JPH09248019A - 播種機におけるフロート装置 - Google Patents

播種機におけるフロート装置

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JPH09248019A
JPH09248019A JP8757996A JP8757996A JPH09248019A JP H09248019 A JPH09248019 A JP H09248019A JP 8757996 A JP8757996 A JP 8757996A JP 8757996 A JP8757996 A JP 8757996A JP H09248019 A JPH09248019 A JP H09248019A
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JP8757996A
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Hideaki Fukuma
英明 福間
Tomotaka Mishima
友孝 三島
Nobuhiro Aoki
伸浩 青木
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場に対して追従性の高いフロートで播種装
置を支持し、所定の播種深さで安定して播種が行われる
機構を提供する。 【解決手段】 走行機体4に連結された、走行機体4の
走行に伴って圃場に条列状に条播及び点播を行う播種装
置7下方に、播種装置7を圃場面に支持する複数のフロ
ート11を設け、該フロート11を、播種装置7に対し
て位置が固定された固定支点27を中心に上下揺動自在
に取り付けられた揺動フロート11bと、上下昇降する
可動支点33,34に、昇降可能に取り付けられた昇降
フロート11aの2種類とし、可動支点33側に、昇降
フロート11aを圃場側に付勢する弾性手段37を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は種籾等の植物の種
子を圃場に点播又は条播する播種機におけるフロート装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来播種機として、周知の乗用田植機に
使用されているものと同様の乗用型走行機体の後方に、
圃場上に支持される播種装置が昇降自在に装着され、上
記走行機体の走行に伴って圃場に種籾等の植物の種子を
条列状に点播又は条播するように構成されたものが知ら
れている。このとき上記播種装置の下方には左右方向に
複数のフロートが設けられており、該フロートが圃場に
接地して播種装置を圃場上に支持しているとともに、該
フロート側に、圃場に播種用の溝(播種溝)を形成する
作溝具と作溝された播種溝に種子を排出する排出部とで
構成された播種部が設けられており、フロートが上記の
ように圃場に接地することによって圃場の所定深さに種
子を播種する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記フロート
は、播種装置に固定、又は播種装置に対して固定された
支点軸に支持されて、該支点軸を中心に上下揺動自在に
取り付けられているものが一般的である。このためフロ
ートが固定式の場合、圃場表面のわずかな凹凸によって
もフロートの圃場面への追従性が悪く、播種深度がばら
ついたり、覆土不良を生ずる等の欠点があり、一方上下
揺動自在に取り付けたものでは、固定式に比較して圃場
面への追従性が向上はするが、比較的フロートが短い場
合、圃場の凹凸に対してフロートが急な角度で傾斜し
て、フロート側に設けられている播種部が必要以上に大
きく上下動し、播種深度が一定せず円滑な播種作業を行
うことができないという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の播種機におけるフロート装置は、走行機体
4の走行に伴って圃場に条列状に条播及び点播を行う播
種装置7を走行機体4に連結して播種機1を構成し、上
記播種装置7下方に、播種装置7を圃場面に支持する複
数のフロート11を設けたものにおいて、上記フロート
11を、播種装置7に対して位置が固定された固定支点
27を中心に上下揺動自在に取り付けられた揺動フロー
ト11bと、播種装置7に対して上下昇降する可動支点
33,34に、昇降可能に取り付けられた昇降フロート
11aの2種類とし、上記可動支点33側に、昇降フロ
ート11aを圃場側に付勢する弾性手段37を設けたこ
とを第1の特徴としている。
【0005】また播種装置7の左右方向の略中央位置に
設けられたフロートを、揺動フロート11bとし、該揺
動フロート11bに、播種作業中の播種装置7の姿勢を
