JPH09236585A - 表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定センサ及び診断装置並びに診断方法 - Google Patents

表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定センサ及び診断装置並びに診断方法

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JPH09236585A
JPH09236585A JP8071039A JP7103996A JPH09236585A JP H09236585 A JPH09236585 A JP H09236585A JP 8071039 A JP8071039 A JP 8071039A JP 7103996 A JP7103996 A JP 7103996A JP H09236585 A JPH09236585 A JP H09236585A
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hardening
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diagnostic
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幹夫 福原
Yoshiyuki Kuwano
芳行 桑野
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Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属、セラミックス、ポリマーなどの各種材
料からなる試験体における内側に屈曲または湾曲したコ
ーナー部分およびこのコーナー部分の付近の表面劣化、
硬化、疲労の有効的な診断。 【解決手段】 表面劣化等の診断用測定センサ1は、試
験体2のコーナー部分の2aの内角を構成する部分にあ
って、その内部にある発信子3及び受信子4がその前面
部分にあるくさび部材5、6を介して試験体2と接触す
る。発信子3及び受信子4は、発信角度θ1、受信角度
θ2を構成し、SH波が発信及び受信される。この診断
用測定センサ1は、パルサー・レシーバ部21、A/D
変換部22及びディスプレイ23を備えたCPU24が
接続されることにより診断装置が構成される。試験体2
は、前記CPU24により演算、解析処理された減衰係
数、周波数、波形、伝播時間、受信感度などの測定要素
が実測され、標準試料における判定しきい値との比較判
断によってコーナー部分における材料表面劣化、硬化、
疲労が相対的に診断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属、コンクリー
ト、ガラスを含むセラミックス、ゴムを含むポリマー等
の各種材料の屈曲部や湾曲部における表面劣化、硬化、
疲労を定量診断するのに好適する表面劣化、硬化、疲労
の診断用測定センサ、診断装置、及び診断方法に関し、
特に、表面劣化、硬化、疲労が超音波利用による非破壊
形式により、相対的な比較もしくは絶対的評価で、しか
も簡便に定量診断できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種材料における表面部の疲労、
加工硬化、劣化などを測定する方法としては、断面部の
硬度測定や走査型電子顕微鏡による観察、X線照射によ
る応力測定が実用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって従来の一般
的な測定方法では被測定材料に圧痕を印加したり、腐食
できないという問題点があり、また屈曲部や湾曲部の表
面形状を考慮すれば表面劣化、硬化、疲労の測定診断に
は困難を伴う。
【0004】このようなことから、本発明者らは、新た
な発想のもとに、鋭意研究を行い、横波の剪断水平波
(SH波)からなる超音波の利用によって、試験体にお
ける内側に屈曲または湾曲したコーナー部分、またはそ
のコーナー近くの部分の表面劣化、硬化、疲労等の度合
を評価、診断できるようにした診断用測定センサ、診断
装置、及び診断方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
なされたもので、金属、コンクリート、ガラスを含むセ
ラミックス、ゴムを含むポリマーなどの各種材料からな
る試験体における、内側に屈曲または湾曲したコーナー
部分、及び/またはそのコーナー近くの部分の表面劣
化、硬化、疲労等の度合を診断する測定センサは、超音
波の発信子及び受信子を備えることで非破壊接触で測定
できるようにしたものである。この場合、前記発信子及
び受信子は、前記コーナー部分を構成する内角部分に対
向して配置され、しかも、横波の剪断水平波(SH波)
からなる超音波が前面部分に位置するくさび部材内を伝
播するように、発信角度θ1及び受信角度θ2がそれぞ
れ構成さるようにしたものである。
【0006】また、診断装置は、前記測定センサの発信
子及び受信子が超音波の発信及び受信を制御するパルサ
ー・レシーバ部に接続されるとともに、このパルサー・
レシーバ部には、前記受信子側からの受信波をデジタル
変換するA/D変換部及び波形表示などに用いるディス
プレイを備えた演算処理用のCPUが接続されるように
したものである。この場合、ディスプレイを備えたCP
Uは、パーソナルコンピュータとして構成され、その集
積回路のボードには、パルサー・レシーバ部及びA/D
