JP3612806B2 - 巻取ロール縦積みパレタイザ及びパレットへの巻取ロール縦積み方法 - Google Patents

巻取ロール縦積みパレタイザ及びパレットへの巻取ロール縦積み方法 Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はパレット上に巻取ロールを縦積みするための巻取ロール縦積みパレタイザ及びパレットへの巻取ロール縦積み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フィルム、紙、金属箔等の帯状シートの巻取ロールの加工設備では、巻取ロールを一般に寝かせた状態で搬送する。そして、それを出荷するときパレットに縦積みすることが多い。この巻取ロールは傷付き易いため、その外周をたとえばロボットハンドのような装置で掴んでパレットに縦積みするのは好ましくない。従来、巻取ロールを傷付けないようパレットに縦積みするための装置としては、たとえば特開平6−24554号公報に開示されるように、寝た状態の巻取ロールを倒立可能な台の上に載せ、台の先端部に台の上面から垂直方向に進出した可動ストッパ板に巻取ロール端面を当接させ、ストッパと共に台を倒立させて可動ストッパ板の上に巻取ロールが起立した状態とし、この状態から可動ストッパを後退させることにより、可動ストッパの下方に位置するパレット上に降ろすようにしたものがある。そして、この装置ではパレットの横方向における移載位置を、巻取ロールを台の横方向に搬送する供給装置により変え、パレットの縦方向における積載位置を、台の前後方向にパレットを搬送する搬送装置により変える。
【0003】
また、巻取ロール加工設備では、製品収率の向上を最優先に考えて生産計画を立て、それ基づき巻取ロールを加工するのが望ましい。そして加工した巻取ロールは、一般に受注条件に応じて複数個一組とし、それをパレットに載せて出荷する。そのため一つのパレットに載せる巻取ロールの個々の加工時期は多様に異なる。そこで、従来においては、加工した巻取ロールを順次に仕分け装置へ搬送し、パレット毎に仕分けて保管する。そして、パレット単位の巻取ロールが全て揃うと、そのパレット単位の巻取ロールを仕分け装置から搬出してパタイザへ送り、パレタイザでパレットに積む(特開平5−338741号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のようなパレタイザを使用すると、可動ストッパ板と共に台を倒立させるとき、パレット上に既に載せた巻取ロールに可動ストッパ板が当らないようにする必要があるため、パレットへの巻取ロールの積載位置が限定され、僅かなパレット積み付けパターンしか得られない。そして、積載された巻取ロールの相互間隔が大きくなり、パレットの積載面積を有効に利用できないという問題が生ずる。
【0005】
また、寝かせた状態の巻取ロールを可動ストッパまで搬送することが必要であり、しかも、巻取ロールをパレットの前後に並列に載せるとき、パレットを前後方向に移動して位置決めする必要があるので、装置の設置に必要な床面積がパレット前後方向に長くなる。更に、パレット幅方向に複数の巻取ロールを載せるには、複数の巻取ロールを同時にパレタイザの倒立する部分に載せる必要があるので、その倒立する部分の構造が大きくなり、装置が大型になる。そのため、大きな動力や、大きな設置面積及び設置高さが必要になる。
【0006】
また、上述のような手順で巻取ロールをパレットに縦積みすると、次のような問題を生ずる。即ち、巻取ロールを仕分け装置に運んで仕分け、仕分け装置に保管した巻取ロールを適時に取り出してパレタイザへ搬送し、パレタイザによりパレットに載せなければならない。そのため、仕分け装置への搬入、搬出、仕分け等に時間がかかる。そして、巻取ロールを仕分けて保管し、かつ必要なものを適時に取り出すことができる仕分け装置が必要であり、それらを自動化するためには構造や制御が非常に複雑になり、装置が高価になる。
【0007】
