JPH09259598A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

Info

Publication number
JPH09259598A
JPH09259598A JP8062653A JP6265396A JPH09259598A JP H09259598 A JPH09259598 A JP H09259598A JP 8062653 A JP8062653 A JP 8062653A JP 6265396 A JP6265396 A JP 6265396A JP H09259598 A JPH09259598 A JP H09259598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check bit
circuit
data
address
check
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8062653A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Miyata
宏紀 宮田
Hiroshi Saito
寛 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
PFU Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, PFU Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP8062653A priority Critical patent/JPH09259598A/ja
Publication of JPH09259598A publication Critical patent/JPH09259598A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、記憶装置に関し、メモリの利用効
率を低下させることなく、CPUから多くのメモリ要求
を受け付けることを目的とする。 【解決手段】 チェックビット書き込み回路33は、C
PU20から送られたデータのチェックビットを生成
し、CPU20から送られたアドレスに基づいてチェッ
クビットアドレスを生成する。チェックビット書き込み
キュー回路34は、チェックビット書き込み回路33が
生成したチェックビット及びチェックビットアドレスを
互いに対応させて格納する。CPU20からの読み出し
要求及び書き込み要求が無い期間に、チェックビット書
き込み回路33が、チェックビット書き込みキュー回路
34の格納するチェックビットを、チェックビット書き
込みキュー回路34の格納するチェックビットアドレス
に書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置に関し、
特にデータのエラーチェック機能を有しチェックビット
をデータとは別のメモリ空間に記憶する記憶装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】記憶装置において、データの信頼性を向
上させるために、一般に、パリティやECC等のチェッ
クビットを設けてデータの読み出しエラーをチェックす
ることが行われる。チェックビットとこれが対応するデ
ータとの対応関係は常に維持されていなければならな
い。
【0003】従って、従来、チェックビットは、例えば
対応するデータのサイズ(例えば8ビット)を当該チェ
ックビットの大きさ(例えば1ビット)だけ大きくした
サイズ(例えば9ビット)にして、ここに格納してい
た。即ち、チェックビットは、対応するデータと同一ア
ドレス上に当該データの一部として格納され、書き込み
/読み出しされていた。
【0004】しかし、この方式による場合、データのサ
イズを大きくした分だけ、記憶装置のメモリ制御回路の
信号線の数を増加させなければならない。即ち、チェッ
クビットが付加された専用の構成(例えば×9ビット構
成)の記憶素子を用いなければならない。逆に、チェッ
クビットが付加されていない一般の構成(例えば×8ビ
ット構成)の記憶素子を用いる場合、当該データ格納用
の記憶素子とは別に、チェックビット格納用の記憶素子
を用意しなければならない。
【0005】そこで、チェックビット格納用の記憶領域
を予めメモリ空間内における所定の領域に割り付け、対
応するデータを読み出す時に当該チェックビットをも読
み出す方式が提案されている(例えば、特開昭55─1
658号、特開平3─184146号、特開平4─33
6644号)。この方式によれば、記憶装置のメモリ制
御回路の信号線の数を増加させたり、専用の構成の記憶
素子を用いる必要がなく、一般の構成の記憶素子を用い
る場合でもチェックビット格納用の記憶素子を用意する
必要がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の方式によれば、
メモリ空間内においてチェックビットをデータとは別に
格納するので、以下のような問題があった。
【0007】この方式をDRAM、SRAM、フラッシ
ュメモリ等の書き込み/読み出しを行い得るメモリに適
用した場合、ROM(読み出し専用メモリ)のようにア
ドレスが固定されていないので、チェックビットとデー
タとについて相互に対応関係を維持しつつ書き込み/読
み出しを行う必要がある。
【0008】このチェックビットとデータとについての
対応関係を維持した書き込み/読み出しは、例えばソフ
トウェアによって行うことができる。しかし、ソフトウ
ェアによる場合、記憶装置のメモリ制御回路に専用のC
PUを設ける必要があり、また、書き込み/読み出しの
速度の向上の障害となる。
【0009】一方、このチェックビットとデータとにつ
いての対応関係を維持した書き込み/読み出しは、ハー
ドウェアによって行うことができる。しかし、ハードウ
ェアによる場合であっても、データの書き込みの際に、
当該データの書き込み動作に加えてチェックビットの書
き込み動作を行う必要があることに変わりない。従っ
て、これらの2つの書き込み動作が終了するまで、CP
Uからの次のメモリ要求(書き込み/読み出しの要求)
を受け付けることができなかった。
【0010】以上とは別に、前述の方式によれば、メモ
リ空間内におけるチェックビットの格納方式によって
は、以下のような問題があった。チェックビットの大き
さ(例えば1ビット)はアクセスするデータの大きさ
(例えば8ビット)に対して小さいのが通常である。一
方、メモリ空間は、その全体を同一の構成(例えば×8
ビット構成)の記憶素子によって構成するのが通常であ
る。このため、チェックビットは、メモリ空間内のチェ
ックビット格納用の記憶領域において、データの大きさ
と同様の大きさがある格納領域の一部だけを用いて格納
するか、または、何個かのチェックビットをまとめてデ
ータの大きさと同様の大きさのデータ列にして格納する
必要がある。
【0011】前者の場合、大きな未使用の空間が生じ
て、資源としてのメモリの利用効率が低下するので、現
実には採用できない。これに対して、後者の場合、メモ
