JPH09262875A - プラスチック成形品の成形方法 - Google Patents
プラスチック成形品の成形方法Info
- Publication number
- JPH09262875A JPH09262875A JP7175596A JP7175596A JPH09262875A JP H09262875 A JPH09262875 A JP H09262875A JP 7175596 A JP7175596 A JP 7175596A JP 7175596 A JP7175596 A JP 7175596A JP H09262875 A JPH09262875 A JP H09262875A
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- JP
- Japan
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- molding
- mold
- molded product
- core
- plastic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】プラスチック成形品の表面欠陥となる「ひけ」
や「ウエルド」を目立たなくし、意匠用の塗装を施さな
いでも製品に使用できるようにする。 【解決手段】成形用金型２の表面に微細な凹凸模様を形
成し、成形品を成形用金型２から取出すとき、凹凸模様
を付けた表面とキャビティ型２ｂが「擦れ」ないよう
に、金型２を開く前にコア型２ａの表面から加熱した空
気を吹き出して成形品との間に微小なギャップを設け、
コア型２ａの表面に摩擦係数を減少させ滑りを良くする
処理を施して、キャビティ型２ｂに成形品を残したまま
コア型２ａを先に抜く。
や「ウエルド」を目立たなくし、意匠用の塗装を施さな
いでも製品に使用できるようにする。 【解決手段】成形用金型２の表面に微細な凹凸模様を形
成し、成形品を成形用金型２から取出すとき、凹凸模様
を付けた表面とキャビティ型２ｂが「擦れ」ないよう
に、金型２を開く前にコア型２ａの表面から加熱した空
気を吹き出して成形品との間に微小なギャップを設け、
コア型２ａの表面に摩擦係数を減少させ滑りを良くする
処理を施して、キャビティ型２ｂに成形品を残したまま
コア型２ａを先に抜く。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は間口に比べて奥行き
が深く、かつ高意匠性が要求されるカラーＴＶ前枠のよ
うなプラスチック筐体において、無塗装で使用できる筐
体を成形するための成形方法及び金型構造に関する。
が深く、かつ高意匠性が要求されるカラーＴＶ前枠のよ
うなプラスチック筐体において、無塗装で使用できる筐
体を成形するための成形方法及び金型構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高意匠性が要求されるプラスチッ
ク筐体では、その意匠性に関する仕様を満足させる手段
として、成形時に発生した筐体の表面欠陥（表面が凹む
「ひけ」、樹脂の合流部に発生する「ウエルドライン」
など）を隠蔽するため、多くの場合、塗装が用いられて
いる。しかし、二次加工である塗装はコスト高となるだ
けでなく、成形品をリサイクルする際の異物となるた
め、塗装しないで表面欠陥を隠蔽する技術開発も行われ
てきた。例えば、特開平７−１９５４５３号公報には
「プラスチック成形型およびその成形品」と題して、成
形型の抜き勾配の箇所に鋸歯状の微細な凹凸模様を付け
た金型が述べられている。これは、しぼ模様を付けるこ
とによって、デザイン的にも優れた筐体を得ようとした
ものである。
ク筐体では、その意匠性に関する仕様を満足させる手段
として、成形時に発生した筐体の表面欠陥（表面が凹む
「ひけ」、樹脂の合流部に発生する「ウエルドライン」
など）を隠蔽するため、多くの場合、塗装が用いられて
いる。しかし、二次加工である塗装はコスト高となるだ
けでなく、成形品をリサイクルする際の異物となるた
め、塗装しないで表面欠陥を隠蔽する技術開発も行われ
てきた。例えば、特開平７−１９５４５３号公報には
「プラスチック成形型およびその成形品」と題して、成
形型の抜き勾配の箇所に鋸歯状の微細な凹凸模様を付け
た金型が述べられている。これは、しぼ模様を付けるこ
