JPH09237812A - 加工寸法測定方法、半導体装置の製造方法および品質管理方法 - Google Patents

加工寸法測定方法、半導体装置の製造方法および品質管理方法

Info

Publication number
JPH09237812A
JPH09237812A JP30687396A JP30687396A JPH09237812A JP H09237812 A JPH09237812 A JP H09237812A JP 30687396 A JP30687396 A JP 30687396A JP 30687396 A JP30687396 A JP 30687396A JP H09237812 A JPH09237812 A JP H09237812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
measuring
incident
incident light
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30687396A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3712481B2 (ja
Inventor
Hiroshi Arimoto
宏 有本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP30687396A priority Critical patent/JP3712481B2/ja
Publication of JPH09237812A publication Critical patent/JPH09237812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3712481B2 publication Critical patent/JP3712481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エリプソメトリを使い、ウェハ上に形成され
たパターンの横方向への寸法を、非接触かつ非破壊に、
しかも高速に求める加工物寸法測定工程を含み、求めら
れた寸法にもとづいて半導体装置の製造プロセスを制御
する。 【解決手段】 ウェハ上に形成された、寸法が確認され
ている較正パターンについて、偏光状態パラメータを求
めてデータベースを作成し、測定試料の偏光パラメータ
にもとづいてデータベースを検索し、寸法を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に半導体装置
の製造に関し、特に加工物寸法測定工程を含む半導体装
置の製造方法、およびかかる加工物寸法測定工程を含む
半導体装置の品質管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造ラインでは、ウェハ上
に形成された加工物、例えばゲートパターンの寸法を、
非接触かつ非破壊で高速に測定することが要求される。
また、このような、測定結果を製造ラインに迅速にフィ
ードバックして、製造パラメータを調整することが望ま
しい。特に、ゲート長寸法は、半導体装置のしきい値特
性に影響するため、その精密な制御が要求されている。
【0003】従来は、ゲートパターン等の構造物を形成
されたウェハを、走査電子顕微鏡(SEM)で一つ一つ
走査し、その寸法を測定していた。 また、ゲートパタ
ーンを形成されたウェハ上にブリッジ回路を同時に形成
し、かかるブリッジ回路に電流を流すことによりゲート
パターンの寸法を測定する方法も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、SEMを使う
方法では、製造ラインを流れるウェハを一つ一つSEM
の真空室に搬送する必要があるため、全数検査を行うこ
とは不可能で、また抜取り検査を行った場合にも、半導
体装置の製造スループットが低下してしまう問題が避け
られない。また、最近の高集積化半導体装置のように、
ゲート長等の加工寸法が0.1μm程度になると、SE
Mの電子ビーム径の影響により、10nm程度の測定誤
差が生じてしまい、測定結果の精度および再現性の点で
問題を生じる。
【0005】一方、抵抗測定法では、SEMを使った場
合に生じる測定結果の精度および再現性の問題は解消す
るものの、ウェハ製造工程を最後まで流さないと結果が
得られないため、その場ですぐに製造工程をフィードバ
ック制御することができない問題点が生じる。
【0006】一方、従来より、エリプソメトリの技術
が、半導体装置の製造工程において、半導体膜や絶縁膜
の膜厚測定に使われている。例えば、エッチング工程に
おいて、ラインアンドスペースパターンを形成する際の
エッチング制御にもエリプソメトリは使われている(Bl
ayo, N., et al., "Ultraviolet-visible ellipsometry
for process control during the etching of submicro
meter features," J. Opt. Soc. Am. A, vol.12, no.3,
1995, pp.591-599) 。
【0007】図22(A),(B)は従来のエリプソメ
トリで使われるエリプソメータの構成を示す。このう
ち、図22(A)に示すものは、回転消光型と称するタ
イプの装置、また図22(B)に示すものは、消光型と
称するタイプの装置である。図22(A)を参照する
に、光源1から出射した光は偏光子2により、所定の偏
光面を有する直線偏光に変換され、測定したい膜が形成
されている試料3に入射する。試料3で反射した光は、
一般に偏光状態が、図23に示すように偏光面の回転角
φと楕円偏平率amin /amax =tanψで特徴づけら
れる楕円偏光に変化し、回転検光子4を通過した後、検
出器5で検出される。この装置では、偏光状態は、回転
検光子4を回転させながら検出器5により入射光の強度
を測定することにより求められる。また、この構成の装
置においては、回転検光子4と試料3との間に1/4波
長板4aを挿入することもある。
【0008】図22(B)の装置では、回転検光子4と
試料3との間に回転1/4波長板4bが挿入され、試料
3で反射した楕円偏光をいったん直線偏光に変換する。
この状態で回転検光子4を回転させ、検出器5に到達す
る光が消光する消光角を求める。
【0009】先にも説明したように、これらのエリプソ
メータは、半導体装置の製造工程において、膜厚の測定
に広範囲に使われているが、試料3上に形成された構造
物を通過した光ビームの偏光状態は、かかる構造物の横
方向への寸法の情報を含んでいると考えられる。しか
し、従来、エリプソメータにより、試料3上に形成され
たラインアンドスペースパターン等の加工物の、横方向
への寸法を測定する思想は提案されていなかった。
【0010】そこで、本発明は、上記の課題を解決し
た、新規で有用な加工物寸法の測定方法およびかかる加
工物寸法の測定方法を使った半導体装置の製造方法を提
供することを概括的目的とす。本発明のより具体的な目
的は、エリプソメトリの技術を使い、基板ウェハ上に形
成された構造物の寸法を、高い精度で、迅速に、しかも
非破壊で測定する加工物寸法の測定方法、およびかかる
加工物寸法の測定方法を使った半導体装置の製造方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、平坦な表面を有する基
板上に形成された構造物の寸法を測定する工程を含む半
導体装置の製造方法において、前記構造物に、前記基板
表面に対して所定の角度で、偏光した入射光ビームを入
射させる照明工程と;前記入射光ビームが入射した前記
構造物から出射する出射光ビームの偏光状態を測定する
測定工程と;前記構造物の、前記基板表面に平行な方向
への寸法を、前記偏光状態から求める評価工程とを含
み;前記求められた寸法に基づいて、半導体装置の製造
パラメータを調整することを特徴とする半導体装置の製
造方法により、または請求項2に記載したように、前記
評価工程は、前記求められた偏光状態に基づき、偏光状
態と構造物の寸法との間の関係を、様々な構造物の寸法
について含むデータベースを参照することにより実行さ
れることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
方法により、または請求項3に記載したように、前記偏
光状態は、前記構造物を通過した後における出射光ビー
ムの偏光面の回転と、偏平率により表現され、前記測定
工程は、エリプソメータにより実行されることを特徴と
する請求項1記載の半導体装置の製造方法により、また