リは最大限に利用できる。しかし、1個のデータだけ書
き込む(ライトする)場合、複数個のチェックビットを
まとめてデータの大きさと同様の大きさにしたものを一
旦メモリから読み出し(リードし)、当該ライトするデ
ータのチェックビットのみを書き換えた後に、再びメモ
リにライトする必要がある。即ち、いわゆるリードモデ
ィファイライト動作が必要になる。このため、メモリへ
の書き込み性能が著しく低下する。
【0012】本発明は、メモリの利用効率及びメモリへ
の書き込み性能を低下させることなく、CPUから多く
のメモリ要求を受け付けることが可能なエラーチェック
機能を有する記憶装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、メモリの利用効率及びメ
モリへの書き込み性能を低下させることなく、チェック
ビットを含めたメモリからのデータの読み出し動作を高
速にできるエラーチェック機能を有する記憶装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり、本発明による記憶装置100の構成を示す。
記憶装置100は、データとこれに対応するチェックビ
ットとを異なるアドレスに格納するメモリ40と、CP
U20に接続されこれからのメモリ40への読み出し要
求及び書き込み要求を実行するメモリ制御回路30とか
らなる。メモリ制御回路30はチェックビット書き込み
回路33とチェックビット書き込みキュー回路34とを
備える。
【0015】チェックビット書き込み回路33は、CP
U20から送られたデータに基づいてこれに対応するチ
ェックビットを生成し、CPU20から送られたデータ
に対応するアドレスに基づいて前記生成されたチェック
ビットを格納するチェックビットアドレスを生成し、チ
ェックビットアドレスにチェックビットを書き込む。チ
ェックビット書き込みキュー回路34は、チェックビッ
ト書き込み回路33が生成したチェックビット及びチェ
ックビットアドレスを互いに対応させて格納する。CP
U20からのメモリ40への読み出し要求及び書き込み
要求が無い期間において、チェックビット書き込み回路
33が、チェックビット書き込みキュー回路34の格納
するチェックビットを、これに対応するチェックビット
書き込みキュー回路34の格納するチェックビットアド
レスに書き込む。
【0016】本発明の記憶装置によれば、CPU20か
ら送られたデータに基づいて生成されたチェックビット
及びCPU20から送られた前記データに対応するアド
レスに基づいて生成されたチェックビットアドレスが、
チェックビット書き込みキュー回路34に互いに対応さ
せられて一時的に格納される。
【0017】従って、本発明の記憶装置は、チェックビ
ット書き込みキュー回路34と言うハードウェアによっ
てチェックビットとデータとについて相互に対応関係を
維持しつつ、書き込み及び読み出しを行うことができ
る。これにより、メモリ40の書き込み及び読み出しの
実行速度を向上できる。
【0018】また、本発明の記憶装置においては、チェ
ックビット及びチェックビットアドレスがチェックビッ
ト書き込みキュー回路34に一時的に保持されるので、
当該データの書き込みに連続してチェックビットの書き
込みを行う必要がない。従って、メモリ40の書き込み
速度を向上できる。これにより、当該データの書き込み
さえ終了すれば、チェックビットの書き込みを行うこと
なく、CPU20からの次の書き込み要求及び読み出し
の要求を受け付けることができる。
【0019】更に、本発明の記憶装置においては、チェ
ックビット及びチェックビットアドレスがチェックビッ
ト書き込みキュー回路34に一時的に保持されるので、
チェックビットの書き込みをCPU20からメモリ要求
が出されていない期間において実行することができる。
即ち、チェックビットの書き込みは、CPU20からは
隠れて見えない書き込み動作である。従って、チェック
ビットの書き込みがCPU20からのメモリ要求の実行
の障害となることはない。これにより、メモリ40にお
いてデータとこれに対応するチェックビットとを異なる
アドレスに格納する方式を採用しても、メモリ40への
書き込み性能が低下することがない。
【0020】本発明の記憶装置によれば、メモリ40に
おいてデータとこれに対応するチェックビットとを異な
るアドレスに格納する方式を採用することによってメモ
リの利用効率の低下を防止しつつ、CPU20からより
多くのメモリ要求を受け付け、また、CPU20から見
たメモリ40の性能を向上できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図2は記憶装置構成図であり、本
発明の記憶装置100の構成を示す。図1において、記
憶装置100は、データバス、アドレスバス、コントロ
ールバスを介して、CPU20に接続される。
【0022】CPU20は、記憶装置100又はメモリ
制御回路30に対して、メモリ40についての読み出し
要求及び書き込み要求を送出する。読み出し要求におい
て、読み出すべきアドレスも送出される。書き込み要求
において、書き込むべきデータ及びそのアドレスも送出
される。
【0023】メモリ制御回路30はCPU20に接続さ
れ、これとの間で、アドレスバスを介してアドレス(ア
ドレス信号)の授受を行い、データバスを介してデータ
の授受を行い、コントロールバスを介して各種の制御信
号の授受を行う。メモリ制御回路30の送出するエラー
応答(エラー応答信号)は、コントロールバスを介して
CPU20に送られる。CPU20は、コントロールバ
スを介して、メモリ40への読み出し要求及び書き込み
要求をメモリ制御回路30に送出する。メモリ制御回路
30はメモリ40の読み出し要求及び書き込み要求を実
行する。
【0024】メモリ制御回路30はメモリ40に接続さ
れ、これとの間で、(ローカル)アドレスバスを介して
アドレスの授受を行い、(ローカル)データバスを介し
てデータの授受を行い、(ローカル)コントロールバス
を介して各種の制御信号の授受を行う。メモリ制御回路
30は、コントロールバスを介して、メモリ40への読
み出し要求及び書き込み要求を送出して、CPU20か
ら要求されたメモリ40の読み出し要求及び書き込み要
求を実行する。
【0025】メモリ制御回路30は、読み出し書き込み
制御回路31、データ書き込み回路32、チェックビッ
ト書き込み回路33、チェックビット書き込みキュー回
路34、読み出し回路35、エラー処理回路36、パス
ワード回路37を備える。
【0026】読み出し書き込み制御回路31は、チェッ
クビット書き込みキュー回路34を参照してメモリ制御
回路30の他の各回路を制御し、メモリ40についての
読み出し及び書き込みを行う。データ書き込み回路32
はメモリ40のデータ空間41の指定されたアドレスへ
データを書き込む。チェックビット書き込み回路33
は、チェックビット及びチェックビットアドレスを生成
し、メモリ40のチェックビット空間42の当該チェッ
クビットアドレスへ当該チェックビットを書き込む。チ
ェックビット書き込みキュー回路34はチェックビット
