JPH07147257A - 熱処理方法及び装置 - Google Patents

熱処理方法及び装置

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JPH07147257A
JPH07147257A JP6148484A JP14848494A JPH07147257A JP H07147257 A JPH07147257 A JP H07147257A JP 6148484 A JP6148484 A JP 6148484A JP 14848494 A JP14848494 A JP 14848494A JP H07147257 A JPH07147257 A JP H07147257A
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JP
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temperature
holder
heat treatment
process tube
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JP6148484A
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Inventor
Wataru Okase
亘 大加瀬
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Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Tokyo Electron Tohoku Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇温時に被処理体にスリップ、歪みを生じさ
れることなく、被処理体の面内の温度均一性を改善する
こと。 【構成】 縦型プロセスチューブ上方に、面状発熱源2
0が設けられている。この縦型プロセスチューブ12内
の処理位置P2に向けて、被処理体Wを搭載して昇降す
るホルダー30が設けられている。このホルダー30
は、縦型プロセスチューブ12の下方の受け渡し室56
内の受け渡し位置P1において、隣接するロードロック
室52,54との間でウエハWの受け渡しを行なう。ホ
ルダー30は、受け渡し位置P1と処理位置P2との間
の中間停止位置P3にて一旦停止し、面状発熱源20か
らの輻射熱により、被処理体が最も吸熱効率の高い温度
例えば400〜600℃にて、被処理体Wを予備加熱す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦型プロセスチューブ
内で被処理体を熱処理する熱処理方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
半導体ウェハ、LCD基板などの製造においては、酸
化、拡散、アニール、CVDなどの処理を行なうため
に、各種の熱処理装置が使用される。これらの熱処理装
置においては、例えばプロセスの高精度化を達成するこ
と、被処理体の面内の温度分布の均一性を向上させるこ
と、また熱処理の効率を高めることなどが大きな技術課
題となっている。
【0003】ところで、近年、半導体プロセスはより微
細化が進み、これとともに、ウェハの口径も8インチ〜
12インチ等へと、より大口径化が進んでいる。また、
ウエハに限らずLCD(液晶表示)基板などの大型基板
を処理する必要もある。このような比較的大面積の被処
理体を高精度に処理するには、被処理体の面内での処理
特性を均一にする必要があり、このために、特に被処理
体面内の温度分布の均一化が要求されている。
【0004】このような被処理体の大口径化に伴い、実
際の処理を行なう場合には、次のような問題があった。
【0005】すなわち、被処理体の中心部と比較して、
その周辺部のほうが放熱量が大きいために、大面積の被
処理体ほど、その中央部と周辺部との温度差が大きく、
処理の面内均一性が悪化してしまう。
【0006】また、この種の熱処理装置では、高速処理
によりスループットを向上させることが望まれている。
このため、例えば被処理体をプロセス温度に至るまで高
速昇温させると、被処理体に生じるスリップ、歪みが生
じてしまう。また、被処理体の温度上昇速度が速いと、
上述した被処理体の中央部とその周辺部との温度差も大
きくなってしまう。
【0007】また、このように被処理体面内の温度の均
一化を達成するには、被処理体の温度を正確に測定する
必要がある。しかし、従来は例えば熱電対を被処理体に
接触させて温度測定を行っていたので、正確な温度測定
が不可能であった。
【0008】この理由一つとしては、熱電対の配線を介
して被処理体の温度が下がってしまうからである。ま
た、この温度測定は、被処理体を加熱する熱源と、この
被処理体温度を測定する熱電対との位置関係に大きな影
響を受ける。例えば、被処理体よりも熱源に近い側に熱
電対が位置すると、被処理体温度よりも測定温度は高く
なり、逆に熱電対の位置が遠いと測定温度は低くなる。
さらに加えて、例えばCVD等の成膜装置の場合には、
プロセスチューブ、或いは熱電対に成膜されるので、こ
の膜により入射熱線が遮られ、正確な温度測定ばかり
か、被処理体を所定のプロセス温度に維持することも出
来なくなる。
【0009】そこで、本発明の目的とするところは、昇
温時に被処理体にスリップ、歪みを生じさせること無
く、しかも被処理体の面内の温度均一性を改善すること
で、処理の面内均一性を向上させることができる熱処理
方法及び装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、被処理体の温度を正
確に測定し、被処理体の処理品質を向上することができ
る熱処理方法及び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1記載の
発明は、被処理体の搬入出用の下端開口を有し、処理位
置に配置される被処理体を加熱する熱源を上方に備えて
いる縦型プロセスチューブと、水平に支持した状態の前
記被処理体を、前記開口から前記プロセスチューブ内に
搬入して前記処理位置に設定する上方停止位置と、前記
開口より下方に前記被処理体を搬出して受け渡し位置に
設定する下方停止位置と、の間を上下動可能な被処理体
用ホルダーと、を有する熱処理装置において熱処理する
にあたり、前記被処理体用ホルダーを上昇駆動させて、
前記上方停止位置と前記下限停止位置との間の中間位置
にて停止し、前記熱源により前記被処理体を予備加熱す
