JPH09266932A - 磁石式天井走行リフター装置 - Google Patents
磁石式天井走行リフター装置Info
- Publication number
- JPH09266932A JPH09266932A JP10185396A JP10185396A JPH09266932A JP H09266932 A JPH09266932 A JP H09266932A JP 10185396 A JP10185396 A JP 10185396A JP 10185396 A JP10185396 A JP 10185396A JP H09266932 A JPH09266932 A JP H09266932A
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- ceiling
- lifter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単であり、移動の範囲が線状経路に
制限されることがなく、かつ走行が円滑である磁石式天
井走行リフター装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 磁性材料製の天井部材２と前記天井部材
に沿って走行する走行リフター３とからなる磁石式天井
走行リフター装置１であって、前記走行リフター３は、
フレーム４と前記フレーム４から上方に突出していて天
井部材２に接触して転動可能な車輪８と、前記天井部材
２との間に間隙をおいて前記フレーム４に取り付けられ
ている磁石５と、前記フレーム４から懸吊されている負
荷支持装置１１とを備えることを特徴とする。
制限されることがなく、かつ走行が円滑である磁石式天
井走行リフター装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 磁性材料製の天井部材２と前記天井部材
に沿って走行する走行リフター３とからなる磁石式天井
走行リフター装置１であって、前記走行リフター３は、
フレーム４と前記フレーム４から上方に突出していて天
井部材２に接触して転動可能な車輪８と、前記天井部材
２との間に間隙をおいて前記フレーム４に取り付けられ
ている磁石５と、前記フレーム４から懸吊されている負
荷支持装置１１とを備えることを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、患者の歩行補助
装置や介護者の介護補助装置として使用するリフター装
置に関するものである。
装置や介護者の介護補助装置として使用するリフター装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】歩行が困難になった高齢者や障害者は一
般に車椅子を用いて移動するが、歩行したいときには歩
行用の装具が必要となる。また高齢者や障害者の自立促
進のための歩行訓練の場合には、訓練者の体重の一部分
を肩代わりして支持して訓練者と共に移動する歩行訓練
補助装置が必要である。更に、患者を介護する場合には
介護の負担を軽減させるために患者をスリング（体を包
む布）にくるめて運搬する運搬具が必要である。このよ
うな歩行用の装具や歩行訓練補助装置や運搬具としてリ
フターを応用することが考えられる。しかるに、通常の
リフターはレールやクレーン等の方式である。
般に車椅子を用いて移動するが、歩行したいときには歩
行用の装具が必要となる。また高齢者や障害者の自立促
進のための歩行訓練の場合には、訓練者の体重の一部分
を肩代わりして支持して訓練者と共に移動する歩行訓練
補助装置が必要である。更に、患者を介護する場合には
介護の負担を軽減させるために患者をスリング（体を包
む布）にくるめて運搬する運搬具が必要である。このよ
うな歩行用の装具や歩行訓練補助装置や運搬具としてリ
フターを応用することが考えられる。しかるに、通常の
リフターはレールやクレーン等の方式である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】レールやクレーン等を
利用したリフターは大掛かりな構造であり、コストが掛
り、しかも動きがレールに沿った線状経路に制限される
欠点がある。
利用したリフターは大掛かりな構造であり、コストが掛
り、しかも動きがレールに沿った線状経路に制限される
欠点がある。
【０００４】次に、高所作業等を行うためにロボットと
して、履帯外周に磁石片を取り付けて構成した磁気クロ
ーラを用いた天井走行機構が開発されているが（日本ロ
ボット学会誌Ｖｏｌ．１０，Ｎｏ．５，ｐｐ６０６〜６
０８，１９９２参照）、この磁気クローラ式天井走行機
構は個々の磁石片が直接天井に吸着するので、走行に際
して個々の磁石片を順次天井から剥がすための装置が必
要になり、構造が複雑なものになっている。
して、履帯外周に磁石片を取り付けて構成した磁気クロ
ーラを用いた天井走行機構が開発されているが（日本ロ
ボット学会誌Ｖｏｌ．１０，Ｎｏ．５，ｐｐ６０６〜６
０８，１９９２参照）、この磁気クローラ式天井走行機
構は個々の磁石片が直接天井に吸着するので、走行に際
して個々の磁石片を順次天井から剥がすための装置が必
要になり、構造が複雑なものになっている。
【０００５】この発明は上記の如き事情に鑑みてなされ
たものであって、構造が簡単であり、移動の範囲が線状
経路に制限されることがなく、かつ走行が円滑である磁
石式天井走行リフター装置を提供することを目的とする
ものである。
たものであって、構造が簡単であり、移動の範囲が線状
経路に制限されることがなく、かつ走行が円滑である磁
石式天井走行リフター装置を提供することを目的とする
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の磁石式天井走行リフター装置は、磁性材料製の
天井部材と前記天井部材に沿って走行する走行リフター
とからなる磁石式天井走行リフター装置であって、前記
走行リフターは、フレームと前記フレームから上方に突
出していて天井部材に接触して転動可能な車輪と、前記
