JPH09257952A - 結露および雨滴検出センサとその検出方法 - Google Patents

結露および雨滴検出センサとその検出方法

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JPH09257952A
JPH09257952A JP8072333A JP7233396A JPH09257952A JP H09257952 A JPH09257952 A JP H09257952A JP 8072333 A JP8072333 A JP 8072333A JP 7233396 A JP7233396 A JP 7233396A JP H09257952 A JPH09257952 A JP H09257952A
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JP
Japan
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light
raindrop
guide plate
dew condensation
receiving element
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JP8072333A
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Inventor
Hiroshi Miyamoto
博史 宮本
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの検出センサで雨滴も結露も検出できる
と共に、安全性が高くかつ低コストの結露および雨滴検
出センサを提供することである。 【解決手段】 本発明の結露および雨滴検出センサ1
は、ウインドガラス2内面に固定され透光性材料からな
る結露検出用の導光板3と、導光板3の一方の端部に支
持された結露及び雨滴用の兼用発光素子4と、他方の端
部に支持された結露用受光素子5及び雨滴用受光素子6
と、兼用発光素子4からの光を分岐させるためにウイン
ドガラス2と導光板4との間に設けたハーフミラー7
と、分岐後の光をそれぞれ反射させるためにウインドガ
ラス2と導光板4との間に設けられたミラー8とを具備
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の窓ガラス
の外面に付着する雨滴および内面に付着する結露を検出
するための結露および雨滴検出センサとその検出方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から雨滴検出センサとその検出方法
に関しては種々なものが知られている。例えば、特開昭
59−44641号公報に開示されたものが知られてい
る。即ち、図4は従来の雨滴検出センサの一例を示す縦
断面図である。
【0003】図4に示すように、雨滴検出センサ51に
は、ウインドガラス2外面に装着されたワイパーブレー
ド摺動領域に対応したウインドガラス2内面の一部に固
定される透光性材料からなる支持体53と、この支持体
53の一方の端部に支持された雨滴用発光素子34と、
他方の端部に支持された雨滴用受光素子6とが具備され
ている。なお、これらの雨滴用発光素子34および雨滴
用受光素子6からはそれぞれリード線58a,58bが
引き出されていて外部のコネクタ59に接続されてい
る。また、雨滴用発光素子34と雨滴用受光素子6の先
端には集光レンズが設けられている。
【0004】上記支持体53は、図4に示すように両端
が凸部53a,53bになっていてそれぞれに雨滴用発
光素子34,雨滴用受光素子6が保持されると共に、中
央薄肉部53cにより適宜な間隔に保持されている。そ
して、支持体53の外側はプロテクタ57で保護されて
いる。また、支持体53の透光性材料にはウインドガラ
ス2の光に対する屈折率と実質的に同一の屈折率を有す
る、例えば、アクリル樹脂,ポリカーボネート,ガラス
等の材料が選ばれる。
【0005】さらに、上記中央薄肉部53cの下面に
は、アルミニウムからなるミラー8がウインドガラス2
の内面2bに密着するようにスタンピング法等により貼
着されている。また、支持体53は同一の屈折率を持つ
適宜な透明接着剤によりウインドガラス2の内面2bに
接着されている。
【0006】上記構成の雨滴検出センサ51において
は、支持体53の一方の端部にある雨滴用発光素子34
から光が発射されると集光レンズ9で光軸にされ、支持
体53からウインドガラス2の内面2bに斜めに投射さ
れるが、支持体53とウインドガラス2の材料の屈折率
は同一に選択されているので、光軸はそのまま直進して
ウインドガラス2の外面2aに達する。この外面2aで
光軸は反射されて今度は上記内面2bに達するとミラー
8により反射されて外面2aに達し、再び反射される。
