JPH09235932A - フリーストップ装置 - Google Patents

フリーストップ装置

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JPH09235932A
JPH09235932A JP7513596A JP7513596A JPH09235932A JP H09235932 A JPH09235932 A JP H09235932A JP 7513596 A JP7513596 A JP 7513596A JP 7513596 A JP7513596 A JP 7513596A JP H09235932 A JPH09235932 A JP H09235932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft member
friction braking
friction brake
braking member
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7513596A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Hayashi
見 林
Isao Inoue
勲 井上
Seiji Takahashi
誠司 高橋
Koji Ueki
康志 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP7513596A priority Critical patent/JPH09235932A/ja
Priority to TW085216501U priority patent/TW342020U/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相対移動可能な2部材を任意の位置に停止保
持するためのフリーストップ装置において、高精度化と
低コスト化とを同時に達成する。 【解決手段】 摩擦力を越える外力が加わった時にのみ
相対回転が可能となるように結合した軸部材6と摩擦制
動部材7とを有し、軸部材6が金属材からなり、摩擦制
動部材7が合成樹脂材にて軸部材6をインサート成形し
てなるものとする。これにより、軸部材6と摩擦制動部
材7との間の嵌合精度が容易に高められる。さらに、摩
擦制動部材7は、軸線方向に延設された一対の突条12
を外周面に備えると共に軸部材6と同心の円筒状をなし
ており、突条12に係合する軸線方向溝を備えた取付部
材9に保持されるものとする。これにより、肉厚が周方
向に略均一になるため、回転抵抗を全周に渡って均一な
ものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対移動可能な2
部材を任意の位置に停止保持するためのフリーストップ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コピー機やプリンタ等のOA機器におい
ては、メンテナンスの便宜上、一端縁がヒンジで連結さ
れた開閉パネルを筐体の開口に設けることがある。この
開閉パネルを任意の角度で停止した状態に保持し得るよ
うにするために、摩擦制動部材をばね付勢力で圧接する
ことで回動抵抗力を与えるようにしたフリーストップ装
置をヒンジの軸に設けることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のフリーストップ装置は、ばねや摩擦制動部材等の
多数の部品を機械的に組み付けるように構成していたた
め、開閉動作が円滑になされるように精度を高めようと
すると、製造コストが嵩むといった不都合があった。
【0004】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
低コストで高精度なフリーストップ装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、摩擦力を越える外力が加わった時にのみ相
対回転が可能となるように結合した軸部材と摩擦制動部
材とを有し、相対移動可能な2部材を任意の位置に停止
保持するためのフリーストップ装置であって、前記軸部
材が金属材からなり、前記摩擦制動部材が合成樹脂材に
て前記軸部材をインサート成形してなることを特徴とす
るフリーストップ装置を提供することにより達成され
る。
【0006】特に、前記摩擦制動部材は、軸線方向に延
設された一対の突条を外周面に備えると共に前記軸部材
と同心の円筒状をなしており、前記突条に係合する軸線
方向溝を備えた取付部材に保持されるものとすると好ま
しい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に基づき構成されたフリー
ストップ装置を示している。このフリーストップ装置1
は、図2に示すように、例えばOA機器の筐体2の開口
部内面に所定の回転抵抗力を与えられた状態で取り付け
られたピニオン3を、筐体2の開口に一端縁をヒンジ結
合されて傾動自在な開閉パネル4に連結された円弧状ラ
ック5に係合させることにより、開閉パネル4を任意の
傾斜角度に停止保持し得るようにするためのものであ
り、ピニオン3が嵌着される金属製の軸部材6に対し、
合成樹脂材によるインサート成形によって摩擦制動部材
7を一体化してできたフリーストップアセンブリ8と、
このフリーストップアセンブリ8を内部に保持した上で
筐体2に固設される取付部材9とからなっている。
【0009】軸部材6には、ピニオン3を回転不能に連
結するべく、互いに平行した平坦面を有するギア取付部
10が設けられており、このギア取付部10を除く真円
柱部11が、その一部を露出させた状態で摩擦制動部材
7にインサートモールドされている。
【0010】摩擦制動部材7は、軸部材6と同軸的な略
真円筒状をなしており、その外周面の前後位置には、軸
線方向の略全長に渡る突条12がそれぞれ延設されてい
る。一方、その内周面は、所定の表面粗度に設定された
軸部材6の外周面に密接すると共に、成形収縮による内
部応力によって軸部材6の外周面に圧接しており、これ
により、軸部材6との間で所定の回転抵抗力を伴って相
対回転し得るようになっている。この回転抵抗力は、摩
擦制動部材7を形成する合成樹脂材の特性に左右される
ので、開閉パネル4に作用する重力による閉方向の力に
抗してこれを傾動不能に支持するのに十分な負荷容量が
得られるように、合成樹脂材の種類が適宜選定される。
【0011】取付部材9は、内部に摩擦制動部材7を収
容する円筒部13と、その下端に結合された平板部14
と、円筒部13の外周面と平板部14の上面とを連結す
るように径方向外向きに延出された4つの補強用リブ1
5とからなり、合成樹脂材にて一体的に形成されたもの
である。そして円筒部13の上壁には、軸部材6のギア
取付部10が挿通される円孔16が開設され、平板部1
4には、筐体2に固着するためのビス留め孔17が、円
筒部13を挟んで左右両側に一対開設されている。
