JPH09243699A - テスト用計測器およびテスト用計測器においてクロストークパルス応答を処理するための方法 - Google Patents

テスト用計測器およびテスト用計測器においてクロストークパルス応答を処理するための方法

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JPH09243699A
JPH09243699A JP9024940A JP2494097A JPH09243699A JP H09243699 A JPH09243699 A JP H09243699A JP 9024940 A JP9024940 A JP 9024940A JP 2494097 A JP2494097 A JP 2494097A JP H09243699 A JPH09243699 A JP H09243699A
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  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANケーブルシステムのトラブルシューテ
ィングのために、時間領域のクロストーク測定情報を処
理する、テスト用計測器を提供する。 【解決手段】 LANケーブルシステムの1対の伝送ラ
イン間のパルス応答の時間記録を得、時間記録内の時間
領域のパルス応答データを処理する一連のステップを実
行する。パルス応答データは、最初に、LANケーブル
のテスト用計測器からの距離の関数として正規化され、
次に、時間記録にわたって積分されかつパルス応答デー
タの絶対値が計算され、最後にスケーリングされ、それ
により、LANケーブルシステム内の、不合格NEXT
表示の原因となっている領域が、グラフ上の限界レベル
より上になり、クロストーク源を視覚的に早く決定でき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】この発明は電気ケーブルのテストおよび
トラブルシューティングに関し、より特定的には、ロー
カルエリアネットワークケーブルのトラブルシューティ
ングのために時間領域のクロストーク情報を処理するた
めの方法および装置に関する。
【0002】ローカルエリアネットワーク(LAN)は
今や、現代のオフィス環境において、数多くのパーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション、プリンタ、およ
びファイルサーバを接続している。LANシステムは典
型的に、これらすべてのデバイスを、銅導体のツイスト
されたワイヤの対(「ツイストペア」)のLANケーブ
ルを用いて物理的に接続することで実現されるが、最も
一般的なのは、シールドされないツイストペア(「UT
P」型)のLANケーブルであって、これは、4つのツ
イストペアとして構成された8本のワイヤのケーブルで
ある。これら4つのツイストペアの各々は伝送ラインと
して機能し、LANケーブルを通じてデータ信号を運
ぶ。LANケーブルの各々の端は、業界標準のコネクタ
で終端され、その最も一般的なものは「モジュラ(RJ
−45)」または「RJ−45」型コネクタである。典
型的な据付において、LANケーブルは、建物の壁、
床、および天井を通って引回され得る。LANケーブル
システムは絶え間ないメンテナンス、アップグレイド、
およびトラブルシューティングを要する。なぜなら、L
ANケーブルおよびコネクタは破損しやすく、オフィス
および機器は建物内で移動されなければならず、新しい
機器がネットワークに付加されるためである。
【0003】LANケーブルシステムの据付、置換、ま
たは再度の引回しのタスクは典型的に、ケーブル据付を
専門とする者、または社内のネットワーク専門家に任さ
れる。据付段階で、各ケーブルは建物を通して引回さ
れ、コネクタは新しいケーブルの各端に取付けられる。
ケーブル内の各ワイヤは、LAN接続が適切に機能する
よう、ケーブルの両端でそれぞれ、それに適切な電気的
接続に繋がれなくてはならない。各LANケーブルシス
テムは、RJ−45コネクタを介してともに結合され
た、多数のケーブルのセグメントを含み得る。不適切に
据付けられた、もしくは、欠陥のあるケーブルまたはコ
ネクタを有するLANケーブルシステムは、データの伝
送エラーを起こし得る。したがって、LANケーブルシ
ステムは適切な動作および性能を実証するためテストさ
れなくてはならない。
【0004】LANケーブルシステムにわたって要求さ
れる、データ通信の相対速度および関連した帯域幅は、
増すばかりである。毎秒100メガビットを超えるデー
タ速度が、ますます一般的になりつつある。銅線のLA
Nケーブルシステムは、商業用の建物に一般に見られる
伝統的な多導体電話ケーブルシステムに密接に関連して
いるが、これらのより高いデータ速度に適応することが
求められている。銅線LANケーブルシステムは、光フ
ァイバのそれよりも、実質的により低価格で、より多用
性があるという点で優位に立っている。しかしながら、
より高いデータ速度への高まる需要は、より高いデータ
速度で直面するますます難解な問題にもかかわらずネッ
トワークの信頼性を維持するという、ますます大きな負
担を、ネットワーク専門家にもたらしている。
【0005】LANケーブルシステムから成る、ある特
定のネットワークリンクを通じて、適切な電気接続を得
るだけでは、もはや十分ではない。より高いデータ速度
では、LANケーブルシステムの性能を累積的に破壊し
得る、より微妙な問題が浮かび上がってくるかもしれな
い。ネットワーク専門家が留意すべき重要なネットワー
クパラメータには、LANケーブルシステムを通じての
帯域幅(周波数に対する信号の減衰として測定される)
および、LANケーブルシステム内のツイストペア間の
近端クロストーク(一般に「NEXT」と呼ばれる)が
あり、これは、周波数の関数として変化する、周波数領
域の測定値である。NEXTおよびクロストークの両語
