JPH09235262A - 新規ベンズアミドオキシム誘導体、その製法及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

新規ベンズアミドオキシム誘導体、その製法及び農園芸用殺菌剤

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Publication number
JPH09235262A
JPH09235262A JP18006596A JP18006596A JPH09235262A JP H09235262 A JPH09235262 A JP H09235262A JP 18006596 A JP18006596 A JP 18006596A JP 18006596 A JP18006596 A JP 18006596A JP H09235262 A JPH09235262 A JP H09235262A
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JP
Japan
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group
formula
compound
alkyl
powdery mildew
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Application number
JP18006596A
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English (en)
Inventor
Isamu Kasahara
勇 笠原
Tadashi Sugiura
忠司 杉浦
Chikaaki Sano
愼亮 佐野
Homare Yamanaka
誉 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工業的に有利に合成でき、効果が確実で安全に
使用できる農園芸用殺菌剤となる新規化合物の提供。 【解決手段】式〔I〕で表わされるベンズアミドオキシ
ム誘導体。 【化1】 〔式中、R1 は、置換されてもよい(C1 −C4 アルキ
ル基、C2 −C4 アルケニル基又はC2 −C4 アルキニ
ル基)を表し、R2 は、置換基を有していてもよい(フ
ェニル基又はヘテロ環基)を表し、X1 は、C1 −C4
ハロアルコキシ基を表し、X2 、X3 、X4 、X5 は、
水素原子、ハロゲン原子、C1 −C4 アルキル基、C1
−C4 ハロアルキル基、C1 −C4 アルコキシ基等を表
し、また、X1 とX2 は一緒になってC1 −C4 ハロア
ルキレンジオキシ基を形成してもよい。r1 、r2 は水
素原子、ハロゲン原子、C1 −C4 アルキル基、C1
4ハロアルキル基、C1 −C4 アルコキシ基等を表
し、またr1 とr2 は一緒になってカルボニル基を形成
してもよい。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なベンズアミド
オキシム誘導体、製法及び農園芸用殺菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農園芸作物の栽培に当り、作
物の病害に対して多数の防除薬剤が使用されているが、
その防除効力が不十分であったり、薬剤耐性の病原菌の
出現によりその使用が制限されたり、また植物体に薬害
や汚染を生じたり、あるいは人畜魚類に対する毒性が強
かったりすることから、必ずしも満足すべき防除薬とは
言い難いものが少なくない。従って、かかる欠点の少な
い安全に使用できる薬剤の出現が強く要請されている。
【0003】本発明化合物と関連したベンズアミドオキ
シム誘導体およびそれら殺菌剤については、特開平2−
6453号に記載するものが知られている。しかしなが
らその生物活性は実用的には必ずしも十分とはいえな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工業
的に有利に合成でき効果が確実で安全に使用できる農園
芸用殺菌剤となりうる新規化合物を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、式〔I〕で表
わされるベンズアミドオキシム誘導体、製法および農園
芸用殺菌剤である。
【0006】
【化6】
【0007】〔式中、R1 は、置換されてもよいC1
4 アルキル基、置換されてもよいC2 −C4 アルケニ
ル基または置換されてもよいC2 −C4 アルキニル基を
示し、R2 は、置換基を有していてもよいフェニル基ま
たは置換基を有していてもよいヘテロ環を表し、X
1 は、C1 −C4 ハロアルコキシ基を表し、X2
3 、X4 、X5 は、互いに独立して、水素原子、ハロ
ゲン原子、C1−C4 アルキル基、C1 −C4 ハロアル
キル基、C1 −C4 アルコキシ基、C1−C4 ハロアル
コキシ基、C1 −C4 アルキルチオ基、C1 −C4 アル
キルスルフィニル基、C1 −C4 アルキルスルホニル
基、ニトロ基、アミノ基またはC1−C4 アルキルカル
ボニルアミノ基を表し、また、X1 とX2 は一緒になっ
てC1 −C4 ハロアルキレンジオキシ基を形成してもよ
い。r1 、r 2 は、それぞれ独立して、水素原子、ハ
ロゲン原子、C1 −C4 アルキル基、C1 −C4 ハロア
ルキル基、C1 −C4 アルコキシ基、C1 −C4 アルキ
