JPH09255153A - 積載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材などの被積載物を自動的に積載すること
により、作業効率を改善することができる積載装置を提
供する。 【解決手段】 ローラーコンベア１０は板材Ｍをトラバ
ースシリンダ１２の上方に移送する。この移送されてき
た板材Ｍをトラバースシリンダ１２が持ち上げる。この
トラバースシリンダ１２上の板材Ｍを押圧シリンダ２０
が押し、テーブルリフター３０の上に移載する。テーブ
ルリフター３０は移載された板材Ｍの上面がトラバース
シリンダ１２の移載面Ａと一致するまで下降する。ロー
ラーコンベア１０はまた新たな板材Ｍを移送し、押圧シ
リンダ２０はそれをテーブルリフター３０の上に移載す
る。これにより板材Ｍが積載される。移動シリンダ４０
は積載した板材Ｍを押しテーブルリフター３０の後方に
移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、切断した板材など
を自動的に積載する積載装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、切断装置により板材を切断した
場合、切断した板材を自動的に積載する装置がなかっ
た。そのため、人手により切断した板材をまとめ、それ
をコンベアやクレーンを使って次の工程などへ移動させ
ていた。

【０００３】しかしながら、従来は、人手により板材を
まとめていたので、切断される板材を作業者が常に監視
している必要があった。従って、切断は自動的に行うこ
とができても結局人手が必要となり、作業効率が悪いと
いう問題があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたもので、その目的は、板材等の被積載
物を自動的に積載することにより、作業効率を改善する
ことができる積載装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る積載装置
は、被積載物を移送する移送手段と、この移送手段に隣
接して配設されると共に昇降可能であり移送手段により
移送されてきた被積載物を下降させつつ積載する昇降手
段と、移動手段により移送されてきた被積載物を昇降手
段に向かって押すことにより被積載物を移送手段から昇
降手段に移載する押圧手段とを備えたものである。

【０００６】また、本発明に係る積載装置では、移送手
段により移送した被積載物の数を検出する移送数検出手
段を備えると共に、押圧手段および昇降手段がこの移送
数検出手段からの検出信号に応じてそれぞれ動作するよ
うにしてもよい。

【０００７】更に、昇降手段により積載した被積載物の
高さ検出する積載高さ検出手段を備えると共に、押圧手
段および昇降手段がこの積載高さ検出手段からの検出信
号に応じてそれぞれ動作するようにしてもよい。

【０００８】加えて、昇降手段に積載した積載物を一時
保管する保管手段と、積載物を昇降手段からこの保管手
段へ移動させる移動手段とを備えるようにしてもよい。

【０００９】本発明に係る積載装置では、移送手段によ
って被積載物を順次移送する。この被積載物は押圧手段
によって順次昇降手段に移載される。昇降手段では、移
送手段から先に移載された被積載物を下降させ、次に移
載される被積載物をその上に順次積載させる。

【００１０】また、移送数検出手段によって移送手段の
被積載物の数を検出し、押圧手段および昇降手段の動作
をそれぞれ制御する場合もある。更に、積載高さ検出手
段によって昇降手段の積載物の高さを検出し、押圧手段
および昇降手段の動作をそれぞれ制御する場合もある。
加えて、移動手段により昇降手段の積載物を保管手段に
移動させ、保管手段によりそれを一時保管する場合もあ
る。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。

【００１２】図１は本発明の一実施の形態に係る積載装
置の構成を表す平面図である。図２は図１に示した積載
装置の正面図である。

【００１３】この積載装置は、移送手段としてアキュー
ム式のローラーコンベア１０を備えており、被積載物を
一端部１０ａから他端部１０ｂに向かって移送するよう
になっている。なお、本実施の形態においては、このロ
ーラーコンベア１０の一端部１０ａは図示しない切断装
置に対して隣接されており、切断装置により切断された
板材Ｍを順次移送するようになっている。

【００１４】ローラーコンベア１０の上には、移送数検
出手段として移送数検出部１１が配設されている。この
移送数検出部１１は、透過型の光電センサを有してお
り、板材Ｍが移送数検出部１１の前を通過するときに透
過光が遮断されることを利用して通過した板材Ｍの数を
数えるようになっている。また、移送数検出部１１は、
任意に設定された設定数ｎに応じて板材Ｍの移送数を１
〜ｎまで繰り返し数えるようになっている。