制御する感知機構39のセンサー部を設けたことを第2
の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明の播種機1の実施形態
を図面に従って説明する。図1は本発明の播種機1の左
側面図である。該播種機1は、従来周知の乗用田植機に
使用されているものと同様の、前後輪2,3に支持され
た乗用型走行機体4の後部に、油圧シリンダー(図示せ
ず)により作動する昇降リンク6を介して後述する構造
の播種施肥装置7が装着されて構成されており、該播種
施肥装置7が、伝動軸8を介して走行機体4側から伝動
されている駆動力によって動作し、走行機体4の走行に
伴って(走行機体4に牽引されて)走行し、後述するよ
うに播種(条播,点播)及び施肥を行う構造となってい
る。
【0007】上記播種施肥装置7には、図2に示される
ように同時に複数条の施肥及び播種を行うことができる
ように左右方向に複数組の播種施肥機構9が所定間隔毎
に設けられているとともに、播種施肥装置7の下方に
は、後述するように播種施肥装置7を圃場面上に支持す
るフロート11が左右方向に複数設けられている。そし
て該フロート11に、上記播種施肥機構9の実際に圃場
に播種及び施肥を行う播種部及び施肥部(共に詳細は後
述する)が、播種部と施肥部を1組として2組ずつ取り
付けられている。なお本実施形態においては、同時に1
0条の施肥及び播種を行うことができるように、播種施
肥機構9が左右方向に10組、フロート11が5個設け
られている。
【0008】次に上記播種施肥機構9の構造について説
明する。図2,図3に示されるように、各フロート11
の上方には、前側に種子タンク12、後側に肥料タンク
13が一体的に連結されて設けられており、この種子タ
ンク12及び肥料タンク13に、それぞれ種子繰出部1
4および肥料繰出部16が2組ずつ設けられて、2組の
播種施肥機構9が構成されている。このとき種子繰出部
14及び肥料繰出部16にはそれぞれ種子導管17及び
肥料導管18が接続されており、該種子導管17及び肥
料導管18の開放した下端部は、前後及び左右の位相を
ずらせてフロート11に支持されて、フロート11の下
方に種子繰出部14及び肥料繰出部16から繰り出され
た種子及び肥料を放出するように構成されている。
【0009】一方フロート11の底面における、種子導
管17及び肥料導管18が取り付けられている位置の前
側には、播種用の溝(播種溝)を作溝する播種溝作溝器
19及び施肥用の溝(施肥溝)を作溝する施肥溝作溝器
21が、施肥溝作溝器21の方が播種溝作溝器19より
やや深くなるように下方に突出し、且つ施肥口作溝器2
1の方が播種溝作溝器19よりやや前側になるようにし
て設けられている。
【0010】そしてフロート11下方から突出した両作
溝器19,21は、後述するようにフロート11が圃場
に接地した状態で、播種施肥装置7が走行機体4の走行
に伴って走行することによって、圃場における種子導管
17及び肥料導管18の下端部前方に、条列状に施肥溝
及び播種溝を作溝する。そして形成された播種溝及び施
肥溝内に種子導管17から種子が排出されて播種される
とともに、肥料導管18の下端部から肥料が排出され施
肥が行われる。つまりフロート11に取り付けられた播
種溝作溝器19と種子導管17下端部で播種部を、施肥
溝作溝器21と肥料導管18の下端部で施肥部をそれぞ
れ形成する。
【0011】また上記播種溝作溝器19の後方には、播
種溝作溝器19により形成される播種溝に播種される種
子を鎮圧する鎮圧輪22が支持軸23に支持されて設け
られている。この鎮圧輪22は走行機体4(播種施肥装
置7)の進行方向に回転自在であり、その幅は上記播種
溝作溝器19の幅より広く構成されている。またその形
状は播種溝作溝器19により形成された播種溝の側部を
押圧して播種溝内に播種された種子を鎮圧するものとな
っている。これによって鎮圧輪22は例えば外周部が接
地して圃場面との接地抵抗により播種施肥装置7の進行
に伴って支持軸23を中心に回転し、播種溝作溝器19
により形成された播種溝の側部を押圧して、上記のよう
に播種溝内に播種された種子を鎮圧し、播種(条播)作
業を終了する。
【0012】次に上記フロート11の播種施肥装置7に
対する取付方法について説明する。フロート11は図3
に示す、後述するような構成で播種施肥装置7に対して
上下昇降自在に取り付けられる昇降フロート11aと、
図4に示す播種施肥装置7に対して上下揺動自在に取り
付けられる揺動フロート11bの2種類があり、昇降フ
ロート11a及び揺動フロート11bは以下に示すよう
に各支点に取り付けられている。
【0013】まず昇降フロート11aの取付方法につい
て説明する。図3に示されるように播種施肥装置7に設