は請求項4に記載したように、前記照明工程は、前記偏
光した入射光ビームの入射角を変化させながら実行さ
れ、前記評価工程は、得られた偏光状態と、前記入射角
の組み合わせにより、さらに前記構造物を画成する側壁
面が、前記基板平面に対してなす角度を推定する工程を
含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
方法により、または請求項5に記載したように、前記測
定工程は、前記出射光ビームとして、前記入射光ビーム
の反射光を使うことを特徴とする請求項1記載の半導体
装置の製造方法により、または請求項6に記載したよう
に、前記照明工程は、前記測定工程は、前記出射光ビー
ムとして、前記構造物から回折される前記入射光ビーム
の回折光を使って実行されることを特徴とする請求項1
記載の半導体装置の製造方法により、または請求項7に
記載したように、前記測定工程は、前記出射光ビームと
して、前記構造物で散乱される前記入射光ビームの散乱
光を使って実行されることを特徴とする請求項1記載の
半導体装置の製造方法により、または請求項8に記載し
たように、前記評価工程は、前記構造物の膜厚を測定す
る工程と、前記測定された膜厚に対応するデータベース
を選択する工程と、前記選択されたデータベースを使
い、前記偏光状態より前記構造物の幅または断面形状を
求める工程を含むことを特徴とする請求項2記載の半導
体装置の製造方法により、または請求項9に記載したよ
うに、前記照明工程は、前記入射光ビームを断続する工
程を含み、前記測定工程は、前記断続する入射光ビーム
に対応して形成される断続する出射光ビームの偏光状態
を、照射状態および遮断状態について測定することを特
徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法により、
または請求項10に記載したように、平坦な表面を有す
る基板上に形成された構造物の寸法を測定する加工物寸
法測定方法において、前記構造物に、前記基板表面に対
して所定の角度で、偏光した入射光ビームを入射させる
照明工程と;前記入射光ビームが入射した前記構造物か
ら出射する出射光ビームの偏光状態を測定する測定工程
と;前記構造物の、前記基板表面に平行な方向への寸法
を、前記偏光状態から求める評価工程とを含むことを特
徴とする測定方法により、または請求項11に記載した
ように、前記評価工程は、前記求められた偏光状態に基
づき、偏光状態と構造物の寸法との間の関係を、様々な
構造物の寸法について含むデータベースを参照すること
により実行されることを特徴とする請求項10記載の測
定方法により、または請求項12に記載したように、前
記偏光状態は、前記構造物を通過した後における出射光
ビームの偏光面の回転と、偏平率により表現され、前記
測定工程は、エリプソメータにより実行されることを特
徴とする請求項10記載の測定方法により、または請求
項13に記載したように、前記照明工程は、前記偏光し
た入射光ビームの入射角を変化させながら実行され、前
記評価工程は、得られた偏光状態と、前記入射角の組み
合わせにより、さらに前記構造物を画成する側壁面が、
前記基板平面に対してなす角度を推定する工程を含むこ
とを特徴とする請求項10の測定方法により、または請
求項14に記載したように、前記測定工程は、前記出射
光ビームとして、前記入射光ビームの反射光を使うこと
を特徴とする請求項10記載の測定方法により、または
請求項15に記載したように、前記測定工程は、前記出
射光ビームとして、前記構造物から回折される前記入射
光ビームの回折光を使って実行されることを特徴とする
請求項10記載の測定方法により、または請求項16に
記載したように、前記測定工程は、前記出射光ビームと
して、前記構造物で散乱される前記入射光ビームの散乱
光を使って実行されることを特徴とする請求項10記載
の測定方法により、または請求項17に記載したよう
に、前記評価工程は、前記構造物の膜厚を測定する工程
と、前記測定された膜厚に対応するデータベースを選択
する工程と、前記選択されたデータベースを使い、前記
偏光状態より前記構造物の幅またはラインアンドスペー
スパターンの断面形状を求める工程を含むことを特徴と
する請求項11記載の測定方法により、または請求項1
8に記載したように、前記照明工程は、前記入射光ビー
ムを断続する工程を含み、前記測定工程は、前記断続す
る入射光ビームに対応して形成される断続する出射光ビ
ームの偏光状態を、照射状態および遮断状態について測
定することを特徴とする請求項10記載の測定方法によ
り、または請求項19に記載したように、平坦な表面を
有する基板上に形成された構造物を含む半導体装置の品
質管理方法において、前記構造物に、前記基板表面に対
して所定の角度で、偏光した入射光ビームを入射させる
照明工程と;前記入射光ビームが入射した前記構造物か
ら出射する出射光ビームの偏光状態を測定する測定工程
と;前記構造物の、前記基板表面に平行な方向への寸法
を、前記偏光状態から求める評価工程とを含むことを特
徴とする品質管理方法により解決する。
【0012】図1は、本発明の原理を説明する。図1を
参照するに、本発明では、エリプソメトリを使い、基板
10上に形成されたパターン11に入射した光ビームの
偏光状態を検出することにより、パターン11の横方向
への幅Wを求める。
【0013】入射光ビームはパターン11に入射角θで
入射し、互いに直交する振動電界成分Ep とEs が、偏
光角φの直線偏光を形成する。かかる入射光ビームは、
パターン11の一の側から他の側に通過するが、その際
各振動成分で基板10との境界あるいは空気との境界に
おける屈折率と反射率が異なることと、パターン内部を
通過する際に生じる位相おくれのために、パターン通過
後の振動成分Ep ’,Es ’は楕円偏光を形成する。
【0014】図2は、図1の一部を拡大して詳細に示
す。図2を参照するに、パターン11はパターン要素1
1a,11bよりなり、パターン要素11aには直線偏
光状態の入射光ビームを構成する光線a〜cが入射し、
屈折・反射された後楕円偏光となって出射する。
【0015】例えば、図2のパターンに、斜めから45
°の単色直線偏光ビームを角度Θで入射させると、s偏
光成分とp偏光成分の、表面および下地との境界での反
射率の違い、およびパターン中を通過する際に生じる位
相差のために、反射光は楕円偏光となる。このような場
合、基板屈折率、パターン屈折率、パターン形状および
入射角で決まる複素反射係数比Rp /Rs を、エリプソ
メータにより求めることができるが、複素反射係数比R
p /Rs と、エリプソメータで得られるΨとΔの関係
は、次式により与えられる。
【0016】
【数1】
【0017】ただし、パラメータΨは図23に説明した
ように、tanΨ=ρp /ρs で与えられ、またパラメ
ータΔは位相差を表し、エリプソメトリにより測定され
る量である。また、パラメータΨおよびΔは、先に説明
した偏光角φおよび楕円の偏平率と対応関係により結ば
れている。さらに、式(1)において、総和Σはパター
ン11を通過する全ての光線についてなされる。
【0018】換言すると、基板10の屈折率(誘電率)
とパターン11の屈折率(誘電率)とが規定され、入射
光ビームの入射角が規定されている場合、エリプソメト
リにより成分Ep ’,Es ’よりなる出射光ビームの楕
円偏光状態を求めることにより、パラメータΨ,Δが求
められる。
【0019】図2よりわかるように、出射光ビームはパ
ターン11を通過する際に、各パターン要素11a,1
1bの寸法、特に横方向の寸法Wに関する情報を、位相
の変化として取り込んでおり、従って、出射光ビームの
偏光状態から求められたΨ,Δを基に、前記寸法Wを推
定することが可能である。本発明の一実施例では、あら
かじめ、例えばSEM等により形状・寸法を把握した種
々のパターンについて、パラメータΨ,Δをデータベー
スとして求めておき、実際に得られたパラメータΨ,Δ
をデータベース中のΨ,Δと比較することにより、パタ
ーンの寸法Wが求められる。
【0020】以下、本発明の好ましい実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0021】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]図3は、本発明の第1実施例による、エ
リプソメトリを使った基板上に形成されたパターンの寸
法測定装置の構成を示す。
【0022】図3を参照するに、パターンを形成された
基板22がステージ21上に設置され、He−Neレー
ザ23からの、波長が6328Åの光ビームにより照射
