JPH09243374A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH09243374A
JPH09243374A JP8082021A JP8202196A JPH09243374A JP H09243374 A JPH09243374 A JP H09243374A JP 8082021 A JP8082021 A JP 8082021A JP 8202196 A JP8202196 A JP 8202196A JP H09243374 A JPH09243374 A JP H09243374A
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Kazufumi Moriya
和文 森屋
Tomoyasu Hasegawa
友保 長谷川
Hidekazu Takada
英一 高田
Tomio Shibano
富雄 柴野
Tetsuo Osawa
哲夫 大澤
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • G01C19/56Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
    • G01C19/5719Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using planar vibrating masses driven in a translation vibration along an axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動子の各棒状体と連結部との間に空隙領域
を形成し、この空隙領域に変位検出部を形成したから、
角速度センサの小型化を図ることができる。 【解決手段】 水平方向の2軸に振動可能に支持梁2
5,25,…によって支持される振動子26を、Y軸方
向に延びる2本の棒状体26Aと、連結部26Bとから
形成し、各棒状体26Aと連結部26Bとの間に空隙領
域を形成する。そして、この空隙領域に変位検出部3
4,34を形成することにより、小型化を図る。また、
変位検出部34はアンテナ状電極群から構成しているか
ら、アンテナ状電極28と32との間の静電容量の変化
を大きくとれるので、もって検出感度を高めることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回転体に加
わる角速度を検出するのに用いて好適な角速度センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、角速度センサはX軸,Y軸,Z
軸の3軸方向において、振動板をある方向軸、例えばX
軸に対して一定の振動(励振)を与えた状態で、外部か
らZ軸周りの回転力を加えると、振動板にコリオリ力
(慣性力)が作用して該振動板はY軸方向に振動する。
そして、このコリオリ力に振動板のY軸方向の変位を圧
電抵抗、静電容量等の変化として検出するのが角速度セ
ンサである。その一例として、特開平6−123632
号公報等に記載された両持梁形式の角速度センサが広く
知られている。
【0003】この従来技術による角速度センサとして特
開平6−123632号公報に示された角速度センサを
図7および図8に示し説明する。
【0004】図中、1は従来技術による角速度センサ、
2は該角速度センサ1の本体をなす矩形状に形成された
基板をそれぞれ示し、該基板2は例えば高抵抗なシリコ
ン材料によって形成されている。
【0005】3は基板2上にP,B,Sb等がドーピン
グされた低抵抗なポリシリコンまたは単結晶シリコン等
によって形成された可動部を示し、該可動部3は基板2
の四隅に位置して該基板2上に設けられた4個の支持部
4と、該各支持部4から中央部に向け、X軸と平行にな
る部分とY軸と平行になる部分を有するようにL字状に
折曲して形成された4本の支持梁5と、該各支持梁5に
よってX軸とY軸方向に変位可能に支持され、前記基板
2の表面から離間した状態で支持された矩形状の振動板
6とからなっている。そして、X軸方向となる該振動板
6の前,後両側面には、それぞれ4枚の電極板7Aから
なる可動側振動用くし状電極7,7が突出形成され、Y
軸方向となる左,右両側面にはそれぞれ4枚の電極板8
Aからなる可動側検出用くし状電極8,8が突出形成さ
れている。
【0006】そして、可動部3は各支持部4のみが基板
2に固着され、各支持梁5と振動板6は前記基板2から
所定間隔を離間した状態で4点支持されている。また、
各支持梁5はL字状に形成されているから、Y軸に平行
な部分を撓ませることにより振動板6をX軸方向に変位
させ、X軸に平行な部分を撓ませることにより振動板6
をY軸方向に変位させることができる。
【0007】9,9は振動板6を前,後両側で挟むよう
に基板2上に設けられた一対の固定側振動用くし状電極
を示し、該各固定側振動用くし状電極9は振動板6の
前,後に位置して基板2上に設けられた固定部9A,9
Aと、前記可動側振動用くし状電極7の各電極板7Aと
隙間をもって交互に対面するように、該各固定部9Aに
突出形成された4枚の電極板9Bとからなる。
【0008】10,10は振動板6を左,右両側で挟む
ように基板2上に設けられた一対の固定側検出用くし状
電極を示し、該各固定側検出用くし状電極10は振動板
6の左,右に位置して基板2上に設けられた固定部10
A,10Aと、前記可動側検出用くし状電極8の各電極
板8Aと隙間をもって交互に対面するように、該各固定
部10Aに突出形成された4枚の電極板10Bとからな
る。
【0009】11,11は振動発生手段となる振動発生
部を示し、該各振動発生部11は可動側振動用くし状電
極7と固定側振動用くし状電極9とから構成され、該可
動側振動用くし状電極7の各電極板7Aと、固定側振動
用くし状電極9の各電極板9Bとの間にはそれぞれ等し
い隙間が形成されている。ここで、可動側振動用くし状
電極7と各固定側振動用くし状電極9との間に逆位相と
なる周波数fの振動駆動信号を印加すると、前,後に位
置した各電極板7A,9B間には静電引力が交互に発生
