JPH09236753A - 顕微鏡対物レンズ - Google Patents

顕微鏡対物レンズ

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JPH09236753A
JPH09236753A JP8067223A JP6722396A JPH09236753A JP H09236753 A JPH09236753 A JP H09236753A JP 8067223 A JP8067223 A JP 8067223A JP 6722396 A JP6722396 A JP 6722396A JP H09236753 A JPH09236753 A JP H09236753A
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JP
Japan
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lens
lens group
positive
negative
cemented
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JP8067223A
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Masayuki Mizusawa
聖幸 水澤
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • G02B27/0068Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration having means for controlling the degree of correction, e.g. using phase modulators, movable elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーガラスの厚さの変化に起因する諸収差
の変動を良好に補正することのできる、構成レンズ枚数
の比較的少ない高開口数のアポクロマ−ト級顕微鏡対物
レンズ。 【解決手段】 第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向
けた正メニスカスレンズを含み、第2レンズ群G2は、
負レンズL2nと正レンズL2pとの貼り合わせからなり負
屈折力の接合面を有する接合レンズL21と、正屈折力の
接合面を有する接合レンズL22とを有し、第3レンズ群
G3は、少なくとも1つの接合レンズを有し、第1レン
ズ群G1に対して第2レンズ群G2および第3レンズ群
G3を光軸に沿って相対移動させて、カバーガラスの厚
さの変化に起因する収差変動を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡対物レンズに
関し、特にカバーガラスの厚さの変化に起因する諸収差
の変動を補正することのできるアポクロマ−ト級顕微鏡
対物レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、顕微鏡対物レンズは、所定の厚
さを有するカバーガラス(標本と対物レンズとの間に配
置される透明な平行平面板)に対して設計されている。
しかしながら、実際に使用されるカバーガラスの厚さに
は多少のばらつきがあり、このカバーガラスの厚さの変
化が結像性能に影響を及ぼす。カバーガラスの厚さの変
化による結像性能への影響は、たとえば開口数NAが
0.5以下では小さいが、たとえば開口数NAが0.7
5を超えると顕在化してくる。
【0003】さらに、たとえば開口数NAが0.85を
超えるような高開口数を有する対物レンズでは、カバー
ガラスの厚さの変化による結像性能の悪化が著しく、そ
のままの状態では対物レンズの使用が不可能になってし
まう。したがって、開口数NAが0.85を超えるよう
な高開口数を有する明るい顕微鏡対物レンズでは、カバ
ーガラスの厚さの変化に起因する収差変動を補正するた
めの補正レンズ群を備えた、いわゆる補正環付き対物レ
ンズが必要になってくる。
【0004】補正環付き対物レンズとしては、たとえば
特開昭61−275812号公報、特開平3−5051
7号公報、特開平5−119263号公報に開示された
顕微鏡対物レンズが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】まず、特開昭61−2
75812号公報に開示された従来の顕微鏡対物レンズ
は、正屈折力の第1レンズ群と、発散性(負屈折力)の
接合面および収れん性(正屈折力)の接合面を有する第
2レンズ群と、負屈折力の第3レンズ群とからなる。そ
して、第2レンズ群と第3レンズ群とが、光軸に沿って
移動する補正レンズ群を構成している。この顕微鏡対物
レンズでは、開口数NAが0.95と乾燥系としてはほ
ぼ最高の明るさを確保しながら、カバーガラスの厚さの
変化として0.11から0.23までの広い変化範囲に
対応可能となっている。しかしながら、補正レンズ群の
移動に伴う色の球面収差の補正が十分ではない。
【0006】また、特開平3−50517号公報に開示
された従来の顕微鏡対物レンズは、物体側から順に、正
・正・負の3群構成を有し、第2レンズ群が光軸に沿っ
て移動する補正レンズ群を構成している。しかしなが
ら、第2レンズ群は、4つのレンズ成分(3つの接合レ
ンズおよび1つの単レンズ)からなり、補正レンズ群と
してはレンズ枚数が多すぎる。また、レンズ径が大きい
ため、偏心(特に光軸に対するシフト)により収差が悪
化し易い構成になっている。さらに、色の球面収差も残
存している。
【0007】また、特開平5−119263号公報に開
示された従来の顕微鏡対物レンズでは、1枚のダブレッ