本発明の目的は、巻取ロールをパレット上に縦積みする作業を省力化すると共に、必要に応じて積み付けパターンを多様に変えることができ、かつパレットの積載面積を有効に利用することができる、コンパクトな巻取ロール縦積みパレタイザを提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、次々と送られてくる巻取ロールを予め仕分けて保管したり、それを取り出したりすることなく、仕分けながらパレットへ縦積みすることができる、パレットへの巻取ロール縦積み方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る巻取ロール縦積みパレタイザは、巻取ロールをパレット上の所要位置に起立した状態で移載する巻取ロール縦積みパレタイザにおいて、前記パレット手前のパレット幅方向における所要位置につくことができる搬送車と、起立した巻取ロールの下端面を支えて前記パレットの直上へ所要距離だけ進出してから後退することができる、前記搬送車に設けた可動支持板と、前記進出した可動支持板上の巻取ロール外周に係合して、前記可動支持板と共に巻取ロールが後退するのを阻止する、前記パレットの前後方向に進出・後退可能に前記搬送車上に設けた押し具と、前記可動支持板上に起立させて載せた巻取ロールの上面を押さえることができる、上記搬送車上に設けた押さえ装置とを備えることを特徴とする。
【0010】
た、装置を簡素化するために前記押さえ装置は前記押し具上に設けるとよい。
【0011】
また、本発明に係るパレットへの巻取ロール縦積み方法は、複数のパレットをそれぞれの巻取ロール受取位置に準備しておき、送られてくる巻取ロールを、本願発明の巻取ロール縦積みパレタイザの前記可動支持板上に1個ずつ起立させて載せ、前記可動支持板上に巻取ロールを載せた搬送車を目的とするパレット手前の幅方向における所要位置につけ、前記巻取ロールを、前記可動支持板と共に所要距離だけ前記パレット直上に進出させ、前記押し具を前記巻取ロールの外周に係合させた状態で前記可動支持板を後退させることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明の巻取ロール縦積みパレタイザによれば、巻取ロールのパレット幅方向における移載位置はパレットに対する搬送車の停止位置で決まり、巻取ロールのパレット前後方向における移載位置は、搬送車上の可動支持板又は押し具の進出距離により決まる。そして、搬送車を所要位置につけ、可動支持板を所要距離だけ進出させることにより、或るいは、可動支持板と共に押し具を巻取ロールの外周に係合させて所要距離だけ進出させることにより、巻取ロールはパレット直上の所要位置に移動する。
そして、押し具により可動支持板と共に巻取ロールが後退するのを阻止した状態で可動支持板のみを後退させることにより、パレット直上の所要位置に進出した巻取ロールは、僅かな距離だけ真下へ落ちてパレットに起立した状態で載る。
【0013】
また、可動支持板上に載った巻取ロールの上面を押さえ装置で押さえることにより、巻取ロールを可動支持板と押さえ装置間に保持することができるので、巻取ロールの転倒が防げる。また、押さえ装置を押し具上に設けることにより、押さえ装置と押し具が連動するので、その進出・後退機構が簡素になる。
【0014】
本発明のパレットへの巻取ロール縦積み方法によれば、送られてくる巻取ロールを起立させて搬送車に設けた可動支持板上に1個ずつ載せ、その搬送車を、複数のパレットのうちの必要なパレット手前に位置づけ、可動支持板1と共に巻取ロールを搬送車から進出させてパレット上に移載するので、巻取ロールを仕分けながらパレット上に移載することができる。そして、それによって、従来のように仕分け装置を別に設けておき、その仕分け装置に巻取ロールを搬送して仕分けたり、保管した巻取ロールを取り出したりすることが不要になる。
【0015】
【実施例】
次に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0016】
図1は本発明の巻取ロール縦積みパレタイザの一実施例の概略側面図、図2は同概略平面図、図3は図1におけるA−A矢視断面図である。図示のように、巻取ロール縦積みパレタイザ1は、パレット2の手前の幅方向における所要位置に自動的につくことができる搬送車3を備える。搬送車3には、起立した巻取ロールRの下端面を支えるための、上面が平滑な可動支持板4と、可動支持板4上の巻取ロールRの外周に係合する、進退可能な押し具5とが設けてある。
【0017】
