JPH09256426A - 緊急遮水装置 - Google Patents

緊急遮水装置

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JPH09256426A
JPH09256426A JP6228296A JP6228296A JPH09256426A JP H09256426 A JPH09256426 A JP H09256426A JP 6228296 A JP6228296 A JP 6228296A JP 6228296 A JP6228296 A JP 6228296A JP H09256426 A JPH09256426 A JP H09256426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震等の緊急時に、遮水弁の開閉状況を迅速
に管理者に知らせることが可能で、遠隔地からでも容易
に遮水弁の開閉を制御することができ、しかも、種々の
タイプの貯水槽に容易に設置可能で、かつ、複数の貯水
槽の遮水管理を簡単に行えるようにする。 【解決手段】 遮水装置1は、貯水槽Tの送水管3の途
中に弁ハウジング2が設けられ、弁ハウジング2の内部
にシリンダ弁4が収納される。制御装置7は、地震計1
1、流量計12または水位計13から緊急時の検知信号
を受けると、これらの検知信号に基づいて駆動装置5を
作動させ、連結軸6を介してシリンダ弁4を全閉にす
る。そして、通報装置8がシリンダ弁4の全閉完了を電
話回線により電話機9で管理者に知らせる。また、シリ
ンダ弁4を全開に復帰させる場合は、電話機9から制御
装置7に電話回線を通じて駆動信号を送り、駆動装置5
を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緊急遮水装置に関する
もので、例えば、水道用の貯水槽(配水池)に設置する
のに適したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水道用の貯水槽に設置される緊急
遮水装置としては、例えば、実公昭63−29009号
公報に開示されるものがある。この種の緊急遮水装置
は、地震発生時に遮水弁を自動的に閉じるようにしたも
ので、その装置構成は、貯水槽の底部の送水口に弁蓋を
設け、この弁蓋を開閉可能に吊り上げるウインチを貯水
槽の天井部に設けてなる。そして、所定の震度以上の地
震が発生したときに、ボールを受け台から落下させ、ウ
インチのロックを解除してワイヤーを緩め、槽内の水圧
により弁蓋を閉じるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来タイプの緊急遮水装置によると、以下のような
問題がある。 遠隔地で遮水弁の開閉状態を知ることができないた
め、地震発生の直後に遮水弁が閉じたか否かが不明にな
る場合があり、管理者の対応が遅れやすい。 遮水弁を全閉から全開状態に復帰させる場合に、管理
者が配水池へ行ってウインチ等の駆動装置を作動させる
ため、給水の回復に時間がかかる場合がある。例えば、
配水池が丘陵地等に設けられる場合には、現場までの道
路状況の悪化等の理由により給水の回復が困難になるこ
とも考えられる。 また、従来タイプのものは、貯水槽の内部に弁蓋を設
ける構成であるため、複数の貯水槽に遮水装置を設ける
場合に、個別に遮水弁を確保する必要があり、設置作業
が面倒になるとともに、貯水槽ごとの遮水制御が複雑に
なる。 さらに、貯水槽の天井部にウインチ等の駆動装置を設
けるため、ステンレスタンク、PCタンクなどの比較的
槽壁の薄い貯水槽の場合には、天井部に駆動装置を取り
付けにくくなる。
【0004】そこで、本発明はこのような現状に鑑みな
されたもので、地震等の緊急時に、遮水弁の開閉状況を
迅速に管理者に知らせることが可能で、遠隔地からでも
容易に遮水弁の開閉を制御することができ、しかも、種
々のタイプの貯水槽に容易に設置可能で、かつ、複数の
貯水槽の遮水管理を簡単に行えるようにした緊急遮水装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の緊急
遮水装置は、貯水槽の水を外部へ供給するための送水路
に設けられる弁ハウジングと、前記弁ハウジングの内部
に設けられる遮水弁と、前記弁ハウジングの外部に設け
られる駆動装置と、前記遮水弁を開閉可能に、前記遮水
弁と前記駆動装置との間に連結される連結部材と、前記
貯水槽の緊急時の状況を検知する検知装置と、前記検知
装置からの検知信号に基づいて前記駆動装置を作動させ
る制御装置と、前記遮水弁の開閉動作の完了後に、前記
遮水弁の弁状態を電話回線により所定の電話機で管理者
