JPH09261060A - A/dコンバータ - Google Patents

A/dコンバータ

Info

Publication number
JPH09261060A
JPH09261060A JP8072042A JP7204296A JPH09261060A JP H09261060 A JPH09261060 A JP H09261060A JP 8072042 A JP8072042 A JP 8072042A JP 7204296 A JP7204296 A JP 7204296A JP H09261060 A JPH09261060 A JP H09261060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential
converter
comparators
input
nth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8072042A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kumamoto
敏夫 熊本
Osamu Matsumoto
修 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8072042A priority Critical patent/JPH09261060A/ja
Priority to US08/714,423 priority patent/US5731776A/en
Publication of JPH09261060A publication Critical patent/JPH09261060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • H03M1/361Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type
    • H03M1/362Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の配設に要する半導体チップ上の面積を
節減する。 【解決手段】 抵抗素子r1,r2,・・・,r8が中間
タップT1,T2,・・・,T7を介して直列に接続され
て成るラダー抵抗1は、中間点で折り返すように配設さ
れている。差動比較器C1,C7の対、差動比較器C
2,C6の対など、共通の中間タップに接続される差動
比較器の対は、接続されるべき中間タップに近接するよ
うに、互いに隣接して配置されている。このため、中間
タップT1,T2,・・・,T7と差動比較器C1,C
2,・・・,C7とを接続する配線を短くすることがで
き、これらの配線の配設に要する半導体チップ上の面積
を節減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、A/Dコンバー
タに関し、特に、装置が作り込まれる半導体チップの面
積を節減するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、この発明の背景となる従来の
A/Dコンバータを示す配線図である。この装置151
は、単一の半導体基板(半導体チップ)の中に作り込ま
れている。図11に示すように、装置151には、N個
の差動比較器C1,C2,・・・,C(N)が備わっており、
これらの差動比較器C1,C2,・・・,C(N)の各1は、
第1から第4の入力端子を有している。そして、これら
の差動比較器C1,C2,・・・,C(N)のすべての出力
は、エンコーダ10へと入力されている。
【0003】装置151には、さらに、ラダー抵抗51
が備わっている。このラダー抵抗51は、一対の端子5
2,53と、それらの間に直列に接続される抵抗素子r
1,r2,・・・,r(N+1)とを有している。また、抵抗素
子r1,r2,・・・,r(N+1)の接続部には、中間タップ
T1,T2,・・・,T(N)が、それぞれ設けられている。
【0004】各差動比較器C(i)(i=1,・・・,N)の第1の入
力端子は、抵抗素子r(i)と抵抗素子r(i+1)の接続部に
設けられた中間タップT(i)に接続され、第2の入力端
子は、抵抗素子r(N+2-i)と抵抗素子r(N+1-i)の接続部
に設けられた中間タップT(N+1-i)に接続されている。
言い替えると、各中間タップT(i)には、差動比較器C
(i)の第1の入力端子と、差動比較器C(N+1-i)の第2の
入力端子とが、共通に接続されている。
【0005】装置151には、さらに、一端に端子5
7,58がそれぞれ接続された一対の差動入力信号線5
5,56が備わっている。そして、差動比較器C1,C
2,・・・,C(N)の各1の第3の入力端子が差動入力信号
線5へ接続されており、第4の入力端子が差動入力信号
線6へと接続されている。
【0006】差動比較器C1,C2,・・・,C(N)の各1
は、第3の入力端子に入力された入力電圧信号と第4の
入力端子に入力された入力電圧信号との差を、第1の入
力端子に入力された入力電圧信号と第2の入力端子に入
力された入力電圧信号との差と比較し、その結果に応じ
てハイレベルまたはロウレベルのデジタル信号を出力す
る。
【0007】端子52には、外部の基準電圧供給回路に
よって、低電位側の基準電位VRBが供給され、端子5
3には高電位側の基準電位VRTが供給される。また、
端子57,58には、一対の差動形式の入力電圧信号V
i,Vi*が、それぞれ入力される。したがって、差動
比較器C1,C2,・・・,C(N)の各1は、入力電圧信号
Vi,Vi*の差Vinを、ラダー抵抗51によって分
圧されて得られる分圧基準電圧V1,V2,・・・,V(N)
とそれぞれ比較して、その結果に応じてハイレベルまた
はロウレベルの信号を出力する。
【0008】分圧基準電圧V1,V2,・・・,V(N)は、
この順に、しかも等間隔で高くなる。したがって、例え
ば、入力電圧信号Vi,Vi*の差Vinが、分圧基準
電圧V(N/2)よりも大きく、分圧基準電圧V(N/2+1)より
も小さければ、差動比較器C1,・・・,C(N/2)はハイレ
ベルの信号を出力し、差動比較器C(N/2+1),・・・,C
(N)は、ロウレベルの信号を出力する。
【0009】エンコーダ10は、これらの差動比較器C
1,C2,・・・,C(N)が出力するハイレベルまたはロウ
レベルの信号の組を、2進法の数値を表現するデジタル
信号へと変換し、出力信号OUTとして外部へ出力す
る。このようにして、装置151は、アナログの差動形
式の入力電圧信号Vi,Vi*の差Vinを、デジタル
の信号へと変換して出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置151は、
以上のように構成されているので、つぎのような問題点
を有していた。すなわち、ラダー抵抗51に備わる中間
タップT1,T2,・・・,T(N)と、差動比較器C1,C
2,・・・,C(N)との間を接続するための配線が長くなら
ざるを得ず、そのために、半導体チップ上で配線が占め
る領域の面積が大きくなるという問題点があった。すな
わち、装置が作り込まれる半導体チップの面積が大きく
ならざるを得ないという問題点があった。
【0011】この発明は、従来の装置における上記した
問題点を解消するためになされたもので、装置が必要と
する半導体チップの面積を節減し得るA/Dコンバータ
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の装置は、直