ルチオ基または置換されてもよいアミノ基を表し、ま
た、r1 とr 2 は、一緒になってカルボニル基を形成
してもよい。〕
【0008】本発明において、R1 の置換されてもよい
1 −C4 アルキル基のC1 −C4アルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基などが例示
できる。R1 の置換されてもよいC2 −C4 アルケニル
基のC2 −C4 アルケニル基としては、ビニル基、1−
プロペニル基、2−プロペニル基、イソプロペニル基、
1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基など
が例示される。また、R1 の置換されてもよいC2 −C
4 アルキニル基のC2 −C4 アルキニル基としては、エ
チニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチ
ニル基などが挙げられる。
【0009】R1 の置換されてもよいC1 −C4 アルキ
ル基、置換されてもよいC2 −C4アルケニル基、置換
されてもよいC2 −C4 アルキニル基の置換基として
は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオ
クチル基などのC3 −C8 シクロアルキル基、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メトキシ基、エ
トキシ基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、
ブチルオキシ基、イソブチルオキシ基、t−ブチルオキ
シ基等のC1 −C4 アルコキシ基やシアノ基等が例示さ
れる。
【0010】R2 の置換されてもよいヘテロ環として
は、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級ハロアルキル
基あるいは低級アルコキシ基などで置換されていてもよ
いピリジン環、チオフェン環、ピラゾール環、イミダゾ
ール環、ピロール環、ピリミジン環、オキサゾール環ま
たはチアゾール環などのN、O、S等のヘテロ原子を1
〜4個含む5〜6員の芳香族ヘテロ環が例示される。
【0011】R2 の置換基を有していてもよいフェニル
基および置換基を有していてもよいヘテロ環の置換基と
しては、フッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブ
チル基などのC1 −C4 アルキル基、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、t−ブト
キシ基などのC1 −C4 アルコキシ基、アリルオキシ基
などのC2 −C4 アルケニルオキシ基、プロパギルオキ
シ基などのC1 −C4 アルキニルオキシ基、クロロメチ
ル、フロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ジ
フルロロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、トリブロモメチル、トリフルオロエチル、ペンタフ
ルオロエチル基などのC1 −C4 ハロアルキル基、クロ
ロメトキシ、フロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロ
ロメトキシ、ジフルロロメトキシ、トリクロロメトキ
シ、トリフルオロメトキシ、トリブロモメトキシ、トリ
フルオロエトキシ基などのC1 −C4 ハロアルコキシ基
などが挙げられる。
【0012】X1 のC1 −C4 ハロアルコキシ基として
は、クロロメトキシ、フロロメトキシ、ブロモメトキ
シ、ジクロロメトキシ、ジフルロロメトキシ、トリクロ
ロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリブロモメトキ
シ、トリフルオロエトキシ、テトラフルオロエトキシ、
ペンタフルオロエトキシ基などが挙げられる。
【0013】また、X2 、X3 、X4 、X5 の例として
は、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、t−ブチル基などの直鎖若しく
は分枝のC1 −C4 アルキル基、クロロメチル基、ジク
ロロメチル基、トリクロロメチル基、ジフロロメチル
基、トリフルオロメチル基、ブロモメチル基、ジブロモ
メチル基クロロエチル基、フロロエチル基、ジクロロエ
チル基、ジフロロエチル基、トリフルオロエチル基、テ
トラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、クロ
ロプロピル基、フロロプロピル基、パーフロロプロピル
基、クロロイソプロピル基、フロロイソプロピル基、パ
ーフロロイソプロピル基、クロロブチル基、フロロブチ
ル基、パーフロロブチル基、クロロイソブチル基、フロ
ロイソブチル基、パフロロイソブチル基、クロロ−s−
ブチル基、フロロ−s−ブチル基、パーフロロ−s−ブ
チル基、クロロ−t−ブチル基、フロロ−t−ブチル
基、パーフロロ−t−ブチル基などの直鎖若しくは分枝
のC1 −C4 ハロアルキル基、メトキシ基、エトキシ
基、プロピルオキシ基、イソプロピルオキシ基、ブチル
オキシ基、イソブチルオキシ基、t−ブチルオキシ基な
どのC1 −C4 アルコキシ基、トリフルオロメトキシ