に知らせる通報装置とを備えたことを特徴とする。前記
制御装置は、前記電話機から電話回線を通じて送られる
駆動信号に基づいて前記駆動装置を作動させることを特
徴とする。
【0006】前記遮水弁は、前記弁ハウジングの通水口
から前記弁ハウジング内に延びる固定筒と、この固定筒
の先端開口部に摺動自在に嵌合する有底筒形の移動筒と
からなるシリンダ弁であって、前記固定筒または移動筒
の摺動面に送水窓を形成してなることを特徴とする。前
記固定筒には、前記移動筒の周面に摺接可能な支持部を
有し、かつ前記送水窓に通水可能な整流窓を有する補助
筒が取り付けられることを特徴とする。前記検知装置
は、地震計、流量計または水位計であることが望まし
い。
【0007】本発明の緊急遮水装置は、地震等の発生
時、検知装置が緊急時の状況を検知し、制御装置に検知
信号を出力する。この検知信号に基づいて制御装置が駆
動装置の作動スイッチをオンにすると、駆動装置は、連
結部材を介して遮水弁を全閉位置まで駆動する。遮水弁
が全閉になると、所定の通報命令に応じて通報装置が電
話回線を通じて管理者の電話機にコールし、音声等によ
り遮水弁が全閉になったことを知らせる。一方、全閉状
態の遮水弁を再び全開に復帰させる場合は、管理者が電
話機で電話回線を通じて制御装置に駆動信号を送ると、
この駆動信号に基づいて制御装置が駆動装置の作動スイ
ッチをオンにし、遮水弁を全開位置に復帰させる。そし
て、遮水弁の開弁動作が完了すると、通報装置は遮水弁
の全開状態を電話回線を通じて管理者に知らせる。
【0008】本発明の構成によると、貯水槽の外部の弁
ハウジングに遮水弁を設けるため、複数の貯水槽の管理
が容易になる。すなわち、複数の貯水槽の遮水を行う場
合に各槽からの送水管を一本に集中し、この送水路に遮
水弁を設けることで、単一の遮水装置で複数の貯水槽を
まとめて遮水することが可能となる。また、駆動装置
は、貯水槽の天井部に設ける必要がなく、弁ハウジング
の外部に設置すれば足りるため、槽壁が比較的薄い貯水
槽であっても、遮水装置の設置に制限を受けることがな
い。
【0009】また、本発明において、遮水弁をシリンダ
弁の構造としたのは、送水路の水圧変化を小さく抑え
て、弁の開閉操作をよりスムーズに行うようにするため
である。送水路に大量に流れる水を遮断する場合等に
は、ウオーターハンマー現象等を防止するために送水量
を徐々に変化させる必要がある。前記固定筒に移動筒が
摺動自在なシリンダ弁の構成によれば、連結部材により
弁の開閉を操作しやすく、かつ送水量を微量調節するこ
とが可能で、電話回線を利用した遮水弁の自動制御の信
頼性が高くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の第1実施例を図1〜図1
1に示す。図1に示すように、緊急遮水装置1は、貯水
槽Tの底部に送水管3が設けられ、この送水管3の途中
に弁ハウジング2が設けられる。弁ハウジング2の内部
には、送水管3を流れる水を遮断するシリンダ弁4が収
納される。弁ハウジング2の周囲には、鋼材等で組立て
られた架台Hが設けられ、この架台Hに駆動装置5が固
定される。駆動装置5の下方にはシリンダ弁4に連結さ
れる連結軸6が設けられている。
【0011】緊急時の状況を検知するための検知装置と
しては、貯水槽Tに水位計13が設けられ、制御室S
(図2参照)の所定位置に地震計11および流量計12
が設けられる。制御室S内に設置された制御盤Gには、
これらの検知装置からの検知信号を処理する制御装置7
が設けられる。そして、この制御装置7には、電話局1
0を介して電話回線により管理者の電話機9に通信可能
な通報装置8が接続されている。
【0012】図2に示すように、ステンレス製の貯水槽
Tは、中央仕切板Cにより第1タンクT1と第2タンク
T2とに仕切られ、それぞれ数百トン程度の水を蓄える
ことが可能になっている。タンク外壁に形成される凸部
Dは、槽壁面の強度を高めるものである。第1タンクT
1と第2タンクT2の底部に設けられる送水管3a、3b
は、制御室Sで送水路が合流するように配管される。送
水管3aと3bとの間に枝管3cが連結され、両者を通
過する水が送水管3dを通って遮水装置1に導かれる。
そして、弁ハウジング2内を通過した水は、送水管3e
を通って配水池外部へ送られることになる。また、送水
管3bと3eとの間に設けられるバイパス管3fは、遮
水装置1のメンテナンスを行うときなどに遮水弁を通る
ことなく、両タンクの水を送水管3eへ送る。各送水管
には、バルブV1〜V5が設けられ、通常時またはメンテ
ナンス時などの状況に応じて開閉が制御される。
【0013】図3に示すように、弁ハウジング2の内部
には、中心軸方向に沿ってシリンダ弁4が配置される。
