JPH09254638A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Publication number
JPH09254638A
JPH09254638A JP9182396A JP9182396A JPH09254638A JP H09254638 A JPH09254638 A JP H09254638A JP 9182396 A JP9182396 A JP 9182396A JP 9182396 A JP9182396 A JP 9182396A JP H09254638 A JPH09254638 A JP H09254638A
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JP
Japan
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joint block
panel
vehicle
pipe
air conditioner
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Pending
Application number
JP9182396A
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English (en)
Inventor
Masakazu Shimamiya
正和 島宮
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
Application filed by Sanden Corp filed Critical Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け作業性および保守点検等の作業性を
向上でき、しかも車室内外の密閉性を十分に確保できる
車両用空調装置。 【解決手段】 膨張弁6が取り付けられた蒸発器1を車
室内に配し、車室外から冷媒供給用配管10および車室
外への冷媒流出用配管11を、配管ジョイントブロック
7を介して膨張弁6に連結した車両用空調装置におい
て、配管ジョイントブロック7を、車室内側と車室外側
とに区画するパネル8に対して車室内にのみ位置させた
ことを特徴とする車両用空調装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
用いられる車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用空調装置としては、図
3に示すような構造のものが知られている。図において
30は、蒸発器を示している。蒸発器30には、冷媒を
膨張させる膨張弁31が連結されており、膨張弁31に
は、配管ジョイントブロック32が接続されている。配
管ジョイントブロック32には、蒸発器30内に冷媒を
供給するための冷媒供給用配管および蒸発器30外へと
冷媒を流出させるための冷媒流出用配管37とがフラン
ジ部38を介して接続されている。
【0003】33は、車両(たとえば、自動車)の車室
内と車室外とを区画するパネルを示しており、図3にお
いては、パネル33により、パネル33の左側に形成さ
れる車室外(たとえば、エンジンルーム)とパネル33
の右側に形成される車室内とに区画されている。
【0004】パネル33には、穴34が穿設されてお
り、該穴34にはグロメット35が設けられている。グ
ロメット35の略中央の孔36(図4)に、配管ジョイ
ントブロック32が挿入されており、配管ジョイントブ
ロック32の一端は車室外へと突出されている。グロメ
ット35は弾性体(たとえば、ゴム)から形成されてお
り、車室外から車室内への水等の侵入を防止するシール
材として機能するようになっている。
【0005】ところで、上記従来の車両用空調装置の車
両への組み付けは、パネル33の穴34にグロメット3
5を装着した後に、グロメット35の略中央の孔36に
車室内側から配管ジョイントブロック32を挿通させ、
該ブロック32の一端を車室内から車室外へと突出さ
せ、該ブロック32の一端に冷媒配管のフランジ部38
を接続するようにして行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記組
み付け方法によるときは、グロメット35の孔36に配
管ジョイントブロック32の一端を精度よく位置決めし
て挿通させる必要があるため、組み付け作業が困難であ
った。また、上記位置決め精度が不十分な状態で配管ジ
ョイントブロック32を挿通させようとすると、穴34
からグロメット35が脱落するおそれがある。
【0007】また、グロメット35は、その孔36の内
周に延びる縁部36aを弾性変形させることにより配管
ジョイントブロック32に密着させ、該部分の密閉性
(シール性)を保持するようになっているが、配管ジョ
イントブロック32の挿通時に無理な応力が加わりグロ
メット35が位置ずれした場合には、十分な密閉性を確
保できなくなるおそれもある。
【0008】さらに、上記従来の車両用空調装置におい
ては、保守点検等の際に、車両から装置を取り外す必要
が生じた場合には、車室外側で冷媒用配管のフランジ部
38とブロック32との接合を解除した後に、孔36か
らブロック32を引き抜かなければならず保守点検作業
も煩雑なものであった。
