JPH09238685A - 脳虚血関連遺伝子 - Google Patents

脳虚血関連遺伝子

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JPH09238685A
JPH09238685A JP8049380A JP4938096A JPH09238685A JP H09238685 A JPH09238685 A JP H09238685A JP 8049380 A JP8049380 A JP 8049380A JP 4938096 A JP4938096 A JP 4938096A JP H09238685 A JPH09238685 A JP H09238685A
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JP
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gene
arg
glu
seq
asp
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JP8049380A
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Masaya Toyama
正彌 遠山
Tsutomu Takagi
勉 高木
Yuji Imai
祐二 今井
Kazunori Imaizumi
和則 今泉
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Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脳虚血−再灌流時、より詳しくは、低酸素条
件に曝された後再び酸素に曝されたときに、アストロサ
イトにおいて発現誘導される脳虚血関連新規遺伝子、お
よび該遺伝子がコードする新規ポリペプチドを提供す
る。 【解決手段】 配列番号3又は6で示されるアミノ酸配
列からなるポリペプチドをコードする塩基配列を含む遺
伝子、並びに該遺伝子がコードするポリペプチド、その
フラグメントまたはそれらのホモローグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脳虚血に関与する遺
伝子とその遺伝子がコードするポリペプチドに関する。
より詳細には、アストロサイトが低酸素条件に曝された
後再酸素化された際に特異的に発現する遺伝子とその遺
伝子がコードするポリペプチドに関する。
【0002】
【従来の技術】脳梗塞などの脳虚血に起因する疾患は患
者に重篤な後遺症を残し、社会的損失と社会的負担を生
み出しており、その予防法と治療法の開発が強く求めら
れている。脳虚血に陥った場合、脳内のニューロン(神
経細胞)の機能が損なわれるが、それに伴う脳内の生体
反応、神経細胞の虚血に対する反応等についてはほとん
ど解明されておらず、その為にこれら疾患の予防法や治
療法の開発も進んでいない現状にある。これら疾患の予
防法や治療法を開発するには、脳虚血に伴う脳内の生体
反応、神経細胞の虚血に対する反応等について解明する
とともに、障害をもたらす反応と治癒に働く反応を区別
して、前者を抑制し後者を亢進させる方法を開発する必
要がある。一方、アストロサイト(神経膠星状細胞)
は、ニューロン(神経細胞)の機能と生存を修飾し、ニ
ューロンの生存を維持するために重要な働きをすること
が知られている。アストロサイトが虚血時にどのような
反応を示すか、具体的には、どのような遺伝子が発現誘
導され、どのようなポリペプチドが産生されるか、そし
てそのポリペプチドがニューロンの生存を維持する方向
に働くかどうかを調べることは、脳虚血に起因する疾患
の予防あるいは治療法開発に有効な知見と手段を与える
ものとして望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脳虚
血−再灌流時、より詳しくは、低酸素条件に曝された後
再び酸素に曝されたときに、アストロサイトにおいて発
現誘導される新規遺伝子およびその遺伝子がコードする
新規ポリペプチドを提供することにある。また、本発明
の他の目的は、前記ポリペプチドをコードするDNA、
前記遺伝子もしくはDNAに選択的にハイブリダイズす
る核酸、前記ポリペプチドに対する抗体を提供すること
にある。上記以外の目的については以下の記載より明ら
かである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、動物生体
内における脳虚血状態を試験管内で再現する系について
鋭意研究した結果、脳虚血−再灌流の優れたin vitroモ
デルとして、神経細胞の一種であるアストロサイトの初
代培養細胞を低酸素処理した後再び酸素に曝す系を確立
した。本発明者らはこの系を用いることにより、低酸素
条件に曝された後再酸素化されたアストロサイトにおい
て特異的に発現する脳虚血関連の新規遺伝子を見いだし
た。この遺伝子は、通常の酸素状態にあるアストロサイ
ト及び低酸素状態にあるアストロサイトではほとんど発
現が認められないが、アストロサイトが低酸素条件に曝
された後再酸素化された際(即ち、通常の酸素状態に戻
された際)に発現誘導される遺伝子として見いだされ
た。
【0005】すなわち本発明は、配列番号3又は6で示
されるアミノ酸配列からなるポリペプチドをコードする
塩基配列を含む遺伝子、並びに該遺伝子がコードする脳
虚血関連ポリペプチド、そのフラグメントまたはそれら
のホモローグである。
【0006】後記配列表の配列番号1は、ラット由来の
脳虚血関連遺伝子、すなわちラットアストロサイトを低
酸素条件に曝した後再酸素化した際に特異的に発現する
遺伝子(ラットYT521遺伝子)のほぼ全長のcDN
A塩基配列(約3.2kbp)を表す。配列番号2は、
配列番号1のcDNA塩基配列中のオープンリーディン
グフレーム(配列番号1の配列中第317番目から24
52番目の塩基に相当する部分)の塩基配列を表す。配
列番号3は、配列番号2の塩基配列を翻訳して得られる
アミノ酸配列、すなわちラットYT521遺伝子がコー
ドするポリペプチドのアミノ酸配列を表す。このアミノ
酸配列から推定される分子量は約83Kdである。
【0007】また、後記配列表の配列番号4は、ヒト由
来の脳虚血関連遺伝子、すなわちYT521遺伝子のヒ
トホモローグ(ヒトYT521遺伝子)の部分cDNA
塩基配列(約1.4kbp)を表す。配列番号5は、配
列番号4のcDNA塩基配列中にある3’側コーディン
グ領域(配列番号4の配列中第1番目から584番目の
塩基に相当する部分)の塩基配列を表す。配列番号6
は、配列番号5の塩基配列を翻訳して得られるアミノ酸
配列、すなわちヒトYT521遺伝子がコードするポリ
ペプチドのC末端側部分アミノ酸配列を表す。
【0008】前記配列番号1、2、3、4、5及び6に
示される塩基配列もしくはアミノ酸配列ついて、既知D
NAデータベース(GenBankおよびEMBL)及
びプロテインデータベース(NBRF及びSWISS−
PROT)に含まれる全ての配列に対してホモロジー検
索を行った結果、一致するものはなく、これら配列は、
新規なものであると考えられる。また、ヒトYT521
遺伝子がコードするポリペプチドの部分アミノ酸配列
(配列番号6、193アミノ酸)と、ラットYT521
遺伝子がコードするポリペプチドのC末端側部分(配列
番号3のC末端側193アミノ酸)のアミノ酸配列を比
較すると、2残基の置換が認められるのみであり、両者
で高いホモロジーが保存されている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の脳虚血関連遺伝子あるい
はそのcDNAは、例えば脳由来の神経系細胞などを遺
伝子源としてスクリーニングを行い、遺伝子を単離取得
できる。このような細胞としては、例えば哺乳動物(例
えばラット、マウス等)の中枢神経系の細胞(アストロ
サイト等)が挙げられる。またこの他、神経系細胞への
分化誘導が可能な細胞を用いることができ、このような
細胞として、例えばマウス胚性腫瘍細胞P19[Jones-
Villineureら、journal of Cell Biology、第94巻、第2
53〜262頁]、神経芽細胞腫などが挙げられる。
【0010】cDNAもしくは遺伝子のスクリーニング
及び単離は、例えば、ディファレンシャル・ハイブリダ
イゼーション法[Cell、第16巻、第443〜452頁(1979
年)]、サブトラクション法[Nucleic Acids Researc
h、第16巻、第10937頁(1988年)及びProceedings of t
he National Academy of Sciences、第88巻、第11505〜