される。すなわち、レーザ23の出力光は、1/4波長
板24で位相を調整され、さらに偏光子25で所定の偏
光角、例えば45°の偏光角を有する直線偏光に変換さ
れ、ステージ21上の基板22に、所定の入射角、例え
ば70°の入射角で照射される。あるいは、レーザ23
の出力光を、先に偏光子25に通し、その後で1/4波
長板24で位相を調整してもよい。また、典型的な場
合、光ビームは、前記パターン上において50〜150
μmのビーム径を有する。
【0023】基板22上のパターンを通過し、さらに反
射された光ビームは、楕円偏光状態を有し、回転検光子
26で直線偏光に変換された後、フォトセル27に入射
し、検出される。その際、フォトセルによる入射光の検
出は、回転検光子26を回転させながら実行される。
【0024】フォトセル27は、検出した入射光の強度
に対応した出力信号を形成し、これを増幅器28および
A/D変換器29を介して、デジタル信号の形で処理装
置30に送る。処理装置30は、供給されるデジタル信
号から、フォトセル27に入射する光ビームの偏光状態
を求め、これから前記パラメータΨ,Δを出力する。
【0025】図4(A),(B)は、基板22上に形成
されたレジストパターン22aの例を示す、それぞれ斜
視図および断面図である。これらのパターンとしては、
基板上の適当なパターンを使ってもよいが、測定に適し
たパターンがない場合には、測定用のラインアンドスペ
ースパターンを、スクライブライン上等、基板上の適当
な箇所に形成すればよい。
【0026】図4(A),(B)を参照するに、基板2
2はSi基板221 上に153nmの厚さに堆積したポ
リシリコン膜222 よりなり、レジストパターン22a
はポリシリコン膜222 上に形成される。レジストパタ
ーン22aとしては、例えば東洋ソーダ社製の電子ビー
ム露光用CMSレジスト(商品名)を使うことができ
る。
【0027】レジストパターン22aは複数のパターン
要素22bが平行に所定のパターンピッチ、例えば0.
3μmのピッチで繰り返されるラインアンドスペースパ
ターンであり、基板22上の例えば1mm×1mmの範
囲に形成されている。また、各パターン要素22bは厚
さが150nmのレジスト層のパターニングにより、1
50nmの高さに形成されている。このようなレジスト
パターンでは、パターンピッチは正確に決定されていて
も、個々のパターン要素22bの幅は所定値に対して変
化することがあり、これが基板22上に形成されるライ
ンアンドスペースパターンの幅を狂わせる原因となる。
例えば、かかるラインアンドスペースパターンが、MO
Sトランジスタのゲート電極を構成する場合、かかる狂
いは、形成されるトランジスタのしきい値電圧の変化に
結びつく。
【0028】図5は、このようなラインアンドスペース
パターンに対して図3の装置を適用した場合に得られる
Ψ,Δの関係を、様々なパターン幅Wについて実験的に
求めた結果を示す。ただし、実験では、基板は図4
(A),(B)に示した基板22を使い、パターン要素
22bの幅Wを、100nmから190nmまで変化さ
せてΨ,Δを求めた。その際、幅Wの値は、SEMによ
る観察により確認した値を使っている。Ψ,Δの値は、
各パターン幅Wについて5回測定をおこなった。
【0029】図5よりわかるように、一つの(Ψ,Δ)
の組み合わせに対して一つの幅Wが対応し、従って与え
られた基板についてΨ,Δを測定し、図5の関係と照合
することにより、基板上に形成されたラインアンドスペ
ースパターンの幅Wが求められる。図5の関係は、図3
の処理装置30において、データベースに格納され、処
理装置30は、このような照合をデータベースに対して
行い、幅Wの値を求める。
【0030】図6は、図3の装置の平面図を示す図6を
参照するに、ステージ21上には基板22を構成するウ
ェハのオリエンテーションフラット22Aと衝合する位
置決め部材21Aが形成され、さらに基板22の側面に
衝合する位置決めピン21Bが形成される。その際、前
記基板22上にはラインアンドスペースパターン22a
が、基板22が位置決め部材21Aおよび21Bに衝合
した状態で光源23からの光ビームの光路に直交するよ
うに形成される。ラインアンドスペースパターン22a
をこのような方位に形成することにより、前記光ビーム
は、その位相中に前記ラインアンドスペースパターン2
2aの情報を効率的に取り込む。換言すると、図3のエ
リプソメータは、基板22をステージ21上に図6に示
した方位に設置することにより、ラインアンドスペース
パターン22aの幅Wに対する感度が最大になる。
【0031】また、ウェハの方位合わせは、例えばウェ
ハ上に切り込みを形成しかかる切り込みと位置決めピン
を係合させるようにしてもよい。さらに、ウェハの方位
合わせを、LEDを使った方位検出機構を使って行って
もよい。また、図6の構成において、ウェハ22は、パ
ターン22aを構成するパターン要素が光ビームの光路
に直交するように配置されたが、これを、各パターン要
素が、図6の平面図で光ビームの光路に平行に延在する
ように配置してもよい。この場合には、パターン22a
の下地の情報が求められる。 [第2実施例]図7は、本発明の第2実施例を示す。た
だし、図7中、先に説明した部分には同一の参照符号を
付し、説明を省略する。
【0032】図7を参照するに、本実施例ではパターン
要素22bが基板22上に比較的疎に形成されているた
め、光源23から出射した光ビームの実質的な部分が基
板22自体の情報、例えば厚さの情報を拾ってしまう。
その結果、得られたΨ,Δから求められるパターン幅W
が、実際のものに対してずれてしまう可能性がある。
【0033】本実施例では、He−Neレーザよりなる
光源23から出射する光ビームがコヒーレント光である
ことを利用し、基板22上に所定のピッチで形成された
ラインアンドスペースパターン22aでブラッグ回折さ
れた高次の回折光をも使って、パターン幅Wを求める。
この場合には、個々の回折光の回折位置にフォトセルを
設け、その偏光状態からΨ,Δを求める。さらに、先の
実施例と同様に、個々の回折光に対して形成されたデー
タベースを参照して、パターン幅Wを求める。さらに、
個々の回折光から得られたWの値を平均あるいは加重平
均することにより、パターン幅Wの最確値を求める。
【0034】図8は、図7に示す構成を使い、Si基板
上に厚さ150nmで形成した5μmピッチのレジスト
ラインアンドスペースパターンについて得られた偏光状
態パラメータΨ,Δの値を、偏光状態の検出に反射光を
使った場合と1次回折光を使った場合について示す。た
だし、図7において、入射光の入射角は77°に設定し
てあり、その結果、反射光は77°の反射角の方向に生
じる。これに対し、1次回折光は、図8の例では、58
°の回折角の方向に生じる。
【0035】図8よりわかるように、Si基板上のライ
ンアンドスペースパターンの幅Wを110〜210nm
の範囲で変化させることにより、前記パラメータΨ,Δ
の値が変化するが、反射光ではΨの値が5〜10°、Δ
の値が30〜60°の範囲で変化するのに対し、1次回
折光ではΨの値が60°〜85°、Δの値が−100〜
−110°の範囲で変化するのがわかる。図8よりわか
るように、1次回折光を使った場合、位相差Δの変化は
小さく、幅Wは大体Ψの値に対応する。 [第3実施例]図9は、図3の加工物寸法測定装置を組
み込んだ本発明の第3実施例による半導体装置の製造ラ
インを概略的に示す。
【0036】図9を参照するに、半導体装置の製造ライ
ンは、露光工程およびエッチング工程を含むウェハプロ
セス101、およびウェハプロセス101を制御するプ
ロセス制御部102を含み、さらに、ウェハプロセス1
01で処理されるウェハを検査するエリプソメトリ部1
03が設けられる。エリプソメトリ部103は図3に示
した構成のエリプソメータを含み、ウェハプロセス10
1中において処理されるウェハを偏光光ビームで照射
し、得られた反射光ビームの偏光状態からパラメータ
Ψ,Δの実測値を求める。
【0037】エリプソメトリ部103で求められた反射
光ビームの実測パラメータΨ,Δは前記プロセス制御部
102に供給され、プロセス制御部102は、これを初
期条件設定部104から供給されるパラメータΨ,Δの
プリセット値と比較し、その結果に基づいて、ウェハプ
ロセス101において露光ドーズや露光時間等の露光条
件、あるいはRFパワー等のエッチング条件等を変化さ
せる。
【0038】初期条件設定部104は、ウェハプロセス
101で形成されるラインアンドスペースパターンの膜
厚やパターン幅等の形状パラメータ、あるいはかかるラ
インアンドスペースパターンの下に形成される層の膜厚