し、各振動発生部11で接近,離間を交互に繰り返す。
これによって、振動板6はX軸をなす矢示a方向に振動
するようになっている。
【0010】12,12は変位検出手段となる変位検出
部を示し、該各変位検出部12は可動側検出用くし状電
極8と固定側検出用くし状電極10とからなり、該可動
側検出用くし状電極8の各電極板8Aと、固定側検出用
くし状電極10の各電極板10Bとの間にはそれぞれ離
間した空間が形成され、該電極8,10は検出用の平行
平板コンデンサとして構成され、当該各変位検出部12
は各電極板8A,10B間の有効面積の変化を静電容量
の変化として検出する。
【0011】このように構成される角速度センサ1にお
いては、各振動発生部11に逆位相となる周波数fの振
動駆動信号を印加すると、各電極板7A,9B間には静
電引力が前,後の振動発生部11,11に対して交互に
作用し、振動板6はX軸となる矢示a方向に接近,離間
を繰返して振動する。
【0012】この状態で角速度センサ1にZ軸周りの角
速度Ωが加わると、Y軸方向にコリオリ力(慣性力)が
発生して振動板6をY軸方向に下記の数2に示すような
コリオリ力Fで振動する。
【0013】ここで、各振動発生部11によって振動板
6をX軸方向に移動させる変位xとその速度Vは、次の
数1のようになる。
【0014】
【数1】x=Asinω1t V=Aω1 cosω1 t ただし、A :振動板6の振幅 ω1 :駆動モードの角周波数 t :時間
【0015】さらに、振動板6をX軸方向に変位x,速
度Vで振動させたときに、Z軸周りに加わる角速度Ωか
ら発生するY軸方向のコリオリ力Fは数2のようにな
る。
【0016】
【数2】F=2mΩV ただし、m :振動板6の質量 Ω :角速度
【0017】そして、振動板6は数2のコリオリ力Fに
よってY軸方向に振動し、この振動板6による振動変位
を、各変位検出部12では可動側検出用くし状電極8と
固定側検出用くし状電極10との間の静電容量の変化と
して検出し、Z軸周りの角速度Ωを検出することができ
る。
【0018】なお、各振動発生部11は、各電極板7A
からなる可動側振動用くし状電極7と、各電極板9Bか
らなる固定側振動用くし状電極9とから構成したから、
電極7,9間の対面する有効面積を大きく確保すること
ができる。これにより、各振動発生部11に振動駆動信
号を印加したときには、各電極板7A,9B間に発生す
る静電引力を大きくして振動板6を矢示a方向に大きく
振動させる。
【0019】一方、各変位検出部12は、各電極板8A
からなる可動側検出用くし状電極8と、各電極板10B
からなる固定側検出用くし状電極10とから構成したか
ら、電極8,10間の対面する有効面積を大きくでき、
各変位検出部12によってY軸方向に変位する振動板6
の変位量を、各電極板8A,10B間の有効面積の変化
を静電容量の変化として検出することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術にお
ける角速度センサ1においては、検出方向への振幅がコ
リオリ力に比例することから、数2(F=2mΩV)に
基づいて振動板6の質量(m)をできるだけ大きくする
必要があり、このため振動板6の面積をできるだけ大き
くするように構成していた。
【0021】従って、従来の角速度センサ1では、その
検出感度を高めるために設けた可動側振動用くし状電極
7および可動側検出用くし状電極8を、振動板6の外
周、即ち前後両側および左右両側に設けなければなら
ず、角速度センサ1がサイズが大きくなってしまうとい
う問題がある。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は振動子の重さが検出方向に動く
変位量に無関係であることから、振動子を空隙領域を有
するように形成して、この空隙領域に変位検出手段を形
成することにより小型化を図ることのできる角速度セン
サを提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本願発明者達は、上記課
題を解決するために種々検討を行った結果、角速度セン
サにおいて、振動板の質量部の重さは、振動板が検出方
向に動く変位量に対して無関係であるということを見出
し、本願を発明するに到った。
【0024】まず、コリオリ力によって振動子が検出方
向へ動く変位量をyとすると、コリオリ力Fはフックの
法則によって数3のような関係になる。
【0025】
【数3】F=K2 y ただし、K2 :検出方向のばね定数
【0026】ここで、検出方向へのばね定数K2 は数4
で表される。
【0027】
【数4】 ただし、ω2 :検出モードの角周波数
【0028】次に、コリオリ力によって振動子が検出方
向へ動く変位量yは、数3を変形して数5のようにな
る。
【0029】
【数5】
【0030】さらに、この数5に数2および数4を代入
すると、数6のように表される。
【0031】
【数6】
【0032】即ち、この数6より明らかなように、コリ
オリ力によって振動板が検出方向へ動く変位量yの大き
さは、振動子の重さには無関係であり、高感度とするた
めには、速度Vを大きくし、検出モードの角周波数ω2
を小さくすれば良いという知見に到った。
【0033】そして、本願発明は、このような知見に基
づきなされたものであり、次のような構成を備えたもの
である。
【0034】請求項1の発明が採用する角速度センサ
は、基板と、該基板に基端側が固着された支持梁と、該
支持梁の先端に位置して前記基板の表面から離間した状
態で水平の2軸方向に変位可能に設けられた振動子と、
該振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動さ
せる振動発生手段と、該振動発生手段によって前記振動
子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動させた状
態で垂直軸周りに角速度が加えられたとき、この角速度
の変化に対応するコリオリ力によって前記振動子が水平
方向の2軸のうち他方の軸方向に変位する変位量を検出
する変位検出手段とを備えた角速度センサにおいて、前
記振動子は、水平方向の2軸のうち他方の軸方向に延び