11509頁(1991年)]、ディファレンシャル・ディスプ
レイ法[Science、第257巻、第967〜971頁(1992年)及
びCancer Research、第52巻、第6966〜6968頁(1992
年)]など、発現量の変化する遺伝子を選択的にスクリ
ーニングできる遺伝子スクリーニング法を用いることに
より好適に実施できる。
【0011】脳虚血−再灌流のin vitroモデルは、例え
ばアストロサイトの初代培養細胞を用い、これを低酸素
条件に曝した(すなわち低酸素処理した)後、通常の酸
素条件下に戻すかこれより高い酸素条件下に曝して(再
酸素化する)ことにより作成することができる。より具
体的には、通常の酸素条件下での培養(通常培養)は、
95%空気、5%CO2という条件の培養機中で培養す
ることにより実施でき、低酸素条件での培養は、95%
2、5%CO2(O2濃度1%以下)という条件の培養機
中で培養することにより実施できる。低酸素処理は、前
記のように通常の酸素条件下で培養した細胞を、低酸素
条件の培養機中に移して約24時間程度培養すればよ
い。再酸素化は、前記のように低酸素処理した細胞を、
再び、通常培養の条件下に戻して培養することにより実
施できる。
【0012】本発明の遺伝子は、例えば上記のようなア
ストロサイトの脳虚血−再灌流in vitroモデルを用い、
ディファレンシャル・ディスプレイ法等により、遺伝子
のスクリーニングを行って取得することができる。具体
的には、初代培養アストロサイトを用い、これを低酸素
処理後再酸素化した細胞、およびこれに低酸素処理のみ
施した細胞の各々からmRNA(もしくはこれを含む全
RNA)を抽出し、逆転写酵素(reverse transcriptas
e)を用いてこれを一本鎖cDNAに変換する。続い
て、得られた一本鎖cDNAを鋳型とし、適当なプライ
マーを用いてポリメラーゼ連鎖反応(PCR;Polymera
se Chain Reaction)を行う。プライマーとしては、例
えば、ランダムプライマー[任意の配列からなる約10
〜12merのプライマー]を用いて実施できる。ある
いは、プライマーとして、アンカードプライマー(anch
oured primer)及びアービトラリープライマー(arbitr
aryprimer)各一種ずつを組み合わせてプライマーとし
て用いて実施してもよく、このようなアンカードプライ
マーとしては、オリゴd(T)nVX[n=11〜12;
V=G,A又はC; X=G,A,T又はC]からな
るプライマーを用い、アービトラリープライマーとして
は、任意の配列からなる約10merのランダムプライ
マーを用いればよい。このようなPCR反応を、種々の
プライマーを組み合わせて行うことで、より広い範囲の
遺伝子群をスクリーニングすることが可能となる。続い
て、得られたPCR産物をゲル電気泳動し、ゲル上に展
開(ディスプレイ)されるmRNAの発現パターン(フ
ィンガープリント)を比較解析することにより、低酸素
処理した後再酸素化した細胞で特異的に発現している遺
伝子を選択し、常法によりそのcDNA断片を単離する
ことができる。
【0013】さらに得られたcDNAをプローブとし、
低酸素処理後再酸素化した細胞及びこのような処理を行
わなかった対照細胞のmRNAに対して、ノーザンブロ
ッティングを行うことにより、選択した遺伝子のmRN
Aが、再酸素化した細胞で特異的に発現していることを
確認することができる。
【0014】かくして、本発明の脳虚血関連遺伝子のc
DNAを単離・取得することができる。上記のようにし
て得られたcDNAをプローブとして用いて、cDNA
ライブラリーをスクリーニングすることにより、全長c
DNAを取得できる。cDNAライブラリーは、脳由来
のものを用いることが好ましい。また、得られたcDN
Aの塩基配列を決定することにより、遺伝子産物のポリ
ペプチドをコードする翻訳領域を決定でき、このポリペ
プチドのアミノ酸配列を得ることができる。
【0015】また、得られたcDNAをプローブとし
て、ゲノミックDNAライブラリーをスクリーニングす
ることにより、染色体遺伝子を単離することができる。
また、他の哺乳動物のDNAライブラリーをスクリーニ
ングすることにより異種生物由来の相同遺伝子を単離す
ることができ、このような哺乳動物としては例えばラッ
ト、マウス、ウサギ、サル、ヒトなどが挙げられる。
【0016】cDNAライブラリー及びゲノミックDN
Aライブラリー等のDNAライブラリーは、例えば、
「Molecular Cloning」[Sambrook,
J., Fritsch, E.F.及びManiatis, T. 著、Cold Spring
Harbor Laboratory Pressより1989年に発刊]に記載の
方法により調製することができる。あるいは、市販のラ
イブラリーがある場合はこれを用いてもよい。
【0017】本発明の遺伝子もしくはDNAは、その塩
基配列(或はその一部)がわかっている場合には、化学
合成法によるか、あるいはPCR(Polymerase Chain R
eaction)法によるか、あるいは、該塩基配列の断片や
化学合成した部分配列のDNA等をプローブとして、適
当なDNAライブラリー(cDNAもしくはゲノミック
DNAライブラリー等)をスクリーニングすることによ
り取得することもできる。
【0018】本発明の遺伝子(cDNAあるいは染色体
遺伝子など)が、脳虚血に関連する遺伝子であること
は、例えば次のようにして検証することができる。すな
わち、検証する遺伝子もしくはその断片を適当なRNA
プローブ作製用ベクター、例えばpBluescrip
tIISK−(Stratagene社製)等に挿入
し、T3プロモータあるいはT7プロモーター等を利用
して本発明の遺伝子に相補的なRNAを合成する。この
際、合成されるRNAにジゴキシゲニン(ベーリンガー
マンハイム社製)やアイソトープ等の適当な標識を付け
ておく。このようなRNAプローブを用いて、ラットの
正常脳、及び虚血を誘発した脳における本遺伝子のmR
NAの分布をin situハイブリダイゼーション法[遠山
正彌監修、1994年、神経化学研究の先端技術プロトコー
ル、厚生社より発刊、第23〜83頁]により調べ、虚血を
誘発した脳で特異的に発現誘導が観察されれば、脳虚血
に関連する遺伝子であることが検証される。
【0019】本発明の遺伝子がコードする脳虚血関連ポ
リペプチド、すなわち、配列番号3又は6で示されるア
ミノ酸配列を有するポリペプチドは、例えば、前記のよ
うにして取得した本発明の遺伝子を用い、遺伝子組換え
技術により生産することができる。あるいは、ペプチド
合成により生産することもできる。あるいはまた、生体
もしくは培養細胞から精製単離し、実質的に純粋な形で
取得することができる。実質的に純粋な形であるポリペ
プチドとは、90%以上の純度(きょう雑するポリペプ
チドの含量が10%未満)のものを意味する。
【0020】遺伝子組換え技術を用いる場合は、脳虚血
関連ポリペプチドをコードするDNA、及びポリペプチ
ドを生産するための発現系(宿主−ベクター系)を用い
て公知の方法により実施できる。発現系(宿主−ベクタ
ー系)としては、例えば、細菌、酵母、昆虫細胞および
哺乳動物細胞の発現系等が挙げられる。このうち、機能
タンパクを得るためには、昆虫細胞および哺乳動物細胞
を用いることが好ましい。
【0021】脳虚血関連ポリペプチドをコードするDN
Aとしては、例えば、前記のようにして取得できる脳虚
血関連遺伝子のcDNA(例えば、配列番号1、配列番
号2、配列番号4及び配列番号5に示されるcDNAの
塩基配列)、あるいはその一部を用いることができる。
また、アミノ酸に対応するコドンは公知であるので、前
記のcDNA配列に限定されることなく、アミノ酸配列
に対応するDNAを設計し、ポリペプチドをコードする
DNAとして用いることができる。この場合、ひとつの
アミノ酸をコードするコドンは各々1〜6種類(例え
ば、Metは1種類、Leuは6種類)知られており用
いるコドンの選択は任意でよいが、例えば発現に利用す
る宿主のコドン使用頻度を考慮して、より発現効率の高
い配列を設計することができる[Grantham, R. et a
l.、Nucleic Acids Research、第9巻、r43〜r74頁(198
1年)]。設計した塩基配列を持つDNAは、DNAの
化学合成、前記cDNAの断片化と結合、塩基配列の一
部改変等によって取得できる。人為的な塩基配列の一部
改変、変異導入は、所望の改変をコードする合成オリゴ
ヌクレオチドからなるプライマーを利用して部位特異的
変異導入法(site specific mutagenesis)[Mark, D.
