JPH09232014A - インタフェースケーブル接続用コネクタ - Google Patents

インタフェースケーブル接続用コネクタ

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JPH09232014A
JPH09232014A JP8063756A JP6375696A JPH09232014A JP H09232014 A JPH09232014 A JP H09232014A JP 8063756 A JP8063756 A JP 8063756A JP 6375696 A JP6375696 A JP 6375696A JP H09232014 A JPH09232014 A JP H09232014A
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capacitor
pad
connector
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/18Printed circuits structurally associated with non-printed electric components

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路基板の電源電圧変動に起因して
インタフェースケーブルをアンテナとして放射する不要
電磁波を効率よく抑制する。 【解決手段】 インタフェースケーブル接続用コネクタ
1は、複数のピン3と、これらピン3を固定するための
ハウジング4と、ハウジング4内部に埋め込まれた電源
デカップリングコンデンサ5と、プリント回路基板2と
の接触面にコンデンサ5の両端の電極と電気的に接続す
るように形成されたコンデンサ搭載用パッド6とを有
し、プリント回路基板2への取り付け時にパッド6がプ
リント回路基板2の被接触面に電源配線層およびグラン
ド配線層と電気的に接続されて形成された電源配線/グ
ランド配線短絡用パッド8と接触する構造を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント回路基板に
取り付けてインタフェースケーブルを接続するためのイ
ンタフェースケーブル接続用コネクタに関し、特に不要
電磁波放射を抑制するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器の動作に伴い不要な電
磁波が発生する。不要電磁波は放送や無線通信システム
に妨害を与えるため、その強度は規格に定められた値以
下にすることが必要である。ところで、電子機器や電子
回路を搭載したプリント回路基板に接続されたインタフ
ェースケーブルは、ケーブル自体がアンテナとして作用
してレベルの高い不要電磁波を放射するので、この不要
電磁波の放射を抑制することが課題である。インタフェ
ースケーブルからの不要電磁波の放射を抑制するため、
これまでにいくつかの技術が実施されている。
【0003】たとえば、特開平3−96297号公報で
は、図14に示すように、機器全体のグランドを強化す
るため、コネクタ72のグランドピン74とプリント回
路基板71のグランドパタン76とをハンダ付けし、コ
ネクタ72の直近においてプリント回路基板71のグラ
ンドパタン76と筐体77の導電体とが固定手段75に
より接続されている構造が採用されていた。本構造によ
り、プリント回路基板71と筐体77との間のグランド
電位を小さくし、グランドの電圧変動に起因する不要電
磁波の放射を抑制していた。
【0004】また、特開平5−13132号公報では、
図15に示すように、電気回路の入出力部となるコネク
タ78の内部のピンヘッダ79に雑音防止素子としてフ
ェライト80を取り付けた構造により、また特開平7−
6826号公報では、図16に示すように、コネクタ8
1の内部のピン82に不要電磁波放射防止用のEMIフ
ィルタ83を一体的に組み込み、このフィルタ83の一
端がグランドに接続されている構造により、ケーブルに
伝わる高周波成分を除去し、不要電磁波放射の高周波成
分を抑制していた。
【0005】さらに、「1995年3月,第9回回路実
装学術講演大会,14C−13」では、図17に示され
るように、電源配線層とグランド配線層とを高周波的に
短絡する電源デカップリングコンデンサ84をプリント
回路基板83の全体に分散させて搭載することにより電
源電圧変動を抑制し、電源電圧変動に起因する不要電磁
波の放射を抑制していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電子機器における不要
電磁波放射の要因には、グランドに流れるコモンモード
電流,信号配線とグランド配線間の電圧,電源配線とグ
ランド配線間の電圧などがある。
【0007】特開平3−96297号公報による構造で
は、グランドの電圧変動により流れるコモンモード電流
