上記対流がよりスムーズに起る。また、製氷ブロックに
供給された水が、水面側から底面と一の側面とに挾まれ
た製氷ブロックの一角部に向って凝固し、この一角部に
気体成分が集められる。よって、より透明度の高い氷が
得られる。
【0019】請求項3の製氷装置では、加熱手段が、複
数に分割して設けられ、それぞれ独立して制御可能であ
るので、これら複数の加熱手段の加熱時期及び加熱量を
調整することにより、製氷ブロックの一角部における気
体成分の集中を更に促進することができ、よって、製氷
時間を短くするとともに透明度を高くすることが可能と
なる。
【0020】請求項4の製氷装置では、加熱手段が、2
列に並んで配された製氷ブロックの列の間を仕切る仕切
壁に配されているので、加熱手段の配設が容易である。
【0021】請求項5の製氷装置では、製氷時に、製氷
ブロックの底部が加熱開始温度になったときに当該底部
を加熱し始め、そして、製氷ブロック内の水が所定量凝
固したときに加熱手段の加熱量を上げ、さらに、製氷が
完了したときに加熱手段による加熱を停止する。すなわ
ち、制御手段には、予め、加熱手段を動作させるときの
底部の温度である加熱開始温度と、製氷ブロック内の水
が所定量凝固したときの底部の温度である所定量凝固温
度と、製氷ブロック内の水の製氷が完了したときの底部
の温度である製氷完了温度とが設定されており、温度検
知手段がこれらの設定温度を検知したときに、制御手段
が加熱手段を所定の動作状態に制御する。そのため、透
明度を高くしつつ、製氷時間を短くすることができる。
特に、氷の成長が進み水の体積が少なくなると、凝固速
度が速くなってそれに見合う充分な対流を起すことがで
きなくなるが、製氷ブロック内の水が所定量凝固した段
階で加熱手段による加熱量を上げるので、凝固速度の上
昇を抑えることができ、よって、透明度を高くすること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る製
氷装置10を図面を参照して説明する。
【0023】この製氷装置10は、図1に示す家庭用冷
蔵庫1の冷凍室2に配された自動製氷装置であり、水平
に配された製氷皿12と、この製氷皿12を支持すると
ともにその動作を制御する機械部14とよりなる。
【0024】図2に示すように、製氷皿12は、機械部
14から後方に延びる支持部材16によって水平に支持
されたプラスチック製の変形可能な皿であり、この支持
部材16によって製氷皿12の中央を前後方向に延びる
水平軸を中心に回動自在に支持され、かつ、機械部14
の有するモータの回転により回動してその回動時にひね
り変形が加えられて離氷できるようになっている。
【0025】製氷皿12は、その上面が開口した薄型の
矩形容器状をなし、内部が複数個の製氷ブロック18、
18…により区画形成されている。製氷ブロック18
は、図3に示すように、前後方向に4個が左右に2列
に、合計8個形成されている。
【0026】製氷皿12の一回の製氷量は170g(1
製氷ブロック当り21.3g)であり、従来の一般的な
製氷皿と比べて(一回の製氷量=約110g)、その高
さを変えることなく底面及び水面の面積を増やして、冷
気がより多く当るようにしている。
【0027】この製氷皿12の裏面には、製氷ブロック
18に供給された水38の底部を加熱する加熱用のヒー
タ20が取付けられている。このヒータ20は、図3に
示すように、1本のヒータ線を、機械部14から引出し
て、製氷ブロック18の列間を仕切る仕切壁22内と製
氷皿12の底面とにおいて、所定形状に折返すことによ
り構成されており、機械部14を介して不図示の電源及
び冷蔵庫1の制御部4に接続されている。
【0028】図4に示すように、このヒータ20は、各
製氷ブロック18において、製氷ブロック18の仕切壁
22側の側面と底面とを加熱するように、該側面及び底
面にそれぞれ2本ずつ配されている。該側面を加熱する
2本は、水面よりも下方に位置して、1本20aが製氷
ブロック18の中央部付近に、もう1本20bが底面と
該側面とに挾まれた製氷ブロック18の仕切壁側角部1
9に近接して配されており、底面を加熱する2本は、1