る工程を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項1の発明では、被処理体用ホルダー
は、被処理体の処理位置に向けて上昇移動される途中の
中間位置で停止され、被処理体の予備加熱を行うように
なっている。このため、被処理体の急激な温度上昇を抑
えることができるので、被処理体のスリップや反り等の
不具合を解消することができる。また、被処理体の面内
の温度差が大きくならない状態で、均一に予備加熱する
ことができる。また、通常、被処理体の処理位置での加
熱温度即ちプロセス温度は700°C以上となるが、予
備加熱が行われる中間位置として、被処理体の熱の吸収
率が最も良好に行なわれる温度(例えば400〜600
°C)が得られる位置に設定できる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記予備加熱工程は、前記被処理体用ホルダーが前
記上方停止位置と下方停止位置との間で異なる複数の中
間位置にて停止されて実施されることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明では、予備加熱が複数
の停止位置にて実施され、被処理体の加熱を段階的に行
うことで、プロセス温度が高い場合にも、急激な温度上
昇を防止できる。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
おいて、前記受け渡し位置に設定された前記被処理体の
上方領域を開閉するシャッター部材と、前記被処理体用
ホルダーの前記下方停止位置の側方に、ゲートバルブを
介して連結されたロードロック室と、を設け、前記シャ
ッター部材を閉鎖状態として、前記下方停止位置に停止
された前記被処理体用ホルダーに、前記ロードロック室
から前記被処理体を受け渡す工程と、その後前記シャッ
ター部材を開放する工程と、をさらに設けたことを特徴
とする。
【0016】請求項3記載の発明では、被処理体がホル
ダーに受け渡された後に、シャッターが開放される。し
たがって、被処理体の受け渡し雰囲気の温度が過度に上
昇することがない。
【0017】請求項4の発明は、請求項3において、前
記被処理体用ホルダーの上昇移動により、前記被処理体
が前記シャッター部材の上方に移動した後、前記シャッ
ター部材を閉鎖する工程を有することを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明では、被処理体の上昇
移動後にシャッター部材が閉鎖されるので、その後、被
処理体をロードロック室に受け渡す際の雰囲気の温度も
過度に上昇することがない。
【0019】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記被処理体用ホルダーは、予備加熱さ
れた前記被処理体の裏面側の複数ヵ所に設けられた温度
センサでの測定温度の温度差が所定値以下になったとき
に、前記中間位置より上方に再上昇移動されることを特
徴とする。
【0020】こうすると、熱源と直接対向しない被処理
体の裏面側の温度を複数ヵ所で測定することで、面内温
度を比較的正確に測定でき、また、面内温度差が少なく
なった状態まで予備加熱を行うことができる。
【0021】請求項6の発明は、請求項1乃至4のいず
れかにおいて、前記被処理体用ホルダーは、予備加熱さ
れた前記被処理体の表面側に設けられた第1の温度セン
サでの測定温度と、予備加熱された前記被処理体の裏面
側に設けられた第2の温度センサでの測定温度と、の温
度差が所定値以下になったときに、前記中間位置より上
方に再上昇移動されることを特徴とする。
【0022】第1の温度センサは、熱源と対向する被処
理体表面側の温度を測定するので、これはほぼ予備加熱
の上限温度に対応する。被処理体の裏面側の第2の温度
センサは、予備加熱された結果の被処理体温度を反映し
ており、第1,第2の温度センサの温度差が所定値以下
となった際に、被処理体が充分に予備加熱されたと判断
できる。
【0023】請求項7に記載の熱処理装置は、被処理体
の搬入出用の下端開口を有し、処理位置に配置される被
処理体を加熱する熱源を上方に備えている縦型プロセス
チューブと、水平に支持した状態の前記被処理体を、前
記開口から前記プロセスチューブ内に搬入して前記処理
位置に設定する上下動可能な被処理体用ホルダーと、前
記ホルダーに固定され、前記被処理体が前記加熱源と対
面するの表面側の温度を前記被処理体と非接触で測定す
る第1の温度センサと、前記ホルダーに固定され、前記
被処理体の裏面側の温度を前記被処理体と非接触で測定
する第2の温度センサと、前記第1,第2の温度センサ
の出力に基づいて、前記被処理体の温度を検出する温度
検出手段と、を有することを特徴とする。
【0024】請求項7の発明では、縦型プロセスチュー
ブの上方に熱源が配置され、被処理体よりもこの熱源に
近い位置である被処理体表面側に配置した第1の温度セ
ンサと、被処理体よりも熱源から遠い位置である被処理
体裏面側の第2の温度センサにより、それぞれ被処理体
と非接触にて温度を測定している。この2種類の測定温
度には相関があるため、これらに基づいて被処理体の温
度を正確に検出できる。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項7におい
て、前記温度検出手段の出力に基づいて、前記被処理体
用ホルダーを移動制御する制御手段を、さらに設けたこ
とを特徴とする。
【0026】被処理体の温度は、熱源からの距離と相関
があり、前記温度検出手段での温度に基づいて、被処理
体用ホルダーを移動制御して上記距離を変更すること
で、被処理体を所望のプロセス温度などに設定できる。
【0027】請求項9に記載の熱処理装置は、請求項8
において、前記縦型プロセスチューブは前記被処理体を
成膜処理するものであり、前記第1,第2の温度センサ
は、温度測定子とそれを覆う保護管とを含み、前記制御
手段は、前記プロセスチューブ又は保護管への成膜に起
因して前記第1,第2の温度センサでの測定温度が低下
した際には、前記被処理体用ホルダーの停止位置を制御
して、前記加熱源に近接する方向に補正された前記処理
位置に前記被処理体を設定することを特徴とする。
【0028】成膜処理回数に応じて、縦型プロセスチュ
ーブ及び熱電対の保護管に付着する膜厚が増えるので、
第1,第2の温度センサでの測定温度が低下し、実際に
被処理体の温度も低下する。そこで、被処理体の処理位
置を熱源に近接する方向に補正して、所望のプロセス温
度等を確保できるようにしている。
【0029】
【実施例】以下、図1乃至図12に示す実施例によって
本発明の詳細を説明する。
