JPH09241687A - 水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤 - Google Patents
水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤Info
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- JPH09241687A JPH09241687A JP8089885A JP8988596A JPH09241687A JP H09241687 A JPH09241687 A JP H09241687A JP 8089885 A JP8089885 A JP 8089885A JP 8988596 A JP8988596 A JP 8988596A JP H09241687 A JPH09241687 A JP H09241687A
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- floor polish
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水性ポリマータイプフロアーポリッシュを塗布
した床面から古い皮膜を簡単に剥離でき、かつ揮発性有
機物の低減により作業中における低臭化を計り、作業環
境の改善を計る。 【解決手段】（Ａ）次の一般式で示される水溶性有機溶
剤Ｃ４Ｈ９−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜
３）と、（Ｂ）ベンジルアルコール及び（Ｃ）アミン類
を用いることによる水性ポリマータイプフロアーポリッ
シュ用の剥離剤組成物。
した床面から古い皮膜を簡単に剥離でき、かつ揮発性有
機物の低減により作業中における低臭化を計り、作業環
境の改善を計る。 【解決手段】（Ａ）次の一般式で示される水溶性有機溶
剤Ｃ４Ｈ９−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜
３）と、（Ｂ）ベンジルアルコール及び（Ｃ）アミン類
を用いることによる水性ポリマータイプフロアーポリッ
シュ用の剥離剤組成物。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は水性ポリマータイプ
フロアーポリッシュが塗布されている床面から皮膜を完
全に除去するための剥離剤に関する。
フロアーポリッシュが塗布されている床面から皮膜を完
全に除去するための剥離剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物の床用つや出し剤として、合成樹脂
を有効成分とする水性ポリマータイプフロアーポリッシ
ュが一般的に使用されている。水性ポリマータイプフロ
アーポリッシュを塗布した直後の床面は光沢のある美し
い外観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行
によるスリ傷や汚れが皮膜に付着して美観が損なわれ
る。そのため表面を時々洗浄する必要がある。この表面
洗浄は水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜の
表面層を汚れとともに除去するようにして行われるの
で、光沢の損なわれた箇所は、再度水性ポリマータイプ
フロアーポリッシュで補修塗布される。通常はこの表面
洗浄−補修塗布は毎月１回ないし２回程度の間隔で実施
され、１年ないし２年のあいだ繰り返し行われる。この
間、毎回の表面洗浄において完全には除去し切れなかっ
た汚れが蓄積し、遂にこの繰り返しを続けても満足すべ
き美観が得られない状態になるので、その時点で水性ポ
リマータイプフロアーポリッシュの皮膜を完全に除去
し、新たに水性ポリマータイプフロアーポリッシュを塗
布し直す必要性が生じてくる。
を有効成分とする水性ポリマータイプフロアーポリッシ
ュが一般的に使用されている。水性ポリマータイプフロ
アーポリッシュを塗布した直後の床面は光沢のある美し
い外観を呈しているが、時間が経過するにつれて、歩行
によるスリ傷や汚れが皮膜に付着して美観が損なわれ
る。そのため表面を時々洗浄する必要がある。この表面
洗浄は水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜の
表面層を汚れとともに除去するようにして行われるの