やがて、ミラー8が途絶えたところで光軸は再び支持体
53内に入射され、さらに雨滴用受光素子6の集光レン
ズ9に捉えられて受光量が検出される。
【0007】ところが、光軸がウインドガラス2内から
外面2aに達して反射されるときに、外面2aに空気だ
けが存在しているときには全反射をするが、雨滴等の水
分が付着すると反射率が変化する。従って、ウインドガ
ラス2の外面2aに雨滴が付着すると、雨滴用受光素子
6の受光量が減少するから、この信号をコネクタ59の
先で制御信号に変換してやれば、ワイパーブレードの自
動制御を行うことができる。また、雨滴用発光素子34
と、雨滴用受光素子6とは支持体53の両端部に固定さ
れて設けられているので、光軸合わせ等の面倒な作業は
製造段階で行われ、組付け段階では、単に導光板3をウ
インドガラス2に取り付ければよい。よって、作業効率
が向上されるだけでなく信頼性を向上させることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の雨滴検出センサ51においては、ウインドガラス2
の外面2aに付着した雨滴は検出できても、内面2bに
付着した結露は検出することができず、目視で確認され
てから手動でデフロスタのスイッチを入れており、結露
によるウインドガラス内面2bの結露による曇りが除去
されるまで視界が不鮮明なまま運転することになり、安
全性の面で問題がある。また、別に結露検出センサを設
ければコストアップにつながるという問題がある。
【0009】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、一つの検出センサで雨滴も結露も検出す
ることができ、安全性が高くかつ安価な結露および雨滴
検出センサを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1記
載の結露および雨滴検出センサであって、ウインドガラ
ス外面に装着されたワイパーブレード摺動領域に対応し
た前記ウインドガラス内面の一部に固定される透光性材
料からなる導光板と、該導光板の一方の端部に支持され
た雨滴用発光素子と、他方の端部に支持された雨滴用受
光素子とが具備された雨滴検出センサにおいて、前記導
光板が前記ウインドガラス内面に付着した結露を検出可
能な帯板状であり、前記雨滴用発光素子が結露および雨
滴兼用の兼用発光素子であり、該兼用発光素子からの光
を分岐させるために前記ウインドガラスと前記導光板と
の間に設けられた半反射部材と、前記分岐後の光をそれ
ぞれ反射させるために前記ウインドガラスと前記導光板
との間に設けられたミラーと、前記導光板内部において
反射後に射出される光を受光する前記雨滴用受光素子と
は別に設けられた結露用受光素子とが具備されているこ
とを特徴とする結露および雨滴検出センサによって解決
することができる。
【0011】前記構成の結露および雨滴検出センサによ
ると、ウインドガラスの外面に付着した雨滴だけでなく
導光板の内面に付着した結露も検出することができるか
ら、一つの結露および雨滴検出センサでワイパーブレー
ドだけでなくデフロスタの自動制御にも適応させること
ができる。よって、低コストで用途が拡大されるだけで
なく、安全性を向上させることができる。
【0012】また上記課題は、請求項2記載の結露およ
び雨滴検出センサであって、前記兼用発光素子からの光
を前記ウインドガラス内および前記導光板内に入射させ
る前に分岐させるための分光部材と、分岐された光の一
方をさらに分岐させるためのビームスプリッタと、該ビ
ームスプリッタで分岐された光をそれぞれ受光するため
に設けられた第1受光素子および第2受光素子とが具備
されていることを特徴とする請求項1記載の結露および
雨滴検出センサによって解決することができる。
【0013】前記構成の結露および雨滴検出センサによ
れば、ワイパーブレードおよびデフロスタへの制御信号
は、単に雨滴用受光素子および結露用受光素子に入射さ
れる受光量ではなく、それぞれ第1・第2受光素子の受
光量との比較値に基づいて発信されるので、兼用発光素
子の光量が劣化によって減量しても誤動作によって発信
されることはなく、信頼性を一層向上させることができ
る。
【0014】また上記課題は、請求項3記載の結露およ
び雨滴検出センサであって、ウインドガラス外面に装着
されたワイパーブレード摺動領域に対応した前記ウイン
ドガラス内面の一部に固定される透光性材料からなる導
光板と、該導光板の一方の端部に支持された雨滴用発光
素子と、他方の端部に支持された雨滴用受光素子とが具
備された雨滴検出センサにおいて、前記雨滴用受光素子
が前記ウインドガラス内面に付着した結露をも検出可能
な兼用受光素子であり、前記ウインドガラスおよび前記
導光板からの射出光が前記兼用受光素子に入射されるた
めに前記導光板の他方の端部に設けられたリフレクタ