列に接続された第1〜第N+1の抵抗素子とそれぞれの
接続点に順に第1〜第Nの中間タップとを有するラダー
抵抗と、一対の差動入力信号線と、第1〜第Nの差動比
較器と、前記第1〜第Nの差動比較器の出力の組を符号
化し、出力信号として出力するエンコーダと、を備え、
前記第1〜第Nの差動比較器の各1は、第1〜第4の入
力端子を有し、前記第3および前記第4の入力端子への
入力信号の差を、前記第1および前記第2の入力端子へ
の入力信号の差と比較して、いずれが大きいかを判定し
て出力し、前記第1〜第Nの差動比較器のすべてを通じ
て、前記第3および前記第4の入力端子は、前記一対の
差動入力信号線の一方と他方に、それぞれ接続されてお
り、すべてのi(=1,・・・,N)に対して、第iの差
動比較器が有する前記第1および前記第2の入力端子
が、それぞれ、第iの中間タップと第N+1−iの中間
タップとに接続されているA/Dコンバータにおいて、
前記ラダー抵抗は、すべてのj(=1,・・・,N)に対
して、第jの中間タップと第N+1−jの中間タップと
が隣合うように、中間点で折り返されて配設されてお
り、前記第1〜第Nの差動比較器は、前記ラダー抵抗の
片側に沿って配列されており、しかも、少なくとも一つ
のk(=1,・・・,N)に対して、第kおよび第N+1
−kの中間タップに共通に接続される第kおよび第N+
1−kの差動比較器が、互いに隣合って並ぶとともに、
前記第1〜第Nの差動比較器のすべての中で、第kおよ
び第N+1−kの中間タップに最も近接する位置を占め
るように、前記第1〜第Nの差動比較器の配列順序が設
定されていることを特徴とする。
【0013】第2の発明の装置は、第1の発明のA/D
コンバータにおいて、すべてのm(=1,・・・,N)に
対して、第mおよび第N+1−mの中間タップに共通に
接続される第mおよび第N+1−mの差動比較器が、互
いに隣合って並ぶとともに、前記第1〜第Nの差動比較
器のすべての中で、第mおよび第N+1−mの中間タッ
プに最も近接する位置を占めるように、前記第1〜第N
の差動比較器の配列順序が設定されていることを特徴と
する。
【0014】第3の発明の装置は、第2の発明のA/D
コンバータにおいて、すべてのn(=1,・・・,N)を
通じて、第nの差動比較器と、当該第nの差動比較器が
接続される第nおよび第N+1−nの中間タップとの間
の位置関係が、互いに同一または対称となるように、前
記第1〜第Nの差動比較器が配設されていることを特徴
とする。
【0015】第4の発明の装置は、第1ないし第3のい
ずれかの発明のA/Dコンバータにおいて、前記第1〜
第N+1の抵抗素子のすべてが、同一形状および同一抵
抗値を有する単位抵抗素子を単位構成要素として構成さ
れていることを特徴とする。
【0016】第5の発明の装置は、第1ないし第4のい
ずれかの発明のA/Dコンバータにおいて、相互に結合
した前記ラダー抵抗、前記第1〜第Nの差動比較器、前
記一対の差動入力信号線、および、前記エンコーダによ
って構成される装置部分を、第1のA/D変換ブロック
とし、当該第1のA/D変換ブロックと同一構成の第2
のA/D変換ブロックをさらに備え、しかも、前記第1
および第2のA/D変換ブロックの間で、前記ラダー抵
抗が共有されており、さらに、前記第1および第2のA
/D変換ブロックは、前記ラダー抵抗に対して互いに対
称に配設されていることを特徴とする。
【0017】第6の発明の装置は、第5の発明のA/D
コンバータにおいて、前記第1および第2のA/D変換
ブロックの間で、前記一対の差動入力信号線が、さらに
共有されており、当該一対の差動入力信号線は、折り返
された前記ラダー抵抗に挟まれるように配設されている
ことを特徴とする。
【0018】第7の発明の装置は、第5または第6の発
明のA/Dコンバータにおいて、前記第1および第2の
A/D変換ブロックの間で、前記出力信号を選択して出
力するマルチプレクサを、さらに備えることを特徴とす
る。
【0019】第8の発明の装置は、第7の発明のA/D
コンバータにおいて、前記マルチプレクサ、ならびに、
前記第1および第2のA/D変換ブロックの各1に属す
る前記差動比較器および前記エンコーダに、クロック信
号を供給する制御部を、さらに備え、当該制御部は、前
記第1および第2のA/D変換ブロックが互いに逆位相
の関係をもって動作するとともに、前記マルチプレクサ
が当該第1および第2のA/D変換ブロックの間で前記
出力信号を交互に選択するように、前記クロック信号を
供給することを特徴とする。
【0020】第9の発明の装置は、直列に接続された第
1〜第N+1の抵抗素子とそれぞれの接続点に順に第1
〜第Nの中間タップとを有するラダー抵抗と、一対の差
動入力信号線と、第1〜第Nの差動比較器と、前記第1
〜第Nの差動比較器の出力の組を符号化し、出力信号と
して出力するエンコーダと、を備え、前記第1〜第Nの
差動比較器の各1は、第1〜第4の入力端子を有し、前
記第3および前記第4の入力端子への入力信号の差を、
前記第1および前記第2の入力端子への入力信号の差と
比較して、いずれが大きいかを判定して出力し、前記第
1〜第Nの差動比較器のすべてを通じて、前記第3およ
び前記第4の入力端子は、前記一対の差動入力信号線の
一方と他方に、それぞれ接続されており、すべてのi
(=1,・・・,N)に対して、第iの差動比較器が有す
る前記第1および前記第2の入力端子が、それぞれ、第
iの中間タップと第N+1−iの中間タップとに接続さ
れているA/Dコンバータにおいて、相互に結合した前
記ラダー抵抗、前記第1〜第Nの差動比較器、前記一対
の差動入力信号線、および、前記エンコーダによって構
成される装置部分を、第1のA/D変換ブロックとし、
当該第1のA/D変換ブロックと同一構成の第2のA/
D変換ブロックをさらに備え、しかも、前記第1および
第2のA/D変換ブロックの間で、前記ラダー抵抗が共
有されており、さらに、前記第1および第2のA/D変
換ブロックは、前記ラダー抵抗に対して互いに対称に配
設されていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
<1.実施の形態1>ここでは、3ビット出力のA/Dコ
ンバータを例として、実施の形態1のA/Dコンバータ
について説明する。
【0022】<1-1.回路構成>図1は、この実施の形態
の装置の配線図である。この装置101は、単一の半導
体基板(半導体チップ)の中に作り込まれている。図1
に示すように、装置101には、7個の差動比較器C
1,C2,・・・,C7が備わっており、これらの差動比
較器C1,C2,・・・,C7の各1は、第1から第4の
入力端子を有している。さらに、すべての差動比較器C
1,C2,・・・,C7の出力が、エンコーダ10へと入
力されている。
【0023】差動比較器C1,C2,・・・,C7の各1
において、符号「+」が付された2つの入力端子の中
で、反転符号「o」が付されない入力端子が、第3の入
力端子であり、反転符号「o」が付された入力端子が、
第1の入力端子である。また、符号「−」が付された2
つの入力端子の中で、反転符号「o」が付されない入力
端子が、第4の入力端子であり、反転符号「o」が付さ
れた入力端子が、第2の入力端子である。このことは、
以下の図においても同様である。
【0024】装置101には、さらに、ラダー抵抗1が
備わっている。このラダー抵抗1は、一対の端子2,3
と、それらの間に直列に接続される抵抗素子r1,r
2,・・・,r8を有している。また、各抵抗素子r1,
r2,・・・,r8の接続部には、中間タップT1,T