【００１５】なお、この設定数は、板材Ｍをローラーコ
ンベア１０の長さ方向に並べて同時に積載する部数を意
味している。すなわち、設定数を１とすれば、図１に破
線で示したように、板材Ｍを１部つづ積載することがで
き、２とすれば、図３に破線で示したように、板材Ｍを
２部づつ同時に積載することができるようになってい
る。

【００１６】ローラーコンベア１０の他端部１０ｂ寄り
には、図４に示したように、各ローラー１０ｃの間にト
ラバースシリンダ１２が配設されている。このトラバー
スシリンダ１２は、図４中において破線で示したよう
に、ローラーコンベア１０によって移送されてきた板材
Ｍを移載面Ａまで持ち上げローラー１０ｃから離間させ
るようになっている。これは、板材Ｍを後述のテーブル
リフター３０の上へ移載する際に、ローラー１０ｃ等の
磨耗を防止するためのものである。

【００１７】また、トラバースシリンダ１２は、図示し
ないが、下降したときにオン状態となるオートスイッチ
を内部に有しており、トラバースシリンダ１２の動作を
確認することができるようになっている。

【００１８】トラバースシリンダ１２の近傍には、移送
端検出センサ１３が配設されている。この移送端検出セ
ンサ１３は、近接センサにより構成されており、板材Ｍ
が所定の距離まで近づいたことを検知することにより板
材Ｍがトラバースシリンダ１２の上方まで移送されてき
たことを検出するようになっている。

【００１９】トラバースシリンダ１２の上方には、押圧
手段としての押圧シリンダ３０が配設されている。この
押圧シリンダ２０のピストンの先端部には、下端部がト
ラバースシリンダ１２の移載面Ａにそった押圧板２１が
配設されており、図１中において破線で示したように、
トラバースシリンダ１２の上の板材Ｍを後述のテーブル
リフター３０の上に向かって押すことができるようにな
っている。

【００２０】また、押圧シリンダ２０は、図示しない
が、伸長したときにオン状態となるオートスイッチと収
縮したときにオン状態となるオートスイッチとを内部に
有しており、押圧シリンダ２０の動作を確認することが
できるようになっている。

【００２１】トラバースシリンダ１２の脇には、昇降手
段としてのテーブルリフター３０が押圧シリンダ２０と
対向するようにローラーコンベア１０に隣接して配設さ
れている。このテーブルリフター３０は、押圧シリンダ
２０によって板材Ｍが移載されると下降し、次の板材Ｍ
をその上に積載できるようになっている。また、このテ
ーブルリフター３０は、保管手段としての役割も兼ね備
えており、積載した板材Ｍの複数の山を一時保持するの
に十分な大きさを有している。

【００２２】テーブルリフター３０の載置面には、複数
のローラー３０ａによって構成されたローラー３０ａの
列が複数条配設されており、積載した板材Ｍを容易に移
動させることができるようになっている。ローラー３０
ａの向きは、ローラーコンベア１０の長さ方向と平行と
されている。テーブルリフター３０のローラーコンベア
１０と反対側（すなわち後方）の端部には、テーブルリ
フター３０の上を移動してきた板材Ｍがテーブルリフタ
ー３０から落下することを防止するための落下防止部材
３１が複数配設されている。

【００２３】テーブルリフター３０の上方には、積載面
検出センサ３２がトラバースシリンダ１２の移載面Ａに
そってローラーコンベア１０の近傍に配設されている。
この積載面検出センサ３２は、透過型の光電センサによ
って構成されており、テーブルリフター３０の載置面ま
たは板材Ｍの上面がトラバースシリンダ１２の移載面Ａ
よりも上方にあると透過光が遮断されることを利用して
テーブルリフター３０の載置面または板材Ｍの上面が移
載面Ａに一致しているか否かを検出するようになってい
る。