【0030】図1は、本発明による熱処理方法が適用さ
れる熱処理装置の全体構成を示す断面図である。
【0031】熱処理装置には、熱処理部10、被処理体
搬入出部50およびシャッター駆動部60が設けられて
いる。
【0032】熱処理部10は、例えば半導体ウエハやL
CD等の被処理体Wに対して各種の熱処理を行なうため
の部分であり、プロセスチューブ12を備えている。プ
ロセスチューブ12は、下端開口を有する円筒状部材で
あり、一例として透明石英によって形成されている。そ
して、プロセスチューブ12の内壁面のうち、被処理体
Wの処理部領域に対面する内壁面は、アルミナ(Al3
O2 )等を用いて耐熱処理されている。
【0033】プロセスチューブ12の内部には、外部か
らプロセスガスを供給するための給気パイプ14が配置
されている。この給気パイプ14は、プロセスチューブ
12の内部空間で上端部に開口を有し、その開口に至る
途中、つまり、被処理体Wの熱処理位置(P2)よりも
下方には、図2に示すように、内部にガス通路を有する
予熱部14Aが形成されている。この予熱部14Aは、
被処理体Wの熱処理位置の下方の雰囲気熱を吸熱するこ
とにより、外部から供給されて一旦貯溜されるプロセス
ガスを加熱したうえで、処理部上方の空間に噴出させる
ようになっている。従って、プロセスガスは、噴出され
るまでの間に処理温度に近い状態を設定されているの
で、反応処理のための温度に達するまでの時間が短縮さ
れることになる。
【0034】また、被処理体Wの処理面の裏側に相当す
る位置の下方は、予熱部14Aによって雰囲気熱を吸収
されることで、被処理体Wの処理面(表面)とその裏側
空間との間で、被処理体Wの面内均一性を設定するため
の温度勾配が得られる温度に設定される。なお、この給
気パイプ14の予熱部14A内の構造としては、周方向
に沿って複数配置された放熱フィン(図示されず)を設
けてもよい。これによって、熱処理部10からの熱をプ
ロセスガスに対して効率良く伝達することができる。
【0035】さらに、プロセスチューブ12の下端開口
近傍には、給気パイプ14から供給されたプロセスガス
を排気するための排気パイプ26が設けられ、これらパ
イプの組合せにより、プロセスチューブ12内に導入さ
れたプロセスガスに適当な流れを生じさせて、被処理体
Wの表面に形成される薄膜の均一化等を行なえるように
なっている。なお、プロセスガスと接触する給気および
排気パイプ14、28は、例えば石英等で覆われ、重金
属汚染対策が施されている。
【0036】一方、プロセスチューブ12の周囲には、
例えば、アルミナセラミックス等からなる断熱材16が
設けられている。この断熱材16は、例えば、その外周
に配置されているガラスウールあるいは石綿からなる断
熱材17の内部に設けられている。
【0037】断熱材17の外壁面には、インナーシェル
18Aとアウタシェル18Bとで形成された水冷ジャケ
ットからなる水冷機構18が設けられ、熱処理部10と
外部との間での熱隔離が行なわれている。これによっ
て、熱処理部10内で高温熱処理を行なっている場合
に、外部での操作の安全を確保することができる。
【0038】さらに、プロセスチューブ12の上方に
は、面状発熱源20が設けられている。この面状発熱源
20は、例えば、二硅化モリブデン(MoSi2 )、ま
たは、鉄(Fe)とクロム(Cr)とアルミニューム
(Al)との合金線であるカンタル(商品名)線等の抵
抗発熱体を、断熱材16の上部内壁面に配置することで
構成されている。二硅化モリブデンは、1800°Cの
高温にも充分耐えることができる。このような面状発熱
源20は、例えば、二硅化モリブデンの単線からなる抵
抗発熱線を螺旋状に配置して構成することも可能であ
る。さらに、この面状発熱源20の発熱面は、被処理体
Wの外径の2倍以上であることが、熱効率の点から有効
である。
【0039】ところで、プロセスチューブ12と面状発
熱源20との間には、面状発熱源20からの熱を被処理
体Wに対して均一に与えるための均熱部材22が配置さ
れている。この均熱部材22は、例えば、炭化硅素(S
iC)等の汚染度が比較的低く耐熱性が良好な材質が選
択され、プロセスチューブ12の上壁と面状発熱源20
との間の領域およびプロセスチューブ12の周壁を囲む
領域とにかけて配置されている。このような均熱部材2
2を設けることにより、面状発熱源20に発熱ムラが発
生した場合でも、この発熱ムラを解消して熱処理のため
の温度分布を均一化することができる。また、一般に、
被処理体Wの面内においては、被処理体Wの中心部より
も周縁部の方が放熱量が多くなりがちであり、これによ
って、被処理体Wの面内での温度分布が不均一になりや
すいが、均熱部材22を被処理体Wの周縁部に対向させ
ることによって、周縁部への熱輻射を増やすことがで
き、熱処理特性の均一性を高めることができる。しか
も、炭化硅素等の耐熱性が良好でかつ、汚染度が低い材
質を用いることによって、プロセスチューブ12の処理
空間を発熱源から隔離することができるので、発熱源が
汚染の原因となる重金属を含む材料により構成されてい
る場合であっても、重金属による汚染を有効に防止する
ことができる。
【0040】このような熱処理部10には、この処理部
10に対して被処理体Wを移送するための被処理体用ホ
ルダー30が設けられている。
【0041】被処理体用ホルダー30は、その上端に被
処理体Wの載置部30Aを備えている。載置部30A
は、図3に示すように、被処理体用ホルダー30の上端
部から斜上方に伸びた少なくとも3本の上端閉塞部を有
する石英細管31で構成され、被処理体Wの下面周縁部
を3点支持するようになっている。
【0042】また、載置部30Aには、側部から斜め上
方に張り出した少なくとも3本の支柱30Bが設けら
れ、これら支柱30Bに溶着された被処理体Wとほぼ同
じ大きさの環状部材30Cが設けられているとともに、
この環状部材30Cの少なくとも3ヵ所に被処理体Wの
位置決め部材30Dが設けられている。これにより、被
処理体Wの載置部30Aでは、位置決め部材30Dによ
り被処理体Wを案内して所定位置にて保持するようにな
っている。
【0043】一方、載置部30Aの上端からは、端部が
閉塞された石英細管からなる熱電対保護管100が配置
されており、その先端部が被処理体Wの裏面における中
心部および周縁部(図示されず)に対向させてある。こ
のような熱電対保護管100の先端内部には、図4に示
すように、第2の温度センサである熱電対102が封入
されており、被処理体Wの裏面側の温度を検出できるよ
うになっている。この熱電対102は、図4において裏
面中央に位置しているように示されているが、中央だけ
でなく、面内での温度を検知するために周縁部を含めた
