JPH09243416A - 気化量測定方法及び気化装置 - Google Patents

気化量測定方法及び気化装置

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JPH09243416A
JPH09243416A JP5305596A JP5305596A JPH09243416A JP H09243416 A JPH09243416 A JP H09243416A JP 5305596 A JP5305596 A JP 5305596A JP 5305596 A JP5305596 A JP 5305596A JP H09243416 A JPH09243416 A JP H09243416A
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Yasuo Matsumiya
康夫 松宮
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の気化装置において,気化量を精密に測
定し制御する。 【解決手段】 ヒータ2で加熱される蒸発板4に液体原
料12を供給する液体導入管8と,蒸発板4の温度を一
定に保持するようにヒータ2への供給電力6を制御する
温度コントローラ7とを備えた気化装置において,ヒー
タ2への供給電力6から液体原料12の気化量を算出す
る気化量算出手段5を備えたことを特徴として構成す
る。また,気化量を一定にするように液体原料供給量を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,加熱された蒸発板
上で気化された液体原料の気化量を測定する気化量測定
方法,及び加熱された蒸発板上で液体原料を気化する気
化装置,及びかかる気化装置により気化された液体原料
蒸気を反応ガスとして用いる気相堆積装置に関する。
【0002】反応性ガスを用いて堆積又はエッチングを
行う気相反応装置,例えば化学気相堆積(CVD)装置
又は反応ガス中で処理するエッチング装置では,高速に
堆積又はエッチングを行うために反応ガスの供給量を大
量に供給することが要求される。また一様に堆積又はエ
ッチングするために供給量を精密に制御することが必要
である。
【0003】かかる反応ガスには常温常圧下で液体をな
すものがあり,このような反応ガスの供給には液体原料
を加熱し気化させて反応ガスとする気化装置が用いられ
る。このため,液体原料を大量に気化でき,かつ気化し
たガスの供給量を精密に制御することができる気化装置
が要望されている。
【0004】
【従来の技術】従来,液体原料の気化装置として,容器
に入れた液体原料中へキャリアガスを吹き込みキャリア
ガスに原料ガスを混合させるバブリング法が広く用いら
れていた。しかし,バブリング法で原料ガスの供給量を
多くするには,大量の液体原料が入った容器を高温に加
熱しなければならず危険性が高い。このため,バブリン
グ法では反応ガスの供給量を多くすることは困難であっ
た。
【0005】そこで反応ガスの供給量を多くするため,
液体供給法を用いた気化装置が考案された。以下,液体
供給法を用いた気化装置について説明する。図4は従来
例気化装置系統図であり,装置の主要な構成部分とその
間の配管とを表している。図5は従来例気化装置主要部
断面図であり,気化装置を構成するチャンバ内部の構造
を表している。
【0006】液体供給法を用いた気化装置では,図4を
参照して,気密性の原料容器11内に保存された液体原
料12に加圧ガス13により圧力を印加し,液体原料1
2を液体導入管8を通してチャンバ1内に設けられた蒸
発板4上に送出する。蒸発板4は一定温度に保持されて
おり,蒸発板4上に供給された液体原料は短時間で蒸発
し,液体原料の気化ガスとなり,チャンバ1壁面に設け
られた気化ガス送出管3から反応ガスを供給すべき装
置,例えば気相反応装置に送出される。この気化装置で
は,蒸発板4の上に供給されている少量の液体原料のみ
を高温に加熱すれば足りるから,安全性が高い。従っ
て,容易に蒸発板4を高温に保持できるから,高温下で
時間当たりの蒸発量を多くすることができるので,多量
の気化ガスを供給することができる。
【0007】図5は,従来例気化装置主要部断面図であ
り,図1に示された気化装置のチャンバ内の構造を表し
ている。図5を参照して,蒸発板4は,チャンバ1内部
に水平に設けられる。蒸発板4内部には,ヒータ2及び