等のデータを供給され、かかる形状パラメータにもとづ
いて、図5に示したようなΔとΨの関係を保持したデー
タベース104aを参照し、所期のΔとΨの値を算出す
る。先にも説明したように、プロセス制御部102は、
かかる初期条件設定部104から供給されるパラメータ
Δ,Ψの組み合わせを、エリプソメータ103で得られ
るパラメータΔ,Ψの組み合わせと比較して、その差が
最小になるように、ウェハプロセス101を制御する。
【0039】また、図9の装置において、パターン寸法
がSEM等で確認されたウェハをエリプソメトリ部10
3で検査することにより、データベース104aを構成
するパラメータΔ,Ψの組が求められる。図9の装置で
は、また理論計算ユニット104bにより、与えられた
初期パラメータから、所期のΔ,Ψの理論値を計算し、
これを前記初期条件設定部104を介してプロセス制御
部に供給するようにしてもよい。
【0040】かかる理論値の計算は、おおよそ次のよう
に行われる。屈折率n3 を有する基板上に周期的に形成
された、屈折率がn2 のラインアンドスペースパターン
を含む試料に、屈折率がn1 の環境中において入射角Θ
1 で光ビームを入射させると、光ビームは、図10に示
すように、試料内でスネルの法則に従って屈折および反
射を繰り返し、入射角Θ1 と同じ角度で試料から出射す
る。そこで、試料の1周期分について、入射光をm本の
入射光線I(1) ,I(2 ) ,...I(m) に分解し、各々
の入射光線の光路を、スネルの法則に従って求める。そ
の際、入射光線を、p偏光成分とs偏光成分に分解し、
各々の成分について反射および屈折に伴う減衰の効果を
求める。より具体的には、入射光線が反射する場合、入
射光線のp偏光成分およびs偏光成分の強度I0 に、反
射の度にそれぞれフレネルの振幅反射率rp およびrs
を乗じ、反射に伴う光振幅の減衰を求める。また、入射
光線が屈折する場合には、入射光線のp偏光成分および
s偏光成分の強度I0 に、屈折の度にそれぞれフレネル
の振幅屈折率tp ,ts を乗じ、屈折に伴う光振幅の減
衰を求める。さらに、光ビームが不透明な媒質を通過す
る場合には、振幅透過率tk を乗じることにより、減衰
の効果を求めることができる。これに、さらに光路長に
伴う位相遅れδを加え、それぞれの偏光成分の最終的な
強度Ip (n)’とIs (n)’が求められる。ただ
し、振幅反射率rp ,rs ,振幅屈折率tp ,ts ,振
幅透過率tk および位相遅れ項δは、 rp =tan(Θ1 −Θ2 )/tan(Θ1 +Θ2 ) rs =−sin(Θ1 −Θ2 )/sin(Θ1 +Θ2 ) tp =2sinΘ2 cosΘ1 /sin(Θ1 +Θ2
cos(Θ1 −Θ2 ) ts =2sinΘ2 cosΘ1 /sin(Θ1 +Θ2 ) tk =exp(−2πkd/λ) δ=exp(−i2πnd/λ) で与えられる。ただし、λは入射光ビームの波長、dは
試料中の光路長を表す。
【0041】例えば、図11の例では、強度I0 の入射
光線(1)〜(3)は、ラインアンドスペースパターン
で反射および屈折の後、次式で表される偏光成分I
p (1)’〜Ip (3)’,Is (1)’〜I
s (3)’を有する出射光として出射する。 Ip (1)’=tp1p2p3p4p5 × exp(−2πk2 1 /λ) exp(−i2πn2 1 /λ)・I0 s (1)’=ts1s2s3s4s5 × exp(−2πk2 1 /λ) exp(−i2πn2 1 /λ)・I0 p (2)’=tp1p2p3 × exp(−2πk2 2 /λ) exp(−i2πn2 2 /λ)・I0 s (2)’=ts1rs2 s3 × exp(−2πk2 2 /λ) exp(−i2πn2 2 /λ)・I0 p (3)’=rp1・Io s (3)’=rs1・Io ただし、n2 ,k2 は、それぞれラインアンドパターン
中における屈折率および吸収係数を表し、またd1,2
は光線(1),(2)の、ラインアンドスペース中にお
ける光路長をそれぞれあらわす。また、添字1〜5は、
それそれの光線の反射点、屈折点の、入射側から数えた
順番を示す。図11を参照。
【0042】このように、各光線の強度I(1)’〜I
(n)’が求められると、複素反射係数比(ρ=Rp
Rs)は、 ρ=Rp /Rs =ΣIp (n)’/ΣIs (n)’=t
anΨexp(iΔ) で与えられ、これからパラメータΨ,Δが、 Ψ=tan- 1 (|ρ|) Δ=arg(ρ) で求められる。
【0043】図9の構成において、計算ユニット104
bは、上記の計算を行い、求められたパラメータΨ,Δ
を初期条件設定ユニット104を介してプロセス制御ユ
ニットに供給する。図12は、前記計算ユニット104
bが実行する動作の概略を示すフローチャートである。
【0044】図12を参照するに、まずステップ1にお
いて、パターンの膜厚、屈折率、吸収率、下地の膜厚、
屈折率、吸収率、さらにパターンピッチ等の構造条件が
入力され、さらにステップ2において入射光ビームが、
スネルの法則に従う個々の光線に分解され、さらに光線
路が個々の光線(i=1〜n)について求められる。さ
らに、ステップ3において、個々の光線iについて、偏
光成分pおよびsの強度Ip(i)’,Is(i)’が
求められる。
【0045】次に、ステップ4において、前記偏光成分
pおよびsの積分強度ΣIp(n)’,ΣIs(n)’
が求められ、求められた積分強度より、ステップ5にお
いて複素反射係数比ρが求められる。さらに、ステップ
6において、前記複素反射係数比ρより、パラメータ
Ψ,Δが求められ、ステップ7においてデータベースを
参照することにより、パターンの幅Wが求められる。
【0046】図13は、図4(A),(B)の実施例で
示したレジストパターン22aをマスクに、下地のポリ
シリコン層222 をRIE法によりエッチングし、さら
にレジストパターン22aを除去した状態における、図
3の測定装置により求められたパラメータΨとΔの関係
を示す。ただし、この場合、入射角は55°に設定し、
ポリシリコン層222 の下地層221 は、Siではなく
SiO2 としている。このような関係をデータベース1
04aに蓄積することにより、様々なパターンについ
て、パターン幅を求めることが可能になる。
【0047】さらに、図14は、図4(A),(B)の
実施例において、マスクパターンのピッチが150nm
の場合に、図3の測定装置を使い、エッチング時間を変
えながらパラメータΨ,Δの変化をモニタした例であ
る。ただし、図示した例は、エッチングの終点に対して
さらに10%および30%の過剰エッチングを行った場
合に相当する。また、偏光状態は、レジストパターン2
2aを除去した状態で測定している。一般に、30%の
過剰エッチングを行うと、およそ20nmのサイドエッ
チングが生じることがSEMの観察から知られている
が、図14に示した結果は、本発明による加工物寸法測
定方法が、この程度のサイドエッチングを検出できるこ
とを示している。換言すると、本発明による、エリプソ
メトリを使った加工物寸法測定方法は、10nm以下の
精度で加工寸法のずれを検出できることを示している。 [第4実施例]図15は、本発明の第4実施例の原理を
示す。
【0048】図15を参照するに、本実施例では、入射
光ビームの反射光あるいは回折光のかわりに、入射光ビ
ームが基板22上のパターン22bにより散乱されるこ
とにより生じる散乱光の偏光状態を求めることにより前
記パラメータΨ,Δを求める。
【0049】図16は、図15に示す散乱光の測定を実
行するための構成を示す。ただし、図16中、先に説明
した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図16の測定装置では、光源23から出射したコヒーレ
ント光が、1/4λ位相差板23および偏光子25を通
過した後、ビームチョッパ25Aを介してパターン22
aを形成されたウェハ22上に入射する。ビームチョッ
パ25aはその一部にカットを形成された回転ディスク
よりなり、光源23からウェハ22に入射するコヒーレ
ント光をオンオフ制御する。
【0050】さらに、図16の構成では、ウェハ22上
のパターン22aが形成する反射光あるいは回折光を避
けて、レンズ31およびこれに協働するビームスプリッ
タ32が形成され、前記ビームスプリッタ32は、前記
パターン22aから生じ、レンズ31により集束された
散乱光を、p成分およびs成分に分解してそれぞれ検出
器27Aおよび27Bに供給する。その際、前記検出器
27Aおよび27Bには、前記ビームチョッパ25Aか
ら回転制御信号が、同期信号SYNCとして供給され、
検出器27Aおよび27Bは、それぞれ前記同期信号S