と、前記ウインドガラスと前記導光板への光の入射時間
をずらせるために別々に前記導光板の一方の端部に設け
られた前記雨滴用発光素子とは別に結露用発光素子が具
備されていることを特徴とする結露および雨滴検出セン
サによって解決することができる。
【0015】上述した構成の結露および雨滴検出センサ
においては、雨滴用発光素子と結露用発光素子とは一定
間隔で別々の時間帯に光が発射されるようになってい
る。従って、兼用受光素子は時間帯別に雨滴用の入射光
として、或いは結露用の入射光として光量を検出でき
る。よって、受光素子が兼用受光素子として一つにまと
まると共に、ハーフミラーが不要になるので、コストの
低減を図ることができる。
【0016】さらに上記課題は、請求項4記載の結露お
よび雨滴検出方法であって、ウインドガラス外面に装着
されたワイパーブレード摺動領域に対応した前記ウイン
ドガラス内面の一部に固定される透光性材料からなる導
光板の一方の端部に支持された雨滴用発光素子から発し
た光を前記導光板の他方の端部に支持された雨滴用受光
素子で受ける検出方法において、前記導光板が前記ウイ
ンドガラス内面に付着した結露を検出可能であり、前記
雨滴用発光素子が結露および雨滴兼用の兼用発光素子で
あり、該兼用発光素子からの光を半反射部材により分岐
させ、分岐後の光をミラーによって反射させ、反射後に
射出される光を前記雨滴用受光素子とは別に結露用受光
素子でも受光させると共に、前記兼用発光素子からの光
を前記ウインドガラス内および前記導光板内に入射させ
る前に分光部材によって分岐させ、分岐された光の一方
をさらにビームスプリッタによって分岐させ、該ビーム
スプリッタで分岐された光を第1受光素子および第2受
光素子によって受光させることを特徴とする結露および
雨滴検出方法によって解決することができる。
【0017】また上記課題は、請求項5記載の結露およ
び雨滴検出方法であって、前記第1・第2受光素子から
の受光結果を比較回路により前記雨滴用受光素子および
結露用受光素子からの受光結果と比較して、前記ワイパ
ーブレードおよびデフロスタの自動制御に必要な制御信
号として出力させることを特徴とする請求項4記載の結
露および雨滴検出方法によって解決することができる。
前記構成の結露および雨滴検出方法によれば、ワイパー
ブレードおよびデフロスタへの制御信号は、単に雨滴用
受光素子および結露用受光素子に入射される受光量では
なく、それぞれ第1・第2受光素子の受光量との比較値
に基づいて出力されるので、兼用発光素子の光量が劣化
によって減量しても誤動作によって出力されることはな
く、信頼性を一層向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の結露および雨滴検
出センサとその検出方法の実施の形態例を図1乃至図3
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の結露および
雨滴検出センサの第1実施の形態例を示す縦断面説明
図、図2は本発明の結露および雨滴検出センサの第2実
施の形態例を示す縦断面説明図、図3は本発明の結露お
よび雨滴検出センサの第3実施の形態例を示す縦断面説
明図である。
【0019】図1に示すように本発明の第1実施の形態
例である結露および雨滴検出センサ1は、車両のフロン
トウインド等のウインドガラス2の外面に装着されたワ
イパーブレード摺動領域に対応したウインドガラス2内
面の一部に固定されて設けられた中央主部が帯板状で透
光性材料からなる結露検出用の導光板3と、この導光板
3の一方の端部に支持された結露および雨滴用の兼用発
光素子4と、他方の端部に支持された結露用受光素子5
および雨滴用受光素子6と、兼用発光素子4からの光を
分岐させるためにウインドガラス2と導光板4との間に
設けられた半反射部材であるハーフミラー7と、分岐後
の光をそれぞれ反射させるためにウインドガラス2と導
光板3との間にアルミ蒸着などにより設けられたミラー
8とから構成されている。なお、結露用受光素子5およ
び雨滴用受光素子6の前端には集光レンズ9が設けられ
ている。さらに、兼用発光素子4はプロテクタ10で保
護されていると共に、結露用受光素子5および雨滴用受
光素子6はプロテクタ11で保護されている。
【0020】上述した構成の結露および雨滴検出センサ
1においては、先ず兼用発光素子4から導光板3内に発
射された光軸は、ハーフミラー7に斜めに当たると、一
部はそのままウインドガラス2内に透過されるが、他部
はハーフミラー7に反射されて導光板3内に透過され
る。そして、ウインドガラス2内に透過された光はウイ
ンドガラス2の外面とミラー8とに反射されながらジグ
ザグに進行した後、雨滴用受光素子6へ集光レンズ9に
集められて入射される。このとき、ウインドガラス2の
外面に雨滴が付着すると、付着程度によって反射量が減
少するから雨滴用受光素子6への受光量が変化する。よ