とによって、デザイン的にも優れた筐体を得ようとした
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
成形品の抜き勾配は３°と大きく、対象としている間口
に比べて奥行きが深く、かつ高意匠性が要求されるカラ
ーＴＶ前枠のようなプラスチック筐体には適用できな
い。すなわち、最近の大形のカラーＴＶ前枠では奥行き
が１００〜１５０mmあるため、デザイン上抜き勾配は約
１°に抑えられている。そのため、従来技術で示された
ような方法では、しぼ模様の深さはほとんど形成できな
いか、あるいは形成できたとしても金型から成形品を取
出す際に、成形品に「かじり」が生じるという問題が発
生する。
成形品の抜き勾配は３°と大きく、対象としている間口
に比べて奥行きが深く、かつ高意匠性が要求されるカラ
ーＴＶ前枠のようなプラスチック筐体には適用できな
い。すなわち、最近の大形のカラーＴＶ前枠では奥行き
が１００〜１５０mmあるため、デザイン上抜き勾配は約
１°に抑えられている。そのため、従来技術で示された
ような方法では、しぼ模様の深さはほとんど形成できな
いか、あるいは形成できたとしても金型から成形品を取
出す際に、成形品に「かじり」が生じるという問題が発
生する。
【０００４】本発明の目的は、カラーＴＶのような製品
で、高意匠性が要求されるプラスチック筐体を無塗装で
使用できるよう、成形品の表面欠陥となる「ひけ」や
「ウエルド」を目立たなくする成形用金型及び成形方法
を提供することにある。
で、高意匠性が要求されるプラスチック筐体を無塗装で
使用できるよう、成形品の表面欠陥となる「ひけ」や
「ウエルド」を目立たなくする成形用金型及び成形方法
を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】目的を達成するため、ま
ず成形品に生じる「かじり」の原因は、金型内に射出さ
れた溶融樹脂が冷却・固化する際に、コア型に拘束され
るため成形品の外形寸法が収縮できないので、コア型と
一体になった成形品の表面がキャビティ型と「擦れ合
う」現象であると考えた。すなわち、深さが１〜５０μ
mＲmax程度の鋸歯状のしぼ模様をキャビティ型に形成す
ると、その形状を転写した成形品との間で噛み合うこと
になり、それを引き離す時に成形品の山型形状が破壊さ
れる現象を「かじり」とした。そこで、従来の離型プロ
セスではコア型と一体になって挙動する成形品を、キャ
ビティ型側に残すような成形用金型の構造及び離型プロ
セスを案出した。
ず成形品に生じる「かじり」の原因は、金型内に射出さ
れた溶融樹脂が冷却・固化する際に、コア型に拘束され
るため成形品の外形寸法が収縮できないので、コア型と
一体になった成形品の表面がキャビティ型と「擦れ合
う」現象であると考えた。すなわち、深さが１〜５０μ
mＲmax程度の鋸歯状のしぼ模様をキャビティ型に形成す
ると、その形状を転写した成形品との間で噛み合うこと
になり、それを引き離す時に成形品の山型形状が破壊さ
れる現象を「かじり」とした。そこで、従来の離型プロ
セスではコア型と一体になって挙動する成形品を、キャ
ビティ型側に残すような成形用金型の構造及び離型プロ
セスを案出した。
【０００６】具体的には、コア型側に成形品が食い付か
ないように、金型を開く前にコア型表面から加熱した空
気を吹き出して成形品との間に微小なギャップを設けた
り、コア型の表面にテフロンコーティングなどの処理を
施して、摩擦係数を減少させ滑りを良くする方法をとっ
た。また、コア型の移動動作と成形品の突出し動作とを
同期させた。すなわち、金型を開きながらコア側から成
形品を突出すことにより、コア型が成形品からスムーズ
に離れるようにした。さらに、キャビティ型に残された
成形品を「擦れ合う」ことなく離型させるため、キャビ
ティ型から冷却した空気を吹き出して成形品の冷却・収
縮を促進するとともに、成形品を冷却するための空気を
吹き出す機構や吸盤のような捕捉手段を備えたロボット
を用いて、キャビティ型に残された成形品を内側に変形
させながら取り出す方式とした。なお、コア型、キャビ
ティ型の表面から空気を吹き出す方法として、型の全面
又はその一部に通気性金属を用いた。
ないように、金型を開く前にコア型表面から加熱した空
気を吹き出して成形品との間に微小なギャップを設けた