【0012】ピニオン3は、合成樹脂材にて形成された
ものであり、その中心部に形成された断面形状が小判形
をなすボス部18に開設された中心孔19に、軸部材6
のギア取付部10が圧入されるようになっている。この
中心孔19は、平板状のギア取付部10の断面形状と略
補完的形状をなしているが、その長手方向の両端部が拡
幅されており、ギア取付部10の取付性を高めるように
なっている。
【0013】摩擦制動部材7にインサートモールドされ
た軸部材6の真円柱部分11の軸線方向中間部には、図
3に示すように、縮径部21が設けられているが、これ
を埋めるように摩擦制動部材7の内周面が縮径してい
る。これにより、摩擦制動部材7に対する軸部材6の軸
線方向変位を規制している。また、摩擦制動部材7の下
端は、軸部材6の下端面より下方に突出しており、その
内周面には、下側が拡径した抜きテーパ22が設けられ
ている。
【0014】取付部材9の円筒部13の内周面は、図4
に示すように、摩擦制動部材7が緊密に嵌合するよう
に、その外周面と相互補完的な円形断面をなしており、
軸線方向溝23が内周面の前後位置にそれぞれ凹設さ
れ、ここに摩擦制動部材7の一対の突条12が係合し、
摩擦制動部材7と取付部材9との相対回転を規制するよ
うになっている。
【0015】この溝23は、円筒部13の上壁近傍から
下端開口に至る部分に延設されており、下端開口から挿
入された摩擦制動部材7の突条12の上端が溝23の端
縁に衝止して上方の位置が規定されると共に、筐体2の
取付面に凸設された円柱状のボス(図示せず)が摩擦制
動部材7の下部に突入して、摩擦制動部材7の軸線方向
変位を規制するようになっている。これと同時に、筐体
2のボスが円筒部13の下端開口に嵌合することで、筐
体2に対する取付部材9の位置決めが行われる。
【0016】なお、本実施形態においては、開閉パネル
4に連結された円弧状ラック5にピニオン3を噛み合わ
せるように構成したが、本発明はこのような構成のもの
に限定されない。例えば、円弧状ラック5は、開閉パネ
ル4の枢支軸と同軸に設けられた平歯車に置換可能であ
るし、また、ピニオン3等を介することなく、軸部材6
自体が開閉パネル4の枢支軸となるように構成すること
も可能である。あるいは、ピニオン3に噛合する直線的
なラックを用い、相対的に直線運動する2部材を任意の
位置で停止保持するように構成することもできる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、金属製の軸
部材の外周に対し、合成樹脂材のインサート成形によっ
て摩擦制動部材を形成するため、軸部材と摩擦制動部材
との間の嵌合精度が容易に高められるので、高精度化と
低コスト化とを同時に達成することができ、その効果は
極めて大である。その上、摩擦制動部材の材質を適宜選
定することで、所望の負荷容量を得ることができ、多用
途に容易に対応可能となる。
【0018】特に、摩擦制動部材を軸部材と同軸的な円
筒状に形成すると、取付部材との相対回転を不能とする
ために設けられた突条形成部分を除き、肉厚が周方向に
略均一になるため、成形収縮によって軸部材の外周面に
作用する圧力を周方向に概ね均一化することができ、回
転抵抗を全周に渡って均一なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成されたフリーストップ装置
を示す分解斜視図。
【図2】図1に示したフリーストップ装置の適用例を概
略的に示す縦断面図。
【図3】図1に示したフリーストップ装置の組立状態を
示す縦断面図。
【図4】図3に示したIV−IV線で分断して示す横断面
図。
【符号の説明】
1 フリーストップ装置 2 筐体 3 ピニオン 4 開閉パネル 5 円弧状ラック 6 軸部材 7 摩擦制動部材 8 フリーストップアセンブリ 9 取付部材 10 ギア取付部 11 真円柱部 12 突条 13 円筒部 14 平板部 15 リブ 16 円孔 17 ビス留め孔 18 ボス部 19 中心孔 21 縮径部 22 抜きテーパ 23 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 康志 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦力を越える外力が加わった時にの
    み相対回転が可能となるように結合した軸部材と摩擦制
    動部材とを有し、相対移動可能な2部材を任意の位置に
    停止保持するためのフリーストップ装置であって、 前記軸部材が金属材からなり、 前記摩擦制動部材が合成樹脂材にて前記軸部材をインサ
    ート成形してなることを特徴とするフリーストップ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記摩擦制動部材は、軸線方向に延設
    された一対の突条を外周面に備えると共に前記軸部材と
    同心の円筒状をなしており、前記突条に係合する軸線方
    向溝を備えた取付部材に保持されるものであることを特
    徴とする請求項1に記載のフリーストップ装置。
JP7513596A 1996-03-04 1996-03-04 フリーストップ装置 Pending JPH09235932A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7513596A JPH09235932A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 フリーストップ装置
TW085216501U TW342020U (en) 1996-03-04 1996-10-28 Free stop device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7513596A JPH09235932A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 フリーストップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09235932A true JPH09235932A (ja) 1997-09-09

Family

ID=13567455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7513596A Pending JPH09235932A (ja) 1996-03-04 1996-03-04 フリーストップ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH09235932A (ja)
TW (1) TW342020U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
TW342020U (en) 1998-10-01

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