【0009】本発明の課題は、組み付け作業性および保
守点検等の作業性を向上でき、しかも車室内外の密閉性
を十分に確保できる車両用空調装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両用空調装置は、膨張弁が取り付けられ
た蒸発器を車室内に配し、車室外からの冷媒供給用配管
および車室外への冷媒流出用配管を、配管ジョイントブ
ロックを介して前記膨張弁に連結した車両用空調装置に
おいて、前記配管ジョイントブロックを、車室内側と車
室外側とに区画するパネルに対して車室内にのみ位置さ
せたことを特徴とするものからなる。
【0011】上記冷媒供給用配管および冷媒流出用配管
は、車室外からパネルの穴を貫通して車室内へと延びて
いる。
【0012】上記配管ジョイントブロックとパネルとの
間にはシール材が介装されていることが望ましい。
【0013】上記配管ジョイントブロックには、パネル
との間にシール材を挟持する鍔が設けられていることが
望ましい。
【0014】上記シール材は、配管ジョイントブロック
の鍔のパネル側の面に予め貼着しておくことも可能であ
る。なお、上記シール材はとくに限定されるものではな
いが、環状に延びる平板状パッキンであることが望まし
い。
【0015】上記のような車両用空調装置においては、
配管ジョイントブロックは、車室内外を区画するパネル
の車室内にのみ位置しているので、従来のように配管ジ
ョイントブロックを精度よく位置決めしてパネルに挿通
するといった煩雑な作業を排除でき、空調装置を所定の
位置に容易にかつ迅速に組み付けることができる。
【0016】また、上記冷媒供給用配管および冷媒流出
用配管を、パネルに穿設した穴を貫通して延びるように
すれば、配管ジョイントブロックを車室内にのみ位置さ
せる構成を容易に実現することができる。
【0017】また、配管ジョイントブロックとパネル間
にシール材を介装することにより、車室内外の密閉性を
一層良好に保つことができる。また、シール材は、配管
ジョイントブロックの鍔とパネルとの間に挟持して平面
状に延びるパネルに沿って設ければよいので、容易に介
装することができる。
【0018】また、シール材を配管ジョイントブロック
の鍔のパネル側の面に予め貼着し、両部材を一体的に形
成しておけば、装置の組み付け作業効率を一層向上する
ことができる。なお、シール材を配管ジョイントブロッ
クの鍔のパネル側の面に貼着させるには、たとえば両部
材を接着剤等で接着することにより簡単に行うことがで
き、従来のパネルの穴にグロメットを装着する作業に比
べて極めて簡単に行うことができる。
【0019】また、シール材を環状に延びる平板状パッ
キンにすれば、簡単なシール構造でありながら配管ジョ
イントブロックとパネル間の密閉性を容易に確保するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の車両用空調装置
の望ましい実施態様について、図面を参照して説明す
る。図1および図2は本発明の一実施態様に係る車両用
空調装置を示している。図において1は、蒸発器を示し
ている。蒸発器1は、偏平チューブ2とコルゲートフィ
ン3とを有している。また、蒸発器1には、冷媒を蒸発
器1内に導入するための入口パイプ4と冷媒を蒸発器1
外へ送る出口パイプ5とが設けられている。パイプ4、
5には、膨張弁6が接続されている。膨張弁6には、配
管ジョイントブロック7が接続されている。
【0021】配管ジョイントブロック7には、鍔17と
後述の冷媒供給用配管10、冷媒流出用配管11に連通
する孔14、孔15とが設けられている。また、配管1
0、11の端部にはフランジ部18が設けられており、
該配管10、11はフランジ部18を介して配管ジョイ
ントブロック7に接続されている。
【0022】8は、車両の車室内と車室外とを区画する
パネルを示しており、本実施態様においては、パネル8
によって図2に示すように、パネル8の左側の車室外
(たとえば、エンジンルーム)と右側の車室内とに区画
されている。そして、本実施態様に係る車両用空調装置
においては、配管ジョイントブロック7は、パネル8の
車室内にのみ位置するようになっており、配管ジョイン
トブロック7の鍔17とパネル8との間には、後述のシ
ール材12が挟持され介装されている。
【0023】また、パネル8には、穴9が穿設されてい
る。穴9には、車室外から蒸発器1内へ冷媒を供給する
冷媒供給用配管10と蒸発器1内の冷媒を車室外へと送
る冷媒流出用配管11とのフランジ部18が貫通されて
いる。そして配管10、11は、配管ジョイントブロッ
ク7の孔14、15に連通されている。
【0024】シール材12は、本実施態様においては、
平板状パッキンからなっている。このシール材12は、
配管ジョイントブロック7の鍔17のパネル側の面13
に予め貼着されている。なお、該貼着方法はとくに限定
されるものではなく、たとえば接着剤等によりパネル側
の面13にシール材12を容易に貼着できる。また、シ
ール材12は、パネル8側に貼着することも可能であ
る。さらに、とくに貼着しておかなくてもよい。
【0025】本実施態様に係る車両用空調装置において
は、たとえば圧縮機(図示略)からコンデンサ(図示
略)を経た冷媒が冷媒供給用配管10、孔14を介して
膨張弁6に送られる。膨張弁6により冷媒は膨張され入
口パイプ4から蒸発器1内に流入する。そして、偏平チ
ューブ2内を流れ、該チューブ2、コルゲートフィン3