り、コア型の表面にテフロンコーティングなどの処理を
施して、摩擦係数を減少させ滑りを良くする方法をとっ
た。また、コア型の移動動作と成形品の突出し動作とを
同期させた。すなわち、金型を開きながらコア側から成
形品を突出すことにより、コア型が成形品からスムーズ
に離れるようにした。さらに、キャビティ型に残された
成形品を「擦れ合う」ことなく離型させるため、キャビ
ティ型から冷却した空気を吹き出して成形品の冷却・収
縮を促進するとともに、成形品を冷却するための空気を
吹き出す機構や吸盤のような捕捉手段を備えたロボット
を用いて、キャビティ型に残された成形品を内側に変形
させながら取り出す方式とした。なお、コア型、キャビ
ティ型の表面から空気を吹き出す方法として、型の全面
又はその一部に通気性金属を用いた。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を用
いて説明する。
いて説明する。
【０００８】図１は本発明のカラーＴＶの斜視図であ
る。カラーＴＶのプラスチック筐体は前枠１ａ、後部カ
バー１ｂから構成されている。
る。カラーＴＶのプラスチック筐体は前枠１ａ、後部カ
バー１ｂから構成されている。
【０００９】図２は従来例におけるカラーＴＶの前枠１
ａを含む、成形用金型２の型締め時の断面図を示す。こ
れは射出成形機のノズル（図示せず）から注入された溶
融樹脂が成形用金型２の中で冷却・固化し、前枠１ａを
形成したところである。ここで、成形用金型２はコア型
２ａとキャビティ型２ｂから構成されており、コア型２
ａには成形品を突出すための突出しピン３が内蔵されて
いる。
ａを含む、成形用金型２の型締め時の断面図を示す。こ
れは射出成形機のノズル（図示せず）から注入された溶
融樹脂が成形用金型２の中で冷却・固化し、前枠１ａを
形成したところである。ここで、成形用金型２はコア型
２ａとキャビティ型２ｂから構成されており、コア型２
ａには成形品を突出すための突出しピン３が内蔵されて
いる。
【００１０】図３は従来例におけるカラーＴＶの前枠１
ａに関し、図２の状態にあった成形用金型２が型開き動
作した時の断面図を示す。金型内に注入された溶融樹脂
は冷却・固化する際に寸法収縮するので、一般に前枠１
ａはコア型２ａに食い付き、一体となって動作する。こ
のため、前枠１ａの側面部１ｃにしぼ模様のような凹凸
があると、型開き動作時にキャビティ型２ｂとの間で擦
れ、側面部１ｃに白い線状の表面欠陥「かじり」が発生
する。これを防止するため、カラーＴＶの前枠１ａのよ
うに高意匠性が要求される部品の場合には、側面部１ｃ
を含め成形品の表面にはしぼ模様を付けず、また、抜き
勾配を大きく（例えば３°以上）するなどして、塗装に
より意匠性を満足させるのが一般的である。
ａに関し、図２の状態にあった成形用金型２が型開き動
作した時の断面図を示す。金型内に注入された溶融樹脂
は冷却・固化する際に寸法収縮するので、一般に前枠１
ａはコア型２ａに食い付き、一体となって動作する。こ
のため、前枠１ａの側面部１ｃにしぼ模様のような凹凸
があると、型開き動作時にキャビティ型２ｂとの間で擦
れ、側面部１ｃに白い線状の表面欠陥「かじり」が発生
する。これを防止するため、カラーＴＶの前枠１ａのよ
うに高意匠性が要求される部品の場合には、側面部１ｃ
を含め成形品の表面にはしぼ模様を付けず、また、抜き
勾配を大きく（例えば３°以上）するなどして、塗装に
より意匠性を満足させるのが一般的である。
【００１１】図４は従来例におけるカラーＴＶの前枠１
ａに関し、図３の状態にあった成形用金型２の突出し動
作時の断面図を示す。前枠１ａは突出しピン３によりコ
ア型２ａから引き離される。
ａに関し、図３の状態にあった成形用金型２の突出し動
作時の断面図を示す。前枠１ａは突出しピン３によりコ
ア型２ａから引き離される。
【００１２】図５は本発明のカラーＴＶの前枠１ａの成
形用金型２の型締め時の断面図を示す。この場合、図２
とは異なり、コア側に前枠１ａが食い付かないように、
コア型２ａの表面から加熱した空気を吹き出させて前枠
１ａとの間に微小なギャップを設けている。ここで加熱
した空気を用いたのは、前枠１ａの冷却・固化によるコ
ア型２ａへの食い付きを防止するためである。また、前
枠１ａからコア型２ａをスムーズに引き抜くため、コア