複数箇所に配置されている。
【0044】また、載置部30Aの上端からは、石英細
管からなる熱電対保護管104がさらに配置されてい
る。この熱電対保護管104は、載置部30Aの上端か
ら位置決め部材30Dを跨いだ側面視形状が横向きのU
字状をなし、その先端が被処理体Wの表面中央部近傍に
位置している。この熱電対保護管104も先のものと同
様に、その内部に第1の温度センサである熱電対106
が封入されており、被処理体Wの表面側の温度を検知す
ることができるようになっている。この場合の表面側の
温度とは、面状発熱源20からの直接輻射熱を受けた場
合に得られる温度をいう。
【0045】前記した各熱電対102、106は、被処
理体用ホルダー30内を通過して図1に示す温度測定装
置200に接続されている、この温度測定装置200
は、データやプログラムを蓄積しているメモリ202に
接続されている。また、温度測定装置200は、面状発
熱源20の温度管理を行う温度コントローラ204に接
続されている。さらに、温度測定装置200の出力側に
は、制御装置206が接続されており、この制御装置2
06は、被処理体用ホルダー30の昇降駆動機構44、
第1,第2のシャッター62,64に接続されている。
【0046】温度測定装置200では、被処理体Wの表
面温度および周辺雰囲気温度、さらには裏面温度をそれ
ぞれ測定した結果に応じて、面状発熱源20の発熱量の
制御および被処理体用ホルダー30の駆動制御が設定さ
れるようになっている。
【0047】ここで、被処理体用ホルダー30の昇降駆
動制御について、図1を参照して説明する。同図におい
て、ホルダー30の下限位置P1は、ホルダー30に対
して被処理体Wが受け渡される位置である。ホルダー3
0の上限位置P2は、被処理体Wの処理位置を示してい
る。この各位置P1およびP2の中間位置P3にて、被
処理体用ホルダー30は、その上昇途中にて一旦停止
し、ここで被処理体Wが面状発熱源20により予備加熱
される。
【0048】被処理体用ホルダー30の中間停止位置P
3は、被処理体Wの表面側に位置する熱電対106によ
って検出される周辺雰囲気温度が、400乃至600度
Cに達する位置に設定されることが好ましい。このよう
な温度は、被処理体Wが処理位置に達した際に最も熱吸
収率が高まる温度である。この位置での予備加熱後、被
処理体Wの裏面における複数箇所での温度が表面温度に
対してある程度の許容範囲内にある場合、処理位置P2
への上昇が行われる。
【0049】これにより、被処理体Wは、処理位置P2
に到達するまでの途中の段階で、前記した表面温度に達
する位置P3で一旦停止し、処理位置P2に移行する前
に予備加熱されることになる。このため、温度測定装置
200では、まず、被処理体Wの表面およびその周辺雰
囲気温度が前記した温度に達しているかどうかを、第1
の温度センサ(熱電対106)の出力に基づいて判別す
ることで被処理体Wの停止位置を割出し、この温度に達
している場合の裏面側での複数箇所での温度差が所定範
囲内であるかを複数の第2の温度センサ(熱電対10
2)の出力に基づいて判別することにより、停止時間つ
まり、予備加熱時間を設定することができる。
【0050】上述した温度測定装置200からの情報に
基づくホルダー30の昇降駆動制御は、中間停止位置P
3の位置設定および位置P3での停止時間(予備加熱時
間)の初期設定のためのティーチングにのみ用いること
ができる。この場合、温度測定装置200からの情報に
基づき設定された中間停止位置P3の位置情報および予
備加熱時間に関する時間情報は、制御装置206に接続
されたメモリ208内に格納される。その後、被処理体
Wを連続処理する際には、制御装置206がメモリ20
8より上述の位置情報および時間情報を読出し、ホルダ
ー30の昇降駆動制御を行なうことができる。
【0051】一方、被処理体用ホルダー30の軸方向他
端には、図4に示すように、遮熱部材30Eが設けられ
ている。この遮熱部材30Eはフランジによって構成さ
れ、この端部の下方に位置する冷却ロッド32に連結さ
れている。遮熱部材30Eは、被処理体用ホルダー30
の載置部30Aが熱処理部10内での被処理体Wの処理
位置に設定されているとき、その下方を覆って後述する
被処理体搬入出部50に対する熱輻射を遮断するための
ものである。
【0052】そして、冷却ロッド32は、遮熱部材30
Eを冷却するためのものである。このため、冷却ロッド
32は金属製のもので形成され、内部には、図4に示す
ように、水冷ジャケット32Aが形成されている。な
お、図4中の符号105は、熱電対102、106から
のリード線を示している。
【0053】ところで、このような被処理体用ホルダー
30および冷却ロッド32には、昇降および回転するた
めの駆動機構40が設けられているが、この機構につい
ては、後で詳しく説明する。
【0054】また、被処理体搬入出部50は、プロセス
チューブ12の下端開口の下方に位置する気密室で構成
され、主に、大気に対して気密状態を保ちながら被処理
体用ホルダー30との間で被処理体Wを搬入出する箇所
である。
【0055】このため、被処理体搬入出部50には、図
1及び図5に示すように、第1、第2のロードロック室
52、54と、これらロードロック室52、54からの
被処理体Wをプロセスチューブ12に受渡すための受渡
し室56がそれぞれ配置されている。そして、第1、第
2のロードロック室52、54は、ともに同じ構成とさ
れ、第1のロードロック室52に関して説明すると、第
1、第2のゲートバルブ52A、52B、伸縮・昇降お
よび回転可能な搬送アーム52C、ガス導入孔52D、
ガス排出孔52Eを備えている。
【0056】また、第2のロードロック室54は、第
1、第2のゲートバルブ54A、54B、伸縮・昇降お
よび回転可能な搬送アーム54C、ガス導入孔54D、
ガス排出孔54Eをそれぞれ備えている。
【0057】ゲートバルブ52A、52B、54A、5
4Bは、装置外部とロードロック室52、54との間で
あるいはロードロック室52、54と受渡し室56との
間で被処理体Wを搬入出する際に開き、気密状態を保持
する場合に閉じるという開閉機能を備えている。
【0058】搬送アーム52C、54Cは、例えば多関
節を有するアームにより構成され、装置外部からロード
ロック室52、54へ、あるいは、ロードロック室5
2、54から受渡し室56へと被処理体Wを搬入出する
機能を備えている。
【0059】ガス導入孔52D、54Dは、ロードロッ
ク室52および54を、例えばN2ガスによりパージす
るためのものであり、また、ガス排出孔52E、54E
は、ロードロック室52、54を真空引きするためのも