F. et al.、Proceedings of National Academy ofScien
ces、第81巻、第5662〜5666頁(1984年)] 等によって
実施できる。
【0022】遺伝子組換え技術を用いてポリペプチドを
哺乳動物細胞で発現させる場合には、例えば本発明のポ
リペプチドをコードするDNAを適当なベクター(例え
ば、SV40系ベクター、レトロウイルス系ベクター、
パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイルスベク
ター等)中の適当なプロモーター(例えば、SV40プ
ロモーター、LTRプロモーター、エロンゲーション1
αプロモーター等)の下流に挿入して発現ベクターを構
築する。次に、得られた発現ベクターで適当な哺乳動物
細胞(例えば、サルCOS−7細胞、チャイニーズハム
スターCHO細胞、中枢又は末梢神経系の初代培養細胞
等)を形質転換し、形質転換体を適当な培地で培養する
ことによって、その細胞中もしくは培地中に目的とする
ポリペプチドが生産される。
【0023】また、大腸菌で発現させる場合には、本発
明のポリペプチドをコードするDNAを、適当なプロモ
ーター(例えば、trpプロモーター、lacプロモー
ター、λpLプロモーター、T7プロモーター等)の下
流に接続し、大腸菌内で機能するベクター(例えば、p
BR322、pUC18、pUC19等)に挿入して発
現プラスミドを構築する。次に、この発現プラスミドで
形質転換した大腸菌(例えば、E.coli DH5、E.coli
JM109、E.coli HB101株等)を適当な培地で
培養して、その菌体より目的とするポリペプチドを得る
ことができる。また、バクテリアのシグナルペプチド
(例えば、pelBのシグナルペプチド)を利用すれ
ば、ペリプラズム中に目的とするポリペプチドを分泌さ
せることもできる。更に、他のポリペプチドとの融合蛋
白(fusion protein)を生産することもできる。
【0024】以上のようにして得られたポリペプチド
は、アミノ酸配列から推定される分子量などを指標に
し、一般的な生化学的方法によって単離精製することが
できる。すなわち、目的タンパク質を発現している細胞
の培養上清あるいは可溶化剤(例えば、SDSやTriton
-Xなど)で可溶化した細胞を陰イオンあるいは陽イオン
交換体などを充填したHPLCあるいはFPLCカラム
などにアプライし適当な溶出条件で溶出して目的タンパ
ク質を回収することができる。
【0025】本発明の遺伝子もしくはDNAとしては、
cDNA、染色体DNA(イントロン及びエキソンを含
む)、イントロンを除きエキソンを連結した染色体DN
A、人為的に合成したDNA等が含まれる。また、本発
明の遺伝子もしくはDNAとしては、それらのフラグメ
ント(断片)やホモローグも含まれる。このようなホモ
ローグとしては、塩基配列において一又は複数個の塩基
の欠損、付加(挿入)、置換等が認められる変異型遺伝
子もしくはDNA等が挙げられ、例えば、自然界で発見
される変異型遺伝子、人為的に改変した変異型遺伝子、
異種生物由来の相同遺伝子等が含まれる。DNAのフラ
グメントとは、少なくとも10塩基、好ましくは少なく
とも15塩基、より好ましくは少なくとも30塩基の連
続する部分を意味する。
【0026】本発明のポリペプチドとしては、その断片
もしくはそれらのホモローグも含まれる。このような断
片もしくはホモローグは、本ポリペプチドと同様(実質
的に同種・同効)の生物活性を有するものであるか、或
いは、本ポリペプチドに対する抗体と交差反応を生じる
というように本ポリペプチドと免疫学的同等性を有する
ものであればよい。このような断片もしくはホモローグ
としては、例えば、アミノ酸配列においてその一部が欠
損したもの(例えば、生物活性の発現に必須な部分だけ
から成るポリペプチド)、その一部が他のアミノ酸と置
換したもの(例えば、物性の類似したアミノ酸に置換し
たもの)、およびその一部に他のアミノ酸が付加または
挿入されたもの等が挙げられ、自然界で発見される変異
型ポリペプチドのほか、人為的に改変した変異ポリペプ
チド、異種生物由来で同様の生物活性を有する相同ポリ
ペプチド等が含まれる。ポリペプチドのホモローグと
は、一般に少なくとも20個、好ましくは少なくとも3
0個の連続したアミノ酸領域で、少なくとも70%、好
ましくは少なくとも80%または90%、より好ましく
は95%以上、アミノ酸配列上の相同性を有するもので
ある。さらに、ポリペプチド(またはそれらのホモロー
グ)のフラグメントとは、ポリペプチド(またはそれら
のホモローグ)の少なくとも10アミノ酸、好ましくは
少なくとも15アミノ酸、例えば20、25、30、4
0、50または60アミノ酸の連続した部分を意味す
る。
【0027】本発明には、本発明の遺伝子(その翻訳領
域もしくはプロモータ領域などを含む)と選択的にハイ
ブリダイズし得る核酸(DNAもしくはRNA)、例え
ばアンチセンスDNA、アンチセンスRNAもしくはリ
ボザイム等が含まれる。このようなDNA、RNAもし
くはリボザイムは例えば化学合成等により取得できる。
また、アンチセンスRNAは、遺伝子(cDNA等)を
前記のような発現ベクターに、逆向きで(アンチセンス
方向に)挿入することにより取得できる。これらアンチ
センスDNA、アンチセンスRNAもしくはリボザイム
は、細胞中の本発明の遺伝子及びポリペプチドの発現レ
ベルを制御することに用いることができる。選択的にハ
イブリダイズし得る核酸とは、一般に、少なくとも20
個、好ましくは少なくとも30個の連続した塩基配列領
域で、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80
%、より好ましくは90%以上、塩基配列上の相同性を
有する核酸を意味する。
【0028】また、本発明には、本発明の遺伝子(もし
くはDNA)を含むベクター、及びこれらで形質転換さ
れた宿主細胞も含まれる。このようなベクターとして
は、複製起点(ori領域)を含む複製ベクター、プロ
モーター領域、プロモーターの制御因子、RNAのスプ
ライス部位、ポリアデニル化部位又は転写終結配列等を
含む発現ベクターが使用できる。またこれらベクター
は、ひとつまたは二以上の選択的マーカー遺伝子、例え
ばアンピシリン耐性遺伝子等を含んでいるのが好まし
い。このようなベクターの具体例としては、pBR32
2、pUC18、pUC19、pRS、pMAMne
o、pCDM8、pEF−BOS、pYES2pMC1
neo等のプラスミドベクター、pBacPAK8、p
BacPAK9、pAcUW31、バキュロウイルス
(AcNPV等)等のウイルスベクター、もしくはλg
t10、λgt11、λZAP等のファージベクターが
挙げられる。本発明のDNAを含むベクターは、例えば
DNAに相当するRNAを調製するために、または宿主
細胞を形質転換するために用いられる。宿主細胞として
は、例えば細菌、酵母、昆虫細胞、哺乳動物細胞が挙げ
られ、用いるベクターに合わせて適当な宿主細胞を選択
するか、もしくは用いる宿主細胞に合わせて適当なベク
ターを選択すればよい。
【0029】また、本発明のポリペプチドを用いて、そ
のモノクローナルまたはポリクローナル抗体を取得する
ことができる。モノクローナル抗体は、本発明のポリペ
プチド、その断片、またはその部分配列を有する合成ペ
プチド等を抗原として用い、通常のハイブリドーマ法な
どの技術により製造できる。また、モノクローナル抗体
の遺伝子を改変してヒト化モノクローナル抗体等を作成
できる。ポリクローナル抗体は、宿主動物(例えば、ウ
サギやマウス等)に本発明のポリペプチド、その断片、
またはその部分配列を有する合成ペプチド等を接種し、
免疫血清を回収する、通常の方法により製造することが
できる。このようにして得られるモノクローナル抗体、
またはポリクローナル抗体を利用することにより、生体
または培養細胞から、本発明のポリペプチドもしくは類
似の構造、免疫原性を有するポリペプチドを検出し、精
製単離することができる。また生体における該ポリペプ
チドの定量ができ、該ポリペプチドと脳虚血の病態との
関係の研究あるいは疾患の診断などにも利用することが
できる。
【0030】以下、実施例をもって本発明をさらに詳し
く説明するが、これらの実施例は本発明を制限するもの
ではない。
【0031】なお、下記実施例において、各操作は特に
明示がない限り、「Molecular Clonin
g」[Sambrook, J., Fritsch, E.F.及びManiatis, T.