る2本の棒状体と水平方向の2軸のうち一方の軸方向に
延びて該2本の棒状体を連結する連結部とを有し、前記
変位検出手段の少なくとも一部分は、前記振動子の棒状
体間に位置させる構成としたことを特徴とする。
【0035】上記構成により、例えば振動発生手段によ
って振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動
させた状態で、垂直軸周りの角速度が加わると、振動子
に水平の2軸のうち他方の軸方向に変位するコリオリ力
が発生し、このコリオリ力による振動子の水平の2軸の
うち他方の軸方向の変位量を変位検出手段によって静電
容量の変化として検出する。また、振動子の各棒状体と
連結部との間に空隙領域を形成でき、この空隙領域に変
位検出手段の少なくとも一部を配置することができ、小
型化を図ることができる。
【0036】請求項2の発明は、前記振動発生手段を、
2軸のうち一方の軸方向に延びるように前記振動子の棒
状体の少なくとも一方に設けられた複数の電極板を有す
る可動側くし状電極と、該可動側くし状電極と隙間を介
して対向するように基端側に設けられた固定側くし状電
極とから構成し、前記変位検出手段を、前記くし状電極
が延びる軸方向に対して直交する軸方向に延びるように
前記振動子の連結部の少なくとも一側面に設けられた複
数の支柱および前記くし状電極と同一方向に延びるよう
に該支柱に設けられた複数の電極板を有する可動側アン
テナ状電極と、該可動側アンテナ状電極の支柱と同一軸
方向に延びるように基板側に設けられた複数の支柱およ
び該可動側アンテナ状電極の電極板と隙間を介して対向
するように該支柱に設けられた複数の電極板を有する固
定側アンテナ状電極とから構成したことにある。
【0037】上記構成により、変位検出手段の可動側ア
ンテナ状電極および固定側アンテナ状電極が、振動発生
手段の可動側くし状電極が延びる軸方向と同一軸方向に
延びる電極板を有しており、振動子の振幅が変位検出手
段によって規制されないようになる。また、可動側アン
テナ状電極と固定側アンテナ状電極との対向する有効面
積を大きくできる。
【0038】請求項3の発明は、前記変位検出手段を、
可動側アンテナ状電極の各電極板に隣り合う固定側アン
テナ状電極の電極板の離間寸法が交互に異なるように形
成したことにある。
【0039】上記構成により、振動子が水平方向の2軸
のうち他方の軸方向に変化するときの変位量を、それぞ
れ隣り合う電極板間の静電容量の変化として検出するこ
とができる。
【0040】請求項4の発明は、前記変位検出手段を、
可動側アンテナ状電極および固定側アンテナ状電極の各
電極板の先端部を尖った形状としたことにある。
【0041】上記構成により、各アンテナ状電極の先端
部の間隙が大きくなり、振動子が振動したときの空気の
逃げ道を確保することができる。
【0042】請求項5の発明が採用する角速度センサ
は、基板と、該基板に基端側が固着された支持梁と、該
支持梁の先端に位置して前記基板の表面から離間した状
態で水平の2軸方向と垂直方向の併せて3軸方向に変位
可能に設けられた振動子と、該振動子を水平方向の2軸
のうち一方の軸方向に振動させる振動発生手段と、該振
動発生手段によって前記振動子を水平方向の2軸のうち
一方の軸方向に振動させた状態で垂直軸周りに角速度が
加えられたとき、この角速度の変化に対応するコリオリ
力によって前記振動子が水平方向の2軸のうち他方の軸
方向に変位する変位量を検出する第1の変位検出手段
と、前記振動発生手段によって前記振動子を水平方向の
2軸のうち一方の軸方向に振動させた状態で水平方向の
2軸のうち他方の軸周りに角速度が加えられたとき、こ
の角速度の変化に対応するコリオリ力によって前記振動
子が垂直方向に変位する変位量を検出する第2の変位検
出手段とを備えた角速度センサにおいて、前記振動子
は、水平方向の2軸のうち他方の軸方向に延びる2本の
棒状体と水平方向の2軸のうち一方の軸方向に延びて該
2本の棒状体を連結する連結部とを有し、前記変位検出
手段の少なくとも一部分は、前記振動子の棒状体間に位
置させる構成としたことを特徴とする。
【0043】上記構成により、例えば振動発生手段によ
って振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動
させた状態で、垂直軸周りの角速度が加わると、振動子
に水平方向の2軸のうち他方の軸方向に変位するコリオ
リ力が発生し、このコリオリ力による振動子の水平の2
軸のうち他方の軸方向の変位量を第1の変位検出手段に
よって静電容量の変化として検出する。一方、水平の2
軸のうち他方の軸周りの角速度が加わると、振動子に垂
直軸方向に変位するコリオリ力が発生し、このコリオリ
力による振動子の垂直軸方向の変位量を第2の変位検出
手段によって静電容量の変化として検出できる。また、
振動子の各棒状体と連結部との間に空隙領域を形成で
き、この空隙領域に変位検出手段の少なくとも一部を配
置でき、小型化を図ることができる。
【0044】請求項6の発明は、前記振動発生手段を、
2軸のうち一方の軸方向に延びるように前記振動子の棒
状体の少なくとも一方に設けられた複数の電極板を有す
る可動側くし状電極と、該可動側くし状電極と隙間を介
して対向するように基端側に設けられた固定側くし状電
極とから構成し、前記第1の変位検出手段を、前記くし
状電極が延びる軸方向に対して直交する軸方向に延びる
ように前記振動子の連結部の少なくとも一側面に設けら
れた複数の支柱および前記くし状電極と同一方向に延び
るように該支柱に設けられた複数の電極板とを有する可
動側アンテナ状電極と、該可動側アンテナ状電極の支柱
と同一軸方向に延びるように基板側に設けられた複数の
支柱および該可動側アンテナ状電極の電極板と隙間を介
して対向するように該支柱に設けられた複数の電極板を
有する固定側アンテナ状電極とから構成したことにあ
る。
【0045】上記構成により、変位検出手段の可動側ア
ンテナ状電極および固定側アンテナ状電極が、振動発生
手段の可動側くし状電極が延びる軸方向と同一軸方向に
延びる電極板を有しており、振動子の振動が変位検出手
段によって規制されないようになる。また、可動側アン