は、クロストークの測定値が、この本文中ではLANケ
ーブルシステムの近端で測定されるため、交換可能に使
用される。
【0006】LANケーブルおよびそれを接続するハー
ドウェア(「コネクタ」)は、より高いデータ速度を取
扱う、それらの相対的な能力に基づいて、さまざまな性
能レベルに分類される。たとえば、LANケーブルは、
北米では「カテゴリ3」および「カテゴリ5」の分類で
一般に入手可能であり、カテゴリ5のLANケーブルが
最も高いクロストーク性能を有する。今やさまざまな階
級のLANケーブルが入手可能なので、ネットワーク専
門家は、LANケーブルシステムのすべてのリンクにお
いて、ネットワークのスピードの要求に対応する、適当
な最小レベルの性能を有するLANケーブルおよび接続
用ハードウェアを注意深く選択しなくてはならない。た
とえば、電話線級のケーブルがLANケーブルシステム
の一部分に偶然含まれてしまうと、これらは、より高性
能なLANケーブルと物理的には同様に見えても、帯域
幅およびクロストークに関する特性は典型的に受入れら
れないものであるため、ネットワーク接続を非常に劣化
させ、または機能させなくするおそれがある。LANケ
ーブルシステム内の接続用ハードウェアは、性能の劣化
に大いに関与することがわかっているが、これらもまた
カテゴリ3およびカテゴリ5の分類で入手可能である。
LANケーブルシステム内のLANケーブルコネクタの
数は、通常、ネットワークの性能の累積的劣化が深刻に
なりすぎないように、所与の信号経路内で最小に保たれ
なければならない。
【0007】クロストークとはたいていの場合、LAN
ケーブルシステム内のいずれか2つのデータ経路間の、
ある特定の周波数範囲にわたる絶縁レベルの、周波数領
域の基準である。データ経路とは、銅線LANケーブル
システム内のツイストペアのことである。LANケーブ
ルシステム内でクロストーク絶縁を特定された最小レベ
ルに保つことは、ネットワークの信頼性を維持するため
に近接するツイストペア間の干渉を防ぐうえで、重要で
ある。シールドされないツイストペアのリンク性能に関
するANSI/TIA/EIA PN−3287 タス
クグループ(“Task Group”)は、1メガヘルツから1
00メガヘルツの周波数範囲にわたるクロストーク絶縁
の最小レベルを特定する、クロストークの標準を公表し
た。TIA標準に応ずるネットワークを維持していれ
ば、ネットワーク専門家は、もしクロストークが所望の
周波数範囲にわたって特定された最小レベルを下回れ
ば、ツイストペア間のクロストークがエラーに大きく関
与することのない、十分なネットワーク性能を合理的に
確信できる。
【0008】テスト用計測器製造業者は、ネットワーク
専門家が、NEXTパラメータを含めて、LANケーブ
ルシステムを一般的に、完璧にテストしかつトラブルシ
ューティングするのを助けるべく、テスト用計測器の構
築に努めている。LANケーブルシステムがTIAが特
定した限界に合格するためには、1メガヘルツから10
0メガヘルツの特定された周波数範囲内におけるすべて
の周波数について、LANケーブルネットワークのクロ
ストーク性能が、その特定された限界を満たすか、また
は上回らなければならない。ほとんどのLANケーブル
のテスト用計測器は、1組の周波数において測定された
NEXTの性能について、少なくとも1つの合格または
不合格の表示を、周波数領域の測定値として提供する。
【0009】しかしながら、周波数領域の測定値として
NEXT性能についての合格または不合格のメッセージ
を提供することは、単に、使用者に対してLANケーブ
ルシステム内の問題について一般的な表示を与えるにす
ぎず、これは、トラブルシューティングの目的には何の
助けにもならない。時間領域の測定値である、距離に対
するネットワークのパルス応答のグラフの方が、トラブ
ルシューティングにはより有用であるが、LANケーブ
ルシステムのどの部分がNEXT性能を劣化させている
主要な原因となっているのかに関して、誤解を招く情報
を与えるおそれがある。
【0010】トラブルシューティングの目的のために
は、ユーザは、LANケーブルシステムのどの部分が、
LANケーブルネットワークがそのNEXT仕様を満た
せなくしている問題の根源なのかを知る必要がある。信
号がLANケーブルシステムを通って単位時間あたりに
移動する距離は周知であるため、クロストークの時間領
域の測定値は、LANケーブルシステムに沿った距離に
対してクロストークを表示することができる。したがっ
て、LANケーブルシステムが全体としてNEXT仕様
に合格できない原因となっている部分について、より意
義深い視覚情報を得るには、時間領域のクロストーク情
報を処理するLANケーブルのテスト用計測器を提供す
ることが所望される。
【0011】
【発明の概要】この発明に従って、LANケーブルのパ
ルスベースのテスト用計測器は、LANケーブルシステ
ム内のクロストーク源の位置を突き止め、かつトラブル
シューティングすべく、時間領域のクロストーク測定情
報を処理する。
【0012】テスト用計測器は、LANケーブルの選択
された1つの伝送ラインに狭いパルスの形のテスト信号
を与え、一方、同じLANケーブル内の別の伝送ライン
に誘導されたクロストークのパルス応答は、測定され、
かつ、時間記録としてディジタルメモリ内に記憶され
る。テスト用計測器は、LANケーブルの近端に接続さ
れ、一方、遠隔ユニットが、テスト信号の不要な反射を
防ぐために遠端で適切に終端させる。シールドされない
ツイストペア(「UTP」型)のLANケーブルにおい
て、各伝送ラインはツイストペアから成る。LANケー
ブルシステムのパルス応答を含んだ時間記録は、一連の
測定値にわたって構築されるが、このとき、測定値の有
効な時間分解能を向上させるよう、逐次的サンプリング
技術が使用される。
【0013】時間記録内の、時間領域のパルス応答デー
タを処理する一連のステップは、LANケーブルシステ
ムのいずれのポイントに沿っても、NEXTに主要に関