シリンダ弁4の下部開口端がエルボ管15の一端に接続
され、エルボ管3の他端が送水管3の下流部開口端に接
続される。貯水槽Tからの水の流れは、図3矢印に示す
ように、上流部の送水管3から弁ハウジング2に入り、
シリンダ弁4およびエルボ管15を通過して下流部の送
水管3へ至る。
【0014】図4および図5に示すように、シリンダ弁
4の構成は、外筒21、内筒22および補助筒23から
なる。外筒21の内周面に有底筒形の内筒22が摺動可
能に挿入される。外筒21の上端フランジ部21aには
補助筒23がボルトにより同軸方向に固定されている。
内筒22の周面の上端部にはOリング25が設けられ
る。Oリング25は、内筒22の周面に接触し、内筒2
2の開閉の際の摺動を支持する。
【0015】内筒22の摺動面には、送水窓22aが設
けられ、内筒22から外筒21に弁ハウジング2内の水
を導入可能になっている。図5に示すように、内筒22
が全開位置まで移動すると、外筒21の上方に送水窓2
2aが覗き、弁ハウジング2の水が外筒21に流入す
る。すなわち、内筒22の移動の高さ位置に応じて弁が
開閉することになる。また、内筒22の中間部には、補
助筒23の筒長さ範囲で内筒22の移動を規制するフラ
ンジ28が形成されている。外筒21の底面には、フラ
ンジ28に当接するパッキン29が設けられる。
【0016】送水窓22aは、内筒22の外周面に軸方
向に所定の長さで形成されもので、送水窓22aの数
は、内筒22の外周面に60゜間隔で6個設けられてい
る。送水窓22aの上部は、鋭角をなすように切断され
るが、これは、弁の開き始めたときに流入量が急激に増
大するのを防止し、水の流れをスムーズにするためであ
る。
【0017】また、補助筒23の筒面には周方向に60
゜間隔で整流窓23aが設けられる。弁ハウジング2内
の水は、整流窓23aを通過し、真っ直ぐに送水窓22
aに入る。すなわち、送水窓22aに導入される前に整
流窓23aで水の流れが規制されることになる。
【0018】図1に示すように、エルボ管15のすぐ下
流側には、空気弁16が設けられる。空気弁16は、弁
ハウジング2および送水管3の送水路の空気を排出した
り、送水路に空気を送り込んで管路の破損を防ぐ役割を
果たす。また、エルボ管15のすぐ下流側の位置に空気
弁16を設けることにより、全閉から開方向にシリンダ
弁4を動かす時に外筒21の内部が過度の負圧状態にな
るのが防止され、シリンダ弁4の開閉動作がスムーズに
なる。また、開閉時に外筒21、内筒22等にかかる負
担が少なくなってシリンダ弁4および駆動装置5の耐久
性が向上する。
【0019】空気弁16の構成は、図6および図7に示
すように、弁ケース17にボール形のフロート弁18と
遊動弁体19とを収納してなる。送水路に最初に通水す
るときまたは送水路から水を抜くときには、図6に示す
ように、弁ケース17内でフロート弁18と遊動弁体1
9とが下方位置になり、遊動弁体19の外側の空気通路
を通って大量の空気が外部へ排出され、または外部から
吸入される。また、図7に示すように、弁ケース17に
一定量の水が満たされると、フロート弁18が遊動弁体
19を持ち上げて空気通路を塞ぐ。そして、弁ケース1
7の上部に溜まった空気の圧力が大きくなると、フロー
ト弁18が空気圧により下方へ移動し、遊動弁体19の
中央排気孔Kから空気が少量ずつ外部へ排出される。
【0020】図8に示すように、駆動装置5は、油圧シ
リンダ31、電動ポンプ32、バルブユニット33、手
動ポンプ34を備える。電動ポンプ32の圧力タンクか
ら接続ホースおよびバルブユニット33を介して油圧シ
リンダ31へ作動油が循環するようになっている。作動
油が油圧シリンダ31のポートAに流入すると、油圧シ
リンダ31の可動部31aが下降し、これにともなって
連結軸6が下降する。また、作動油がポートBに流入す
ると、可動部31aが上昇し、連結軸6を持ち上げる。
可動部31aには、連結軸6が移動する際のクッション
機構を有するコイルスプリング31bが取り付けられて
いる。
【0021】バルブユニット33の内部は、作動油の通
路を電動ポンプ32側と手動ポンプ34側に切り換可能
な弁構造になっている。作業者が現場でバルブを操作し
て手動ポンプ34側に設定すると、バルブユニット33
の作動油通路が手動ポンプ34側に切り替わる。例え
ば、電動ポンプ32の故障時などの際には、作業者が手
動でシリンダ弁4を開閉することが可能である。
【0022】また、油圧シリンダ31には、リミッタ3
5が取り付けられる。リミッタ35は、シリンダ弁4の
開度に応じて連結軸6が所定距離だけ移動すると、油圧
シリンダ31の作動を停止させる。リミッタ35の構成