トレンズだけで補正レンズ群を構成しており、開口数N
Aも0.93と大きい。しかしながら、レンズ全系の構
成レンズ枚数が、13以上もあり多すぎる。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、カバーガラスの厚さの変化に起因する諸収差
の変動を良好に補正することのできる、構成レンズ枚数
が比較的少ない高開口数のアポクロマ−ト級顕微鏡対物
レンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、物体側から順に、正の屈折力を
有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レ
ンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と
を備え、前記第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向け
た正メニスカスレンズを含み、前記第2レンズ群G2
は、負レンズL2nと正レンズL2pとの貼り合わせからな
り負屈折力の接合面を有する接合レンズL21と、正屈折
力の接合面を有する接合レンズL22とを有し、前記第3
レンズ群G3は、少なくとも1つの接合レンズを有し、
前記第1レンズ群G1に対して前記第2レンズ群G2お
よび前記第3レンズ群G3を光軸に沿って相対移動させ
て、カバーガラスの厚さの変化に起因する収差変動を補
正し、前記負レンズL2nのd線に対する屈折率をN2nと
し、前記正レンズL2pのd線に対する屈折率をN2pと
し、前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との
間の軸上空気間隔をD12とし、全系の焦点距離をfとし
たとき、 0.33<N2n−N2p 0.02<D12/f<1.3 の条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レンズを
提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】一般に、像面の平坦性を良好にす
るには、ぺッツバール和をほぼ0にすれば良いことが知
られている。また、比較的簡素な構成でぺッツバール和
を良好に補正することができるレンズ系として、望遠タ
イプのレンズ系が知られている。なお、望遠タイプのレ
ンズ系は、正屈折力の前群と負屈折力の後群とからな
り、あまり大きな画角を確保することができない。そこ
で、画角の比較的小さな高倍の対物レンズにおいて、望
遠タイプのレンズ系が良く用いられている。本発明にお
いても、比較的高倍の乾燥系対物レンズに対して、この
望遠タイプのレンズ系を採用している。
【0011】また、第2レンズ群G2は、負レンズL2n
と正レンズL2pとの貼り合わせからなり負屈折力の接合
面を有する接合レンズL21と、正屈折力の接合面を有す
る接合レンズL22とを有する。すなわち、本発明では、
補正レンズ群である第2レンズ群G2および第3レンズ
群G3中において、接合レンズL21の負屈折力の接合面
がいわゆるF面を構成している。
【0012】ここで、F面とは強い負の屈折力を有する
接合面のことを指し、一般的には、F面に対する入射光
線の高さを調整することによって、カバーガラスの厚さ
の変化に起因する球面収差の変動を補正している。本発
明では、補正レンズ群自体がF面を備え、補正レンズ群
をひいてはF面を光軸に沿って移動させることによっ
て、F面に対する入射光線の高さを調整している。
【0013】そして、補正レンズ群の移動により、F面
を構成する接合面に対する入射光線の高さを調整するこ
とによって、カバーガラスの厚さの変化に起因した諸収
差(特に球面収差)を補正している。球面収差は光線の
高さに比例するので、本発明の方法では、F面の有効径
が大きいほど補正レンズ群の移動量を少なくすることが
できる利点がある。
【0014】以下、本発明の各条件式について説明す
る。本発明では、以下の条件式(1)および(2)を満
足する。 0.33<N2n−N2p (1) 0.02<D12/f<1.3 (2)
【0015】ここで、 N2n:負レンズL2nのd線に対する屈折率 N2p:正レンズL2pのd線に対する屈折率 D12:第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の軸
上空気間隔 f :全系の焦点距離 なお、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の軸
上空気間隔とは、第1レンズ群G1の最も像側の面と第
2レンズ群G2の最も物体側の面との間の光軸に沿った
距離である。
【0016】条件式(1)は、第2レンズ群G2におい
て負屈折力の接合面(F面)を形成する負レンズL2nと
正レンズL2pとの屈折率の差について適切な範囲を規定
している。条件式(1)の下限値を下回ると、負レンズ
L2nと正レンズL2pとの屈折率差が小さくなりすぎて、
球面収差の変動を良好に補正するには、F面を構成する
接合面の曲率を強くしなければならず、その結果、新た
に高次の色の球面収差が発生しまう。
【0017】条件式(2)は、補正レンズ群の移動範囲
に関する条件式であって、第1レンズ群G1と第2レン
ズ群G2との軸上空気間隔について適切な範囲を規定し
ている。条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズ
群G1と第2レンズ群G2との間隔が大きくなりすぎ
て、倍率の色収差のバランスが崩れ、補正レンズ群の移
動に伴って倍率色収差が変動してしまう。また、第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2とが接近しすぎると、製