与するものの位置を突き止め、トラブルシューティング
するという、ユーザの能力を高めるために行なわれる。
パルス応答データは最初に、LANケーブルに沿った損
失を補うために、LANケーブルのテスト用計測器から
の距離の関数として正規化される。この正規化は、パル
ス応答データを、典型的なLANケーブルのために経験
的に計算された補償重み関数で乗算することにより達成
される。
【0014】パルス応答データは次に、全体のLANケ
ーブルパルス応答内の個別のクロストーク源を、より明
瞭に示すために、時間記録にわたって積分され、かつ、
パルス応答データの絶対値が計算される。積分のプロセ
スを用いるのは、LANケーブルシステムに沿ったコネ
クタからの個別のパルス応答が、本質において双極性で
ある、という事実を利用するためである。積分は、正お
よび負の双極性のパルス応答の曲線の下の領域をとら
え、個別のクロストーク源の各々について、単一で単極
のパルスに対応する、より視覚的にうまく規定された応
答を得ることができる。リンギングおよびノイズの効果
は、積分によって大いに縮小され、パルス応答データの
視覚的解釈がさらにたやすくなる。
【0015】パルス応答データは、最後にスケーリング
されるが、これは、不合格NEXT表示を引き起してい
る原因となっているLANケーブルシステムの領域が、
グラフの予め定められた限界レベルより上になり、トラ
ブルシューティングの目的のためにクロストーク源を素
早く視覚的に決定できるようにするためである。LAN
ケーブルシステムが全体としてNEXT仕様を満たすこ
とができない原因であると思われるクロストーク源は、
周波数領域のNEXT仕様の限界と相関関係にある、予
め定められた限界レベルよりも上方に現われる。NEX
Tは、カテゴリ3レベル、カテゴリ5レベル、または他
のいかなる予め定められた性能レベルでもテストされ得
るため、それに応じて限界レベルも変化させなくてはな
らない。パルス応答データは、振幅軸に沿って対数でス
ケーリングされるか、または、線形であり得る。処理さ
れたパルス応答データおよび限界レベルは、これで、振
幅対距離のグラフ上に、ユーザに向け視覚表示され得
る。
【0016】この発明の1つの目的は、クロストーク源
の位置を素早く突き止めるために、パルス応答情報を処
理する方法を提供することである。
【0017】この発明の別の目的は、1対の伝送ライン
間のクロストーク源の位置を素早く突き止めるために、
クロストークパルス応答情報を処理し、かつ、視覚的に
表示する方法を提供することである。
【0018】この発明の付加的な目的は、伝送ライン間
のクロストークの時間領域のパルス応答データを処理
し、周波数領域のNEXT性能の劣化に関与しているク
ロストーク源が、予め定められた限界レベルより上方に
現われるように、視覚的に表示する方法を提供すること
である。
【0019】この発明のまた別の目的は、トラブルシュ
ーティングの目的でクロストーク源の位置を素早く突き
止めるために、伝送ライン間のクロストークのパルス応
答データを視覚的に表示することのできるテスト用計測
器を提供することである。
【0020】他の特徴、達成、および利点は、添付の図
面に関連して以下の説明を読むことにより、当業者には
明らかになるであろう。
【0021】
【詳細な説明】図1は、LANケーブルシステム14の
近端および遠端にそれぞれ結合されたテスト用計測器1
0および遠隔ユニット12を示した図(実物大ではな
い)である。近端および遠端という語は慣習として採用
されるもので、LANケーブルシステムのそれぞれの端
を意味し、近端は、クロストークの測定を行なうテスト
用計測器10に結合されている。LANケーブルシステ
ム14の全長は典型的に100メートルに制限され、延
長したり断線を修理したりする必要があるため、その全
長内に多数のコネクタおよびケーブルを有し得る。
【0022】テスト用計測器10は、近端コネクタ16
およびケーブル18を介してコネクタ20に結合され
る。テスト用計測器10は、典型的なオフィス環境で
は、コンピュータワークステーションやプリンタのよう
な所望の周辺装置が配置されるユーザ領域で典型的に利
用される。コネクタ20はケーブル22に結合され、こ
れはコネクタ24に結合され、これはさらにケーブル2
6に結合される。ケーブル26はコネクタ28に結合さ
れ、これはさらにケーブル30、コネクタ32、ケーブ
ル34、およびコネクタ36に結合される。ケーブル2
2、26、30および34は、建物または施設内のケー
ブルラン内に配置される。ケーブルランとは、LANケ
ーブルシステムが物理的な施設を通じて辿らなければな
らない経路であり、施設内の床下、壁の中、天井裏、お
よびその他の空間での走行を含み得る。ケーブル38
は、コネクタ36に結合され、さらに、LANケーブル
システム14の遠端にある電気通信クロゼットのコネク
タ40に結合される。電気通信クロゼットは典型的に、
施設内のさまざまなポイントから多数のLANケーブル
システム14を受けて、全体のローカルエリアネットワ
ークを形成する働きをする。
【0023】LANケーブルシステム14を通じての接
続のテストを容易にするために、遠隔ユニット12はコ
ネクタ40に結合され、テスト用計測器10によって生
成されたテスト信号を適切に終端させる。LANケーブ
ルシステム14は、図1に示されるように、コネクタ1
6、20、24、28、32、36および40、ならび
に、ケーブル18、22、26、30、34、および3
8を含むが、いかなる数のさまざまな変形および組合せ
でもケーブルおよびコネクタを有することが可能であ
り、単に例示の目的で、この特別な構成で示されてい
る。LANケーブルシステム14は、TIA/EIA5
68−Aに準拠したテスト用構成ではなく、実際の用途
においてケーブルの据付を専門とする者、または企業内
のネットワーク専門家が出会うであろう典型的な構成で
あることに気づかれるであろう。
【0024】図2は、この発明においてテストされ得