は、図9に示すように、作動棒41の側方に所定間隔を
あけて全開リミット42および全閉リミット44が設け
られる。作動棒41には、全開リミット42および全閉
リミット44に接触可能な開カム43および閉カム45
が所定の高さ位置に固定されている。開カム43および
閉カム45の間には、開度計46の針部46aが固定さ
れており、図8に示す目盛り板46bによって作業者が
シリンダ弁4の開度を視覚的に確認可能になっている。
また、開カム43および閉カム45の鉛直方向には、補
助リミット47、48が設けられ、全開リミット42お
よび全閉リミット44を超えて作動棒41が移動するの
を二次的に防止している。
【0023】さらに、図8に示すように、油圧シリンダ
31の下方位置には、ストッパ装置36が設けられる。
ストッパ装置36は、油圧シリンダ31の可動部31a
の自重による下降を防止するもので、係止爪51、電磁
ソレノイド52、戻しスプリング53およびリミットス
イッチ54を有している。電磁ソレノイド52の駆動軸
は水平方向に移動可能になっており、その先端部に係止
爪51が固定される。駆動軸の後端部52aは、リミッ
トスイッチ54に接触可能になっている。連結軸6の上
端部には、ガイドバー55が軸方向に固定され、このガ
イドバー55の下端面が係止爪51に係止される。ガイ
ドバー55の下端面の位置は、シリンダ弁4が全開位置
にあるときに係止爪51の高さに一致するようにセット
される。
【0024】駆動装置5の作動開始時、まず、油圧シリ
ンダ31の可動部31aが僅かに上昇し、数秒間そのま
まの状態で保持される。次いで、電磁ソレノイド52に
電圧が付加され、係止爪51が後方に引き込まれる。そ
して、駆動軸の後端部52aがリミットスイッチ54に
接触すると、リミットスイッチ54から制御装置7に係
止爪51の係止解除の信号が伝達される。この信号に基
づいて制御装置7が油圧シリンダ31に駆動命令を送る
と、可動部31aが全閉位置まで下降する。可動部31
aの作動中は、電磁ソレノイド52の通電が停止され、
係止爪51の先端部は、ガイドバー55の側面に摺接す
る。また、シリンダ弁4が全開位置に復帰するときに
は、可動部31aの上昇とともに、ガイドバー55が上
昇し、その下端面が係止爪51を超えると、戻しスプリ
ング53の付勢力により再び係止爪51に係止される。
【0025】連結軸6は、ステンレス棒を所定の長さに
切断してなるもので、シリンダ弁4と駆動装置5との間
に鉛直方向に配置されている。連結軸6の下端が内筒2
2の上端軸部27(図4参照)に固定され、連結軸6の
上端が可動部31aに固定されている。連結軸6と弁ハ
ウジング2とのシール構造は、図8に示すように、連結
軸6を通すための天井筒2aに樹脂繊維からなるシール
部材2bを挿入し、押え蓋2cでこのシール部材2aを
ネジ締め固定するものである。押え蓋2cの下端部でシ
ール部材2bを軸方向に圧縮すると、シール部材2bが
径方向に膨らんで、天井筒2aの隙間を気密に封鎖す
る。帯状のシール部材2bは、天井筒2aの筒内径に合
わせて円形に曲げて使用されるもので、交換等のメンテ
ナンスの際には、連結軸6を取り外すことなく、容易に
脱着可能になっている。また、シール部材2bは、駆動
装置5に生じる水滴や潤滑油等の弁ハウジング2内への
落下を防止するとともに、送水路に生じる塩素ガス等が
駆動装置5に侵入するのを防止する役割をも果たす。
【0026】次に、各検知装置11〜13、制御装置7
および通報装置8の構成について説明する。図10に示
すように、地震計11は、制御装置7および通報装置8
とともに制御盤Gの内部に設置されるか、または、制御
室S内の強固な壁や床などに設置される。地震計11に
一定以上の揺れが加わると、感知体に設定水平加速度以
上の力が作用し、感知体が瞬時に落下してレバーを押し
下げ、マイクロスイッチをONにする。地震計11の検
知精度としては、例えば、250ガル以下の(震度0〜
5)の範囲で設定することが可能である。
【0027】流量計12は、貯水槽Tと弁ハウジング2
との間の送水管3に設けられ、貯水槽12からの送水量
を測定可能になっている。送水量が一定の流量以上にな
ると、流量計12から制御装置7に検知信号が出力され
る。例えば、地下配管の破裂等のため貯水槽Tの水が地
下に大量に漏れ出している場合などの緊急時に流量計1
2が制御装置7に検知信号を送ることになる。
【0028】また、水位計13は、貯水槽Tの第1タン
クT1および第2タンクT2に水位センサを設けてなるも
ので、許容水位の上限と下限とを検知可能になってい
る。例えば、貯水槽Tの水位が異常に低下している場合
などの緊急時に制御装置7に検知信号を出力する。水位
センサには、例えば、電極棒、フロート式のスイッチ等
