JPH09260364A - 熱処理方法および熱処理装置 - Google Patents

熱処理方法および熱処理装置

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JPH09260364A
JPH09260364A JP8096185A JP9618596A JPH09260364A JP H09260364 A JPH09260364 A JP H09260364A JP 8096185 A JP8096185 A JP 8096185A JP 9618596 A JP9618596 A JP 9618596A JP H09260364 A JPH09260364 A JP H09260364A
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wafer
gas
temperature
heat treatment
substrate
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JP8096185A
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English (en)
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Wataru Okase
亘 大加瀬
Yasushi Yagi
靖司 八木
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • H01L21/67115Apparatus for thermal treatment mainly by radiation

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  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理基板を面内均一に迅速に温度させるこ
とができ、品質およびスループットの向上が図れる熱処
理方法および熱処理装置を提供する。 【解決手段】 被処理基板Wを加熱源2からの熱輻射に
より加熱して熱処理するに際して、上記加熱源2の近傍
を経由させて加熱した所定のガスを上記被処理基板Wに
吹き付けて被処理基板Wの昇温を補完する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱処理方法および
熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスにおいて
は、被処理基板である半導体ウエハに酸化、拡散、CV
D(Chemical Vapor Deposition)、アニールなどの処
理を行うために、各種の熱処理装置が使用されている。
その代表的な熱処理装置は、処理室である縦型の反応管
内に下部からウエハボートを介して上下方向に所定間隔
で支持された多数枚例えば150枚程度のウエハを搬入
し、これらウエハを処理ガス雰囲気内で高温で熱処理す
るようになっている。
【0003】このバッチ処理式の熱処理装置において
は、一度に多数枚のウエハを熱処理することができ、あ
る程度の熱処理には十分であるが、ウエハボートに支持
された上側のウエハと下側のウエハとでは距離的隔たり
があって、処理炉内への搬入時および搬出時に熱的環境
に対する時間的なズレを伴うと共に搬入および搬出に多
少の時間がかかるため、急速な昇降温を要する熱処理を
全てのウエハに均一に施すには限界がある。
【0004】そこで、ウエハを一枚ずつ熱処理すること
により、ウエハの大口径化および半導体素子の微細化に
適する急速な昇降温を要する熱処理を可能にした枚葉処
理式の熱処理装置が提案されている。この枚葉処理式の
熱処理装置としては、処理室外に設けた加熱源により処
理室内全体およびウエハを加熱するようにしたホットウ
ォール型のもの、処理室内に設けたサセプタを介してウ
エハのみを加熱するようにしたコールドウォール型のも
のがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記何
れの型式の熱処理装置においても、ウエハの昇温時にウ
エハの中央部が周縁部よりも遅れて昇温し、昇温過程で