のである。
【0060】そして、この被処理体搬入で部50の近傍
には、図1に示すように、シャッター駆動部60が設け
られている。
【0061】すなわち、シャッター駆動部60は、プロ
セスチューブ12の下端開口の下方で縦軸方向に沿って
複数設けられた遮熱用の第1のシャッター62、第2の
シャッター64を備えている。この遮熱用の第1、第2
のシャッター62、64は、被処理体搬入出部50をは
さんで縦軸方向両側に配置され、シリンダ等の駆動部材
66により相反する方向に移動することで開閉可能なシ
ャッター板62A、62Bおよび64A、64Bを備え
ている。
【0062】前記各シャッター板は、ともに、水冷ジャ
ケットが内部に形成された断熱構造のものである。これ
らシャッター板のうち、受け渡し位置P1の上方に位置
する第1のシャッター62におけるシャッター板62
A、62Bは、図6に示すように、対向面がL字状に形
成されて重なり合うように構成されている。これは、対
向面同士が密着した際に、プロセスチューブ12からの
輻射熱線の通過を遮断して、気密室の下方の温度が上昇
するのを防止するためである。もちろん、各シャッター
板62A,62Bには、冷却ロッド32を挿通させる孔
が形成されている。
【0063】また、シャッター板62A、62Bは、図
7(A),(B)に示すように、その板厚方向で互いに
オーバラップさせることもできる。なお、同図(A)は
第1のシャッター62の開放状態を示し、同図(B)は
その閉鎖状態を示している。同図(A)に示すように、
各シャッター板62A,62Bの対向端面側には、それ
ぞれ半円状の切り欠け部Cが形成されている。この第1
のシャッター62が閉鎖状態に設定された際にも、半円
状の切り欠け部62C内を、冷却ロッド32が通過でき
るようになっている。
【0064】なお、第2のシャッター64も、第1のシ
ャッター62と同様に構成することができる。被処理体
Wが受け渡し位置P1に設定された際に、その下方から
の熱輻射を防止する技術的意義は下記の通りである。す
なわち、被処理体Wがその受け渡し位置P1に設定され
ると、処理中に加熱されていた遮熱部材30Eが第2の
シャッター64の下方位置に配置される。そこで、この
第2のシャッター64を第1のシャッター62と同様に
密閉構造としておくことで、遮熱部材30Eからの熱輻
射を防止することができる。なお、この各シャッター6
2,64の駆動は、制御装置206により制御されてい
る。
【0065】以上の構成により、受け渡し室56と、第
1,第2のロードロック室52,54との間での被処理
体Wの受け渡しを、ほぼ常温雰囲気にて行なうことがで
きる。
【0066】一方、本実施例では、この第1、第2のシ
ャッター62、64が位置する気密室に被処理体Wの冷
却構造が設けられている。すなわち、図示しないが、被
処理体搬入出部50に被処理体用ホルダー30が位置し
た時の載置部30Aと対向する側方には、被処理体Wの
面と平行して冷却用気体を噴射することができるノズル
が被処理体Wの周方向に沿って複数配置されている。ま
た、被処理体Wの中心位置を境にしてノズルと対向する
位置には、排気口が設けてある。これにより、第1、第
2のシャッター62、64に挟まれた位置に向けて被処
理体用ホルダー30が熱処理部10から退避し、被処理
体搬入出部50に位置した時には、ノズルからの冷却気
体によって被処理体が冷やされ、常温雰囲気下における
被処理体Wの搬出が行なえる。
【0067】また、被処理体Wへの冷却構造としては、
第1のシャッター62を用いることができる。すなわ
ち、この場合には、熱処理部10から退避した被処理体
用ホルダー30の上面に位置する載置部30Aと第1の
シャッター62との間の隙間を小さくして極力接近する
位置に配置する。これにより、第1のシャッター62か
らの冷気を被処理体Wに接触させて被処理体Wを冷却す
ることが可能である。
【0068】ところで、前記した被処理体用ホルダー3
0および冷却ロッド32の駆動機構40は、次のような
構成となっている。
【0069】すなわち、図1において、駆動機構40
は、被処理体用ホルダ30と一体にされている冷却ロッ
ド32の軸方向端部に連結された昇降アーム42を備え
ている。この昇降アーム42は、例えば、ボールネジと
ナットとを組み合わせた昇降機構44によって昇降させ
ることができる。そして、昇降アーム42内には、例え
ば、歯車を介した回転機構が設けられており、この回転
機構は、被処理体用ホルダー30が熱処理部10に対し
て搬入出されるときに少なくとも1回転以上の回転を、
そして、被処理体用ホルダー30が熱処理部10から退
避して被処理体Wを第1のシャッター62の下方に位置
する冷却気体を噴射する噴射ノズルに対向させたときに
は、例えば、60rpm程度の回転を行なわせるように
なっている。
【0070】また、このとき、昇降機構44は、被処理
体Wを噴射ノズルに対して僅かなストロークを以って上
下動させるようになっている。このような昇降機構44
の動作は、ある位置に被処理体用ホルダー30を固定し
た場合、噴射ノズルからの冷却気体の接触が良好に行な
われなくなるのを防止するためである。なお、被処理体
用ホルダー30の昇降動作の際の気密性を確保するため
に、気密室と被処理体用ホルダー30との間には、磁性
流体を用いたシール構造46(図1参照)あるいは図示
しないベローズ構造が設けられている。
【0071】そして、被処理体用ホルダー30は、熱処
理時に必要な回転数を以って回転するようになっている
が、熱処理部10への搬入時および搬出時においても、
少なくとも1回転以上の回転を行ないながら移動する駆
動制御が行なわれる。このような搬入出時での回転は、
面状発熱源20からの輻射熱の供給およびプロセスガス
との接触を均一化することにより、熱処理前後での被処
理体Wの面内均一性を確保するために実行される。
【0072】次に作用について説明する。
【0073】被処理体Wの熱処理を行なう場合には、被
処理体Wが被処理体搬入出部50に搬入される。すなわ
ち、この場合を第2のロードロック室54を対象として
説明すると次のとおりである。なお、図12は、被処理
体用ホルダー30の各位置における温度の変化を示す線
図であり、横軸は時間を、そして縦軸は各位置での温度
を示している。なお、図12中、符号HPは、被処理体
用ホルダー30に被処理体を受け渡す位置P1を示すホ
ームポジションである。符号IPは、被処理体Wの受け
渡しが終了して第1のシャッター62側に近接した上昇
位置で被処理体Wが一次予備加熱を受けるイニシャルポ
ジションを意味している。また、符号CPは、被処理体
Wが二次予備加熱を受ける上述の中間停止位置P3を示