熱電対10が設けられ,温度コントローラ7により蒸発
板4の温度が一定になるようにヒータへの供給電力6が
制御される。液体導入管8の先端は蒸発板4の上面に近
接して設けられ,蒸発板4上面に供給された液体原料1
2は液体導入管8の先端にメニスカスを形成しつつ蒸発
する。
【0008】従来,この液体供給法を用いた気化装置
は,気化ガス15の送出量を一定にするために,蒸発板
4の温度を一定としかつ液体原料12の供給量を一定に
制御する方法が用いられている。このため,液体導入管
8に液体原料12の流量を制御するマスフローコントロ
ーラ16が設けられる。しかし,液体原料12にはガス
が溶存しており,これらのガスが圧力の減少又は温度の
上昇に伴い放出されて気泡となる。この気泡がマスフロ
ーコントローラ16内に流入すると,マスフローコント
ローラ16内の層流が乱され,層流を前提とするマスフ
ローコントローラ16の流量測定に誤差を生じさせる。
このため,液体原料12の流量を精密に制御することは
難しく,従って気化量の精密な制御も困難である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,バブ
リング法を用いた気化装置では,大量の気化ガスを発生
するには,大量の液体原料を高温に加熱しなければなら
ず安全性を確保することが難しいという問題がある。ま
た,液体供給法を用いた気化装置では,液体原料に溶存
するガスが気泡となるため,液体原料の精密な流量制御
が難しく,気化ガスの供給量を精密に測定し,制御する
ことができないという欠点がある。
【0010】本発明は,液体供給法を用いた気化装置に
おいて,蒸発板から気化する熱量を測定することで溶存
ガスが含まれる液体原料の気化量を精密に測定する方法
を提供し,また液体供給法を用いて大量に気化すること
ができかつ気化量を精密に制御できる気化装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第一実施
形態例系統図であり,液体供給法を用いた気化装置の主
要部分とその間の配管とを表している。
【0012】図1を参照して,上記課題を解決するため
の本発明の第一の構成に係る気化量測定方法は,ヒータ
2により加熱される蒸発板4の温度を一定に保持するよ
うに該ヒータ2への供給電力6が制御された該蒸発板4
上に,液体原料12を供給して該液体原料12を気化す
る工程と,該ヒータ2への該供給電力6から該液体原料
12の気化量を算出する工程とを有することを特徴とし
て構成し,及び,第二の構成に係る気化装置は,チャン
バ1内に設けられヒータ2で加熱される蒸発板4と,該
蒸発板4上に液体原料12を供給する液体導入管8と,
該チャンバ1壁面に設けられ,該蒸発板4上で気化した
該液体原料12の気化ガスを該チャンバ1外へ送出する
気化ガス送出管3と,該蒸発板4の温度の測定値を入力
して該蒸発板4の温度を一定に保持するように該ヒータ
2への供給電力6を制御する温度コントローラ7と,該
ヒータ2への該供給電力6から該液体原料12の気化量
を算出する気化量算出手段5とを備えたことを特徴とし
て構成し,及び,第三の構成は,第二の構成の気化装置
において,該液体導入管8から供給される液体原料12
の供給量を制御する流量制御機構9と,該気化量算出手
段5により算出された該気化量が入力され,該気化量が
予め与えられた設定値になるように該流量制御機構9を
制御する液体流量コントローラ18とを備えたことを特
徴として構成し,及び,第四の構成は,第二の構成の気
化装置において,該液体導入管8から供給される液体原
料12の供給量を制御する流量制御機構9を備え,該ヒ
ータ2への該供給電力6により該流量制御機構9を制御
することを特徴として構成する。
【0013】本発明の第一の構成では,図1を参照し
て,液体原料12をヒータ2により加熱される蒸発板4
上に供給して蒸発させ,気化ガスとする。この蒸発に必
要な気化熱は蒸発板4から供給される。他方,この蒸発
板4は,その温度を一定に保持するようにヒータ2への
供給電力6が制御されている。従って,ヒータ2への供
給電力Wは,液体原料12を蒸発板4の温度まで加熱す
るに要する単位時間当たりの熱量ΔQと,液体原料12
の気化がない場合に蒸発板4を一定温度に保持するに必
要な単位時間当たりの熱量Lと,単位時間当たりの気化
熱δHとの和として, W=δQ+δH+L (式1) と表される。ここで,単位時間にnモルの液体原料が蒸