本20cが仕切壁側角部19に近接して、もう1本20
dが製氷ブロック18の中央部よりも外側に配されてい
る。
【0029】製氷皿12の底面の裏面側には、製氷ブロ
ック18に供給された水38の底面の温度を検知する温
度センサ24が取付けられている。この温度センサ24
は、中央寄りの1の製氷ブロック18の底面の略中央部
に配され、冷蔵庫1の制御部4に接続されている。
【0030】製氷皿12には、その側面及び底面を覆う
ように断熱部材26が配されている。この断熱部材26
は、図4に示すように、断面略W字状の凹部を有し、該
凹部に製氷ブロック18の各列を収納して、各製氷ブロ
ック18の仕切壁22側の側面と、この側面に相対する
外側の側面と、底面とに当接するよう配されている。そ
して、離氷時の製氷皿12のひねりに追従するように軟
質の断熱材により構成されている。
【0031】符号28は、製氷皿12に水を供給する給
水パイプであり、冷蔵室3内に配された給水ポンプ29
に接続されて冷蔵室3から冷凍室2に延設され、冷蔵室
3内の給水タンク30の水を、製氷皿12の後方かつ上
方から製氷ブロック18内に供給する。
【0032】符号32は、製氷皿12の上面に冷気を吹
出す冷気ダクトであり、コンプレッサ6の運転により冷
却器7から発生する冷気を、ファン5の回転によって製
氷皿12の後方から吹出す。
【0033】符号34は、製氷皿12で製氷された氷を
貯える貯氷容器であり、製氷皿12の下方に配されてい
る。符号36は、貯氷容器34に貯えられた氷の量を検
知する貯氷検知レバーであり、機械部14から後方かつ
下方に延びている。
【0034】図6に示すように、制御部4は、製氷装置
10の動作を制御する製氷装置制御部4aと、冷蔵庫1
の室内を冷却を制御する冷却制御部4bとよりなり、両
者は接続されている。
【0035】製氷装置制御部4aは、機械部14、ヒー
タ20、温度センサ24、給水ポンプ29及び貯氷検知
レバー34に接続され、それらの動作を制御する。
【0036】冷却制御部4bは、ファン5とコンプレッ
サ6に接続され、製氷中には、コンプレッサ6の運転・
停止にかかわらずファン5を連続回転させる連続運転状
態とし、給水タンク30が空のとき、貯氷容器34が満
杯のとき、製氷状態と非製氷状態との切替えを行なう製
氷スイッチがOFFのときなど、製氷時以外のときに
は、コンプレッサ6の運転・停止に同期させてファンの
ON/OFFを行なう通常運転状態とする。
【0037】つぎに、この製氷装置10の動作状態につ
いて説明する。
【0038】 給水パイプ28から製氷皿12に給水
して製氷を開始し、ファン5を上記連続運転状態とし
て、製氷皿12に給水された水38の水面に対し、常に
冷気ダクト32から気体を供給させる。
【0039】 温度センサ24の検知温度が4〜5℃
の所定の温度になったとき、ヒータ20への通電を開始
して、製氷ブロック18内の水38の底面温度が約5℃
を保つように一定電力を加える。
【0040】 その後、凝固が進むと、ヒータ20へ
の前記一定電力の入力では、前記底面温度が約5℃に維
持できなくなって徐々に低下し始める。温度センサ24
の検知温度が2〜4℃の所定の温度となったときに、製
氷ブロック18内の水38の約3分の2が凝固したと検
知して、ヒータ20への電力の入力を増加させる。
【0041】 温度センサ24の検知温度が1℃にな
ったとき、ファン5の回転数を落す。
【0042】 温度センサ24の検知温度が−5℃に
なったとき、製氷が完了したと判断して、ファン5を連
続運転状態から通常運転状態に戻す。そして、製氷皿1
2を回動させるとともにひねって、各製氷ブロック18
内に製氷された氷40を貯氷容器34に落下させる。そ
して、再びに戻る。
【0043】つぎに、製氷ブロック18における水38
の凝固状態について図5により説明する。
【0044】製氷皿12に供給された水38は、冷気ダ
クト32から吹出される冷気によって水面側から冷却さ
れる。この冷却により水38の密度が大きくなるため、
水面付近の水は、図5(a)に示すように、底部に向っ
て移動し、結果として製氷ブロック18全体がほぼ一様