る、典型的なUTPの、8導体の銅線LANケーブルの
例である、LANケーブル50の概略図である。LAN
ケーブルシステム14は、直列に結合されたLANケー
ブル50によって形成されたセグメントからなる。ワイ
ヤペア52a〜52dは、いかなる2対のワイヤペア間
のクロストークも最小限にとどめるような態様で、LA
Nケーブル50内であわせてツイストされる。LANケ
ーブル50のそれぞれの端にはコネクタ54およびコネ
クタ54′があり、これらはLANケーブルの他のコネ
クタと嵌め合わせられ、LANケーブルシステム14内
に、業界の規約に従った所望の電気接続を形成する。ワ
イヤペア52a〜52dは、コネクタ54および54′
内の予め定められた1組の接続に結合されてペア1−
2、3−6、4−5、および7−8をそれぞれ形成し、
これらが4つの別個の、独立した伝送ラインとして機能
する。
【0025】コネクタ54および54′は典型的に、電
話業界から採用されたモジュラ(RJ−45)コネクタ
であり、オス型コネクタおよびメス型コネクタの両方を
含む。多数のLANケーブル50がコネクタ54および
54′を嵌め合わせることにより結合されあって、完成
された接続を形成する。このように、LANケーブル5
0ならびにコネクタ54および54′は、LANケーブ
ルシステム14の基本構成ブロックを構成し、LANケ
ーブルシステムは、いかなる数の構成ブロックからも構
築され得る。
【0026】LANケーブルシステム14において所望
のレベルのクロストーク性能を保つには、LANケーブ
ル50の長さに沿ったいかなるポイントにおいても、ど
の2つのツイストペア間でも、平衡したキャパシタンス
を維持し、それにより、1つのツイストペア内の信号電
圧が別の1つのツイストペア内に電圧を誘導することの
ないようにしなくてはならない。このキャパシタンスの
平衡を維持することは、LANケーブル50を通じて送
られるデータ速度がより高速になるにつれ、ますます重
要となってきている。LANケーブル50は、北米では
カテゴリ3およびカテゴリ5が周知であるが、商業的に
さまざまなデータ階級で入手可能であり、これは、所望
の周波数範囲にわたる性能レベルを規定する。この性能
レベルは、いかなる所与の全長のLANケーブルに沿っ
たワイヤペア52a〜52dについても、そのねじりの
物理的なコンシステンシーの直接の関数である。嵌め合
わせられるコネクタ54および54′もまた、それらの
相対的な性能レベルを規定する、さまざまなデータ階級
で入手可能であり、やはり北米ではカテゴリ3およびカ
テゴリ5が周知である。LANケーブルシステム14
は、LANケーブルおよびコネクタの両方に多くの潜在
的なクロストーク源を有するので、LANケーブルシス
テム14のクロストーク性能を全体として劣化させる原
因を決定するには、クロストーク源を、テスト用計測器
10からの距離の関数として視覚的に表示する方法を提
供することが重要である。
【0027】図3は、この発明に従ったテスト用計測器
10(図1に示される)の簡素化されたブロック図であ
る。コネクタ16は、LANケーブルシステム14内に
含まれる、ここでは4つの伝送ラインとして示されてい
るワイヤペア52a〜52d(図2に示される)に結合
される。ワイヤペア52a〜52dはさらに、スイッチ
マトリックス70に結合され、これはワイヤペア52a
〜52dのうちの1つをパルス発生器72の出力へと選
択的に結合し、さらに、ワイヤペア52a〜52dのう
ちの別の1つをサンプルホールド回路(S/H)74の
入力に選択的に結合し、サンプルホールド回路(S/
H)は、制御入力に信号を受信した時点で入力に現存す
る電圧レベルをとらえる。ワイヤペア52a〜52dの
各々は本質的に、平衡した伝送ラインである。パルス発
生器72の出力およびS/H74の入力は、不平衡であ
る、または、この発明の好ましい実施例においては接地
に参照されるため、ワイヤペア52a〜52dの各々を
平衡した伝送ラインから不平衡の伝送ラインに変換する
ために変圧器(示されていない)を付加する必要があ
る。ワイヤペア52a〜52dは、各ペアが単一の伝送
ラインを構成するため、単一のラインとして描かれてい
る。
【0028】パルス発生器72は、制御入力に信号を受
信した時点で、4つのワイヤペア52a〜52dのうち
の選択された1つにパルスを送信する。S/H74は、
4つのワイヤペア52a〜52dのうちの別の1つから
パルス応答を受信する。S/H74の出力は、アナログ
ディジタル変換器(ADC)76の入力に結合され、こ
れは、制御入力に信号を受信した時点で、S/H74か
ら受取った電圧レベルをディジタル化する。ADC76
の出力は、捕捉メモリ78に結合され、これは制御入力
に信号を受信した時点で、ディジタル時間記録としてデ
ィジタル測定値を記憶する。捕捉時間コントローラ80
は、S/H74、ADC76、およびパルス発生器72
の制御入力に結合されるが、これは、これらの制御入力
のそれぞれに、適切な時間に制御信号を連係して生成す
ることにより、タイミングの誤りを最小限に抑えなが
ら、高速の等価サンプリングを達成させる、反復的ディ
ジタルサンプリングプロセスを容易にするためである。
S/H74、ADC76、捕捉時間コントローラ80お
よび捕捉メモリ78はあわせて、ディジタイザ79を含
み、これは、実時間サンプリング技術で簡単に得られる
ものよりも、より高い等価サンプリング速度を得るため
に、反復的逐次サンプリングを使って、受信されたパル
ス応答をディジタル化する。この発明の好ましい実施例
において、ディジタイザ79の等価サンプリング速度は
毎秒500メガサンプル、または逆に、毎ポイント2ナ
ノセカンドの時間解像度である。測定プロセスはその
後、サンプルごとに2ナノセカンドの解像度で4096
ポイントの時間記録を、およそ4メガヘルツの実サンプ
ル速度で捕捉メモリ78内に集めるというものである。
こうして獲得された時間記録は、LANケーブルシステ
ム14の、ワイヤペア52a〜52dのうち、選択され