テナ状電極と固定側アンテナ状電極との対向する有効電
極面積が大きくなる。さらに、振動子が振動発生手段に
よって前記振動子を水平の2軸のうち一方の軸方向に振
動させた状態で水平方向の2軸のうち他方の軸周りに角
速度が加えられ、この角速度の変化に対応するコリオリ
力によって前記振動子が垂直方向に変位する変位量を検
出する際、可動側アンテナ状電極と固定側アンテナ状電
極との隙間が空気の逃げ道となる。
【0046】請求項7の発明は、前記第1の変位検出手
段を、可動側アンテナ状電極の各電極板に隣り合う固定
側アンテナ状電極の電極板の離間寸法が交互に異なるよ
うに形成したことにある。
【0047】上記構成により、振動子が水平方向の2軸
のうち他方の軸方向に変化するときの変位量をそれぞれ
隣り合う電極板間で静電容量の変化として検出できる。
【0048】請求項8の発明は、前記第1の変位検出手
段を、可動側アンテナ状電極および固定側アンテナ状電
極の各電極板の先端部を尖った形状としたことにある。
【0049】上記構成により、各アンテナ状電極の先端
部の間隙が大きくなり、振動子が振動したときの空気の
逃げ道を確保することができる。
【0050】請求項9の発明は、前記第2の変位検出手
段を、前記振動子および可動側アンテナ状電極と、前記
基板に設けられた基板側電極とから構成したことにあ
る。
【0051】上記構成により、振動子と対面する面積に
加え可動側アンテナ状電極の分だけ有効面積が大きくな
る。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明するに、図1ないし図6は本発
明による実施例を示す。
【0053】まず、第1の実施例による角速度センサ
を、図1ないし図3に基づいて説明する。
【0054】図中、21は本実施例による角速度セン
サ、22は該角速度センサ21の本体をなす矩形状に形
成された基板を示し、該基板22は高抵抗なシリコン材
料によって形成されている。
【0055】23は基板22上に低抵抗なポリシリコン
または単結晶シリコン等によって形成された可動部を示
し、該可動部23は基板22の四隅に位置して該基板2
2上に固着された4個の支持部24と、該各支持部24
から略コ字状に折曲して形成された4本の支持梁25
と、該各支持梁25とによってX軸,Y軸方向に変位可
能に支持され、前記基板22の表面から離間した状態で
支持された振動子26とからなる。
【0056】ここで、前記各支持梁25は、図2に示す
ように各支持部24からそれぞれ1本ずつ伸長し、X軸
と平行になる部分とY軸と平行になる部分を有する略コ
字状に屈曲して形成されている。これにより、該各支持
梁25のX軸に平行な部分を撓ませることにより振動子
26をY軸方向に変位させ、Y軸に平行な部分を撓ませ
ることにより振動子26をX軸方向に変位させ、該各支
持梁25によって振動子26は基板に対してX軸,Y軸
方向に変位可能に支持されている。
【0057】26は振動子を示し、該振動子26は略H
形に形成され、Y軸方向に伸長しその先端側に前記各支
持梁25の先端側が固着された2本の棒状体26A,2
6Aと、X軸方向に伸長し、該各棒状体26Aを該各棒
状体26Aの中間部で連結する連結部26Bとから構成
される。そして、各棒状体26Aと連結部26Bとの間
には、該連結部26Bの両側に空隙領域が形成されてい
る。
【0058】27,27は可動側くし状電極を示し、該
各可動側くし状電極27は前記振動子26の各棒状体2
6AからX軸方向の外側に向けて形成された複数の電極
板27Aとからなる。
【0059】28,28,…は可動側アンテナ状電極群
を構成する多数個のアンテナ状電極を示し、該各アンテ
ナ状電極28は前記振動子26の連結部26Bの長手方
向に所定間隔毎に形成され、該各アンテナ状電極28は
連結部26Bの両側でY軸方向に向けて延びる支柱28
Aと、該支柱28Aの左,右に列設された複数枚の電極
板28Bとからなり、アンテナ状電極28の各電極板2
8Bは支柱28Aに対して左,右(X軸方向)両側に形
成されている。なお、連結部26Bの長手方向の端部に
設けられたアンテナ状電極28は、電極板28Bは支柱
28Aの片側にのみ形成されている。
【0060】29,29は振動子26を前,後両側で挟
むように基板22上に設けられた一対の振動用の固定
部、30,30は振動子26を左,右両側で挟むように
基板22上に設けられた一対の検出用の固定部をそれぞ
れ示し、該各検出用の固定部30には各支持梁25の内
側に位置してX軸方向の延びる基部30Aが形成されて
いる。
【0061】31,31は固定側くし状電極を示し、該
各固定側くし状電極31は振動子26の前,後に位置し
た前記振動用の固定部29,29に設けられ、前記可動
側くし状電極27の各電極板27Aと隙間をもって交互
に対面するように突出形成された複数枚の電極板31A
とからなっている。
【0062】32,32,…は固定側アンテナ状電極群
を構成する多数個のアンテナ状電極を示し、該各アンテ
ナ状電極32は前記基部30Aの長手方向の所定間隔毎
に形成され、該各アンテナ状電極32はY軸方向に延び
る支柱32Aと、該支柱32Aの左,右に列設された複
数枚の電極板32Bとからなり、該各アンテナ状電極3
2の各電極板32Bは前記各アンテナ状電極28の各電
極板28Bと交互に対面するように形成されている。な
お、各アンテナ状電極32の先端に位置した電極板32
Cはアンカーとして幅寸法を広くして形成されている。
【0063】33,33は振動発生手段となる振動発生
部を示し、該各振動発生部33は可動側くし状電極27
と固定側くし状電極31とから構成され、図3に示すよ
うに、該可動側くし状電極27の各電極板27Aと固定
側くし状電極31の各電極板31Aとの間にはそれぞれ
等しい隙間が形成されている。ここで、可動側くし状電
極27と固定側くし状電極31との間に逆位相となる周
波数fの振動駆動信号を印加すると、X軸方向に向けて
形成した各電極板27A,31A間には静電引力が発生
し、振動子26を矢示A方向に振動させる。
【0064】なお、本実施例では振動子26の固有振動
数と振動駆動信号の周波数とを一致するように可動部2
3を形成することにより、振動子26に共振を起こさせ