書き込み回路33が生成したチェックビット及びチェッ
クビットアドレスを一時的に格納する。読み出し回路3
5はメモリ40のデータ空間41からデータを読み出
し、チェックビット空間42から複数のチェックビット
(チェックビットデータ)を読み出す。エラー処理回路
36は、読み出し回路35が読み出したデータと、読み
出し回路35が読み出したチェックビットデータから選
択したチェックビット又はチェックビット書き込みキュ
ー回路34が格納するチェックビットとを用いて、エラ
ーチェックを行う。パスワード回路37は予めメモリ4
0に記憶されたパスワードの設定(解除)を行う。
【0027】メモリ40はデータとこれに対応するチェ
ックビットとを異なるアドレスに格納する。即ち、メモ
リ40において、データはデータ空間41に格納され、
チェックビットはチェックビット空間42に格納され
る。データ空間41とチェックビット空間42とは、メ
モリ40のメモリ空間においてアドレスによって区切ら
れる。チェックビットは複数のチェックビットの集合
(チェックビットデータ)として同一のアドレスに格納
される。チェックビットの読み出し及び書き込みは、チ
ェックビットデータを単位として行われる。チェックビ
ットデータは、複数のデータに対応する複数のチェック
ビットをまとめて、1個のデータと同一の大きさとした
データ列である。
【0028】メモリ40は、書き込み及び読み出しを行
い得る記憶素子(RAM)であり、例えばフラッシュメ
モリからなる。従って、書き込みを行うためには予め記
憶されたパスワードの設定(解除)が必要であるので、
メモリ制御回路30がパスワード回路37を備える。従
って、メモリ40がDRAM又はSRAMからなる場
合、パスワード回路37は省略される。
【0029】図3はメモリ40の構成を示す。図3に示
すように、メモリ40のデータ空間41において、アド
レスX'n0000 乃至X'n0007 に8個のデータD0乃至D7
が格納される。この例において、同一のアドレスに格納
されたものを1個のデータと言う。1個のデータ(の大
きさ)は8ビットからなる。
【0030】チェックビットはパリティチェック用の1
ビットからなる。データD0乃至D7に、各々、チェッ
クビットP0乃至P7が対応する。データD0乃至D7
に対応する8個のチェックビットP0乃至P7がまとめ
られて1個のチェックビットデータとされる。チェック
ビットデータは、チェックビット空間42の同一のアド
レスX'nppp0 に格納される。チェックビットデータのア
ドレスX'nppp0 が、データD0乃至D7の最後尾のアド
レスX'n0007 に連続する必要はない。
【0031】アドレスX'nppp0 のチェックビットデータ
において、データD0乃至D7の中の最小のアドレスX'
n0000 を持つデータD0のチェックビットP0が最下位
ビットとされ、最大アドレスX'n0007 のデータD7のチ
ェックビットP7が最上位ビットとされる。即ち、チェ
ックビットデータにおける各チェックビットの位置は、
当該チェックビットの対応するデータのアドレス(の最
下位ビットの値)によって定まる。この関係はハードウ
ェアによって常に維持される。
【0032】図4はパスワード回路37を除くメモリ制
御回路30の構成を示す。図4に示すように、メモリ制
御回路30は、タイミング回路(TG)1、アドレス変
換回路3、アドレスキュー4、アドレス比較回路2、マ
ルチプレクサ5、チェックビット生成回路6、チェック
ビットキュー7、リードモディファイライト回路(RM
W)11、マルチプレクサ8、マルチプレクサ9、エラ
ーチェック回路(ECC)10を備える。
【0033】読み出し書き込み制御回路31はタイミン
グ回路1及びアドレス変換回路3からなる。データ書き
込み回路32はマルチプレクサ5及びマルチプレクサ8
からなる。チェックビット書き込み回路33は、アドレ
ス変換回路3、チェックビット生成回路6、マルチプレ
クサ5、マルチプレクサ8、リードモディファイライト
回路11からなる。チェックビット書き込みキュー回路
34はアドレスキュー4とチェックビットキュー7とか
らなる。読み出し回路35はマルチプレクサ5からな
る。エラー処理回路36はマルチプレクサ9及びエラー
チェック回路10からなる。
【0034】タイミング回路1は、CPU20から送出
された各種の制御信号を取り込んで、これに基づいてメ
モリ制御回路30の他の各回路の制御信号及びメモ40
の制御信号を所定のタイミングで形成してこれらに対し
て送出する。これにより、タイミング回路1はCPU2
0からのメモリ要求(書き込み要求及び読み出し要求)
を実行する。
【0035】アドレス変換回路3は、タイミング回路1
からの制御信号に従って、読み出し及び書き込みの対象
であるデータに対応するアドレスを取り込んで、これに
基づいて当該データに対応するチェックビットのチェッ
クビットアドレスを生成して(変換して)出力する。
【0036】チェックビット生成回路6は、タイミング
回路1からの制御信号に従って、CPU20からのメモ
リ40への書き込み要求がある場合、CPU20から送
出されたデータを取り込んで所定の演算を行うことによ
って、当該データに基づいてこれに対応するチェックビ
ットを生成して出力する。
【0037】アドレスキュー4はアドレス変換回路3の
生成したチェックビットアドレスを一時的に格納する。
チェックビットキュー7はチェックビット生成回路6の
生成したチェックビットを一時的に格納する。アドレス
キュー4及びチェックビットキュー7は、所定の段数の
FIFOバッファからなり、互いに同一の段数の単位回
路を有し同一の数のアドレス及びチェックビットを格納
できる大きさとされる。アドレスキュー4の単位回路は
8ビットのデータ幅であり、チェックビットキュー7の
単位回路は1ビットのデータ幅である。なお、FIFO
バッファに代えて、シフトレジスタを用いても良い。
【0038】アドレスキュー4及びチェックビットキュ
ー7である2個のFIFOバッファは、タイミング回路
1からの制御信号に従って、チェックビット及びチェッ
クビットアドレスを互いに対応させて格納し、その先頭
(マルチプレクサ5及びリードモディファイライト回路
11側)に存在するチェックビットアドレス及びチェッ
クビットを、各々、マルチプレクサ5及びリードモディ
ファイライト回路11に出力する。また、チェックビッ
トキュー7は、タイミング回路1からの制御信号に従っ
て、これが格納するチェックビットの中で、アドレス比
較回路2における比較の結果一致したチェックビットア
ドレスに対応するチェックビットをマルチプレクサ9に
出力する。
【0039】アドレス比較回路2は、タイミング回路1
からの制御信号に従って、CPU20からのメモリ40
への読み出し要求がある場合、アドレス変換回路3が生
成したチェックビットアドレスとチェックビットキュー
4の格納するチェックビットアドレスの各々とを比較す
る。アドレス比較回路2は、比較の結果、一致するチェ
ックビットアドレスが存在する場合及び存在しない(不
一致である)場合、各々、一致信号及び不一致信号をタ
イミング回路1に対して送出する。
【0040】マルチプレクサ5は、タイミング回路1か