著、Cold Spring Harbor Laboratory Pressより1989年
に発刊]に記載の方法により行うか、または、市販の試
薬やキットを用いる場合には市販品の指示書に従って使
用した。
【0032】
【実施例】
実施例1 ラット脳虚血関連遺伝子のクローニング 1)アストロサイトの培養とこれを用いたin vitro 脳
虚血−再潅流モデル 生直後のSD系ラットから大脳半球を摘出し、Disp
aseII(商品名、、ベーリンガーマンハイム社製)
で処理して細胞を単離する。得られた細胞を10%牛胎
児血清含有のミニマム・エッセンシャル・メディウム
(MEM)中で10日間培養した後、線維芽細胞の増殖
を抑えるために10μg/mlのシトシンアラビノフラ
ノシド(cytosine arabinofuranoside)を添加した10
%牛胎児血清含有MEM中で48時間培養し、さらにマ
イクログリアやオリゴデンドログリア細胞からアストロ
サイトを分離するために振とう培養する。培養皿に付着
した細胞についてその形態を顕微鏡にて観察するととも
に、アストロサイトのマーカーであるglial fibrillary
acidic protein(GFAP)に対するモノクローナル
抗体(ISANBIO BV社製)を用いて免疫染色す
ることによって、アストロサイトであることを確認す
る。これら細胞を5x104 cells/cm2の細胞
密度で10%牛胎児血清含有MEM中に接種し、これを
培養する。
【0033】in vitro 脳虚血−再潅流モデルは、上記
のように培養した細胞を低酸素処理後再酸素化すること
により作成する。細胞の低酸素処理は、コンフルエント
(約2x105 cells/cm2)に達した細胞を、
2濃度が1%以下(95%N2、5%CO2)の低酸素
培養機(Coy Laboratory Produc
ts社製のHypoxia chamber)[Ogawa
ら、Journal of Clinical Investigation、第85巻、第1
090〜1098頁、1990年]内で24時間培養することにより
実施する。低酸素処理後の再酸素化は、前記のようにし
て低酸素処理した細胞を、低酸素培養機内から大気中に
移し1ないし24時間放置することにより実施する。
【0034】2)低酸素処理−再酸素化において発現誘
導される遺伝子のクローニング 前記1)に従って低酸素処理後再酸素化したアストロサ
イト(再酸素化した後1時間放置した細胞)(約4x1
7cells)から、アシッドグアニジン−フェノー
ル−クロロホルム法(AGPC法)[豊島久真男、山本
雅 監修、1993年、細胞工学実験プロトコール、秀潤社
より発刊、第42〜47頁]により、トータルRNAを抽出す
る。また、対照細胞として、低酸素処理のみ行ったアス
トロサイトを用い、同様にしてトータルRNAを抽出す
る。得られたトータルRNAをDNaseI処理した
後、これを用いて、ディファレンシャル・ディスプレイ
法[Liangら、Science、第257巻、第967〜971頁(1992
年)]により、以下のように候補クローンの選択を行
う。
【0035】MMLV(Moloney Murine Leukemia Viru
s)の逆転写酵素(300単位)及び2.5μM オリ
ゴ(dT)プライマーを用いて、DNaseI処理済ト
ータルRNA(約3μg)から一本鎖cDNAを合成す
る。得られた一本鎖cDNAを用いて、ポリメラーゼ連
鎖反応(PCR;polymerase chain reaction)を、1
μMのランダムプライマー[任意の配列からなる約10
〜12merのプライマー]及び100μMのdNTP
mixtureの存在下で行う。PCRは、95℃で1
分間、40℃で1分間、72℃で30秒間の条件で40
サイクル、及び最終サイクルとして72℃で5分間の条
件で1サイクルを行って反応を終了し、このようなPC
Rを約100種類のプライマーについて行う。
【0036】これらPCR産物を、5%ポリアクリルア
ミドゲルにて電気泳動した後、エチジウムブロマイドで
染色する。ゲル上に展開されたバンドを観察し、低酸素
処理後再酸素化した細胞由来のサンプルでは認められる
が、対照細胞(低酸素処理のみ行なった細胞)由来のサ
ンプルでは観察されないバンドを、候補クローンとして
選択する。候補クローンのバンドに対応するゲル部分か
ら、cDNA断片を溶出して回収し、前記と同様の条件
でPCRを行って(前記PCRと同じプライマーを使
用)DNAを増幅させた後、これを用いてベクタープラ
スミドpGEM−T(Promega社製)に候補クロ
ーンのcDNA断片をサブクローニングする。
【0037】3)低酸素処理−再酸素化アストロサイト
における遺伝子発現のノーザンブロッティングによる解
析 候補クローン由来のcDNA断片を、Random P
rimer DNALabeling Kit Ve
r.2(商品名、宝酒造社製)を用いてα−32P−dC
TPでラベルする。これをプローブとして用い、前記
1)2)記載の方法で得られる低酸素処理後再酸素化ア
ストロサイト及び対照細胞の各々より抽出した全RNA
に対してノーザンブロッティングを行う。ノーザンブロ
ッティングの結果、低酸素処理のみ行なった細胞では発
現が認められないが、低酸素処理後再酸素化した細胞で
特異的に発現していることを確認することにより、候補
クローンが脳虚血関連遺伝子であることを確認できる。
【0038】4)全長cDNAのクローニングと塩基配
列決定 前記3)で得られる候補クローンのcDNA断片を、R
andom Primer DNA Labeling
Kit Ver.2(商品名、宝酒造社製)を用いて
α−32P−dCTPでラベルし、これをプローブとし
て、成熟ラット脳cDNAライブラリー(Strata
gene社製)をスクリーニングし、得られる陽性クロ
ーンのうち挿入断片が長いクローンを選択する。これら
クローン由来のプラスミド(ベクター部分はStrat
agene社製pBluescript SK−)につ
いて、常法により制限酵素切断地図を作製する。また、
Kilo−Sequence用Deletion Ki
t(商品名、宝酒造社製)を用いて種々の欠失プラスミ
ドを作成し、これを用いてダイデオキシ法により挿入c
DNAの塩基配列を決定し、塩基配列を決定したcDN
A部分を適宜つなぎ合わせて本発明の脳虚血関連遺伝子
の全長cDNA断片を取得する。また、cDNAの塩基
配列を解析して、オープンリーディングフレームを同定
し、さらにコーディング領域の配列をアミノ酸配列に翻
訳して、本発明の脳虚血関連遺伝子がコードするポリペ
プチドのアミノ配列を得る。
【0039】実施例2 脳虚血関連遺伝子のヒトホモロ
ーグのクローニング 実施例1の4)項で得られるラット脳虚血関連遺伝子c
DNAの翻訳領域を含む断片を、実施例1の3)項記載
の方法と同様にして、α−32P−dCTPでラベルし、
これをプローブとして、ヒト脳cDNAライブラリー
(Stratagene社製)を、前記実施例1の4)
項記載の方法に準じてスクリーニングする。得られる陽
性クローンのうち、挿入断片の長いクローンを選択し、
これらクローン由来のプラスミド(ベクター部分はSt
ratagene社製pBluescript SK
−)について、前記実施例1の4)項記載の方法に準じ
て、挿入断片cDNAの塩基配列を決定する。かくして
得られるヒト由来の脳虚血関連遺伝子cDNAの塩基配
列について、ラット遺伝子とのホモロジーを含めて解析
し、コーディング領域を同定する。さらにコーディング
領域の配列をアミノ酸配列に翻訳して、ヒト由来の脳虚
血関連遺伝子がコードするポリペプチドのアミノ配列を
得る。
【0040】実験例1 低酸素処理−再酸素化アストロ
サイトにおける脳虚血関連遺伝子YT521の発現(ノ
ーザンブロッティングによる解析) ラットYT521遺伝子由来のcDNA断片(配列番号
1の1246番目から3224番目の塩基に相当する断
片)をプローブとし、実施例1の3)記載の方法に準じ
て、低酸素処理後再酸素化したラットアストロサイト、
及び対照細胞の各全RNAに対してノーザンブロッティ
ングを行った。ノーザンブロッティングの結果を図1に
示した。図1から明らかなように、YT521mRNA
は、通常の培養方法により培養した細胞(レーン1)及
び低酸素処理のみ行なった細胞(レーン2)では、発現
が認められないが、低酸素処理後再酸素化した細胞(レ
ーン3〜7)で特異的に発現していることがわかった。
このことから、YT521遺伝子は、アストロサイトが