基、トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ
基、トリクロロメトキシ基などのC1 −C4 ハロアルコ
キシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ
基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチ
オ基、t−ブチルチオ基などのC1 −C4 アルキルチオ
基、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、プ
ロピルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、
ブチルスルフィニル基などのC1 −C4 アルキルスルフ
ィニル基、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、
プロピルスルホニル基、イソプロピルスルホニル基、ブ
チルスルホニル基などのC1 −C4 アルキルスルホニル
基、ニトロ基、アミノ基、アセチルアミノ基、プロピオ
ニルアミノ基などのC1 −C4 アルキルカルボニルアミ
ノ基、ベンゾイルアミノ基等を表し、また、X1 とX2
は一緒になって、ジフルオロメチレンジオキシ基、ジク
ロロメチレンジオキシ基、1,1−ジフルオロエチレン
ジオキシ基、1,2−ジフルオロエチレンジオキシ基、
1,1,2,2−テトラフルオロエチレンジオキシ基な
どのC1 −C4 ハロアルキレンジオキシ基を形成する場
合等を挙げることができる。
【0014】さらに、r1 、r 2 としては、水素原
子、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−
ブチル、t−ブチル等のC1 −C4 アルキル基、トリフ
ルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロエ
チル基、ペンタフルオロエチル基等のC1 −C4 ハロア
ルキル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、ブトキシ基、t−ブトキシ基等のC1
−C4 アルコキシ基、メチルチオ基、エチルチオ基、プ
ロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、t
−ブチルチオ基等のC1 −C4 アルキルチオ基、また
は、(メチル基、エチル基等のC1 −C4 アルキル基、
アセチル基、置換基を有していてもよいベンゾイル基、
置換基を有していてもよいフェニル基等の)置換基でモ
ノあるいはジN−置換されていてもよいアミノ基を表
し、また、r1 とr 2 が、一緒になってカルボニル基
を形成する場合等を例示することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(化合物の製造)本発明化合物は次の方法によって製造
することができる。
【0016】
【化7】
【0017】(式中、Halはハロゲン原子を示し、R
1 、R2 、X1 、X2 、X3 、X4 、X5 は前記と同じ
意味を示す。) 反応は化合物(II)と化合物(III )を有機溶媒中、所
望により、塩基の存在下、0℃から用いられる溶媒の沸
点までの温度範囲で、10分から数10時間反応させる
ことによって行なわれる。ここで用いることができる溶
媒としては、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、THF、ジエチルエーテル等のエーテル類、クロロ
ホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類、D
MFなどのアミド類、DMSO、アセトニトリル等が挙
げられる。また、溶媒は単独あるいは数種の溶媒の混合
で用いられる。塩基としては、ピリジン、トリエチルア
ミン、DBU、水素化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等が使用できる。反応終了後は通常の後処理
を行いシリカゲルカラムクロマトグラフィー等にて精製
することにより目的物を得ることができる。また、本発
明の原料化合物(II)は、例えば、以下の方法で合成す
ることができる。
【0018】
【化8】
【0019】(式中、Lはハロゲン原子、パラトルエン
スルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基等の脱
離基を示し、R1 、X1 、X2 、X3 、X4 、X5 は前
記と同じ意味を示す。) 一段階目の反応は、溶媒中、ニトリル化合物(IV)と塩
酸ヒドロキシルアミンとを塩基存在下、0℃から用いら
れる溶媒の沸点までの温度範囲で10分から数10時間
反応させることにより、ベンズアミドオキシム化合物
(V)を得るものである。用いられる溶媒としては、メ
タノール、エタノール、プロパノール等のアルコール
類、THF、ジエチルエーテル等のエーテル類、DMF
等のアミド類、DMSO、水等が挙げられ、これらは、
単独あるいは数種の混合で使用される。塩基としては、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエチルアミ
ン、ピリジン等が使用できる。
【0020】次の反応は、不活性溶媒中、塩基存在下、
化合物(V)と(VI)又は(VII )を−15℃から用い
