JPH09246827A - 車両用アンテナ装置 - Google Patents

車両用アンテナ装置

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JPH09246827A
JPH09246827A JP4508696A JP4508696A JPH09246827A JP H09246827 A JPH09246827 A JP H09246827A JP 4508696 A JP4508696 A JP 4508696A JP 4508696 A JP4508696 A JP 4508696A JP H09246827 A JPH09246827 A JP H09246827A
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antenna
antenna element
vehicle
mirror
door mirror
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JP4508696A
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Koichi Mitarai
幸一 御手洗
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Toyota Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R1/00Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
    • B60R1/12Mirror assemblies combined with other articles, e.g. clocks
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/27Adaptation for use in or on movable bodies
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    • H01Q1/325Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
    • H01Q1/3266Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle using the mirror of the vehicle
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TVアンテナ及びGPSアンテナをドアミラ
ーに内蔵する。 【解決手段】 TV用アンテナエレメント2を帯状の第
1アンテナエレメント4と線状の第2アンテナエレメン
ト5で構成し、これをドアミラーカバー1の内面にルー
プ状に貼り付ける。第1アンテナエレメント4の容量性
と、第2アンテナエレメント5のインダクタンス性が合
わさり特性が向上する。また、線状の第2アンテナエレ
メント5を介し、車体側と接続するため、配線の引き回
しが楽になる。また、GPSアンテナアッセンブリもミ
ラーの後ろ側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアミラー
にアンテナ素子を内蔵した車両用アンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両には、ラジオチューナや
テレビチューナが搭載されている。また、自動車電話、
データ処理端末を搭載するものや、ナビゲーションシス
テムのためにGPS装置を搭載するものも増えてきてい
る。
【0003】車内でこのような装置を利用するために
は、電波を受信する必要があり、このためにアンテナが
必要になる。ここで、アンテナは、その視界がなるべく
広い方が性能を確保しやすく、性能面だけから見れば車
体より突出して設けるのが好ましい。しかし、車体から
突出するアンテナには、デザイン上の問題や走行時の風
切り音などの問題があり、この面からはなるべく車体か
ら突出しないものが望まれている。
【0004】車体から突出しないアンテナとしては、リ
アガラスにパターンとして形成されるガラスアンテナが
利用されているが、ウィンドウガラスの比誘電率のばら
つきの影響を受けやすく、生産管理が難しいという問題
があった。また、たくさんのアンテナパターンを配置す
れば、それだけ視界が悪くなるという問題もある。
【0005】このようなアンテナの配置場所として、ル
ームミラーやサイドミラー(ドアミラー)等の内部が考
えられる。このような場所にアンテナを配置すれば、外
観上の問題が完全に解消できる。そこで、特開昭63−
170349号公報では、ルームミラーやサイドミラー
等の内部にアンテナを配置したものが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ドアミラーの
内部にアンテナを配置する場合には、そのサイズがかな
り小さくなければならない。しかし、TVアンテナを小
型化するためには、アンテナを線状ではなく、帯状にす
ることが好適である。しかし、ドアミラーは、通常可倒
格納式であり、アンテナが帯状であると格納した際に、
その形状を保つことが難しいと考えられる。
【0007】また、GPSアンテナは、アンテナ素子自
体の小型化は比較的容易で、ドアミラー内への収容は物
理的(寸法的)には可能と考えられる。ただし、アンテ
ナ素子を小型化すると、その設置条件(周囲の環境)に
よって、受信性能が著しく劣化する可能性が高く、製造
歩留まりの悪化が予想される。従って現在までGPSア
ンテナをドアミラーに収容する提案はなかった。また、
GPSアンテナは、路面等からの反射波の影響を受けに
くくする必要がある。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、ドアミラーに内蔵するのに好適なアンテナ装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のドアミ
ラーケースにアンテナ素子を設置した装置において、前
記アンテナ素子は、帯状の第1アンテナエレメントと、
前記第1アンテナエレメントに直列結合される線状の第
2アンテナエレメントとを含み、前記第1アンテナエレ
メントの帯面をドアミラーケースの内面に固定し、前記
第2アンテナエレメントをドアミラーの車両取付側に配
置したことを特徴とする。
【0010】TV放送波は、第1アンテナエレメントに
受信される。この第1アンテナエレメントは、帯状であ
り、広帯域のTV電波を好適に受信できる。また、第1
アンテナエレメントを受信電波の中心周波数に対し、短
くした場合、第1アンテナエレメントは容量性を示す
が、第2アンテナエレメントがインダクタンス性を示
し、両者のリアクタンスを相殺することで、好適なアン
テナにできる。また、ミラーが無給電アンテナ素子とし
て働き、広帯域の受信を効果的に行うことができる。
【0011】さらに、第2アンテナが車両取付側に配置
されており、ドアミラーの回動格納機構などがあっても
車両側との接続が容易になる。
【0012】また、他の発明は、車両のドアミラーケー
スにアンテナ素子を設置した装置において、前記アンテ
ナ素子をGPSアンテナとし、前記GPSアンテナをミ
ラー面の背後に上方に向けて配置したことを特徴とす
る。
【0013】ドアミラーは、車両から突出しているた
め、衛星に対する視界が比較的よく、衛星からの電波を
効果的に受信できる。
【0014】また、GPSアンテナをミラーの背後に配
置したため、建物や路面からの反射波の混入が少なく、
誤検出を減少して、正確な位置検出が行える。
【0015】また、さらに他の発明では、前記ミラー面
の角度を変更させる電導アクチュエータを備え、前記G
PSアンテナは、前記ミラー面の車両前方側であって、
前記電導アクチュエータの車両幅方向の内側又は上側に
配置したことを特徴とする。この配置により、電導アク
チュエータによっても反射波の受信を防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面に基づいて説
明する。
【0017】「第1実施形態」図1は、第1実施形態に
係る車両用アンテナ装置の構成を示す図であり、アンテ
ナ素子(TV用アンテナエレメント2)は、ドアミラー
カバー1の内部に収容される。TV用アンテナエレメン
ト2は、給電用の同軸ケーブル3に接続されており、こ
こから給電を受け、TV電波を受信する。
【0018】そして、このTV用アンテナエレメント2
は、帯状の第1アンテナエレメント4と、線状の導体か
らなる第2アンテナエレメント5からなっており、第2
アンテナエレメント5の一端が同軸ケーブル3の中心導
体に接続されており、他端が第1アンテナエレメント4
の一端に接続されている。第1アンテナエレメント4の
他端は開放端になっている。なお、同軸ケーブル3の外
導体は、車体に電気的に接続され、アースされている。
例えば、ドアミラーが取り付けられるピラーの近傍にア
ースし、内導体のみをドアミラーカバー1内に導入して
もよいが、同軸ケーブル3をドアミラーカバー1内まで
伸ばし、ドアミラーカバー1を車体に対し、回動自在に
支持している金属製の軸などを介し車体にアースしても
よい。なお、ミラー6はドアミラーカバー1の手前側に
設けられている。
【0019】第1アンテナエレメント4は、帯状の導
体、例えば銅箔の導電性テープで構成されており、20
〜30mmの幅で、200〜300mmの長さを有して
いる。一方、第2アンテナエレメント5は、直径1mm
程度の銅線であり、50mm程度の長さを有している。
そして、これら第1、第2アンテナエレメント4、5
は、ドアミラーカバー1の内面に貼り着けられる。すな
わち、第1アンテナエレメント4は、ドアミラーカバー
1の上側及び右側(車体から遠い方の側)の内面に取り
付けられ、第2アンテナエレメント5は、ドアミラーカ
バー1の左側(車体に近い側)の内面に取り付けられ
る。なお、ドアミラーカバー1は、プラスチック材料で
形成されている。
【0020】TV放送波は、このようなTV用アンテナ
エレメント2により受信されるが、TV放送波はまず第
1アンテナエレメント4で受信される。この第1アンテ
ナエレメント4は、帯状であり、電流経路が多数存在す
る。このため、TV放送波の受信に必要な広帯域の電波
を受信できる。
【0021】また、この第1アンテナエレメント4は、
TV帯域の電波受信に必要な長さに比べ、その長さが短
い。そこで、この第1アンテナエレメント4のインピー
ダンスは、容量性を示すことになる。一方、第1アンテ
ナエレメント4には、線状の第2アンテナエレメント5
が、接続されている。この第2アンテナエレメント5
は、線状であることから、そのインピーダンスはインダ
クタンス性を示すことになる。
【0022】このように、本実施形態のTV用アンテナ
エレメント2においては、容量性の第1アンテナエレメ
ント4と、インダクタンス性の第2アンテナエレメント
5が接続されて構成されている。従って、両者の容量
性、誘導性リアクタンスの調整によって、両者を総合し
たインピーダンスを互いのリアクタンスが相殺されたも
のにできる。そして、これによって、整合条件を満たす
ことができ、同軸ケーブル3の他端に接続されるTV受
信機に良好な受信電力を供給することができる。
【0023】さらに、このTV用アンテナエレメント2
が構成するループは、ミラー6を取り囲む形になる。ミ
ラー6の反射膜は、導体(例えば、アルミの蒸着膜)で
形成されている。このため、TV用アンテナエレメント
2に無給電素子が、装荷された構造になる。従って、こ
のミラーを利用して、TV用アンテナエレメント2の周
波数特性をより広帯域化することができる。従って、T
V用アンテナエレメント2の精度に対する要求が厳しく
なくなり、製造歩留まりが向上し、低コスト化も達成さ
れる。
【0024】そして、第2アンテナエレメント5が線状
であるため、ドアミラーカバー1内から車両側へのケー
ブル(ワイヤハーネス)の取り回しが容易になり、組立
の作業性を向上するという効果が得られる。
【0025】なお、上述の構成では、第2アンテナエレ
メント5をドアミラーカバー1の外部まで引き延ばした
が、ドアミラーカバー1の内部まで、同軸ケーブル3を
導き、ドアミラーカバー1の回転用軸部に設けられる金
属部(車体と電気的に導通している)に、同軸ケーブル
3の外導体をアースしてもよい。さらに、第2アンテナ
エレメント5は、蛇行して配置してもよい。
【0026】「第2実施形態」図2に、第2実施形態の
車両用アンテナ装置を示す。上述の第1実施形態では、
TV用アンテナエレメント2について説明したが、第2
実施形態では、GPSアンテナアッセンブリ7を有して
いる。すなわち、図2に示すように、ドアミラーカバー
1の内部の前面側には、ミラー6が設けられており、そ
の背部にGPSアンテナアッセンブリ7が配置されてい
る。また、ミラー6は、ミラー用電動アクチュエータ8
に保持されており、このミラー用電動アクチュエータ8
によってミラー6の向きが前後・左右に変更される。通
常の場合、図3に示すように、ミラー6の背部の一点が
基準点8aとしてミラー用電動アクチュエータ8によっ
てピボット支持され、この基準点8aの側方に進退自在
の左右方向駆動軸8b、及び上(または下)に進退自在
の前後方向駆動軸8cが設けられている。従って、左右
方向駆動軸8bを進退することによって、ミラー6が水
平面内で回転し、前後方向駆動軸8cを進退することに
よって、ミラー6が仰角方向に回転する。
【0027】そして、このミラー用電動アクチュエータ
8の車体側の背部にGPSアンテナアッセンブリ7が配
置されている。
【0028】図4は、GPSアンテナアッセンブリ7に
収容されているアンテナエレメント10の構成を示す図
である。このように、本アンテナエレメント10は、正
方形の誘電体基板11の表面に誘電体基板より小さな正
方形のアンテナパッチ12が形成されたマイクロストリ
ップアンテナで構成されている。この例では、誘電体基
板11の一辺を25mm、厚さを4mmとし、誘電率
は、21程度のセラミック基板が採用されている。な
お、誘電率は、20〜40程度のものが好ましい。ま
た、アンテナパッチ12は、一辺(L)が20mm程度
の銅の印刷焼成膜が使用されている。
【0029】そして、本実施形態においては、アンテナ
パッチ12に対する給電を2点給電としている。すなわ
ち、図4に示すように、アンテナパッチ12の中心から
見て互いに90゜異なる位置にそれぞれ所定距離離れて
給電点fp1、fp2が設けられている。これによっ
て、アンテナエレメントを確実に円偏波で励振できる。
【0030】すなわち、1点給電であるとアンテナパッ
チ12の周囲に切り込みや突起を設けることによって、
所定の円偏波での励振を達成する。従って、円偏波の軸
比が周波数によって大きく変化する。
【0031】一方、本実施形態のように、2点給電にす
れば、2点に給電される電流の位相に応じて円偏波で、
励振されるため、好適な軸比を広帯域で確保することが
できる。なお、各給電点fp1、fp2の中心からの距
離やアンテナパッチ12の大きさ(L×L)を、調整す
ることによって、所望の特性が得られる。
【0032】図5に、1点給電と、2点給電の軸比と周
波数の関係を示す。このように、1点給電の場合、中心
周波数において、非常によい軸比が得られるが、周波数
が中心周波数から離れると、軸比が極端に悪くなる。一
方、2点給電の場合には、広範囲で安定して良好な軸比
が得られ、広範囲で好適な円偏波による励振が行えるこ
とが理解される。
【0033】なお、本実施形態のようなマイクロストリ
ップアンテナでは、アンテナの受信(共振)帯域(定在
波比(SWR)が2以下となる周波数範囲)の全域で、
軸比を低く(良好に)することが可能である。アンテナ
の性能をフルに生かすことができる。
【0034】一方、1点給電方式の場合は軸比の良好な
帯域は、アンテナの共振帯域のたかだか2〜3割程度で
しかない。
【0035】図6に、GPSアンテナアッセンブリ7の
全体構成を示す。このように、アンテナエレメント10
は、ケース15内に収容されている。同軸ケーブル16
の内導体16aが誘電体基板11を貫通し、その表面の
アンテナパッチ12に接続されている。
【0036】また、アンテナエレメント10は、プリン
ト基板17上に配置されている。そして、このプリント
基板17の裏面側に、プリアンプなどの回路が配置され
ている。図7は、プリアンプの回路を示す図である。こ
の図では、90゜位相が異なる2つの給電点より給電さ
れるアンテナエレメント10をアンテナ10Q、10I
の2つのアンテナとして表している。そして、この2つ
のアンテナ10Q、10Iは、コネクタCN−1、CN
−2を介しハイブリッド回路20に接続される。このハ
イブリッド回路20は、2つのアンテナ10Q、10I
への給電電流を90゜位相を異ならせ分配するものであ
る。
【0037】ハイブリッド回路20は、アンプIC21
に接続されている。このアンプIC21は、受信信号に
ついて、1段目の増幅を行う。アンプIC21は、バン
ドパスフィルタ23を介し、アンプIC24に接続され
ている。このアンプIC24は、バンドパスフィルタ2
3によって、所定の周波数が選択された信号を増幅す
る。
【0038】そして、アンプIC24の出力は、コンデ
ンサC6を介し、同軸ケーブル16の内導体16aに接
続されている。なお、同軸ケーブル16の外導体16b
は、プリント基板のグランドに接続されている。また、
同軸ケーブル16の内導体16aは、5V程度の直流が
重畳されており、これを長さが中心周波数の波長の1/
4で、比較的細い100Ω程度のマイクロストリップ線
路25を介し、直流を取り出し、アンプIC21、24
に電源として供給している。なお、コンデンサC1〜C
5、C7は、ノイズ除去用のものである。
【0039】このようなプリアンプによって、円偏波で
励振され、アンテナパッチ12に流れる電流が、増幅さ
れて、同軸ケーブル16に伝達される。また、このプリ
ント基板17は、誘電率10程度の樹脂で形成されてお
り、プリント基板17上の配線は50Ωのマイクロスト
リップ線路(MSL50と表示)で構成されている。
【0040】図8は、プリアンプが搭載されたプリント
基板17の全体配置図である。このように、一端(左
上)に車体側との接続を行うため(信号出力用の)コネ
クタCNOUTが設けられ、電源ラインは下側を回り、
信号処理ラインは、右側を回って中央部に至っている。
そして、ハイブリッド回路20に接続されている信号入
力端CN1,CNQは、給電点fp1、fp2の真下に
配置されている。これによって、比較的短いピンで、ア
ンテナパッチ12との接続が行える。
【0041】また、アンプIC21、24はベアチップ
で構成し、ワイヤボンディングで、マイクロストリップ
線路との接続を行うことが好ましい。図9に、アンプI
C21、24のワイヤボンディングの状況を示す。図に
おいて、両端に・印の太線で示したのが、ワイヤボンデ
ィングを示している。これによって、回路を全体として
小型化して十分な特性を得ることができる。
【0042】このようなプリアンプを上述のアンテナエ
レメントと組み合わせることによって、GPSアンテナ
アッセンブリ7を小型・安定化でき、ドアミラーカバー
1内に組み込むことが可能になっている。
【0043】このようなGPSアンテナによれば、GP
S衛星からの電波がアンテナパッチ12によって受信さ
れ、これがプリアンプ、同軸ケーブル16を介し、GP
S受信機に供給される。そして、GPSアンテナアッセ
ンブリ7は、ミラー6の背部に配置されている。従っ
て、建物や、路面で反射された反射がアンテナパッチ1
2において受信される可能性が低く誤検出を防止でき、
測位精度を向上することができる。さらに、GPSアン
テナアッセンブリ7の外側には、ミラー用電動アクチュ
エータが配置されている。従って、これによっても電波
がブロックされ、反射波による誤検出を防止できる。
【0044】また、プリアンプの基板17上にアンテナ
エレメントを配置し、これをケースに収めたため、後は
同軸ケーブルでGPS受信機に接続するだけでよい。す
なわち、アンテナは、製作時に、所定の機能が発揮でき
るように、調整されている。従って、設置時において
は、アンテナエレメントについて、細かな調整が不要で
あり、組み付け作業が非常に簡単になる。
【0045】ここで、このアンテナエレメントは、GP
Sの受信についてのみ利用したが、同様の構成で、その
他の電波、例えば交通情報や有料道路の料金収受のため
の路上ビーコンから電波の受信などにも利用することが
できる。
【0046】さらに、2つのドアミラーに本アンテナを
内蔵させることで、ダイバシティ受信を容易に達成でき
る。
【0047】また、TVアンテナとGPSアンテナの両
方をドアミラー内に内蔵したため、外観上の問題が生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の構成を示す図である。
【図2】 第2実施形態の断面構成を示す図である。
【図3】 同実施形態のミラーを外した正面構成を示す
図である。
【図4】 同実施形態のアンテナエレメントの構成を示
す図である。
【図5】 同実施形態の構成を軸比特性を示す図であ
る。
【図6】 同実施形態のGPSアンテナアッセンブリの
構成を示す図である。
【図7】 同実施形態のプリアンプの構成を示す回路図
である。
【図8】 同実施形態のブリアンプの配置を示す図であ
る。
【図9】 同実施形態のベアチップのワイヤボンディン
グの形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ドアミラーカバー、2 TV用アンテナエレメン
ト、3 同軸ケーブル、4 第1アンテナエレメント、
5 第2アンテナエレメント、6 ミラー、7GPSア
ンテナアッセンブリ、8 ミラー用電動アクチュエー
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 23/00 H01Q 23/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアミラーケースにアンテナ素子
    を設置した装置において、 前記アンテナ素子は、帯状の第1アンテナエレメント
    と、前記第1アンテナエレメントに直列結合される線状
    の第2アンテナエレメントとを含み、 前記第1アンテナエレメントの帯面をドアミラーケース
    の内面に固定し、 前記第2アンテナエレメントをドアミラーケース内の車
    両取付側に配置したことを特徴とする車両用アンテナ装
    置。
  2. 【請求項2】 車両のドアミラーケースにアンテナ素子
    を設置した装置において、 前記アンテナ素子をGPSアンテナとし、前記GPSア
    ンテナをミラー面の背後に上方に向けて配置したことを
    特徴とする車両用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 前記ミラー面の角度を変更させる電導アクチュエータを
    備え、 前記GPSアンテナは、前記ミラー面の車両前方側であ
    って、前記電導アクチュエータの車両幅方向の内側又は
    上側に配置したことを特徴とする車両用アンテナ装置。
JP4508696A 1996-03-01 1996-03-01 車両用アンテナ装置 Pending JPH09246827A (ja)

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JP4508696A JPH09246827A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 車両用アンテナ装置
PCT/JP1997/000505 WO1997032355A1 (fr) 1996-03-01 1997-02-24 Dispositif d'antenne pour vehicules
US09/141,262 US6078294A (en) 1996-03-01 1998-08-27 Antenna device for vehicles

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JP4508696A JPH09246827A (ja) 1996-03-01 1996-03-01 車両用アンテナ装置

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WO (1) WO1997032355A1 (ja)

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