けられた播種施肥フレーム24側には、前端部が該播種
施肥フレーム24側に固着されているとともに、後方が
斜め下方に延びているフロート用ブラケット26が設け
られており、該ブラケット26の下端部側には、播種施
肥装置7に対して位置が固定された固定支点である第1
支点軸27を介して回動自在に第1リンクアーム28が
取り付けられている。一方上記ブラケット26における
上記第1支点軸27より前方にも、別の固定支点である
第2支点軸29が設けられていると共に、該第2支点軸
29に回動自在に第2リンクアーム31が取り付けられ
ている。
【0014】そして昇降フロート11a側に設けられた
上方に突出する支持部材32が、第1リンクアーム28
と第2リンクアーム31の端部に、第1支持支点軸3
3,第2支持支点軸34を介して枢支されて、昇降フロ
ート11aが播種施肥装置7に昇降自在に取り付けられ
ている。すなわち昇降フロート11aは、ブラケット2
6に回転自在に支持された第1リンクアーム28と第2
リンクアーム31が支持部材32を枢支して構成される
平行リンク機構に取り付けられており、言い換えると上
記平行リンク機構の支持部材32側の枢支支点(第1支
持支点軸33,第2支持支点軸34)が播種施肥装置7
に対して上下昇降する可動支点となり、該可動支点(第
1支持支点軸33,支点軸34D)に昇降フロート11
aが支持されている。
【0015】このとき第1支点軸27には支持部材26
以外に、移動規制アーム36も回動自在に支持されてお
り、該移動規制アーム36の端部側には支点軸移動部3
6aが備えられていると共に、該支点軸移動部36aに
第2支点軸29がスライド自在に挿入されている。この
構造により図5(a),(b)に示されるように、昇降
フロート11aの上下昇降範囲を規制している。すなわ
ち図5(a)に示されるように第2支点軸29が支点軸
移動部36aの上方側の端部に当接することで昇降フロ
ート11aの昇降範囲の下限を、図5(b)に示される
ように第2支点軸29が支点軸移動部36aの下方側の
端部に当接することで昇降範囲の上限がそれぞれ決定さ
れる。なお図5(b)に示す昇降フロート11aの昇降
の上限位置で、ブラケット26と支持部材32は当接し
ない。
【0016】また第1支点軸27には、図6に示すよう
に略コ字断面を有する上記第1リンクアーム28の内部
において、ねじりバネ37が外嵌して設けられており、
該ねじりバネ37の一端がブラケット26側に設けられ
た保持部38に保持されているとともに、他端が第1リ
ンクアーム28側に取り付けられ、ねじりバネ37は第
1リンクアーム28を常に下方に付勢している。すなわ
ちねじりバネ37は第1リンクアーム28を常に下方に
付勢することで、可動支点(第1支持支点軸33)側に
設けられた弾性手段として昇降フロート11aを下方
(圃場側)に付勢している。
【0017】次に揺動フロート11bの固定支点への取
付方法について説明する。揺動フロート11bは図4に
示されるように、播種施肥フレーム24側のブラケット
26の後端に、固定支点である第1支点軸27を介して
揺動フロート11b側の支持部材32が回動自在に支持
されており、揺動フロート11bは第1支点軸27を中
心に上下揺動自在となっている。
【0018】そして本実施形態では図7に示すように、
播種施肥装置7を左右方向の略中央位置で支持するフロ
ートが揺動フロート11bとして、他のフロートが昇降
フロート11aとして構成されている。このとき上記揺
動フロート11bの前後方向の全長Lは、昇降フロート
11aの前後方向の全長lより長くなっている。一方本
実施形態の播種機1には図8に示されるような、圃場面
に対する播種施肥装置7の姿勢を検知し、これに基づい
て播種施肥装置7の姿勢を制御するための油圧機構の自
動切換を行い、播種施肥装置7を圃場面に対して一定の
姿勢に維持する油圧感知機構39が備えられている。
【0019】そして揺動フロート11bはリンク機構4
1を介して油圧感知機構39側に連結されており、揺動
フロート11bの傾斜をリンク機構41が油圧感知機構
39側に伝達することで、油圧感知機構39が播種施肥
装置7の作業中の姿勢を検知する構造となっている。す
なわち揺動フロート11bに上記リンク機構41が取り
付けられて、油圧感知機構39の播種施肥装置7の作業
中の姿勢を検知するセンサー部が構成されている。
【0020】以上に示される構造によって本発明の播種
機1は、播種施肥装置7が、昇降リンク6により下降さ
れてフロート11(揺動フロート11b及び昇降フロー
ト11a)を圃場面に接して、走行機体4から伝動軸8
を介して動力を受け、走行機体4の走行により、走行機
体4に牽引されフロート11が圃場面を滑走しながら整
地し、同時に播種溝作溝器19及び施肥溝作溝器21に