発する場合,δQ=n・Cp (T2 −T1 ),δH=n
・ΔH,である。なお,Cp は液体原料の定圧比熱,T
2 及びT1 は,それぞれ蒸発板4の温度及び液体原料1
2の保存温度,ΔHはモル当たりの液体原料12の気化
熱である。
【0014】液体原料12が濃度Cの溶存ガスを含む場
合は,式1に代えて, W=δQ’−δHC +δH+L (式2) と表される。ここで,δQ’は溶存ガスを含むnモルの
液体原料を蒸発板4の温度T2 まで加熱する要する熱量
であり, 溶けている状態での溶存ガスの比熱CLを用い
て, δQ’=δQ+n・C・CL (T2 −T1 ) (式3) で与えられる。また,δHC は溶存ガスが液体原料から
分離する際に放出する熱量であり,溶存ガスの液体原料
へのモル当たりの溶解熱ΔHC を用いて, δHC =n・C・ΔHC (式4) で与えられる。溶存ガス1モルのうちxモルが供給前の
液体原料12中で気泡として含まれる場合は,式3及び
式4はそれぞれ, δQ’=δQ+n・C(1−x)CL (T2 −T1 )+ +n・x・C・Cg (T2 −T1 ) (式5) δHC =n・C(1−x)・ΔHC (式6) で与えられる。
【0015】溶存ガスの濃度Cは通常小さく,かつ溶存
ガスの比熱CL ,Cg 及び溶解熱ΔHC は液体原料に比
べて小さいため,溶存ガスが熱収支に及ぼす影響は液体
原料の昇温及び気化に必要な熱量に比べて通常は無視し
得る程度である。従って,式2は, W≒δQ+δH+L =n・(Cp (T2 −T1 )+ΔH)+L (式7) と近似でき,蒸発板4を一定温度に保持するために必要
なヒータ電力Wは溶存ガスを含まない場合の式1と同様
の式で表すことができる。かかる蒸発板4の温度制御
は,蒸発板4の温度測定手段とヒータ電力制御手段を有
する通常の温度コントローラ7により実現することがで
きる。
【0016】本構成では,一定温度に保持されている蒸
発板4のヒータ電力Wを測定し,式7を用いて液体原料
の単位時間当たりの蒸発量nを計算する。なお,式7中
の定数は以下のようにして定めることができる。
【0017】式7において,液体原料の比熱Cp 及びモ
ル当たりの蒸発熱ΔHは物質定数であり予め与えられ
る。蒸発板4の温度T2 及び液体原料の保存温度T1
通常の温度測定手段で測定される。また,式7のnの係
数は,蒸発量nを変化させたときのヒータ電力の変化の
比例定数の逆数として観測することもできる。単位時間
にチャンバ外に散逸する熱量Lは,蒸発量nとヒータ電
力Wの関係から観測することができる。また,蒸発量n
=0のときのヒータ電力Wとして観測することもでき
る。
【0018】上述した本発明の第一の構成では,液体原
料中に気泡が発生しても蒸発熱が変化することがなくヒ
ータ電力Wへ影響を及ぼさない。このため,気泡を発生
する液体原料であっても蒸発量を精密に測定することが
できる。
【0019】本発明の第二の構成は,第一の構成に係る
方法を用いて気化量を精密に測定することができる気化
装置に関する。本第二の構成では,図1を参照して,蒸
発板4の温度を測定して蒸発板4の温度を一定に保持す
るようにヒータ2への供給電力6を制御する温度コント
ローラ7を備える。液体導入管8から蒸発板4上に供給
された液体原料12は蒸発板4から気化熱を奪い蒸発す
る。温度コントローラは,この蒸発熱を補充するように
ヒータ2への供給電力6(ヒータ電力)を出力する。本
構成では,温度コントローラから供給されるヒータ2へ
の供給電力6を測定し,式7を用いて液体原料12の単
位時間当たりの蒸発量nを計算する気化量算出手段5を
有する。従って,第一の構成と同様の方法により,蒸発
板4上で単位時間当たりに蒸発する液体原料12の蒸発
量を測定することができる。なお,本構成では,気化は
密閉されたチャンバ1内でなされるため,チャンバ1内
は気化ガスで満たされており,気化した量に相当する気
化ガスが気化ガス送出管3から排出される。
【0020】本発明の第三の構成では,第二の構成の気
化装置において,液体流量コントローラ18により制御
される,液体原料の供給量を制御するための流量制御機
構9が設けられる。流量制御機構9は,液体原料12の
供給量を制御する。また,液体流量コントローラは,気
化量算出手段5により計算された気化量が設定量になる
ように流体制御機構9を制御する。かかる制御は気化量
と液体原料12の供給量とのフィードバック機構により