低酸素条件に曝された後再酸素化された際に特異的に発
現する脳虚血関連遺伝子であると考えられた。
【0041】
【発明の効果】本発明の遺伝子およびそれがコードする
ポリペプチドは、アストロサイトを用いたin vitro脳虚
血−再灌流モデルにおいて特異的に発現するものであ
り、脳虚血に関与することが明らかである。従って、本
発明の新規遺伝子およびそれがコードするポリペプチド
は、脳虚血の機構解明に有用である。また、脳虚血に伴
う病変のモデル動物作成や予防もしくは治療薬などの開
発のために用いることができる。また、該ポリペプチド
に対する抗体は虚血による病変の程度を測定することに
役立つ。
【0042】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:3224 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:ラット 配列: GTTTCGCGCA GGAAGCAGGC TCCATTTTAG CGCCGCCCGC CGTCGCCATC TGTTTCTCTC 60 TCCTCCCCCT TGTCTCTGGT GTGGCCGAAT CCCCAACAGA AAGATTGAAG CCCGCGCTGT 120 CCGAGGTCAG GCGGGAAGAG AACCAGAGGA CGGGAGGAAG GGTGCTCGTA GGAGCTGAGT 180 GGAGCAGGTC AGGTCGAAGC GCGCGGCCCG CCGGACGGAC TGACGGACGG ACTCGTGCGC 240 CTGCGGCCGC GGCTGCGGCG CGCCGCGCGA CTCGCTTCCC GGCGGCGGTG GCGGCGGCGG 300 AAGCCGGAGG GCAGCCATGG CGGCCGACAG CCGGGAGGAG AAAGATGGGG AACTTAATGT 360 TTTAGATGAT ATTTTGACTG AAGTACCAGA ACAGGATGAT GAACTGTATA ATCCAGAGAG 420 TGAACAAGAT AAAAATGAGA AAAAAGGATC AAAAAGAAAA AGTGAAAGAA TGGAATCTAT 480 TGACACCAAG CGACAGAAGC CTTCTATCCA TTCAAGACAA CTGATTTCTA AGCCACTAAG 540 CTCATCTGTT AGCAATAATA AAAGAATAGT TAGTACAAAA GGAAAGTCGG TTACAGAATA 600 TAAAAATGAG GAATATCAAA GATCTGAAAG GAACAAGCGT CTAGATGCTG ATCGAAAAAT 660 TCGTCTGTCA AGCAGTTCCT CTAGAGAACC TTACAAGAGT CAACCAGAAA AACCTTGTCT 720 ACGGAAAAGG GATTCTGAAA GAAGGGCCAA GTCTCCTACA CCAGATGGTT CTGAGAGAAT 780 TGGGCTTGAA GTTGATAGAC GTGCAAGCAG ATCCAGCCAG TCTTCAAAGG AAGAGGGGAA 840 CTCTGAGGAG TATGGCTCTG ACCACGAGAC AGGAAGCAGT GCTTCTTCTG AACAGGGCAA 900 CAACACTGAG AATGAGGAGG AAGGAGGGGA AGAAGATGTA GAGGAAGATG AAGAGGTAGA 960 TGAAGATGGA GATGATGATG AGGAAGTGGA TGAAGATGCG GAGGAGGAGG AGGACGAGGA 1020 AGAAGATGAG GAGGAGGAGG ATGAGGAAGA AGAAGAGGAA GAGGAAGAAG AATATGAACA 1080 GGATGAGAGA GATCAGAAGG AAGAAGGGAA TGATTATGAC ACCCGTAGTG AGGCCAGTGA 1140 TTCTGGTTCT GAGTCTGTTT CCTTCACAGA TGGATCTGTC AGGTCTGGTT CAGGAACAGA 1200 TGGATCAGAT GAGAAAAAGA AGGAAAGGAA GAGAGCTCGA GGCATATCAC CCATTGTCTT 1260 TGATAGAAGT GGCAGTTCTG CATCAGAGTC ATATGCAGAT CAAACCAGTA AACTCAAATA 1320 TGTCCTTCAG GATGCAAGAT TTTTCCTCAT AAAGAGTAAC AACCATGAGA ATGTGTCTCT 1380 TGCCAAAGCA AAGGGTGTAT GGTCCACATT ACCTGTAAAT GAGAAGAAAT TAAATCTTGC 1440 GTTTAGATCT GCAAGGAGTG TTATATTAAT ATTTTCTGTC AGGGAAAGTG GAAAGTTTCA 1500 AGGTTTTGCC AGATTGTCAT CAGAATCGCA TCATGGTGGC TCTCCTATAC ATTGGGTGCT 1560 TCCAGCAGGA ATGAGTGCTA AAATGCTTGG AGGTGTTTTT AAAATTGACT GGATTTGCAG 1620 GCGTGAATTA CCCTTTACTA AGTCAGCTCA TCTCACCAAT CCCTGGAATG AACATAAGCC 1680 AGTAAAGATT GGACGTGATG GACAGGAAAT TGAACTTGAA TGTGGAACCC AGCTTTGTCT 1740 TCTGTTTCCC CCTGATGAAA GTATTGACTT GTATCAGCTC ATTCATAAAA TGCGTCACAA 1800 GAGAAGAATG CATTCTCAGC CTCGATCAAG AGGACGTCCA TCCCGTCGAG AACCAGTCCG 1860 GGATGTGGGA AGGCGTCGAC CAGAAGATTA TGATATTCAT AACAGCAGAA AGAAACCAAG 1920 GATTGACTAT CCCCCTGAGT TTCACCAGAG ACCAGGGTAT TTAAAGGATC CCCGATACCA 1980 GGAAGTTGAC AGACGATTTT CAGGAGTTCG CCGAGATGTG TTTTTAAATG GGTCCTACAA 2040 TGATTATGTG AGGGAATTTC ATAACATGGG ACCACCGCCT CCTTGGCAAG GAATGCCTCC 2100 TTACCCGGGA ATAGAACAGC CTCCACACCA TCCCTACTAC CAGCACCATG CCCCGCCTCC 2160 TCAAGCCCAC CCCCCTTACT CAGGACACCA TCCGGTACCA CATGAAGCAA GATACAGAGA 2220 TAAACGAGTA CATGACTATG ATATGAGGGT TGATGATTTC CTTCGCCGCA CACAAGCCGT 2280 TGTCAGTGGT CGGAGAAGTA GACCCCGAGA AAGAGATCGG GAGCGAGAGC GAGACCGCCC 2340 TAGAGATAAC AGAAGAGATA GAGAGCGAGA CAGAGGTCGT GATCGAGAAA GAGAGAGAGA 2400 AAGAATATGT GATCGGGACA GAGACCGAGG GGAAAGAGGT CGTTATCGAA GATAATGTGC 2460 TTTTTGGAAG CACTGACTGA AGATAAAAAA TATTGTATTT TTTTTGTGTG TGTTTACAAG 2520 TAGTAAATTT ATTTTCAGCT GTCTACTTAA AGCTCATTGT GTAGAAGGAT TTATTATCTT 2580 CTTTGTTCCA AGCATGCAGT AGAATAAGAA CTGGAAAACT CAGATCCGCC AAAAAATGCA 2640 CAGTTGACAG TTGAGTTGAC ACTTTTATTG GGGCAGAATG GAACAGTCCA AGAATGTAGA 2700 TATTGATTCA TTCTCCATAA ATGTTCTTTT TACAGTGTAT TCATCCTAGA GTTATTTTGT 2760 TTGTTTGTTT TCCTTCTTTT GGACCTTGGT CAATACTGCC ATAGTATTTT GCTTTGTGTT 2820 TCTATAGGTA GCTGCACACG GTTCAGTAAA AATAATGCTG CTATCAAGTA TGCAGATATT 2880 GAGTATGATG GTTTGACTAT ATGGCAGTGT TGTAGCAGCC TCTCGGTTTC TCCTCTTCCC 2940 TCCTTTTTTT TAAACCTATA AATCCACTTT TTTTTTAAGT CTTCAATGAT GAGAGCAATA 3000 TTAAGAAGAC ATTGCTATCT AATTTTTAAT CTTTTTAAAT AAAACGTTCC TATGTTCAGT 3060 AGCATGGTCG ATGCTATTGT TTAGCCTTCC TTCCAAACTG TACATTGGCT TGGAATGTTC 3120 AGTTTTGCGT GTGTGGCAGC AGAAGATAAC CCCACATTCT ACATTGCTAC TGTTTTGTAT 3180 GAAATAAATT GGTAAAGATT GACACTAAAA AAAAAAAAAA AAAA 3224 。