を用いることができる。
【0029】制御装置7は、地震計11、流量計12、
水位計13の各検知信号を入力し、駆動装置5に作動命
令を送るようになっている。地震計11、流量計12お
よび水位計13からの検知信号を受けると、所定のタイ
ミングで駆動装置5の駆動スイッチをオンにする。な
お、マイクロコンピュータを内蔵させてこれらの制御操
作をプログラムすることもできる。また、制御装置7
は、遮水弁4の開閉動作の完了後に、全開または全閉信
号に基づいて通報装置8に通報命令を送る。なお、全開
または全閉信号は、全開リミット42または全閉リミッ
ト44の作動時にリミッタ35から制御装置7に送られ
るように設定される。
【0030】通報装置8は、一般の電話回線(プッシュ
ホン回線)により電話局を介して管理者の電話機9に接
続される。電話機9は、管理者の人数、管理室の数等に
応じて複数個設定されている。制御装置7からの通報命
令がなされると、所定の優先順位にしたがって各電話機
9にダイヤルし、シリンダ弁4の開閉状況を通報メッセ
ージで管理者に伝達するようになっている。通報メッセ
ージには、全開完了を知らせるものと、全閉完了を知ら
せるものの2種が設定されており、制御装置7からの通
報命令に応じていずれか一方のメッセージが送られる。
管理者が受話器を取ると、メッセージが音声等で流れ
る。
【0031】また、通報装置8は、電話回線を通じて管
理者側からの駆動信号を受信することも可能になってお
り、具体的には、管理者からのシリンダ弁4を全開また
は全閉にする命令を、予め設定された暗証番号から判別
して制御装置7に送る。制御装置7は駆動命令を受ける
と、この命令にしたがって駆動装置5の作動スイッチを
オンにする。なお、シリンダ弁4の開閉動作の完了後
は、折り返し、弁の開閉状況を知らせるメッセージが管
理者の電話機9に通報される。さらに、通報装置8は、
所定の暗証番号により管理者がシリンダ弁4の弁状態を
確認する命令を受けることもでき、この場合、油圧シリ
ンダ31の可動部31aの移動位置からシリンダ弁4の
開閉状況を判断し、電話機9により音声等のメッセージ
を管理者に通報する。
【0032】ここで、通報装置8の電話回線について
は、前述したように、一般のプッシュホン回線を使用し
ている。すなわち、通報装置8と管理者の通信回線とし
て特別の回線を設けるものではない。これは、電話回線
以外の手段として、特別の専用回線で通報装置と受信機
とを接続する場合は、管理者の受信機の場所が限定さ
れ、管理者の操作が比較的面倒なものになりやすく、ま
た、専用回線を設置するのに設備費が膨大にかかり、複
数の貯水槽に遮水装置を取り付けることが困難になるた
めである。これに対し、前記通報装置8のように一般の
電話回線を利用すると、管理者が一般の電話機9で通報
を受け、また、電話機9でシリンダ弁4の開閉を遠隔操
作することが可能になる。特に、最近では、携帯電話や
パーソナルハンディホン(PHS)等が使用可能になっ
ているため、管理者がこれらの電話機を使用すること
で、貯水槽の管理がさらに容易になる。
【0033】駆動装置5、制御装置7および通報装置8
の電源については、一般家庭用の交流電源が使用され
る。また、緊急時の停電に備えて交流電源から無停電電
源装置(UPS)に充電することもでき、停電の際に
は、制御装置7からの命令により交流電源からインバー
タを介して無停電電源装置に切り替わる。したがって、
地震等で貯水槽Tの設置される地域が停電になっても、
電話回線が使用可能であれば、シリンダ弁5の開閉を遠
隔操作したり、また、弁状態を確認することも可能にな
る。また、補助バッテリとして太陽電池を設置してもよ
い。太陽電池によれば、日中に太陽光で繰り返し充電す
ることができるため、長時間の停電を生じても、シリン
ダ弁4の開閉操作を繰り返し行うことができる。
【0034】次に、前記緊急遮水装置1の作動について
説明する。例えば地震計11が所定震度以上の揺れを検
知する場合、地震計11から制御装置7に検知信号が出
力され、この検知信号に基づいて制御装置7が駆動装置
5の作動スイッチをオンにし、油圧シリンダ31を駆動
する。このとき、連結軸6が下降し、シリンダ弁4を全
閉にする。シリンダ弁4が全閉になると、全閉リミット
44から制御装置7へ全閉信号が出力され、この全閉信
号に基づいて制御装置7が通報装置8に通報命令を送
る。通報装置8は、通報命令に応じて電話回線により管
理者の電話機9に所定回数のコールをし、管理者が電話
機9を通話状態にすると、通報装置8から音声によりシ
リンダ弁4が全閉になったことを知らせるメッセージが
受話器に流れる。
【0035】流量計12または水位計13により異常を