天井部材との間に間隙をおいて前記フレームに取り付け
られている磁石と、前記フレームから懸吊されている負
荷支持部とを備えることを特徴としている。
の発明の磁石式天井走行リフター装置は、磁性材料製の
天井部材と前記天井部材に沿って走行する走行リフター
とからなる磁石式天井走行リフター装置であって、前記
走行リフターは、フレームと前記フレームから上方に突
出していて天井部材に接触して転動可能な車輪と、前記
天井部材との間に間隙をおいて前記フレームに取り付け
られている磁石と、前記フレームから懸吊されている負
荷支持部とを備えることを特徴としている。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を一実施例
を示す図面について説明する。図１及び図２において１
は天井走行リフター装置であり、天井走行リフター装置
１は磁性材料製の天井部材２と走行リフター３とで構成
されている。走行リフター３はフレーム４を有し、フレ
ーム４の上端部に磁石５を取り付けている。磁石５は隣
合って配置されて全体として円環状をなす複数の磁石も
しくは直行二方向に対称的に配置された複数の磁石また
は円環状の一体の磁石で構成する。また磁石５は永久磁
石または場合によっては電磁石で構成する。フレーム４
にはモータ６が取り付けられ、モータ６の回転軸７に車
輪８が取り付けられている。車輪８は天井部材２に接触
して転動可能であり、かつ磁石５よりも上方に突出して
おり、車輪８の上端と磁石５の上端との間にはｈの距離
がある。また、車輪８の回転軸と直行する方向に回転軸
を持つキャスター９が車輪８と等角度間隔になる位置に
配置されて０る。キャスター９の上端の位置は車輪８の
上端の位置とほぼ同じである。フレーム４から負荷支持
装置１１が懸吊している。この負荷支持装置１１は患者
や歩行訓練者を支えて、その体重の一部分または全部を
負担するもので、スリングと称される帯状部材または棒
状部材によって構成される。必要に応じて負荷支持装置
１１は旋回機構部１２や昇降機構部１３を介してフレー
ム４から懸吊される。旋回機構部１２は負荷支持装置１
１がフレーム４に対して回転することを許容するための
機構であり、また昇降機構部１３は負荷支持装置１１が
フレーム４に対して上下変位するのを許容するための機
構である。
を示す図面について説明する。図１及び図２において１
は天井走行リフター装置であり、天井走行リフター装置
１は磁性材料製の天井部材２と走行リフター３とで構成
されている。走行リフター３はフレーム４を有し、フレ
ーム４の上端部に磁石５を取り付けている。磁石５は隣
合って配置されて全体として円環状をなす複数の磁石も
しくは直行二方向に対称的に配置された複数の磁石また
は円環状の一体の磁石で構成する。また磁石５は永久磁
石または場合によっては電磁石で構成する。フレーム４
にはモータ６が取り付けられ、モータ６の回転軸７に車
輪８が取り付けられている。車輪８は天井部材２に接触
して転動可能であり、かつ磁石５よりも上方に突出して
おり、車輪８の上端と磁石５の上端との間にはｈの距離
がある。また、車輪８の回転軸と直行する方向に回転軸
を持つキャスター９が車輪８と等角度間隔になる位置に
配置されて０る。キャスター９の上端の位置は車輪８の
上端の位置とほぼ同じである。フレーム４から負荷支持
装置１１が懸吊している。この負荷支持装置１１は患者
や歩行訓練者を支えて、その体重の一部分または全部を
負担するもので、スリングと称される帯状部材または棒
状部材によって構成される。必要に応じて負荷支持装置
１１は旋回機構部１２や昇降機構部１３を介してフレー
ム４から懸吊される。旋回機構部１２は負荷支持装置１
１がフレーム４に対して回転することを許容するための
機構であり、また昇降機構部１３は負荷支持装置１１が
フレーム４に対して上下変位するのを許容するための機
構である。
【０００８】このように構成された天井走行リフター装
置１の作用は次の通りである。走行リフター３は磁石５
の吸着力で天井部材２に吸着支持される。患者を負荷支
持装置１１で支持した状態で、または歩行訓練者の体を
支持した状態でモータ６を駆動し車輪８を回転させれ
ば、車輪８が天井部材２に接触した状態で転動し、リフ
ター３が移動し、患者の運搬や歩行訓練者の追従が行わ
れる。磁石５と天井部材２との間には間隙ｈが確保され
ているので、リフター３の動きは円滑に行うことができ
る。歩行訓練者が自力で歩行する訓練でリフター３は単
に歩行訓練者に引かれて移動する機能だけが求められる
場合には、リフター３のモータ６は必要ない。磁石５は
前述の通り、永久磁石及び電磁石の両方が使用可能であ
るが、停電等の事故の対処については、永久磁石を使用
したほうが容易である。
置１の作用は次の通りである。走行リフター３は磁石５
の吸着力で天井部材２に吸着支持される。患者を負荷支
持装置１１で支持した状態で、または歩行訓練者の体を
支持した状態でモータ６を駆動し車輪８を回転させれ
ば、車輪８が天井部材２に接触した状態で転動し、リフ
ター３が移動し、患者の運搬や歩行訓練者の追従が行わ
れる。磁石５と天井部材２との間には間隙ｈが確保され
ているので、リフター３の動きは円滑に行うことができ
る。歩行訓練者が自力で歩行する訓練でリフター３は単
に歩行訓練者に引かれて移動する機能だけが求められる
場合には、リフター３のモータ６は必要ない。磁石５は
前述の通り、永久磁石及び電磁石の両方が使用可能であ
るが、停電等の事故の対処については、永久磁石を使用
したほうが容易である。
【０００９】
【発明の効果】このような構成の磁石式天井走行リフタ
ー装置では、磁石片が直接に天井部材に吸着しないの
で、走行に伴って磁石片を順次天井部材から剥がすため
の機構を必要とせず、移動を滑らかにすることができる
と共に、装置の構造が簡単になり、またレールを使用し
ないので移動の範囲が線状経路に制限されることがな
い。こうして本発明によれば、構造が簡単であり、移動
の範囲が線状経路に制限されることがなく、かつ走行が
円滑である磁石式天井走行リフター装置を得ることがで
きる。
ー装置では、磁石片が直接に天井部材に吸着しないの