2,・・・,T7が、それぞれ設けられている。
【0025】差動比較器C1の第1の入力端子は、抵抗
素子r1と抵抗素子r2の接続点に設けられる中間タッ
プT1に接続され、第2の入力端子は、抵抗素子r8と
抵抗素子r7の接続点に設けられた中間タップT7に接
続されている。また、差動比較器C2の第1の入力端子
は中間タップT2に接続され、第2の入力端子は中間タ
ップT6に接続されている。
【0026】一般に、差動比較器C(i)(i=1,・・・,7)の第
1の入力端子は、抵抗素子r(i)と抵抗素子r(i+1)の接
続部に設けられた中間タップT(i)に接続され、第2の
入力端子は、抵抗素子r(9-i)と抵抗素子r(8-i)の接続
部に設けられた中間タップT(8-i)に接続されている。
言い替えると、各中間タップT(i)には、差動比較器C
(i)の第1の入力端子と、差動比較器C(8-i)の第2の入
力端子とが、共通に接続されている。
【0027】装置101には、さらに、一端に端子7,
8がそれぞれ接続された一対の差動入力信号線5,6が
備わっている。そして、差動比較器C1,C2,・・・,
C7の各1の第3の入力端子が差動入力信号線5へ接続
されており、第4の入力端子が差動入力信号線6へと接
続されている。
【0028】差動比較器C1,C2,・・・,C7の各1
は、第3の入力端子に入力された入力電圧信号V3と第
4の入力端子に入力された入力電圧信号V4との差を、
第1の入力端子に入力された入力電圧信号V1と第2の
入力端子に入力された入力電圧信号V2との差と比較
し、その結果に応じてハイレベルまたはロウレベルのデ
ジタル信号を出力する。
【0029】言い替えると、差動比較器C1,C2,・・
・,C7の各1は、(V3−V4)と(V1−V2)の
差を増幅して出力する。すなわち、各1の出力電圧信号
Voutは、増幅率G(>>1)を用いて、Vout=
G・{(V3−V4)−(V1−V2)}、で表現され
る。
【0030】端子2,3には外部の基準電圧供給回路が
接続される。すなわち、端子2には低電位側の基準電位
VRBが供給され、端子3には高電位側の基準電位VR
Tが供給される。また、端子7,8には、一対の差動形
式の入力電圧信号Vi,Vi*が、それぞれ入力され
る。なお、入力電圧信号Vi*は、入力電圧信号Viの
反転信号を表現している。
【0031】したがって、差動比較器C1,C2,・・
・,C7の各1は、入力電圧信号Vi,Vi*の差を、ラ
ダー抵抗1によって分圧されて得られる分圧基準電圧
(V1−V2)と比較して、その結果に応じてハイレベ
ルまたはロウレベルの信号を出力する。少なくとも、抵
抗素子r2,・・・,r7の間では、それらの抵抗値は互
いに等しく設定されている。このため、分圧基準電圧
(V1−V2)は、差動比較器C1,C2,・・・,C7
の順に、等間隔で順に高くなっている。すなわち、差動
比較器C1,C2,・・・,C7は、入力電圧信号Vi,
Vi*を、等間隔で順に高くなる分圧基準電圧(V1−
V2)と比較する。
【0032】例えば、入力電圧信号Vi,Vi*の差
が、中間タップT2,T6の間の分圧基準電圧(V1−
V2)よりも大きく、中間タップT3,T5の間の分圧
基準電圧(V1−V2)よりも小さければ、入力電圧信
号Vi,Vi*の差は、差動比較器C1,C2に入力さ
れる分圧基準電圧(V1−V2)よりも大きく、残りの
差動比較器C3,・・・,C7に入力される分圧基準電圧
(V1−V2)よりも小さい。
【0033】その結果、差動比較器C1,C2は、ハイ
レベルの信号を出力し、差動比較器C3,・・・,C7
は、ロウレベルの信号を出力する。エンコーダ10は、
これらの差動比較器C1,C2,・・・,C7が出力する
ハイレベルまたはロウレベルの信号の組を、3ビットの
デジタル信号へと符号化し、出力信号OUTとして出力
端子11へ出力する。装置101には制御部15が備わ
っており、差動比較器C1,C2,・・・,C7およびエ
ンコーダ10は、この制御部15が出力するクロック信
号に同期して、それぞれの演算処理を実行する。
【0034】このようにして、装置101は、アナログ
の差動形式の入力電圧信号Vi,Vi*を、デジタルの
信号に変換して出力する。なお、制御部15を設けるこ
となく、クロック信号が外部から付与されるように、装
置101を構成してもよい。
【0035】<1-2.レイアウト>つぎに、ラダー抵抗1
と差動比較器C1,C2,・・・,C7のレイアウトにつ
いて説明する。図1の配線図に示すように、ラダー抵抗
1は、中間点で折返して配設されている。そして、差動
比較器C1,C2,・・・,C7は、ラダー抵抗1に対向
するように、ラダー抵抗1の片側に沿って配列されてい
る。しかも、ラダー抵抗1が中間点で折り返されている
ことに対応して、差動比較器C1,C2,・・・,C7
は、端子2,3から中間タップT4へと向かって、差動
比較器C1,C7,C2,C6,・・・,C4の順序で配
列されている。
【0036】すなわち、中間タップT(i),T(8-i)に、
共通に接続される差動比較器C(i),C(8-i)が、互いに
隣接するように配設されている。例えば、中間タップT
1,T7を共有する差動比較器C1とC7とが、隣接し
て配設され、中間タップT2,T6を共有する差動比較
器C2とC6とが、隣接して配設されている。しかも、
互いに隣接する差動比較器C(i),C(8-i)は、それらが
共通に接続される中間タップT(i),T(8-i)に対して、
すべての差動比較器C1,C2,・・・,C7の中で、最
も近接した位置を占めるように配設されている。
【0037】このため、中間タップT1,T2,・・・,
T7と差動比較器C1,C2,・・・,C7との間が、最
短距離の配線を用いて接続される。すなわち、中間タッ
プT1,T2,・・・,T7と差動比較器C1,C2,・・
・,C7とを接続する配線を配設するのに要する半導体
チップ上の領域の面積を、縮小することが可能となる。
【0038】図2は、ラダー抵抗1と差動比較器C1,
C2,・・・,C7のレイアウトパターンの一例を模式的
に示す平面図である。図2に示すように、ラダー抵抗1
は、その中間点に相当する中間タップT4を一端とし、
一対の端子2,3を他端とするように、折り返されて配
設されている。そして、ラダー抵抗1を構成する抵抗素
子r1,r2,・・・,r8は、折り返されてなる2列の
直線に沿って、順に配列されている。
【0039】また、差動比較器C1,C2,・・・,C7
は、ラダー抵抗1に平行な直線に沿って、一列に配列さ
れている。さらに、図2では図示を略するが、差動入力
信号線5,6は、ラダー抵抗1と差動比較器C1,C
2,・・・,C7との間に、ラダー抵抗1に平行な2本の
直線状に配設されている(図1に示している)。
【0040】図2の例では、抵抗素子r1,r2,・・
・,r8は、両端の抵抗素子r1,r8も含めて、すべ
て設計値としては同一の抵抗値Rを有するように設定さ
れている。しかも、抵抗素子r1,r2,・・・,r8
は、すべて同一サイズに配設されている。このため、抵
抗素子r1,r2,・・・,r8の抵抗値を容易に高い精
度で揃えることが可能である。
【0041】また、折り返し点である中間タップT4を
境に、抵抗素子r1,・・・,r4と、抵抗素子r5,・・
・,r8が、2列に配列され、しかも各抵抗素子r1,
r2,・・・,r8は同一サイズに設定されるので、共通
の差動比較器に接続される中間タップが、互いに隣接す
る。例えば、差動比較器C1,C7に共通に接続される
中間タップT1,T7は、互いに隣接する。
【0042】さらに、すべての差動比較器C1,C2,