からの不要電磁波放射は抑制されるが、他に原因を持つ
電磁波放射、例えば信号配線とグランド配線間の電圧,
電源配線とグランド配線間に生ずる電圧により発生する
不要電磁波放射は抑制できないという問題点があった。
【0008】また、特開平5−13132号公報および
特開平7−6826号公報に示される構造では、信号配
線とグランド配線間の電圧に起因して発生する不要電磁
波放射は抑制できるが、電源配線とグランド配線間の電
圧変動が原因で発生する不要電磁波は抑制できないとい
う問題点があった。
【0009】さらに、プリント回路基板全体にわたって
電源デカップリングコンデンサを搭載する手法では、電
源配線とグランド配線間の電圧変動に起因する不要電磁
波放射は抑制されるが、回路実装密度が高い場合、電源
デカップリングコンデンサの数や搭載位置が制限される
という問題点があった。特に、コネクタ付近では回路実
装密度が高く、その近傍への電源デカップリングコンデ
ンサの搭載は不可能となる場合が多い。また、IC(I
ntegrated Circuit)近傍以外の電源
デカップリングコンデンサは回路の動作とは直接に関係
しないため、回路設計においてその重要性がないがしろ
にされるなどの問題点を有していた。
【0010】本発明の目的は、プリント回路基板の電源
電圧変動に起因してインタフェースケーブルをアンテナ
として放射する不要電磁波を効率よく抑制し、高密度実
装プリント回路基板にも適用が容易であるインタフェー
スケーブル接続用コネクタを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のインタフェース
ケーブル接続用コネクタは、プリント回路基板に取り付
けてインタフェースケーブルを接続するためのインタフ
ェースケーブル接続用コネクタにおいて、複数のピン
と、これらピンを固定するためのハウジングと、このハ
ウジング内部に埋め込まれたコンデンサと、前記プリン
ト回路基板との接触面に前記コンデンサの両端の電極と
電気的に接続するように形成されたパッドとを有し、前
記プリント回路基板への取り付け時に前記パッドが前記
プリント回路基板の被接触面に電源配線層およびグラン
ド配線層と電気的に接続されて形成されたパッドに接触
する構造を特徴とする。
【0012】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定するためのハウジングと、コンデンサの搭載を可能と
するパッドと、前記プリント回路基板との接触面に前記
パッドと導体を介して電気的に接続されて形成された他
のパッドとを有し、前記プリント回路基板への取り付け
時に前記他のパッドが前記プリント回路基板の被接触面
に電源配線層およびグランド配線層と電気的に接続され
て形成されたパッドに接触する構造を特徴とする。
【0013】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定するためのハウジングと、このハウジングの側面から
前記プリント回路基板との接触面に回り込んで形成され
コンデンサの搭載を可能とするパッドとを有し、前記プ
リント回路基板への取り付け時に前記パッドが前記プリ
ント回路基板の被接触面に電源配線層およびグランド配
線層と電気的に接続されて形成されたパッドに接触する
構造を特徴とする。
【0014】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定し前記プリント回路基板との接触面に縁を有するハウ
ジングと、前記縁にコンデンサの搭載を可能とするよう
に形成されたパッドとを有し、前記プリント回路基板へ
の取り付け時に前記パッドが前記プリント回路基板の被
接触面に電源配線層およびグランド配線層と電気的に接
続されて形成されたパッドに接触する構造を特徴とす
る。
【0015】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定し前記プリント回路基板との接触面にコンデンサ搭載
用凹部が穿設されたハウジングと、板バネ状の導体片に
より前記プリント回路基板との接触面から前記コンデン
サ搭載用凹部に回り込んで形成され前記コンデンサ搭載
用凹部にコンデンサを埋設して搭載可能とするパッドと
を有し、前記コンデンサを搭載した状態において前記パ
ッドの弾性により前記コンデンサが前記コンデンサ搭載
用凹部内に固定されるとともに、前記プリント回路基板
への取り付け時に前記パッドが前記プリント回路基板の
被接触面に電源配線層およびグランド配線層と電気的に
接続されて形成されたパッドに接触する構造を特徴とす
る。
【0016】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定するためのハウジングと、特定の隣り合うピン間を接
続するコンデンサとを有し、前記プリント回路基板への
取り付け時に前記特定の隣り合うピンが前記プリント回
路基板に電源配線層およびグランド配線層と電気的に接