らの制御信号に従って、アドレスキュー4が出力するア
ドレスと、CPU20からのアドレス(又はアドレス変
換回路3の出力するチェックビットアドレス)とのいず
れか一方を択一的に出力する。マルチプレクサ5の出力
するアドレスはメモリ40に入力される。
【0041】マルチプレクサ8は、タイミング回路1か
らの制御信号に従って、リードモディファイライト回路
11が出力する(新たな)チェックビットデータと、C
PU20からのデータとのいずれか一方を択一的に出力
する。マルチプレクサ8の出力するデータはメモリ40
に入力される。
【0042】マルチプレクサ9は、タイミング回路1か
らの制御信号に従って、チェックビットキュー7が出力
するチェックビットと、メモリ40からのチェックビッ
トとのいずれか一方を択一的に出力する。実際には、マ
ルチプレクサ9は、メモリ40から送出されたチェック
ビットデータ(8ビット)の中からエラーチェックに用
いるためのチェックビット(1ビット)を選択する。即
ち、CPU20からの読み出し要求のアドレス(の最下
位ビットの値)に基づいて、当該エラーチェックに用い
るためのチェックビットを選択する。
【0043】エラーチェック回路10は、タイミング回
路1からの制御信号に従って、マルチプレクサ9の出力
するチェックビット(当該データに対応するチェックビ
ット)と、メモリ40からのデータとを用いて当該デー
タについてのエラーチェックを行う。エラーチェック回
路10は、CPU20に対して、エラーチェックによっ
てエラーが発見された場合エラー応答を送出し、エラー
が発見されない場合エラー応答を送出しない。
【0044】リードモディファイライト回路11は、タ
イミング回路1からの制御信号に従って、チェックビッ
トキュー7の出力するチェックビットとメモリ40から
のチェックビットデータとを用いて、当該チェックビッ
トデータをモディファイ(交換)して出力する。即ち、
メモリ40からのチェックビットデータ(8ビット)の
中から、当該チェックビットを書き込むべきビット位置
にあるチェックビットを選択して、これを当該チェック
ビットに変更して新たなチェックビットデータを形成す
る。この選択のために、例えば、CPU20からの書き
込み要求のアドレスの最下位ビット(1ビット)の値
が、チェックビットキュー7においてチェックビットの
各々に付加される。
【0045】次に、記憶装置100における書き込み動
作について図4及び図5を参照して説明する。図5は記
憶装置100における書き込み動作を示す図である。タ
イミング回路1は、チェックビット書き込みキュー回路
34に空きが無い時、CPU20に対してビジー信号を
送出してメモリ要求を受け付けず、チェックビット書き
込みキュー回路34に格納されたチェックビットの書き
込み(チェックビットライトサイクル)を優先して実行
する。チェックビットライトサイクルについては後述す
る。
【0046】このために、チェックビット書き込みキュ
ー回路34(アドレスキュー4又はチェックビットキュ
ー7の一方)において、例えばその単位回路にフラグが
付加される。対応する単位回路にチェックビットアドレ
ス又はチェックビットが書き込まれた時点で、対応する
フラグがオン(“1”又はハイレベル)とされる。最後
尾(アドレス変換回路3及びチェックビット生成回路6
側)の単位回路に対応するフラグのオンに応じて、タイ
ミング回路1がビジー信号を送出する。
【0047】CPU20が、記憶装置100のメモリ制
御回路30に対して、メモリ40への書き込み要求(C
PU−WRITE)を送出すると共に、アドレスA0
(図3のX'n0000 )及びデータD0を送出する。
【0048】タイミング回路1は、メモリ40への書き
込み要求がある場合、自己がビジー信号を送出していな
いからチェックビット書き込みキュー回路34に空きが
有るので、当該書き込み要求(ライトサイクル)を実行
する。即ち、データの書き込みに必要な各種の制御信号
を形成して、データ書き込み回路32にデータの書き込
みを行わせる。
【0049】タイミング回路1がメモリ40への書き込
み要求(RAM−WRITE)を形成してメモリ40に
送出する。これと共に、マルチプレクサ5及びマルチプ
レクサ8が、タイミング回路1の制御により、メモリ制
御書き込み30に取り込んだアドレスA0及びデータD
0をメモリ40に送出する。これにより、メモリ40に
おいて、当該データD0が当該アドレスA0(X'n0000
)に書き込まれる。タイミング回路1はCPU20に
対して書き込み終了(CPU−ACK)を送出する。以
上で書き込みのメモリサイクル(ライトサイクル)は終
了する。
【0050】タイミング回路1は、ライトサイクルが実
行される場合、これに並行して(又は当該ライトサイク
ルの一部として)、チェックビット書き込み回路33に
当該書き込みされるデータD0についてのチェックビッ
トDP0及びチェックビットアドレスAPを生成させ
て、これをチェックビット書き込みキュー回路34に格
納させる。このために、タイミング回路1は、ライトサ
イクルにおいて、取り込んだアドレスA0及びデータD
0をアドレス変換回路3及びチェックビット生成回路6
に入力する。
【0051】アドレス変換回路3が、アドレスA0に基
づいてチェックビットを書き込むべきアドレス(チェッ
クビットアドレス)AP(図3のX'nppp0 )を生成す
る。チェックビットアドレスAPはアドレスキュー4に
記憶される。チェックビット生成回路6が、データD0
に基づいてチェックビットDPn(図3のP0であって
新しいもの、以下P0’)を生成する。チェックビット
DPnはチェックビットキュー7に記憶される。
【0052】チェックビットアドレスAP及びチェック
ビットDPnは、アドレスキュー4及びチェックビット
キュー7において、フラグのオンしていない最も先頭側
の単位回路から順に格納される。チェックビットアドレ
スAP及びチェックビットDPnは、当該チェックビッ
トDPnがメモリ40に書き込まれる(リードモディフ
ァイライトが終了する)まで、アドレスキュー4及びチ
ェックビットキュー7に記憶される。
【0053】書き込みのメモリサイクルの終了により、
メモリ制御回路30及びメモリ40はCPU20に対し
てメモリ要求待ちの状態になる。ここで、CPU20か
らのメモリ要求がある場合、タイミング回路1はこれを
実行する。従って、チェックビットの書き込みを終了す
ることなく、データの書き込み後直ちに次のメモリ要求
を受け付けて実行することができる。
【0054】ここで、メモリ要求が書き込み要求である
場合、前記ライトサイクルを繰り返す。メモリ要求が読
み出し要求である場合、後述の図6又は図7に示すリー
ドサイクルを行う。これから判るように、ライトサイク
ル及びチェックビットライトサイクルは、図5に示すよ
うに必ずしも連続して行われるものではない。図5は、
便宜的にこれらを同一の図面に表したものである。
【0055】タイミング回路1は、CPU20からのメ
モリ要求がない場合、チェックビット書き込みキュー回
路34に格納されたチェックビットアドレス及びチェッ
クビットがある(先頭の単位回路に対応するフラグがオ