【００２４】テーブルリフター３０の上方には、また、
下端部が積載面Ａまで延長された停止板３３が配設され
ており、押圧シリンダ２０によって押されてきた板材Ｍ
を停止させ板材Ｍを正確に積載できるようになってい
る。なお、この停止板３３は、板材Ｍの幅に応じ、押圧
シリンダ２０の押圧方向に移動可能とされている。停止
板３３の下端部には、図５に示したように、テーブルリ
フター３０のローラー３０ａの列に合わせて凹凸が形成
されている。これは、テーブルリフター３０のローラー
３０ａの上に板材Ｍを移載する際に、板材Ｍがローラー
３０ａからはみ出さないようにするためのものである。

【００２５】テーブルリフター３０のローラーコンベア
１０寄りには、図６に示したように、支持部材３４がロ
ーラーコンベア１０の上方に延長されて配設されてお
り、その先端には、積載高さ検出手段としての高さ検出
センサ３５が配設されている。この高さ検出センサ３５
は、反射型の光電センサによって構成されており、移載
面Ａと平行にトラバースシリンダ１２に向かって光を照
射しその反射光を検出するものである。すなわち、高さ
検出センサ３５は、テーブルリフター３０と共に下降す
るとトラバースシリンダ１２の上の板材Ｍによって光が
反射されることを利用して、テーブルリフター３０に積
載された板材Ｍの積載高さｉｈ（ｉは板材Ｍの積載枚
数、ｈは板材Ｍの厚さ）が所定の高さに達したことを検
出するようになっている。

【００２６】従って、板材Ｍは、式１に示したように、
テーブルリフター３０のローラー３０ａの上から高さ検
出センサ３５までの設定積載高さＨ以下で積載すること
ができる。なお、この設定積載高さＨは、テーブルリフ
ター３０を最大限下降させたときのローラー３０の上か
らトラバースシリンダ１２の移載面Ａまでの距離の範囲
内において適宜に決定される。

【００２７】

【式１】Ｈ≧ｉｈ

【００２８】テーブルリフター３０の脇には、テーブル
リフター３０に接触するように上限リミットスイッチ３
６と下限リミットスイッチ３７が配設されている。これ
らリミットスイッチ３６，３７は、テーブルリフター３
０が接触するとオン状態となり、テーブルリフター３０
の昇降を制御することができるようになっている。な
お、上限リミットスイッチ３６は、テーブルリフター３
０を上昇させる際に危険限界を知らせるためのものであ
る。

【００２９】テーブルリフター３０の脇には、また、移
動手段としての移動シリンダ４０がローラーコンベア１
０の下方に配設されている。この移動シリンダ４０のピ
ストンの先端部には、押圧板４１が配設されており、テ
ーブルリフター３０の上に積載した板材Ｍを押してテー
ブルリフター３０の後方に向かって移動させることがで
きるようになっている。

【００３０】また、移動シリンダ４０は、図示しない
が、伸長したときにオン状態となるオートスイッチと収
縮したときにオン状態となるオートスイッチとを内部に
有しており、移動シリンダ４０の動作を確認することが
できるようになっている。

【００３１】図７は本実施の形態に係る積載装置の制御
回路を表すものである。このように、ローラーコンベア
１０などの各構成要素は、制御装置５０に対してそれぞ
れ接続されている。制御装置５０は、移送数検出部１１
や各センサ（移送端検出センサ１３，積載面検出センサ
３２，高さ検出センサ３５）や上限および下限リミット
スイッチ３６，３７からの信号に基づき、ローラーコン
ベア１０，トラバースシリンダ１２，押圧シリンダ２
０，テーブルリフター３０および移動シリンダ４０の動
作をそれぞれ制御するようになっている。

【００３２】制御装置５０は、また、トラバースシリン
ダ１２，押圧シリンダ２０および移動シリンダ４０の各
オートスイッチからの信号に基づき、これら各シリンダ
１２，２０４０の動作を確認するようになっており、異
常の発生や作業の終了を検知するようになっている。制
御装置５０には、更に、通報ブザー５１や通報ランプ５
２が接続されており、異常が発生した場合や作業が終了
した場合に、作業者に通報すことができるようになって
いる。