・・・,C7は、それぞれが接続される中間タップT1,
T2,・・・,T7に対して、同一の位置関係または対称
の位置関係、すなわち同等の位置関係となるように配設
されている。そして、それらの間を接続する配線も、互
いに同一または対称、すなわち同等に配設されている。
このため、すべての差動比較器C1,C2,・・・,C7
の特性が、高い精度で揃う。すなわち、高い精度でのA
/D変換が実現する。
【0043】図3は、入力電圧信号Vi,Vi*の差で
あるアナログ入力電圧と、出力信号OUTであるデジタ
ル出力コードとの関係を示すグラフである。図3におい
て、基準電位の差(VRB−VRT)を、便宜上、
「0」のアナログ入力電圧で表し、基準電位の差(VR
T−VRB)を、最大値であるnvで表している。これ
らのアナログ入力電圧の最大振幅nvを、一定のステッ
プ幅で分割して、デジタル化することによって出力信号
OUTが得られる。
【0044】アナログ入力電圧とデジタル出力コードと
の間の関係には、一般に、二通りの形式がある。すなわ
ち、図3において、折れ線Aで示されるように、最大振
幅の両端部(0とnv)においても、同一のステップ幅
である形式と、折れ線Bで示されるように、最大振幅の
両端部(0とnv)では、ステップ幅が、通常のステッ
プ幅の半値に設定される形式とがある。図2に例示した
ラダー抵抗1は、折れ線Aに対応したA/Dコンバータ
を実現する。
【0045】これに対して、図4の平面図に示すラダー
抵抗1は、折れ線Bに対応したA/Dコンバータを実現
する。すなわち、図4に示すラダー抵抗1では、抵抗素
子r1,r2,・・・,r8の中の、両端部を除いた抵抗
素子r2,・・・,r7については、それらの抵抗値は、
図2のラダー抵抗1と同様に、抵抗値Rに設定されてい
る。一方、両端部に位置する抵抗素子r1,r8は、抵
抗値Rの半値(R/2)に設定されている。
【0046】ラダー抵抗1が、このように構成されて
も、抵抗素子r2,・・・,r7は、互いに同一サイズで
配設され、しかもそれらの抵抗素子の配列と、差動比較
器C1,C2,・・・,C7の配列との関係は、図2と同
様である。このため、図2と同様に、高精度のA/D変
換が実現する。
【0047】特に、抵抗素子r2,・・・,r7の各1
は、抵抗素子r1,r8が2個直列に配列することによ
って構成されている。すなわち、すべての抵抗素子r
1,r2,・・・,r8は、抵抗値R/2を有する単位抵
抗素子を単位構成要素として構成されている。このた
め、抵抗素子r1,r2,・・・,r8の間で抵抗値の異
なるものが存在するにも拘らず、図2のラダー抵抗1と
同様に、すべての抵抗素子r1,r2,・・・,r8を通
じて、高精度の抵抗値が容易に実現する。
【0048】また、ラダー抵抗1には差動比較器C1,
C2,・・・,C7に接続される中間タップT1,T2,・
・・,T7の他に、単位抵抗素子を接続するための中間タ
ップS1,・・・,S6が、各抵抗素子r2,・・・,r7の
中に設けられている。これらの中間タップS1,・・・,
S6は、差動比較器C1,C2,・・・,C7以外の装置
へ接続するために利用することも可能である。
【0049】例えば、A/DコンバータとD/Aコンバ
ータとを内部に有する直並列型のA/Dコンバータが、
単一の半導体基板に作り込まれ、その構成要素であるA
/Dコンバータとして装置101を利用することが可能
である。このときに、中間タップS1,・・・,S6は、
D/Aコンバータに接続される中間タップとして機能し
得る。
【0050】<2.実施の形態2>図5は、実施の形態2
のA/Dコンバータの配線図である。なお、以下の図に
おいて、図1に示した実施の形態1の装置と同一部分ま
たは相当部分(同一の機能をもつ部分)については、同
一符号を付してその詳細な説明を略する。
【0051】この装置102は、3ビットのデジタル数
値に加えて1ビットのオーバフロービット(または、ア
ンダフロービット)を出力する。すなわち、アナログの
入力電圧信号Vi,Vi*の差が、3ビットのデジタル
信号に変換されるとともに、オーバフロー(または、ア
ンダフロー)が発生したときに、オーバフロービットに
アクティブレベルが出力される。
【0052】このため、装置102には、8個の差動比
較器C1,C2,・・・,C8が備わっている。それに対
応して、ラダー抵抗1には、一対の端子2,3に直列に
接続される9個の抵抗素子r1,r2,・・・,r9が設
けられており、それらの接続部として、中間タップT
1,T2,・・・,T8が、さらに設けられている。そし
て、差動比較器C(i)(i=1,・・・,8)の第1の入力端子は、
抵抗素子r(i)と抵抗素子r(i+1)の接続部に設けられた
中間タップT(i)に接続され、第2の入力端子は、抵抗
素子r(10-i)と抵抗素子r(9-i)の接続部に設けられた
中間タップT(9-i)に接続されている。
【0053】装置102では、抵抗素子r5がラダー抵
抗1の中間点に相当する。したがって、ラダー抵抗1
は、抵抗素子r5で折返すように配設されている。そし
て、隣接する中間タップT(i),T(9-i)に、共通に接続
される差動比較器C(i),C(9-i)が、互いに隣接するよ
うに配設されている。例えば、隣接する中間タップT
2,T7に共通に接続される差動比較器C2,C7が、
互いに隣接するように配置されている。
【0054】すなわち、差動比較器C1,C2,・・・,
C8は、ラダー抵抗1に対向して、端子2,3から抵抗
素子r5へと向かって、差動比較器C1,C8,C2,
C7,・・・,C4,C5の順で配列されている。しか
も、互いに隣接する差動比較器C(i),C(9-i)は、それ
らが共通に接続される中間タップT(i),T(9-i)に対し
て、すべての差動比較器C1,C2,・・・,C8の中
で、最も近接した位置を占めるように配設されている。
【0055】このため、装置101と同様に、中間タッ
プT1,T2,・・・,T8と差動比較器C1,C2,・・
・,C8との間が、最短距離の配線を用いて接続され
る。すなわち、中間タップT1,T2,・・・,T8と差
動比較器C1,C2,・・・,C8とを接続する配線を配
設するのに要する半導体チップ上の領域の面積を縮小す
る効果は、装置102においても同様に得られる。
【0056】図6は、装置102におけるラダー抵抗1
と差動比較器C1,C2,・・・,C8のレイアウトパタ
ーンの一例を模式的に示す平面図である。図6に示すよ
うに、ラダー抵抗1を構成する抵抗素子r1,r2,・・
・,r9の中の両端部を除いた抵抗素子r2,・・・,r8
の各1は、中間タップS1,・・・,S7を介して直列接
続された2個の単位抵抗素子を有している。各単位抵抗
素子は、同一形状に配設され、しかも同一の抵抗値R/
2を有している。
【0057】このため、ラダー抵抗1の中間点に位置す
る抵抗素子r5の中央部で、ラダー抵抗1を折り返すこ
とが可能となっている。すなわち、抵抗素子r5に属す
る中間タップS4を折り返し点とすることで、中間点で
の折り返しが可能となっている。一般に、差動比較器の
個数が偶数である場合には、各抵抗素子を2個あるいは
偶数個の単位抵抗素子の直列回路で構成することによっ
て、ラダー抵抗1の中間点での折り返しが可能となる。
【0058】なお、図6に例示するラダー抵抗1では、
折れ線B(図3)に対応した特性を実現するように、抵
抗素子r1,r9は、それぞれ1個の単位抵抗素子のみ
を有しているが、抵抗素子r1,r9を、抵抗素子r
2,・・・,r8と同様に、2個の単位抵抗素子の直列回
路で構成することによって、折れ線A(図3)に対応し