って、この受光量の変化を制御回路により自動制御に必
要な制御信号として発信されれば、ワイパーブレードの
自動制御を行うことができる。
【0021】同様に、導光板3内に反射された光は導光
板3の内面とミラー8とに反射されながらジグザグに進
行した後、結露用受光素子5へ集光レンズ9に集められ
て入射される。このとき、導光板3の内面に結露が付着
すると、付着程度によって反射量が減少するから結露用
受光素子5への受光量が変化する。よって、この受光量
の変化を制御回路により自動制御に必要な制御信号とし
て出力されれば、デフロスタの自動制御を行うことがで
きる。
【0022】上述したように本実施の形態例の結露およ
び雨滴検出センサ1によれば、ウインドガラス2の外面
に付着した雨滴だけでなく導光板3の内面に付着した結
露も検出することができるから、一つの結露および雨滴
検出センサ1でワイパーブレードだけでなくデフロスタ
の自動制御にも適応させることができる。よって、低コ
ストで用途が拡大されるだけでなく、安全性の向上を図
ることができる。なお、結露用受光素子5は導光板3の
内面に付着した結露を検出しているが、導光板の材質を
選べばウインドガラスの内面の結露を検出していると考
えてよい。また、兼用発光素子4と、雨滴用受光素子6
および結露用受光素子5とは導光板3の両端部に固定さ
れて設けられているので、光軸合わせ等の面倒な作業は
製造される工場等で行われ、組付け現場では、単に導光
板3をウインドガラス2に取り付ければよく、作業効率
が向上されるだけでなく信頼性の向上を図ることができ
る。
【0023】また、光源が白色光に近い場合には、ハー
フミラー7の代わりに半反射部材としてプリズムを使え
ば、光は長波長と短波長とに分岐される。この分岐され
た波長の異なる光の何れか一方をウインドガラス2へ、
他方を導光板3へ導くと共に、雨滴用受光素子6及び結
露用受光素子5をそれぞれの波長に適合した受光素子に
変えれば上述した結露および雨滴検出センサ1と同様の
機能を持たせることができる。
【0024】次に、本発明の第2実施の形態例である結
露および雨滴検出センサ21は、第1実施の形態例と異
なる点は、兼用発光素子4から発射された光がハーフミ
ラー7で分岐される前に分光部材であるV字形ミラー2
2によって分岐され、一方の光はハーフミラー7へ入射
されるが、他方の光はビームスプリッタ23によってさ
らに分岐される。この分岐された光は、第1・第2受光
素子24,25によって検出されるようになっているこ
とである。よって、同一構成の部品には同一符号を付け
ることにより構成および作用の説明は省略する。
【0025】次に、結露および雨滴検出センサ21の検
出方法について説明する。図2において、結露用受光素
子5が受光した入射量と第2受光素子が受光した入射量
とが比較回路26で比較され、この比較値が増幅回路2
7で増幅されて制御信号として出力され、デフロスタの
自動制御が行われる。同様に図示はされていないが、雨
滴用受光素子6が受光した入射量と第1受光素子が受光
した入射量とが別の比較回路で比較され、この比較値が
別の増幅回路で増幅されて制御信号として発信され、ワ
イパーブレードの自動制御が行われる。
【0026】上述したように本実施の形態例の結露およ
び雨滴検出センサ21によれば、ワイパーブレードおよ
びデフロスタへの制御信号は、単に雨滴用受光素子6お
よび結露用受光素子5に入射される受光量ではなく、そ
れぞれ第1・第2受光素子25,26の受光量との比較
値に基づいて出力されるので、兼用発光素子4の光量が
劣化によって減量しても誤動作によって出力されること
はなく、信頼性を一層向上させることができる。
【0027】次に、本発明の結露および雨滴検出センサ
の第3実施の形態例を図3に基づいて説明する。本実施
の形態例における結露および雨滴検出センサ31は、第
1実施の形態例と異なる点は、結露用受光素子5および
雨滴用受光素子6が一つにまとめられて兼用受光素子3
2が設けられ、そのためにウインドガラス2および導光
板33から出てくる光を共に兼用受光素子32に入射さ
せるために、導光板33の他方の端部にリフレクタ37
が設けられていることである。従って、ハーフミラー7
と兼用発光素子4が取り除かれて、代わりに導光板33
の一方の端部に雨滴用発光素子34と結露用発光素子3
5が設けられている。よって、同一構成の部品には同一
符号を付けることにより詳細な説明は省略する。
【0028】上述したように本実施の形態例の結露およ
び雨滴検出センサ31によれば、雨滴用発光素子34と
結露用発光素子35とは一定間隔で別々の時間帯に光を
発射するようになっている。従って、兼用受光素子32
は時間帯別に雨滴用の入射光として、或いは結露用の入
射光として光量を検出できる。よって、結露および雨滴
検出センサ31は、受光素子が兼用受光素子32として
一つにまとまることと、ハーフミラーが不要になるの