YNCの1周期に対応して前記散乱光の強度Ip,Is
を測定する。かかる構成によれば、ウェハ22上へ光ビ
ームが照射されている状態における散乱光の強度を、光
ビームが遮断されている状態の散乱光の強度と比較する
ことにより、微弱な散乱光の強度Ip,Isを、精度よ
く測定することができる。
【0051】このようにして得られた散乱光の強度I
p,Isは、処理装置30において処理され、強度I
p,Isに対して割算Ip/Isを実行することにより
反射係数比tanΨが求められ、この値から前記偏光パ
ラメータΨが求められる。図17は、図16の散乱光を
使った構成における反射係数比tanΨとパターン幅W
の関係を示す。ただし、図17の例では、厚さ100n
mのSiO2 膜上に厚さが180nmのポリシリコンラ
インアンドスペースパターンを、300nmのピッチで
形成した基板を使い、個々のパターン幅Wを120〜1
80nmの範囲で変化させている。また測定は、図16
の装置において、偏光角が45°の直線偏光を入射光と
して使った。
【0052】図17よりわかるように、散乱光を使うこ
とにより、反射係数比tanΨのパターン幅依存性が観
測される。すなわち、反射係数比tanΨを散乱光から
求めることにより、ラインアンドスペースパターンのパ
ターン幅Wを求めることが可能になる。 [第5実施例]ところで、図3,図7,図9あるいは図
15の装置において、光源23から出射される光ビーム
の入射角は70°に限定されるものではなく、他の角度
を使うこともできる。また、入射角を様々に変化させて
Δ,Ψを測定し、これをもとに、Ψ,Δの他に入射角を
パラメータとして含むデータベースを参照することによ
り、パターンの幅のみならず、パターン側壁の、基板表
面に対する傾き角をも求めることが可能である。
【0053】図18は、厚さが102nmのSiO2
上にポリシリコン膜を182nmの厚さに形成し、さら
にその上に厚さが150nmのレジストラインアンドス
ペースパターンを500nmピッチで形成したウェハに
ついて、反射光より求められた偏光パラメータΨ,Δの
関係を示す。
【0054】図18を参照するに、レジストパターンを
形成したままの、ポリシリコン膜をエッチングする前の
状態では、パターン幅Wの各値(W=175nm,W=
150nm,W=125nm)について、パラメータ
Ψ,Δが、図18中、左上のカーブに示すように得られ
る。このうち、Wの値に対応する各点において、白丸、
白三角および白四角で示す三点の実験を行っているが、
各点において、得られたデータの収束性は非常に良好で
ある。ただし、上記のデータでは、入射光ビームの入射
角を70°にして求めている。
【0055】次に、前記ポリシリコン膜を、前記レジス
トラインアンドスペースパターンをマスクとしてエッチ
ングし、得られた構造について求められた偏光パラメー
タΨ,Δを、黒丸,黒三角および黒四角で示す。ただ
し、黒三角は、図19Aの断面SEM写真に示すよう
に、オーバーエッチング量を0%とした場合を、黒四角
は図19Bの断面SEM写真に示すように、オーバーエ
ッチング量を30%とした場合を、さらに黒丸は、図1
9Cの断面SEM写真に示すように、オーバーエッチン
グ量を80%とした場合を示す。
【0056】図18よりわかるように、オーバーエッチ
ング量を0%とした場合のカーブとオーバーエッチング
量を30%とした場合のカーブ、さらにオーバーエッチ
ング量を80%とした場合のカーブとは、パターン幅W
が175nmの場合に部分的に重なる他は、互いに異な
っており、これは、偏光パラメータΨ,Δの組み合わせ
から、図19(A)〜(C)に示すポリシリコンパター
ンの断面形状の違いを検出することができることを示し
ている。すなわち、パターン幅Wおよび膜厚あるいは屈
折率等の構造パラメータがあらかじめ何らかの方法で知
られている場合、エリプソメトリにより得られる偏光パ
ラメータΨ,Δの組み合わせから、パターンの断面形状
を推定することが可能になる。 [実施例6]図20は、SiO2 膜上に形成された同じ
ラインアンドスペースパターンにおいて、ポリシリコン
膜の膜厚を変化させた場合の偏光パラメータΨ,Δの関
係を示す。ただし、図20中、黒丸で示したカーブは、
厚さが100nmのSiO2膜上に厚さが178nmの
ポリシリコンラインアンドスペースパターンを形成した
場合を、また白丸で示したカーブは、ポリシリコンライ
ンアンドスペースパターンの厚さを163nmとした場
合のものである。いずれの場合においても、ラインアン
ドスペースパターンのピッチは300nm、またパター
ン幅Wは110nm〜200nmの範囲で変化させてい
る。
【0057】図20よりわかるように、パラメータΨ,
Δにより規定されるカーブは、ポリシリコンパターンの
厚さが178nmの場合と163nmの場合とでは異な
っており、このため、始めにパターンの厚さを測定する
ことにより、特定のカーブを選択し、選択されたカーブ
についてΨ,Δを求めることが可能になる。
【0058】図21は、このような、膜厚測定工程を含
む、本発明の第6実施例による、パターン寸法測定方法
のフローチャートを示す。図21を参照するに、まずス
テップ11において、ラインアンドスペースパターンの
膜厚が測定され、次にステップ12において前記測定さ
れた膜厚に対応するカーブないし特性曲線が選択され
る。さらに、ステップ13においてエリプソメトリーに
よる測定が行われ、得られたパラメータΨおよびΔ、さ
らに前記選択された特性曲線を使って、パターン幅Wあ
るいはその断面形状が求められる。
【0059】さらに、本発明は上記の実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨内において様々な変形・
変更が可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1,10,19記載の本発明の特
徴によれば、半導体装置の製造工程において、ウェハ上
に形成されたパターンの寸法を、非接触かつ非破壊で高
速に測定することが可能になり、さらに測定結果を製造
プロセスにフィードバックすることが可能になる。
【0061】請求項2,11記載の本発明の特徴によれ
ば、求められた楕円偏光パラメータをもとに、実験に基
づいて構築されたデータベースを参照することにより、
複雑な理論計算をすることなく、容易にパターン寸法を
求めることが可能になる。請求項3,12記載の本発明
の特徴によれば、エリプソメータを使うことにより、偏
光状態を簡単に求めることができる。
【0062】請求項4,13記載の本発明の特徴によれ
ば、さらに入射光ビームの入射角を変化させて測定を行
うことにより、パターン寸法のみならず、パターン側壁
が基板表面に対してなす角度をも求めることが可能であ
る。請求項5,14記載の本発明の特徴によれば、前記
構造物から反射される強力な反射光を使うことにより、
反射光ビームの偏光状態を安定して、再現性良く求める
ことが可能である。
【0063】請求項6,15記載の本発明の特徴によれ
ば、前記構造物から回折される回折光を使うことによ
り、比較的粗なパターンであっても、測定結果に対する
下地層の影響を最小化することが可能になる。請求項
7,16記載の本発明の特徴によれば、前記構造物から
散乱される散乱光を使うことにより、比較的粗なパター
ンであっても、測定結果に対する下地層の影響を最小化
することが可能になる。
【0064】請求項8,17記載の本発明の特徴によれ
ば、構造物の幅あるいは断面形状を、非破壊、非接触に
より求めることが可能になる。請求項9および18記載
の本発明の特徴によれば、入射光ビームを断続し、照射
状態と遮断状態の各々について偏光状態を測定すること
により、散乱光のような弱い出射光を使う場合にも、高
精度な測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す図である。
【図3】本発明の第1実施例による構成を示す図であ
る。
【図4】図3の装置が適用されるラインアンドスペース
パターンを示す図である。
【図5】図3の装置で使われるデータベースの例を説明
する図である。
【図6】図3の装置におけるウェハの位置決めを説明す
る図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す図である。
【図8】図7の構成において、反射光および1次回折光
を使った例を示す図である。
【図9】図3の装置を半導体装置の製造プロセスの制御
に適用した本発明の第3実施例を示す図である。
【図10】図9の装置において、パラメータΨ,Δを計
算で求める際の原理を示す図(その一)である。
【図11】図9の装置において、パラメータΨ,Δを計