た特性を実現することも可能である。
【0059】ラダー抵抗1に含まれるすべての抵抗素子
r1,r2,・・・,r9が、同一の単位抵抗素子を単位
構成要素として構成されているので、図4のラダー抵抗
1と同様に、すべての抵抗素子r1,r2,・・・,r9
を通じて、高精度の抵抗値が容易に実現する。また、す
べての差動比較器C1,C2,・・・,C8が、それぞれ
が接続される中間タップT1,T2,・・・,T8に対し
て、同一または対称、すなわち同等の位置関係となるよ
うに配設されているために、高い精度でのA/D変換が
実現する点も、図2あるいは図4のラダー抵抗1と同様
である。
【0060】<3.実施の形態3>図7および図8は、そ
れぞれ、実施の形態3のA/Dコンバータの配線図、お
よびレイアウトを模式的に示す平面図である。これらの
図に示すように、この装置103は、装置102のラダ
ー抵抗1を中央に挟んで、同じく装置102の差動入力
信号線5,6、差動比較器C1,C2,・・・,C8、お
よびエンコーダ10が、対をなすように対称に配設され
ている。
【0061】すなわち、図7において、ラダー抵抗1、
ならびに、ラダー抵抗1の右側に配設される差動入力信
号線5a,6a、差動比較器C1,C2,・・・,C8、
およびエンコーダ10aは、装置102と同等のA/D
変換ブロック(第1のA/D変換ブロック)BK1を構
成している。同様に、ラダー抵抗1、ならびに、ラダー
抵抗1の左側に配設される差動入力信号線5b,6b、
差動比較器C1,C2,・・・,C8、およびエンコーダ
10bは、装置102と同等のもう一つのA/D変換ブ
ロック(第2のA/D変換ブロック)BK2を構成して
いる。
【0062】装置103には、さらに、制御部16およ
びマルチプレクサ17が備わっている。マルチプレクサ
17は、制御部16から供給されるクロック信号に応答
して、一対のエンコーダ10a,10bからの出力信号
OUTa,OUTbを、時分割的に交互に選択し、出力
端子11へ出力信号OUTとして出力する。制御部16
は同時に、一対のA/D変換ブロックBK1,BK2が
互いに逆位相で動作するように、それぞれに属する差動
比較器C1,C2,・・・,C8、および、エンコーダ1
0a(10b)へクロック信号を供給する。
【0063】これによって、差動入力信号線5a,6a
の一端に接続された端子7a,8a、および、差動入力
信号線5b,6bに接続された端子7b,8bに入力さ
れた入力電圧信号Vi,Vi*が、双方のA/D変換ブ
ロックBK1,BK2によって、交互にデジタル信号へ
と変換され、さらに、それらのデジタル信号が、マルチ
プレクサ17によって、順次選択されて出力端子11へ
と出力される。
【0064】このように、装置103では、一対のA/
D変換ブロックBK1,BK2が、逆位相の関係をもっ
て動作するので、一方のみが備わる装置に比べて、変換
の速度が略2倍に高まる。また、一対のA/D変換ブロ
ックBK1,BK2は、単一のラダー抵抗1を共有する
ので、それらが参照する分圧基準電圧は互いに同一とな
る。しかも、これら一対のA/D変換ブロックBK1,
BK2は、ラダー抵抗1に対して対称に配設されている
ので、互いの特性が高い精度で揃う。
【0065】また、A/D変換ブロックBK1,BK2
の各1は装置102と同等であるので、それぞれに属す
る差動比較器C1,C2,・・・,C8とラダー抵抗1と
を接続する配線が占める領域を節減することができる。
特に、単一のラダー抵抗1を、二つのA/D変換ブロッ
クBK1,BK2が共有しており、このことも半導体チ
ップの面積を節減することに寄与している。すなわち装
置103は、半導体チップの面積を節減しつつ、しか
も、高精度かつ高速度でのA/D変換を実現する。
【0066】また、一対のA/D変換ブロックBK1,
BK2の各1は、装置102と同一構成であるので、装
置103を構成する各部のレイアウトを規定するデー
タ、すなわちレイアウト情報は、装置102のレイアウ
トに利用することが可能である。すなわち、装置103
のためのレイアウト情報を作成しておけば、そこから必
要部分を切り出すことによって、装置102のレイアウ
ト情報を得ることができる。このように、装置103で
は、装置102との間で、レイアウト情報を共有し得る
という利点がある。
【0067】なお、図7では、装置103に制御部16
が備わる例を示したが、制御部16が設けられずに、ク
ロック信号が外部から与えられるように装置103を構
成してもよい。
【0068】<4.実施の形態4>図7および図8に例示
したように、装置103では、二つのA/D変換ブロッ
クBK1,BK2が、単一のラダー抵抗1を共有すると
ともに、ラダー抵抗1に対して対称に配置されることに
よって、高精度かつ高速度のA/D変換が図られてい
る。図9は、二つのA/D変換ブロックBK1,BK2
が、同様の条件に沿って配設されたもう一つの例を示す
配線図である。
【0069】図9に示す装置104では、二つのA/D
変換ブロックBK1,BK2が、ラダー抵抗1だけでな
く、差動入力信号線5,6をも共有している点が、装置
103とは特徴的に異なる。すなわち、装置104で
は、単一の差動入力信号線5,6が、折り返されたラダ
ー抵抗1に挟まれるように、二つのA/D変換ブロック
BK1,BK2の中央部に配設されている。
【0070】すなわち、この装置104においても、装
置103と同様に、二つのA/D変換ブロックBK1,
BK2は、単一のラダー抵抗1を共有するとともに、ラ
ダー抵抗1に対して対称に配置されている。したがっ
て、装置104においても、装置103と同様に、高精
度かつ高速度のA/D変換が実現する。また、単一の差
動入力信号線5,6が、二つのA/D変換ブロックBK
1,BK2の間で共有されるので、差動入力信号線5,
6の配設に要する領域が節減される。すなわち、装置1
04は、半導体チップ上に、さらに小さな面積で形成可
能である。
【0071】<5.実施の形態5>図10は、実施の形態
5のA/Dコンバータの配線図である。この装置105
では、二つのA/D変換ブロックBK1,BK2が、装
置103と同一に配設されている。そして、マルチプレ
クサ17は設けられず、さらに、制御部16とは異なる
機能を果たす制御部18が設けられている点が、装置1
03とは特徴的に異なっている。制御部18は、二つの
A/D変換ブロックBK1,BK2が、一定の位相関係
(例えば、同相、あるいはπ/2の位相差)をもって動
作するように、それぞれに属する差動比較器C1,C
2,・・・,C8、および、エンコーダ10a(10b)
へクロック信号を供給する。
【0072】近年において、例えば多値変調方式の復調
器など、同一の特性を有するA/Dコンバータを二つ必
要とする半導体装置が出現している。この装置105
は、二つのA/D変換ブロックBK1,BK2の特性が
高い精度で揃うので、このような応用装置に適合する。
π/2の位相差で二つのA/D変換ブロックBK1,B
K2が動作する形態は、特に多値変調方式の復調器に適
している。また、二つのA/D変換ブロックBK1,B
K2の間で、ラダー抵抗1など一部の要素が共有される
ので、要素の配設に要する面積が節減されるという利点
も得られる。
【0073】なお、装置105は、制御部18を設ける
ことなく、制御部18が出力するクロック信号が、外部
から与えられるように構成されてもよい。あるいは、二
つのA/D変換ブロックBK1,BK2を独立に動作さ
せるようなクロック信号が、外部から供給されてもよ
い。すなわち、あたかも二つの独立したA/Dコンバー
タとして使用することも可能である。