て、振動子26のX軸方向の振幅を大きくするようにし
ている。
【0065】34,34は変位検出手段となる変位検出
部を示し、該各変位検出部34は振動子26の各棒状体
26Aと連結部26Bとの間の空隙領域に形成され、該
各変位検出部34は、可動側アンテナ状電極群を構成す
る複数個のアンテナ状電極28と固定側アンテナ状電極
群を構成する複数個のアンテナ状電極32とからなる。
そして、該各アンテナ状電極28の各電極板28Bと、
アンテナ状電極32の各電極板32Bとの間には、それ
ぞれ離間した空間が形成され、該アンテナ状電極28,
32は検出用の平行平板コンデンサとして構成されてい
る。
【0066】また、図3に示すように、可動側のアンテ
ナ状電極28を構成する電極板28Bと固定側のアンテ
ナ状電極32を構成する電極板32Bと交互に対面させ
るとき、隣り合う電極板28B,32Bの離間寸法は、
隙間の小さい離間寸法d1 と、隙間の大きい離間寸法d
2 とが交互に位置するように設けられている。この場
合、連結部26Bを挟んで左,右両側で、離間寸法d1
,d2 の離間関係は線対称になっている。このため、
離間寸法d1 による平行平板コンデンサの静電容量C1
と離間寸法d2 による平行平板コンデンサの静電容量C
2 との関係は、C1≫C2 となり、離間寸法d1 側のみ
が平行平板コンデンサとして構成されている。この結
果、各変位検出部34では振動子26のY軸方向の変位
を離間寸法d1の変化による静電容量の変化として検出
する。
【0067】さらに、前記各変位検出部34では、振動
子26の連結部26Bの上側に位置した変位検出部34
からの出力と、連結部26Bの下側に位置した変位検出
部34からの出力とを差算するように接続しているか
ら、各電極板28B,32B間の離間寸法の変化を静電
容量の変化として検出してその検出信号を差算すること
により、大きい信号として検出するようになっている。
【0068】即ち、図3において振動子26がY軸方向
一側(図3中で下側)に移動したとき、上側の変位検出
部34では、離間寸法d1 の減少分Δd1 によって静電
容量+ΔCの信号が出力され、下側の変位検出部34で
は、離間寸法d1 の増加分Δd1 によって静電容量−Δ
Cの信号が出力される。そして、各変位検出部34から
出力される検出信号は差算によって検出されるように接
続されているから、検出信号は+ΔC−(−ΔC)=2
ΔCとなって検出され、振動子26の変位を大きい信号
として検出することができる。一方、振動子26がY軸
方向他側(図3中で上側)に移動したときでも、その検
出動作は同様となる。
【0069】本実施例による角速度センサ21は上述の
如き構成を有するもので、次に角速度の検出動作につい
て説明する。
【0070】まず、振動発生部33,33に振動駆動信
号を印加すると、可動側くし状電極27と固定側くし状
電極31の各電極板27Aと31Aとの間に静電引力が
発生し、この静電引力によって振動子26をX軸方向
(矢示A方向)に振動させる。
【0071】この状態で、例えばZ軸周りに角速度ΩZ
が加わると、Y軸方向に変位可能な振動子26に対して
角速度ΩZ の大きさと振動子26の振幅に比例したコリ
オリ力がY軸方向に発生する。この結果、振動子26は
このコリオリ力によってY軸方向の振動を行い、この変
位に応じて可動側アンテナ状電極群を構成する複数個の
アンテナ状電極28の電極板28Bと固定側アンテナ状
電極群を構成する複数個のアンテナ状電極32の電極板
32Bとの離間寸法が変化する。これにより、変位検出
部34では電極板28Bと32Bの隙間変化を静電容量
の変化として検出することにより、Z軸周りの角速度Ω
Z を検出することができる。
【0072】また、振動子26を連結部26Bを有して
形成し、該連結部26Bの左,右両側に可動側アンテナ
状電極群となる複数個のアンテナ状電極28を形成した
から、振動子26の面積を小さくすると共に、アンテナ
状電極28の各電極板28B間が振動時の空気の逃げ道
となる。これにより、従来技術のように面積を有する振
動板に発生していたエアダンピングを小さく抑えること
ができ、図1中に示すエアダンピングによる振動子26
の矢示A方向の振動規制を低減して、該振動子26を大
きく振動させることができる。
【0073】また、変位検出部34を複数個のアンテナ
状電極28からなる可動側アンテナ状電極群と、複数個
のアンテナ状電極32からなる固定側アンテナ状電極群
とから構成したから、当該変位検出部34を構成する各
アンテナ状電極28の電極板28Bと各アンテナ状電極
32の電極板32Bの個数を多くして、各電極板28B
と32Bによって形成される有効面積を大きくすること
ができる。このため、角速度ΩZ が生じたとき、該変位
検出部34によって大きな静電容量の変化が検出でき、
もって検出感度を高めることができる。
【0074】一方、可動側のアンテナ状電極28を構成
する電極板28Bと、固定側のアンテナ状電極32を構
成する電極板32Bとの離間寸法は、連結部26Bを挟
んで左,右両側で、離間寸法d1 ,d2 の離間関係は線
対称になり、離間寸法の関係はd1 ≪d2 となっている
から、各変位検出部34では振動子26のY軸方向の変
位を離間寸法d1 の変化による静電容量の変化として検
出できる。
【0075】また、振動子26の連結部26Bの左,右
両側に位置した変位検出部34,34の間で差動の静電
容量として検出するようにしているから、各変位検出部
34による差動容量に基づく出力信号を大きい信号とし
て出力でき、もって高感度な検出を可能にすることがで
きる。
【0076】さらに、本実施例では前記数3〜6の結果
から、振動子26のY軸方向の変位を大きくするために
は、振動子26の質量は無関係であるから、変位検出部
34,34を振動子26の各棒状体26Aと連結部26
Bとの間の空隙領域に形成することができ、従来技術の
ように変位検出部12を振動板6の外側に形成するもの
に比べ、基板22の大きさを小さくでき、角速度センサ
21の小型化を図ることができる。
【0077】かくして、本実施例による角速度センサ2
1では、振動子26を略H形にして面積を小さくすると
共に、振動子26の連結部26Bの左,右両側に複数個