【0043】配列番号:2 配列の長さ:2139 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:ラット 配列: ATGGCGGCCG ACAGCCGGGA GGAGAAAGAT GGGGAACTTA ATGTTTTAGA TGATATTTTG 60 ACTGAAGTAC CAGAACAGGA TGATGAACTG TATAATCCAG AGAGTGAACA AGATAAAAAT 120 GAGAAAAAAG GATCAAAAAG AAAAAGTGAA AGAATGGAAT CTATTGACAC CAAGCGACAG 180 AAGCCTTCTA TCCATTCAAG ACAACTGATT TCTAAGCCAC TAAGCTCATC TGTTAGCAAT 240 AATAAAAGAA TAGTTAGTAC AAAAGGAAAG TCGGTTACAG AATATAAAAA TGAGGAATAT 300 CAAAGATCTG AAAGGAACAA GCGTCTAGAT GCTGATCGAA AAATTCGTCT GTCAAGCAGT 360 TCCTCTAGAG AACCTTACAA GAGTCAACCA GAAAAACCTT GTCTACGGAA AAGGGATTCT 420 GAAAGAAGGG CCAAGTCTCC TACACCAGAT GGTTCTGAGA GAATTGGGCT TGAAGTTGAT 480 AGACGTGCAA GCAGATCCAG CCAGTCTTCA AAGGAAGAGG GGAACTCTGA GGAGTATGGC 540 TCTGACCACG AGACAGGAAG CAGTGCTTCT TCTGAACAGG GCAACAACAC TGAGAATGAG 600 GAGGAAGGAG GGGAAGAAGA TGTAGAGGAA GATGAAGAGG TAGATGAAGA TGGAGATGAT 660 GATGAGGAAG TGGATGAAGA TGCGGAGGAG GAGGAGGACG AGGAAGAAGA TGAGGAGGAG 720 GAGGATGAGG AAGAAGAAGA GGAAGAGGAA GAAGAATATG AACAGGATGA GAGAGATCAG 780 AAGGAAGAAG GGAATGATTA TGACACCCGT AGTGAGGCCA GTGATTCTGG TTCTGAGTCT 840 GTTTCCTTCA CAGATGGATC TGTCAGGTCT GGTTCAGGA ACAGATGGATC AGATGAGAAA 900 AAGAAGGAAA GGAAGAGAGC TCGAGGCATA TCACCCATTG TCTTTGATAG AAGTGGCAGT 960 TCTGCATCAG AGTCATATGC AGATCAAACC AGTAAACTCA AATATGTCCT TCAGGATGCA 1020 AGATTTTTCC TCATAAAGAG TAACAACCAT GAGAATGTGT CTCTTGCCAA AGCAAAGGGT 1080 GTATGGTCCA CATTACCTGT AAATGAGAAG AAATTAAATC TTGCGTTTAG ATCTGCAAGG 1140 AGTGTTATAT TAATATTTTC TGTCAGGGAA AGTGGAAAGT TTCAAGGTTT TGCCAGATTG 1200 TCATCAGAAT CGCATCATGG TGGCTCTCCT ATACATTGGG TGCTTCCAGC AGGAATGAGT 1260 GCTAAAATGC TTGGAGGTGT TTTTAAAATT GACTGGATTT GCAGGCGTGA ATTACCCTTT 1320 ACTAAGTCAG CTCATCTCAC CAATCCCTGG AATGAACATA AGCCAGTAAA GATTGGACGT 1380 GATGGACAGG AAATTGAACT TGAATGTGGA ACCCAGCTTT GTCTTCTGTT TCCCCCTGAT 1440 GAAAGTATTG ACTTGTATCA GCTCATTCAT AAAATGCGTC ACAAGAGAAG AATGCATTCT 1500 CAGCCTCGAT CAAGAGGACG TCCATCCCGT CGAGAACCAG TCCGGGATGT GGGAAGGCGT 1560 CGACCAGAAG ATTATGATAT TCATAACAGC AGAAAGAAAC CAAGGATTGA CTATCCCCCT 1620 GAGTTTCACC AGAGACCAGG GTATTTAAAG GATCCCCGAT ACCAGGAAGT TGACAGACGA 1680 TTTTCAGGAG TTCGCCGAGA TGTGTTTTTA AATGGGTCCT ACAATGATTA TGTGAGGGAA 1740 TTTCATAACA TGGGACCACC GCCTCCTTGG CAAGGAATGC CTCCTTACCC GGGAATAGAA 1800 CAGCCTCCAC ACCATCCCTA CTACCAGCAC CATGCCCCGC CTCCTCAAGC CCACCCCCCT 1860 TACTCAGGAC ACCATCCGGT ACCACATGAA GCAAGATACA GAGATAAACG AGTACATGAC 1920 TATGATATGA GGGTTGATGA TTTCCTTCGC CGCACACAAG CCGTTGTCAG TGGTCGGAGA 1980 AGTAGACCCC GAGAAAGAGA TCGGGAGCGA GAGCGAGACC GCCCTAGAGA TAACAGAAGA 2040 GATAGAGAGC GAGACAGAGG TCGTGATCGA GAAAGAGAGA GAGAAAGAAT ATGTGATCGG 2100 GACAGAGACC GAGGGGAAAG AGGTCGTTAT CGAAGATAA 2139 。
【0044】配列番号:3 配列の長さ:712 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 起源 生物名:ラット 配列: Met Ala Ala Asp Ser Arg Glu Glu Lys Asp Gly Glu Leu Asn Val 1 5 10 15 Leu Asp Asp Ile Leu Thr Glu Val Pro Glu Gln Asp Asp Glu Leu 20 25 30 Tyr Asn Pro Glu Ser Glu Gln Asp Lys Asn Glu Lys Lys Gly Ser 35 40 45 Lys Arg Lys Ser Glu Arg Met Glu Ser Ile Asp Thr Lys Arg Gln 50 55 60 Lys Pro Ser Ile His Ser Arg Gln Leu Ile Ser Lys Pro Leu Ser 65 70 75 Ser Ser Val Ser Asn Asn Lys Arg Ile Val Ser Thr Lys Gly Lys 80 85 90 Ser Val Thr Glu Tyr Lys Asn Glu Glu Tyr Gln Arg Ser Glu Arg 95 100 105 Asn Lys Arg Leu Asp Ala Asp Arg Lys Ile Arg Leu Ser Ser Ser 110 115 120 Ser Ser Arg Glu