JPH0925934A - 磁気軸受制御装置 - Google Patents

磁気軸受制御装置

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JPH0925934A
JPH0925934A JP17630395A JP17630395A JPH0925934A JP H0925934 A JPH0925934 A JP H0925934A JP 17630395 A JP17630395 A JP 17630395A JP 17630395 A JP17630395 A JP 17630395A JP H0925934 A JPH0925934 A JP H0925934A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の安定制御が容易で、負ばねが発生せ
ず、発熱の少ない磁気軸受制御装置を提供する。 【解決手段】 回転軸の周りに電磁石1を配し、この電
磁石1の巻線3に増幅器6を接続し、この増幅器6に上
記回転軸の変位を検出した信号を入力し、この入力信号
に比例した電流が上記巻線3に流れるようにした磁気軸
受制御装置において、上記電磁石1の鉄心2中に磁束を
検出するホール素子11を埋め込み、このホール素子1
1が検出した信号を上記増幅器6に帰還する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸を磁束で軸
承する磁気軸受に係り、特に、回転軸の安定制御が容易
で、負ばねが発生せず、発熱の少ない磁気軸受制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジアル軸受等に用いられる磁気軸受
は、回転軸を磁束で軸承するものであり、このために、
図4に示されるように、回転軸41の周りに電磁石42
を配してなる。回転軸と電磁石との間にはエアギャップ
43が形成される。図5に示されるように、電磁石の巻
線51には、コントローラ52及びパワーアンプ53か
らなる増幅器54が接続される。この増幅器54には、
エアギャップ43が適正である位置からの回転軸41の
変位を検出した信号を入力し、この入力信号に比例した
電流が巻線51に流れるようになっている。電磁石42
が回転軸41に及ぼす電磁力により、回転軸41が適正
位置に安定するように制御される。
【0003】上記磁気軸受制御にはサーボ制御が用いら
れる。即ち、巻線に電流検出器を接続し、実際に巻線に
流れる電流を検出して増幅器に帰還する。または、電磁
石の鉄心に磁束検出用の補助コイルを付加し、この補助
コイルの起電力を検出して増幅器に帰還する。前者は、
帰還量が巻線電流であるから電流フィードバックと呼
び、後者は帰還量が磁束を表す量であるから磁束フィー
ドバックと呼ぶ。特公昭61−37643号のように、
低周波では電流フィードバック、高周波では磁束フィー
ドバックとしたものもある。
【0004】磁気軸受の電磁石は、例えば図4に示され
るように、4つの電磁石42のそれぞれの磁極が回転軸
41の周囲を取り巻くように配置される。そして、各電
磁石の巻線に印加される駆動電流は、増幅器のパワーア
ンプをA級動作させるか、B級動作させるかにより、図
8または図9のようになる。A級動作の場合、図8に示
されるように、直流バイアス61に制御成分を重畳した
ものである(信号62)。回転軸を挟んで対向する電磁
石の巻線には同じ直流バイアス61に逆相の制御成分を
重畳したものが印加される(信号63)。A級動作を用
いることにより、印加される駆動電流と発生する磁気力
との間の線形化が可能となり、このことは精密制御に向
いている。この例では、信号62で示される正相電流の
振幅が信号63で示される逆相直流の振幅に比べて大き
いので、正相電流が流れている電磁石42の方向へ回転
軸41を動かそうとする動作が生じる。バイアス61と
しては、例えば、入力信号が正弦波であるとき、その正
弦波信号が負となる位相でも駆動電流がマイナスになら
ないように設定される。これは、磁気軸受が電磁石の吸
引力を利用しており、電磁石の性質から駆動電流がマイ