で、光沢の損なわれた箇所は、再度水性ポリマータイプ
フロアーポリッシュで補修塗布される。通常はこの表面
洗浄−補修塗布は毎月１回ないし２回程度の間隔で実施
され、１年ないし２年のあいだ繰り返し行われる。この
間、毎回の表面洗浄において完全には除去し切れなかっ
た汚れが蓄積し、遂にこの繰り返しを続けても満足すべ
き美観が得られない状態になるので、その時点で水性ポ
リマータイプフロアーポリッシュの皮膜を完全に除去
し、新たに水性ポリマータイプフロアーポリッシュを塗
布し直す必要性が生じてくる。
【０００３】床面から古い皮膜を完全に除去するための
作業は、皮膜上に剥離剤を塗布したのち、床用パッドを
付けたポリッシャーを用いて行われる。その時に使用さ
れる剥離剤としては、界面活性剤（非イオン系、アニオ
ン系界面活性剤）、アルカリ剤（水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アルカ
ノールアミン等）および水溶性のエチレングリコール系
溶剤（エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル等）を適宜混合して水
に溶解した組成物が一般的に使用されている。
作業は、皮膜上に剥離剤を塗布したのち、床用パッドを
付けたポリッシャーを用いて行われる。その時に使用さ
れる剥離剤としては、界面活性剤（非イオン系、アニオ
ン系界面活性剤）、アルカリ剤（水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アルカ
ノールアミン等）および水溶性のエチレングリコール系
溶剤（エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル等）を適宜混合して水
に溶解した組成物が一般的に使用されている。
【０００４】しかしながら、近年床清掃の省力化の要求
に応じて、水性ポリマータイプフロアーポリッシュの耐
久性が向上するとともに皮膜が除去されにくくなってい
る。その為皮膜を除去するために一度の剥離作業で完全
に古い皮膜を除去できない問題やリンス作業や水拭き作
業に手間がかかる問題等が生じてきた。さらにはより短
時間で古い皮膜を除去できる剥離剤の要求等が生じてき
た。しかしながら、従来剥離剤として一般的に使用され
てきた水溶性のエチレングリコール系溶剤は、揮発しや
すく作業中不快臭をともない清掃作業者への影響が強
く、また労働安全衛生法による規制があり、使用量が制
限される方向にある。特に米国では、大気環境への影響
を考慮した揮発性有機化合物の低減が提案されており、
カルフォルニア州のＣａｒｉｆｏｒｎｉａ Ａｉｒ Ｒ
ｅｓｏｕｒｃｅｓ Ｂｏｒｄによると２０℃での蒸気圧
が０．１ｍｍＨｇ以上の有機化合物を揮発性有機化合物
として定義して規制を行っている。この為従来使用され
てきたエチレングリコール系溶剤の多くは、２０℃での
蒸気圧が０．１ｍｍＨｇ以上である為、揮発性有機化合
物としての問題が生じる。以上のように、低揮発性であ
りすぐれた剥離剤の開発が所望されている。
に応じて、水性ポリマータイプフロアーポリッシュの耐
久性が向上するとともに皮膜が除去されにくくなってい
る。その為皮膜を除去するために一度の剥離作業で完全
に古い皮膜を除去できない問題やリンス作業や水拭き作
業に手間がかかる問題等が生じてきた。さらにはより短
時間で古い皮膜を除去できる剥離剤の要求等が生じてき
た。しかしながら、従来剥離剤として一般的に使用され
てきた水溶性のエチレングリコール系溶剤は、揮発しや
すく作業中不快臭をともない清掃作業者への影響が強
く、また労働安全衛生法による規制があり、使用量が制
限される方向にある。特に米国では、大気環境への影響
を考慮した揮発性有機化合物の低減が提案されており、
カルフォルニア州のＣａｒｉｆｏｒｎｉａ Ａｉｒ Ｒ
ｅｓｏｕｒｃｅｓ Ｂｏｒｄによると２０℃での蒸気圧
が０．１ｍｍＨｇ以上の有機化合物を揮発性有機化合物
として定義して規制を行っている。この為従来使用され
てきたエチレングリコール系溶剤の多くは、２０℃での
蒸気圧が０．１ｍｍＨｇ以上である為、揮発性有機化合
物としての問題が生じる。以上のように、低揮発性であ
りすぐれた剥離剤の開発が所望されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
より、（１）水性ポリマータイプフロアーポリッシュの
皮膜の除去能力が優れ、（２）水拭き作業が簡略化でき
且つ、（３）揮発性有機化合物を削減し不快臭がなく安