【0074】<6.変形例> (1)以上の各実施の形態では、差動比較器の列に属する
すべての差動比較器が、接続されるべきラダー抵抗1の
中間タップに対して、最も近接する位置を占めるように
配設される例を示したが、一般には、同一の中間タップ
に接続される一対な以上の差動比較器が、最も近接する
ように配設されておれば、従来装置151に比較して、
装置が占める半導体チップ上の面積を縮小する効果は、
相応に得られる。
【0075】例えば、図1に示した装置101におい
て、差動比較器C1,C7のみが、中間タップT1,T
7に近接した位置を占めるように、互いに隣接して配設
され、残りの差動比較器C2,・・・,C6は、従来装置
151と同様に、差動比較器C2,・・・,C6の順に配
列されるという形態も有り得る。この形態においても、
差動比較器C1,C7とラダー抵抗1との間を接続する
配線を配設するのに要する半導体チップ上の面積は、著
しく節減される。
【0076】しかしながら、図1に例示した装置101
のように、すべての差動比較器が、ラダー抵抗1の接続
されるべき中間タップに最も近接し、しかも、各中間タ
ップに対して互いに同等の位置を占めるように配設され
る形態では、装置が占める半導体チップ上の面積が最も
効果的に縮小されるとともに、すべての差動比較器の特
性が高い精度で揃うという利点が得られる。
【0077】(2)図7〜図10には、ラダー抵抗1を共
有する二つのA/D変換ブロックBK1,BK2のそれ
ぞれが、図5に示した装置102と同様に構成される例
を示した。すなわち、ラダー抵抗1は中間点で折り返さ
れ、しかも、A/D変換ブロックBK1,BK2の各1
に属する差動比較器C1,C2,・・・,C8は、接続さ
れるべき中間タップT1,T2,・・・,T8に対して、
最も近接するとともに互いに同等の位置を占めるように
配設されていた。
【0078】しかしながら、一般には、ラダー抵抗が必
ずしも折り返されていなくても、二つのA/D変換ブロ
ックBK1,BK2が、ラダー抵抗を共有するととも
に、ラダー抵抗に対して対称となるように配設されてお
れば、少なくとも、双方のA/D変換ブロックBK1,
BK2の間で、特性の揃ったA/Dコンバータが得られ
る。また、ラダー抵抗などの共有される要素の配設に要
する面積が節減されるという利点も得られる。
【0079】例えば、従来装置151において、差動入
力信号線55,56、差動比較器C1,C2,・・・,C
(N)、および、エンコーダ10と同等の要素が、ラダー
抵抗51を挟んでそれらと対称の位置に、さらに設けら
れた形態も有り得る。このような形態においても、双方
のA/D変換ブロックBK1,BK2の間で特性が揃う
という利点が得られる。また、単一のラダー抵抗51
が、二つのA/D変換ブロックBK1,BK2によって
共有されるために、装置151の2個分と比較して、半
導体チップ上に占める装置面積が節減される。
【0080】
【発明の効果】第1の発明の装置では、同一の差動比較
器に接続される一対の中間タップが隣合うように、ラダ
ー抵抗が中間点で折り返されており、共通の中間タップ
に接続される少なくとも一対の差動比較器が、互いに隣
合うとともに、共通の中間タップにもっとも近い位置を
占めるように、ラダー抵抗の片側に沿って配列する差動
比較器の配列順序が設定されている。このため、互いに
隣合って、共通の中間タップにもっとも近い位置を占め
る一対の差動比較器と、共通の中間タップとの間を接続
する配線を短くすることができ、その分、配線のために
必要な領域の面積を節減することができる。
【0081】第2の発明の装置では、共通の中間タップ
に接続されるすべての対の差動比較器が、互いに隣合う
とともに、共通の中間タップにもっとも近い位置を占め
るように、差動比較器の配列順序が設定されている。こ
のため、すべての対の差動比較器と、それらに共通な中
間タップとの間を接続する配線を短くすることができる
ので、配線のために必要な領域の面積を、もっとも効果
的に節減することができる。
【0082】第3の発明の装置では、差動比較器とそれ
が接続される中間タップとの間の位置関係が、すべての
差動比較器を通じて、互いに同一または対称であるの
で、すべての差動比較器の間で、特性が高い精度で揃
う。すなわち、高精度のA/D変換が実現する。
【0083】第4の発明の装置では、すべての抵抗素子
が、同一形状および同一抵抗値を有する単位抵抗素子を
単位構成要素として構成されているので、各抵抗素子の
抵抗値を容易に高い精度で揃えることが可能である。す
なわち、高精度のA/D変換が容易に実現する。
【0084】第5の発明の装置では、各々が、第1ない
し第4の発明の装置と同等に構成される二つのA/D変
換ブロックを備えるとともに、これらのA/D変換ブロ
ックが、ラダー抵抗を共有し、しかも、このラダー抵抗
に対して対称に配設されている。このため、あたかも二
つのA/Dコンバータと同等の機能が実現するととも
に、それらの間で均一な特性が得られる。また、ラダー
抵抗が共有されるために、二つのA/Dコンバータに比
べて、装置が占める半導体チップ上の面積が節減され
る。
【0085】また、装置のレイアウト情報の中から、一
方のA/D変換ブロックに関する部分のみを切り出すこ
とによって、単一のA/D変換ブロックのみを備える装
置のレイアウト情報が容易に得られる。すなわち、複数
の品種間でレイアウト情報を共有化することができ、そ
れによって製造工程を簡略化することができる。
【0086】第6の発明の装置では、二つのA/D変換
ブロックの間で、一対の差動入力信号線がさらに共有さ
れているので、その分、装置の配設に要する面積がさら
に節減される。
【0087】第7の発明の装置では、マルチプレクサが
備わるので、二つのA/D変換ブロックを逆位相で動作
させることによって交互に得られる出力信号を、逐次選
択して出力することができる。すなわち、各A/D変換
ブロックに固有の動作速度の限界を超えて、略2倍の速
度でA/D変換を実行することが可能である。
【0088】第8の発明の装置では、制御部が備わるの
で、二つのA/D変換ブロック、およびマルチプレクサ
を動作させるために、外部からクロック信号を入力する
必要がない。すなわち、外部からクロック信号を入力す
ることなく、高速度でのA/D変換が実現する。
【0089】第9の発明の装置では、二つのA/D変換
ブロックを備えるとともに、これらのA/D変換ブロッ
クが、ラダー抵抗を共有し、しかも、このラダー抵抗に
対して対称に配設されている。このため、あたかも二つ
のA/Dコンバータと同等の機能が実現するとともに、
それらの間で均一な特性が得られる。また、ラダー抵抗
が共有されるために、二つのA/Dコンバータに比べ
て、装置のサイズが節減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の装置の配線図である。
【図2】 実施の形態1の装置のレイアウトを示す模式
図である。
【図3】 実施の形態1の装置の入出力特性を示すグラ
フである。
【図4】 実施の形態1の装置のレイアウトの他の例を
示す模式図である。
【図5】 実施の形態2の装置の配線図である。
【図6】 実施の形態2の装置のレイアウトを示す模式
図である。
【図7】 実施の形態3の装置の配線図である。
【図8】 実施の形態3の装置のレイアウトを示す模式
図である。
【図9】 実施の形態4の装置の配線図である。
【図10】 実施の形態5の装置の配線図である。
【図11】 従来の装置の配線図である。
【符号の説明】
1 ラダー抵抗、5,6 差動入力信号線、10 エン