のアンテナ状電極28からなる可動側アンテナ状電極群
を形成したから、各電極板28Bの隙間を空気の逃げ道
にでき、振動子26の振動を規制するエアダンピングを
低減できる。これにより、各振動発生部33によって振
動子26を矢示A方向に大きい振幅で振動させることが
できる。また、変位検出部34を構成する可動側アンテ
ナ状電極群のアンテナ状電極28と固定側アンテナ状電
極群のアンテナ状電極32との間に形成された静電容量
を大きくし、もってZ軸周りの角速度ΩZ に対応した検
出信号を大きい信号として検出できる。この結果、角速
度センサ21全体として角速度ΩZ の検出感度を大幅に
高めることができる。しかも、変位検出部34を振動子
26の棒状体26A間と連結部26Bの内側に形成する
ことができ、当該角速度センサ21の小型化を図ること
ができる。
【0078】次に、図4および図5に本発明による第2
の実施例を示すに、本実施例の特徴は、振動子と各可動
側アンテナ状電極とに対面した基板上に基板側電極を形
成し、該基板側電極と振動子および可動側アンテナ状電
極との離間寸法による静電容量の変化から垂直軸方向の
変位量を検出する第2の変位検出手段を構成したことに
ある。
【0079】なお、本実施例では、前述した第1の実施
例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略する。また、前述した第1の実施例中の変位検出部3
4を第1の変位検出手段となる第1の変位検出部34と
し、前記振動子26をX軸,Y軸,Z軸の3軸方向に変
位可能とするものである。
【0080】図中、41は本実施例による角速度センサ
を示し、該角速度センサ41は前述した第1の実施例に
よる角速度センサ21とほぼ同様に構成されているもの
の、基板22の表面には振動子26と可動側アンテナ状
電極群をなす各アンテナ状電極28とに対面した位置に
後述する基板側電極43が形成されている。
【0081】42は可動側電極を示し、該可動側電極4
2は第1の実施例における振動子26と可動側アンテナ
状電極群をなす複数個のアンテナ状電極28とから構成
される。
【0082】43は可動側電極42と対面する基板側電
極を示し、該基板側電極43は基板22上の所定位置に
P,B,Sb等の不純物をイオン注入することにより形
成される。
【0083】44は第2の変位検出手段となる第2の変
位検出部を示し、該第2の変位検出部44は可動側電極
42と基板側電極43とからなり、該可動側電極42と
基板側電極43との間には離間寸法d3 が形成され、該
可動側電極42をなす振動子26,各アンテナ状電極2
8と、基板側電極43との間は平行平板コンデンサとし
て構成されている。即ち、振動子26と複数個のアンテ
ナ状電極28によって基板側電極43との有効面積を確
保している。
【0084】このように構成される本実施例による角速
度センサ41においても、各振動発生部33によって振
動子26を矢示A方向に振動させ、Z軸周りの角速度が
加わったときの、第1の変位検出部34,34における
検出動作は前述した第1の実施例と同様に高精度な検出
を行うことができる上、本実施例では、振動子26をX
軸方向に振動させた状態で、Y軸周りに加わる角速度に
よる振動子26のZ軸方向の変位を第2の変位検出部4
4によって検出することができ、1個の角速度センサ4
1でY軸,Z軸の2軸周りの角速度を検出することがで
きる。
【0085】また、振動子26と各アンテナ状電極28
は各電極板28Bによって隙間を有するように形成して
いるから、有効面積を確保した上で、振動子26の動き
を規制するエアダンピングを低減し、振動子26と各ア
ンテナ状電極28のZ軸方向の変位を円滑にでき、また
第2の変位検出部44においても可動側電極を構成する
振動子26および各アンテナ状電極28と基板側電極4
3との間の有効面積を大きくでき、もってY軸周りの角
速度の検出感度を高めることができる。
【0086】しかも、振動子26のY軸方向、Z軸方向
の変位を大きくするためには振動子26の質量は無関係
であり、また第1の変位検出部34を振動子26の棒状
体26A間と連結部26Bの内側に形成し、第2の変位
検出部44を可動側電極42(振動子26+複数個のア
ンテナ状電極28)と基板側電極43とから形成したか
ら、変位検出部34,44を振動子26の領域内に収容
でき、角速度センサ41の小型化を図ることができる。
【0087】さらに、図6は本発明による第3の実施例
を示すに、本実施例の特徴は、第1の実施例で述べた各
アンテナ状電極28の各電極板28B、各アンテナ状電
極32の各電極板32B、さらに各可動側くし状電極2
7の各電極板27A、固定側くし状電極31の各電極板
31Aのそれぞれの先端部を尖った形状にしたことにあ
る。
【0088】なお、本実施例では、第1の実施例と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略すると
共に、本実施例の特徴部分には、ダッシュ(′)を付
す。
【0089】然るに、本実施例では各アンテナ状電極2
8の各電極板28B′,各アンテナ状電極32の各電極
板32B′,可動側くし状電極27の各電極板27
A′,固定側くし状電極の各電極板31A′の先端側を
それぞれ尖った尖鋭部28B1 ′,32B1 ′,27A
1 ′,31A1 ′としたから、振動子26が振動したと
きの空気の逃げ道を前述した第1,第2の実施例よりも
大きく確保することができ、振動子26の振動時におけ
るエアダンピングの影響をより低減することができ、検
出感度を高めることができる。
【0090】なお、前記各実施例では、振動発生手段と
なる振動発生部33を静電引力を利用したものについて
述べたが、本発明はこれに限らず、例えば圧電材料等を
用いて振動を発生させるようにしてもよい。
【0091】また、前記各実施例では、変位検出部34
を振動子26の各連結部26Bの両側に形成したが、本
発明はこれに限らず、連結部26Bの一方側にのみ形成
してもよく、さらに変位検出部34は各棒状体26Aと
連結部26Bとの間に形成された空隙領域からはみ出す
ように形成してもよい。