全に使用できる水性ポリマータイプフロアーポリッシュ
の皮膜の剥離剤を提供することにある。
より、（１）水性ポリマータイプフロアーポリッシュの
皮膜の除去能力が優れ、（２）水拭き作業が簡略化でき
且つ、（３）揮発性有機化合物を削減し不快臭がなく安
全に使用できる水性ポリマータイプフロアーポリッシュ
の皮膜の剥離剤を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、（Ａ）
次の一般式で示される水溶性有機溶剤Ｃ４Ｈ９−０−
（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜３）５〜７５重量％
と（Ｂ）ベンジルアルコール１５〜４０重量％及び
（Ｃ）アミン類１０〜２０重量％を含んでなる水性ポリ
マータイプフロアーポリッシュ用剥離剤組成物である。
次の一般式で示される水溶性有機溶剤Ｃ４Ｈ９−０−
（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜３）５〜７５重量％
と（Ｂ）ベンジルアルコール１５〜４０重量％及び
（Ｃ）アミン類１０〜２０重量％を含んでなる水性ポリ
マータイプフロアーポリッシュ用剥離剤組成物である。
【０００７】
【発明の実施形態】本発明に使用される（Ａ）一般式Ｃ
Ｈ９−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜３）で示
される水溶性有機溶剤としては、具体的には、ジエチレ
ングリコールモノｎ−ブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノｉｓｏ−ブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノｔ−ブチルエーテル、トリエチレングリコール
モノｎ−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ｔ−ブチルエーテルが使用でき、特にジエチレングリコ
ールモノｎ−ブチルエーテル、トリエチレングリコール
モノｎ−ブチルエーテルが工業的にも入手しやすく、ま
た水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜に対す
る溶解性に優れ、蒸気圧が低く低揮発性であり臭気も低
〈好ましい。尚、参考までに２０℃での蒸気圧はジエチ
レングリコールモノｎ−ブチルエーテルが０．０１ｍｍ
Ｈｇ、トリエチレングリコールモノｎ−ブチルエーテル
が０．０１ｍｍＨｇ以下である。使用量は、水性ポリマ
ータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤組成物（以下剥
離剤組成物と略称する。）中５〜７５重量％の範囲が好
ましく、さらに１０〜４０重量％の範囲がより好まし
い。また使用量が０〜５重量％未満では剥離力が低下す
る。
Ｈ９−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２〜３）で示
される水溶性有機溶剤としては、具体的には、ジエチレ
ングリコールモノｎ−ブチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノｉｓｏ−ブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノｔ−ブチルエーテル、トリエチレングリコール
モノｎ−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ｔ−ブチルエーテルが使用でき、特にジエチレングリコ
ールモノｎ−ブチルエーテル、トリエチレングリコール
モノｎ−ブチルエーテルが工業的にも入手しやすく、ま
た水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜に対す
る溶解性に優れ、蒸気圧が低く低揮発性であり臭気も低
〈好ましい。尚、参考までに２０℃での蒸気圧はジエチ
レングリコールモノｎ−ブチルエーテルが０．０１ｍｍ
Ｈｇ、トリエチレングリコールモノｎ−ブチルエーテル
が０．０１ｍｍＨｇ以下である。使用量は、水性ポリマ
ータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤組成物（以下剥
離剤組成物と略称する。）中５〜７５重量％の範囲が好
ましく、さらに１０〜４０重量％の範囲がより好まし