ナスであっても吸引力が働いてしまうので、駆動電流が
マイナスになると回転軸を適正位置に精密に安定させら
れないからである。B級動作の場合、図9に示されるよ
うに、直流バイアス61はゼロであり、信号62,63
はそれぞれプラスのみである。磁気力は駆動電流の自乗
特性の影響を受け非線形となる。この場合、精度が落ち
るものの回転軸41を中立位置に保つ機能は得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気軸受において、電
磁石が発生する電磁力は、巻線電流の自乗に比例し、か
つエアギャップの自乗に反比例する。この反比例特性は
負バネを生む。即ち、変位がちょっと大きくなると電磁
力が著しく小さくなり、変位を小さくするための力がま
すます得られなくなる。従って、従来の電流フィードバ
ックを用いたものは、回転軸の安定制御が非常に困難で
ある。
【0006】磁束フィードバックを併用したものでも、
低周波では電流フィードバックであるから負バネ発生が
避けられない。
【0007】また、電磁石の磁界により回転軸には渦電
流が流れ、回転軸は発熱する。従来の磁気軸受は、A級
動作の場合、各巻線に直流バイアスが印加されているた
め、いつも渦電流が流れる可能性があり、発熱が激しい
という問題がある。かといってB級動作では精度が落ち
るという問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、回転軸の安定制御が容易で、負ばねが発生せず、発
熱の少ない磁気軸受制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転軸の周りに電磁石を配し、この電磁石
の巻線に増幅器を接続し、この増幅器に上記回転軸の変
位を検出した信号を入力し、この入力信号に比例した電
流が上記巻線に流れるようにした磁気軸受制御装置にお
いて、上記電磁石の鉄心中に磁束を検出するホール素子
を埋め込み、このホール素子が検出した信号を上記増幅
器に帰還するものである。
【0010】上記ホール素子は上記電磁石の鉄心を一部
切り欠いて形成した溝に埋め込み、予めこの溝への漏れ
磁束と鉄心全体の磁束との関係を求めておき、この関係
を用い、上記ホール素子で検出した漏れ磁束から鉄心全
体の磁束を推定してもよい。
【0011】上記ホール素子は上記電磁石の鉄心の内部
に設けた空隙に埋め込み、予めこの空隙への漏れ磁束と
鉄心全体の磁束との関係を求めておき、この関係を用
い、上記ホール素子で検出した漏れ磁束から鉄心全体の
磁束を推定してもよい。
【0012】上記電磁石は上記回転軸を挟んで対向させ
て配置され、該対向する電磁石に埋め込まれたホール素
子によりブリッジが組まれ、上記増幅器はこのブリッジ
の出力信号の正負に応じ、該出力信号が正の位相のとき
片方の巻線のみに電流を流し、該出力信号が負の位相の
とき反対の巻線のみに電流を流してもよい。
【0013】上記ホール素子の代わりに磁気抵抗素子を
用いてもよい。
【0014】電磁石が発生する電磁力は磁束の自乗に比
例するから、磁束フィードバックを用いれば負バネは発
生しない。しかし、補助コイルの起電力によって磁束を
検出すると、低周波、とりわけ直流の検出が困難であ
る。このため従来は低周波での電流フィードバックの併
用が必要であった。磁束の検出にホール素子等を用い磁
束フィードバックを行えば理想的であることが前記公知
例に記載されているが、ホール素子をエアギャップ内に
置くことには破損等の問題があり実現不可能とされてい
た。
【0015】上記本発明の構成により、電磁石の鉄心中
にホール素子を埋め込んだので、直流を含む全周波数域
での磁束フィードバックが可能となった。即ち、ホール
素子は直流から交流まで、全周波数域に亘って磁束の検
出が可能である。よってホール素子が検出した信号を増
幅器に帰還することで、入力信号に応じた電流を流すの
ではなく、入力信号に応じた磁束を生じるような機能が
得られる。また、ホール素子は鉄心で保護され、回転軸
の変位に拘らず破損から免れる。
【0016】鉄心は大きく切り欠くと損失が生じるの
で、ほんの一部を切り欠く。その溝への漏れ磁束をホー