実現される。また,気化量を算出することなくヒータ2
への供給電力に比例する量を気化量としてフィードバッ
ク機構に入力することもできる。
【0021】本構成では,気泡を含む液体原料であって
も気化量が正確に測定されるので,気化ガスの発生量を
精密に制御することができる。上述した第二,第三又は
第四の構成の気化装置を気相反応装置に適用することが
できる。これらの気化装置を備えた気相反応装置は,液
体原料の気化ガスの量を精密にかつ大量に導入すること
ができる。このため,反応を一様にかつ高速に行うこと
が容易になり,均質な薄膜の堆積又は均一なエッチング
を高速に行うことが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第一実施形態は,絶縁膜
のCVD法(化学気相堆積法)による堆積に用いられる
気相反応装置の反応ガスを供給する,TEOS(テトラ
エトキシシラン)の気化装置に関する。
【0023】図1を参照して,液体原料12であるTE
OSは原料容器内で室温に保持され,加圧ガス,例えば
Heガスにより加圧されて液体導入管8に送り込まれ
る。液体導入管8には流量制御機構9として例えば流量
制御弁が設けられる。液体導入管8の流出口は,チャン
バ1内に水平に設けられた円板状の蒸発板4の中央上方
に開口し,液体原料12を蒸発板4上面に滴下する。蒸
発板4内部にはヒータ2が設けられ,蒸発板4上面に近
い位置に蒸発板4の温度測定用の熱電対10が埋め込ま
れる。温度コントローラは,熱電対8の電圧が入力さ
れ,蒸発板4の温度が予め付与された一定温度,例えば
80℃になるようにヒータ2への供給電力6を制御す
る。このヒータ2への供給電力6は気化量算出手段5に
より測定され,式7に従って気化量が計算され,この計
算された気化量に比例する流量制御信号14として気化
量算出手段5から出力される。流量制御信号14は,液
体流量コントローラ18に入力され,流量制御機構9の
制御信号として使用される。液体流量コントローラ18
は,ヒータ2への供給電力6が一定になるように,即ち
気化量が一定になるように液体原料12の流量を制御す
る。
【0024】本構成の流量制御機構9は,流量弁の他,
流量を制御する機構であればよく,例えば原料容器11
に加える加圧ガス13の圧力制御機構であってもよい。
さらに,チャンバ1を断熱性の良い材料としてチャンバ
1壁面からの熱の流出を少なくすることで,式7の熱量
Lによる効果を小さくし,誤差を小さくすることが好ま
しい。
【0025】また本発明は,TEOSの他,保存温度で
液体であり蒸発板4により蒸発される反応ガスであれば
適用することができ,例えばトリメチルガリウム(Ga
(CH3 3 ),Cuのヘキサフルキロアセチルアセト
ネートビニルトリメチルシラン(Cu(HFA)(VT
MS)),四塩化チタン(TiCl4 )又はテトラキス
ジエチルアミノチタン(Ti(N(C2 5 2 4
の気化に適用することができる。
【0026】本発明の第二実施形態例は,第一実施形態
例の流量制御機構を改善したものである。図2は,本発
明の第二実施形態例主要部断面図であり,流量制御機構
を表している。
【0027】図2を参照して,第二の実施形態例では,
蒸発板4は,ヒータ2を内蔵するドーナツ円板状の周辺
環状部分とそのドーナツ円板の中央部分に設けられた流
量制御機構9とからなる。流量制御機構9は,壺型コア
状の磁性体9bと,その中心の磁性極に巻かれた駆動用
コイル9aと,駆動用コイル9aにより上下に動く可動
板9cとから構成される。可動板9cは,蒸発板4の上
面を構成し,蒸発板4上方から垂直に設けられた液体導
入管8の先端との間にオリフィスを形成する。流量の制
御は,コイル9aの駆動電流を変化することにより可動
板9cを上下動させてオリフィスの間隔を変動すること
でなされる。液体流量コントローラ18は,気化量算出
手段により温度コントローラ7のヒータ2供給電力6の
測定値から計算された気化量を入力とし,気化量が予め
与えられたプログラムに一致するように流量制御機構9
のコイル9a駆動用の電力を出力する。本実施形態例で
は,液体原料12の制御を液体導入管8の出口先端で行
うため液体導入管8途中の温度変化の影響を受けにく
く,精密な制御が可能となる。
【0028】図3は,本発明の第三実施形態例主要部断
面図であり,流量制御機構の主要部分を表している。図
3を参照して,第三実施形態例では,円板状の蒸発板4