可動支持板4は、取り扱う巻取ロールRの最小外径より幅を狭くしてあり、その下面がパレット2の上面とほぼ同じ高さになるよう、取付部6に水平又は略水平に取り付けてある。この取付部6は、可動台7に設けた前後方向のレール8にスライド可能に取り付けてあり、可動台7の下面沿いに支持した流体圧シリンダ9のピストンロッド9aが連結してある。また、可動支持板4は、搬送車3上に設けた支持部3aの上面を摺動することができる。
【0018】
押し具5は上下方向に伸びており、その下部が可動台8に固着してある。この押し具5には、可動支持板4上に載せた巻取ロールRの上面を押さえるための押さえ装置10が設けてある。この押さえ装置10は、押し具5に設けた上下方向のレール11にスライド可能に保持されており、巻取ロールRの上端面に係合する係合部材10aを前方へ突き出すように支持している。そして、先端を押さえ装置10に枢着した揺動レバー12aを、レバー12bの上端を中心として揺動駆動することができる流体圧シリンダ12cを備えた昇降機構12により、昇降させることができる。
【0019】
この実施例では、搬送車3がパレット2の前後方向に短いものであっても押し具5の進出量を大きくできるようにするために、進出方向への伸長部分13aを上部に有する中間可動台13を設け、この中間可動台13上の前後方向のレール14に可動台7をスライド可能に取り付け、更に中間可動台13を搬送車3上の前後方向のレール15にスライド可能に取り付けている。そして、可動台7は、パレット2の上方へ進出できるよう、後部においてレール14に係合しており、第1移動機構16によって、中間可動台13に対し前後方向に移動させることができる。第1駆動機構16は可動台7上に設置した流体圧シリンダからなり、そのピストンロッド16aを中間可動台13に連結している。また、中間可動台13は、これに螺合し、かつ搬送車3上面に沿って前後方向に伸びたネジ軸17a及びこのネジ軸17aを正逆両方向に回転駆動するためのモータ17bとからなる第2移動機構17によって、搬送車3に対し前後方向に所要距離だけ移動させることができる。
【0020】
図4は、巻取ロール仕分け縦積み設備の平面図であり、複数(図4に示す実施例では5個所)の巻取ロール受取位置Pが一列に並んでおり、パレット2は各巻取ロール受取位置Pに、左右方向に搬送可能な幹線コンベヤ18と、前後方向に搬送可能な個々の交差コンベヤ19を経て準備される。そして、パレット2の手前に沿っての幅方向にレール20が設けてあり、このレール20に案内されて搬送車3が所要の位置に移動することができるようになっている。巻取ロール受取位置Pの側方には、図示しない包装機を経てコンベヤ21で個別の荷台上に寝かせて載せた状態で次々と送られてくる巻取ロールRを倒立させて、巻取ロール縦積みパレタイザ1の可動支持板4上に載せる倒立移載装置22が設けてある。
【0021】
この実施例では、倒立移載装置22は倒立したとき、それに垂直に固設したフォーク22aが水平姿勢になり、このフォーク22aで、起立した巻取ロールRの下端面を支えるようになっている。そして、フォーク22a上の巻取ロールRを、可動支持板4上に載置するために、可動支持板4の両側には図2に示すように支持板23を、一定の隙間を設け、この間隔を通して可動支持板4より低い位置にフォーク22aが倒れ込むことができるようにしてある。そして、フォーク22aが搬送車3の移動を妨げないようにするために、倒立移載装置22は、巻取ロールRを支持板23上に移載した後、フォーク22aを抜き去ることができるようになっている。なお、フォーク22aを抜き去る代わりに支持板23を、その後部で片持ち支持して昇降可能に設けておき、この支持板23を上昇させて巻取ロールRをフォーク22aから持ち上げるようにしてもよい。
【0022】
次に、巻取ロール縦積みパレタイザの動作について説明する。
【0023】
まず、各巻取ロール受取位置Pにパレット2をそれぞれ準備しておく。そして、送られてくる巻取ロールRを倒立移載装置22により、その手前に待機した巻取ロール縦積みパレタイザ1の可動支持板4上に載せる。このとき、可動支持板4は、図1に示すように可動台7に対する前進限で待機しており、押し具5は後退限に後退している。
【0024】
巻取ロール縦積みパレタイザ1は、巻取ロールRが載せられると、流体圧シリンダ12を作動させて押し具5を前進させ、起立した巻取ロールRの外周に当接させる。押し具5が巻取ロールRに当接すると、図示しないセンサが働いて流体圧シリンダ12がロックされ、押し具5の前進は停止する。