造上不都合である。なお、本発明では、第1レンズ群G
1および第2レンズ群G2においてそれぞれ単独に倍率
色収差が良好に補正されていることが好ましい。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て説明する。各実施例において、本発明の顕微鏡対物レ
ンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レン
ズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、
負の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備えている。
【0019】第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向け
た正メニスカスレンズを含んでいる。また、第2レンズ
群G2は、負レンズL2nと正レンズL2pとの貼り合わせ
からなり負屈折力の接合面を有する接合レンズL21と、
正屈折力の接合面を有する接合レンズL22とを有する。
さらに、第3レンズ群G3は、少なくとも1つの接合レ
ンズを有する。
【0020】なお、各実施例において、顕微鏡対物レン
ズの像側には、150mmの軸上空気間隔を隔てて結像
レンズ(第2対物レンズ)が配置されている。そして、
顕微鏡対物レンズと結像レンズとの組み合わせにより、
有限光学系が形成されている。なお、以下の各実施例に
おいて示す諸収差図は、顕微鏡対物レンズと結像レンズ
との軸上空気間隔が150mmの場合の諸収差図であ
る。ただし、軸上空気間隔がある程度変化しても、収差
の変動がほとんどないことを本発明者は検証している。
【0021】各実施例における結像レンズは、物体側か
ら順に、両凸レンズと両凹レンズとの接合正レンズG4
と、両凸レンズと両凹レンズとの接合正レンズG5とか
ら構成されている。次の表(1)に、各実施例における
結像レンズの諸元の値を掲げる。表(1)において、左
端の数字は物体側からの各レンズ面の順序を、rは各レ
ンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面間隔を、nおよび
νはそれぞれd線(λ=587.6nm)に対する屈折
率およびアッベ数を示している。
【0022】
【表1】
【0023】〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例
にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。図示
の顕微鏡対物レンズにおいて、第1レンズ群G1は、物
体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズ、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、物体側
に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および物体側に凸
面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正
レンズから構成されている。
【0024】また、第2レンズ群G2は、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2nと両
凸レンズL2pとの接合正レンズL21、および両凸レンズ
と両凹レンズとの接合負レンズL22から構成されてい
る。なお、接合正レンズL21の接合面は負の屈折力を、
接合負レンズL22の接合面は正の屈折力を有する。さら
に、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凹レンズ
と両凸レンズとの接合負レンズから構成されている。
【0025】次の表(2)に、本発明の実施例1の諸元
の値を掲げる。表(2)において、fは顕微鏡対物レン
ズのみの焦点距離を、NAは開口数を、βは結像レンズ
を含めた系の倍率を、WDは作動距離をそれぞれ表して
いる。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の
順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面
間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.63
m)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0026】
【表2】f =5.0 NA=0.95 β =40× WD=0.14 (収差変動の補正における可変間隔) カバーガラスの厚さ 可変間隔d9 0.11 0.65 0.17 1.785 0.23 3.19 (条件対応値) (1)N2n−N2p=0.37 (2)D12/f =0.13〜0.638
【0027】図2は、第1実施例における球面収差図で
ある。そして、(a)はカバーガラスの厚さが0.11
である場合の球面収差を、(b)はカバーガラスの厚さ
が0.17である場合の球面収差を、(c)はカバーガ
ラスの厚さが0.23である場合の球面収差をそれぞれ
示している。各球面収差図において、NAは開口数を、
dはd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=6
56.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)を
それぞれ示している。各球面収差図から明らかなよう
に、本実施例では、カバーガラスの厚さの変化に起因す
る球面収差の変動が良好に補正されていることがわか
る。
【0028】〔実施例2〕図3は、本発明の第2実施例