い。また使用量が０〜５重量％未満では剥離力が低下す
る。
【０００８】（Ｂ）成分のベンジルアルコールは、水性
ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜への溶解性を
改善される効果を有し、通常、剥離剤組成物中に１５〜
４０重量％の範囲内で、特に２０〜３０重量％の範囲が
好ましく使用される。ベンジルアルコールは、１５重量
％未満では剥離力が低下し、また４０重量％を超えてく
ると剥離剤液が分離しやすくなり安定な製品が得難くな
り好ましくない。
ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜への溶解性を
改善される効果を有し、通常、剥離剤組成物中に１５〜
４０重量％の範囲内で、特に２０〜３０重量％の範囲が
好ましく使用される。ベンジルアルコールは、１５重量
％未満では剥離力が低下し、また４０重量％を超えてく
ると剥離剤液が分離しやすくなり安定な製品が得難くな
り好ましくない。
【０００９】（Ｃ）成分のアミン類も、水性ポリマータ
イプフロアーポリッシュの皮膜への溶解性を改善させる
為にアルカリ成分として用いられる。アルカリ成分とし
て一般に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム等の無機アル
カリ及びアンモニア、モノエタノールアミン、モノイソ
プロパノールアミン等のアミン類が使用できるが、無機
アルカリの使用は剥離作業においてリンス作業及び水拭
き作業を十分に行わないと床面へ残留し、後で塗布する
水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜に影響与
えるので好ましくない。また、アンモニアの使用が臭気
の観点から好ましくない。アミン類としてアルカノール
アミンが好ましく使用され、中でもモノエタノールアミ
ン、モノプロパノールアミンの使用が剥離作業における
リンス作業及び水拭き作業を軽減させる効果を有してい
る。アミン類の使用量は剥離剤組成物中１０〜２０重量
％の範囲で使用でき、使用量が１０重量％未満では十分
な剥離効果が得られず、また２０重量％以上の使用はア
ミンの毒性面から好ましくない。
イプフロアーポリッシュの皮膜への溶解性を改善させる
為にアルカリ成分として用いられる。アルカリ成分とし
て一般に水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム等の無機アル
カリ及びアンモニア、モノエタノールアミン、モノイソ
プロパノールアミン等のアミン類が使用できるが、無機
アルカリの使用は剥離作業においてリンス作業及び水拭
き作業を十分に行わないと床面へ残留し、後で塗布する
水性ポリマータイプフロアーポリッシュの皮膜に影響与
えるので好ましくない。また、アンモニアの使用が臭気
の観点から好ましくない。アミン類としてアルカノール
アミンが好ましく使用され、中でもモノエタノールアミ
ン、モノプロパノールアミンの使用が剥離作業における
リンス作業及び水拭き作業を軽減させる効果を有してい
る。アミン類の使用量は剥離剤組成物中１０〜２０重量
％の範囲で使用でき、使用量が１０重量％未満では十分
な剥離効果が得られず、また２０重量％以上の使用はア
ミンの毒性面から好ましくない。
【００１０】以上の水溶性有機溶剤、ベンジルアルコー
ル、アミン類に必要に応じて非イオン系、アニオン系、
フッ素系界面活性剤、脂肪酸塩、金属封鎖剤、染料、香
料、消泡剤、水等を使用して剥離剤組成物を調整する。
水溶性有機溶剤、ベンジルアルコール、アミン類以外の
各成分は、必要に応じて通常の作業環境、溶液の安定性
等を勘案して用いるとよい。要は、調整した剥離剤組成
物中の主要成分、水溶性有機溶剤、ベンジルアルコー
ル、アミン類が上記に示す範囲内にあればよい。
ル、アミン類に必要に応じて非イオン系、アニオン系、
フッ素系界面活性剤、脂肪酸塩、金属封鎖剤、染料、香
料、消泡剤、水等を使用して剥離剤組成物を調整する。
水溶性有機溶剤、ベンジルアルコール、アミン類以外の
各成分は、必要に応じて通常の作業環境、溶液の安定性
等を勘案して用いるとよい。要は、調整した剥離剤組成
物中の主要成分、水溶性有機溶剤、ベンジルアルコー
ル、アミン類が上記に示す範囲内にあればよい。
【００１１】上記水性ポリマータイプフロアーポリッシ
ュ用剥離剤を用いて、床面より水性ポリマータイプフロ
アーポリッシュの皮膜を除去するには、該剥離剤組成物