ウエハの面内に温度分布ムラすなわち面内温度差が生じ
る傾向がある。特に、コールドウォール型の熱処理装置
にあっては、昇温後の熱処理時においても、温度の低い
処理ガスが高温のウエハに供給されることにより面内温
度差が生じ、成膜処理等の処理の面内均一性が阻害され
る傾向があり、しかもウエハに吸着した処理ガスがウエ
ハの温度になるまでタイムラグがあることから反応が遅
れ、品質およびスループットの低下を招く傾向がある。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決すべく
なされたもので、被処理基板を面内均一に迅速に昇温さ
せることができ、品質およびスループットの向上が図れ
る熱処理方法および熱処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の熱処理方法は、被処理基
板を加熱源からの熱輻射により加熱して熱処理するに際
して、上記加熱源の近傍を経由させて加熱した所定のガ
スを上記被処理基板に吹き付けて被処理基板の昇温を補
完するようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の熱処理装置は、被処理基板
を収容して熱処理する処理室の外側に上記被処理基板を
熱輻射により加熱する加熱源を設け、上記処理室にその
壁面に沿って所定のガスを上記加熱源の近傍まで導くガ
ス通路を形成すると共に、上記加熱源によって加熱され
たガスを処理室内の被処理基板にその昇温を補完すべく
吹き付けるガス吹出口を設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の熱処理装置は、請求項2記
載の熱処理装置において、上記吹出口が、上記被処理基
板の少なくとも中央部に臨んで設けられていることを特
徴とする。
【0010】請求項4記載の熱処理装置は、請求項2ま
たは3記載の熱処理装置において、上記ガス吹出口を通
過するガスの流速が、0.1〜2.5m/秒とされてい
ることを特徴とする。
【0011】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面
に基づいて詳述する。熱処理装置の縦断面構造を示す図
1において、1は被処理基板例えば半導体ウエハWを収
容して所定の処理例えば酸化処理を施すのに適するよう
に構成された処理室ないし処理容器である反応管(プロ
セスチューブ)であり、この反応管1は上部が閉塞され
且つ下部が開放された縦型円筒状に耐熱性を有する材料
例えば石英により形成されている。この反応管1の具体
的構造については、後述する。
【0012】上記反応管1の外側上方には、熱輻射によ
り反応管1内のウエハWを高温例えば800〜1200
℃程度に加熱する加熱源としてウエハWと対向するよう
に面状のヒータ2が水平に配置されている。このヒータ
2は、例えば鉄(Fe)、クロム(Cr)およびアルミ
ニウム(Al)の合金からなるカンタル線や二ケイ化モ
リブデン(MoSi2)からなる発熱線等の抵抗発熱体
を渦巻状、蛇行状等に配置することにより平面状に形成
されている。
【0013】上記ヒータ2は、その輻射熱をウエハWに
対して垂直方向から均一に付与できるようにウエハWの
大きさ(直径)よりも十分大きく(例えば2倍以上)形
成されていることが好ましい。ヒータ2の大きさが有限
であることにより生じるウエハWの面内の温度差をなく
すために、ヒータ2の周縁部が下方に段状或いは湾曲し
て形成されていてもよい。
【0014】上記ヒータ2と反応管1の間には、反応管
1の上部および周囲を覆うように例えばアルミナ(Al
23)又は炭化ケイ素(SiC)等からなる重金属汚染
防止性および均熱性を有する均熱体が配置されているこ
とが好ましい(図示省略)。上記反応管1の周囲および
上記ヒータ2の外側は、例えば石英ウール等の耐熱性断
熱材3で覆われており、いわゆるホットウォール型とさ
れている。なお、上記断熱材3の外側は例えばステンレ
ススチール製の二重構造のケーシングで覆われ、そのケ
ーシングが外部への熱的影響を防止するための水冷ジャ
ケット構造になっていることが好ましい(図示省略)。
【0015】上記反応管1には、その壁面に沿って所定
のガス例えば酸化処理用のガス(プロセスガスもしくは
処理ガスともいう)を上記ヒータ2の近傍まで導くガス