られる溶媒の沸点までの温度範囲で10分から数10時
間反応させることにより、原料化合物(II)を得るもの
である。ここで溶媒は、単独であるいは数種の混合で用
いることができ、用いられる溶媒としては、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素、THF、ジエチルエーテ
ル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、DMF、DMA等のアミド類、DMSO、ア
セトニトリル、水等が挙げられる。塩基としては、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド等の金属アル
コキシド、水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム等の無機塩基、トリエチルアミン、ピリジン
等の有機塩基が使用できる。
【0021】また、溶媒系および塩基によっては、以下
の触媒を用いることができる。触媒として、18−クラ
ウン−6、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6など
の各エーテル類、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド、そのクロライド、メチルトリオクチルアンモニウム
クロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライ
ドなどの第4級アンモニウム塩、テトラフェニルホスホ
ニウムブロマイド、ヘキサデシルトリブチルホスホニウ
ムアイオダイドなどのホスホニウム化合物が挙げられ
る。本発明化合物の構造はNMR、IR、MS等で決定
した。
【0022】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明
する。 実施例1 N′−シクロプロピルメチルオキシ−N−フェニルアセ
チル−2,3−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシベ
ンズアミジン(化合物番号40)の製造
【0023】
【化9】
【0024】N′−シクロプロピルメチルオキシ−2,
3−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシベンズアミジ
ン0.30gをトルエン5mlに溶解させ、フェニルア
セチルクロリド0.16gを加え、2.6時間加熱還流
させた。冷却後、水およびベンゼンを加え、分液し、有
機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。これを濃縮
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製して
目的物0.32gを得た。融点94−97℃
【0025】次にこれらの原料化合物の製造例を参考例
として示す。 参考例1 2,3−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシベンズア
ミドオキシムの製造
【0026】
【化10】
【0027】ヒドロキシルアミン塩酸塩5.95gをメ
タノール45mlに溶解させ、炭酸ナトリウム4.99
gを水10mlに溶解させた水溶液を加えた。これに撹
拌下、2,3−ジクロロ−6−トリフルオロメトキシベ
ンゾニトリル5.48gを55℃にて加え、さらに60
℃にて3時間撹拌した。反応液より、メタノールを減圧
留去した後、酢酸エチルにて抽出した。これに3N塩酸
水溶液50mlを加えて分液した後、水層を冷却下10
%水酸化ナトリウム水溶液にて中和、PH9とし再び酢
酸エチルにて抽出した。無水硫酸マグネシウム乾燥後、
溶媒を減圧留去し表題化合物3.0gを得た。融点10
6−109℃
【0028】参考例2 N′−シクロプロピルメチルオキシ−2,3−ジクロロ
−6−トリフルオロメトキシベンズアミジン
【0029】
【化11】
【0030】2,3−ジクロロ−6−トリフルオロメト
キシベンズアミドオキシム2.0gおよびシクロプロピ
ルメチルブロミド1.12gをDMF20mlに溶解さ
せ5℃前後にて60%油性水素化ナトリウム0.28g
をゆっくり加えた。さらに10℃以下にて3時間撹拌し
た。反応液を氷水に注加し、ヂエチルエーテルにて抽
出、次いで水洗後、無水硫酸マグネシウム乾燥した。溶
媒を減圧留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製して表題化合物1.46gを得た。融点
74−76℃
【0031】参考例3 N′−シクロプロピルメチルオキシ−2,3−ジフルオ
ロ−6−トリフルオロメトキシベンズアミジン
【0032】
【化12】
【0033】2,3−ジフルオロ−6−トリフルオロメ
トキシベンズアミドオキシム4.48gおよびシクロプ
ロピルメチルブロミド3.54gをクロロホルム45m
lに溶解させ、室温にてテトラブチルアンモニウムブロ
ミド0.56g、次いで10%水酸化ナトリウム水溶液
10mlを撹拌下加えた。さらに30〜40℃にて18
時間撹拌した。反応液に水、クロロホルムを加え、分液
し、次いで飽和食塩水にて洗浄した後、無水硫酸マグネ
シウム乾燥した。溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーにて精製して表題化合物2.