で、コストの低減を図ることができる。
【0029】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、第2実施の形
態例におけるV字形ミラー22やビームスプリッタ23
はハーフミラーに置き換えても対応することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1記
載の結露および雨滴検出センサによれば、導光板がウイ
ンドガラス内面に付着した結露を検出可能な帯板状であ
り、雨滴用発光素子が結露および雨滴兼用の兼用発光素
子であり、兼用発光素子からの光を分岐させるためにウ
インドガラスと導光板との間に設けられた半反射部材
と、分岐後の光をそれぞれ反射させるためにウインドガ
ラスと導光板との間に設けられたミラーと、導光板内部
において反射後に射出される光を受光する雨滴用受光素
子とは別に設けられた結露用受光素子とが具備されてい
る。従って、ウインドガラスの外面に付着した雨滴だけ
でなく導光板の内面に付着した結露も検出することがで
きるから、一つの結露および雨滴検出センサでワイパー
ブレードだけでなくデフロスタの自動制御にも適応させ
ることができる。よって、低コストで用途が拡大される
だけでなく、安全性の著しい向上を図ることができる。
【0031】また、請求項2記載の結露および雨滴検出
センサによれば、兼用発光素子からの光をウインドガラ
ス内および導光板内に入射させる前に分岐させるための
分光部材と、分岐された光の一方をさらに分岐させるた
めのビームスプリッタと、ビームスプリッタで分岐され
た光をそれぞれ受光するために設けられた第1受光素子
および第2受光素子とが具備されている。従って、ワイ
パーブレードおよびデフロスタへの制御信号は、単に雨
滴用受光素子および結露用受光素子に入射される受光量
ではなく、それぞれ第1・第2受光素子の受光量との比
較値に基づいて出力されるので、兼用発光素子4の光量
が劣化によって減量しても誤動作によって出力されるこ
とはなく、信頼性を一層向上させることができる。
【0032】また、請求項3記載の結露および雨滴検出
センサによれば、雨滴用受光素子がウインドガラス内面
に付着した結露をも検出可能な兼用受光素子であり、ウ
インドガラスおよび導光板からの射出光が兼用受光素子
に入射されるために導光板の他方の端部に設けられたリ
フレクタと、ウインドガラスと導光板への光の入射時間
をずらせるために別々に導光板の一方の端部に設けられ
た雨滴用発光素子とは別に結露用発光素子が具備されて
いる。従って、雨滴用発光素子と結露用発光素子とは一
定間隔で別々の時間帯に光が発射されることになり、兼
用受光素子は時間帯別に雨滴用の入射光として、或いは
結露用の入射光として光量を検出することができる。よ
って、受光素子が兼用受光素子として一つにまとまると
共に、ハーフミラーが不要になるので、コストの低減を
図ることができる。
【0033】さらに、請求項4および5記載の結露およ
び雨滴検出方法によれば、導光板がウインドガラス内面
に付着した結露を検出可能であり、雨滴用発光素子が結
露および雨滴兼用の兼用発光素子であり、兼用発光素子
からの光を半反射部材により分岐させ、分岐後の光をミ
ラーによって反射させ、反射後に射出される光を雨滴用
受光素子とは別に結露用受光素子でも受光させると共
に、兼用発光素子からの光をウインドガラス内および導
光板内に入射させる前に分光部材によって分岐させ、分
岐された光の一方をさらにビームスプリッタによって分
岐させ、ビームスプリッタで分岐された光を第1受光素
子および第2受光素子によって受光させる。また、第1
・第2受光素子からの受光結果を比較回路により雨滴用
受光素子および結露用受光素子からの受光結果と比較し
て、ワイパーブレードおよびデフロスタの自動制御に必
要な制御信号として出力させる
【0034】従って、ワイパーブレードおよびデフロス
タへの制御信号は、単に雨滴用受光素子および結露用受
光素子に入射される受光量ではなく、それぞれ第1・第
2受光素子の受光量との比較値に基づいて出力されるの
で、兼用発光素子の光量が劣化によって減量しても誤動
作によって出力されることはなく、信頼性を一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の結露および雨滴検出センサの第1実施
の形態例を示す縦断面説明図である。
【図2】本発明の結露および雨滴検出センサの第2実施
の形態例を示す縦断面説明図である。
【図3】本発明の結露および雨滴検出センサの第3実施
の形態例を示す縦断面説明図である。