通路4が形成されると共に、上記ヒータ2によって加熱
された処理ガスを反応管1内のウエハWにその昇温を補
完すべく吹き付けるガス吹出口5が設けられている。図
示例の反応管1においては、上記ガス吹出口5が反応管
1の上部中央部に設けられた単穴構造の第1のガス吹出
口5aと、この第1のガス吹出口5aの周囲に設けられ
た多孔構造の第2のガス吹出口5bとから構成されてい
る。
【0016】これら第1および第2のガス吹出口5a,
5bに独立してガスを供給するために、上記反応管1
は、外管1a、中管1bおよび内管1cからなる三重管
一体構造とされており、上記ガス通路4は、上記外管1
aと中管1bとの間の隙間に形成されて上記第1のガス
吹出口5aに通じる第1のガス通路4aと、上記中管1
bと内管1cとの間の隙間に形成されて上記第2のガス
吹出口5bに通じる第2のガス通路4bとから構成され
ている。
【0017】上記反応管1の外周壁には、第1のガス通
路4aと連通する第1のガス導入口6aが設けられると
共に、第2のガス通路4bと連通する第2のガス導入口
6bが設けられている。これら第1および第2のガス導
入口6a,6bは、処理ガスを環状の第1および第2の
ガス通路4a,4b内に略均一に分散させて流通させる
ために、周方向に適宜間隔で複数設けられていることが
好ましいが、単数であってもよい。
【0018】上記第1および第2のガス導入口6a,6
bには、それぞれ流量調整装置7a,7bおよび弁8
a,8bを介してガス供給源Ga,Gbが接続されてお
り、各ガス吹出口5a,5bごとに独立してガス流量を
制御できるようになっている。上記ガス供給源Ga,G
bのガスとしては、異種類のものであってもよいが、こ
こでは同一種のものが用いられる。また、上記ガス供給
源Ga,Gbとしては、不活性ガス例えば窒素(N2
ガスを供給できるように切換え可能に構成されているこ
とが好ましい。
【0019】上記第1のガス吹出口5aは、反応管1内
に収容された円板状のウエハWの昇温速度の遅い領域、
すなわち中央部に臨んで形成されている。そして、上記
ヒータ2からの熱輻射によるウエハWの加熱昇温時に
は、ウエハWの中央部が周縁部よりも遅れて昇温するこ
とから、これを補完する目的で、ウエハWの中央部に積
極的に高温の処理ガスを吹き付けてその熱伝達により中
央部を周縁部と略同じ速度で昇温させるために、第2の
ガス吹出口5bからは第1のガス吹出口5aよりも多く
の高温の処理ガスが吹き出されるように構成されてい
る。
【0020】この場合、ウエハWの中央部を周縁部と略
同じ昇温速度で過不足なく昇温させるためにには、上記
第1のガス吹出口5aを通過するガスの流速Vが、0.
1〜2.5m/秒とされていることが好ましい。上記処
理ガスの流速が、0.1m/秒を下回るとウエハWの中
央部が周縁部よりも昇温しにくく、2.5m/秒を上回
ると昇温し過ぎるからである。上記第1のガス吹出口5
aの口径は、プロセスで要求される処理ガスの総量によ
り決まり、例えば処理ガスの総量が10リットルの場
合、60mm程度が好ましい。
【0021】上記反応管1の下部には、ウエハWの搬入
搬出作業を行なうための作業室9が接続されている。こ
の作業室9は、耐熱性および耐食性を有する材料例えば
ステンレススチールにより形成されており、その側壁に
は処理後の排ガスあるいは不活性ガスを排気する排気口
10が設けられている。この排気口10には、反応管1
内を所定の圧力例えば大気圧に制御するための圧力制御
装置11を介して排気系12が接続されている。
【0022】上記作業室9の底部中央部には、例えば石
英製の垂直な昇降軸13が昇降可能に貫通されており、
この昇降軸13の上端部には単一すなわち一枚のウエハ
Wを水平に支持する例えば石英製のウエハ支持部14が
設けられている。このウエハ支持部14は、例えばウエ
ハの周縁部を三点支持すべく上方に向って開いた3本の
支持腕からなっている。
【0023】上記作業室9の側壁には、上記ウエハ支持
具14に対して外部からウエハWの出し入れを行なうた
めの出入口15が設けられており、この出入口15には
これを開閉するゲートバルブ16が設けられている。上
記作業室9には、その内部を上記反応管1内と開閉可能
に遮断するためのシャッター17が設けられていること