0gを得た。融点69−70℃
【0034】また、実施例1と同様にして製造される本
発明化合物を第1表にまとめて示す。なお、第1表中の
1 〜X5 、R1 、R2 、r1 およびr2 は、前記一般
式〔I〕で表される化合物中のX1 〜X5 、R1
2 、r1 およびr2 に対応する。
【0035】
【表101】
【0036】
【表102】
【0037】
【表103】
【0038】
【表104】
【0039】
【表105】
【0040】
【表106】
【0041】
【表107】
【0042】
【表108】
【0043】本発明化合物は、広範囲の種類の糸状菌に
対し、すぐれた殺菌力をもっていることから、花卉、
芝、牧草を含む農園芸作物の栽培に際し発生する種々の
病害の防除に使用することが出来る。例えば、 イネ いもち病 (Pyricularia oryzae) 紋枯病 (Rhizoctonia solani) 馬鹿苗病 (Gibberella fujikuroi) ごま葉枯病 (Cochliobolus miyabeanus) オオムギ 褐黒穂病 (Ustilago nuda) コムギ 赤かび病 (Gibberella zeae) 赤さび病 (Puccinia recondita) 眼紋病 (Pseudocercosporella herpotrichoides) ふ枯病 (Leptosphaeria nodorum) うどんこ病 (Erysiphe graminis f. sp. tritici) 紅色雪腐病 (Micronectriella nivalis) ジャガイモ 疫病 (Phytophthora infestans) ラッカセイ 褐斑病 (Mycosphaerella arachidis) テンサイ 褐斑病 (Cercospora beticola) キュウリ うどんこ病 (Sphaerotheca fuliginea) 菌核病 (Sclerotinia sclerotiorum) 灰色かび病 (Botrytis cinerea) べと病 (Pseudoperonospora cubensis) トマト 葉かび病 (Cladosporium fulvum) 疫病 (Phytophthora infestans) ナス 黒枯病 (Corynespora melongenae) タマネギ 灰色腐敗病 (Botrytis allii) イチゴ うどんこ病 (Sohaerotheca humuli) リンゴ うどんこ病 (Podosphaera leucotricha) 黒星病 (Venturia inaequalis) モニリア病 (Monilinia mali) カキ 炭そ病 (Gloeosporium kaki) モモ 灰星病 (Monilinia fructicola) ブドウ うどんこ病 (Uncinula necator) べと病 (Plasmopara viticola) ナシ 赤星病 (Gymnosporangium asiaticum) 黒斑病 (Alternaria kikuchiana) チャ 輪斑病 (Pestalotia theae) 炭そ病 (Colletotrichum theae-sinensis) カンキツ そうか病 (Elisinoe fawcetti) 青かび病 (Pennisillium italicum) 西洋シバ 雪腐大粒菌核病 (Sclerotinia borealis) などの防除に使用することが出来る。
【0044】また、近年種々の病原菌においてベンツイ
ミダゾール剤やエルゴステロール生合成阻害剤に対する
抵抗性が発達し、それら薬剤の効力不足を生じており、
抵抗性系統の病原菌にも有効な薬剤が望まれている。本
発明化合物は感受性系統のみならず、ベンツイミダゾー
ル剤やエルゴステロール生合成阻害剤抵抗性系統の病原
菌にも優れた殺菌効果を有する薬剤である。適用がより
好ましい病害としては、コムギうどんこ病、キュウリう
どんこ病、イチゴうどんこ病等の各種うどんこ病が挙げ
られる。本発明化合物は、水棲生物が船底、魚網等の水
中接触物に付着するのを防止するための防汚剤として使
用することも出来る。また、本発明化合物を塗料や繊維
などに混入させることで、壁や浴槽、あるいは靴や衣服
の防菌、防黴剤として使用することもできる。また本発
明化合物の中には、殺虫、殺ダニ活性や除草活性を示す
ものもある。
【0045】このようにして得られた本発明化合物を実
際に施用する際には他成分を加えず純粋な形で使用でき
るし、また農薬として使用する目的で一般の農薬のとり
得る形態、即ち、水和剤、粒剤、粉剤、乳剤、水溶剤、
懸濁剤、フロアブル等の形態で使用することもできる。
添加剤および担体としては固型剤を目的とする場合は、