ル素子で検出する。予め漏れ磁束と鉄心全体の磁束との
関係を求めておけば、この関係には再現性があるので、
ホール素子で検出した漏れ磁束から鉄心全体の磁束を推
定することができる。
【0017】ホール素子を空隙に埋め込む場合も溝に埋
め込む場合と同様の作用がある。
【0018】ブリッジの出力信号の正負に応じ、どちら
か一方の巻線のみに電流を流すので、直流バイアスが不
要となり、かつマイナスの駆動電流が発生しない。
【0019】ホール素子の代わりに磁気抵抗素子を用い
ても同様の作用がある。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0021】図1に示されるように、磁気軸受制御装置
のサーボ制御回路は、電磁石1の鉄心2に巻かれた巻線
3と、パワーアンプ4の後段にFET5を配した増幅器
6と、巻線電流検出器7を用いた電流帰還路8と、巻線
電流検出器7及び補助コイル9を併用した電流・磁束混
合帰還路10と、ホール素子11を用いた磁束帰還路1
2とからなる。
【0022】電磁石1は、双方の磁極が負荷(回転軸)
13に臨んでそれぞれエアギャップを形成するように鉄
心2を曲げてある。その鉄心2にホール素子11が埋め
込まれている。この実施の形態では、鉄心2がコ字状に
形成され、その鉄心2の中間部の一部を切り欠いて溝1
4が形成されている。その溝14にホール素子11が埋
め込まれている。鉄心2には、磁束を発生させる巻線3
のほかに磁束φを検出するための補助コイル9が巻かれ
ている。補助コイル9は起電力e=dφ/dtを生じる
ものである。
【0023】パワーアンプ4は、入力信号Sが入力され
る負入力端子と、3つの帰還信号が入力される正入力端
子とを有し、出力端子が所定の直列インピーダンス15
を介してFET5のゲートに接続されている。FET5
のソースは電磁石1の巻線3に接続され、その巻線3は
直流電源16に接続されている。FET5のドレンは抵
抗器17に接続され、抵抗器17の反対側は接地されて
いる。この抵抗器17は巻線電流検出器7を構成してい
る。
【0024】上記抵抗器17のFET5側からパワーア
ンプの正入力端子に電流帰還路8が構成されている。
【0025】電流・磁束混合帰還路10は、抵抗器17
のFET5側に接続された低域通過瀘波器(LPF)1
8と、補助コイル9に積分回路19を介して接続された
高域通過瀘波器(HPF)20と、両瀘波器18,20
の出力を混合する加算器21とからなり、その加算器2
1の出力端子がパワーアンプ4の正入力端子に接続され
ている。
【0026】磁束帰還路12は、ホール素子11をパワ
ーアンプ4の正入力端子に接続したものである。ホール
素子11は溝14への漏れ磁束を検出するようになって
いるので、予め溝14への漏れ磁束と鉄心2全体の磁束
との関係を求めてある。例えば、比が1:100であれ
ば、この比に基づき、ホール素子11で検出した漏れ磁
束から鉄心2全体の磁束を推定することができる。
【0027】電流帰還路8は電流帰還を行うもの、電流
・磁束混合帰還路10は直流電流帰還と交流磁束帰還と
を混合して行うもので、いずれも公知である。直流から
交流まで全周波数域に亘って磁束帰還を行う磁束帰還路
12が本発明の実施の形態である。
【0028】本実施の形態では、図4に示されるよう
に、4つの電磁石が用いられ、それぞれの磁極が回転軸
の周囲を取り巻くように配置される。従って、図1のサ
ーボ制御回路も4つ用いられる。各サーボ制御回路に、
エアギャップが適正である位置からの回転軸の変位に比
例した入力信号が入力されるようになっている。増幅器
6にFET5が組み込まれているので、回転軸の変位が
ある位相(これを正の位相とする)のとき当該巻線3に
電流が流れ、負の位相のときには電流が流れないように
なっている。ただし、回転軸を挟んで対向させて配置さ
れた電磁石にとって変位は逆位相となる。従って、片方
の電磁石において正の位相であるため巻線3に電流が流
れているときには、反対の電磁石では巻線3に電流が流
れず、逆に、片方の電磁石において負の位相であるため
巻線3に電流が流れていないとき、反対の電磁石では巻
線3に電流が流れるようになっている。