が好ましい。このシャッター17としては、例えば左右
一対のシャッター板を水平方向からエアシリンダ等によ
り互に接近離反させて開閉するように構成されているこ
とが好ましい。
【0024】上記昇降軸13の下端部は、例えばモータ
駆動のリニアアクチュエータ等からなる昇降機構18の
昇降アーム19に起立状態で設けられている。上記作業
室9の底部における昇降軸13の貫通部をシールする手
段として、図示例では作業室9の底部と昇降アーム19
との間にはベローズ20が介設されているが、上記貫通
部に軸封部材を設けるようにしてもよい。上記昇降機構
18には、ウエハWの位置を昇降アーム19の位置によ
り検出するための例えば光センサあるいはポテンショメ
ータ等からなる位置センサSa,Sb,Scが設けられ
ている。
【0025】上記位置センサSa〜Scの検出信号は、
ウエハWの停止位置制御だけでなく、例えば処理ガスの
流量や排気圧力等の制御にも利用されるようになってい
ることが好ましい。因みに、位置センサSaはウエハの
移載位置Aを、位置センサSbは処理ガスの流量制御開
始位置Bを、位置センサScはウエハの熱処理位置Cを
それぞれ検出するように配置されている。なお、上記昇
降アーム19には、ウエハWの処理の更なる面内均一化
を図るために、昇降軸13を回転駆動するモータ等の回
転駆動部が設けられていることが好ましい。
【0026】次に、以上のように構成された熱処理装置
の作用および熱処理方法について述べる。先ず、昇降軸
13上端のウエハ支持部14を作業室9内のウエハ移載
位置Aに位置させて、そのウエハ支持部14上に出入口
15からウエハWを搬入して移載する。この移載時に、
反応管1内にはガス溜まりが生じないように全ガスライ
ン(全てのガス導入口6a,6b)から処理ガスを導入
し、反応管1内を予め処理ガスでパージしておく。ま
た、この時、外部の雰囲気が出入口15から反応管1内
に流入しないように、圧力制御装置11により反応管1
内を陽圧にしておくことが好ましい。
【0027】上記移載後、シャッター17を開けて昇降
機構18によりウエハWを熱処理位置Cまで上昇移動さ
せ、熱処理(例えば熱酸化処理)を開始する。この熱処
理時には、ウエハWの面内温度の均一性が強く要求され
るが、同様に、ウエハWの温度を昇降させる場合におい
ても面内温度の均一性が重要である。ウエハWの面内温
度差を減少させる制御方法として、ローディング(ウエ
ハを熱処理位置に移動する)時のウエハWの上昇移動速
度を制御することが有効である。また、本構成の熱処理
装置では、処理ガスが十分に加熱されてウエハWに到達
できる構造であるから、ヒータ2からの輻射加熱だけで
なく、加熱された処理ガスからの熱伝達をウエハWの面
内温度差を減少させる制御手段として利用できる。
【0028】そこで、ウエハWを熱処理位置Cに上昇移
動させる時には、ウエハWの面内温度差が生じにくい比
較的速い速度で移動させる。それでも、この移動中に、
ヒータ2からの熱輻射によりウエハWの中心部が周縁部
よりも遅れて昇温する傾向があるため、これを改善すべ
くウエハWの昇温を補完するため、ウエハWが所定の位
置(処理ガスの流量制御開始位置)Bを通過した時点
で、第2のガス導入口6bのガスラインを微流量に、第
1のガス導入口6aのガスラインをウエハWの中央部が
処理ガスからの熱伝達が十分にとれる流量に制御する。
これにより、第1のガス導入口6aから第1のガス通路
4aを介してヒータ2の近傍まで導かれて十分に加熱さ
れた処理ガスが第1のガス吹出口5aから上昇移動中の
ウエハWの中央部に吹き付けられるため、ウエハWの中
央部が処理ガスからの熱伝達により周縁部と略同じ昇温
速度で昇温され、ウエハWの面内温度差が可及的に減少
ないし解消されることになる。
【0029】一方、ウエハWが熱処理位置に到達し、ウ
エハWが熱処理温度近傍に到達した時点では、処理ガス
とウエハWの温度差がなくなるため、処理ガスによるウ
エハWの温度制御の効果はなくなる。従って、その時間
的タイミングで、第1および第2のガス吹出口5a,5
bから処理ガスをウエハWの全面に所定の流量で供給し
て、均質な熱処理を完成させる。熱処理終了後、ウエハ
Wをウエハ移載位置まで下降移動させ、その処理後のウ
エハWの搬出と処理前のウエハの搬入を行ない、以上の
サイクルでウエハWが一枚ずつ連続的に熱処理されるこ