算で求める際の原理を示す図(その二)である。
【図12】図9の装置における処理を示すフローチャー
トである。
【図13】図3の装置において、エッチングにより形成
されたラインアンドスペースパターンに本発明を適用し
た場合における、パターン幅をパラメータΨ,Δの関係
を示す図である。
【図14】図3の装置において、エッチングの進行に伴
うパラメータΨ,Δの関係を示す図である。
【図15】本発明の第4実施例を説明する図である。
【図16】図15の装置の具体的な構成を示す図であ
る。
【図17】図16の装置により得られる特性曲線の例を
示す図である。
【図18】本発明の第5実施例による、パターンの断面
形状によるΔ−Ψ関係の変化を説明する図である。
【図19】(A)〜(C)は、図18に対応した、様々
なパターン断面形状を示す図である。
【図20】本発明の第6実施例による、パターンの膜厚
によるΔ−Ψ関係の変化を説明する図である。
【図21】本発明の第6実施例による、パターン測定工
程を示すフローチャートである。
【図22】従来のエリプソメータの構成を示す図であ
る。
【図23】エリプソメトリで測定される楕円偏光を示す
図である。
【符号の説明】
1,23 光源 2,25 偏光子 3 試料 4 回転検光子 4a,24 1/4波長板 4b 回転1/4波長板 5,27,27A,27B 検出器 10,22 基板 11 パターン 11a,11b パターン要素 21 ステージ 21A 位置決め構造 21B 位置決めピン 22a パターン 22b パターン要素 22A オリエンテーションフラット 25A ビームチョッパ 26 回転検光子 28 増幅器 29 A/D変換器 30 処理装置 31 レンズ 32 ビームスプリッタ 101 ウェハプロセス部 102 プロセス制御部 103 エリプソメトリ部 104 初期条件設定部 104a データベース 104b 理論計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 H01L 21/302 B

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平坦な表面を有する基板上に形成された
    構造物の寸法を測定する工程を含む半導体装置の製造方
    法において、 前記構造物に、前記基板表面に対して所定の角度で、偏
    光した入射光ビームを入射させる照明工程と;前記入射
    光ビームが入射した前記構造物から出射する出射光ビー
    ムの偏光状態を測定する測定工程と;前記構造物の、前
    記基板表面に平行な方向への寸法を、前記偏光状態から
    求める評価工程とを含み;前記求められた寸法に基づい
    て、半導体装置の製造パラメータを調整することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記評価工程は、前記求められた偏光状
    態に基づき、偏光状態と構造物の寸法との間の関係を、
    様々な構造物の寸法について含むデータベースを参照す
    ることにより実行されることを特徴とする請求項1記載
    の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記偏光状態は、前記構造物を通過した
    後における出射光ビームの偏光面の回転と、偏平率によ
    り表現され、前記測定工程は、エリプソメータにより実
    行されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記照明工程は、前記偏光した入射光ビ
    ームの入射角を変化させながら実行され、前記評価工程
    は、得られた偏光状態と、前記入射角の組み合わせによ
    り、さらに前記構造物を画成する側壁面が、前記基板平
    面に対してなす角度を推定する工程を含むことを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記測定工程は、前記出射光ビームとし
    て、前記入射光ビームの反射光を使うことを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記測定工程は、前記出射光ビームとし
    て、前記構造物から回折される前記入射光ビームの回折
    光を使って実行されることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記測定工程は、前記出射光ビームとし
    て、前記構造物で散乱される前記入射光ビームの散乱光
    を使って実行されることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記評価工程は、前記構造物の膜厚を測
    定する工程と、前記測定された膜厚に対応するデータベ
    ースを選択する工程と、前記選択されたデータベースを
    使い、前記偏光状態より前記構造物の幅または断面形状
    を求める工程を含むことを特徴とする請求項2記載の半
    導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記照明工程は、前記入射光ビームを断
    続する工程を含み、前記測定工程は、前記断続する入射
    光ビームに対応して形成される断続する出射光ビームの
    偏光状態を、照射状態および遮断状態について測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 平坦な表面を有する基板上に形成され
    た構造物の寸法を測定する加工物寸法測定方法におい
    て、 前記構造物に、前記基板表面に対して所定の角度で、偏
    光した入射光ビームを入射させる照明工程と;前記入射
    光ビームが入射した前記構造物から出射する出射光ビー
    ムの偏光状態を測定する測定工程と;前記構造物の、前
    記基板表面に平行な方向への寸法を、前記偏光状態から
    求める評価工程とを含むことを特徴とする測定方法。
  11. 【請求項11】 前記評価工程は、前記求められた偏光
    状態に基づき、偏光状態と構造物の寸法との間の関係
    を、様々な構造物の寸法について含むデータベースを参
    照することにより実行されることを特徴とする請求項1
    0記載の測定方法。
  12. 【請求項12】 前記偏光状態は、前記構造物を通過し
    た後における出射光ビームの偏光面の回転と、偏平率に
    より表現され、前記測定工程は、エリプソメータにより
    実行されることを特徴とする請求項10記載の測定方
    法。
  13. 【請求項13】 前記照明工程は、前記偏光した入射光
    ビームの入射角を変化させながら実行され、前記評価工
    程は、得られた偏光状態と、前記入射角の組み合わせに
    より、さらに前記構造物を画成する側壁面が、前記基板
    平面に対してなす角度を推定する工程を含むことを特徴
    とする請求項10の測定方法。
  14. 【請求項14】 前記測定工程は、前記出射光ビームと
    して、前記入射光ビームの反射光を使うことを特徴とす
    る請求項10記載の測定方法。
  15. 【請求項15】 前記測定工程は、前記出射光ビームと
    して、前記構造物から回折される前記入射光ビームの回
    折光を使って実行されることを特徴とする請求項10記
    載の測定方法。
  16. 【請求項16】 前記測定工程は、前記出射光ビームと
    して、前記構造物で散乱される前記入射光ビームの散乱
    光を使って実行されることを特徴とする請求項10記載
    の測定方法。
  17. 【請求項17】 前記評価工程は、前記構造物の膜厚を
    測定する工程と、前記測定された膜厚に対応するデータ
    ベースを選択する工程と、前記選択されたデータベース
    を使い、前記偏光状態より前記構造物の幅またはライン
    アンドスペースパターンの断面形状を求める工程を含む
    ことを特徴とする請求項10記載の測定方法。
  18. 【請求項18】 前記照明工程は、前記入射光ビームを
    断続する工程を含み、前記測定工程は、前記断続する入
    射光ビームに対応して形成される断続する出射光ビーム
    の偏光状態を、照射状態および遮断状態について測定す
    ることを特徴とする請求項10記載の測定方法。
  19. 【請求項19】 平坦な表面を有する基板上に形成され
    た構造物を含む半導体装置の品質管理方法において、 前記構造物に、前記基板表面に対して所定の角度で、偏