Pro Tyr Lys Ser Gln Pro Glu Lys Pro Cys Leu 125 130 135 Arg Lys Arg Asp Ser Glu Arg Arg Ala Lys Ser Pro Thr Pro Asp 140 145 150 Gly Ser Glu Arg Ile Gly Leu Glu Val Asp Arg Arg Ala Ser Arg 155 160 165 Ser Ser Gln Ser Ser Lys Glu Glu Gly Asn Ser Glu Glu Tyr Gly 170 175 180 Ser Asp His Glu Thr Gly Ser Ser Ala Ser Ser Glu Gln Gly Asn 185 190 195 Asn Thr Glu Asn Glu Glu Glu Gly Gly Glu Glu Asp Val Glu Glu 200 205 210 Asp Glu Glu Val Asp Glu Asp Gly Asp Asp Asp Glu Glu Val Asp 215 220 225 Glu Asp Ala Glu Glu Glu Glu Asp Glu Glu Glu Asp Glu Glu Glu 230 235 240 Glu Asp Glu Glu Glu Glu Glu Glu Glu Glu Glu Glu Tyr Glu Gln 245 250 255 Asp Glu Arg Asp Gln Lys Glu Glu Gly Asn Asp Tyr Asp Thr Arg 260 265 270 Ser Glu Ala Ser Asp Ser Gly Ser Glu Ser Val Ser Phe Thr Asp 275 280 285 Gly Ser Val Arg Ser Gly Ser Gly Thr Asp Gly Ser Asp Glu Lys 290 295 300 Lys Lys Glu Arg Lys Arg Ala Arg Gly Ile Ser Pro Ile Val Phe 305 310 315 Asp Arg Ser Gly Ser Ser Ala Ser Glu Ser Tyr Ala Asp Gln Thr 320 325 330 Ser Lys Leu Lys Tyr Val Leu Gln Asp Ala Arg Phe Phe Leu Ile 335 340 345 Lys Ser Asn Asn His Glu Asn Val Ser Leu Ala Lys Ala Lys Gly 350 355 360 Val Trp Ser Thr Leu Pro Val Asn Glu Lys Lys Leu Asn Leu Ala 365 370 375 Phe Arg Ser Ala Arg Ser Val Ile Leu Ile Phe Ser Val Arg Glu 380 385 390 Ser Gly Lys Phe Gln Gly Phe Ala Arg Leu Ser Ser Glu Ser His 395 400 405 His Gly Gly Ser Pro Ile His Trp Val Leu Pro Ala Gly Met Ser 410 415 420 Ala Lys Met Leu Gly Gly Val Phe Lys Ile Asp Trp Ile Cys Arg 425 430 435 Arg Glu Leu Pro Phe Thr Lys Ser Ala His Leu Thr Asn Pro Trp 440 445 450 Asn Glu His Lys Pro Val Lys Ile Gly Arg Asp Gly Gln Glu Ile 455 460 465 Glu Leu Glu Cys Gly Thr Gln Leu Cys Leu Leu Phe Pro Pro Asp 470 475 480 Glu Ser Ile Asp Leu Tyr Gln Leu Ile His Lys Met Arg His Lys 485 490 495 Arg Arg Met His Ser Gln Pro Arg Ser Arg Gly Arg Pro Ser Arg 500 505 510 Arg Glu Pro Val Arg Asp Val Gly Arg Arg Arg Pro Glu Asp Tyr 515 520 525 Asp Ile His Asn Ser Arg Lys Lys Pro Arg Ile Asp Tyr Pro Pro 530 535 540 Glu Phe His Gln Arg Pro Gly Tyr Leu Lys Asp Pro Arg Tyr Gln 545 550 555 Glu Val Asp Arg Arg Phe Ser Gly Val Arg Arg Asp Val Phe Leu 560 565 570 Asn Gly Ser Tyr Asn Asp Tyr Val Arg Glu Phe His Asn Met Gly 575 580 585 Pro Pro Pro Pro Trp Gln Gly Met Pro Pro Tyr Pro Gly Ile Glu 590 595 600 Gln Pro Pro His His Pro Tyr Tyr Gln His His Ala Pro Pro Pro 605 610 615 Gln Ala His Pro Pro Tyr Ser Gly His His Pro Val Pro His Glu 620 625 630 Ala Arg Tyr Arg Asp Lys Arg Val His Asp Tyr Asp Met Arg Val 635 640 645 Asp Asp Phe Leu Arg Arg Thr Gln Ala Val Val Ser Gly Arg Arg 650 655 660 Ser Arg Pro Arg Glu Arg Asp Arg Glu Arg Glu Arg Asp Arg Pro 665 670 675 Arg Asp Asn Arg Arg Asp Arg Glu Arg Asp Arg Gly Arg Asp Arg 680 685 690 Glu Arg Glu Arg Glu Arg Ile Cys Asp Arg Asp Arg Asp Arg Gly 695 700 705 Glu Arg Gly Arg Tyr Arg Arg 710 712 。
【0045】配列番号:4 配列の長さ:1362 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:ヒト 配列: CGCGTCGACC AGAAGATTAT GATATTCATA ACAGCAGAAA GAAACCAAGG ATTGACTATC 60 CCCCTGAGTT TCACCAGAGA CCAGGGTATT TAAAGGATCC ACGATACCAG GAAGTGGACA 120 GACGATTTTC AGGAGTTCGC CGAGATGTGT TTTTAAATGG GTCCTACAAT GATTATGTGA 180 GGGAATTTCA TAACATGGGA CCACCACCAC CTTGGCAAGG AATGCCCCCT TACCCAGGAA 240 TGGAACAACC TCCACACCAT CCTTACTATC AGCACCATGC TCCACCTCCT CAAGCTCATC 300 CCCCTTACTC AGGACATCAT CCAGTACCAC ATGAAGCAAG ATACAGAGAT AAACGAGTAC 360 ATGATTATGA TATGAGGGTG GATGATTTCC TTCGTCGCAC ACAAGCTGTT GTCAGTGGCC 420 GGAGAAGTAG ACCCCGTGAA AGAGACCGGG AACGAGAGCG AGACCGCCCT AGAGATAACA 480 GACGAGACAG AGAGCGAGAT AGAGGACGTG ATAGAGAAAG AGAAAGAGAG CGATTATGTG 540 ATCGAGACAG AGACCGAGGG GAGAGAGGTC GATATAGAAG ATAATGGGCT TTTGGAAGCA 600 CTGATTGTTT AAAGATACAA AAAATCTTGT ATTTTTTTTT TGTGTGTGTT TACAAGTAGT 660 AAATTTATTT TCAGCTGTCT GCCTATGAAG TTCATTGTGT AGAAGGATTT ATTATGACCC 