ンしている)時に、当該チェックビットの書き込み(チ
ェックビットライトサイクル)を自動的に実行する。即
ち、チェックビットの書き込みに必要な各種の制御信号
を形成して、チェックビット書き込み回路33にチェッ
クビットの書き込みを行わせる。
【0056】タイミング回路1はメモリ40への読み出
し要求(RAM−READ)を形成してメモリ40に送
出する。これと共に、タイミング回路1の制御により、
アドレスキュー4がその先頭にあるチェックビットアド
レスAP(X'nppp0 )を出力し、これをマルチプレクサ
5がメモリ40に送出する。これにより、次のサイクル
において、メモリ40から当該アドレスA0に格納され
ていたチェックビットデータDP0(図3のP7乃至P
0)が読み出される。
【0057】タイミング回路1の制御により、チェック
ビットキュー7及びリードモディファイライト回路11
が読み出したチェックビットデータDP0のモディファ
イを実行する。即ち、チェックビットキュー7は、その
先頭にあるチェックビットDPn(P0’)を出力す
る。リードモディファイライト回路11は、チェックビ
ットデータDP0(P7乃至P0)及びチェックビット
DPn(P0’)を取り込んで、チェックビットデータ
DP0の所定のビットP0をチェックビットDPn(P
0’)とする(交換する)。この時、チェックビットキ
ュー7において、チェックビットDPn(P0’)に対
応して記憶されていたアドレスの最下位ビットの値が
“0”であるので、チェックビットデータDP0の最下
位ビットP0がモディファイされる。これにより、リー
ドモディファイライト回路11が新たなチェックビット
データDP1(P7乃至P1及びP0’)を出力する。
【0058】次に、タイミング回路1はメモリ40への
書き込み要求(RAM−WRITE)を形成してメモリ
40に送出する。これと共に、タイミング回路1の制御
により、アドレスキュー4及びマルチプレクサ5がアド
レスキュー4の先頭にあるチェックビットアドレスAP
(X'nppp0 )をメモリ40に送出し、また、マルチプレ
クサ8がリードモディファイライト回路11の出力する
新たなチェックビットデータDP1(P7乃至P1及び
P0’)をメモリ40に送出する。これにより、メモリ
40において、当該チェックビットデータDP1が当該
チェックビットアドレスAPに書き込まれる。
【0059】以上でチェックビットデータの書き込みの
メモリサイクル(リードモディファイライトサイクル)
は終了する。この終了と共に、タイミング回路1は、そ
の時点までアドレスキュー4及びチェックビットキュー
7の先頭にあったチェックビットアドレスAP及びチェ
ックビットDPnを無効とする。即ち、アドレスキュー
4及びチェックビットキュー7に格納されているチェッ
クビットアドレス及びチェックビットを、各々、次段の
単位回路に送る。
【0060】次に、記憶装置100における読み出し動
作について図4及び図6を参照して説明する。図6は記
憶装置100における読み出し動作であって、データD
0に対応するチェックビットP0’のメモリ40への書
き込み終了後における読み出し動作を示す図である。
【0061】CPU20が、メモリ制御回路30に対し
て、メモリ40の読み出し要求(CPU−READ)及
びアドレスA0(X'n0000 )を送出する。タイミング回
路1は、CPU20からのメモリ40の読み出し要求が
ある場合、自己がビジー信号を送出していないので、当
該読み出し要求(リードサイクル)を実行する。即ち、
データの読み出しに必要な各種の制御信号を形成して、
読み出し回路35にデータの読み出しを行わせ、エラー
処理回路36にエラー処理を行わせる。
【0062】タイミング回路1がメモリ40への読み出
し要求(RAM−READ)を形成してメモリ40に送
出する。これと共に、タイミング回路1の制御により、
マルチプレクサ5がアドレスA0をメモリ40に送出す
る。これにより、次サイクルにおいて、メモリ40から
当該アドレスA0(X'n0000 )に格納されていたデータ
D0が読み出される。このデータD0は、タイミング回
路1の制御の下で、エラーチェック回路10によって取
り込まれる。
【0063】一方、タイミング回路1の制御の下、取り
込んだアドレスA0が入力されたアドレス変換回路3
が、読み出すべきデータD0に対応するチェックビット
DPn(P0’)の格納されているチェックビットアド
レスAP(X'nppp0 )を生成させる。そして、タイミン
グ回路1は、アドレス変換回路3の生成したチェックビ
ットアドレスAP(X'nppp0 )と、アドレスキュー4が
格納しているチェックビットアドレスの各々とを、アド
レス比較回路2に比較させる。アドレス比較回路2は、
FIFOバッファからなるアドレスキュー4の単位回路
の各々の各ビットと、アドレス変換回路3の生成したチ
ェックビットアドレスAPの各ビットとを比較するよう
に構成される。これにより、当該比較はアドレス変換回
路3からのチェックビットアドレスAPの入力と略同時
に終了するので、この比較を行っても、リードサイクル
が遅くなることはない。
【0064】この場合、既に、データD0に対応するチ
ェックビットP0’のメモリ40への書き込みが終了し
ているので、当該チェックビットアドレスAP(X'nppp
0 )はアドレスキュー4に存在しない。従って、比較の
結果は不一致となり、不一致信号がタイミング回路1に
送られる。以上がアドレスA0のメモリ40への送出と
同一のサイクルにおいて行われる。
【0065】不一致信号を受けたタイミング回路1が、
読み出し回路35にメモリ40に格納されたチェックビ
ットP0’を読み出させる。タイミング回路1が、読み
出し要求(RAM−READ)の送出を一旦停止した後
に1サイクルにおいて、再びメモリ40への読み出し要
求(RAM−READ)を形成してメモリ40に送出す
る。これと共に、タイミング回路1の制御により、アド
レス変換回路3が再びチェックビットアドレスAP(X'
nppp0 )を形成して、これをマルチプレクサ5がメモリ
40に送出する。これにより、次サイクルにおいて、メ
モリ40から当該チェックビットアドレスAP(X'nppp
0 )に格納されていたチェックビットデータDP1(P
7乃至P1及びP0’)が読み出される。このチェック
ビットデータDP1の中で所定のチェックビットDPn
(P0’)が、タイミング回路1の制御の下で、マルチ
プレクサ9によって選択的に出力され、エラーチェック
回路11に入力される。この時、アドレスA0(X'n000
0 )の最下位ビットの値が“0”であるので、チェック
ビットデータDP1の中で最下位ビットP0’が選択さ
れる。
【0066】エラーチェック回路11は、タイミング回
路1の制御の下、データD0とチェックビットDPn
(P0’)とを用いて、当該データD0についてのエラ
ーチェックを行う。エラーチェックの結果、読み出した
データD0に異常がない場合、タイミング回路1は、C
PU20に対して、当該データD0を送出すると共に読
み出し終了(CPU−ACK)を送出する。以上でデー
タの読み出しのメモリサイクル(リードサイクル)が終
