JPH09240118A - 情報処理装置、及び印刷制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、文書印刷中に印刷終了までの残り
所要時間を画面に表示することができる情報処理装置、
及び印刷制御方法を提供すること。 【解決手段】 作成データ又は読込んだデータを印刷装
置に転送して出力する機能を有する情報処理装置に於い
て、印刷すべき全てのデータが前記印刷装置によって印
刷し終わるまでに必要な残りの所要時間を算出する演算
手段（所要時間演算部４に相当）と、この演算手段によ
って算出された前記所要時間を報知する報知手段（ＣＲ
Ｔ７と表示制御部６に相当）とを具備したことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、文書作成装置等の
情報処理装置に係わり、特に文書を印刷する際の残りの
印刷所要時間を報知する情報処理装置、及び印刷制御方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えば文書作成装置やワープロ機
能を有するパーソナルコンピュータによって作成された
文書等を印刷して出力する場合、その画面には装置が印
刷状態であることを示す表示をしたり、或いは図４に示
す如く現在印刷している文書のページ番号や全印刷ペー
ジ数等を表示することが行われていた。従って、使用者
は現在印刷している文書中の何ページ目が印刷されてい
るかについては前記画面の表示によって把握することが
できるが、残りの文書を後どの位の時間で印刷すること
ができるかについては何等表示がないため、見当がつか
ないというのが現状であった。このため、印刷中に他の
作業をしようとしても全ての印刷が終了するのに要する
時間がはっきり分からないため、前記他の作業を行う段
取りをつけることができないという不都合があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の文書
作成装置等のような情報処理装置では、印刷中、現在印
刷されている文書のページ等の表示はあるが、印刷を終
了するまでに後どの位の時間を要するのかを示す表示が
ないため、使用者は印刷終了までに要する時間の見当を
付けることができず、この間に他の作業を行う段取りが
できないため、仕事の効率が落ちるという欠点があっ
た。

【０００４】そこで、本発明は上記事情を考慮して成さ
れたものであり、上記不具合を解消し、文書印刷中に印
刷終了までの残り所要時間を画面に表示することができ
る情報処理装置、及び印刷制御方法を提供することを目
的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、作成データ又は読込んだデータを印刷装置
に転送して出力する機能を有する情報処理装置に於い
て、印刷すべき全てのデータが前記印刷装置によって印
刷し終わるまでに必要な残りの所要時間を算出する演算
手段と、この演算手段によって算出された前記所要時間
を報知する報知手段とを具備したことを特徴とする情報
処理装置にある。

【０００６】又、本発明は上記目的を達成するため、作
成データ又は読込んだデータを印刷装置に転送して出力
する機能を有する情報処理装置に於いて、印刷すべき全
てのデータが前記印刷装置によって印刷し終わるまでに
必要な残りの所要時間を算出し、この演算により算出さ
れた前記所要時間を報知するよう制御したことを特徴と
する印刷制御方法にある。

【０００７】上記構成によれば、演算手段は印刷すべき
全てのデータが印刷装置によって印刷し終わるまでに必
要な残りの所要時間を算出する。報知手段は前記演算手
段によって算出された前記所要時間を報知する。

【０００８】

【発明の実施の形態】本発明の概要は、次の通りであ
る。即ち、本発明は作成データ又は読込んだデータを印
刷装置に転送して出力する機能を有する情報処理装置に
於いて、印刷すべき全てのデータが前記印刷装置によっ
て印刷し終わるまでに必要な残りの所要時間を算出する
演算手段と、この演算手段によって算出された前記所要
時間を報知する報知手段とを具備した構成を有する。そ
して、本発明の情報処理装置に於いて、演算手段は印刷
すべき全てのデータが印刷装置によって印刷し終わるま
でに必要な残りの所要時間を算出する。報知手段は前記
演算手段によって算出された前記所要時間を報知する。

【０００９】以下、図面を参照して本発明の一実施の形
態を説明する。図１は本発明の情報処理装置の一例を示
したブロック図である。１は印刷データを格納する印刷
データ格納バッファで、ＲＡＭ又はＨＤＤ等の補助記憶
装置によって構成されている。２は印刷データ格納バッ
ファ１から印刷データを読み出してプリンタ３へ転送す
ると共に、必要に応じて所要時間演算部４を起動するプ
リンタ制御部、３は入力された印刷データを用紙等に印
刷して出力するプリンタ、４はプリンタ３にて印刷され
ている文書の印刷が終了するまでの残り時間を算出する
所要時間演算部、５は所要時間演算部４から渡された算
出結果を表示データに展開する表示データ展開部、６は
表示データ展開部５から渡された表示データをＣＲＴ７
に表示する表示制御部、７は印刷所要時間等の各種デー
タや印刷中の文書などを表示するＣＲＴである。