【0092】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の本発明に
よれば、振動発生手段によって振動子を水平方向の2軸
のうち一方の軸方向に振動させた状態で垂直軸周りの角
速度が加わると、振動子に水平の2軸のうち他方の軸方
向に変位するコリオリ力が発生し、このコリオリ力によ
る振動子の変位量を変位検出手段によって静電容量の変
化として検出できる。また、振動子の各棒状体と連結部
との間に空隙領域を形成し、該空隙領域に変位検出手段
の少なくとも一部を配置することにより、当該角速度セ
ンサの小型化を図ることができる。
【0093】請求項2の発明では、変位検出手段の可動
側アンテナ状電極および固定側アンテナ状電極が、振動
発生手段の可動側くし状電極が延びる軸方向と同一軸方
向に延びる電極板を有しており、振動子の振幅が変位検
出手段によって規制されないから、振幅を大きくとるこ
とができる。また、可動側アンテナ状電極と固定側アン
テナ状電極との対向する有効電極面積を大きくでき、変
位検出手段による検出感度を高めることができる。
【0094】請求項3の発明では、前記変位検出手段
は、可動側アンテナ状電極の各電極板に隣り合う固定側
アンテナ状電極の電極板の離間寸法が交互に異なるよう
に形成することにより、振動子が水平方向の2軸のうち
他方の軸方向に変化するときの変位量をそれぞれ隣り合
う電極板間の静電容量の変化として検出できる。
【0095】請求項4の発明では、前記変位検出手段
を、可動側アンテナ状電極および固定側アンテナ状電極
の各電極板の先端部を尖った形状としたから、各電極板
の先端部の間隙が大きくなり、振動子が振動したときの
空気の逃げ道を確保でき、エアダンピングを抑えて検出
感度を高めることができる。
【0096】請求項5の発明によれば、例えば振動発生
手段によって振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方
向に振動させた状態で、垂直軸周りの角速度が加わる
と、振動子に水平方向の2軸のうち他方の軸方向に変位
するコリオリ力が発生し、このコリオリ力による振動子
の水平の2軸のうち他方の軸方向の変位量を第1の変位
検出手段によって静電容量の変化として検出する。一
方、水平の2軸のうち他方の軸周りの角速度が加わる
と、振動子に垂直軸方向に変位するコリオリ力が発生
し、このコリオリ力による振動子の垂直軸方向の変位量
を第2の変位検出手段によって静電容量の変化として検
出できる。また、振動子の棒状体と連結部との間に空隙
領域を形成でき、この空隙領域に変位検出手段の少なく
とも一部を配置することにより、当該角速度センサの小
型化を図ることができる。
【0097】請求項6の発明は、変位検出手段の可動側
アンテナ状電極および固定側アンテナ状電極が、振動発
生手段の可動側くし状電極が延びる軸方向と同一軸方向
に延びる電極板を有しており、振動子の振動が変位検出
手段によって規制されないから、振幅を大きくとること
ができる。また、可動側アンテナ状電極と固定側アンテ
ナ状電極との対向する有効電極面積が大きくなる。さら
に、振動子が振動発生手段によって前記振動子を水平の
2軸のうち一方の軸方向に振動させた状態で水平方向の
2軸のうち他方の軸周りに角速度が加えられ、この角速
度の変化に対応するコリオリ力によって前記振動子が垂
直方向に変位する変位量を検出する際、可動側アンテナ
状電極と固定側アンテナ状電極との隙間が空気の逃げ道
となり、エアダンピングを抑え、角速度の高精度検出を
行うことができる。
【0098】請求項7の発明は、前記第1の変位検出手
段は、可動側アンテナ状電極の各電極板に隣り合う固定
側アンテナ状電極の電極板の離間寸法が交互に異なるよ
うに形成することにより、振動子が水平方向の2軸のう
ち他方の軸方向に変化するときの変位量をそれぞれ隣り
合う電極板間で静電容量の変化を検出できる。
【0099】請求項8の発明は、前記第1の変位検出手
段は、可動側アンテナ状電極および固定側アンテナ状電
極の各電極板の先端部を尖った形状としたことにより、
各電極板の先端部の間隙が大きくでき、振動子が振動し
たときの空気の逃げ道を確保でき、エアダンピングを抑
えることができる。
【0100】請求項9の発明は、前記第2の変位検出手
段は、前記振動子および可動側アンテナ状電極と、前記
基板に設けられた基板側電極との間で垂直方向の変位を
静電容量の変化として検出できるから、可動側アンテナ
状電極の分だけ有効面積が大きくなって、角速度の高精
度検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による角速度センサを示
す斜視図である。
【図2】第1の実施例による角速度センサを上側からみ
た平面図である。
【図3】第1の実施例による要部を拡大して示す平面図
である。
【図4】本発明の第2の実施例による角速度センサを上
側からみた平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例による特徴部分を拡大し
て示す図3と同様の位置からみた平面図である。
【図7】従来技術による角速度センサを示す斜視図であ
る。
【図8】従来技術による角速度センサを上側からみた平
面図である。
【符号の説明】
21,41 角速度センサ 22 基板 24 支持部 25 支持梁 26 振動子 26A 棒状部 26B 連結部 27 可動側くし状電極 27A,28B,31A,32B,27A′,28
B′,31A′,32B′電極板 27A1 ′,28B1 ′,31A1 ′,32B1 ′ 尖
鋭部 28,32 アンテナ状電極 31 固定側くし状電極 33 振動発生部(振動発生手段) 34 変位検出部(第1の変位検出手段) 42 可動側電極 43 基板側電極 44 第2の変位検出部(第2の変位検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴野 富雄 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 大澤 哲夫 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 該基板に基端側が固着された支持梁と、 該支持梁の先端に位置して前記基板の表面から離間した