し、さらに符号PPは処理位置P1を示している。
【0074】(1)まず、被処理体Wを搬入する場合、
第2のロードロック室54内をガス導入孔54Dによる
N2 パージすることにより、予め、大気圧と同圧に設定
しておく。外気とロードロック室54内とを同圧にすれ
ば、ゲートバルブ54Bが開いたときに、気体の急激な
流れ込みによる塵や埃等の浸入飛散を防ぐことができ
る。次にゲートバルブ54B(図5参照)を開いて被処
理体Wをロードロック室54内に搬入する。その後、ゲ
ートバルブ54Bが閉じられ、ガス排気孔54Eによっ
て真空引きが実行される。この場合には、受渡し室56
も同様に、予め真空引きされている。さらに、プロセス
チューブ12、第1、第2のシャッター62、64の間
の空間も真空引きすることによりロードロック室54と
同圧にしておく。このような被処理体用ホルダー30へ
の被処理体Wの受け渡しの際には、第1,第2のシャッ
ター62,64は閉じた状態にある。
【0075】一方、ロードロック室54内の搬送アーム
54Cにより、被処理体Wが受渡し室56に搬送される
と、予め、被処理体用ホルダー30の載置部30Aが搬
送アーム54Cの搬送経路上に位置されているので、図
1に示す受け渡し位置P1にて被処理体Wの受け渡しが
行なわれる。このとき、図8に示すように、遮熱部材3
0Eの保有温度が低下していれば、第2のシャッター6
4は開放してもよいが、第1のシャッター62は閉じら
れている。これにより、面状発熱源20から遮熱され、
ロード時での被処理体搬入出部50が過熱状態になるの
が防止される。また、このとき、図12における符号H
Pで示すように、被処理体Wの温度の上昇はない。
【0076】(2)被処理体Wの受渡しが完了すると、
被処理体用ホルダー30が駆動機構40によりわずかに
上昇され(図9参照)、かつ回転が開始される。そし
て、第1のシャッター62が開放されることにより、面
状発熱源20からの輻射熱が直接被処理体Wの表面に照
射されて、イニシャルポジションIPにて一次的な予備
加熱が行われる状態となる。図12に示すように、この
場合の被処理体Wの温度は、面状発熱源20からの距離
が比較的遠いことが原因してさほど急激な上昇はなく、
面内での均一な温度上昇が得られる。
【0077】(3)第1のシャッター62が開放されて
いる段階で被処理体用ホルダー30は、上昇して中間停
止位置P3(図12の位置CP)に向け移動する。そし
て、図10に示すように、面状発熱源20により近付い
た位置にて、二次的な予備加熱が行われる。この二次的
な加熱により、図12に示すように被処理体Wの温度が
例えば400〜600℃まで上昇する。そして、二次的
な加熱は、上述したように被処理体Wの裏面での温度分
布が所定温度で均一になるまで維持される。その後、被
処理体用ホルダー30が再上昇処理位置P2に向け上昇
させられる。
【0078】(4)図11に示すように、処理位置P2
(図12のPP )に達した被処理体Wは、先に実行され
た二次的な加熱によって熱の吸収率が最も良好な状態に
設定されているので、図12に示すように、処理位置P
2に近付くに従い処理温度に接近し、処理温度に達する
までの時間が短くされる。
【0079】しかも、常温からの急激な温度上昇ではな
いので、被処理体Wのスリップや反りを起こすことなく
処理温度に達することができる。
【0080】なお、第1のシャッター62は、被処理体
用ホルダー30が該シャッター62の上方まで移動した
後の段階で閉じ、上方から入射してくる熱線による被処
理体搬入出部50の温度上昇を阻止する。
【0081】上述した二次的な予備加熱の工程では、一
次予備加熱による温度から熱吸収率が最も良好となる温
度分布が得られるまで加熱するようになっているが、二
次的な予備加熱の工程をさらに段階的に実行することも
可能であり、この場合には、各段階での設定温度に達す
るまでの時間をさらに短縮することができる。また、一
次予備加熱を省略することもできる。
【0082】一方、熱処理終了時点では、前述した処理
位置への移動とは逆に、図12に示すように、被処理体
搬入出部50に至る前に予備冷却が行われ、所定温度、
この場合には、常温に近い温度に達してから被処理体用
ホルダー30が被処理体搬入出部50内に下降移動し、
第1のシャッター62が閉じられる。これにより、被処
理体搬入出部50の温度が上昇するのを防止された状態
で被処理体Wの受け渡しが行われる。
【0083】次に、図3に示す構造の被処理体用ホルダ
ー30を用いて、適正なプロセス温度にて被処理体Wを
熱処理する方法について説明する。なお、下記に示す方
法は、図1に示す熱処理装置にても実施できるが、この
方法が実施される他の熱処理装置の例を図13に示す。
【0084】同図において、この熱処理装置が図1に示
す構造と相違する点の1つとしては、縦型プロセスチュ
ーブ12がアウタチューブ12Aとその内側に配置され
るインナーチューブ12Bとで構成されている点であ
る。他の相違点は、第1,第2のシャッター300,3
02が共に、受け渡し室56の上方に配置されている点
である。なお、図13に示す部材のうち、図1に示す部
材と同一機能を有する部材については、同一符号を付し
その詳細な説明を省略する。この図13に示す熱処理装
置も、縦型プロセスチューブ12の上方に面状発熱源2
0を備えており、この面状発熱源20に対して、被処理
体Wをそのホルダー30により昇降移動させることで処
理位置に設定しており、基本的構造は図1に示すものと
同一である。
【0085】図13に示す熱処理装置においては、面状
発熱源20は、ウエハWを例えば1000℃のプロセス
温度に維持するように、その加熱条件が設定されてい
る。そして、ウエハWを保持したホルダー30は、昇降
機構40により、受け渡し室56から上昇され、面状発
熱源20から距離Lだけ離れた処理位置に停止される。
【0086】ウエハWの温度は、その停止後から約10
秒経過することで、1000℃のプロセス温度まで昇温
される。このとき、面状発熱源20に近い側の熱電対1
06は、例えば1020℃を検出する。一方、面状発熱
源20よりも離れた位置の熱電対102は、例えば98
0℃を検出する。ここで、温度測定装置200に接続さ
れたメモリ202内には、上述した2つの熱電対10
2,106より得られた2種の温度データに基づいてウ
エハWの実際の温度を検出するための基準データが格納
されている。この基準データとしては、例えばウエハW
の処理位置を複数種の条件に設定しておき、そのときの
ウエハWの実測温度(例えば熱電対を直接接触させて測
定しておく)と、このときのウエハWの上下の2つの熱
電対102,106での実測温度とを挙げることができ