変換部が組み込まれてもよい。
【0007】さらに、表面劣化、硬化、疲労等の度合の
診断方法は、前記試験体が表面劣化、硬化、疲労等の度
合の診断装置に組み込まれた前記測定センサによって、
SH波からなる超音波が伝播され、CPUにより演算、
解析処理された減衰係数、周波数、波形、伝播時間、受
信感度などの測定要素の実測値が標準試料における表面
劣化、硬化、疲労等の度合の診断要素の判定しきい値と
の比較判断によって、材料の表面劣化、硬化、疲労が相
対的にもしくは絶対値として診断される。この場合、表
面劣化、硬化、疲労等の度合の診断要素としては、熱、
放射線、化学物質、水等による劣化、引張のび、硬さ、
疲労等の度合が適用される。また、試験体の標準試料か
ら求めた判定しきい値は、診断要素の基準値及び測定要
素の基準値がそれぞれ相関関係にあるように作成された
検量線を基にして定めておけば、精度の高く、しかも簡
便な定量診断が可能になる。
【0008】
【作用】本発明は、試験体における内側に屈曲または湾
曲したコーナーの表面部分またはそのコーナー近くの表
面部分に、SH波からなる超音波が伝播されるととも
に、このときの減衰係数、周波数、波形、伝播時間、受
信感度などの測定要素が実測され、次いで、CPUによ
って減衰係数や周波数などの解析結果が演算処理され
る。
【0009】得られた結果は、試験体の標準試料におけ
る判定しきい値と相対的に比較判断され、材料の表面劣
化、硬化、疲労が定量的に診断されるものである。した
がって試験体の表面部は非破壊的にに測定され、しか
も、SH波が縦波などの他のモードに変換する現象もな
いことから、前記測定要素が精度高く実測できるもので
ある。
【0010】また、前記標準試料に対して、前記診断要
素及び前記測定要素の基準値がそれぞれ相関関係となる
検量線を作成しておき、これに基づき測定要素の実測値
が比較判断されるようにすれば、相対的な定量診断がよ
り精度高く行えるものである。また、この検量線は、単
に定量測定をする上においても役に立つ。
【0011】
【発明実施の形態】以下、本発明における内側に屈曲ま
たは湾曲したコーナー部分の表面劣化、硬化、疲労の、
診断用測定センサ、診断装置、及び診断方法について、
その一実施例につき図を参照しながら説明する。
【0012】図1は、表面劣化、硬化、疲労等の度合の
診断用測定センサ1を示す説明図で、診断用測定センサ
1は、例えば、鋼材料からなる試験体2における内側に
湾曲したコーナー部分の加工時に生じる表面硬化を測定
するものであり、その内部には、対となった超音波の発
信子3及び受信子4が備えられている。そして、前記発
信子3及び受信子4の前面部分には、前記コーナー部分
2aを構成する内角部分に接するくさび部材5,6が配
置されている。またこの発信子3及び受信子4は、SH
波からなる超音波がくさび部材5,6内を伝播し、さら
に前記試験体2の表面方向にSH波を発し、そして受信
できるように発信角度θ1及び受信角度θ2が構成さ
れ、外郭を構成するケース7に設けられた端子8a,8
bには、リード線9a,9b及びケーブル10a,10
bが接続されるようになっている。
【0013】なお、図示の診断用測定センサ1は前記コ
ーナー部分2aに対向する部分が空間となるようにした
一体形のものであるが、発信子3及び受信子4がそれぞ
れ別体形式となったものでも適用できる。
【0014】そしてこの発信子3及び受信子4の背後に
は、図示しない振動制動用のダンパが設けられ、きれい
なパルスが得られるように配慮されている。また、SH
波を選択したのは、図2のように試験体2の前記コーナ
ー部2aにおいて直進貫通するSH波Xの他に、コーナ
ー部2aの表面に沿って進行するSH波Yが存在すると
いう新たに得られた知見に基づくものであり、そして縦
波等の他のモードに変換して受信波が複雑になる現象が
ないからでもある。この場合、SH波は周波数が0.5
〜100MHzのパルスが望ましい。これは、0.5M
Hzよりも小さいと波長が長くなりすぎるため測定精度
が低下し、100MHzを越えると過度に減衰しやすく
なるからである。望ましくは1〜5MHzが好適であ
る。また、超音波の波形にパルス波を用いるのは、複雑
に干渉し合うことが少ないこと、受信波形の解析がしや
すく、試験体を無限媒体の個体として取り扱える性質が
あるからである。さらに、前記くさび部材5,6は、試
験体2との間の音響インピーダンスの差が少なく、超音
波の伝搬特性があり、かつ耐摩耗性の良好な材料から選
定される。例えば、鉛等の金属、アクリル、ポリカーボ
ネイト、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリアミドイミド、ポリアミド、ポ
リエーテルスルホン、ポリアセタール、ポリエチレンテ
レフタレート、ABS樹脂、変性ポリフェニレンエーテ
ル等のポリマー、あるいはシリコンゴム、ウレタンゴ
ム、ハイカー等のゴムが用いられる。
【0015】また、このくさび部材5,6は、超音波の
減衰などから、横波を選択基準とすれば、鋼材料の試験
体では、一般的には500〜3000m/sの範囲が好
適する。これは、500m/s未満では横波超音波の減
衰が大きくなって不具合となり、3000m/sよりも
大きいと鋼材料からなる試験体に対する横波入射角が得
られないからである。
【0016】このようにして構成された診断用測定セン
サ1のSH波は、前記発信子3から試験体の表面部に伝
播し前記受信子4によって受信されるが、このとき前記
くさび部材5,6は試験体の表面に密着するような形状