【００１０】次に、上記構成につき、印刷動作について
図２を参照して説明する。先ず、ステップ２０１にて、
プリンタ制御部２は印刷データ格納バッファ１から１ペ
ージ分の印刷データを読み出してこれをプリンタ３に転
送すると共に、所要時間演算部４を起動する。ステップ
２０２にて所要時間演算部４はこれから印刷する印刷デ
ータの文字数を印刷データ格納バッファ１から取り出
し、これを以下に示す計算式（１）に代入することによ
りプリンタ３にて全ての文書が印刷終了されるまでの残
りの所要時間Ｔを算出する。

【００１１】 印刷所要時間Ｔ＝（プリンタ３にて１ページ分の用紙を送り出す時間）×ペー ジ数＋（印刷する残りの文字数）×（プリンタ３が１文字を用紙に印刷するのに 要する時間）…（１） 所要時間演算部４は印刷を終了するまでに要する残り時
間Ｔを算出すると、これを表示データ展開部５に渡す。
ステップ２０３にて表示データ展開部５は渡された所要
時間を表示データに展開した後、これを表示制御部６に
出力する。但し、表示データ展開部は印刷頁数／全頁印
刷頁数等のデータも同時に展開するものとする。表示制
御部６は渡された表示データをＣＲＴ７の画面に図３に
示す如く表示する。一方、プリンタ３はプリンタ制御部
２から転送されてくる印刷データを用紙に印刷して出力
する。

【００１２】次に、ステップ２０４にてプリンタ制御部
２は印刷データ格納バッファ１内の全ての印刷指定文書
の印刷を終了したか否かを判定し、終了していない場合
はステップ２０１に戻り、終了した場合は処理を終了す
る。

【００１３】尚、上記した本例の表示例は図３に示す如
く、ＣＲＴ７の画面に現在印刷中の文書のページと全印
刷ページ数及び残りの印刷所要時間が表示されている。
上記実施の形態によれば、データを印刷する際に、全て
のデータがプリンタ３にて印刷し終わるまでの残りの印
刷時間をＣＲＴ７の画面に表示することができるため、
ユーザはこの残りの印刷時間を参照して他の仕事の段取
りをつけて手際よく仕事を行うことができる。

【００１４】尚、上記実施の形態にあっては、プリンタ
は１文字づつ印字していくシリアルプリンタを想定し、
これに於ける印刷所要時間Ｔの計算式を用いた。しか
し、１行毎に印字するラインプリンタに於いても計算式
を設定し直すことで適応できるものである。

【００１５】即ち、印刷所要時間Ｔ＝（プリンタ３にて
１ページ分の用紙を送り出す時間）×ページ数＋（印刷
する残りの文字数）×（プリンタ３が１文字を用紙に印
刷するのに要する時間）

【００１６】

【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、文
書印刷中に印刷終了までの残り所要時間を画面に表示す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る情報処理装置の構
成を示すブロック図。

【図２】同実施の形態に係わり図１に示した装置の印刷
残り時間表示処理手順を示したフローチャート。

【図３】同実施の形態に係わり図１に示したＣＲＴに表
示される印刷所要時間の表示例を示した図。

【図４】従来の印刷時の画面表示例を示した図。

【符号の説明】

１…印刷データ格納バッファ、 ２…プリンタ制御部、
３…プリンタ、４…所要時間演算部、５…表示データ展
開部、６…表示制御部、７…ＣＲＴ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 作成データ又は読込んだデータを印刷装
   置に転送して出力する機能を有する情報処理装置に於い
   て、 印刷すべき全てのデータが前記印刷装置によって印刷し
   終わるまでに必要な残りの所要時間を算出する演算手段
   と、 この演算手段によって算出された前記所要時間を報知す
   る報知手段とを具備したことを特徴とする情報処理装
   置。
2. 【請求項２】 作成データ又は読込んだデータを印刷装
   置に転送して出力する機能を有する情報処理装置に於い
   て、 印刷すべき全てのデータが前記印刷装置によって印刷し
   終わるまでに必要な残りの所要時間を算出し、 この演算により算出された前記所要時間を報知するよう
   制御したことを特徴とする印刷制御方法。