た1つと別の1つとの間のNEXTパルス応答を含む。
【0029】マイクロプロセッサ82は、全体の測定プ
ロセスを制御する。これは、スイッチマトリックス70
の制御入力に結合されて、測定すべきそれぞれのワイヤ
ペア52a〜52dを選択し、かつ、捕捉時間コントロ
ーラ80の制御入力に結合されて、捕捉プロセスを制御
する。マイクロプロセッサ82はさらに、計測器用バス
84を介して、ディスプレイ86、キーパッド/ノブ8
8、および計測器用メモリ90に結合される。計測器用
バス84は並列のデータラインおよびアドレスラインを
含み、電子工学分野において周知の態様で、デバイス間
の通信を容易にする。捕捉メモリ78内に集められた時
間記録は、計測器用メモリ90に転送され、記憶され
る。キーパッド/ノブ88およびディスプレイ86は、
計測器10のユーザインタフェースを含む。メモリ90
は、ディジタル時間記録および計測器用校正データを記
憶するのに使用され、電子工学分野において周知の技術
を使った単一の集積回路または多数の集積回路を含み得
る。現時点でメモリ90内に含まれるNEXTパルス応
答は、下に詳細に説明されるようにこの発明の方法に従
ってさらに処理される。
【0030】図4は、テスト用計測器10によってテス
トされるLANケーブルシステム14を、NEXTパル
ス応答が獲得される遠隔ユニット12と関連して示し
た、概略図(実物大ではない)である。例示の目的で、
示されるLANケーブルシステム14は、全長およそ8
1メートルで、それぞれの長さが2、30、2、15、
2、および30メートルである、ケーブル18、22、
26、30、34、および38を含む。ケーブル18、
22、26、30、および34は、コネクタ16、2
0、24、28、および32とともに、カテゴリ5のN
EXT性能を提供するよう組立てられている。ケーブル
38ならびに、コネクタ36および40を含む最後のセ
グメントは、しかし、カテゴリ3のNEXT性能に従っ
て組立てられている。LANケーブルシステム14にお
けるこのようなシナリオは、実際のサービス、メンテナ
ンス、または据付の用途において典型的に見かけられる
ものである。すなわち、いくつかのケーブルおよびコネ
クタが、他のケーブルやコネクタと物理的な外観は同一
であるが、より低いNEXT性能レベルを有し、LAN
ケーブルシステム14内に偶然に混ざり込んでしまう。
示されるように、このLANケーブルシステム14は、
カテゴリ5の性能レベルに従ったNEXT性能仕様には
合格しない。これは最後のカテゴリ3のセグメントが原
因である。
【0031】テスト用計測器10は、NEXT性能を劣
化させている根源の位置を素早く突き止めて修理する、
LANケーブルシステム14のトラブルシューティング
の助けとなるよう、ユーザに視覚情報を提供しなくては
ならない。図5から図9はあわせて、この発明に従っ
て、図4に示されたLANケーブルシステム14のクロ
ストーク応答を処理して、この視覚情報を提供する方法
を示している。
【0032】図5は、LANケーブルシステム14の、
ワイヤペア52a〜52dのうち選択された1つと別の
1つとの間のNEXTパルス応答のグラフであり、これ
はテスト用計測器10のメモリ90(図3に示される)
に記憶される。パルス応答は、xn の形のアレイとして
記憶される。ここでiは1からnのインデックスであ
り、nはアレイの全長である。水平軸は、インデックス
に対応し、LANケーブルシステム14に沿ったテスト
用計測器10からの距離を表わす。垂直軸は、相対振幅
に関し、ある時間にわたってLANケーブルシステム1
4から送り返されてきた電圧レベルを表わす。
【0033】パルス応答のさまざまな特徴は、図4に示
されたLANケーブルシステム14のケーブルおよびコ
ネクタと、簡単に相関され得る。ピーク100および1
02は、LANケーブルシステム14の近端にあるコネ
クタ16および20によって誘導されたクロストークに
対応する。ピーク104は、コネクタ24および28に
よって誘導されたクロストークに対応する。ピーク10
6は、コネクタ36によって誘導されたクロストークに
対応する。領域108は、近端から51メートルないし
81メートルの距離にわたる、カテゴリ3の性能しか有
さないケーブル38によって誘導されたクロストークに
対応する。ピーク110は、近端から81メートルの距
離、すなわちLANケーブルシステム14の遠端にあ
る、コネクタ40によって誘導されたクロストークに対
応する。
【0034】ピーク100、102、104、106、
および110の各々は本質において双極性であり、各コ
ネクタ内で生じるリアクタンスに対応した、正負両電圧
を有する。LANケーブルシステム14の長さにわたる
減衰のため、パルス応答はテスト用計測器10から遠く
なればなるほど、より減衰する。図5のパルス応答はテ
スト用計測器ユーザに対して、LANケーブルシステム
14内のクロストーク源についての基本情報を与えるこ
とはできるかもしれないが、NEXT性能を劣化させて
いる主要原因を正しく解釈するためには、付加的な知識
が必要であろう。この理由のため、クロストークパルス
応答は、さらなる処理なしには、LANケーブルシステ
ム14を迅速かつ正確にトラブルシューティングするた
めには望ましいとは言えない。
【0035】図6は、図5のパルス応答を図7に示され
る補償重み関数112によって乗算し、LANケーブル
システム14の長さにわたる減衰の効果を取り除き、そ
れによって得られる、正規化されたパルス応答を示す。
補償重み関数は、好ましい実施例においては、アレイc
n の形で記憶される。パルス応答を補償重み関数で乗算
するプロセスは、下の等式(1)によって与えられる。
補償重み関数112は、距離0メートル、すなわちLA
Nケーブルシステム14の近端において、単位元または
1.0である。近端からの距離が増すにつれ、LANケ
ーブルシステム14内の損失を補うべく、補償重み関数
112も比例して増す。補償重み関数の形状は、ケーブ
ルのさまざまな型に応じて最適化され得る。好ましい実