続されて形成されたピン孔に挿入される構造を特徴とす
る。
【0017】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定するためのハウジングと、特定またはすべてのピンに
隣り合うピン間を接続するためのコンデンサの搭載が可
能なように形成されたパッドとを有し、前記プリント回
路基板への取り付け時に前記隣り合うピンが前記プリン
ト回路基板に電源配線層およびグランド配線層と電気的
に接続されて形成されたピン孔に挿入される構造を特徴
とする。
【0018】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定するためのハウジングと、特定のまたはすべてのピン
に隣り合うピン間を接続するためのコンデンサの搭載が
可能なように形成されたパッドとを有し、前記パッドを
前記ハウジングの側面に露出させ、前記パッドと前記ピ
ンとを導体を用いて電気的に接続することにより、前記
ハウジングの側面へのコンデンサの搭載を可能とする構
造を特徴とする。
【0019】本発明のインタフェースケーブル接続用コ
ネクタは、プリント回路基板に取り付けてインタフェー
スケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接
続用コネクタにおいて、複数のピンと、これらピンを固
定し前記プリント回路基板との接触面にコンデンサ搭載
用凹部が穿設されたハウジングと、板バネ状の導体片に
より前記プリント回路基板との接触面から前記コンデン
サ搭載用凹部に回り込んで形成され前記コンデンサ搭載
用凹部にコンデンサを埋設して搭載可能とするとともに
前記複数のピンのうちの特定のピンに電気的に接続され
たパッドとを有し、前記コンデンサを搭載した状態にお
いて前記パッドの弾性により前記コンデンサが前記コン
デンサ搭載用凹部内に固定されるとともに、前記プリン
ト回路基板への取り付け時に前記特定のピンが前記プリ
ント回路基板の被接触面に電源配線層およびグランド配
線層と電気的に接続されて形成されたピン孔に挿入され
る構造を特徴とする。
【0020】本発明の取り付け構造は、インタフェース
ケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接続
用コネクタのプリント回路基板への取り付け構造におい
て、コネクタに内蔵されたコンデンサに接続されたパッ
ドまたはこのパッドに接続された他のパッドと、前記プ
リント回路基板の被接触面に電源配線層およびグランド
配線層と電気的に接続されて形成されたパッドとが接触
する構造を特徴とする。
【0021】本発明の取り付け構造は、インタフェース
ケーブルを接続するためのインタフェースケーブル接続
用コネクタのプリント回路基板への取り付け構造におい
て、コネクタに内蔵されたコンデンサに接続されたピン
またはコンデンサ搭載用のパッドに接続されたピンが、
このピンに対応する前記プリント回路基板に電源配線層
およびグランド配線層と電気的に接続されて形成された
ピン孔に挿入される構造を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0023】まず、本発明の前提となる実験形態とその
結果について説明する。
【0024】4層板,6層板などの多層プリント回路基
板では、多くの場合、電源配線およびグランド配線をそ
れぞれ専用に層分けし、かつこれらの層は導体部分が基
板全面に及ぶ、いわゆるベタパターンが採用される。こ
のとき、電源配線層とグランド配線層とは平行平板伝送
線路として作用するため、回路動作に伴いICの近傍で
発生した高周波の電源配線層とグランド配線層間の電源
電圧変動は基板全体に伝搬する。この伝送線路は長さが
有限であることから、高周波信号は基板の端部や電源配
線層とグランド配線層とを高周波的に短絡する電源デカ
ップリングコンデンサの搭載部において反射をおこし、
特定の周波数で共振する。共振付近の周波数帯域では不
要電磁波放射が大きくなる。電源配線層とグランド配線
層とを結ぶコンデンサの数や容量を変えることにより、
共振周波数は変化し、不要電磁波放射特性を変えること
ができる。
【0025】図12は、実験に用いたプリント回路基板
を示す斜視図である。電子回路を搭載した4層プリント
回路基板61のコネクタ取り付け部において電源デカッ
プリングコンデンサ62を搭載し、その数を変化させ
た。コネクタ63にはシールデッドケーブル64を接続
し、シールデッドケーブル64の先端は開放端とした。
【0026】図13は、3m離れた位置におけるプリン
ト回路基板61からの不要電磁波放射特性を示す図であ
る。横軸は周波数であり、30MHz〜1000MHz
の範囲で示した。縦軸は放射電界強度で、単位はdBμ
V/mである。コネクタ63付近に電源デカップリング
コンデンサ62がないときの特性を実線で、1μFの容
量を持つ電源デカップリングコンデンサ62を1つ付け
たときの特性を破線で、1μFの電源デカップリングコ
ンデンサ62を2つ付けたときの特性を一点鎖線でそれ
ぞれ示す。
【0027】電源デカップリングコンデンサ62がない
ときには200MHz付近で最も放射電界強度が高いの
に対し、電源デカップリングコンデンサ62を1つ付け
たときは200MHz帯の放射電界強度は弱くなり、2
80MHz付近での放射電界強度が増す。280MHz
における放射電界強度は、電源デカップリングコンデン
サ62がないときの200MHzにおけるレベりより低
い。また、電源デカップリングコンデンサ62を2つ付
けた場合には、200MHzおよび280MHzでの放
射電界強度は低くなるが、350MHz付近の放射電界
強度が強くなる。350MHzでの放射電界強度は、電
源デカップリングコンデンサ62が無いときの200M
Hzにおけるレベル、および電源デカップリングコンデ
ンサ62を1つだけ付けたときの280MHzにおける
レベルに比べて低い。
【0028】以上に説明したように、プリント回路基板
のインタフェースケーブル接続用コネクタの近傍に電源
デカップリングコンデンサを付け、その数を増加させる
ことにより、不要電磁波放射はそのピーク周波数を高周
波側に変え、かつ、ピークにおける電界強度が低下す
る。
【0029】本発明では、この特徴を利用し、インタフ
ェースケーブル接続用コネクタに予め電源デカップリン
グコンデンサを搭載するか、あるいは電源デカップリン
グコンデンサを搭載可能とし、かつ搭載できる電源デカ
ップリングコンデンサの数が可変である構造を採用し
た。これにより、ピーク周波数や放射電界強度のレベル
を調整して不要電磁波放射特性の規格への適合をはか
る。また、プリント回路基板を設計する際に、コネクタ
取り付け部における電源デカップリングコンデンサの搭
載を特別に意識する必要が無くなるため、回路設計完了
後の回路配置の変更が不要となる。
【0030】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
インタフェースケーブル接続用コネクタ(以下、単にコ
ネクタという)1およびコネクタ1を取り付けるプリン
ト回路基板2のコネクタ取り付け部の一部切欠き斜視図
である。コネクタ1は、プリント回路基板2に垂直にイ
ンタフェースケーブル(図示せず)を接続するためのコ
ネクタであり、複数のピン3と、これらピン3を固定す
るハウジング4と、ハウジング4内部に埋め込まれた電
源デカップリングコンデンサ(以下、単にコンデンサと
いう)5と、コンデンサ5の両端の電極とプリント回路
基板2に設けられたパッド(以下、電源配線/グランド
配線短絡用パッドという)8とを電気的に接続するため
のパッド(以下、コンデンサ搭載用パッドという)6と
から構成されている。電源配線/グランド配線短絡用パ
ッド8は、プリント回路基板2の電源配線層およびグラ
ンド配線層にそれぞれ接続されている。
【0031】プリント回路基板2のコネクタ取り付け部
には、ピン3を挿入して回路配線を接続するためのピン
孔7が設けられており、ピン3がピン孔7に嵌合するこ
とによりコネクタ1がプリント回路基板2に固定され
る。
【0032】コンデンサ5の両端の電極に接続されたコ
ンデンサ搭載用パッド6と、プリント回路基板2に設け
られた電源配線/グランド配線短絡用パッド8とは、コ
ネクタ1をプリント回路基板2に取り付けた際にそれぞ
れが接触するような位置関係で、銅,銅合金等の導体で
形成されている。電源配線/グランド配線短絡用パッド
8は、予め回路設計段階でプリント回路基板2のコネク
タ取り付け部に電源配線層およびグランド配線層と電気
的に接続するように設けられる。
【0033】このように構成された第1の実施の態様に
係るコネクタ1では、コネクタ1をプリント回路基板2
に取り付けた際に必然的に電源配線層とグランド配線層
とがコンデンサ5を介して高周波的に短絡されることに
なり、電源電圧変動に起因する不要電磁波の放射が抑制
できる。したがって、回路設計段階でプリント回路基板
2へのコンデンサ5の搭載を特別に意識する必要がな
く、回路設計完了後の設計変更が大幅に減少する。
【0034】なお、コネクタ1に内装するコンデンサ5
の数は1つに限られることはなく、複数個配置してもよ
い。コンデンサ5の搭載位置はプリント回路基板2との
接触面であればどこでもよいが、ピン3の存在しないコ
ネクタ1の端部が比較的搭載しやすい。
【0035】図2は、本発明の第1の実施の形態に係る
コネクタ1の変形例であるコネクタ11の横断面図であ
る。本例のコネクタ11は、プリント回路基板2に平行
にインタフェースケーブルを接続するためのコネクタで
あり、L字型のピン13と、断面がL字型のハウジング
14と、ハウジング14に内蔵されたコンデンサ5と、
コンデンサ5の両端の電極にそれぞれ接続されたコンデ
ンサ搭載用パッド16とから構成されている。
【0036】このように構成された第1の実施の形態の