【0029】次に実施の形態の作用を述べる。
【0030】図示されない変位検出器によって回転軸の
変位が検出され、これに比例した入力信号が増幅器6に
入力される。増幅器6は入力信号に比例させて電磁石を
駆動する。このとき電流帰還路8、電流・磁束混合帰還
路10、磁束帰還路12よりそれぞれの帰還量が増幅器
6に帰還される。
【0031】電流帰還路8及び電流・磁束混合帰還路1
0の動作については従来より知られているので説明を省
略する。
【0032】磁束帰還路12にあっては、ホール素子1
1で検出された磁束φに比例する電圧が帰還される。こ
の磁束φには直流も交流も含まれている。電磁石が発生
する電磁力は磁束φの自乗に比例するから、磁束フィー
ドバックを用いたことにより、変位を小さくするための
正しい電磁力が得られる。即ち、エアギャップが大きい
ときには大きい電流、エアギャップが小さいときには小
さい電流が流れるように自動的に補償される。従って、
負バネは発生せず、回転軸の軸受中心保持性能が向上
し、制御が安定になる。加えて、残留磁気の悪影響も自
動的に補償され、チューニングがしやすくなる。
【0033】また、電磁石1の鉄心2中にホール素子1
1を埋め込んだので、直流を含む全周波数域での磁束フ
ィードバックが可能となった。ホール素子11は鉄心2
で保護され、回転軸の変位に拘らず破損から免れる。
【0034】図3に、互いに回転軸の反対にある電磁石
1の巻線3の電流波形31,32を示す。図示されるよ
うに、巻線3の一方にのみ電流が流れる。このように、
増幅器6が回転軸の変位の符号によって巻線3に電流を
流すか流さないので、直流バイアスがなくとも、マイナ
スの駆動電流は流れない。このため回転軸の安定制御を
阻む要因であるマイナスの駆動電流による電磁力が発生
しない。従って、回転軸の安定制御が容易となり、かつ
増幅器6のパワーアンプ4がA級動作する場合でも、直
流バイアスに由来する発熱がなくなる。また、増幅器6
のパワーアンプ4がB級動作する場合でも、入力信号に
応じた磁束を生じるようになるので、負ばねは生じず、
回転軸の軸受中心保持性能が向上する。
【0035】本発明の他の実施の形態を説明する。
【0036】図2に示されるように、互いに回転軸の反
対にある電磁石1のホール素子11にあっては、負荷1
3の変位に対し磁束の増減がちょうど反対になる。そこ
で、これらのホール素子11を用いてブリッジを構成す
る。これにより磁束の変化を大きく捕らえることができ
る。増幅器はこのブリッジの出力信号の正負に応じ、出
力信号が正の位相のとき片方の巻線のみに電流を流し、
出力信号が負の位相のとき反対の巻線のみに電流を流す
ようにする。
【0037】図1及び図2の実施の形態では、鉄心2の
外周に溝14を形成してホール素子11が埋め込んだ
が、鉄心2の内部にホール素子11を埋め込んで磁気回
路の中心にホール素子11が位置するようにしてもよ
い。図6に示されるように、鉄心2は回転軸13の周り
を囲んで環状に形成され、この鉄心2の内周を8等分す
る各箇所に回転軸13に向けて突き出されたポールが設
けられ、各々のポールにより回転軸13とのエアギャッ
プが形成されている。ホール素子11は鉄心2の内部に
空隙を設け、その空隙内に埋め込まれている。ホール素
子11を埋める位置は、ポールの基端部、環状部分の外
周、内周、中央などがある。ポールの基端部に埋める場
合、ホール素子11の向きは径方向又は周方向にするこ
とができる。図6から判るように、磁気回路は複数のポ
ールと鉄心2の環状部分と回転軸13とを経由するの
で、ホール素子11を埋める位置により、磁気回路の中
心にホール素子11が位置するようにできる。
【0038】ここまでの実施の形態では、磁束の検出に
ホール素子を用いたが、磁束密度に比例して抵抗が変化
する磁気抵抗素子(以下、MR素子という)を用いるこ
とができる。MR素子によっても、直流から交流まで、
全周波数域に亘って磁束の検出が可能である。図7
(a)に示されるように、ホール素子の場合、鉄心2を
通る磁場Bに比例する電圧が得られる。MR素子の場
合、図7(b)に示されるように、MR素子11aと既