【００３３】このような構成を有する積載装置は、次の
ようにして用いられる。

【００３４】まず、積載する板材Ｍの大きさに応じて移
送数検出部１１の設定数ｎ（すなわちローラーコンベア
１０の長さ方向に並べて同時に積載する板材Ｍの部数）
を設定する。例えば、板材Ｍの長さが長い場合には設定
数を１とすれば一部づつ積載することができ、短い場合
には２または３などとすればローラーコンベア１０の長
さ方向に２または３部づつ並べてそれらを同時にそれぞ
れ積載をすることができる。

【００３５】また、板材Ｍの幅に応じて停止板３３の位
置を調節する。なお、設定積載高さＨは、作業の度に設
定してもよいが、本実施の形態においては予め設定して
ある。

【００３６】このように設定数ｎの設定などをしたの
ち、図示しない切断装置からローラーコンベア１０の上
に板材Ｍの供給を開始する。制御装置５０は、切断装置
からの信号などにより板材Ｍの供給を検知すると、トラ
バースシリンダ１２が下降しかつテーブルリフター３０
が上昇しており、押圧シリンダ２０および移動シリンダ
４０が共に収縮した状態であることを確認した上で、ロ
ーラーコンベア１０を所定時間回転させ板材Ｍを所定量
移送する。制御装置５０は、切断装置から板材Ｍの供給
を受けるたびにローラーコンベア１０を回転させ、板材
Ｍを順次他端部１０ｂに向かって移送する。

【００３７】このとき、移送数検出部１１は、板材Ｍの
通過数を検出し、その数が設定数ｎとなると信号を制御
装置５０に出力する。また、移送端検出センサ１３は、
板材Ｍが所定の距離まで近接しトラバースシリンダ１２
の上方まで移送されてきたことを検出すると、信号を制
御装置５０に出力する。制御装置５０は、移送数検出部
１１および移送端検出センサ１３から信号がそれぞれ入
力されると、ローラーコンベア１０の回転を停止しトラ
バースシリンダ１２を上昇させる。これにより、ｎ枚の
板材Ｍは、ローラー１０ｃから持ち上げられ離間され
る。

【００３８】トラバースシリンダ１２が上昇すると、制
御装置５０は、押圧シリンダ２０を伸長させる。これに
より、ｎ枚の板材Ｍは、それぞれ押圧板２１によってテ
ーブルリフター３０に向かって押されトラバースシリン
ダ１２の上からテーブルリフター３０の上に移載され
る。テーブルリフター３０に移載されたｎ枚の板材Ｍ
は、それぞれ停止板３３に接触して所定の位置に停止す
る。そののち、押圧シリンダ２０は収縮され、トラバー
スシリンダ１２は下降される。

【００３９】板材Ｍが移載されると、制御装置５０は、
テーブルリフター３０を下降させはじめる。このとき積
載面検出センサ３２は、テーブルリフター３０に移載さ
れた板材Ｍの上面がトラバースシリンダ１２の移載面Ａ
と一致したことを検出すると、信号を制御装置５０に出
力する。制御装置５０は、積載面検出センサ３２から信
号が入力されると、テーブルリフター３０の下降を停止
する。

【００４０】そののち、制御装置５０は、再び、移送数
検出部１１および移送端検出センサ１３から信号がそれ
ぞれ入力されるまでローラーコンベア１０を順次回転さ
せ、信号が入力されたらトラバースシリンダ１２および
押圧シリンダ２０を動作させる。これにより、ｎ枚の板
材Ｍは、テーブルリフター３０に先に載置されたｎ枚の
板材Ｍの上にそれぞれ移載させる。これが順次繰り返え
されることにより、板材Ｍはｎ部づつ同時に積載されて
いく。

【００４１】このとき、高さ検出センサ３５は、テーブ
ルリフター３０に積載された板材Ｍの積載高さｉｈが所
定値を越えたこと（すなわち、積載高さｉｈと設定積載
高さＨとの差が板材Ｍの厚さｈよりも小さくなったこ
と）を検出すると信号を制御装置５０に出力する。制御
装置５０は、高さ検出センサ３５から信号が入力される
と、テーブルリフター３０を下限リミットスイッチ３７
がオン状態となるまで下降させる。