で、走行に伴って磁石片を順次天井部材から剥がすため
の機構を必要とせず、移動を滑らかにすることができる
と共に、装置の構造が簡単になり、またレールを使用し
ないので移動の範囲が線状経路に制限されることがな
い。こうして本発明によれば、構造が簡単であり、移動
の範囲が線状経路に制限されることがなく、かつ走行が
円滑である磁石式天井走行リフター装置を得ることがで
きる。
【図１】磁石式天井走行リフター装置の縦断面説明図。
【図２】磁石式天井走行リフター装置の平面説明図。
１ 天井走行リフター装置 ２ 天井部材 ３ 走行リフター ４ フレーム ５ 磁石 ６ モータ ７ 回転軸 ８ 車輪 ９ キャスター １１ 負荷支持装置 １２ 旋回機構部 １３ 昇降機構部
Claims (3)
- 【請求項１】 磁性材料製の天井部材と前記天井部材に
沿って走行する走行リフターとからなる磁石式天井走行
リフター装置であって、前記走行リフターは、フレーム
と前記フレームから上方に突出していて天井部材に接触
して転動可能な車輪と、前記天井部材との間に間隙をお
いて前記フレームに取り付けられている磁石と、前記フ
レームから懸吊されている負荷支持部とを備えることを
特徴とする磁石式天井走行リフター装置。 - 【請求項２】 前記車輪を駆動するモータを備えること
を特徴とする請求項１記載の磁石式天井走行リフター装
置。 - 【請求項３】 前記フレームから旋回機構部及び／また
は昇降機構部を介して懸吊されている前記負荷支持部と
を備えることを特徴とする請求項１記載の磁石式天井走
行リフター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10185396A JP2869863B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 磁石式天井走行リフター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10185396A JP2869863B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 磁石式天井走行リフター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09266932A true JPH09266932A (ja) | 1997-10-14 |
| JP2869863B2 JP2869863B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=14311604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10185396A Expired - Lifetime JP2869863B2 (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | 磁石式天井走行リフター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869863B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002302400A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-18 | Natl Inst Of Industrial Safety Independent Administrative Institution | 吊下げ移動装置用天井構造 |
| JP2002302399A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-18 | Natl Inst Of Industrial Safety Independent Administrative Institution | 吊下げ移動装置用天井構造 |
| JP2017064038A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 吊り下げ装置および空間制御システム |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3622935B1 (en) | 2018-09-12 | 2021-07-14 | TRUMPF Medizin Systeme GmbH + Co. KG | Magnetic suspension system |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP10185396A patent/JP2869863B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002302400A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-18 | Natl Inst Of Industrial Safety Independent Administrative Institution | 吊下げ移動装置用天井構造 |
| JP2002302399A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-18 | Natl Inst Of Industrial Safety Independent Administrative Institution | 吊下げ移動装置用天井構造 |
| JP2017064038A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社Ｌｉｘｉｌ | 吊り下げ装置および空間制御システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2869863B2 (ja) | 1999-03-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |