JPH09244723A - 産業用ロボットの教示データ作成方法、産業用ロボットの教示データ作成装置、及び、産業用ロボットシステム - Google Patents

産業用ロボットの教示データ作成方法、産業用ロボットの教示データ作成装置、及び、産業用ロボットシステム

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JPH09244723A
JPH09244723A JP8049377A JP4937796A JPH09244723A JP H09244723 A JPH09244723 A JP H09244723A JP 8049377 A JP8049377 A JP 8049377A JP 4937796 A JP4937796 A JP 4937796A JP H09244723 A JPH09244723 A JP H09244723A
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JP
Japan
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path
polishing
candidate
industrial robot
teaching data
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Application number
JP8049377A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Wada
洋 和田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Numerical Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】連続した複数の曲面により構成される表面を精
度よく磨くことができる産業用ロボットの教示データ作
成方法を提供する。 【解決手段】CAM装置13は、CAD装置12から送
信された金型17のCADデータに基づいて、指定され
た各指定曲面42a〜42c上に候補パス44a〜44
d,45a〜45d,46a〜46dを作成する。次
に、CAM装置13は、磨き開始面42a上の候補パス
44a〜44dから指定されたパス44b,44cと、
そのパス44b,44cとつながる他の指定曲面42
b,42c上のパス45b,45d,46b,46dと
から磨きパス47a,47bを作成する。その磨きパス
47a,47bに対して、指定された磨き条件に基づい
て磨きポイントを作成し、その作成した磨きポイントに
基づいて磨きロボット15の教示点データ及びプログラ
ムを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は産業用ロボットの教
示データ作成方法、産業用ロボットの教示データ作成方
法、及び、産業用ロボットシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金型の磨き工程において、その金
型の表面の加工精度が金型の品質に大きく影響するた
め、磨きロボットが用いられる。その磨きロボットは、
予め作成された磨き軌跡に沿って研磨工具が移動するよ
うに制御される。その磨き軌跡の作成は、金型の設計デ
ータであるCADデータに基づいて作成される。CAD
データは、金型の表面を構成する複数の曲面よりなり、
それら曲面内に磨き軌跡が作成される。
【0003】その磨き軌跡の作成には、例えば、図10
(a)(b)に示す方法がある。この方法では、各曲面
71a〜71d毎に磨き軌跡72a〜72dを作成す
る。この作成された磨き軌跡72a〜72dに基づいて
磨きロボットが制御され、金型を研磨するようになって
いる。
【0004】また、磨き軌跡の作成には、図11(a)
〜(d)に示す作成方法がある。この方法は、複数(図
11(a)において4つ)の曲面71a〜71dを、各
面71a〜71dを所定間隔で分割した点列データ73
に変換する。その変換した点列データ73に基づいて、
図11(c)に示すように、スプライン曲面よりなる単
一の曲面74を作成する。そして、この単一の曲面74
内に磨き軌跡75を作成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各曲面
71a〜71d毎に磨き軌跡72a〜72dを作成する
方法では、各磨き軌跡72a〜72dがそれぞれ独立し
ている、言い換えれば、各曲面71a〜71d毎に磨き
軌跡が分断されている。そのため、各曲面71a〜71
dの境界での連続性、所謂面とおし等が悪く、金型の磨
き品質が低下するという問題があった。また、各曲面7
1a〜71d毎に磨き軌跡72a〜72dが作成されて
いるので、磨きロボットを制御しにくく、磨き効率を悪
くするという問題があった。
【0006】また、単一の曲面74内に磨き軌跡を作成
する方法では、スプライン曲面よりなる曲面74と、元
の複数の曲面71a〜71dとの間に誤差を生じる。特
に、図12に示すように、曲率の大きい稜線部において
は、実線で示す元の曲面76と一点鎖線で示すスプライ
ン曲面77との間に生じる誤差は大きくなる。そのた
め、磨きロボットは、生じた誤差分だけ余計にけずりこ
んだり、けずり残した部分ができてしまうので、金型の
形状を崩してしまうという問題があった。
【0007】本発明の目的は、連続した複数の曲面によ
り構成される表面を精度よく磨くことができる産業用ロ
ボットの教示データ作成方法及び教示データ作成装置を
提供することにある。また、連続した複数の曲面により
構成される表面を精度よく磨くことができる産業用ロボ
ットシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明は、ワークに対して産業用ロ
ボットが行う作業の教示データ及びプログラムを作成す
る産業用ロボットの教示データ作成方法であって、前記
ワークの設計データに基づいて、前記ワークの曲面のデ
ータを作成し、その曲面のデータのうちから複数の曲面
を指定し、その指定した各曲面を分割した曲線よりなる
候補パスを作成し、その作成した複数のパスのうちから
作業パスを選択し、その選択した作業パスに対してその
パス上の点に基づいて作業ポイントを生成し、その作業
ポイントに基づいてロボットの軌跡の教示データ及びプ
ログラムを作成するようにしたことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の産業用ロボットの教示データ作成方法において、前記
複数の曲面はワークの稜線部の曲面であって、前記候補
パスを稜線方向に沿って作成するようにしたことを要旨
とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の産業用ロボットの教示データ作成方法におい
て、前記指定された複数の曲面のうち、最初に指定され
た曲面を開始面とし、磨きパスを選択する際に、開始面
に作成された候補パスを複数選択し、その選択した候補
パスに対して、他の曲面に作成された複数の候補パスか
ら前記選択した候補パスにつながるようなパスを選択
し、それら選択した候補パスに基づいて磨きパスを作成
するようにしたことを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、ワークに対して
産業用ロボットが行う作業の教示データ及びプログラム
を作成する産業用ロボットの教示データ作成装置であっ
て、前記ワークの設計データに基づいて、前記ワークの
曲面のデータを作成し、その曲面のデータのうちから複
数の曲面を指定する曲面指定手段と、前記指定された複
数の曲面上に、それら曲面をそれぞれ分割する複数の候
補パスを作成する候補パス作成手段と、前記候補パス作
成手段により作成された候補パスのうち、1つの曲面に
おいて作成された複数の候補パスのうちから複数のパス
を選択し、他の曲面において作成された候補パスのうち
から前記選択した候補パスにつながるような候補パスを
選択し、それら候補パスに基づいてパスを選択するパス
選択手段と、前記パス選択手段により選択されたパスに
対して、そのパス上に複数のポイントを生成するポイン
ト生成手段と、前記ポイント生成手段により生成された
ポイントに基づいて、前記ロボットの教示データ及びプ
ログラムを作成するプログラム作成手段とを備えたこと
を要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の産業用ロボットの教示データ作成装置において、前記
曲面指定手段は、指定された複数の曲面のうち、最初に
指定された曲面を開始面とし、前記パス選択手段は、開
始面において作成された候補パスのなかから複数のパス
を選択し、他の曲面において作成された候補パスのうち
から前記選択した候補パスにつながるような候補パスを
選択し、それら候補パスに基づいてパスを選択するよう
にしたことを要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載の産業用ロボットの教示データ作成装置におい
て、前記候補パスを生成するための条件を入力する候補
パス生成条件入力手段と、前記ポイントを作成するため
の条件を入力する条件入力手段を備え、前記候補パス生
成手段は、それぞれ入力した条件に基づいて複数の曲面
を分割する候補パスを作成し、ポイント生成手段は入力
した条件に基づいて複数のポイントを作成するようにし
たことを要旨とする。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項4〜6の
うちのいずれか1項に記載の教示データ作成装置と、前
記教示データ作成装置により作成された教示データ及び
プログラムに基づいて産業用ロボットを制御するコント
ローラとを備えたことを要旨とする。
【0015】従って、請求項1に記載の発明によれば、
ワークの設計データに基づいて、そのワークの曲面のデ
ータが作成される。その曲面のデータのうちから複数の
曲面が指定され、その指定された各曲面を分割した曲線
よりなる候補パスが作成される。その作成した複数のパ
スのうちから作業パスが選択され、その選択された作業
パスに対してそのパス上の点に基づいて作業ポイントが
生成される。そして、その作業ポイントに基づいてロボ
ットの軌跡の教示データ及びプログラムが作成される。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、複数の曲
面はワークの稜線部の曲面であって、候補パスが稜線方
向に沿って作成される。請求項3に記載の発明によれ
ば、指定された複数の曲面のうち、最初に指定された曲
面が開始面とされ、磨きパスが選択される際に、開始面
に作成された候補パスが複数選択され、その選択された
候補パスに対して、他の曲面に作成された複数の候補パ
スから選択された候補パスにつながるようなパスが選択
される。そして、それら選択された候補パスに基づいて
磨きパスが作成される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、曲面指定
手段によって、ワークの設計データに基づいて、ワーク
の曲面のデータが作成され、その曲面のデータのうちか
ら複数の曲面が指定される。候補パス作成手段によっ
て、指定された複数の曲面上に、それら曲面がそれぞれ
分割される複数の候補パスが作成される。パス選択手段
によって、候補パス作成手段により作成された候補パス
のうち、1つの曲面において作成された複数の候補パス
のうちから複数のパスが選択され、他の曲面において作
成された候補パスのうちから選択された候補パスにつな
がるような候補パスが選択され、それら候補パスに基づ
いてパスが選択される。ポイント作成手段によって、パ
ス選択手段により選択されたパスに対して、そのパス上
に複数のポイントが生成され、その生成されたポイント
に基づいて、ロボットの教示データ及びプログラムが作
成される。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、曲面指定
手段によって、指定された複数の曲面のうち、最初に指
定された曲面が開始面とされる。その開始面において作
成された候補パスのなかから複数のパスが選択され、他
の曲面において作成された候補パスのうちから選択され
た候補パスにつながるような候補パスが選択され、それ
ら候補パスに基づいてパスが選択される。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、候補パス
を生成するための条件を入力する候補パス生成条件入力
手段と、ポイントを作成するための条件を入力する条件
入力手段が備えられ、候補パス生成手段は、それぞれ入
力した条件に基づいて複数の曲面を分割する候補パスが
作成され、ポイント生成手段は入力した条件に基づいて
複数のポイントが作成される。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、教示デー
タ作成装置とコントローラとが備えられ、教示データ作
成装置により作成された教示データ及びプログラムに基
づいて産業用ロボットが制御される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図8に従って説明する。図1は、磨きロ
ボットシステム11の概略斜視図である。磨きロボット
システム11は、CAD装置12、CAM装置13、コ
ントローラ14、及び、磨きロボット15により構成さ
れている。磨きロボット15の側方に配置された定盤1
6上には、ワークとしての金型17が載置され図示しな
い治具により固定されている。
【0022】CAD装置12は、金型17を設計するた
めに利用される。CAD装置12により作成された金型
17の設計データとしてのCADデータは、CAM装置
13に送信される。CAM装置13は、磨きロボット1
5を駆動制御するためのプログラムを作成するために利
用され、そのプログラムは、CAD装置12により作成
されたCADデータに基づいて作成される。
【0023】図4に示すように、CADデータは、金型
17の表面を構成するための複数の曲面41のデータか
らなる。CAM装置13は、入力したCADデータに基
づいて各曲面41を磨くための磨き軌跡を作成する。そ
の磨き軌跡に基づいて、CAM装置13は、磨きロボッ
ト15の教示点データ及びプログラムを作成する。そし
て、CAM装置13は、作成した教示点データ及びプロ
グラムをコントローラ14に送信する。
【0024】コントローラ14は、磨きロボット15を
駆動制御するために利用される。図1に示すように、磨
きロボット15は、ベッド21、コラム22、クロスレ
ール23、アーム24、及び、旋回軸部25が設けられ
ている。ベッド21は、定盤16の側方に水平方向に延
びるように設置されている。ベッド21にはコラム22
がそのベッド21に沿って水平方向に移動可能に立設さ
れている。コラム22には、クロスレール23がそのコ
ラム22に沿って垂直方向に移動可能に取着されてい
る。
【0025】クロスレール23には、アーム24がその
クロスレール23に沿って水平方向に移動可能に支持さ
れている。そのアーム24の移動方向は、コラム22が
移動する方向と直交する方向に設定されている。従っ
て、磨きロボット15は、ベッド21に対して、コラム
22、クロスレール23、及び、アーム24により直交
する直動3軸を構成している。
【0026】アーム24の先端下面には旋回軸部25が
設けられている。旋回軸部25は、旋回アーム26及び
スピンドルヘッド27により構成されている。旋回アー
ム26は、アーム24の先端下面に水平回動可能に支持
されている。旋回アーム26の下端にはスピンドルヘッ
ド27が垂直回動可能に支持されている。従って、旋回
軸部25は、旋回アーム26及びスピンドルヘッド27
によって回転2軸を構成している。
【0027】スピンドルヘッド27には、研磨工具28
が取着されている。研磨工具28は、その回転軸がコン
トローラ14が磨きロボット15の各軸を制御すること
によって教示点において金型17の加工面に対して垂直
になるように姿勢制御される。また、研磨工具28は、
押し付けユニットによって所定の押圧力で金型17の加
工面に押圧される。そして、研磨工具28は、モータに
よって回転駆動され、金型17の表面を磨くようになっ
ている。
【0028】コントローラ14は、CAM装置13から
受信した教示点データ及びプログラムに基づいて、磨き
ロボット15の各軸を駆動制御し、先端に取着された研
磨工具28の姿勢を制御しつつ、その研磨工具28を磨
き軌跡に沿って移動させる。この研磨工具28の移動に
よって、磨きロボット15は、定盤16上に固定された
金型17の表面を磨くようになっている。
【0029】図2は、磨きロボットシステム11の概略
ブロック図である。磨きロボットシステム11は、CA
D装置12、CAM装置13、コントローラ14、及
び、磨きロボット15とから構成されている。CAD装
置12にはCAM装置13が接続されている。CAD装
置12は、金型17のCADデータを所定のフォーマッ
トのデータでCAM装置13に転送する。尚、本実施の
形態では、CAD装置12は、一般的なIGES(Init
ial Graphic Exchange Specification)形式のデータを
転送するようになっている。
【0030】CAM装置13は、CAD装置12から入
力したCADデータに基づいて、図3に示すフローチャ
ートに従って教示データ作成処理を実行し、磨きロボッ
ト15の教示点データ及びプログラムを作成する。そし
て、CAM装置13は、作成した教示点データ及びプロ
グラムをコントローラ14に転送する。
【0031】図2に示すように、コントローラ14に
は、第1〜第5モータ31〜35、及び、スピンドルモ
ータ36が接続されている。第1〜第3モータ31〜3
3は、直動3軸、即ち、コラム22、クロスレール2
3、アーム24を移動させるために用いられ、第4,第
5モータ34,35は、回動2軸、即ち、旋回軸部25
を回動させるために用いられる。
【0032】即ち、コントローラ14は、第1モータ3
1を駆動制御してコラム22を水平移動させ、第2モー
タ32を駆動制御してクロスレール23を垂直移動さ
せ、第3モータ33を駆動制御してアーム24を水平移
動させる。また、コントローラ14は、第4モータ34
を駆動制御して旋回アーム26を水平回動させ、第5モ
ータ35を駆動制御してスピンドルヘッド27を垂直回
動させる。
【0033】そして、コントローラ14は、CAM装置
13から転送された教示点データ及びプログラムに基づ
いて、第1〜第5モータ31〜35を駆動制御してスピ
ンドルヘッド27に取着された研磨工具28の姿勢を制
御する。また、コントローラ14は、スピンドルモータ
36を駆動制御して研磨工具28を回転させるととも
に、その研磨工具28を教示点に沿って移動させ、金型
17の磨き作業を行うようになっている。
【0034】次に、図3のフローチャートに従って、C
AM装置13の教示データ作成処理を詳述する。CAM
装置13には、IGES形式のCADデータがCAD装
置12から転送され、記憶されている。CAM装置13
は、作業者の操作に基づいて、教示データ作成処理のプ
ログラムが起動されると、ステップ(以下、単にSとい
う)1〜S7に於ける各処理を実行し、CADデータに
基づいて教示点データ及びプログラムを作成する。
【0035】S1は曲面指定手段であって、先ず、CA
M装置13は、記憶されているCADデータを基にし
て、図4に示すように、金型17を構成する曲面41の
データを作成する。そして、CAM装置13は、作成し
た曲面41を、ディスプレイ上に表示し、磨き軌跡を作
成する対象となる曲面の指定待ちとなる。
【0036】このディスプレイ上に表示された曲面41
によって、作業者は、磨き軌跡を作成しようとする稜線
部の曲面41の形状を容易に確認することができる。ま
た、作業者は、その対象となる複数の曲面41をマウス
等のポインティングデバイスによって指定することによ
って、作成を必要とする曲面41のみを容易に指定する
ことができる。
【0037】例えば、図4に示すように、稜線部の複数
(図4においては3つ)の曲面41が指定される。複数
の曲面41が指定されると、CAM装置13は、指定さ
れた複数の曲面41に対して処理を行う。尚、指定され
た3つの曲面41を他の曲面41と区別するために、以
降、指定された曲面41を指定曲面42a〜42cとい
う。また、指定曲面42a〜42cのうち、最初に指定
された指定曲面42aを他の指定曲面42b,42cと
区別する場合に、指定曲面42aを磨き開始面42aと
いう。そして、CAM装置13は、S1からS2に移
る。
【0038】S2は候補パス生成条件入力手段であっ
て、CAM装置13は、各指定曲面42a〜42c上に
作成する磨き軌跡の候補となる候補パスを生成するため
の条件の入力待ちとなる。この条件としては、候補パス
を作成する方向と、その候補パスを作成するための各指
定曲面42a〜42cの分割数とが入力される。各指定
曲面42a〜42c及び曲面41は、UV空間表現され
ており、画面上には、磨き開始面42aにおけるUV空
間のそれぞれの方向を示す矢印43a,43bが表示さ
れる。
【0039】そして、作業者は、矢印43a又は矢印4
3bを指示することにより、「U」方向又は「V」方向
を指定する。例えば、図4において、稜線方向に沿って
磨き軌跡を作成するため、作業者は矢印43aを指示し
て「U」方向を指定する。CAM装置13は、指定され
た「U」方向を記憶する。そして、条件が入力される
と、CAM装置13は、S2からS3に移る。
【0040】S3は候補パス作成手段であって、CAM
装置13は、S1にて指定された各指定曲面42a〜4
2c毎に、S2にて入力された条件に基づいて各指定曲
面42a〜42c上に、指定された方向と直交する方向
に沿って各指定曲面42a〜42cを入力された分割数
に分割した曲線よりなる候補パスを作成する。そして、
CAM装置13は、作成した候補パスをディスプレイ上
に表示する。
【0041】例えば、S2において、候補パスの作成の
条件として「U」方向及び分割数「5」が入力された場
合、図5に示すように、CAM装置13は、各指定曲面
42a〜42c毎に各指定曲面42a〜42cを「U」
方向と直交する「V」方向に分割した12本(各指定曲
面42a〜42c毎に4本)の候補パス44a〜44
d,45a〜45d,46a〜46dを作成し、表示す
る。候補パスの作成・表示を終了すると、CAM装置1
3は、S3からS4に移る。
【0042】S4はパス選択手段であって、CAM装置
13は、磨き開始面42aにおいて作成した候補パス4
4a〜44dに対する指定待ちとなる。作業者は、S3
において、作成され表示された磨き開始面42aにおけ
る候補パス44a〜44dから、任意の候補パスを指定
する。この候補パスを指定することによって、作業者の
意図に則した、即ち、曲率の大きい稜線部の各指定曲面
42a〜42cに対応した磨き軌跡を容易に作成するこ
とができる。
【0043】CAM装置13は、指定された磨き開始面
42aの候補パス44a〜44dに基づいて他の指定曲
面42b,42cの候補パス45a〜45d,46a〜
46dを選択して磨きパスを決定する。このとき、CA
M装置13は、他の指定曲面42b,42cの候補パス
45a〜45d,46a〜46dのうち、指定された候
補パス44a〜44dとつながるようなパスを自動的に
選択する。
【0044】例えば、図5において磨き開始面42aに
おいて候補パス44b,44dが指定された場合、CA
M装置13は、指定曲面42bにおいて、指定された候
補パス44b,44dとつながるような候補パス45
b,45dを選択する。そして、CAM装置13は、指
定曲面42cにおいて、選択した候補パス45b,45
dとつながるような候補パス46b,46dを選択す
る。
【0045】そして、図6に示すように、CAM装置1
3は、各指定曲面42a〜42cにおいて選択した候補
パス44b,45b,46bを1本の磨きパス47aと
して決定し、候補パス44d,45d,46dを1本の
磨きパス47bとして決定する。また、CAM装置13
は、決定した磨きパス47a,47bに対して、指定さ
れた候補パス44b,44dの順番に基づいて磨きパス
47a,47bの順番を決定する。図5において、最初
に候補パス44bが指定され、次に候補パス44dが指
定された場合、最初に指定された候補パス44bを含む
磨きパス47aを第1パス、次に指定された候補パス4
4dを含む磨きパス47bを第2パスとする。そして、
CAM装置13は、磨きパス選択処理を終了すると、S
4からS5に移る。
【0046】S5は、磨き条件入力手段であって、CA
M装置13は、S4において決定した各磨きパス47
a,47bに対して、磨きポイントを生成するための磨
き条件の入力待ちとなる。この磨き条件は、使用する研
磨工具28のツール径、回転数、押し付け力、送り速度
等から構成され、使用者によって入力される。そして、
磨き条件が入力されると、CAM装置13はS5からS
6に移る。
【0047】S6は磨きポイント作成手段であって、C
AM装置13は、S5において入力された磨き条件に基
づいて、図7に示すように、各磨きパス47a,47b
において開始点及び終点を決定する。このとき、CAM
装置13は、開始点及び終点を、各磨きパス47a,4
7bにおいて、各磨きパス47a,47bの端点から使
用される研磨工具28のツール径の半分だけオフセット
した位置に設定する。また、CAM装置13は、第2パ
ス以降において、そのパスの1つ前のパスに対して、開
始点及び終点が逆方向になるように設定する。
【0048】例えば、図7に示すように、CAM装置1
3は、第1パスである磨きパス47aに対して、磨き開
始面42aにおいて開始点48aを決定し、指定曲面4
2cにおいて終点49aを決定する。そして、CAM装
置13は、第2パスである磨きパス47bに対して、指
定曲面42cにおいて開始点48bを決定し、磨き開始
面42aにおいて終点49bを決定する。このように開
始点48a,48bと終点49a,49bとを決定する
ことで、決定した各パスの終点と、その次のパスの開始
点とが近接した位置となり、研磨工具28の移動距離を
短くして効率よく磨き工程を行う事ができるようにな
る。
【0049】また、CAM装置13は、決定した開始点
48a,48b及び終点49a,49bにおいて、使用
される研磨工具28のツール径を示す工具円50をそれ
ぞれ表示する。
【0050】また、CAM装置13は、各磨きパス47
a,47bにおいて、開始点48aと終点49aとの
間、開始点48bと終点49bとの間に、それぞれ複数
の中間点51を作成する。この中間点51は、各磨きパ
ス47a,47bの曲率と、各磨きパス47a,47b
上の各点における法線のふれ角度等に基づいて作成され
る。
【0051】例えば、CAM装置13は、各開始点48
a,48bから順に各磨きパス47a,47bを直線補
間し、その直線と各磨きパス47a,47bとの誤差が
予め定めた許容値を越えない、かつ、各点の法線のふれ
角度が予め定めた許容値を越えない点を中間点51とす
る。これら開始点48a,48b、終点49a,49
b、及び、中間点51が磨きポイントとなる。そして、
CAM装置13は、磨きポイントを作成すると、S6か
らS7に移る。
【0052】S7はプログラム作成手段であって、図8
に示すように、CAM装置13は、S6において作成し
た磨きポイントに基づいて、各磨きポイントを結ぶ磨き
軌跡52に沿って研磨工具28を移動させるための磨き
ロボット15の教示点データ及びプログラムを作成す
る。そして、CAM装置13は、作成した教示点データ
及びプログラムをコントローラ14に送信し、教示デー
タ作成処理を終了する。
【0053】コントローラ14は、CAM装置13から
送信された教示点データ及びプログラムに基づいて、第
1〜第5モータ31〜35を駆動制御して磨き軌跡52
に沿って研磨工具28を移動させるとともに、スピンド
ルモータ36を駆動制御して研磨工具28を回転させ、
金型17を磨く。
【0054】教示点データ及びプログラムの各磨きポイ
ントは、指定された複数の指定曲面42a〜42cのC
ADデータに基づいて、各指定曲面42a〜42c上に
形成した磨きパス47a,47bを直線補間した点とし
て作成される。そのため、図10に示す従来のスプライ
ン曲面74を作成する方法に比べて、元の指定曲面42
a〜42cとの誤差が少なくなる。その結果、磨きすぎ
たり、磨き残しがなくなるので、金型17の形状を崩す
ことなく精度よく稜線部の磨きを行うことができる。ま
た、教示点データ及びプログラムは、指定された複数の
曲面42a〜42cの磨き軌跡52として作成される。
そのため、従来の各曲面71a〜71d毎に磨き軌跡を
作成する方法に比べて、各曲面42a〜42c間の面通
しがよくなる。
【0055】上記したように本実施の形態においては、
以下の効果を奏する。 (1)CAM装置13は、CAD装置12から送信され
た金型17のCADデータに基づいて、指定された各指
定曲面42a〜42c上に候補パス44a〜44d,4
5a〜45d,46a〜46dを作成する。次に、CA
M装置13は、磨き開始面42a上の候補パス44a〜
44dから指定されたパス44b,44cと、そのパス
44b,44cとつながる他の指定曲面42b,42c
上のパス45b,45d,46b,46dとから磨きパ
ス47a,47bを作成する。その磨きパス47a,4
7bに対して、指定された磨き条件に基づいて磨きポイ
ントを作成し、その作成した磨きポイントに基づいて磨
きロボット15の教示点データ及びプログラムを作成す
るようにした。その結果、従来のスプライン曲面74を
作成する方法に比べて、元の曲面42a〜42cとの誤
差が少なくなる。その結果、磨きすぎたり、磨き残しが
なくなるので、金型17の形状を崩すことなく精度よく
稜線部の磨きを行うことができる。
【0056】また、教示点データ及びプログラムは、指
定された複数の曲面42a〜42cの磨き軌跡52とし
て作成するため、従来の各曲面71a〜71d毎に磨き
軌跡を作成する方法に比べて、各曲面42a〜42c間
の面通しをよくすることができる。
【0057】(2)CAM装置13は、各指定曲面42
a〜42cに対して、入力した候補パスの生成のための
条件に基づいて候補パス44a〜44dを生成し、表示
する。そして、CAM装置13は、表示された磨き開始
面42aの候補パス44a〜44dから指定された候補
パス44b,44dとつながる他の指定曲面42b,4
2cの候補パス45a〜45d,46a〜46dを選択
し、それら選択した候補パスから磨きパスを決定するよ
うにした。その結果、指定曲面42a〜42cに応じた
磨きパスを決定することができるので、曲率の大きい稜
線部の各指定曲面42a〜42cに対応した磨き軌跡を
容易に作成することができる。
【0058】なお、本発明は上記実施の形態の他、以下
のように実施してもよい。 (1)上記実施の形態では、S2おいて条件として入力
された分割数に基づいてS3にて各指定曲面42a〜4
2c毎に候補パス44a〜44d,45a〜45d,4
6a〜46dを作成するようにしたが、指定された指定
曲面42a〜42cの大きさ、曲率等に基づいて分割数
を自動的に決定し、その決定した分割数に基づいて候補
パス44a〜44d,45a〜45d,46a〜46d
を作成するようにしてもよい。
【0059】(2)上記実施の形態では、磨きパス47
aの終点49aと磨きパス47bの開始点48bとの間
を磨くように磨き軌跡52を作成するようにしたが、図
9に示すように、曲面41,42a〜42c上ではない
点53を設定し、磨きパス47aの終点49aから点5
3を経由して磨きパス47bの開始点48bとなるよう
に磨きパス52を作成し、終点49aから開始点48b
の間を磨かないようにしてもよい。
【0060】(3)上記実施の形態では、CAD装置1
2は、IGES形式のデータをCAM装置13に転送す
るようにしたが、STEP(Standard for the Exchang
e ofProduct model data )等の他の形式のデータを転
送するようにしてもよい。
【0061】(4)上記実施の形態では、CAM装置1
3によって磨きロボット15の教示点データ及びプログ
ラムを作成し、コントローラ14によって教示点データ
及びプログラムに基づいて磨きロボット15を駆動制御
するようにしたが、コントローラ14において磨き軌跡
52と教示点データ及びプログラムを作成した後、その
教示点データ及びプログラムに基づいて磨きロボット1
5を駆動制御するようにしてもよい。
【0062】また、CAM装置13とコントローラ14
を一体構成とし、CAD装置12から入力したCADデ
ータに基づいて、教示点データ及びプログラムを作成し
た後、その教示点データ及びプログラムに基づいて磨き
ロボット15を駆動制御するようにしてもよい。
【0063】(5)上記実施の形態では、曲率の大きい
稜線部の曲面42a〜42cを指定し、それら指定曲面
42a〜42cを磨く教示点データ及びプログラムを作
成する場合について説明したが、平面、曲率の小さな曲
面、又は自由曲面等を指定する場合においても同様に教
示点データ及びプログラムを作成することができ、同様
の効果を奏する。
【0064】(6)上記実施の形態では、金型17を磨
く磨きロボット15の磨き軌跡52を作成し、その磨き
軌跡52に基づいてプログラムを作成するようにした
が、他の産業用ロボットや、マシニングセンタ等の工作
機械の軌跡及びプログラムを作成するようにしてもよ
い。
【0065】(7)上記実施の形態では、CAD装置1
2とCAM装置13とを別々の構成としたが、一体とし
て構成としたシステムとして実施してもよく、金型17
のCADデータを転送する手間を省くことが可能とな
る。
【0066】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、上記各形態から把握できる請求項以外の技術思
想について、以下にその効果とともに記載する。 (イ)請求項4〜6に記載の産業用ロボットの教示デー
タ作成装置において、前記産業用ロボットはワーク表面
を磨くための磨きロボットであって、その磨きロボット
を制御してワーク表面を磨く磨き軌跡を作成し、その磨
き軌跡の教示データ及びプログラムを作成するようにし
た産業用ロボットの教示データ作成装置。この構成によ
れば、ワーク表面に応じた磨き軌跡の教示データ及びプ
ログラムを容易に作成可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜3に記載
の発明によれば、連続した複数の曲面により構成される
表面を精度よく磨くことができる産業用ロボットの教示
データ作成方法を提供することができる。
【0068】また、請求項4〜6に記載の発明によれ
ば、連続した複数の曲面により構成される表面を精度よ
く磨くことができる産業用ロボットの教示データ作成装
置を提供することができる。
【0069】また、請求項7に記載の発明によれば、連
続した複数の曲面により構成される表面を精度よく磨く
ことができる産業用ロボットシステムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の磨きロボットシステムの概略
斜視図。
【図2】 一実施の形態の磨きロボットシステムのブロ
ック図。
【図3】 一実施の形態の教示データ作成処理を示すフ
ローチャート。
【図4】 教示データ作成処理における曲面を示す説明
図。
【図5】 教示データ作成処理における曲面を示す説明
図。
【図6】 教示データ作成処理における曲面を示す説明
図。
【図7】 教示データ作成処理における曲面を示す説明
図。
【図8】 教示データ作成処理における磨き軌跡を示す
説明図。
【図9】 別の磨き軌跡を示す説明図。
【図10】 (a)(b)は従来の教示データ作成処理
を示す説明図。
【図11】 (a)〜(d)は従来の教示データ作成処
理を示す説明図。
【図12】 従来の稜線部の曲面データを示す説明図。
【符号の説明】
17…ワークとしての金型、13…曲面指定手段,候補
パス作成手段,パス選択手段,ポイント生成手段,プロ
グラム作成手段,候補パス生成条件入力手段及び条件入
力手段としてのCAM装置、14…コントローラ、15
…産業用ロボットとしての磨きロボット、41…曲面、
42a…開始面としての磨き開始面、44a〜44d,
45a〜45d,46a〜46d…候補パス、47a,
47b…パスとしての磨きパス、48a,48b…ポイ
ントとしての開始点、29a,29b…ポイントとして
の終点、51…ポイントとしての中間点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに対して産業用ロボットが行う作
    業の教示データ及びプログラムを作成する産業用ロボッ
    トの教示データ作成方法であって、 前記ワークの設計データに基づいて、前記ワークの曲面
    のデータを作成し、その曲面のデータのうちから複数の
    曲面を指定し、その指定した各曲面を分割した曲線より
    なる候補パスを作成し、その作成した複数のパスのうち
    から作業パスを選択し、その選択した作業パスに対して
    そのパス上の点に基づいて作業ポイントを生成し、その
    作業ポイントに基づいてロボットの軌跡の教示データ及
    びプログラムを作成するようにした産業用ロボットの教
    示データ作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の産業用ロボットの教示
    データ作成方法において、 前記複数の曲面はワークの稜線部の曲面であって、前記
    候補パスを稜線方向に沿って作成するようにした産業用
    ロボットの教示データ作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の産業用ロボット
    の教示データ作成方法において、 前記指定された複数の曲面のうち、最初に指定された曲
    面を開始面とし、磨きパスを選択する際に、開始面に作
    成された候補パスを複数選択し、その選択した候補パス
    に対して、他の曲面に作成された複数の候補パスから前
    記選択した候補パスにつながるようなパスを選択し、そ
    れら選択した候補パスに基づいて磨きパスを作成するよ
    うにした産業用ロボットの教示データ作成方法。
  4. 【請求項4】 ワークに対して産業用ロボットが行う作
    業の教示データ及びプログラムを作成する産業用ロボッ
    トの教示データ作成装置であって、 前記ワークの設計データに基づいて、前記ワークの曲面
    のデータを作成し、その曲面のデータのうちから複数の
    曲面を指定する曲面指定手段と、 前記指定された複数の曲面上に、それら曲面をそれぞれ
    分割する複数の候補パスを作成する候補パス作成手段
    と、 前記候補パス作成手段により作成された候補パスのう
    ち、1つの曲面において作成された複数の候補パスのう
    ちから複数のパスを選択し、他の曲面において作成され
    た候補パスのうちから前記選択した候補パスにつながる
    ような候補パスを選択し、それら候補パスに基づいてパ
    スを選択するパス選択手段と、 前記パス選択手段により選択されたパスに対して、その
    パス上に複数のポイントを生成するポイント生成手段
    と、 前記ポイント生成手段により生成されたポイントに基づ
    いて、前記ロボットの教示データ及びプログラムを作成
    するプログラム作成手段とを備えた産業用ロボットの教
    示データ作成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の産業用ロボットの教示
    データ作成装置において、 前記曲面指定手段は、指定された複数の曲面のうち、最
    初に指定された曲面を開始面とし、 前記パス選択手段は、開始面において作成された候補パ
    スのなかから複数のパスを選択し、他の曲面において作
    成された候補パスのうちから前記選択した候補パスにつ
    ながるような候補パスを選択し、それら候補パスに基づ
    いてパスを選択するようにした産業用ロボットの教示デ
    ータ作成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の産業用ロボット
    の教示データ作成装置において、 前記候補パスを生成するための条件を入力する候補パス
    生成条件入力手段と、前記ポイントを作成するための条
    件を入力する条件入力手段を備え、 前記候補パス生成手段は、それぞれ入力した条件に基づ
    いて複数の曲面を分割する候補パスを作成し、ポイント
    生成手段は入力した条件に基づいて複数のポイントを作
    成するようにした産業用ロボットの教示データ作成装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のうちのいずれか1項に記
    載の教示データ作成装置と、 前記教示データ作成装置により作成された教示データ及
    びプログラムに基づいて産業用ロボットを制御するコン
    トローラとを備えた産業用ロボットシステム。
JP8049377A 1996-03-06 1996-03-06 産業用ロボットの教示データ作成方法、産業用ロボットの教示データ作成装置、及び、産業用ロボットシステム Pending JPH09244723A (ja)

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