型２ａの表面にテフロンコーティングなどの処理を施し
て、摩擦係数を減少させ滑り易くする方法を併用した。
なお、前枠１ａの抜き勾配は、デザイン上出来るかぎり
小さい方が望ましく、ここでは約１°とした。
形用金型２の型締め時の断面図を示す。この場合、図２
とは異なり、コア側に前枠１ａが食い付かないように、
コア型２ａの表面から加熱した空気を吹き出させて前枠
１ａとの間に微小なギャップを設けている。ここで加熱
した空気を用いたのは、前枠１ａの冷却・固化によるコ
ア型２ａへの食い付きを防止するためである。また、前
枠１ａからコア型２ａをスムーズに引き抜くため、コア
型２ａの表面にテフロンコーティングなどの処理を施し
て、摩擦係数を減少させ滑り易くする方法を併用した。
なお、前枠１ａの抜き勾配は、デザイン上出来るかぎり
小さい方が望ましく、ここでは約１°とした。
【００１３】図６は本発明のカラーＴＶの前枠１ａに関
し、図５の状態にあった成形用金型２が型開き動作した
時の断面図を示す。これはコア型２ａが前枠１ａをキャ
ビティ型２ｂに残したまま引き抜かれたところである。
ここで、前枠１ａをキャビティ型２ｂから容易に引き離
すため、キャビティ型２ｂから冷却した空気を吹き出し
て前枠１ａとの間に微小なギャップを設けている。冷却
した空気を用いたのは、前枠１ａの冷却・収縮を促進す
るためである。
し、図５の状態にあった成形用金型２が型開き動作した
時の断面図を示す。これはコア型２ａが前枠１ａをキャ
ビティ型２ｂに残したまま引き抜かれたところである。
ここで、前枠１ａをキャビティ型２ｂから容易に引き離
すため、キャビティ型２ｂから冷却した空気を吹き出し
て前枠１ａとの間に微小なギャップを設けている。冷却
した空気を用いたのは、前枠１ａの冷却・収縮を促進す
るためである。
【００１４】なお、コア型２ａ、キャビティ型２ｂの表
面から空気を吹き出す方法として、型の全面又はその一
部に径が１〜１０μｍ程度の空孔を持つ通気性金属４を
用いた。
面から空気を吹き出す方法として、型の全面又はその一
部に径が１〜１０μｍ程度の空孔を持つ通気性金属４を
用いた。
【００１５】図７は本発明のカラーＴＶの前枠１ａを成
形用金型２から取り出す動作を示した断面図を示す。こ
こで、前枠１ａはロボットアーム５でキャビティ型２ｂ
から取り出されるが、その際に前枠１ａがキャビティ型
２ｂと擦れ合わないように、前枠１ａを強制的に内側に
変形させながら引き剥すため、前枠１ａを冷却するため
の空気を吹き出す機構（図示せず）や、真空吸引機構付
き吸盤５ａのような捕捉手段を備えたロボットアーム５
を用いた。
形用金型２から取り出す動作を示した断面図を示す。こ
こで、前枠１ａはロボットアーム５でキャビティ型２ｂ
から取り出されるが、その際に前枠１ａがキャビティ型
２ｂと擦れ合わないように、前枠１ａを強制的に内側に
変形させながら引き剥すため、前枠１ａを冷却するため
の空気を吹き出す機構（図示せず）や、真空吸引機構付
き吸盤５ａのような捕捉手段を備えたロボットアーム５
を用いた。
【００１６】図８は本発明のカラーＴＶの前枠１ａに関
し、図５の状態にあった成形用金型２が型開き動作を開
始した直後の断面図を示す。ここで、前枠１ａをキャビ
ティ型２ｂに残したままコア型２ａを引き抜くため、コ
ア型２ａの移動動作と前枠１ａの突出し動作とを同期さ
せた。すなわち、コア型２ａを開きながら突出しピン３
により前枠１ａを突出す際に、前枠１ａがコア型２ａか
ら完全に離れるまでは、型開き量δ1と突出し量δ2が常
に一致するよう制御した。なお、図５で示したように前
枠１ａからコア型２ａをスムーズに引き抜くため、コア
型２ａの表面にテフロンコーティングなどの処理を施
し、摩擦係数を減少させ滑り易くする方法を併用しても
良い。
し、図５の状態にあった成形用金型２が型開き動作を開
始した直後の断面図を示す。ここで、前枠１ａをキャビ
ティ型２ｂに残したままコア型２ａを引き抜くため、コ
ア型２ａの移動動作と前枠１ａの突出し動作とを同期さ
せた。すなわち、コア型２ａを開きながら突出しピン３
により前枠１ａを突出す際に、前枠１ａがコア型２ａか
ら完全に離れるまでは、型開き量δ1と突出し量δ2が常
に一致するよう制御した。なお、図５で示したように前
枠１ａからコア型２ａをスムーズに引き抜くため、コア
型２ａの表面にテフロンコーティングなどの処理を施