大豆粒、小麦粉等の植物性粉末、珪藻土、燐灰石、石こ
う、タルク、ベントナイト、パイロフィライト、クレイ
等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有
機及び無機化合物が使用される。液体の剤型を目的とす
る場合は、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ
等の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アルコー
ル、アセトン、トリクロルエチレン、メチルイソブチル
ケトン、鉱物油、植物油、水等を溶剤として使用する。
これらの製剤において均一かつ安定な形態をとるため
に、必要ならば界面活性剤を添加することもできる。
【0046】また有効成分量は好ましくは5〜70%で
ある。このようにして得られた水和剤、乳剤、フロアブ
ル剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液あるいは乳濁液
として、粉剤・粒剤はそのまま植物に散布する方法で使
用される。なお、本発明化合物は単独でも十分な効力を
発揮するが、各種の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤または共
力剤の1種類以上と混合して使用することもできる。
【0047】本発明化合物と混合して使用できる殺菌
剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、植物成長調整剤とし
ては以下のようなものが挙げられる。 殺菌剤: 銅剤:塩基性塩化銅、塩基性硫酸銅等 硫黄剤:チウラム、マンネブ、マンコゼブ、ポリカーバ
メート、プロピネブ、ジラム、ジネブ等 ポリハロアルキルチオ剤:キャプタン、ジクロルフルア
ニド、フォルペット等 有機塩素剤:クロロタロニル、フサライド等 有機リン剤:IBP、EDDP、トルクロホスメチル、
ピラゾホス、ホセチル等 ベンツイミダゾール剤:チオファネートメチル、ベノミ
ル、カルベンダジム、チアベンダゾール等 ジカルボキシイミド剤:イプロジオン、ビンクロゾリ
ン、プロシミドン、フルオルイミド等 カルボキシアミド剤:オキシカルボキシン、メプロニ
ル、フルトラニル、テクロフタラム、トリクラミド、ペ
ンシクロン等 アシルアラニン剤:メタラキシル、オキサジキシル、フ
ララキシル等 SBI剤:トリアジメホン、トリアジメノール、ビテル
タノール、ミクロブタニル、ヘキサコナゾール、プロピ
コナゾール、トリフミゾール、プロクロラズ、ペフラゾ
エート、フェナリモル、ピリフェノックス、トリホリ
ン、フルシラゾール、エタコナゾール、ジクロブトラゾ
ール、フルオトリマゾール、フルトリアフェン、ペンコ
ナゾール、ジニコナゾール、シプロコナゾール、イマザ
リル、トリデモルフ、フェンプロピモルフ、ブチオベー
ト等 抗生物質剤:ポリオキシン、ブラストサイジンS、カス
ガマイシン、バリダマイシン、硫酸ジヒドロストレプト
マイシン等 その他:プロパモカルブ塩酸塩、キントゼン、ヒドロキ
シイソオキサゾール、メタスルホカルブ、アニラジン、
イソプロチオラン、プロベナゾール、キノメチオネー
ト、ジチアノン、ジノカブ、ジクロメジン、メパニピリ
ム、フェリムゾン、フルアジナム、ピロキロン、トリシ
クラゾール、オキソリニック酸、ジチアノン、イミノク
タジン酢酸塩、シモキサニル、ピロールニトリン、メタ
スルホカルブ、ジエトフェンカルブ、ビナパクリル、レ
シチン、重曹、フェナミノスルフ、ドジン、ジメトモル
フ、フェナジンオキシド等
【0048】殺虫・殺ダニ剤: 有機燐およびカーバメート系殺虫剤:フェンチオン、フ
ェニトロチオン、ダイアジノン、クロルピリホス、ES
P、バミドチオン、フェントエート、ジメトエート、ホ
ルモチオン、マラソン、トリクロルホン、チオメトン、
ホスメット、ジクロルボス、アセフェート、EPBP、
メチルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、
サリチオン、シアノホス、イソキサチオン、ピリダフェ
ンチオン、ホサロン、メチダチオン、スルプロホス、ク
ロルフェンビンホス、テトラクロルビンホス、ジメチル
ビンホス、プロパホス、イソフェンホス、エチルチオメ
トン、プロフェノホス、ピラクロホス、モノクロトホ
ス、アジンホスメチル、アルディカルブ、メソミル、チ
オジカルブ、カルボフラン、カルボスルファン、ベンフ
ラカルブ、フラチオカルブ、プロポキスル、BPMC、
MTMC、MIPC、カルバリル、ピリミカーブ、エチ
オフェンカルブ、フェノキシカルブ、カルタップ、チオ