部分を通過する空気との間で熱交換が行われる。また、
蒸発器1内を循環した冷媒は出口パイプ5、膨張弁6、
孔15、冷媒流出用配管11を介して再び圧縮機に戻さ
れるようになっている。
【0026】また、本実施態様に係る車両用空調装置に
おいては、配管ジョイントブロック7はパネル8の右
側、つまり車室内にのみ位置しているので、従来のよう
に配管ジョイントブロック7をパネル8の穴に対して精
度よく位置決めして挿通させるといった煩雑な作業を排
し、空調装置を所定の位置に容易にかつ迅速に組み付け
ることができる。
【0027】また、配管ジョイントブロック7とパネル
8との間にはシール材12が設けられているが、本実施
態様においては、シール材12は配管ジョイントブロッ
ク7の鍔17のパネル側の面13に予め貼着され実質的
に配管ジョイントブロック7と一体的に形成されている
ので、上記組み付け作業性を一層向上できる。また前述
の如く、シール材12はパネル8の面16に貼着してお
くことも可能である。また、いずれの面に貼着するにし
ても従来のグロメットの装着に比べてごく簡単に行うこ
とができる。
【0028】さらに、本実施態様においては、シール材
12は平板状パッキンからなっているので、空調装置の
取り付け後はパネル8の面16とジョイントブロック7
の面13とに平板状パッキンが面状に当接する。したが
って、該部のシール性を大幅に向上できる。
【0029】なお、空調装置保守点検の際には、配管1
0、11のフランジ部18と配管ジョイントブロック7
との接続を解除すれば簡単に装置を取り外すことができ
るので、従来に比べ保守点検の作業効率を向上すること
も可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調装置によるときは、組み付け作業性および保守点検等
の作業性を向上でき、しかも車室内外の密閉性を十分に
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る車両用空調装置の部
分分解斜視図である。
【図2】図1の装置の配管ジョイントブロック近傍の部
分拡大縦断面図である。
【図3】従来の車両用空調装置の概略構成図である。
【図4】図4の装置の配管ジョイントブロックとグロメ
ットの部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 2 偏平チューブ 3 コルゲートフィン 4 入口パイプ 5 出口パイプ 6 膨張弁 7 配管ジョイントブロック 8 パネル 9 穴 10 冷媒供給用配管 11 冷媒流出用配管 12 シール材 13 パネル側の面 14 孔 15 孔 16 パネルの面 17 鍔 18 フランジ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張弁が取り付けられた蒸発器を車室内
    に配し、車室外からの冷媒供給用配管および車室外への
    冷媒流出用配管を、配管ジョイントブロックを介して前
    記膨張弁に連結した車両用空調装置において、前記配管
    ジョイントブロックを、車室内側と車室外側とに区画す
    るパネルに対して車室内にのみ位置させたことを特徴と
    する車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記冷媒供給用配管および冷媒流出用配
    管が、前記パネルに穿設された穴を貫通して延びてい
    る、請求項1の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記配管ジョイントブロックと前記パネ
    ルとの間にシール材が介装されている、請求項1または
    2の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記配管ジョイントブロックに、前記パ
    ネルとの間に前記シール材を挟持する鍔が設けられてい
    る、請求項3の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記シール材が前記配管ジョイントブロ
    ックの前記鍔のパネル側の面に予め貼着されている、請
    求項4の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記シール材が環状に延びる平板状パッ
    キンからなる、請求項3ないし5のいずれかに記載の車
    両用空調装置。
JP9182396A 1996-03-22 1996-03-22 車両用空調装置 Pending JPH09254638A (ja)

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JP (1) JPH09254638A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055553A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007055553A (ja) * 2005-08-26 2007-03-08 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置

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