し、摩擦係数を減少させ滑り易くする方法を併用しても
良い。
【００１７】以上では高意匠性が要求される製品の例と
してカラーＴＶのみについて述べたが、本発明はもちろ
んこれに限定されるものではない。
してカラーＴＶのみについて述べたが、本発明はもちろ
んこれに限定されるものではない。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、カラーＴＶのような高意匠性
が要求される製品のプラスチック筐体で、意匠用の塗装
を施さずに使用するため、筐体の表面にデザイン的に優
れた微細なしぼ模様を付けて、表面欠陥となる「ひけ」
や「ウエルド」を目立たなくしたものである。これによ
り、プラスチック筐体を無塗装にできるため、筐体の加
工工数（コスト）が低減でき、また環境問題に対して
も、回収した筐体の粉砕時に強度低下の要因となる塗料
の粒子が含まれなくなるため、材料リサイクルも容易に
なる。
が要求される製品のプラスチック筐体で、意匠用の塗装
を施さずに使用するため、筐体の表面にデザイン的に優
れた微細なしぼ模様を付けて、表面欠陥となる「ひけ」
や「ウエルド」を目立たなくしたものである。これによ
り、プラスチック筐体を無塗装にできるため、筐体の加
工工数（コスト）が低減でき、また環境問題に対して
も、回収した筐体の粉砕時に強度低下の要因となる塗料
の粒子が含まれなくなるため、材料リサイクルも容易に
なる。
【図１】本発明の一実施例を示すカラーＴＶの斜視図。
【図２】従来例におけるカラーＴＶ前枠成形用金型の型
締め時の断面図。
締め時の断面図。
【図３】従来例におけるカラーＴＶ前枠成形用金型の型
開き時の断面図。
開き時の断面図。
【図４】従来例におけるカラーＴＶ前枠成形用コア型の
突出し動作時の断面図。
突出し動作時の断面図。
【図５】本発明の一実施例を示すカラーＴＶ前枠成形用
金型の型締め時の断面図。
金型の型締め時の断面図。
【図６】本発明の一実施例を示すカラーＴＶ前枠成形用
金型の型開き時の断面図。
金型の型開き時の断面図。
【図７】本発明の一実施例を示すカラーＴＶ前枠取出し
時の断面図。
時の断面図。
【図８】本発明の一実施例を示すカラーＴＶ前枠成形用
金型の突出し動作時の断面図。
金型の突出し動作時の断面図。
１…カラーＴＶ、 １ａ…前枠、 １ｂ…後部カバー、 ２…成形用金型、 ２ａ…コア型、 ２ｂ…キャビティ型、 ３…突出しピン、 ４…通気性金属。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｃ 33/76 Ｂ２９Ｃ 33/76 45/26 45/26 45/37 45/37 // Ｂ２９Ｃ 45/42 Ｂ２９Ｃ 45/42 Ｂ２９Ｌ 22:00 (72)発明者 河野 務 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 山田 政行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 平野 学 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 岩谷 重春 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内
Claims (8)
- 【請求項１】間口に比べて奥行きが深く、かつ高意匠性
が要求されるプラスチック成形品の成形方法において、
側面部の抜き勾配を小さくし、成形用金型のキャビティ
型全面又はその一部に微細な凹凸模様を設け、前記成形
用金型から成形品を取り出すプロセスは、まずコア型を
先に抜き、その後でキャビティ型に残された成形品を取
出すことを特徴とするプラスチック成形品の成形方法。 - 【請求項２】前記キャビティ型の抜き勾配を３°以下、
望ましくは１°以下にするとともに、分割することなく
一体で形成した請求項１に記載のプラスチック成形品の
成形方法。 - 【請求項３】加熱した空気を吹き出すコア型を備えた成
形用金型を用いて成形した請求項１に記載のプラスチッ
ク成形品の成形方法。 - 【請求項４】冷却した空気を吹き出すキャビティ型を備
えた成形用金型を用いて成形した請求項１に記載のプラ
スチック成形品の成形方法。 - 【請求項５】加熱あるいは冷却した空気を吹き出すため