施例において、補償重み関数112は、5次多項式に従
って計算された最適なラインに従って、経験的に得られ
た。
【0036】
【数1】
【0037】図6において、正規化されたパルス応答の
ピーク106および110は、今や、ピーク100およ
び102よりも実質的に高くなっている。ピーク100
および102に対応するコネクタ36および40は、カ
テゴリ3のコネクタであって、一方、LANケーブルシ
ステム内の他のコネクタは、カテゴリ5のコネクタであ
る。正規化されたパルス応答はしたがって、LANケー
ブルシステム14の全長に沿ったNEXT性能に主要に
関与するものを、より正確に視覚表示することができ
る。
【0038】図8において、図6のパルス応答が積分さ
れ、パルス応答の各データポイントの絶対値がとられ
て、示されている。積分は、LANケーブルシステム1
4に沿った、クロストークを有する位置をより明確にす
るために行なわれる。上記のように、コネクタは本質に
おいて双極性であり、負に進むパルスのあとに正のパル
スが続く、または、その逆であるクロストーク応答を有
するものだが、これはリアクティブ成分のパルス応答に
周知の態様である。積分のプロセスを行なうことによ
り、正および負のピークの下の全領域が加算され、リン
ギングおよびランダムノイズの効果が縮小された積分パ
ルスが得られる。積分されたパルスは、双極パルスの最
初の極性に応じて正でも負でもあり得る。積分のプロセ
スは、下の等式(2)に従って、メモリ90内に数字で
索引を付されたアレイとして記憶されているパルス応答
データについて実行される。その後、積分されたパルス
応答の大きさのみをとらえるために、積分されたパルス
応答の絶対値が、下の等式(3)に従って得られる。パ
ルス応答データy1 からyn について結果として得られ
る積分されたパルス応答が、図8に線図で示され、これ
は、メモリ90にアレイとして記憶される。ピーク10
0および102は、相当な量のリンギングに取り囲まれ
ていたが、図8では大幅に縮小されている。積分はリン
ギングを滑らかにし、クロストークのピークを、より解
釈しやすくする。測定におけるノイズもまた、解釈をよ
り困難にしがちであるが、このような測定のノイズは、
もし本当にランダムなら、測定ノイズに対するクロスト
ークのピークの比率を高めることにより、積分プロセス
によって縮小することもできる。双極性は障害解析の目
的とは無関係であるため、積分されたパルス応答の大き
さを得ることにより、大きさの情報のみの表示が可能と
なる。
【0039】
【数2】
【0040】図6および図8を比較して、図8ではピー
ク104、106、および110が、周囲のノイズやリ
ンギングに比べて強調されていることがわかるだろう。
さらに、積分されたパルス応答のピークが、コネクタ2
8、36、および40のそれぞれの物理的な場所に、よ
り近く位置合わせされている。したがって、積分された
パルス応答については、クロストーク応答の双極のピー
ク間の補間の必要性はより少ない。図9において、図8
のパルス応答が、下の等式(4)に従ってスケーリング
されて示される。限界レベル114は、NEXT仕様を
劣化させるであろう振幅レベルと相関関係にあるクロス
トークレベルで、グラフ上に描かれる。好ましい実施例
において、限界レベル114は、解釈を容易にするため
に、水平目盛りの50%レベルに配置される。図8の積
分されたパルス応答は、f ()によってスケーリングさ
れ、示されるような図9に従って、テスト用計測器10
のディスプレイ86上に視覚的に表示される。
【0041】
【数3】
【0042】ピーク106は、コネクタ36に対応する
が、限界レベル114を優に超す振幅を有する。ピーク
110は、限界レベル114に実質的に等しい振幅を有
する。他のすべてのピークおよび領域は、限界レベル1
14より実質的に低い振幅を有する。テスト用計測器1
0のディスプレイ86上に線図で現われるこのグラフか
ら、ユーザは、コネクタ36が、LANケーブルシステ
ム14がそのNEXT仕様を満たすことができない主要
原因であると、合理的に結論づけることができる。さら
に、コネクタ40は、他の部分のクロストークへの関与
とは無関係に、LANケーブルシステム14を、NEX
T仕様の限界近くで機能させるであろう。このように、
図9に従って、スケーリングされたクロストーク表示を
提供するテスト用計測器10は、LANケーブルシステ
ム14のトラブルシューティングの目的で、測定結果を
簡単に、かつ、より迅速に解釈することを可能にする。
【0043】図10は、図5から図9で上に説明され
た、クロストーク応答情報を処理する方法のフロー図で
ある。
【0044】「LANケーブルシステムを測定してパル
ス応答を得よ」とラベル表示されたプロセス200にお
いて、テスト用計測器10はLANケーブルシステム1
4の近端に結合され、選択された1対の伝送ライン間の
NEXTパルス応答を得るべく測定が行なわれる。図5
はNEXTパルス応答の例である。
【0045】「LANケーブルシステムの長さにわたっ
てパルス応答を正規化せよ」とラベル表示されたプロセ
ス202において、NEXTパルス応答は、長さに対す
るケーブルの減衰の効果を取り除くべく、補償重み関数
で乗算される。図7は、一般に入手可能なLANケーブ
ルに従って計算された補償重み関数の例である。図6
は、正規化されたパルス応答の例である。
【0046】「パルス応答を積分してパルス応答の絶対
値を得よ」とラベル表示されたプロセス204におい
て、正規化されたパルス応答は、リンギングおよびノイ
ズの効果を取り除くべく積分される。積分されたパルス
応答の絶対値または大きさがとられるのは、情報の極性
が不必要なためである。図8は積分されたパルス応答の
例である。
【0047】「パルス応答をスケーリングせよ」とラベ
ル表示されたプロセス206において、正規化されたパ
ルス応答は、周波数領域におけるNEXTの合格−不合
格限界レベルと相関関係にある限界レベル114を含む