とになる。
【0030】上記熱処理終了後、処理済みウエハWを下
降移動する際に、ウエハWがヒータ2から遠ざかること
により降温するが、反応管1内に処理ガスが残留してい
る場合、降温中にも反応が進み、急峻な界面形成が阻害
される恐れがある。これを防止するために、熱処理位置
Cから下降移動させる際に、反応管1内に不活性ガス例
えば窒素ガスを導入してパージし、反応を完全に終了さ
せることが好ましい。また、この場合においても、第1
および第2のガス吹出口5a,5bからの不活性ガスの
流量を降温時のウエハWの面内温度差を可及的に減少さ
せるべく制御することが好ましい。
【0031】このように処理前のウエハWを反応管1内
に迅速に搬入し、所定時間の熱処理を行た後、直ちにそ
の処理後のウエハWを反応管1外に迅速に搬出すること
ができ、急速な昇降温によりウエハWの熱履歴を最少に
することができるため、半導体素子の微細化が図れる。
特に、上記処理方法によれば、ウエハWをヒータ2から
の熱輻射により加熱して熱処理するに際して、上記ヒー
タ2の近傍を経由させて加熱した所定のガスを上記ウエ
ハWの昇温しにくい領域に吹き付けて積極的に昇温させ
て昇温を補完するようにしたので、ウエハWを面内均一
に迅速に昇温させることが可能となる。また、昇温後の
熱処理時においては、ウエハWと同じ温度の処理ガスが
ウエハWに供給されるので、面内温度差が生じないばか
りでなく、反応も速くなり、面内均一の処理(例えば酸
化膜の形成)を効率よく行なうことが可能となる。これ
らにより、品質およびスループットの向上が図れる。
【0032】また、上記熱処理装置によれば、ウエハW
を収容して熱処理する処理室である反応管1の外側に上
記ウエハWを熱輻射により加熱する加熱源であるヒータ
2を設け、上記反応管2にその壁面に沿って所定のガス
を上記ヒータ2の近傍まで導くガス通路4を形成すると
共に、上記ヒータ2によって加熱されたガスを反応管1
内のウエハWにその昇温を補完すべく吹き付けるガス吹
出口5を設けたので、簡単な構成でウエハWを面内均一
に迅速に昇温させることが可能となり、品質およびスル
ープットの向上が図れる。そして、上記吹出口5が、上
記ウエハWの少なくとも中央部に臨んで設けられている
ため、ウエハWの昇温しにくい領域である中央部を積極
的に昇温させることができる。また、上記ガス吹出口5
を通過するガスの流速Vが、0.1〜2.5m/秒とさ
れているため、ウエハWの昇温しにくい領域を過不足な
く昇温させることができる。
【0033】図2〜図4は、本発明の他の実施の形態を
示しており、上記実施の形態と同一部分には同一参照符
合が付されている。図2の熱処理装置においては、第1
のガス吹出口5aを単穴構造でなく、多孔構造とするこ
とにより、同じく多孔構造の第2のガス吹出口5bと合
わせて反応管1の上部全体がシャワーヘッド構造とされ
ている。その他の構成は、上記実施の形態と同じであ
り、本実施の形態の熱処理装置においても上記実施の形
態と同様の作用効果が得られる。
【0034】図3の熱処理装置においては、反応管1が
外管1aと内管1cからなる二重管別体構造とされ、外
管1aと内管1cが別体で、分離できることから洗浄が
容易にできるようになっている。外管1aと内管1cの
間の隙間にはガス通路4が形成され、内管1cの上部中
央部には単穴構造のガス吹出口5が設けられている。ま
た、外管1aの外周壁にはガス導入口6が適宜設けられ
ている。21は外管1aおよび内管1cの下部同士を接
合するためのフランジ材である。本実施の形態の熱処理
装置においては、ガス吹出口5が一つであるから複数の
ゾーンに分けてガス流量を制御することはできないが、
ウエハWの昇温しにくい中央部に高温のガスを吹き付け
て積極的に昇温させることができ、上記実施の形態とほ
ぼ同様の作用効果が得られる。
【0035】図4の熱処理装置においては、図3の熱処
理装置と同様に反応管1が外管1aと内管1cからなる
二重管別体構造とされているが、内管1cの上部に設け
られたガス吹出口5が単穴構造ではなく、多孔構造とさ
れている。なお、図3および図4の熱処理装置における
反応管1を構成する外管1aおよび内管1cは、一体構
造とされていてもよく、また反応管1の外周壁に排出口
が設けられていてもよい。