シクラム、ベンスルタップ等。 ピレスロイド系殺虫剤:ペルメトリン、シペルメトリ
ン、デルタメスリン、フェンバレレート、フェンプロパ
トリン、ピレトリン、アレスリン、テトラメスリン、レ
スメトリン、ジメスリン、プロパスリン、フェノトリ
ン、プロトリン、フルバリネート、シフルトリン、シハ
ロトリン、フルシトリネート、エトフェンプロクス、シ
クロプロトリン、トロラメトリン、シラフルオフェン、
ブロフェンプロクス、アクリナスリ等。
【0049】ベンゾイルウレア系その他の殺虫剤:ジフ
ルベンズロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロ
ン、トリフルムロン、テトラベンズロン、フルフェノク
スロン、フルシクロクスロン、ブプロフェジン、ピリプ
ロキシフェン、メトプレン、ベンゾエピン、ジアフェン
チウロン、イミダクロプリド、フィプロニル、硫酸ニコ
チン、ロテノン、メタアルデヒド、機械油、BTや昆虫
病原ウイルスなどの微生物農薬等。
【0050】殺線虫剤:フェナミホス、ホスチアゼート
等。 殺ダニ剤:クロルベンジレート、フェニソブロモレー
ト、ジコホル、アミトラズ、BPPS、ベンゾメート、
ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、ポリナクチ
ン、キノメチオネート、CPCBS、テトラジホン、ア
ベルメクチン、ミルベメクチン、クロフェンテジン、シ
ヘキサチン、ピリダベン、フェンピロキシメート、テブ
フェンピラド、ピリミジフェン、フェノチオカルブ、ジ
エノクロル等。 植物成長調整剤:ジベレリン類(例えばジベレリンA3
、ジベレリンA4 、ジベレリンA7 )IAA、NA
A。
【0051】
【発明の効果】次に、本発明の組成物の実施例を若干示
すが、添加物及び添加割合は、これら実施例に限定され
るべきものではなく、広範囲に変化させることが可能で
ある。なお、製剤実施例中の部は重量部を示す。
【0052】
【実施例】
〔殺菌剤〕次に、本発明の組成物の実施例を若干示す
が、添加物及び添加割合は、これら実施例に限定される
べきものではなく、広範囲に変化させることが可能であ
る。製剤実施例中の部は重量部を示す。
【0053】 実施例2 水和剤 本発明化合物 40部 珪藻土 53部 高級アルコール硫酸エステル 4部 アルキルナフタレンスルホン酸塩 3部 以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分40
%の水和剤を得る。
【0054】 実施例3 乳剤 本発明化合物 30部 キシレン 33部 ジメチルホルムアミド 30部 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 7部 以上を混合溶解すれば、有効成分30%の乳剤を得る。
【0055】 実施例4 粉剤 本発明化合物 10部 タルク 89部 ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル 1部 以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、有効成分10
%の粉剤を得る。
【0056】 実施例5 粒剤 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、
造粒乾燥して有効成分5%の粒剤を得る。
【0057】 実施例6 懸濁剤 本発明化合物 10部 リグニンスルホン酸ナトリウム 4部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 1部 キサンタンガム 0.2部 水 84.8部 以上を混合し、粒度が1ミクロン以下になるまで湿式粉
砕すれば、有効成分10%の懸濁剤を得る。
【0058】次に、本発明化合物が各種植物病害防除剤
の有功成分として有用であることを試験例で示す。防除
効果は、調査時の供試植物の状態、すなわち葉や茎等に
出現する病斑の程度を肉眼で観察した。
【0059】試験例1 コムギうどんこ病防除試験(予
防) 素焼きポットで栽培したコムギ幼苗(品種「チホク」)
に本発明化合物の乳剤を有効成分12.5ppmの濃度
で十分量散布した。散布後室温で自然乾燥し、コムギう
どんこ病菌(Erysiphe graminia
f.sp.tritici)の分生胞子を振り払い接種
し、20℃前後の温室で7日間発病させた。葉上の発斑
出現状態を無処理と比較調査し、防除効果を求めた。そ
の結果、以下の化合物に顕著な防除効果が認められた。
第1表中の化合物No.1、2、16、18、40、4
1、42、43、45、48、51、57、228
【0060】試験例2 キュウリうどんこ病防除試験