【００４２】下限リミットスイッチ３７からオン信号が
入力されると、制御装置５０は、移動シリンダ４０を伸
長させて積載されたｎ部の板材Ｍの山をテーブルリフタ
ー３０の後方に移動させる。そののち、移動シリンダ４
０は収縮され、テーブルリフター３０は積載面検出セン
サ３２から信号が入力されるかまたは上限リミットスイ
ッチ３６からオン信号が入力されるまで上昇される。

【００４３】そののち、再び上述の動作が繰り返され、
板材Ｍが新たにｎ部づつ積載される。このようにして動
作が繰り返され、テーブルリフター３０の載置面が板材
Ｍで一杯になり移動シリンダ４０が伸長できなくなる
と、制御装置５０は、移動シリンダ４０を伸長させよう
としても移動シリンダ４０のオートスイッチからオン信
号が入力されないので、作業の終了を検知する。そし
て、全ての動作を停止すると共に、通報ブザー５１や通
報ランプ５２などにより作業者に作業の終了を通報す
る。

【００４４】作業者は、テーブルリフター３０の載置面
に保持された複数の板材Ｍの山を確認し、それらをクレ
ーンなどで他の場所にそれぞれ移動させる。

【００４５】このように本実施の形態に係る積載装置に
よれば、板材Ｍをローラーコンベア１０によって順次移
送し、テーブルリフター３０を下降させつつ押圧シリン
ダ２０によって板材Ｍをテーブルリフター３０に移載す
るようにしたので、自動的に板材を積載することがで
き、作業効率を向上させることができる。

【００４６】また、移送数検出部１１によりローラーコ
ンベア１０で移送した板材の数を数えるようにしたの
で、板材Ｍの大きさに応じて複数部同時に積載すること
ができると共にその部数を変更することもでき、更に作
業効率を向上させることができる。

【００４７】更に、高さ検出センサ３５によりテーブル
リフター３０に積載した板材Ｍの高さを検出するように
したので、テーブルリフター３０が下限リミットスイッ
チ３７に接触する前に積載限界を検出することができ、
板材Ｍの厚さによっては装置に無理な力が付加されてし
まうことを防止することができる。

【００４８】加えて、テーブルリフター３０の載置面に
ローラー３０ａを配設したので、積載した板材Ｍの移動
を容易に行うことができる。また、各ローラー３０の間
の隙間を利用して、積載した板材Ｍにロープなどを容易
にかけることができる。

【００４９】更にまた、移動シリンダ４０の伸長状態を
オートスイッチにより確認するようにしたので、このオ
ートスイッチがオン状態とならないことにより、テーブ
ルリフター３０の載置面が積載した複数の板材Ｍの山で
一杯となったことを検知することができる。すなわち、
テーブルリフター３０の載置面が一杯となるまで人によ
る監視が全く必要なくなり、作業効率を更に向上させる
ことができる。

【００５０】加えてまた、ローラーコンベア１０をアキ
ューム式のもので構成したので、板材Ｍが供給されると
きの空回りによる負荷を軽減することができる。

【００５１】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々の変形が可能である。

【００５２】例えば、上記実施の形態では、並べて同時
に積載する板材Ｍの部数を板材Ｍの長さに応じて移送数
検出部１１により設定し数えるようにしたが、センサに
より板材Ｍの長さを検知し、それに基づいて部数を自動
的に設定し数えるようにしてもよい。

【００５３】また、上記実施の形態では、トラバースシ
リンダ１２により板材Ｍをローラー１０ａから持ち上げ
るようにしたが、装置の磨耗が問題でない場合にはトラ
バースシリンダ１２のような持ち上げ部材は必要なく、
削除することができる。

【００５４】更に、上記実施の形態では、昇降手段およ
び保持手段をテーブルリフター３０により構成するよう
にしたが、図８に示したように、昇降手段を昇降機６０
により構成し、保持手段をコンベア（図８においてはロ
ーラーコンベア）により構成するようにしてもよい。ま
た、図９に示したように、昇降手段を昇降機６０により
構成し、保持手段を載置面にローラー８０ａが配設され
た台車８０により構成するようにしてもよい。

【００５５】加えて、本発明の積載装置は、切断装置に
配設して使用する場合に限らず、被積載物を自動的に積
載したい場合に広く適用することができる。また、被積
載物は板材Ｍに限らず、積載できるものであれば広く適
用することができる。