グラフ上に作図される。好ましい実施例において、限界
レベルは50%レベルに現われる。スケーリング関数f
()は、たとえばカテゴリ3またはカテゴリ5のよう
な、テストされるべきNEXT性能のレベルに依存す
る。限界レベル114として有意義なレベルを得るため
に、ユーザは、適切なレベルのNEXT性能を選択しな
くてはならない。図9は、限界レベル114および、正
規化されかつスケーリングされたパルス応答を含む、グ
ラフの例である。
【0048】「パルス応答を表示せよ」とラベル表示さ
れたプロセス208において、LANケーブルネットワ
ーク14のトラブルシューティングの過程においてユー
ザが解釈できるように、図9で示されるような限界レベ
ルを含むグラフ図が、テスト用計測器10のグラフィッ
クディスプレイ86上に表示される。
【0049】この発明の上に記載された好ましい実施例
の詳細において、この発明の精神から離れることなく、
より広範な側面において、多くの変更がなされ得ること
が当業者には明らかであろう。たとえばこの発明は、ク
ロストークのパルスベースの測定から恩恵を得るであろ
う、さまざまな伝送ラインのタイプをテストするのに用
いられ得る。テストユーザに実際に提示される図形表示
の詳細は、より解釈を容易にするために、簡単に最適化
され得る。たとえば、限界レベルを超えたパルス応答の
領域を強調表示するために色を用いることは、当業者に
はたやすいであろう。さらに、パルス応答情報を処理す
る方法は、クロストーク応答に限定されるものではな
く、ノイズ、振幅歪み、およびリンギングを最小限にす
るパルス応答の解釈を必要とし、かつ、視覚的に素早く
限界レベルと参照できるようスケーリングされなくては
ならない、いかなるタイプのパルス応答のテストにも簡
単に採用され得る。したがって、この発明の範囲は、前
掲の請求の範囲によって決定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】LANケーブルシステムの近端および遠端にそ
れぞれ結合された、LANケーブルのテスト用計測器お
よび遠隔ユニットを示した図である。
【図2】図1のLANケーブルシステムのセグメントを
形成する、典型的なLANケーブルの概略図である。
【図3】この発明に従った、図1のLANケーブルのテ
スト用計測器の簡素化されたブロック図である。
【図4】図1のLANケーブルシステムをテストする、
LANケーブルのテスト用計測器および遠隔ユニットを
示した概略図である。
【図5】LANケーブルのテスト用計測器内に時間記録
として記憶された、図4のLANケーブルシステムのパ
ルス応答を示したグラフ図である。
【図6】図5のパルス応答を、LANケーブルシステム
の距離に沿った損失について正規化して示したグラフ図
である。
【図7】パルス応答の正規化に使用される補償重み関数
を示したグラフ図である。
【図8】図6のパルス応答を積分し、絶対値として示し
たグラフ図である。
【図9】図8のパルス応答をスケーリングし、この発明
に従ってクロストーク源を視覚的に表示できる状態にし
て示したグラフ図である。
【図10】この発明に従ってパルス応答データを処理
し、LANケーブルシステム内のクロストーク源を視覚
的に表示する方法のフロー図である。
【符号の説明】
10 テスト用計測器 12 遠隔ユニット 14 LANケーブルシステム 72 パルス発生器 82 マイクロプロセッサ 86 ディスプレイ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LANケーブルシステム内のクロストー
    クを測定するためのテスト用計測器において、クロスト
    ークパルス応答を処理するための方法であって、 (a) 前記クロストークパルス応答を得るために前記
    LANケーブルシステムを測定するステップと、 (b) 前記LANケーブルシステムの長さにわたって
    前記クロストークパルス応答を正規化するステップとを
    含み、前記クロストークパルス応答は補償重み関数によ
    って乗算され、さらに、 (c) 前記クロストークパルス応答をその長さにわた
    って積分するステップと、 (d) 前記クロストークパルス応答の絶対値を計算す
    るステップと、 (e) 前記クロストークパルス応答をグラフに対応す
    るようスケーリングするステップと、 (f) 前記グラフ上に作図された前記クロストークパ
    ルス応答を表示するステップとを含む、方法。
  2. 【請求項2】 線形スケ−リング関数および対数スケー
    リング関数のうち1つを含むスケーリング関数に従っ
    て、前記クロストーク応答をスケーリングするステップ
    をさらに含む、請求項1に記載のクロストークパルス応
    答を処理するための方法。
  3. 【請求項3】 前記グラフが、予め定められた仕様限界
    で、前記LANケーブルシステムのNEXT(近端クロ
    ストーク)応答と相関関係にある、限界レベルを含む、
    請求項1に記載のクロストークパルス応答を処理するた
    めの方法。
  4. 【請求項4】 前記限界レベルが前記グラフ上の50%
    レベルに配置される、請求項3に記載のクロストークパ
    ルス応答を処理するための方法。
  5. 【請求項5】 前記LANケーブルシステムの長さにわ
    たる減衰の効果を取り除くよう、前記補償重み関数を計
    算するステップをさらに含む、請求項1に記載のクロス
    トークパルス応答を処理するための方法。
  6. 【請求項6】 前記補償重み関数が、多項式に従って計
    算された最適のラインである、請求項5に記載のクロス
    トークパルス応答を処理するための方法。
  7. 【請求項7】 前記グラフが前記テスト用計測器のグラ
    フィックディスプレイ上に表示され、前記グラフィック
    ディスプレイをテスト用計測器ユーザが見ることのでき
    る、請求項1に記載のクロストークパルス応答を処理す