１００部に対し、水３００〜２０００部を用いて希釈水
溶液を調整し、これをモップ等で床面にむらなく塗布す
る。その後、汚水を取り去れば充分皮膜を除去できる
が、更にポリッシャー掛けをすれば更に効果は増大す
る。また、汚水を取り去ればアルカリ残等が殆どなく、
後に塗布する水性ポリマータイプフロアーポリッシュに
対する影響は殆ど与えない。
ュ用剥離剤を用いて、床面より水性ポリマータイプフロ
アーポリッシュの皮膜を除去するには、該剥離剤組成物
１００部に対し、水３００〜２０００部を用いて希釈水
溶液を調整し、これをモップ等で床面にむらなく塗布す
る。その後、汚水を取り去れば充分皮膜を除去できる
が、更にポリッシャー掛けをすれば更に効果は増大す
る。また、汚水を取り去ればアルカリ残等が殆どなく、
後に塗布する水性ポリマータイプフロアーポリッシュに
対する影響は殆ど与えない。
【００１２】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により具体
的に説明する。ただし、以下の実施例は、本発明を何等
制限するものではない。実施例中の各数値は各重量％を
示す。
的に説明する。ただし、以下の実施例は、本発明を何等
制限するものではない。実施例中の各数値は各重量％を
示す。
【００１３】実施例１〜５ 水溶性有機溶剤としてジエチレングリコールモノｎ−ブ
チルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−ブチ
ルエーテルとベンジルアルコール及びアミン類としてモ
ノエタノールアミンを第１表に示す各量を使用し、これ
に微量の脂肪酸、界面活性剤及びｐ−トルエンスルホン
酸ナトリウム、さらに水を加えて、それぞれの剥離剤組
成物を調整した。
チルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−ブチ
ルエーテルとベンジルアルコール及びアミン類としてモ
ノエタノールアミンを第１表に示す各量を使用し、これ
に微量の脂肪酸、界面活性剤及びｐ−トルエンスルホン
酸ナトリウム、さらに水を加えて、それぞれの剥離剤組
成物を調整した。
【００１４】比較例１ 表１中の実施例１及び２のジエチレングリコールモノｎ
−ブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−
ブチルエーテル各３７．０とベンジルアルコール２０．
０を水溶性有機溶剤エチレングリコールモノｎ−ブチル
エーテル５７．０に代えた、他は実施例１及び２と同じ
ようにして剥離剤組成物を調整した。
−ブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−
ブチルエーテル各３７．０とベンジルアルコール２０．
０を水溶性有機溶剤エチレングリコールモノｎ−ブチル
エーテル５７．０に代えた、他は実施例１及び２と同じ
ようにして剥離剤組成物を調整した。
【００１５】比較例２ 表１中の実施例３及び４のジエチレングリコールモノｎ
−ブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−
ブチルエーテル各１５．０とベンジルアルコール２２．
０を水溶性有機溶剤エチレングリコールモノｎ−ブチル
エーテル３７．０に代えた、他は実施例３及び４と同じ
ようにして剥離剤組成物を調整した。
−ブチルエーテル及びトリエチレングリコールモノｎ−
ブチルエーテル各１５．０とベンジルアルコール２２．
０を水溶性有機溶剤エチレングリコールモノｎ−ブチル
エーテル３７．０に代えた、他は実施例３及び４と同じ
ようにして剥離剤組成物を調整した。
【００１６】
【表１】
【００１７】各実施例１〜５及び比較例１〜２でえられ
た各剥離剤組成物は、次に示す評価試験方法により、そ
の性能を判定した。
た各剥離剤組成物は、次に示す評価試験方法により、そ
の性能を判定した。
【００１８】評価試験方法 ［Ｉ］ テストパネルの調整 白色ホモジニアスビニル床タイル（東リ株式会社製、商
品名マチコＳプレーン）に表２に示す組成の水性ポリマ
ータイプフロアーポリッシュを塗布した。塗布方法は、
１回当たりの塗布量１０±２ｇ／ｍ２とし、ガーゼを用
いて１０回塗布し、塗布後、８０±２℃に保った恒温器
中に９６時間放置し、テストパネルを調整した。
品名マチコＳプレーン）に表２に示す組成の水性ポリマ
ータイプフロアーポリッシュを塗布した。塗布方法は、
１回当たりの塗布量１０±２ｇ／ｍ２とし、ガーゼを用
いて１０回塗布し、塗布後、８０±２℃に保った恒温器