    状態で水平の2軸方向に変位可能に設けられた振動子
    と、 該振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動さ
    せる振動発生手段と、 該振動発生手段によって前記振動子を水平方向の2軸の
    うち一方の軸方向に振動させた状態で垂直軸周りに角速
    度が加えられたとき、この角速度の変化に対応するコリ
    オリ力によって前記振動子が水平方向の2軸のうち他方
    の軸方向に変位する変位量を検出する変位検出手段とを
    備えた角速度センサにおいて、 前記振動子は、水平方向の2軸のうち他方の軸方向に延
    びる2本の棒状体と水平方向の2軸のうち一方の軸方向
    に延びて該2本の棒状体を連結する連結部とを有し、 前記変位検出手段の少なくとも一部分は、前記振動子の
    棒状体間に位置させる構成としたことを特徴とする角速
    度センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動発生手段は、2軸のうち一方の
    軸方向に延びるように前記振動子の棒状体の少なくとも
    一方に設けられた複数の電極板を有する可動側くし状電
    極と、該可動側くし状電極と隙間を介して対向するよう
    に基端側に設けられた固定側くし状電極とから構成し、 前記変位検出手段は、前記くし状電極が延びる軸方向に
    対して直交する軸方向に延びるように前記振動子の連結
    部の少なくとも一側面に設けられた複数の支柱および前
    記くし状電極と同一方向に延びるように該支柱に設けら
    れた複数の電極板を有する可動側アンテナ状電極と、該
    可動側アンテナ状電極の支柱と同一軸方向に延びるよう
    に基板側に設けられた複数の支柱および該可動側アンテ
    ナ状電極の電極板と隙間を介して対向するように該支柱
    に設けられた複数の電極板を有する固定側アンテナ状電
    極とから構成してなる請求項1記載の角速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記変位検出手段は、可動側アンテナ状
    電極の各電極板に隣り合う固定側アンテナ状電極の電極
    板の離間寸法が交互に異なるように形成してなる請求項
    2記載の角速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記変位検出手段は、可動側アンテナ状
    電極および固定側アンテナ状電極の各電極板の先端部を
    尖った形状としてなる請求項2または3記載の角速度セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 基板と、 該基板に基端側が固着された支持梁と、 該支持梁の先端に位置して前記基板の表面から離間した
    状態で水平の2軸方向と垂直方向の併せて3軸方向に変
    位可能に設けられた振動子と、 該振動子を水平方向の2軸のうち一方の軸方向に振動さ
    せる振動発生手段と、 該振動発生手段によって前記振動子を水平方向の2軸の
    うち一方の軸方向に振動させた状態で垂直軸周りに角速
    度が加えられたとき、この角速度の変化に対応するコリ
    オリ力によって前記振動子が水平方向の2軸のうち他方
    の軸方向に変位する変位量を検出する第1の変位検出手
    段と、 前記振動発生手段によって前記振動子を水平方向の2軸
    のうち一方の軸方向に振動させた状態で水平方向の2軸
    のうち他方の軸周りに角速度が加えられたとき、この角
    速度の変化に対応するコリオリ力によって前記振動子が
    垂直方向に変位する変位量を検出する第2の変位検出手
    段とを備えた角速度センサにおいて、 前記振動子は、水平方向の2軸のうち他方の軸方向に延
    びる2本の棒状体と水平方向の2軸のうち一方の軸方向
    に延びて該2本の棒状体を連結する連結部とを有し、 前記変位検出手段の少なくとも一部分は、前記振動子の
    棒状体間に位置させる構成としたことを特徴とする角速
    度センサ。
  6. 【請求項6】 前記振動発生手段は、2軸のうち一方の
    軸方向に延びるように前記振動子の棒状体の少なくとも
    一方に設けられた複数の電極板を有する可動側くし状電
    極と、該可動側くし状電極と隙間を介して対向するよう
    に基端側に設けられた固定側くし状電極とから構成し、 前記第1の変位検出手段は、前記くし状電極が延びる軸
    方向に対して直交する軸方向に延びるように前記振動子
    の連結部の少なくとも一側面に設けられた複数の支柱お
    よび前記くし状電極と同一方向に延びるように該支柱に
    設けられた複数の電極板とを有する可動側アンテナ状電
    極と、該可動側アンテナ状電極の支柱と同一軸方向に延
    びるように基板側に設けられた複数の支柱および該可動
    側アンテナ状電極の電極板と隙間を介して対向するよう
    に該支柱に設けられた複数の電極板を有する固定側アン
    テナ状電極とから構成してなる請求項5記載の角速度セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 前記第1の変位検出手段は、可動側アン
    テナ状電極の各電極板に隣り合う固定側アンテナ状電極
    の電極板の離間寸法が交互に異なるように形成してなる
    請求項6記載の角速度センサ。
  8. 【請求項8】 前記第1の変位検出手段は、可動側アン
    テナ状電極および固定側アンテナ状電極の各電極板の先
    端部を尖った形状としてなる請求項6または7記載の角
    速度センサ。
  9. 【請求項9】 前記第2の変位検出手段は、前記振動子
    および可動側アンテナ状電極と、前記基板に設けられた
    基板側電極とから構成してなる請求項5,6,7または
    8記載の角速度センサ。
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