検知する場合にも、同様に、制御装置5が検知信号に基
づいて駆動装置5を作動させ、シリンダ弁4を全閉にす
る。そして、シリンダ弁4の閉弁完了後には、通報装置
8から電話回線を通じて管理者にシリンダ弁4の全閉完
了のメッセージが通報されることになる。なお、駆動装
置5の作動のタイミングについては、前述した実施例の
ほか、管理者が通報を受けた後に、シリンダ弁4を全閉
にするように設定することもできる。
【0036】全閉状態のシリンダ弁4を再び全開に復帰
させる場合は、管理者が通報装置8に電話をかけ、所定
の暗証番号を押して駆動信号を送る。すると、この駆動
信号に基づいて制御装置7が駆動装置5の作動スイッチ
をオンにし、油圧シリンダ31が連結軸6を介してシリ
ンダ弁4を全開にする。そして、シリンダ弁4が全開に
なると、制御装置7が全開リミット42からの全開信号
に基づいて通報装置8に通報命令を送る。通報装置8
は、この通報命令に応じて全開完了のメッセージを電話
回線を通じて管理者の電話機9に流す。
【0037】次に、シリンダ弁4の開閉制御を図11に
示すフローチャートに従って説明する。まず、現場でシ
リンダ弁4を作動させる場合については、作業者が制御
盤の所定のスイッチを操作して駆動装置5を作動させる
か(ステップ71)、または、駆動装置5の油圧シリン
ダ31の駆動ポンプを電動ポンプ32から手動ポンプ3
4側に切り換えて手動操作でシリンダ弁4を作動させる
(ステップ72)。また、遠隔地からシリンダ弁4を作
動させる場合については、電話回線を通じて通報装置8
に駆動信号を送り、この駆動信号により制御装置7から
駆動装置5に作動命令を送るようにする(ステップ7
3)。すなわち、管理者は、上記3つの操作の選択によ
り、シリンダ弁4を開閉することができる。なお、現場
または遠隔操作のいずれの場合についても、シリンダ弁
4が全閉または全開になると、通報装置8から電話回線
を通じて管理者の電話機9にシリンダ弁4の開閉状況が
通報される(ステップ74、75)。
【0038】一方、緊急時には、地震計11、流量計1
2または水位計13がそれぞれ予め設定された震度、過
大流量または異常低水位を検知すると(ステップ76、
77、78)、シリンダ弁4が全開から全閉へ切り替わ
る(ステップ74)。この場合にも、シリンダ弁4の閉
弁操作の完了後に、通報装置8から電話回線を通じて管
理者の電話機9にシリンダ弁4の開閉状況が管理者に通
報される。
【0039】このように第1実施例の遮水装置1によれ
ば、地震等の緊急時に迅速かつ確実にシリンダ弁4を閉
じて遮水を行うことができ、しかも、管理者が遠隔地に
いてもシリンダ弁4の作動状況を迅速かつ正確に把握す
ることができる。したがって、緊急時の対応を早急に行
うことができ、二次災害を未然に防止するのに役立つも
のとなる。また、遮水装置1では、一般の電話回線によ
りシリンダ弁4の開閉を遠隔操作することができるた
め、緊急時に現場へ行く必要がなく、現場までの道路状
況の如何によらず、迅速な対応をとることができる。管
理者にとっては携帯電話等で操作することもでき、例え
ば、休日に自宅から操作したり、出張先から操作するこ
とで、貯水槽の監視の負担を軽減することができる。さ
らに、遮水装置1の構成は、貯水槽Tの外部の弁ハウジ
ング2にシリンダ弁4を収納するものであるため、複数
の貯水槽を単一の遮水弁で管理することができ、設備コ
スト等を大幅に削減することができる。
【0040】次に、本発明の第2実施例を図12に示
す。第2実施例による緊急遮水装置は、シリンダ弁4の
内筒22に補助窓81を設けたものである。補助窓81
は、内筒22のスライド面の上端部に周方向に一定間隔
を保って形成されている。補助窓81の位置は、各送水
窓22aの周方向中間位置に配置され、穴形状について
は楕円形になっている。シリンダ弁4の作動時、内筒2
2が上昇を開始すると、貯水槽Tの水は、まず、補助窓
81から内筒22に流入し、さらに内筒22が上昇する
と、補助窓81および送水窓22aから内筒22に流入
する。これにより、送水管3に送られる水の量がより緩
やかに増大するため、水圧の変化によって弁の開閉動作
が影響を受けにくく、シリンダ弁4の作動がさらにスム
ーズになる。
【0041】本発明の第3実施例を図13および図14
に示す。第3実施例は、弁ハウジングを分割可能に構成
したものである。弁ハウジング80は、天井部81、筒
部82、83および底部84が組み合わされてなる。天
井部81は、ドーム形をしており、中央に連結軸6を通
すための天井筒が設けられている。筒部82、83は、
それぞれ半円筒形に形成され、天井部81の下方に固定
される。底部84は、縦筒の上端が筒部82、83の下
端に連結され、横筒の両端が送水管の上流端および下流