了する。これにより、メモリ制御回路30及びメモリ4
0はCPU20に対してメモリ要求待ちの状態になる。
データD0に異常がある場合、タイミング回路1は、C
PU20に対して、当該データD0及び読み出し終了に
代えて、エラー応答を返す。
【0067】次に、記憶装置100における読み出し動
作について図4及び図7を参照して説明する。図7は記
憶装置100における読み出し動作であって、データD
0に対応するチェックビットP0’のメモリ40への書
き込み終了前における読み出し動作を示す図である。図
6の場合と同様にして、CPU20が読み出し要求(C
PU−READ)及びアドレスA0(X'n0000 )を送出
し、これに応じて、タイミング回路1が当該読み出し要
求(リードサイクル)を実行する。即ち、タイミング回
路1がメモリ40への読み出し要求(RAM−REA
D)及び取り込んだアドレスA0をメモリ40に送出
し、次サイクルにおいて、メモリ40から当該アドレス
A0(X'n0000 )に格納されていたデータD0が読み出
され、エラーチェック回路10に取り込まれる。
【0068】一方、タイミング回路1の制御の下、図6
の場合と同様にして、アドレス変換回路3がチェックビ
ットアドレスAP(X'nppp0 )を生成し、これとアドレ
スキュー4が格納しているチェックビットアドレスの各
々とを、アドレス比較回路2が比較する。
【0069】この場合、図6の場合とは逆に、データD
0に対応するチェックビットP0’のメモリ40への書
き込みが終了していないので、当該チェックビットアド
レスAP(X'nppp0 )はアドレスキュー4に存在する。
従って、比較の結果は一致し、一致信号がタイミング回
路1に送られる。以上がアドレスA0のメモリ40への
送出と同一のサイクルにおいて行われる。
【0070】一致信号を受けたタイミング回路1が、次
のサイクルにおいて、チェックビットキュー7に格納さ
れているチェックビットP0’を出力させる。データD
0の読み出しと並行して、タイミング回路1の制御の
下、チェックビットキュー7が、これに格納されている
チェックビットであって、アドレス比較回路2における
比較において一致したアドレスに対応するチェックビッ
トDPn(P0’)を出力させる。このチェックビット
DPnはマルチプレクサ9に入力され、タイミング回路
1の制御の下で、マルチプレクサ9によって選択的に出
力され、エラーチェック回路11に入力される。
【0071】この後、図6と同様にして、タイミング回
路1の制御の下で、エラーチェック回路11におけるデ
ータD0とチェックビットDPn(P0’)とを用いた
当該データD0についてのエラーチェックが行われる。
そして、タイミング回路1からCPU20に対して、デ
ータD0に異常がない場合には当該データD0及び読み
出し終了(CPU−ACK)が送出され、データD0に
異常がある場合にはエラー応答が返される。以上でデー
タの読み出しのメモリサイクル(リードサイクル)が終
了する。これにより、メモリ制御回路30及びメモリ4
0はCPU20に対してメモリ要求待ちの状態になる。
【0072】図6と図7との比較から判るように、図7
における読み出し動作は、チェックビットをメモリ40
から読み出す必要がないので、極めて高速で終了する。
従って、この分CPU20から見たメモリ40の性能を
向上できる。また、書き込んだデータが数サイクルの後
に読み出されることが多い記憶装置100においては、
チェックビット書き込みキュー回路34の単位回路の段
数をある程度多くしておくことによって、殆ど全ての読
み出し動作を図7における読み出し動作とすることによ
り、極めて高速化できる。
【0073】次に、パスワード回路37について図2、
図4及び図8により説明する。前述のように、メモリ4
0がフラッシュメモリからなるので、その読み出しは自
由にできるが、書き込みは予め定められた所定のシーケ
ンスによるパスワードの設定(解除)を必要とする。そ
こで、パスワード回路37が、メモリ40へのライトサ
イクル及びチェックビットライトサイクルにおいて、当
該シーケンスに従ってパスワードの設定を行う。
【0074】メモリ40への前述のデータD0のライト
サイクルにおいて、図8(A)に示すように、読み出し
書き込み制御回路31(タイミング回路1)が、パスワ
ード回路37に以下のシーケンスS1乃至S3を行わせ
る。
【0075】パスワード回路37が、タイミング回路1
の制御により、所定のタイミングでアドレス0X05555 及
びデータ0Xaaを出力する。このアドレス0X05555 及びデ
ータ0Xaaを、タイミング回路1の制御により、マルチプ
レクサ5及びマルチプレクサ8がメモリ40に出力す
る。この時、タイミング回路1はメモリ40に対して書
き込み要求(RAM−WRITE)を送出する。これに
より、メモリ40のアドレス0X05555 にデータ0Xaaを書
き込む(S1)。
【0076】同様にして、パスワード回路37が出力し
たアドレス0X02aaa 及びデータ0X55により、メモリ40
のアドレス0X02aaa にデータ0X55を書き込む(S2)。
同様にして、パスワード回路37が出力したアドレス0X
05555 及びデータ0Xaaにより、メモリ40のアドレス0X
05555 にデータ0Xaaを書き込む(S3)。
【0077】以上により、メモリ40についてのパスワ
ードの設定が終了し、書き込みが可能となる。このシー
ケンスS1乃至S3を行うために、パスワード回路37
は、予めアドレス0X05555 及びデータ0Xaa、アドレス0X
02aaa 及びデータ0X55、及び、この送出の順を記憶す
る。即ち、パスワード回路37は、このシーケンスS1
乃至S3を記憶し、ライトサイクルにおいてタイミング
回路1の制御により当該シーケンスS1乃至S3を自動
的に行う。
【0078】データ書き込み回路32が、前述のように
して、メモリ40のアドレス0Xn0000 (A0)にデータ
D0を書き込む(S4)。メモリ40への前述のチェッ
クビットデータDP1のチェックビットライトサイクル
において、図8(B)に示すように、読み出し書き込み
制御回路31が、パスワード回路37に以下のシーケン
スS7乃至S9を行わせる。
【0079】読み出し回路35が、前述のようにして、
メモリ40のアドレス0Xnppp0 (AP)からチェックビ
ットデータDP0を読み出す(S5)。これは読み出し
動作であるので、パスワードの設定を要しない。
【0080】チェックビット書き込み回路33が、前述
のようにして、読み出したチェックビットデータDP0
をモディファイして新たなチェックビットデータDP1
を形成する(S6)。
【0081】パスワード回路37が、前述と同様にし
て、アドレス0X05555 及びデータ0Xaaを出力する。そし
て、前述と同様にして、メモリ40のアドレス0X05555
にデータ0Xaaを書き込む(S7)。
【0082】同様にして、パスワード回路37が出力し
たアドレス0X02aaa 及びデータ0X55により、メモリ40
のアドレス0X02aaa にデータ0X55を書き込む(S8)。
同様にして、パスワード回路37が出力したアドレス0X