る。本実施例では、温度測定装置200は、2つの熱電
対102,106にて計測された温度(1020℃およ
び980℃)と、上述したメモリ200内に格納された
基準データとに基づいて、例えば直線補間によりウエハ
Wの実際の温度を検出する。
【0087】同様に、ウエハWのプロセス温度を900
℃に設定するには、ホルダー30を昇降機構40により
下降させ、熱電対102,106の測定温度を、温度測
定装置200に入力させる。そして、温度測定装置20
0では、例えば熱電対106が920℃、他の熱電対1
02が880℃を検出したとき、上述した直線補間によ
りウエハWの実際の温度が900℃であると検出するこ
とができる。
【0088】なお、熱電対102,106とウエハWの
温度との関係は、直線比例関係に限らず、他の相関も考
えられる。この相関は、熱電対102,106とウエハ
との距離によっても変わるし、あるいは面状発熱源20
の形状または大きさ等によっても変化する。また、面状
発熱源20とウエハWとの間の距離Lによっても上記相
関に影響が生ずる。そこで、メモリ202内に格納され
る基準データとしては、予め実測されたウエハの温度
と、熱電対102,106の温度とを、種々のプロセス
温度条件下にて計測して記憶させておくことが好まし
い。
【0089】次に、図13の熱処理装置を用いて、成膜
プロセスを実施する場合の作用について説明する。ウエ
ハWが所定の成膜温度例えば、900℃に設定されたと
き、ガス導入口14から成膜ガスが所定量供給される。
これにより、ウエハWへの成膜が開始される。
【0090】このとき、900℃近くに加熱された部材
であって、成膜ガスと接触する部材にもウエハWと同様
に成膜されるおそれがある。例えば、縦型プロセスチュ
ーブの12の内面、あるいは熱電対保護管100,10
4の外壁面にもウエハWと同様に、図14に示すように
符号310にて図示した成膜がなされる。また、この各
部材12,100,104に付着する膜厚の厚さは、縦
型プロセスチューブ12内にて繰り返し実施される成膜
プロセスの回数に応じて厚くなる。
【0091】このように、各部材12,100,104
への成膜量が厚くなると、面状発熱源20の発熱量は一
定であっても、ウエハWへ到達する熱量の一部が、成膜
された膜により吸収され、ウエハWの実際の加熱温度が
低下してしまう。
【0092】そこで、この様な場合に対処するため、各
種のプロセス温度ごとに、上述した各部材1,100,
104に付着する膜厚が種々変化した場合の、ウエハW
の実際の温度と、その上下の2つの熱電対102,10
6での測定温度とを、補正データとしてメモリ202に
記憶させておくとよい。また各部材12,100,10
4への成膜量の厚さは、プロセス開始時から経時した装
置の稼動時間と相関があるため、各測定温度と稼動時間
との関係をメモリ202に記憶させておくとよい。こう
すると、現在の稼動時間に関するデータと熱電対10
2,106にて得られた温度測定データと、予めメモリ
202内に格納された補正データとに基づいて、予め把
握された相関関係に従って、例えば直線補間することに
よって、ウエハwの実際の温度を検出することができ
る。これにより、縦型プロセスチューブ12または熱電
対保護管100,104への成膜に起因して、熱電対1
02,106での測定温度が低下した場合にも、ウエハ
Wの正確な温度を検出することができる。また、温度測
定装置200の出力を入力する制御装置206は、上述
した測定によりウエハWの実際の温度がプロセス温度よ
りも低い場合には、昇降機構44を駆動制御すること
で、ウエハWを面状発熱源20により近接する位置に補
正させている。この結果、上述した成膜等に起因してウ
エハWに入射する熱線量が低下し、実際のプロセス温度
が得られない場合にも、速やかにウエハWの処理位置を
補正して、同一温度条件下でのプロセスを実行をできる
ようにすることができる。
【0093】なお、本発明は、前記実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々変形実施する
ことが可能である。
【0094】例えば、本発明が対象とする被処理体は、
半導体ウエハ以外にも例えば、LCD等であっても良
い。さらに、本発明が適用される熱処理装置としては、
CVD装置以外にも、例えば、酸化、拡散、アニールに
適用される装置を対象とすることもできる。
【0095】
【発明の効果】請求項1の発明では、加熱源に対して処
理位置よりも離れた中間停止位置にて、被処理体を予備
加熱しているため、被処理体の急激な温度上昇を抑え、
被処理体のスリップ、そり等を防止し、さらに被処理体
の面内温度の均一性を向上させることができる。
【0096】請求項2の発明によれば、複数の中間停止
位置にて予備加熱を段階的に行なうことで、プロセス温
度が高い場合にも、被処理体の急激な温度上昇を防止で
きる。
【0097】請求項3の発明によれば、被処理体をホル
ダーに受け渡す間にわたってシャッターが閉鎖され、そ
の後開放されるので、被処理体の受け渡し雰囲気の温度
を過度に上昇することがなく、ほぼ常温雰囲気での受け
渡しを実施することができる。
【0098】請求項4の発明によれば、被処理体が受け
渡し位置から上方に移動した後にシャッター部材が速や
かに閉鎖されるので、次回の受け渡し時にもその雰囲気
温度が過度に上昇することがない。
【0099】請求項5の発明によれば、予備加熱される
被処理体の温度を、熱源からの直接熱輻射の影響のない
被処理体裏面側で行ない、かつ裏面側の複数箇所にて温
度センサにより測定を行なっているので、被処理体の面
内温度の均一性が確保された後に、処理位置に向けての
上昇を行なうことができる。
【0100】請求項6の発明によれば、被処理体の裏面
側で計測された第2の温度センサでの測定温度が、被処
理体の表面側に設けられた第1の温度センサでの測定温
度に近付いた後に、被処理体が再上昇されるので、被処
理体を予め設定した予備加熱温度まで正確に昇温するこ
とができる。
【0101】請求項7の発明では、被処理体の温度を、
その上方および下方に設けた第1,第2の温度センサで
の測定温度を、予め把握された両者の相関に基づいて補
正することで正確に検出することができ、しかも被処理
体と非接触での温度計測を行なうことができる。
【0102】請求項8の発明によれば、上述した被処理
体の精度の高い温度に基づいて、加熱源と被処理体のと
の距離を変更することで、予め定められたプロセス温度
にて被処理体を熱処理することができる。
【0103】請求項9の発明によれば、プロセスチュー
ブおよび熱電対保護管に付着する膜によって温度センサ
での測定温度および被処理体の加熱温度が低下した場合