    光した入射光ビームを入射させる照明工程と;前記入射
    光ビームが入射した前記構造物から出射する出射光ビー
    ムの偏光状態を測定する測定工程と;前記構造物の、前
    記基板表面に平行な方向への寸法を、前記偏光状態から
    求める評価工程とを含むことを特徴とする品質管理方
    法。
JP30687396A 1995-12-28 1996-11-18 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP3712481B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30687396A JP3712481B2 (ja) 1995-12-28 1996-11-18 半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34392495 1995-12-28
JP7-343924 1995-12-28
JP30687396A JP3712481B2 (ja) 1995-12-28 1996-11-18 半導体装置の製造方法

Related Child Applications (5)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159592A Division JP3712722B2 (ja) 1995-12-28 2004-05-28 測定方法、測定装置および品質管理方法
JP2004159591A Division JP3698266B2 (ja) 1995-12-28 2004-05-28 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP2005136525A Division JP3725537B2 (ja) 1995-12-28 2005-05-09 半導体装置の製造方法
JP2005136526A Division JP3725538B2 (ja) 1995-12-28 2005-05-09 半導体装置の製造方法
JP2005212540A Division JP2005354098A (ja) 1995-12-28 2005-07-22 半導体装置の製造方法および半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09237812A true JPH09237812A (ja) 1997-09-09
JP3712481B2 JP3712481B2 (ja) 2005-11-02

Family

ID=26564895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30687396A Expired - Lifetime JP3712481B2 (ja) 1995-12-28 1996-11-18 半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3712481B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002506198A (ja) * 1998-03-06 2002-02-26 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 回折構造体、下地構造体、広域帯、偏光エリプソメトリ
JP2003294436A (ja) * 2002-01-22 2003-10-15 Fei Co 統合測定方法およびシステム
KR20040014112A (ko) * 2002-08-09 2004-02-14 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 반도체 집적회로장치의 제조방법
JP2004294194A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Nikon Corp 欠陥検査装置、欠陥検査方法及びホールパターンの検査方法
JP2006058294A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Samsung Electronics Co Ltd 基板に形成されたパターンの検査方法、及びこれを行うための検査装置
JP2007129059A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Hitachi High-Technologies Corp 半導体デバイス製造プロセスモニタ装置および方法並びにパターンの断面形状推定方法及びその装置
JP2008076379A (ja) * 2006-08-25 2008-04-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 溝パターンの深さの測定方法および測定装置
JP2008530519A (ja) * 2005-01-12 2008-08-07 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 周期的回折構造を含む層を有するサンプルを測定するためのシステム
JP2008199050A (ja) * 1995-12-28 2008-08-28 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2009031212A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nikon Corp 表面検査装置および表面検査方法
JP2009111338A (ja) * 2007-07-16 2009-05-21 Applied Materials Israel Ltd 高スループットのウェーハ面内変動マッピング
JP2009521730A (ja) * 2005-12-27 2009-06-04 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 検査装置、検査装置を設けたリソグラフィシステム、およびサンプルを検査するための方法
JP2012173409A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Ricoh Co Ltd 光学特性評価方法及び光学素子の検査方法
JP2012185164A (ja) * 2000-09-27 2012-09-27 Kla-Encor Corp 散乱計測定の改良システムおよび応用
JP2016536609A (ja) * 2013-09-16 2016-11-24 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 多入射角半導体計測システム及び方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199050A (ja) * 1995-12-28 2008-08-28 Fujitsu Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置
US7859659B2 (en) 1998-03-06 2010-12-28 Kla-Tencor Corporation Spectroscopic scatterometer system
JP2010133942A (ja) * 1998-03-06 2010-06-17 Kla-Tencor Corp 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP2013083659A (ja) * 1998-03-06 2013-05-09 Kla-Encor Corp 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP2010066268A (ja) * 1998-03-06 2010-03-25 Kla-Tencor Corp 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP4643737B2 (ja) * 1998-03-06 2011-03-02 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
US7898661B2 (en) 1998-03-06 2011-03-01 Kla-Tencor Corporation Spectroscopic scatterometer system