05555 及びデータ0Xaaにより、メモリ40のアドレス0X
05555 にデータ0Xaaを書き込む(S9)。
【0083】以上により、メモリ40についてのパスワ
ードの設定が終了し、書き込みが可能となる。パスワー
ド回路37は、このシーケンスS7乃至S9を記憶し、
チェックビットライトサイクルにおいてタイミング回路
1の制御により当該シーケンスS7乃至S9を自動的に
行う。
【0084】チェックビット書き込み回路33が、前述
のようにして、新たなチェックビットデータDP1をメ
モリ40のアドレス0Xnppp0 に書き込む(S10)。こ
れにより、メモリ40がフラッシュメモリであっても、
CPU20は何らこれを意識することなく、ライトサイ
クルを行うことができる。また、パスワードの設定が、
CPU20のソフトウェアによってではなく、パスワー
ド回路37によって行われるので、これを高速で行うこ
とができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データのエラーチェック機能を有する記憶装置におい
て、チェックビット及びチェックビットアドレスを一時
的に保持するハードウェアを設けることによって、チェ
ックビットとデータとについて相互に対応関係を維持し
つつ、書き込み/読み出しを行うことができるので、メ
モリの書き込み/読み出しの実行速度を向上でき、ま
た、データの書き込み動作に連続してチェックビットの
書き込み動作を行う必要をなくすことができるので、チ
ェックビットの書き込み動作の終了を待たずにCPUか
らの次のメモリ要求を受け付けることができ、更に、C
PUからメモリ要求が出されていない期間においてチェ
ックビットの書き込み動作を実行することができるの
で、チェックビットの書き込み動作がCPUからのメモ
リ要求の実行の障害となることを防止でき、結果とし
て、データとチェックビットとを異なるアドレスに格納
する方式を採用してメモリの利用効率の低下を防止しつ
つ、CPUから見たメモリ性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】記憶装置構成図である。
【図3】メモリ説明図である。
【図4】メモリ制御回路説明図である。
【図5】書き込み動作説明図である。
【図6】読み出し動作説明図である。
【図7】読み出し動作説明図である。
【図8】パスワード制御説明図である。
【符号の説明】
1 タイミング回路 2 アドレス比較回路 3 アドレス変換回路 4 アドレスキュー 5、8、9 マルチプレクサ 6 チェックビット生成回路 7 チェックビットキュー 10 エラーチェック回路 11 リードモディファイライト回路 20 CPU 30 メモリ制御回路 31 読み出し書き込み制御回路 32 データ書き込み回路 33 チェックビット書き込み回路 34 チェックビット書き込みキュー回路 35 読み出し回路 36 エラー処理回路 37 パスワード回路 40 メモリ 100記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齋藤 寛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データとこれに対応するチェックビット
    とを異なるアドレスに格納するメモリと、 CPUから送られたデータに基づいてこれに対応するチ
    ェックビットを生成し、前記CPUから送られたデータ
    に対応するアドレスに基づいて前記生成されたチェック
    ビットを格納するチェックビットアドレスを生成し、チ
    ェックビットアドレスにチェックビットを書き込むチェ
    ックビット書き込み回路と、 前記チェックビット書き込み回路が生成したチェックビ
    ット及びチェックビットアドレスを互いに対応させて格
    納するチェックビット書き込みキュー回路とからなり、 CPUからの前記メモリへの読み出し要求及び書き込み
    要求が無い期間において、前記チェックビット書き込み
    回路が、前記チェックビット書き込みキュー回路の格納
    するチェックビットを、これに対応する前記チェックビ
    ット書き込みキュー回路の格納するチェックビットアド
    レスに書き込むことを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記チェックビット書き込み回路が、 前記CPUから送られたデータに基づいてこれに対応す
    るチェックビットを生成するチェックビット生成回路
    と、 前記CPUから送られたデータに対応するアドレスに基
    づいて、当該データに対応して生成されたチェックビッ
    トを書き込むチェックビットアドレスを生成するアドレ
    ス変換回路とからなり、 前記チェックビット書き込みキュー回路が、 前記チェックビット生成回路の生成したチェックビット
    を格納するチェックビットキューと、 前記アドレス変換回路の生成したチェックビットアドレ
    スを格納するアドレスキューとからなることを特徴とす
    る請求項1に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記チェックビット書き込みキュー回路
    が所定の段数のFIFOバッファからなり、 前記チェックビット書き込み回路が、前記チェックビッ
    ト書き込みキュー回路に格納された順に、当該チェック
    ビットの書き込みを行うことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 当該記憶装置が、更に、CPUから送ら
    れたデータを前記メモリに書き込むデータ書き込み回路
    を備え、 CPUからの前記メモリへの書き込み要求がある場合に
    おいて前記チェックビット書き込みキュー回路に空きが
    有る時に、 前記データ書き込み回路が、CPUから送られた当該デ
    ータを前記メモリの当該データに対応するアドレスに書
    き込み、 前記チェックビット書き込み回路が、当該データに基づ
    いて生成したチェックビット及び当該アドレスに基づい
    て生成したチェックビットアドレスを前記チェックビッ
    ト書き込みキュー回路に格納することを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいづれかに記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記メモリは、チェックビットの格納が
    複数のデータに対応する複数のチェックビットをまとめ
    て1個のデータと同一の大きさとしたチェックビットの
    集合として行われるメモリであり、 前記チェックビット書き込み回路が、前記チェックビッ
    ト書き込みキュー回路の格納するチェックビットアドレ
    スに格納されたチェックビットの集合を前記メモリから
    読み出し、当該チェックビットの集合における所定の位
    置のチェックビットを、当該チェックビットアドレスに
    対応する前記チェックビット書き込みキュー回路の格納