(予防) 素焼きポットで栽培したキュウリ幼苗(品種「相模半
白」)に本発明化合物の乳剤を有効成分12.5ppm
の濃度で散布した。散布後室温で自然乾燥し、キュウリ
うどんこ病菌(Sphaerotheca fulig
inea)の分生胞子を振り払い接種し、25℃前後の
恒温室で11日間発病させた。葉上の病斑出現状態を無
処理と比較調査し、防除効果を求めた。その結果、以下
の化合物に優れた防除効果が認められた。第1表中の化
合物No.1、2、16、18、40、41、42、4
3、57
【0061】一方、対照として用いた下記の特開平2−
6453号に記載の化合物(明細書第12頁第1表の化
合物No.87の化合物)では、コムギうどんこ病およ
びキュウリうどんこ病に対する防除効果が殆ど認められ
なかった。
【0062】
【化13】
【0063】以上から、本発明の化合物は、対照薬剤に
比してコムギうどんこ病のみならずキュウリうどんこ病
に対しても優れた予防効果を有することがわかる。
【0064】試験例3 キュウリうどんこ病防除試験
(揮散性) 本発明化合物の乳剤を有効成分50ppmの濃度で、直
径1cmのアルミ箔上に10μl滴下し、室温で自然乾
燥した後、素焼きポットで栽培したキュウリ幼苗(品種
「相模半白」)の葉上に接着した。24時間後にキュウ
リうどんこ病菌の分生胞子を振り払い接種し、25℃前
後の恒温室内で11日間発病させた。葉上の病斑出現状
態を無処理と比較調査し、アルミ箔周辺に直径2cm以
上の阻止円を形成した場合を揮散性の効果ありとした。
試験の結果、以下の化合物に揮散性の効果が認められ
た。 第1表中の化合物No.1、16、18
【0065】また、前記対照化合物には揮散性の効果は
見られなかった。本発明の化合物は揮散性を有するの
で、薬剤の散布ムラがあったとしても、薬剤が付着しな
い葉や果実に対しても優れた殺菌・防除効果を発揮す
る。
【表109】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 323/40 7419−4H C07C 323/40 (72)発明者 山中 誉 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式〔I〕 【化1】 〔式中、R1 は、置換されてもよいC1 −C4 アルキル
    基、置換されてもよいC2 −C4 アルケニル基または置
    換されてもよいC2 −C4 アルキニル基を示し、R
    2 は、置換基を有していてもよいフェニル基または置換
    基を有していてもよいヘテロ環を表し、 X1 は、C1 −C4 ハロアルコキシ基を表し、 X2 、X3 、X4 、X5 は、互いに独立して、水素原
    子、ハロゲン原子、C1−C4 アルキル基、C1 −C4
    ハロアルキル基、C1 −C4 アルコキシ基、C1−C4
    ハロアルコキシ基、C1 −C4 アルキルチオ基、C1
    4 アルキルスルフィニル基、C1 −C4 アルキルスル
    ホニル基、ニトロ基、アミノ基またはC1−C4 アルキ
    ルカルボニルアミノ基を表し、また、X1 とX2 は一緒
    になってC1 −C4 ハロアルキレンジオキシ基を形成し
    てもよい。r1 、r 2 は、それぞれ独立して、水素原
    子、ハロゲン原子、C1 −C4 アルキル基、C1 −C4
    ハロアルキル基、C1 −C4 アルコキシ基、C1 −C4
    アルキルチオ基または置換されてもよいアミノ基を表
    し、また、r1 とr 2 は、一緒になってカルボニル基
    を形成してもよい。〕で表わされるベンズアミドオキシ
    ム誘導体。
  2. 【請求項2】 式〔II〕 【化2】 〔式中、R1 、X1 、X2 、X3 、X4 、X5 は前記と
    同じ意味を示す。〕で表わされる化合物と、式〔III 〕 【化3】 〔式中、Halはハロゲン原子を示し、R2 は前記と同
    じ意味を示す。〕で表わされる化合物とを反応させるこ
    とを特徴とする式〔I〕 【化4】 〔式中、R1 、R2 、X1 、X2 、X3 、X4 、X5
    前記と同じ意味を示す。〕で表わされるベンズアミドオ
    キシム誘導体の製法。
  3. 【請求項3】 式〔I〕 【化5】 〔式中、R1 、R2 、X1 、X2 、X3 、X4 、X5
    前記と同じ意味を示す。〕で表わされるベンズアミドオ
    キシム誘導体の1種又は2種以上を有効成分として含有
    することを特徴とする農園芸用殺菌剤。
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