にも、被処理体の処理位置を的確に補正して、適正なプ
ロセス温度での処理を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す熱処理装置の全体構成を
説明するための断面図である。
【図2】図1に示した熱処理装置に用いられる給気パイ
プの構造を示す斜視図である。
【図3】図1に示した被処理体用ホルダーでの温度検出
部の構造を示す断面図である。
【図4】図1に示した装置における被処理体用ホルダー
の一部を示す断面図である。
【図5】図1に示した装置における被処理体搬入出部の
構造を示す模式的な平面図である。
【図6】図1に示した装置における第1のシャッターの
閉鎖を示す断面図である。
【図7】(A),(B)はそれぞれ図6とは異なる第1
のシャッターの開放、閉鎖状態を示す平面図である。
【図8】図1に示した装置での被処理体の受け渡し工程
を示す模式図である。
【図9】図1に示した装置での一次予備加熱工程を示す
模式図である。
【図10】図1に示した装置での二次予備加熱工程を示
す模式図である。
【図11】図1に示した装置によって得られる動作のさ
らに別の態様を示す模式図である。
【図12】図8及至図11に示した動作における被処理
体の位置と温度関係とを説明するための特性図である。
【図13】熱処理装置の変形例を示す概略断面図であ
る。
【図14】熱電対保護管に成膜した状態を説明するため
のホルダーの概略説明図である。
【符号の簡単な説明】
10 処理部 12 プロセスチューブ 14 給気パイプ 14A 予熱部 30 被処理体用ホルダー 30A 載置部 50 気密室で構成された被処理体搬入出部 60 シャッター駆動部 62 第1のシャッター 64 第2のシャッター 102、106 熱電対 200 温度測定装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体の搬入出用の下端開口を有し、
    処理位置に配置される被処理体を加熱する熱源を上方に
    備えている縦型プロセスチューブと、 水平に支持した状態の前記被処理体を、前記開口から前
    記プロセスチューブ内に搬入して前記処理位置に設定す
    る上方停止位置と、前記開口より下方に前記被処理体を
    搬出して受け渡し位置に設定する下方停止位置と、の間
    を上下動可能な被処理体用ホルダーと、 を有する熱処理装置において熱処理するにあたり、 前記被処理体用ホルダーを上昇駆動させて、前記上方停
    止位置と前記下限停止位置との間の中間位置にて停止
    し、前記熱源により前記被処理体を予備加熱する工程を
    設けたことを特徴とする熱処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記予備加熱工程は、前記被処理体用ホルダーが前記上
    方停止位置と下方停止位置との間で異なる複数の中間位
    置にて停止されて実施されることを特徴とする熱処理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記受け渡し位置に設定された前記被処理体の上方領域
    を開閉するシャッター部材と、 前記被処理体用ホルダーの前記下方停止位置の側方に、
    ゲートバルブを介して連結されたロードロック室と、 を設け、 前記シャッター部材を閉鎖状態として、前記下方停止位
    置に停止された前記被処理体用ホルダーに、前記ロード
    ロック室から前記被処理体を受け渡す工程と、 その後前記シャッター部材を開放する工程と、 をさらに設けたことを特徴とする熱処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記被処理体用ホルダーの上昇移動により、前記被処理
    体が前記シャッター部材の上方に移動した後、前記シャ
    ッター部材を閉鎖する工程を有することを特徴とする熱
    処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記被処理体用ホルダーは、予備加熱される前記被処理
    体の裏面側の複数ヵ所に設けられた温度センサでの測定
    温度の温度差が所定値以下になったときに、前記中間位
    置より上方に再上昇移動されることを特徴とする熱処理
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記被処理体用ホルダーは、予備加熱される前記被処理
    体の表面側に設けられた第1の温度センサでの測定温度
    と、予備加熱される前記被処理体の裏面側に設けられた
    第2の温度センサでの測定温度と、の温度差が所定値以
    下になったときに、前記中間位置より上方に再上昇移動
    されることを特徴とする熱処理方法。
  7. 【請求項7】 被処理体の搬入出用の下端開口を有し、
    処理位置に配置される被処理体を加熱する熱源を上方に
    備えている縦型プロセスチューブと、 水平に支持した状態の前記被処理体を、前記開口から前
    記プロセスチューブ内に搬入して前記処理位置に設定す
    る上下動可能な被処理体用ホルダーと、 前記ホルダーに固定され、前記被処理体が前記加熱源と
    対面するの表面側の温度を前記被処理体と非接触で測定
    する第1の温度センサと、 前記ホルダーに固定され、前記被処理体の裏面側の温度
    を前記被処理体と非接触で測定する第2の温度センサ
    と、 前記第1,第2の温度センサの出力に基づいて、前記被
    処理体の温度を検出する温度検出手段と、 を有することを特徴とする熱処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記温度検出手段の出力に基づいて、前記被処理体用ホ
    ルダーを移動制御する制御手段をさらに設けたことを特
    徴とする熱処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記縦型プロセスチューブは前記被処理体を成膜処理す
    るものであり、 前記第1,第2の温度センサは、温度測定子とそれを覆
    う保護管とを含み、 前記制御手段は、前記プロセスチューブ又は保護管への
    成膜に起因して前記第1,第2の温度センサでの測定温
    度が低下した際には、前記被処理体用ホルダーの停止位
    置を制御して、前記加熱源に近接する方向に補正された
    前記処理位置に前記被処理体を設定することを特徴とす
    る熱処理装置。
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