に、コア型あるいはキャビティ型の全面又はその一部に
通気性金属を備えた成形用金型を用いて成形した請求項
１に記載のプラスチック成形品の成形方法。 - 【請求項６】表面にテフロンコーティングなどの処理を
施して、摩擦係数を減少させ摺動性を向上させたコア型
を用いて成形した請求項１に記載のプラスチック成形品
の成形方法。 - 【請求項７】コア型を先に抜くため、コア側から成形品
を突出す動作とコア型の移動を同期させた請求項１に記
載のプラスチック成形品の成形方法。 - 【請求項８】キャビティ型に残された成形品を取り出す
方法として、吸盤のような捕捉手段や成形品を冷却する
ための空気を吹き出す機構を備えたロボットを用いた請
求項１に記載のプラスチック成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175596A JPH09262875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | プラスチック成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7175596A JPH09262875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | プラスチック成形品の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262875A true JPH09262875A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13469679
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7175596A Pending JPH09262875A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | プラスチック成形品の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09262875A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004114628A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Ricoh Co Ltd | プラスチック成形品の成形方法および射出成形用金型 |
| US9724860B2 (en) | 2015-07-02 | 2017-08-08 | Hyundai Motor Company | Thin type injection molding skin manufacturing apparatus and skin taking out method of the same |
| CN112936789A (zh) * | 2021-02-01 | 2021-06-11 | 瑞康诺(深圳)创新发展有限公司 | 一种利用热胀冷缩原理的模具及注塑成形工艺 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP7175596A patent/JPH09262875A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004114628A (ja) * | 2002-09-27 | 2004-04-15 | Ricoh Co Ltd | プラスチック成形品の成形方法および射出成形用金型 |
| US9724860B2 (en) | 2015-07-02 | 2017-08-08 | Hyundai Motor Company | Thin type injection molding skin manufacturing apparatus and skin taking out method of the same |
| CN112936789A (zh) * | 2021-02-01 | 2021-06-11 | 瑞康诺(深圳)创新发展有限公司 | 一种利用热胀冷缩原理的模具及注塑成形工艺 |
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