【図4】従来の雨滴検出センサの一例を示す縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1,21,31 結露および雨滴検出センサ 2 ウインドガラス 3 導光板 4 兼用発光素子 5 結露用受光素子 6 雨滴用受光素子 7 ハーフミラー(半反射部材) 8 ミラー 22 V字形ミラー(分光部材) 23 ビームスプリッタ 24 第1受光素子 25 第2受光素子 26 比較回路 32 兼用受光素子 33 導光板 34 雨滴用発光素子 35 結露用発光素子 37 リフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01W 1/11 G01V 9/04 P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウインドガラス外面に装着されたワイパ
    ーブレード摺動領域に対応した前記ウインドガラス内面
    の一部に固定される透光性材料からなる導光板と、該導
    光板の一方の端部に支持された雨滴用発光素子と、他方
    の端部に支持された雨滴用受光素子とが具備された雨滴
    検出センサにおいて、 前記導光板が前記ウインドガラス内面に付着した結露を
    検出可能な帯板状であり、前記雨滴用発光素子が結露お
    よび雨滴兼用の兼用発光素子であり、該兼用発光素子か
    らの光を分岐させるために前記ウインドガラスと前記導
    光板との間に設けられた半反射部材と、前記分岐後の光
    をそれぞれ反射させるために前記ウインドガラスと前記
    導光板との間に設けられたミラーと、前記導光板内部に
    おいて反射後に射出される光を受光する前記雨滴用受光
    素子とは別に設けられた結露用受光素子とが具備されて
    いることを特徴とする結露および雨滴検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記兼用発光素子からの光を前記ウイン
    ドガラス内および前記導光板内に入射させる前に分岐さ
    せるための分光部材と、分岐された光の一方をさらに分
    岐させるためのビームスプリッタと、該ビームスプリッ
    タで分岐された光をそれぞれ受光するために設けられた
    第1受光素子および第2受光素子とが具備されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の結露および雨滴検出セン
    サ。
  3. 【請求項3】 ウインドガラス外面に装着されたワイパ
    ーブレード摺動領域に対応した前記ウインドガラス内面
    の一部に固定される透光性材料からなる導光板と、該導
    光板の一方の端部に支持された雨滴用発光素子と、他方
    の端部に支持された雨滴用受光素子とが具備された雨滴
    検出センサにおいて、 前記雨滴用受光素子が前記ウインドガラス内面に付着し
    た結露をも検出可能な兼用受光素子であり、前記ウイン
    ドガラスおよび前記導光板からの射出光が前記兼用受光
    素子に入射されるために前記導光板の他方の端部に設け
    られたリフレクタと、前記ウインドガラスと前記導光板
    への光の入射時間をずらせるために別々に前記導光板の
    一方の端部に設けられた前記雨滴用発光素子とは別に結
    露用発光素子が具備されていることを特徴とする結露お
    よび雨滴検出センサ。
  4. 【請求項4】 ウインドガラス外面に装着されたワイパ
    ーブレード摺動領域に対応した前記ウインドガラス内面
    の一部に固定される透光性材料からなる導光板の一方の
    端部に支持された雨滴用発光素子から発した光を前記導
    光板の他方の端部に支持された雨滴用受光素子で受ける
    検出方法において、 前記導光板が前記ウインドガラス内面に付着した結露を
    検出可能であり、前記雨滴用発光素子が結露および雨滴
    兼用の兼用発光素子であり、該兼用発光素子からの光を
    半反射部材により分岐させ、分岐後の光をミラーによっ
    て反射させ、反射後に射出される光を前記雨滴用受光素
    子とは別に結露用受光素子でも受光させると共に、前記
    兼用発光素子からの光を前記ウインドガラス内および前
    記導光板内に入射させる前に分光部材によって分岐さ
    せ、分岐された光の一方をさらにビームスプリッタによ
    って分岐させ、該ビームスプリッタで分岐された光を第
    1受光素子および第2受光素子によって受光させること
    を特徴とする結露および雨滴検出方法。
  5. 【請求項5】 前記第1・第2受光素子からの受光結果
    を比較回路により前記雨滴用受光素子および結露用受光
    素子からの受光結果と比較して、前記ワイパーブレード
    およびデフロスタの自動制御に必要な制御信号として出
    力させることを特徴とする請求項4記載の結露および雨
    滴検出方法。
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