の中心に上下に駆動されるニードル19が垂直に設けら
れる。このニードル19は,蒸発板4の中心上方から垂
下された液体導入管8の先端に緩挿され,ニードルバル
ブとして機能する。このニードルは,第二実施例と同様
に液体流量コントローラ18により制御される。本実施
形態例では,蒸発板4の中央に設けられる流量制御機構
9を小型にすることができるから,ヒータ2面積を大き
くでき熱応答性に優れるため,気化量の変動に対する応
答性に優れる。
【0029】
【発明の効果】上述したように,本発明によれば,液体
供給法を用いた気化装置の気化量を精密に測定すること
ができる。また,大量の気化ガスを生成することができ
かつ液体原料の気化量を精密に制御して気化することが
できる液体供給法による気化装置を提供することができ
る。このため,高速かつ精密な気相反応が可能となり,
気相反応装置の性能向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態例系統図
【図2】 本発明の第二実施形態例主要部断面図
【図3】 本発明の第三実施形態例主要部断面図
【図4】 従来例気化装置系統図
【図5】 従来例気化装置主要部断面図
【符号の説明】
1 チャンバ 2 ヒータ 3 気化ガス送出管 4 蒸発板 5 気化量算出手段 6 供給電力 7 温度コントローラ 8 液体導入管 9 流量制御機構 9a コイル 9b 磁性体 9c 可動板 10 熱電対 11 原料容器 12 液体原料 13 加圧ガス 14 流量制御信号 15 気化ガス 16 マスフローコントローラ 17 ハーメチックシール 18 液体流量コントローラ 19 ニードル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 H01L 21/302 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータにより加熱される蒸発板の温度を
    一定に保持するように該ヒータへの供給電力が制御され
    た該蒸発板上に,液体原料を供給して該液体原料を気化
    する工程と,該ヒータへの該供給電力から該液体原料の
    気化量を算出する工程とを有することを特徴とする気化
    量測定方法。
  2. 【請求項2】 チャンバ内に設けられヒータで加熱され
    る蒸発板と,該蒸発板上に液体原料を供給する液体導入
    管と,該チャンバ壁面に設けられ,該蒸発板上で気化し
    た該液体原料の気化ガスを該チャンバ外へ送出する気化
    ガス送出管と,該蒸発板の温度の測定値を入力して該蒸
    発板の温度を一定に保持するように該ヒータへの供給電
    力を制御する温度コントローラと,該ヒータへの該供給
    電力から該液体原料の気化量を算出する気化量算出手段
    とを備えたことを特徴とする気化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の気化装置において,該液
    体導入管から供給される液体原料の供給量を制御する流
    量制御機構と,該気化量算出手段により算出された該気
    化量が入力され,該気化量が予め与えられた設定値にな
    るように該流量制御機構を制御する液体流量コントロー
    ラとを備えたことを特徴とする気化装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の気化装置において,該液
    体導入管から供給される液体原料の供給量を制御する流
    量制御機構を備え,該ヒータへの該供給電力により該流
    量制御機構を制御することを特徴とする気化装置。
JP5305596A 1996-03-11 1996-03-11 気化量測定方法及び気化装置 Withdrawn JPH09243416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010168907A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Isuzu Motors Ltd エンジン排気管内に燃料を噴射する装置及び噴射量の測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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