【0025】
次に、昇降機構12を作動させて押さえ装置10を押し下げ、係合部材10aを巻取ロールRの上端面に係合させて巻取ロールRを押さえる。なお、この実施例では、押し具5を前進させる際に可動支持板4も可動台7と共に少し前進するが、巻取ロールRは、可動支持板4と共に移動しないよう倒立移載装置22により前進を妨げられるようになっている。
【0026】
次に、搬送車3を走行させて、目的とするパレット2の手前の所要位置につける。そして、第1移動機構16と第2移動機構17を作動させて可動台7及び中間可動台13を前進させ、巻取ロールRを押さえ装置10並びに押し具5及び可動支持板4と共に前方へ所要距離だけ進出させる。このとき、第1移動機構16は可動台7を全ストロークを前進させ、第2移動機構17は、巻取ロールRが所要位置につくよう、第1移動機構16による前進距離を差し引いて中間移動台13を前進させる。そうすると、巻取ロールRはパレット直上へ押し出されて所要位置につく。この状態の巻取ロールR及び可動支持板4を図5に鎖線で示す。
【0027】
巻取ロールRが所要位置へ押し出されると、流体圧シリンダー9を作動させて可動支持板4だけを図5に実線で示すように可動台7に対する後退限に後退させる。そうすると、巻取ロールRは押し具5により後退を阻止され、パレット2上に落ちて起立した状態で載る。その後、第1移動機構16並びに第2移動機構17を作動させて押し具5及び押さえ装置10を後退限まで移動させる。それと並行して、流体圧シリンダ9を作動させて可動支持板4を、可動台7に対する前進限に復帰させ、また、昇降機構12を作動させて押さえ装置10を上昇させ、待機させる。
【0028】
巻取ロールRをパレット2上に移載し終わると、巻取ロール縦積みパレタイザ1は、搬送車3を作動させて再び移載位置に復帰し、次の巻取ロールRが倒立移載装置22より供給されるのを待つ。そして、次の巻取ロールRが可動支持板4上に載せられると、上述と同様に動作して、巻取ロールRを、目的とするパレット2上に移載する。
【0029】
以上、一実施例を示したが、本発明の実施態様は要旨を変えることなく多様に変化し得る。本発明によれば、図6に示すように押し具5を、前後方向に伸びた基台25に固着し、この基台25を、可動台7上に設けたレール26にスライド可能に取り付け、可動台7上にロック機構付き流体圧シリンダ27を設けておき、この流体圧シリンダ27により基台25を駆動して押し具5を前進させ、押し具5が巻取ロールRの外周に当接したとき駆動を停止してロック機構を働かせることにより、押し具5を可動台7に固定した状態とし、その後、可動台7を前進させることにより、可動支持板4と押し具5及び押さえ装置10とを一緒に所要距離だけ前進させるようにしてもよい。このようにすると、押し具5を、巻取ロールRの外周に当接させるとき、押し具5と共に可動支持板4が前進せず、巻取ロールRが前進しないように拘束する必要がなくなる。
【0030】
また、必要に応じて、可動支持板と押さえ装置とで巻取ロールを保持し、その両者を同時に進出させることにより、巻取ロールをパレット上へ所要距離だけ、押し具で押さずに進出させてもよい。また、可動支持板と押し具の進出時期は同時とは限らず、たとえば可動支持板の方を押し具より早く進出させることも有り得る。そして、まず可動支持体を前進させ、その後押し具の進出により巻取ロールを所要距離だけ押し出してパレット上の所要位置につけてもよい。また、押し具と押さえ装置はそれぞれ独立して前後方向に移動できるように設けてもよい。また、押し具や押さえ装置、可動支持板の支持手段や前後方向への移動手段は、前述の実施例のものに限定されない。また、巻取ロールを可動支持板上に起立させて載せるための手段は前述の実施例における倒立移載装置に限るものではない。また、巻取ロールの端面から巻芯が僅かに突出する場合や、巻芯の穴に包装用のキャップ等を嵌め込む場合もあり、この場合、起立した巻取ロールの下側端面から突出する巻芯やキャップ等が、可動支持板で支持する巻取ロールの下端面となる。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上述の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0032】