面を備えた、送信面11a及び受信面11bが構成され
る。要するに、試験体2のコーナー部分2aを構成する
内角面は平面同士の場合、フランジの環状端面及び円柱
面の場合があり、これらの面形状に適合する送信面11
a及び受信面11bが備えられる。また、試験体2の表
面部については、金属、セラミックスでは0〜5mm、
ポリマーでは0〜0.5mmを目安としている。
【0017】また、前記発信角度θ1及び前記受信角度
θ2は、発信子3及び受信子4における振動面の法線1
2a,12bと、送信面及び受信面の法線13a,13
bとがそれぞれなす角度により構成される。発信角度θ
1及び受信角度θ2は、横波超音波の入射臨界角近傍を
利用する。
【0018】図3は、表面劣化、硬化、疲労の、診断装
置における概念的なシステムを示した構成図であり、S
H波からなる超音波を伝播する前記診断用測定センサ1
を装置に組み込むことによって、試験体2の表面劣化、
硬化、疲労が定量的に診断できるようになっている。要
するに、この診断用測定センサ1は、超音波の送受信を
制御するパルサ・レシーバ21からのケーブル10a,
10bによってSH波からなる超音波が試験体2に対し
て発信及び受信されるものである。
【0019】したがって、くさび部材5,6に構成され
た送信面11a及び受信面11bが前記試験体2に密接
され、SH波からなる超音波が送信面11a及び受信面
11b間における試験体の表面部を介して伝播し、パル
サ・レシーバ21のレシーバ側で受信される。そしてこ
の受信波は、A/D変換部22によってデジタル信号に
変換されるとともに、表示用のディスプレイ23を備え
たCPU24によって演算処理される。この場合、CP
U24では、測定結果から減衰係数、周波数、波形、伝
播時間、受信感度などが算出されるとともに、波形のパ
ターン解析などが行われる。
【0020】なお、前記ディスプレイ23を備えたCP
U24は、図4で示されるように、パーソナルコンピュ
ータ25として構成され、その集積回路のボード(図示
せず)には、パルサ・レシーバ部21及びA/D変換部
22が組み込まれる場合にも適用される。
【0021】したがって、本発明では、まず最初に、試
験体2の標準試料を対象にして、SH波からなる超音波
の減衰係数、周波数、伝搬時間、受信感度、波形のパタ
ーン解析などの測定要素によって判断された判定しきい
値が決定される。この場合、判定しきい値は、標準試料
における表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断要素に対
して、寿命などに対応した値を意味する。また、表面劣
化、硬化、疲労等の度合の診断要素は、熱、放射線、化
学物質、水等による劣化、接着強度、引張伸び、硬さ、
疲労などが対象になる。そして、精度高くしかも簡便に
定量診断するためには、標準試料における診断要素及び
減衰係数、周波数、伝搬時間などの測定要素の基準値を
それぞれ相関関係とした検量線が作成されていると好都
合である。これは、この検量線を基にして、前述した判
定しきい値が容易に設定できるからである。また、この
検量線は、単に定量測定をする際においても役に立つ。
【0022】次いで、試験体2に対して、同様な測定作
業を行い、得られた測定要素の実測値などを前記標準試
料における検量線を用いて判断し、試験体2の表面劣
化、硬化、疲労等の度合を定量的に診断する。そして、
測定要素の実測値がしきい値に至れば、使用不可と診断
される。
【0023】図5は、前述した検量線を示した特性図で
あり、この図を参照しながら試験体2における硬さの診
断例について説明する。前記図5は普通鋼のR部の加工
時に生じた表面硬化を識別する検量線Aを示した特性図
である。この場合、標準試料で実測した伝搬時間及び検
量線Aから、表面硬さが相対的に判断され、非破壊で定
量的に判断される。なお、しきい値を図示のようにHR
C53と設定すれば、伝搬時間が10.21μsを越え
た場合使用不可と診断される。
【0024】また、表面劣化、疲労度合の定量の場合
も、診断要素及び減衰係数、周波数、伝搬時間などの測
定要素をそれぞれ相関関係とした検量線が作成されれ
ば、同様にして診断ができる。
【0025】なお、本実施例では、試験体2のコーナー
部分2aについては、曲率半径を有する湾曲状の場合を
例示したが、鋭角、直角、鈍角で屈曲または湾曲する場
合にもすべて適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、診断用
測定センサ1は小型軽量化されており、また、金属、コ
ンクリート、ガラスを含むセラミックス、ゴムを含むポ
リマーなどの各種材料において、内側に屈曲または湾曲
したコーナー部分2aや、そのコーナー近くの部分2b
の表面劣化、硬化、疲労等の度合を、比較的容易に定量
診断できるという利点を有する。
【0027】また、この診断用測定センサ1を応用した
表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断装置及び診断方法
では、試験体2から測定した減衰係数、周波数、伝搬時
間、受信感度、波形のパターン解析などの測定要素の実
測値が試験体の標準試料から求めた判定しきい値と比較
判断されることにより、試験体の熱、放射線、化学物
質、水等による劣化、接着強度、引張伸び、硬さ、疲労
などの診断要素が相対的な関係で、しかも簡易に定量診
断ができるという利点を有する。この場合、診断要素及
び測定要素の基準値がそれぞれ相関関係となる検量線を
作成し、この検量線を基準にして、測定要素の実測値を