に温度低下する。
【0045】水38の温度は4〜5℃付近になると、逆
に底部付近の水の密度が大きくなるため、製氷ブロック
18内の水38は停滞してしまうが、上記のように、底
面温度が4〜5℃になったときに、ヒータ20により製
氷ブロック18の一側面及び底面の水が約5℃に維持さ
れるよう加熱されるので、このヒータ20近傍の水と製
氷ブロック18の上部の水との間に温度差が生じ、この
温度差により両者間には密度差が生じる。これにより、
水面側からの凝固が進行する一方、水38中では、底部
の水と上部の水が循環する対流が起る(図5(b)、
(c)参照)。この対流により、水の凍結面で気泡が捕
えられることなく、透明な氷40が生成される。
【0046】その後、透明氷40の成長が進み、製氷ブ
ロック18内における水38の体積が小さくなってくる
と、徐々に凝固速度が速くなり、凝固速度に見合う充分
な対流を起すことができなくなるが、水38の約3分の
2が凝固したときに(図5(d)の状態)、ヒータ20
の加熱量を増加させるので、凝固速度の上昇が抑えられ
る。そして、底面温度が1℃になったときに、ファン5
の回転数が落されて冷気ダクト32から吹出される冷気
による冷却力が低下するので、凝固速度の上昇がさらに
抑えられる。これにより、仕切壁側角部19に気泡によ
る白濁部42が生じるが、その他の大部分においては透
明な氷40が得られ、全体として透明度の高い氷が得ら
れる(図5(e)参照)。
【0047】ここで、ヒータ20への通電を開始させる
ときの温度センサ24の検知温度として4〜5℃、ヒー
タ20の加熱量を増加させるときの温度センサ24の検
知温度として2〜4℃とした理由について説明する。
【0048】上記温度は以下のア)〜エ)の実験に基づ
いて定めた。なお、実験においては、製氷ブロック18
の底部と中央部との温度の相関関係を調べるため、中央
部の温度を検知する温度センサを仕切壁22内に設け
た。また、コントロールとして、ヒータ20を動作させ
ることなく製氷したところ、製氷時間が1時間20分、
生成された氷は全体的に白く濁った不透明氷であった。
【0049】ア) 底面温度が0℃のとき(中央部温度
0℃)に、ヒータ20に4Wを投入して、製氷を行なっ
た。製氷時間は約2時間30分であり、上部に若干くも
りがあり、底部の白濁部42が比較的多かったが、コン
トロールに比べて明らかに透明度の高い氷が得られた。
【0050】イ) 底面温度が0℃のとき(中央部温度
0℃)に、ヒータ20に4Wを投入した。これにより、
底面温度は約5〜6℃、中央部温度は約2〜3℃まで上
昇した。その後、中央部温度が再び0℃となったとき
(底面温度約4℃)の時に、ヒータ20への入力を4W
から5Wに上げて、製氷を行なった。製氷時間は約3時
間であり、底部の白濁部42がかなり低減された透明度
の高い氷が得られた。
【0051】ウ) 底面温度が4℃のとき(中央部温度
4℃)に、ヒータ20に4Wを投入した。その後、中央
部温度が0℃となったとき(底面温度約4℃)の時に、
ヒータ20への入力を4Wから5Wに上げて、製氷を行
なった。製氷時間は約3時間であり、上部のくもりがほ
とんどなく、底部の白濁部42がさらに低減された透明
度の高い氷が得られた。
【0052】エ) 底面温度が5℃のとき(中央部温度
5℃)に、ヒータ20に3Wを投入した。その後、中央
部温度が0℃となったとき(底面温度約3℃)の時に、
ヒータ20への入力を3Wから5Wに上げて、製氷を行
なった。製氷時間は約3時間30分であり、底部の白濁
部42がほとんどない透明度の高い氷が得られた。
【0053】以上の実験より、底面温度が4〜5℃のと
きにヒータ20への入力を開始すると、上部にほとんど
くもりのない氷40が得られる。これは、上述したよう
に、水温が4〜5℃付近になるとブロック18内の水3
8が停滞してしまうことに起因すると考えられ、よっ
て、この水38が停滞し始める4〜5℃の範囲で所定温
度を設定し、温度センサ24の検知温度がこの所定温度
になったときに、ヒータ20への通電を開始すれば、透
明度の高い氷を得ることができる。
【0054】一方、ヒータ20の加熱量を増加させる時