コーダ、17 マルチプレクサ、16 制御部、BK1
第1のA/D変換ブロック、BK2 第2のA/D変
換ブロック、C1,C2,・・・,C7,C8 差動比較
器、r1,r2,・・・,r8,r9 抵抗素子、T1,
T2,・・・,T7,T8 中間タップ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列に接続された第1〜第N+1の抵抗
    素子とそれぞれの接続点に順に第1〜第Nの中間タップ
    とを有するラダー抵抗と、 一対の差動入力信号線と、 第1〜第Nの差動比較器と、 前記第1〜第Nの差動比較器の出力の組を符号化し、出
    力信号として出力するエンコーダと、を備え、 前記第1〜第Nの差動比較器の各1は、第1〜第4の入
    力端子を有し、前記第3および前記第4の入力端子への
    入力信号の差を、前記第1および前記第2の入力端子へ
    の入力信号の差と比較して、いずれが大きいかを判定し
    て出力し、 前記第1〜第Nの差動比較器のすべてを通じて、前記第
    3および前記第4の入力端子は、前記一対の差動入力信
    号線の一方と他方に、それぞれ接続されており、 すべてのi(=1,・・・,N)に対して、第iの差動比
    較器が有する前記第1および前記第2の入力端子が、そ
    れぞれ、第iの中間タップと第N+1−iの中間タップ
    とに接続されているA/Dコンバータにおいて、 前記ラダー抵抗は、すべてのj(=1,・・・,N)に対
    して、第jの中間タップと第N+1−jの中間タップと
    が隣合うように、中間点で折り返されて配設されてお
    り、 前記第1〜第Nの差動比較器は、前記ラダー抵抗の片側
    に沿って配列されており、しかも、少なくとも一つのk
    (=1,・・・,N)に対して、第kおよび第N+1−k
    の中間タップに共通に接続される第kおよび第N+1−
    kの差動比較器が、互いに隣合って並ぶとともに、前記
    第1〜第Nの差動比較器のすべての中で、第kおよび第
    N+1−kの中間タップに最も近接する位置を占めるよ
    うに、前記第1〜第Nの差動比較器の配列順序が設定さ
    れていることを特徴とするA/Dコンバータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のA/Dコンバータにお
    いて、 すべてのm(=1,・・・,N)に対して、第mおよび第
    N+1−mの中間タップに共通に接続される第mおよび
    第N+1−mの差動比較器が、互いに隣合って並ぶとと
    もに、前記第1〜第Nの差動比較器のすべての中で、第
    mおよび第N+1−mの中間タップに最も近接する位置
    を占めるように、前記第1〜第Nの差動比較器の配列順
    序が設定されていることを特徴とするA/Dコンバー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のA/Dコンバータにお
    いて、 すべてのn(=1,・・・,N)を通じて、第nの差動比
    較器と、当該第nの差動比較器が接続される第nおよび
    第N+1−nの中間タップとの間の位置関係が、互いに
    同一または対称となるように、前記第1〜第Nの差動比
    較器が配設されていることを特徴とするA/Dコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のA/Dコンバータにおいて、 前記第1〜第N+1の抵抗素子のすべてが、同一形状お
    よび同一抵抗値を有する単位抵抗素子を単位構成要素と
    して構成されていることを特徴とするA/Dコンバー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のA/Dコンバータにおいて、 相互に結合した前記ラダー抵抗、前記第1〜第Nの差動
    比較器、前記一対の差動入力信号線、および、前記エン
    コーダによって構成される装置部分を、第1のA/D変
    換ブロックとし、 当該第1のA/D変換ブロックと同一構成の第2のA/
    D変換ブロックをさらに備え、 しかも、前記第1および第2のA/D変換ブロックの間
    で、前記ラダー抵抗が共有されており、 さらに、前記第1および第2のA/D変換ブロックは、
    前記ラダー抵抗に対して互いに対称に配設されているこ
    とを特徴とするA/Dコンバータ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のA/Dコンバータにお
    いて、 前記第1および第2のA/D変換ブロックの間で、前記
    一対の差動入力信号線が、さらに共有されており、 当該一対の差動入力信号線は、折り返された前記ラダー
    抵抗に挟まれるように配設されていることを特徴とする
    A/Dコンバータ。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のA/D
    コンバータにおいて、 前記第1および第2のA/D変換ブロックの間で、前記
    出力信号を選択して出力するマルチプレクサを、さらに
    備えることを特徴とするA/Dコンバータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のA/Dコンバータにお
    いて、 前記マルチプレクサ、ならびに、前記第1および第2の
    A/D変換ブロックの各1に属する前記差動比較器およ
    び前記エンコーダに、クロック信号を供給する制御部
    を、さらに備え、 当該制御部は、前記第1および第2のA/D変換ブロッ
    クが互いに逆位相の関係をもって動作するとともに、前
    記マルチプレクサが当該第1および第2のA/D変換ブ
    ロックの間で前記出力信号を交互に選択するように、前
    記クロック信号を供給することを特徴とするA/Dコン
    バータ。
  9. 【請求項9】 直列に接続された第1〜第N+1の抵抗
    素子とそれぞれの接続点に順に第1〜第Nの中間タップ
    とを有するラダー抵抗と、 一対の差動入力信号線と、 第1〜第Nの差動比較器と、 前記第1〜第Nの差動比較器の出力の組を符号化し、出
    力信号として出力するエンコーダと、を備え、 前記第1〜第Nの差動比較器の各1は、第1〜第4の入
    力端子を有し、前記第3および前記第4の入力端子への
    入力信号の差を、前記第1および前記第2の入力端子へ
    の入力信号の差と比較して、いずれが大きいかを判定し
    て出力し、 前記第1〜第Nの差動比較器のすべてを通じて、前記第
    3および前記第4の入力端子は、前記一対の差動入力信
    号線の一方と他方に、それぞれ接続されており、 すべてのi(=1,・・・,N)に対して、第iの差動比
    較器が有する前記第1および前記第2の入力端子が、そ
    れぞれ、第iの中間タップと第N+1−iの中間タップ
    とに接続されているA/Dコンバータにおいて、 相互に結合した前記ラダー抵抗、前記第1〜第Nの差動
    比較器、前記一対の差動入力信号線、および、前記エン
    コーダによって構成される装置部分を、第1のA/D変
    換ブロックとし、 当該第1のA/D変換ブロックと同一構成の第2のA/
    D変換ブロックをさらに備え、 しかも、前記第1および第2のA/D変換ブロックの間