    するチェックビットと交換し、交換後の当該チェックビ
    ットの集合を前記メモリの当該チェックビットアドレス
    に書き込むことによって、当該チェックビットの書き込
    みを行うことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置が、更に、 前記メモリに書き込まれたデータ及びチェックビットを
    読み出す読み出し回路と、 データとこれに対応するチェックビットとを用いて当該
    データについてのエラーチェックを行うエラー処理回路
    を備え、 前記エラー処理回路が、前記読み出し回路が読み出した
    データと、このデータに対応するチェックビットであっ
    て、前記読み出し回路が読み出したチェックビット又は
    前記チェックビット書き込みキュー回路の格納するチェ
    ックビットとを用いて、当該データについてのエラーチ
    ェックを行うことを特徴とする請求項1に記載の記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記憶装置が、更に、 前記メモリへの読み出し及び書き込みを制御し、CPU
    からの前記メモリへの読み出し要求がある場合、前記チ
    ェックビット書き込み回路が当該アドレスに基づいて生
    成したチェックビットアドレスと前記チェックビット書
    き込みキュー回路の格納するアドレスとを比較する読み
    出し書き込み制御回路とを備え、 前記比較の結果が一致しない場合、 前記読み出し回路が、当該アドレスに格納されたデータ
    を前記メモリから読み出し、前記チェックビット書き込
    み回路が当該アドレスに基づいて生成したチェックビッ
    トアドレスに格納されたチェックビットを読み出し、 前記エラーチェック回路が、当該読み出されたデータ及
    びチェックビットとを用いてエラーチェックを行い、 前記比較の結果が一致する場合、 前記読み出し回路が当該アドレスに格納されたデータを
    前記メモリから読み出し、前記チェックビット書き込み
    回路がチェックビット書き込みキュー回路に格納されて
    いる当該データに対応するチェックビットを出力し、 前記エラーチェック回路が、当該読み出されたデータ及
    び出力されたチェックビットとを用いてエラーチェック
    を行うことを特徴とする請求項6に記載の記憶装置。
JP8062653A 1996-03-19 1996-03-19 記憶装置 Withdrawn JPH09259598A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8062653A JPH09259598A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8062653A JPH09259598A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09259598A true JPH09259598A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13206508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8062653A Withdrawn JPH09259598A (ja) 1996-03-19 1996-03-19 記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09259598A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014097793A1 (ja) * 2012-12-20 2014-06-26 トヨタ自動車 株式会社 通信システム、通信装置、および通信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014097793A1 (ja) * 2012-12-20 2014-06-26 トヨタ自動車 株式会社 通信システム、通信装置、および通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4866603A (en) Memory control system using a single access request for doubleword data transfers from both odd and even memory banks
US5822772A (en) Memory controller and method of memory access sequence recordering that eliminates page miss and row miss penalties
US4884271A (en) Error checking and correcting for read-modified-write operations
JPH07504773A (ja) マルチ幅のメモリ・サブシステムをサポートするためのシステム並びに方法
JPH0619752B2 (ja) データ転送方法及び装置
JPH03265964A (ja) インターフェイス装置の転送パラメータ設定方法
AU636680B2 (en) Main storage memory cards having single bit set and reset functions
US5812803A (en) Method and apparatus for controlling data transfers between a bus and a memory device using a multi-chip memory controller
JP2001051896A (ja) 記憶装置
US4737908A (en) Buffer memory control system
JPH09259598A (ja) 記憶装置
US4885679A (en) Secure commodity bus
JPH0283736A (ja) バッファ記憶制御装置のosc検出方式
JPH05189360A (ja) データ転送および記憶方式
JPS6027976A (ja) 先入先出メモリ装置
JPS6391756A (ja) 記憶装置の部分書き込み命令処理方式
JPH01241645A (ja) 演算処理装置
JPS62206632A (ja) 主記憶装置制御方式
JPH02222047A (ja) メモリ制御装置
JPS5842546B2 (ja) ストア制御方式
JPS5899857A (ja) パイプライン処理方式のアクセス処理装置
JPH02294755A (ja) データ処理装置
JPH06301600A (ja) 記憶装置
JPH10111798A (ja) 情報処理装置
JPH01315858A (ja) データ転送制御方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030603