端に連結される。天井部81、筒部82、83および底
部84のフランジ面Fの間には、それぞれ水漏れ防止用
のパッキンが取り付けられ、ボルトで締め付けられる。
第3実施例によると、筒部82、83を取り外すこと
で、容易に遮水弁を脱着することができるため、メンテ
ナンス作業等が容易になる。
【0042】本発明の第4実施例を図15〜図18に示
す。第4実施例は、弁ハウジング90を箱形にしたもの
である。弁ハウジング90は、フレーム91に天井板9
2、上部側板93a〜93dおよび下部側板94a〜9
4dを取り付けてなる。弁ハウジング90を組み立てる
場合、まず、図17および図18に示すように、あらか
じめフレーム91に天井板92、上部側板93a、93
bおよび下部側板94a〜94dを溶接したものを配管
途上にセットし、中央に遮水弁4を配置する。次いで、
フレーム91の図17で正面と背面に側板93c、93
dを取り付ける。天井板92、上部側板93a〜93d
および下部側板94a〜94dは、ステンレス製のもの
で、フレーム面に溶接により固定される。天井板92に
は、連結棒6を通すための天井筒95が形成され、さら
にその近傍には、排気弁96が設けられる。また、下部
側板94a、94bの中央には、送水管3に連通する通
水口が形成されている。上部側板93a、93bは、図
16に示すように、フレーム面に溶接されるスペーサ9
7に、枠体97aを介してボルト98により締め付け固
定される。スペーサ97は、ボルト98の先端がフレー
ム面に接しない程度に十分な肉厚をもって形成される。
上部側板93a、93bの中央には、透明なアクリルか
らなる窓99が取り付けられる。窓99により管理者が
シリンダ弁4の作動状況を容易にチェックすることがで
きる。
【0043】第4実施例によると、ボルト98を緩める
ことで上部側板93cおよび93dを取り外すことがで
きるため、遮水弁4のメンテナンス等の作業が容易にな
る。また、天井板92および上部側板93a〜93dお
よび下部側板94a〜94dが平板であるため、弁ハウ
ジングを製造しやすく、シール性がきわめて良好にな
る。
【0044】以上、前記第1実施例〜第4実施例につい
て説明したが、本発明のその他の実施例としては、シリ
ンダ弁に代えて仕切弁、バタフライ弁等を用いることも
可能である。また、前記第1実施例では、通報装置の通
報時期について、全閉または全開時に弁の開閉状況を管
理者に通報するようにしたが、その他、遮水弁の開度に
応じた詳細な開閉状況を管理者に通報するようにしても
よい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緊急遮水
装置によれば、貯水槽の送水路に弁ハウジングを設け、
この弁ハウジングに電話回線を通じて作動可能な遮水弁
を設ける構成としたため、次のような優れた効果を得る
ことができる。 (a) 緊急時に貯水槽を的確に遮水をすることができ、
しかも、遮水弁の状態を迅速かつ正確に管理者に知らせ
ることができる。 (b) 遠隔地から電話回線により簡単に弁の開閉を制御
することができ、緊急時に現場へ行かなくとも、遠隔地
からいつでも簡単かつ確実に遮水弁の開閉を制御するこ
とができる。 (c) 貯水槽の水漏れなどの二次災害を未然に防止する
ことが可能である。 (d) 貯水槽の下流側の送水路に設置することで、複数
の貯水槽の集中管理を行うことができる。 (e) 貯水槽外部の送水路に遮水弁を設置するため、貯
水槽の種類に影響されることなく、設置作業が比較的簡
単に行える。 (f) 地震に限らず種々の緊急時の状況を検知して遮水
弁を作動させることが可能で、より安全に快適に貯水槽
を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による緊急遮水装置を示す
概略構成図である 。
【図2】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の貯水
槽を示す部分平面図である。
【図3】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の弁ハ
ウジングの内部構造を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第1実施例による緊急遮水装置のシリ
ンダ弁の全閉状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第1実施例による緊急遮水装置のシリ
ンダ弁の全開状態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の空気