本発明の巻取ロール縦積みパレタイザによれば、巻取ロールの縦積み作業を省力化することができ、しかも、巻取ロールをパレット上の所望の位置に載せることができるため、パレットに縦積みした巻取ロール相互の隙間を非常に小さくしたり、場合によっては接触する状態にしたりすることができ、多様な寸法の巻取ロールをパレット上の必要な位置に必要な積み付けパターンで密に載せることができる。したがって、パレットの積載面積を有効に利用することができる。また、巻取ロールを支持する可動支持板や押し具は搬送車上に設けてあるため、しかも、巻取ロールを1個ずつ取り扱うため、コンパクトな装置を得ることができ、移載に必要な動力や占有空間も小さくて済む。そして、巻取ロール受取位置ではパレットを所定位置に保持するだけで済むので、巻取ロール受取位置側の装置構造、動作が簡素化でき、その占有面積も節約できる。
【0033】
また、起立した巻取ロールの上面を押さえることができる押さえ装置を搬送車上に設けることにより、外径が小さく幅が大きい巻取ロールであっても確実にパレット上に載せることができる。そして、巻取ロールの転倒が防止され、搬送車の急加速、急減速が可能になるので、搬送車の移動時間を短縮することができる。更に押さえ装置を押し具と共に進退できるように設けることにより装置が簡素化する。
【0034】
本発明のパレットへの巻取ロール縦積み方法によれば、巻取ロールを仕分けながらパレット上に縦積みすることができるので、リードタイムを短縮でき、装置の全自動化が従来に比べて容易になり、構造や制御が複雑で高価な、巻取ロール保管、取り出し機能をもつ仕分け装置、あるいは自動倉庫を設置する必要がなくなる。そして、設置面積が節約でき設備コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザの一実施例の概略側面図である。
【図2】図1に示す巻取ロール縦積みパレタイザの概略平面図である。
【図3】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図4】図1に示す巻取ロール縦積みパレタイザを適用した、巻取ロール仕分け縦積み設備の概略平面図である。
【図5】図1に示す装置において巻取ロールをパレット上に降ろした直後の状態を示す概略側面図である。
【図6】本発明の巻取ロール縦積みパレタイザの他の実施例の概略側面図である。
【符号の説明】
R 巻取ロール P 巻取ロール受取位置
1 巻取ロール縦積みパレタイザ 2 パレット
3 搬送車 4 可動支持板
5 押し具 7 可動台
9 流体圧シリンダ 10 押さえ装置
12 昇降機構 13 中間可動台
16 第1移動機構 17 第2移動機構
22 倒立移載装置

Claims (3)

  1. 巻取ロールをパレット上の所要位置に起立した状態で移載する巻取ロール縦積みパレタイザにおいて、前記パレット手前のパレット幅方向における所要位置につくことができる搬送車と、起立した巻取ロールの下端面を支えて前記パレットの直上へ所要距離だけ進出してから後退することができる、前記搬送車に設けた可動支持板と、前記進出した可動支持板上の巻取ロール外周に係合して、前記可動支持板と共に巻取ロールが後退するのを阻止する、前記パレットの前後方向に進出・後退可能に前記搬送車上に設けた押し具と、前記可動支持板上に起立させて載せた巻取ロールの上面を押さえることができる、上記搬送車上に設けた押さえ装置とを備えることを特徴とする巻取ロール縦積みパレタイザ。
  2. 前記押さえ装置を前記押し具上に設けた請求項1記載の巻取ロール縦積みパレタイザ。
  3. 複数のパレットをそれぞれの巻取ロール受取位置に準備しておき、送られてくる巻取ロールを、請求項1又は請求項2に記載の縦積みパレタイザの前記可動支持板上に1個ずつ起立させて載せ、前記可動支持板上に巻取ロールを載せた搬送車を目的とするパレット手前の幅方向における所要位置につけ、前記巻取ロールを、前記可動支持板と共に所要距離だけ前記パレット直上に進出させ、前記押し具を前記巻取ロールの外周に係合させた状態で前記可動支持板を後退させることを特徴とするパレットへの巻取ロール縦積み方法。
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