機は、上述したように、氷40の成長が進んで凝固速度
が速くなり、凝固速度に見合う充分な対流を起すことが
できなくなる直前であることが好ましく、このような状
態になるのは、ブロック18内の水38の約3分の2が
凝固したときである。この約3分の2が凝固したとき
は、図5(d)より明らかなように、中央部温度が0℃
になって、その部分が凝固し始めるときとほぼ等しい。
そのため、中央部温度と底面温度との相関関係を予め調
べておけば、底面温度を検知することにより、水38の
約3分の2が凝固したときを検知することができる。上
記イ)〜エ)によれば、そのときの底面温度は2〜4℃
であるため、この2〜4℃の範囲で所定温度を設定し、
温度センサ24の検知温度がこの所定温度になったとき
に、ヒータ20への入力を増加させれば、白濁部42の
体積をより小さくすることができる。
【0055】なお、上記ウ)、エ)のように制御するこ
とにより、透明度の非常に高い氷を得ることができる
が、ア)のようにヒータ20を動作させるだけでも、コ
ントロールに対して透明度の高い氷が得られる。
【0056】また、上記ア)〜エ)の製氷時間は、従来
の不透明氷を製造する場合に比べて、若干長いが、一回
の製氷量が170gと、従来の一般的な製氷皿と比べて
(通常110g)多いため、単位時間の当りの製氷量は
従来より良い。
【0057】以上のように、本製氷装置10では、製氷
ブロック18内で生じる対流により、水中の気体成分を
積極的に仕切壁側角部19に集中させて凝固させるの
で、当該角部19においてわずかに白濁部42が形成さ
れるものの、その他の大部分は透明であり、よって、全
体としては透明度の高い透明氷40が得られる。また、
従来の上蓋方式のように、製氷皿12の上面を閉鎖する
ことなく製氷するので、製氷時間が短い。さらに、振動
などの機械的な外力を加えていないため、ミネラル分が
ほとんど析出しないとともに、振動のための複雑な機械
構成も不要であり、機械動作に起因する騒音や振動がな
く、さらに故障も生じにくい。
【0058】また、2列に並んで配された製氷ブロック
18の列の間を仕切る仕切壁22側の側面にヒータ20
を配するので、その配設が容易である。
【0059】また、ヒータ20を製氷皿12の裏面側に
配しているので、その配設が容易である。
【0060】また、コンプレーサ6の動作により発生す
る冷気をファン5で庫内に循環させる冷蔵庫1では、通
常、コンプレッサ6の運転・停止に同期させてファン5
を回転させるが、本実施例のように、製氷中に、コンプ
レッサ6の運転・停止に関係なく、ファン5を連続回転
させることにより、コンプレッサ6の運転率、即ち外気
温に関係なく、短時間で透明氷を得ることができる。
【0061】なお、本製氷装置10は、インバータ搭載
コンプレッサなどの冷却能力可変型のコンプレッサを供
える冷蔵庫にも適用することができ、その場合、製氷中
に、該コンプレッサと、庫内の冷気を循環させるファン
とを、連続的に運転させる。そして、製氷ブロック18
の底面の温度が1℃になったことを温度センサ24が検
知したとき、制御部4によって該コンプレッサの能力を
下げることにより、凝固速度の均一化を図ることがで
き、上述したファン5による制御と同様の効果が得られ
る。
【0062】つぎに、上記実施例におけるヒータ20の
変更例について説明する。
【0063】この変更例では、各製氷ブロック18にお
いて、仕切壁側角部19に近接する2本20b、20c
と、その外側の2本20a、20dとが、独立して制御
できるよう配されている。すなわち、内側のヒータ20
b、20cと外側のヒータ20a、20dは、それぞれ
不図示の電源及び制御部4に接続された1本のヒータ線
により形成されている。そして、上記した製氷ブロック
18内の水38の約3分の2が凝固した段階でヒータ2
0への入力を上げるときに、この内側のヒータ20b、
20cの加熱量だけを上げるように制御する。
【0064】このように、ヒータ20を2つに分割して
設け、製氷中に加熱量を上げるときに、内側のヒータ2
0b、20cのみ上げることにより、内側及び外側とも
に加熱量を上げる場合に比べて、仕切壁側角部19によ