にかかる顕微鏡対物レンズの構成を示す図である。図示
の顕微鏡対物レンズにおいて、第1レンズ群G1は、物
体側から順に、物体側に凹面を向けた負メニスカスレン
ズ、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ、物体側
に凹面を向けた正メニスカスレンズ、および物体側に凸
面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正
レンズから構成されている。
【0029】また、第2レンズ群G2は、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL2nと両
凸レンズL2pとの接合正レンズL21、および物体側に凹
面を向けた正メニスカスレンズと両凹レンズとの接合負
レンズL22から構成されている。なお、接合正レンズL
21の接合面は負の屈折力を、接合負レンズL22の接合面
は正の屈折力を有する。さらに、第3レンズ群G3は、
物体側から順に、両凸レンズと両凹レンズとの接合負レ
ンズから構成されている。
【0030】次の表(3)に、本発明の実施例2の諸元
の値を掲げる。表(3)において、fは顕微鏡対物レン
ズのみの焦点距離を、NAは開口数を、βは結像レンズ
を含めた系の倍率を、WDは作動距離をそれぞれ表して
いる。さらに、左端の数字は物体側からの各レンズ面の
順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各レンズ面
間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=587.63
m)に対する屈折率およびアッベ数を示している。
【0031】
【表3】f =5.0 NA=0.9 β =40× WD=0.14 (収差変動の補正における可変間隔) カバーガラスの厚さ 可変間隔d9 0.08 0.39 0.17 1.89 0.3 4.8 (条件対応値) (1)N2n−N2p=0.37 (2)D12/f =0.078〜0.96
【0032】図4は、第2実施例における球面収差図で
ある。そして、(a)はカバーガラスの厚さが0.08
である場合の球面収差を、(b)はカバーガラスの厚さ
が0.17である場合の球面収差を、(c)はカバーガ
ラスの厚さが0.3である場合の球面収差をそれぞれ示
している。各球面収差図において、NAは開口数を、d
はd線(λ=587.6nm)を、CはC線(λ=65
6.3nm)を、FはF線(λ=486.1nm)をそ
れぞれ示している。各球面収差図から明らかなように、
本実施例では、カバーガラスの厚さの変化に起因する球
面収差の変動が良好に補正されていることがわかる。
【0033】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、倍率が
40倍程度で、開口数NAが大きく、カバーガラスの厚
さの変化に起因する諸収差(特に球面収差)の変動を良
好に補正することのできる、構成レンズ枚数の少ないア
ポクロマ−ト級顕微鏡対物レンズを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図2】第1実施例における球面収差図であって、
(a)はカバーガラスの厚さが0.11である場合の球
面収差を、(b)はカバーガラスの厚さが0.17であ
る場合の球面収差を、(c)はカバーガラスの厚さが
0.23である場合の球面収差をそれぞれ示している。
【図3】本発明の第2実施例にかかる顕微鏡対物レンズ
の構成を示す図である。
【図4】第2実施例における球面収差図であって、
(a)はカバーガラスの厚さが0.08である場合の球
面収差を、(b)はカバーガラスの厚さが0.17であ
る場合の球面収差を、(c)はカバーガラスの厚さが
0.3である場合の球面収差をそれぞれ示している。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正の屈折力を有する第
    1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G
    2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、 前記第1レンズ群G1は、物体側に凹面を向けた正メニ
    スカスレンズを含み、 前記第2レンズ群G2は、負レンズL2nと正レンズL2p
    との貼り合わせからなり負屈折力の接合面を有する接合
    レンズL21と、正屈折力の接合面を有する接合レンズL
    22とを有し、 前記第3レンズ群G3は、少なくとも1つの接合レンズ
    を有し、 前記第1レンズ群G1に対して前記第2レンズ群G2お
    よび前記第3レンズ群G3を光軸に沿って相対移動させ
    て、カバーガラスの厚さの変化に起因する収差変動を補
    正し、 前記負レンズL2nのd線に対する屈折率をN2nとし、前
    記正レンズL2pのd線に対する屈折率をN2pとし、前記
    第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2との間の軸上
    空気間隔をD12とし、全系の焦点距離をfとしたとき、 0.33<N2n−N2p 0.02<D12/f<1.3 の条件を満足することを特徴とする顕微鏡対物レンズ。
JP8067223A 1996-02-28 1996-02-28 顕微鏡対物レンズ Pending JPH09236753A (ja)

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USH1763H (en) 1998-12-01

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