知抵抗71とを直列接続し、定電圧を印加することによ
り、鉄心2を通る磁場Bに比例する降下電圧が得られ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0040】(1)電磁石の鉄心中にホール素子を埋め
込んだので、直流を含む全周波数域での磁束フィードバ
ックが可能となり、回転軸の安定制御が容易となる。ま
た、ホール素子は鉄心で保護される。
【0041】(2)直流バイアスを用いるA級動作でも
発熱が抑えられる。また、直流バイアスを用いないB級
動作でも安定制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す磁気軸受制御装置の
サーボ制御回路の回路図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す電磁石の組み合
わせ図である。
【図3】本発明の巻線の電流波形を示す図である。
【図4】磁気軸受の電磁石の配置図である。
【図5】電磁石の駆動回路の回路図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示す磁気軸受の断面
図である。
【図7】本発明による磁束検出回路の回路図である。
【図8】従来の巻線の電流波形を示す図である。
【図9】従来の巻線の電流波形を示す図である。
【符号の説明】
1 電磁石 2 鉄心 3 巻線 6 増幅器 11 ホール素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の周りに電磁石を配し、この電磁
    石の巻線に増幅器を接続し、この増幅器に上記回転軸の
    変位を検出した信号を入力し、この入力信号に比例した
    電流が上記巻線に流れるようにした磁気軸受制御装置に
    おいて、上記電磁石の鉄心中に磁束を検出するホール素
    子を埋め込み、このホール素子が検出した信号を上記増
    幅器に帰還することを特徴とする磁気軸受制御装置。
  2. 【請求項2】 上記ホール素子は上記電磁石の鉄心を一
    部切り欠いて形成した溝に埋め込み、予めこの溝への漏
    れ磁束と鉄心全体の磁束との関係を求めておき、この関
    係を用い、上記ホール素子で検出した漏れ磁束から鉄心
    全体の磁束を推定することを特徴とする請求項1記載の
    磁気軸受制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ホール素子は上記電磁石の鉄心の内
    部に設けた空隙に埋め込み、予めこの空隙への漏れ磁束
    と鉄心全体の磁束との関係を求めておき、この関係を用
    い、上記ホール素子で検出した漏れ磁束から鉄心全体の
    磁束を推定することを特徴とする請求項1記載の磁気軸
    受制御装置。
  4. 【請求項4】 上記電磁石は上記回転軸を挟んで対向さ
    せて配置され、該対向する電磁石に埋め込まれたホール
    素子によりブリッジが組まれ、上記増幅器はこのブリッ
    ジの出力信号の正負に応じ、該出力信号が正の位相のと
    き片方の巻線のみに電流を流し、該出力信号が負の位相
    のとき反対の巻線のみに電流を流すことを特徴とする請
    求項1〜3いずれか記載の磁気軸受制御装置。
  5. 【請求項5】 上記ホール素子の代わりに磁気抵抗素子
    を用いたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の
    磁気軸受制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1176325A2 (en) * 2000-07-27 2002-01-30 Ebara Corporation Magnetic bearing apparatus
CN109780985A (zh) * 2019-03-14 2019-05-21 苏州赛得尔智能科技有限公司 一种磁悬浮轴承用微位移检测装置

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