    で、前記ラダー抵抗が共有されており、 さらに、前記第1および第2のA/D変換ブロックは、
    前記ラダー抵抗に対して互いに対称に配設されているこ
    とを特徴とするA/Dコンバータ。
JP8072042A 1996-03-27 1996-03-27 A/dコンバータ Pending JPH09261060A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072042A JPH09261060A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 A/dコンバータ
US08/714,423 US5731776A (en) 1996-03-27 1996-09-16 Analog-to-digital converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8072042A JPH09261060A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 A/dコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09261060A true JPH09261060A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13477952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8072042A Pending JPH09261060A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 A/dコンバータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5731776A (ja)
JP (1) JPH09261060A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285037A (ja) * 1997-04-10 1998-10-23 Mitsubishi Electric Corp アナログ−デジタル変換回路
US6114982A (en) * 1998-06-26 2000-09-05 Lsi Logic Corporation Source impedance matching in an analog-to-digital converter
JP2001007701A (ja) * 1999-06-23 2001-01-12 Mitsubishi Electric Corp A/d変換器
US6504499B1 (en) 2000-11-01 2003-01-07 International Business Machines Corporation Analog-to-digital converter having positively biased differential reference inputs
US6686863B1 (en) * 2002-09-30 2004-02-03 Intel Corporation A/D signal conversion based on a comparison of voltage-divided signals
US7061421B1 (en) * 2005-03-31 2006-06-13 Silicon Laboratories Inc. Flash ADC with variable LSB
US9214889B2 (en) * 2008-03-31 2015-12-15 Mitsubishi Electric Corporation Motor drive control apparatus
US8878712B2 (en) * 2013-03-14 2014-11-04 Analog Devices Technology Flash ADC shuffling
US10200025B2 (en) * 2016-12-27 2019-02-05 Intel Corporation Pulse-amplitude modulated hybrid comparator circuit

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750584A (ja) * 1993-08-06 1995-02-21 Mitsubishi Electric Corp A/d変換器

Also Published As

Publication number Publication date
US5731776A (en) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4533903A (en) Analog-to-digital converter
US4638303A (en) Digital-analog converter
US5877718A (en) Differential analog-to-digital converter with low power consumption
JPS62155620A (ja) アナログデジタル変換器
US7259706B2 (en) Balanced dual resistor string digital to analog converter system and method
JPH04282919A (ja) 多重クロック・サイクルを持つサブレンジ型アナログ・デジタル変換器
JPH09261060A (ja) A/dコンバータ
JP2641641B2 (ja) Da変換器
US5745064A (en) D/A conversion device having multiple D/A converters with substantially equal voltages supplied thereto
US6710730B2 (en) Ladder resistor with reduced interference between resistor groups
KR0145721B1 (ko) 반도체 집적회로
JPH08125536A (ja) 抵抗ラダー、d−a変換器、及びa−d変換器
US5805096A (en) A/D converter with interpolation
JP2001127634A (ja) ディジタル・アナログ変換器
JP3429403B2 (ja) D/a変換装置
JPS6271336A (ja) A/d変換器
JPS634719A (ja) A/d変換回路
JPH0750584A (ja) A/d変換器
JP3288553B2 (ja) アナログ・デジタル変換器の抵抗アレイ及び直並列型のn+mビットのアナログ・デジタル変換器
JPH0198322A (ja) 抵抗分圧型ディジタル−アナログ変換器
JPS6374322A (ja) アナログ・デイジタル変換回路
EP0840957B1 (en) A/d converter with interpolation
JP4330232B2 (ja) 電流モードd/a変換器
JPH02125530A (ja) Ad変換回路
JPH06224764A (ja) A/d変換器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041008

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041028