720 CCTTTGTTCC AAGCATGCAG TATCATAAGA ACTGGAAAAA CTCAAAATCC GCCAAAAATC 780 CACAGCTGAC AGTTGAATTG ACACTTTTAT TGGGGCAGAA TGGAACAGTC CAAGAATGTA 840 GATACTGATT CTTTCTCCAT AAATGTTCTT ATAGTGTGTT CATCCTAGAG TTATTTTTTT 900 GTTTGTTTTT TTCCTTTTTG GATCTTGATT GATAACTGCC ATGATATTTT GCTTTGATGT 960 GTTTCTACAT GTAGTTGCAC ACGGTTCAGT AAAAATAATG CTGCTATCGA GTATGCAAAT 1020 ATTGAAGTAT GATGGTTTGA CTGTATGGCA GTGTTGTAGC AGCCTCTTGT TTTTTTCCCC 1080 ATTGCCTCTT TTTTTAAAAA ACTTATAAAG TCACTTTTTA TTTTTCCTCA GTCTTCAATG 1140 ACGAGAGCAA TATTAAGAAG ACATTGCTAT CTAATTTTTA ATCTTTTTAA ATGAAAAATT 1200 CCTATGTTCA GTAGCGTGGT TGATGCTATT GTTTAGCCTT CCCCTCCAAA TTGTATACAT 1260 TGGCTTGGAA TGTTCACAAC TTGCGTGCGT GGCAGCGGAA GACGATTCCC ATATTCTACA 1320 TTGCTACTGT TTTGTATAAA ATAAATTGGT AAAGATTAAA GG 1362 。
【0046】配列番号:5 配列の長さ:584 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 起源 生物名:ヒト 配列: CGCGTCGACC AGAAGATTAT GATATTCATA ACAGCAGAAA GAAACCAAGG ATTGACTATC 60 CCCCTGAGTT TCACCAGAGA CCAGGGTATT TAAAGGATCC ACGATACCAG GAAGTGGACA 120 GACGATTTTC AGGAGTTCGC CGAGATGTGT TTTTAAATGG GTCCTACAAT GATTATGTGA 180 GGGAATTTCA TAACATGGGA CCACCACCAC CTTGGCAAGG AATGCCCCCT TACCCAGGAA 240 TGGAACAACC TCCACACCAT CCTTACTATC AGCACCATGC TCCACCTCCT CAAGCTCATC 300 CCCCTTACTC AGGACATCAT CCAGTACCAC ATGAAGCAAG ATACAGAGAT AAACGAGTAC 360 ATGATTATGA TATGAGGGTG GATGATTTCC TTCGTCGCAC ACAAGCTGTT GTCAGTGGCC 420 GGAGAAGTAG ACCCCGTGAA AGAGACCGGG AACGAGAGCG AGACCGCCCT AGAGATAACA 480 GACGAGACAG AGAGCGAGAT AGAGGACGTG ATAGAGAAAG AGAAAGAGAG CGATTATGTG 540 ATCGAGACAG AGACCGAGGG GAGAGAGGTC GATATAGAAG ATAA 584 。
【0047】配列番号:6 配列の長さ:193 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 起源 生物名:ヒト 配列: Arg Arg Pro Glu Asp Tyr Asp Ile His Asn Ser Arg Lys Lys Pro 1 5 10 15 Arg Ile Asp Tyr Pro Pro Glu Phe His Gln Arg Pro Gly Tyr Leu 20 25 30 Lys Asp Pro Arg Tyr Gln Glu Val Asp Arg Arg Phe Ser Gly Val 35 40 45 Arg Arg Asp Val Phe Leu Asn Gly Ser Tyr Asn Asp Tyr Val Arg 50 55 60 Glu Phe His Asn Met Gly Pro Pro Pro Pro Trp Gln Gly Met Pro 65 70 75 Pro Tyr Pro Gly Met Glu Gln Pro Pro His His Pro Tyr Tyr Gln 80 85 90 His His Ala Pro Pro Pro Gln Ala His Pro Pro Tyr Ser Gly His 95 100 105 His Pro Val Pro His Glu Ala Arg Tyr Arg Asp Lys Arg Val His 110 115 120 Asp Tyr Asp Met Arg Val Asp Asp Phe Leu Arg Arg Thr Gln Ala 125 130 135 Val Val Ser Gly Arg Arg Ser Arg Pro Arg Glu Arg Asp Arg Glu 140 145 150 Arg Glu Arg Asp Arg Pro Arg Asp Asn Arg Arg Asp Arg Glu Arg 155 160 165 Asp Arg Gly Arg Asp Arg Glu Arg Glu Arg Glu Arg Leu Cys Asp 170 175 180 Arg Asp Arg Asp Arg Gly Glu Arg Gly Arg Tyr Arg Arg 185 190 193
【図面の簡単な説明】
【図1】 低酸素処理後再酸素化した初代培養ラットア
ストロサイト(invitro 脳虚血−再灌流モデル)におけ
るYT521遺伝子の発現をノーザンブロッティングに
より解析した結果を示す写真。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/02 C12N 5/00 B C12P 21/08 9282−4B 15/00 C (72)発明者 今泉 和則 兵庫県三田市武庫が丘5丁目2 G−305

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号3で示されるアミノ酸配列から
    なるポリペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子。
  2. 【請求項2】 配列番号6で示されるアミノ酸配列から
    なるポリペプチドをコードする塩基配列を含む遺伝子。
  3. 【請求項3】 配列番号1、配列番号2、配列番号4及
    び配列番号5からなる群より選ばれる塩基配列を含む遺
    伝子。
  4. 【請求項4】 アストロサイトが低酸素条件に曝された
    後再酸素化された際に特異的に発現する請求項1、2又
    は3のいずれかの項に記載の遺伝子。
  5. 【請求項5】 配列番号3及び配列番号6からなる群よ
    り選ばれるアミノ酸配列を有するポリペプチド、そのフ
    ラグメントまたはそれらのホモローグ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のポリペプチド、そのフ
    ラグメントまたはそれらのホモローグをコードするDN
    A。
  7. 【請求項7】 配列番号1、配列番号2、配列番号4及
    び配列番号5からなる群より選ばれる塩基配列を有する
    DNAまたはそのフラグメントまたはそれらに選択的に
    ハイブリダイズする核酸。
  8. 【請求項8】 請求項1、2または3のいずれかの項に
    記載の遺伝子もしくはそのフラグメントを含む複製又は
    発現プラスミド。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の複製又は発現プラスミド
    で形質転換された宿主細胞。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載のポリペプチド、その
    フラグメントまたはそれらのホモローグに対するモノク
    ローナル抗体またはポリクローナル抗体。
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