弁を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の空気
弁を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の駆動
装置を示す側面図である。
【図9】本発明の第1実施例による緊急遮水装置のリミ
ッタを示す側面図である 。
【図10】本発明の第1実施例による緊急遮水装置の作
動を説明するための概略構成図である。
【図11】本発明の第1実施例による緊急遮水装置のシ
リンダ弁の開閉制御を説明するためのフローチャートで
ある 。
【図12】本発明の第2実施例による緊急遮水装置のシ
リンダ弁を示す縦断面図である。
【図13】本発明の第3実施例による緊急遮水装置の弁
ハウジングを示す側面図である。
【図14】図13に示す弁ハウジングの筒部を示す斜視
図である。
【図15】本発明の第4実施例による緊急遮水装置の弁
ハウジングを示す側面図である。
【図16】本発明の第4実施例による緊急遮水装置の弁
ハウジングを示す部分横断面図である。
【図17】図15に示す弁ハウジングの製造方法を説明
するための側面図である。
【図18】図15に示す弁ハウジングの製造方法を説明
するための平面図である。
【符号の説明】
1 遮水装置(緊急遮水装置) 2 弁ハウジング 3 送水管 4 シリンダ弁(遮水弁) 5 駆動装置 6 連結軸(連結部材) 7 制御装置 8 通報装置 9 電話機 10 電話局 11 地震計(検知装置) 12 流量計(検知装置) 13 水位計(検知装置) 21 外筒(固定筒) 22a 送水窓 22 内筒(移動筒) 23 補助筒 23a 整流窓 25 Oリング(支持部) 31 油圧シリンダ T 貯水槽 T1 第1タンク T2 第2タンク G 制御盤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水槽の水を外部へ供給するための送水
    路に設けられる弁ハウジングと、 前記弁ハウジングの内部に設けられる遮水弁と、 前記弁ハウジングの外部に設けられる駆動装置と、 前記遮水弁を開閉可能に、前記遮水弁と前記駆動装置と
    の間に連結される連結部材と、 前記貯水槽の緊急時の状況を検知する検知装置と、 前記検知装置からの検知信号に基づいて前記駆動装置を
    作動させる制御装置と、 前記遮水弁の開閉動作の完了後に、前記遮水弁の弁状態
    を電話回線により所定の電話機で管理者に知らせる通報
    装置とを備えたことを特徴とする緊急遮水装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置は、前記電話機から電話回
    線を通じて送られる駆動信号に基づいて前記駆動装置を
    作動させることを特徴とする請求項第1項記載の緊急遮
    水装置。
  3. 【請求項3】 前記遮水弁は、前記弁ハウジングの通水
    口から前記弁ハウジング内に延びる固定筒と、この固定
    筒の先端開口部に摺動自在に嵌合する有底筒形の移動筒
    とからなるシリンダ弁であって、前記固定筒または移動
    筒の摺動面に送水窓を形成してなることを特徴とする請
    求項第1または2項記載の緊急遮水装置。
  4. 【請求項4】 前記固定筒には、前記移動筒の周面に摺
    接可能な支持部を有し、かつ前記送水窓に通水可能な整
    流窓を有する補助筒が取り付けられることを特徴とする
    請求項3記載の緊急遮水装置。
  5. 【請求項5】 前記検知装置が地震計である請求項第
    1、2、3または4項記載の緊急遮水装置。
  6. 【請求項6】 前記検知装置が流量計である請求項第
    1、2、3または4項記載の緊急遮水装置。
  7. 【請求項7】 前記検知装置が水位計である請求項第
    1、2、3または4項記載の緊急遮水装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015169009A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社タブチ 給水管構造
JP2016030981A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社タブチ 給水構造

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JP2015169009A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 株式会社タブチ 給水管構造
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