中に９６時間放置し、テストパネルを調整した。
【００１９】
【表２】
【００２０】［ＩＩ］ 評価試験 上記のテストパネルを５ｃｍ×１５ｃｍに切断し、ガー
ドナーストレート形ウォッシャビリティーマシンを用い
て剥離性能の評価を行った。剥離試験は、各剥離剤組成
物１に対し、５倍量の水で希釈した希釈液を用い、テス
トパネル上に該希釈液２ｍｌを塗布し２分間放置後、住
友３Ｍ社製ポリッシングパッドを５ｃｍ×１０ｃｍに切
断したパッド洗浄試験機に取り付け１０往復テストピー
ス上を擦りその後、流水でリンスし、乾燥させた。剥離
性能については、つぎの計算式より判定した。
ドナーストレート形ウォッシャビリティーマシンを用い
て剥離性能の評価を行った。剥離試験は、各剥離剤組成
物１に対し、５倍量の水で希釈した希釈液を用い、テス
トパネル上に該希釈液２ｍｌを塗布し２分間放置後、住
友３Ｍ社製ポリッシングパッドを５ｃｍ×１０ｃｍに切
断したパッド洗浄試験機に取り付け１０往復テストピー
ス上を擦りその後、流水でリンスし、乾燥させた。剥離
性能については、つぎの計算式より判定した。
【００２１】水性ポリマータイプフロアーポリッシュ塗
布前のホモジニアスタイルの光沢度をＧ０、剥離性能試
験前のテストピースの光沢度をＧ１、剥離性能試験後の
テストピースの光沢度をＧ２として次式により剥離率を
求めた。 剥離率（％）＝１００ − （Ｇ２−Ｇ０）／（Ｇ１−
Ｇ０）×１００ 以上の評価試験方法により評価した試験結果は第３表に
示した。尚、剥離剤液の臭気については、官能試験によ
り不快臭が殆どない場合を“無し”、不快臭がかなりあ
る場合を“有り”と表示した。
布前のホモジニアスタイルの光沢度をＧ０、剥離性能試
験前のテストピースの光沢度をＧ１、剥離性能試験後の
テストピースの光沢度をＧ２として次式により剥離率を
求めた。 剥離率（％）＝１００ − （Ｇ２−Ｇ０）／（Ｇ１−
Ｇ０）×１００ 以上の評価試験方法により評価した試験結果は第３表に
示した。尚、剥離剤液の臭気については、官能試験によ
り不快臭が殆どない場合を“無し”、不快臭がかなりあ
る場合を“有り”と表示した。
【００２２】
【表３】
【００２３】
【発明の効果】表３より、本発明の水性ポリマータイプ
フロアーポリッシュの剥離剤を用いることにより、水性
ポリマータイプフロアーポリッシュが塗布されている床
面から効率よく皮膜を除去でき、作業中の不快臭も無く
安全に使用できる。よって作業の省力化、労働環境の改
善が図れ、建物の清掃管理に多大に寄与することができ
る。
フロアーポリッシュの剥離剤を用いることにより、水性
ポリマータイプフロアーポリッシュが塗布されている床
面から効率よく皮膜を除去でき、作業中の不快臭も無く
安全に使用できる。よって作業の省力化、労働環境の改
善が図れ、建物の清掃管理に多大に寄与することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項１】 次の一般式で示される水溶性有機溶剤
（Ａ）Ｃ４Ｈ９−Ｏ−（ＣＨ２ＣＨ２Ｏ）ｎＨ（ｎは２
〜３）５〜７５重量％と、（Ｂ）ベンジルアルコール１
５〜４０重量％及び（Ｃ）アミン類１０〜２０重量％を
主要成分とする水性ポリマータイプフロアーポリッシュ
用剥離剤組成物。 - 【請求項２】 次の一般式で示される水溶性有機溶剤
（Ａ）がジエチレングリコールモノｎ−ブチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノｎ−ブチルエーテルで
ある請求項１記載の水性ポリマータイプフロアーポリッ
シュ用の剥離剤組成物。 - 【請求項３】 （Ｃ）がアルカノールアミンである請求
項１記載の水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の
剥離剤組成物。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08988596A JP4013998B2 (ja) | 1996-03-07 | 1996-03-07 | 水性ポリマータイプフロアーポリッシュ用の剥離剤 |
| CA002247107A CA2247107C (en) | 1996-03-07 | 1997-02-26 | Releasant for aqueous polymer-type floor polish |
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