【００５６】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る積載装
置によれば、被積載物を移送手段によって順次移送し、
昇降手段を下降させつつ押圧手段によって被積載物を昇
降手段に順次移載するようにしたので、自動的に被積載
物を積載することができ、作業効率を向上させることが
できるという効果を奏する。

【００５７】また、移送数検出手段により移送手段で移
送した被積載物の数を検出するようにしたので、被積載
物の大きさに応じて並べて同時に積載する部数を変更す
ることができ、更に作業効率を向上させることができる
という効果を奏する。

【００５８】更に、積載高さ検出手段により昇降手段に
積載した被積載物の高さを検出するようにしたので、昇
降手段が下限限界に達する前に積載限界を検出すること
ができ、装置に無理な力が付加されることを防止できる
という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る積載装置を表す平
面図である。

【図２】図１に示した積載装置の正面図である。

【図３】図１に示した積載装置における設定数の説明図
である。

【図４】図１に示した積載装置におけるトラバースシリ
ンダの説明図である。

【図５】図１に示した積載装置における停止板の説明図
である。

【図６】図１に示した積載装置における高さ検出センサ
の説明図である。

【図７】図１に示した積載装置の制御回路を表すブロッ
ク図である。

【図８】本発明の他の積載装置を説明するための正面図
である。

【図９】本発明の他の積載装置を説明するための正面図
である。

【符号の説明】

１０…ローラーコンベア（移送手段）、１１…移送数検
出部（移送数検出手段）、１２…トラバースシリンダ、
１３…移送端検出センサ、２０…押圧シリンダ（押圧手
段）、３０…テーブルリフター（昇降手段，保持手
段）、３０ａ…ローラー、３１…落下防止部材、３２…
積載面検出センサ、３３…停止板、３４…支持部材、３
５…高さ検出センサ（積載高さ検出手段）、３６…上限
リミットスイッチ、３７…下限リミットスイッチ、４０
…移動シリンダ（移動手段）、５０…制御装置、５１…
通報ブザー、５２…通報ランプ、６０…昇降機（昇降手
段）、７０…コンベア（保持手段）、８０…台車（保持
手段）、８０ａ…ローラー、Ａ…移載面、Ｍ…板材（被
積載物）

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被積載物を移送する移送手段と、 この移送手段に隣接して配設されると共に昇降可能であ
   り、前記移送手段により移送されてきた被積載物を下降
   させつつ積載する昇降手段と、 前記移動手段により移送されてきた被積載物を前記昇降
   手段に向かって押すことにより被積載物を前記移送手段
   から前記昇降手段に移載する押圧手段とを備えたことを
   特徴とする積載装置。
2. 【請求項２】 更に、前記移送手段により移送した被積
   載物の数を検出する移送数検出手段を備えると共に、前
   記押圧手段および前記昇降手段がこの移送数検出手段か
   らの検出信号に応じてそれぞれ動作するようにしたこと
   を特徴とする請求項１記載の積載装置。
3. 【請求項３】 更に、前記昇降手段により積載した被積
   載物の高さを検出する積載高さ検出手段を備えると共
   に、前記押圧手段および前記昇降手段がこの積載高さ検
   出手段からの検出信号に応じてそれぞれ動作するように
   したことを特徴とする請求項１または２記載の積載装
   置。
4. 【請求項４】 更に、前記昇降手段に積載した積載物を
   一時保管する保管手段と、積載物を前記昇降手段からこ
   の保管手段へ移動させる移動手段とを備えたことを特徴
   とする請求項１乃至３のいずれか１に記載の積載装置。
5. 【請求項５】 前記昇降手段はテーブルリフターであっ
   てその載置面には複数のローラーが配設されており、こ
   のテーブルリフターは前記保管手段としての役割も同時
   に有することを特徴とする請求項４記載の積載装置。
6. 【請求項６】 前記保管手段は、コンベアであることを
   特徴とする請求項４記載の積載装置。
7. 【請求項７】 前記保管手段は、載置面に複数のローラ
   ーが配設された台車であることを特徴とする請求項４記
   載の積載装置。