JP2002506198A (ja) * 1998-03-06 2002-02-26 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 回折構造体、下地構造体、広域帯、偏光エリプソメトリ
JP2010281822A (ja) * 1998-03-06 2010-12-16 Kla-Tencor Corp 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP2010133941A (ja) * 1998-03-06 2010-06-17 Kla-Tencor Corp 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP2012185164A (ja) * 2000-09-27 2012-09-27 Kla-Encor Corp 散乱計測定の改良システムおよび応用
JP4490043B2 (ja) * 2002-01-22 2010-06-23 エフ・イ−・アイ・カンパニー 統合測定方法
JP2003294436A (ja) * 2002-01-22 2003-10-15 Fei Co 統合測定方法およびシステム
KR20040014112A (ko) * 2002-08-09 2004-02-14 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 반도체 집적회로장치의 제조방법
JP2004294194A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Nikon Corp 欠陥検査装置、欠陥検査方法及びホールパターンの検査方法
JP4529366B2 (ja) * 2003-03-26 2010-08-25 株式会社ニコン 欠陥検査装置、欠陥検査方法及びホールパターンの検査方法
JP2006058294A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Samsung Electronics Co Ltd 基板に形成されたパターンの検査方法、及びこれを行うための検査装置
JP2008530519A (ja) * 2005-01-12 2008-08-07 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 周期的回折構造を含む層を有するサンプルを測定するためのシステム
JP2007129059A (ja) * 2005-11-04 2007-05-24 Hitachi High-Technologies Corp 半導体デバイス製造プロセスモニタ装置および方法並びにパターンの断面形状推定方法及びその装置
JP2009521730A (ja) * 2005-12-27 2009-06-04 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 検査装置、検査装置を設けたリソグラフィシステム、およびサンプルを検査するための方法
JP2008076379A (ja) * 2006-08-25 2008-04-03 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 溝パターンの深さの測定方法および測定装置
JP2009111338A (ja) * 2007-07-16 2009-05-21 Applied Materials Israel Ltd 高スループットのウェーハ面内変動マッピング
JP2009031212A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Nikon Corp 表面検査装置および表面検査方法
JP2012173409A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Ricoh Co Ltd 光学特性評価方法及び光学素子の検査方法
JP2016536609A (ja) * 2013-09-16 2016-11-24 ケーエルエー−テンカー コーポレイション 多入射角半導体計測システム及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3712481B2 (ja) 2005-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008199050A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP5102329B2 (ja) 回折構造体、広帯域、偏光、エリプソメトリおよび下地構造の測定
JP4196319B2 (ja) 重ね合わせ測定方法
JP7181211B2 (ja) 厚膜及び高アスペクト比構造の計測方法及びシステム
US7561282B1 (en) Techniques for determining overlay and critical dimension using a single metrology tool
US8227265B2 (en) Method of measuring pattern shape, method of manufacturing semiconductor device, and process control system
JP3712481B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2023168422A (ja) 高アスペクト比構造の測定のための中赤外分光法及びシステム
US10551166B2 (en) Optical measurement of a highly absorbing film layer over highly reflective film stacks
US8625110B2 (en) Methods of inspecting structures
KR100627783B1 (ko) 라이브러리작성방법
JP3762784B2 (ja) 測定方法、測定装置および品質管理方法
JP4641890B2 (ja) 測定方法、および半導体装置の製造方法
JP3725538B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005354098A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP3698266B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP3762785B2 (ja) 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法
JP3725537B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3762786B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置
JP3712722B2 (ja) 測定方法、測定装置および品質管理方法
Hoobler et al. Optical critical dimension (OCD) measurments for profile monitoring and control: applications for mask inspection and fabrication
US7202958B1 (en) Modeling a sample with an underlying complicated structure
US20230109008A1 (en) Spectroscopic Reflectometry And Ellipsometry Measurements With Electroreflectance Modulation
KR20240088638A (ko) 전기반사율 변조를 사용한 분광 반사계측 및 타원계측 측정

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040528

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20040528

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20040610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050506

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term