    るための方法。
  8. 【請求項8】 LANケーブルシステム内のクロストー
    クを測定するためのテスト用計測器において、クロスト
    ークパルス応答を処理するための方法であって、 (a) 前記クロストークパルス応答を得るために前記
    LANケーブルシステムを測定するステップと、 (b) 前記LANケーブルシステムの長さにわたって
    前記クロストークパルス応答を正規化するステップとを
    含み、前記クロストークパルス応答は補償重み関数によ
    って乗算され、さらに、 (c) 前記クロストークパルス応答をその長さにわた
    って積分するステップと、 (d) 前記クロストークパルス応答の絶対値を計算す
    るステップと、 (e) 前記クロストークパルス応答をグラフに対応す
    るようスケーリングするステップと、 (f) 前記グラフ上に作図された前記クロストークパ
    ルス応答を表示するステップとを含み、前記グラフは、
    予め定められた仕様限界で、前記LANケーブルシステ
    ムのNEXT応答と相関関係にある、限界レベルを含
    み、前記グラフは、前記テスト用計測器のグラフィック
    ディスプレイ上に表示される、方法。
  9. 【請求項9】 線形スケーリング関数および対数スケー
    リング関数のうち1つを含むスケーリング関数に従っ
    て、前記クロストーク応答をスケーリングするステップ
    をさらに含む、請求項8に記載のクロストークパルス応
    答を処理するための方法。
  10. 【請求項10】 前記限界レベルが前記グラフ上の50
    %レベルに配置される、請求項8に記載のクロストーク
    パルス応答を処理するための方法。
  11. 【請求項11】 前記LANケーブルシステムの長さに
    わたる減衰の効果を取り除くよう、前記補償重み関数を
    計算するステップをさらに含む、請求項8に記載のクロ
    ストークパルス応答を処理するための方法。
  12. 【請求項12】 前記補償重み関数が、多項式に従って
    計算された最適のラインである、請求項11に記載のク
    ロストークパルス応答を処理するための方法。
  13. 【請求項13】 LANケーブルシステム内のクロスト
    ークを測定するためのテスト用計測器であって、 (a) 前記LANケーブルシステムに結合するための
    コネクタを含み、前記LANケーブルシステムは複数の
    伝送ラインを含み、さらに、 (b) 前記コネクタに結合されたパルス発生器を含
    み、前記パルス発生器は前記複数の伝送ラインの1つに
    パルスを伝送し、さらに、 (c) 前記コネクタに結合されたディジタイザを含
    み、前記ディジタイザは前記複数の伝送ラインの別の1
    つからクロストークパルス応答を受信し、かつ集め、さ
    らに、 (d) 前記ディジタイザに結合され、前記クロストー
    クパルス応答を記憶するメモリと、 (e) 前記メモリに結合され、前記クロストーク応答
    を処理するマイクロプロセッサと、 (f) 前記複数の伝送ラインの前記1つおよび別の1
    つの間のクロストーク源の位置を素早く突き止めるべ
    く、クロストークパルス応答情報を視覚的に表示するた
    めのディスプレイとを含む、テスト用計測器。
  14. 【請求項14】 前記クロストークパルス応答が、線形
    スケーリング関数および対数スケーリング関数のうち1
    つを含むスケーリング関数に従ってスケーリングされ
    る、請求項13に記載のLANケーブルシステム内のク
    ロストークを測定するためのテスト用計測器。
  15. 【請求項15】 前記マイクロプロセッサがグラフ上に
    前記クロストークパルス応答を作図する、請求項13に
    記載のLANケーブルシステム内のクロストークを測定
    するためのテスト用計測器。
  16. 【請求項16】 前記マイクロプロセッサが、前記グラ
    フに対応するよう前記クロストークパルス応答をスケー
    リングする、請求項15に記載のLANケーブルシステ
    ム内のクロストークを測定するためのテスト用計測器。
  17. 【請求項17】 前記グラフが、予め定められた仕様限
    界で、前記LANケーブルシステムのNEXT応答と相
    関関係にある、限界レベルを含む、請求項15に記載の
    LANケーブルシステム内のクロストークを測定するた
    めのテスト用計測器。
  18. 【請求項18】 前記限界レベルがグラフ上の50%レ
    ベルに配置される、請求項17に記載のLANケーブル
    システム内のクロストークを測定するためのテスト用計
    測器。
  19. 【請求項19】 前記マイクロプロセッサが前記クロス
    トークパルス応答を、その長さにわたって積分する、請
    求項13に記載のLANケーブルシステム内のクロスト
    ークを測定するためのテスト用計測器。
  20. 【請求項20】 前記マイクロプロセッサが、前記LA
    Nケーブルシステムの長さにわたる減衰の効果を取り除
    くべく、前記クロストークパルス応答を補償重み関数で
    乗算することによって正規化する、請求項13に記載の
    LANケーブルシステム内のクロストークを測定するた
    めのテスト用計測器。
  21. 【請求項21】 前記補償重み関数が、多項式に従って
    計算された最適なラインである、請求項20に記載のL
    ANケーブルシステム内のクロストークを測定するため
    のテスト用計測器。
  22. 【請求項22】 前記マイクロプロセッサが前記クロス
    トークパルス応答の絶対値を得る、請求項13に記載の
    LANケーブルシステム内のクロストークを測定するた
    めのテスト用計測器。
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