より播種溝及び施肥溝を作溝し、前述のように該播種溝
及び施肥溝内に種子及び肥料を排出し、播種された播種
構内を鎮圧輪22により鎮圧することで、施肥及び播種
作業が行われる。
【0021】このとき揺動フロート11bは固定支点
(第1支点軸27)によって播種施肥装置7を支持する
ため、播種施肥装置7を可動支点(第1支持支点軸3
3,第2支持支点軸34)で支持する昇降フロート11
aよりも安定して播種施肥装置7を支持している。この
ため播種施肥装置7は揺動フロート11bによって圃場
上に安定的に確実に支持され、安定して播種施肥作業を
行うことができる。特に揺動フロート11bが播種施肥
装置7を略左右中央位置で支持するため、揺動フロート
11bが1つであっても播種施肥装置7を安定して支持
することができる。
【0022】一方播種機1の圃場作業中、昇降フロート
11aは圃場の凹凸に伴って、前後端が同時に昇降して
圃場面上に追従する。このため昇降フロート11a底面
の圃場への追従性が従来の播種機のフロートに比較して
安定し且つ向上するので、昇降フロート11a側に設け
られた播種部及び施肥部と圃場面との距離が比較的安定
し、播種深さ及び施肥深さがほぼ一定となり、均一深さ
の播種及び施肥を行うことができる。特に昇降フロート
11aはねじりバネ37によって圃場側に付勢されてい
るので、より確実に圃場表面に追従するとともに、昇降
フロート11aがねじりバネ37の付勢力で圃場側に押
接されているため、播種溝及び施肥溝の作溝深さがより
安定し、より播種深さ及び施肥深さの均一性が向上す
る。
【0023】そして播種された種子は鎮圧輪22によっ
てほぼ所定深さに埋没されるので、発芽が良好となり、
浮き苗、たこ足苗が減少し、苗立ち率が向上して倒伏が
防止される。また鎮圧輪22により種子の上方に播種溝
より広い鎮圧溝が形成されるので、種子の上には多量の
土が覆土されることが無く、発芽率、苗立ち率が向上す
る。さらに種子が発芽して苗がある程度成長した頃に、
広く形成した鎮圧溝が自然に崩れて苗の根本を覆土し、
倒伏が防止される。
【0024】また昇降フロート11aは、以上に示すよ
うに前後端が同時に昇降して圃場面上に追従するため、
圃場面上への追従性は昇降フロート11aの長さにあま
り関わらない(昇降フロート11aが比較的短い場合で
も圃場面に追従する)。このため昇降フロート11aを
比較的短くして、播種施肥装置7の圃場面上の走行性を
向上させることができる。特に本実施形態ではフロート
11が、略中央のもののみが揺動フロート11bで他の
フロート11がすべて昇降フロート11aとなってお
り、従来に比較して圃場面に対する追従性がより高い播
種施肥装置となっているが、比較的多くの昇降フロート
11aが使用されているため、昇降フロート11aを前
述のように短くすることで、圃場との摩擦力が低い、よ
り走行性の高い播種施肥装置7を構成することができ
る。
【0025】なお揺動フロート11bの圃場面上への追
従性は、従来の揺動型のフロートと同程度であるが、前
述のように全長を比較的長く構成してあるため、圃場の
凹凸に対して揺動フロート11bが極端に傾斜すること
が無く、播種及び施肥深さが極端に変わることはない。
そして播種施肥装置7を安定して支持する揺動フロート
11bに、上記のように油圧感知機構39のセンサー部
を設けることによって、走行機体4が耕盤の起伏等で上
下動や左右傾動するときの播種施肥装置7の姿勢の狂い
を、より正確に検知することができ、播種施肥装置7が
常に圃場面に対してほぼ平行状態となるように制御され
る。従って播種溝作溝器19及び施肥溝作溝器21によ
って作溝される播種溝及び施肥溝はほぼ一定の幅及び深
さとなっている。
【0026】また図9に示すように播種施肥装置7をよ
り安定して圃場上に支持するために、播種施肥装置7を
支持するフロート11の左右両側のフロートを揺動フロ
ート11bとして、その他のフロートを昇降フロート1
1aとしても良い。この場合播種施肥装置7は、前述の
実施形態のものより圃場への追従性は落ちるが(昇降フ
ロート11aの数が減少するため)、より安定した支持
で作業を行うことができる。
【0027】さらに図10に示すように播種施肥装置7
を支持するフロート11の左右両側及び中央のフロート
を揺動フロート11bとして、その他のフロートを昇降
フロート11aとしても良い。この場合図9に示す実施
形態に比較して、さらに播種施肥装置7の支持安定度が
向上し、また中央の揺動フロート11bに油圧感知機構
のセンサー部を設けることで、油圧感知機構をより正確
に作動させることができる。なお以上に示すいずれの実
施形態においても、走行機体4の後輪3の後方に位置す
るフロートが昇降フロート11aとなっているため、圃
場に残る後輪3の跡を十分にならして、消すことがで