り効果的に気体成分を集中させることができ、よって、
製氷時間を短くするとともに氷の透明度を高くすること
ができる。
【0065】
【発明の効果】本発明の製氷装置であれば、凝固時に、
水中に溶解している気体成分を、製氷ブロック内に生じ
る対流によって、製氷ブロックの底部に積極的に集中さ
せるので、当該底部に気体成分に起因する白濁部が形成
されても、全体としては透明度の高い氷が得られる。ま
た、従来の上蓋方式のように水面側を閉鎖しないので、
製氷時間が短い。さらに、振動等の機械的な外力を加え
ることなく製氷するので、ミネラル分はほとんど析出せ
ず、低コストで信頼性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施に係る製氷装置10が配された
冷蔵庫1の断面図である。
【図2】製氷装置10の断面図である。
【図3】製氷装置10の製氷皿12の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】(a)〜(d)は、製氷装置10の製氷時にお
ける水38の凝固状態を説明するための製氷ブロック1
8の断面図である。
【図6】冷蔵庫1のブロック図である。
【図7】(a)〜(d)は、従来の製氷装置における水
の凝固状態を説明するための説明図である。
【図8】従来の他の製氷装置の断面図である。
【図9】(a)は、図8の製氷装置により製造された氷
の斜視図、(b)は、その断面図である。
【符号の説明】
4……制御部 10……製氷装置 12……製氷皿 18……製氷ブロック 20……ヒータ 22……仕切壁 24……温度センサ 38……水 40……透明氷 42……白濁部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】(a)〜()は、製氷装置10の製氷時にお
ける水38の凝固状態を説明するための製氷ブロック1
8の断面図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製氷ブロックよりなる製氷皿に水
    を供給して、前記製氷ブロック毎に製氷を行なう製氷装
    置において、 前記製氷皿に設けられ、前記製氷ブロックに供給された
    水の底部を加熱する加熱手段を有し、 前記製氷ブロックに供給された水をその上部から凝固さ
    せるとともに、その底部を前記加熱手段により加熱して
    前記製氷ブロック内の水を対流させることを特徴とする
    製氷装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が、前記製氷ブロックの底
    面といずれか一の側面とを加熱することを特徴とする請
    求項1記載の製氷装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、複数に分割して設けら
    れ、それぞれ独立して制御可能であることを特徴とする
    請求項2記載の製氷装置。
  4. 【請求項4】 前記製氷ブロックが2列に並んで配さ
    れ、前記側面を加熱する加熱手段が、前記製氷ブロック
    の列の間を仕切る仕切壁に配されたことを特徴とする請
    求項2記載の製氷装置。
  5. 【請求項5】 前記製氷皿に設けられ、前記製氷ブロッ
    クに供給された水の底部の温度を検知する温度検知手段
    と、 前記温度検知手段の検知結果に基づいて、前記加熱手段
    の動作を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段が、製氷時に、製氷皿を冷却しつつ、前記
    温度検知手段によって、所定の加熱開始温度を検知して
    前記加熱手段を動作させ、前記製氷ブロック内の水が所
    定量凝固したことを検知して前記加熱手段の加熱量を上
    げ、さらに、製氷の完了を検知して前記加熱手段の動作
    を停止させることを特徴とする請求項1記載の製氷装
    置。
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