【0036】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、反応管は炭化ケイ素
(SiC)により形成されていてもよく、その場合、高
純度炭化ケイ素でコーティングされていることが好まし
い。また、加熱源としては、抵抗発熱体からなるヒータ
が好ましいが、例えばランプ等であってもよい。被処理
基板としては、半導体ウエハ以外に、例えばLCD基板
等も適用可能である。本発明は、酸化以外に、例えば窒
化、CVD、拡散、アニール等の各種の熱処理にも適用
可能である。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0038】(1)請求項1記載の熱処理方法によれ
ば、被処理基板を加熱源からの熱輻射により加熱して熱
処理するに際して、上記加熱源の近傍を経由させて加熱
した所定のガスを上記被処理基板に吹き付けて被処理基
板の昇温を補完するようにしたので、被処理基板を面内
均一に迅速に昇温させることが可能となり、品質および
スループットの向上が図れる。
【0039】(2)請求項2記載の熱処理装置によれ
ば、被処理基板を収容して熱処理する処理室の外側に上
記被処理基板を熱輻射により加熱する加熱源を設け、上
記処理室にその壁面に沿って所定のガスを上記加熱源の
近傍まで導くガス通路を形成すると共に、上記加熱源に
よって加熱されたガスを処理室内の被処理基板にその昇
温を補完すべく吹き付けるガス吹出口を設けたので、簡
単な構成で被処理基板を面内均一に迅速に昇温させるこ
とが可能となり、品質およびスループットの向上が図れ
る。
【0040】(3)請求項3記載の熱処理装置は、上記
吹出口が、上記被処理基板の少なくとも中央部に臨んで
設けられているため、被処理基板の昇温しにくい領域を
昇温させることができる。
【0041】(4)請求項4記載の熱処理装置によれ
ば、上記ガス吹出口を通過するガスの流速が、0.1〜
2.5m/秒とされているため、被処理基板の昇温しに
くい領域を過不足なく昇温させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す熱処理装置の縦断面
図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す熱処理装置の要
部縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す熱処理装置の要
部縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す熱処理装置の要
部縦断面図である。
【符号の説明】 W 半導体ウエハ(被処理基板) 1 反応管(処理室) 2 ヒータ(加熱源) 4 ガス通路 5 ガス吹出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板を加熱源からの熱輻射により
    加熱して熱処理するに際して、上記加熱源の近傍を経由
    させて加熱した所定のガスを上記被処理基板に吹き付け
    て被処理基板の昇温を補完するようにしたことを特徴と
    する熱処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理基板を収容して熱処理する処理室
    の外側に上記被処理基板を熱輻射により加熱する加熱源
    を設け、上記処理室にその壁面に沿って所定のガスを上
    記加熱源の近傍まで導くガス通路を形成すると共に、上
    記加熱源によって加熱されたガスを処理室内の被処理基
    板にその昇温を補完すべく吹き付けるガス吹出口を設け
    たことを特徴とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ガス吹出口が、上記被処理基板の少
    なくとも中央部に臨んで設けられていることを特徴とす
    る請求項2記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 上記ガス吹出口を通過するガスの流速
    が、0.1〜2.5m/秒とされていることを特徴とす
    る請求項2または3記載の熱処理装置。
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