き、播種施肥作業における後輪跡の悪影響を防止でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれ
ば、可動支点を支点とした昇降フロートは、圃場の凹凸
に対して、前後端が同時に昇降するため、昇降フロート
底面の圃場への追従性が安定し且つ向上する。このため
播種装置に設けられた実際に圃場に播種(条播又は点
播)を行う播種部分と圃場面との距離が比較的安定し、
播種深さがほぼ一定となり、均一深さの播種を行うこと
ができるという効果がある。
【0029】このとき昇降フロートが弾性手段によって
圃場側に付勢されているものでは、昇降フロートがより
確実に圃場表面に追従するとともに、播種装置(昇降フ
ロート)が弾性手段の付勢力で圃場側に押接され、より
安定した播種を行うことができる。また揺動フロートは
固定支点によって播種装置を支持するため、支持を可動
支点で行う昇降フロートよりも安定した播種装置支持を
行い、播種装置はこの揺動フロートによって圃場上に安
定的に確実に支持される。
【0030】また播種装置を左右方向の略中央位置で支
持するフロートを、揺動フロートにすることで、播種装
置の安定支持をこの1つの揺動フロートで行い、他のフ
ロートを昇降フロートにすることができるので、圃場面
に対する追従性がより高い播種装置を構成することがで
きる。そして圃場条件等によって発生する播種装置の姿
勢の狂いを、より正確に検知することができる上記中央
位置のフロートに感知機構のセンサー部を設けること
で、比較的正確に播種装置の姿勢制御を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】播種機の左側面図である。
【図2】播種施肥装置の要部背面図である。
【図3】播種施肥装置の左側面図である。
【図4】揺動フロートの播種施肥装置への取り付け状態
を示す左側面図である。
【図5】(a),(b)は昇降フロートの昇降状態を示
す左側面図である。
【図6】ねじりバネの取付状態をを示す昇降フロートの
要部背面図である。
【図7】フロートの状態を示す平面図である。
【図8】油圧感知機構の構成を示す概略図である。
【図9】他のフロートの状態を示す平面図である。
【図10】他のフロートの状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 播種機 4 走行機体 7 播種施肥装置(播種装置) 11 フロート 11a 昇降フロート 11b 揺動フロート 27 第1支点軸(固定支点) 33 第1支持支点軸(可動支点) 34 第2支持支点軸(可動支点) 37 ねじりバネ(弾性手段) 39 油圧感知機構(感知機構)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(4)の走行に伴って圃場に条
    列状に条播及び点播を行う播種装置(7)を走行機体
    (4)に連結して播種機(1)を構成し、上記播種装置
    (7)下方に、播種装置(7)を圃場面に支持する複数
    のフロート(11)を設けたものにおいて、上記フロー
    ト(11)を、播種装置(7)に対して位置が固定され
    た固定支点(27)を中心に上下揺動自在に取り付けら
    れた揺動フロート(11b)と、播種装置(7)に対し
    て上下昇降する可動支点(33),(34)に、昇降可
    能に取り付けられた昇降フロート(11a)の2種類と
    し、上記可動支点(33)側に、昇降フロート(11
    a)を圃場側に付勢する弾性手段(37)を設けた播種
    機におけるフロート装置。
  2. 【請求項2】 播種装置(7)の左右方向の略中央位置
    に設けられたフロートを、揺動フロート(11b)と
    し、該揺動フロート(11b)に、播種作業中の播種装
    置(7)の姿勢を制御する感知機構(39)のセンサー
    部を設けた請求項1の播種機におけるフロート装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721371B1 (ko) * 2007-01-19 2007-05-23 문동길 점파식 파종장치
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KR20140094417A (ko) 2013-01-21 2014-07-30 가부시끼 가이샤 구보다 수전 작업기
CN109892075A (zh) * 2019-04-02 2019-06-18 浙江博源农机有限公司 一种直播机动力升降分离***

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