比較判断するようにすればより簡便で、しかも精度の高
い定量診断が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明、内側に屈曲または湾曲したコーナー部
分の表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定センサ
の一実施例を示す概念的な説明図。
【図2】試験体コーナー部におけるSH波の伝播の様子
を示す概念的な説明図。
【図3】本発明、内側に屈曲または湾曲したコーナー部
分の表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断装置の一実施
例を示す概念的な構成図。
【図4】本発明、内側に屈曲または湾曲したコーナー部
分の表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定センサ
の変形例を示す概念的な構成図。
【図5】普通鋼のR部に対して、超音波のSH波におけ
る伝搬時間から、加工時に生じた表面硬化を識別する検
量線Aが示された特性図。
【符号の説明】
1 診断用測定センサ 2 試験体 3 発信子 4 受信子 5 くさび部材 6 くさび部材 7 ケース 8a,8b 端子 9a,9b リード線 10a,10b ケーブル 11a 送信面 11b 受信面 21 パルサ・レシーバ部 22 A/D変換部 23 ディスプレイ 24 CPU 25 パーソナルコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属、コンクリート、ガラスを含むセラ
    ミックス、ゴムを含むポリマーなどの各種材料からなる
    試験体2における、内側に屈曲または湾曲したコーナー
    部分2a、及び/またはこのコーナー近くの部分の表面
    劣化、硬化、疲労が、対となった超音波の発信子3及び
    受信子4を備えることによって非破壊接触で測定できる
    ようにした表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定
    センサにおいて、 前記発信子3及び受信子4は、前記コーナー部分2aを
    構成する内角部分に対向して配置され、しかも、横波の
    剪断水平波(SH波)からなる超音波が前面部分に位置
    するくさび部材5,6内を伝播するように、発信角度θ
    1及び受信角度θ2がそれぞれ構成されていることを特
    徴とする表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された測定センサ1の発
    信子3及び受信子4が超音波の発信及び受信を制御する
    パルサー・レシーバ部21に接続され、また、パルサー
    ・レシーバ部21には、前記受信子4側からの受信波を
    デジタル変換するA/D変換部22及び波形表示などに
    用いるディスプレイ23を備えた演算処理用のCPU2
    4が接続されるようにした表面劣化、硬化、疲労等の度
    合の診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたディスプレイ23
    を備えたCPU24は、パーソナルコンピュータ25と
    して構成され、その集積回路のボードには、パルサー・
    レシーバ部21及びA/D変換部22がそれぞれ組み込
    まれている請求項2記載の表面劣化、硬化、疲労等の度
    合の診断装置。
  4. 【請求項4】 金属、コンクリート、ガラスを含むセラ
    ミックス、ゴムを含むポリマーなどの各種材料からなる
    試験体2は、請求項2または請求項3記載の表面劣化、
    硬化、疲労等の度合の診断装置に組み込まれた前記測定
    センサ1によって、SH波からなる超音波が伝播され、
    CPU24により演算、解析処理された減衰係数、周波
    数、波形、伝播時間、受信感度などの測定要素の実測値
    が標準試料における表面劣化、硬化、疲労等の度合の診
    断要素の判定しきい値との比較判断によって、材料の表
    面劣化、硬化、疲労等の度合が相対的に診断されるよう
    にしたことを特徴とする表面劣化、硬化、疲労等の度合
    の診断方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された診断要素として、
    熱、放射線、化学物質、水等による劣化、引張のび、硬
    さ、疲労が適用されている請求項4記載の表面劣化、硬
    化、疲労等の度合の診断方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載された試験体2の標準試
    料から求めた判定しきい値は、診断要素の基準値及び測
    定要素の基準値がそれぞれ相関関係にあるように作成さ
    れた検量線を基にして定められている請求項4及び請求
    項5に記載の表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断方
    法。
JP8071039A 1996-03-01 1996-03-01 表面劣化、硬化、疲労等の度合の診断用測定センサ及び診断装置並びに診断方法 Pending JPH09236585A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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