変形例であるコネクタ11では、コネクタ11のプリン
ト回路基板2への取り付けは、図1のコネクタ1と同様
に、プリント回路基板2に設けられたピン孔7にピン1
3を差し込み、コンデンサ搭載用パッド6とプリント回
路基板2に設けられた電源配線/グランド配線短絡用パ
ッド8とが接触するようにする。
【0037】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
コネクタ21およびコネクタ21を取り付けるプリント
回路基板2のコネクタ取り付け部の斜視図である。コネ
クタ21は、複数のピン26と、これらピン26を固定
するハウジング22と、ハウジング22の上面にコンデ
ンサ5を搭載可能とするコンデンサ搭載用パッド23
と、ハウジング22の下面(プリント回路基板2との接
触面)にコンデンサ搭載用パッド23と対向するように
設けられたパッド(以下、接触用パッドという)25
と、コンデンサ搭載用パッド23と接触用パッド25と
の間をそれぞれ電気的に接続する銅,銅合金等でなる導
体24とから構成されている。
【0038】このように構成された第2の実施の形態に
係るコネクタ21では、コンデンサ搭載用パッド23を
ハウジング22の上面に設けることにより、コネクタ2
1をプリント回路基板2に取り付けた状態でコンデンサ
5の搭載または付け替えが可能である。搭載するコンデ
ンサ5の容量を変えることにより、不要電磁波放射特性
を変化させ、規格を満足するように調整することができ
る。また、コンデンサ搭載用パッド23および接触用パ
ッド25を複数対設け、かつコンデンサ搭載用パッド2
3および接触用パッド25に対応する電源配線/グラン
ド配線短絡用パッド8をプリント回路基板2上に設ける
ことにより、搭載できるコンデンサ5の数が可変とな
り、コンデンサ5の数を変えることにより不要電磁波放
射特性の調整が可能となる。
【0039】なお、第2の実施の形態に係るコネクタ2
1は、図3の構造に限られることなく、他の構造も有効
である。
【0040】たとえば、図3に示したコネクタ21で
は、コンデンサ搭載用パッド23と接触用パッド25と
を結ぶ導体24が長いため、インダクタンスが大きく、
その電圧降下により高周波の電圧変動を十分に抑制する
ことができないおそれがある。そこで、図4に示すよう
に、第2の実施の形態の変形例に係るコネクタ21’で
は、コンデンサ搭載用パッド23’をハウジング22’
の側面に設け、かつコンデンサ搭載用パッド23’を直
角に折り曲げてプリント回路基板2との接触面に回り込
んでいる構造としている。
【0041】このように構成された第2の実施の形態の
変形例に係るコネクタ21’では、コンデンサ搭載用パ
ッド23’を直角に曲げ、ハウジング22’の側面から
プリント回路基板2との接触面に回り込むように設ける
ようにしたので、ピン26’をピン孔7に挿入してコネ
クタ21’をプリント回路基板2に取り付けたときに、
コンデンサ5とプリント回路基板2上の電源配線/グラ
ンド配線短絡用パッド8との距離を短くすることがで
き、電圧降下も小さくなる。なお、コンデンサ搭載用パ
ッド23’は、ハウジング22’の内部を通す構造とし
てもよい。また、コンデンサ搭載用パッド23’は、コ
ネクタ21’の長手方向の側面だけでなく幅方向の側面
にも設けることにより、搭載可能なコンデンサ5の数を
増加し、不要電磁波放射特性を調整する幅を広げること
ができる。
【0042】さらに、図4に示したコネクタ21’で
は、コンデンサ5はハウジング22’の側面に搭載する
ことから、プリント回路基板2に取り付けた状態ではコ
ンデンサ5のコンデンサ搭載用パッド23’への搭載が
困難な場合が生じるおそれがある。そこで、図5に示す
ように、第2の実施の形態の他の変形例に係るコネクタ
31では、ハウジング32の周囲においてプリント回路
基板2との接触面に縁32aを設けた構造としている。
【0043】このように構成された第2の実施の形態の
他の変形例に係るコネクタ31では、ハウジング32の
プリント回路基板2と接触する部分に縁32aを設け、
この縁32aにコンデンサ搭載用パッド34を設けたこ
とより、コンデンサ5が搭載しやすくなる。また、縁3
2aの高さが低いので、ピン33をピン孔7に挿入して
コネクタ31をプリント回路基板2に取り付けたとき
に、コンデンサ5とプリント回路基板2上の電源配線/
グランド配線短絡用パッド8との距離は短くできる。さ
らに、コンデンサ搭載用パッド34をコの字型にして縁
32aに沿って設けることにより、部品の数を減らすこ
とができる。なお、縁32aは、図5に示すように、ハ
ウジング32の周囲全体に設けてもよく、また長手方向
の側面のみ,幅方向の側面のみなどの一部だけに設けて
もよい。
【0044】図6は、第2の実施の形態の別の変形例に
係るコネククタ31’のコンデンサ搭載位置における横
断面図である。本例のコネククタ31’では、ハウジン
グ32’の下面(プリント回路基板2との接触面)にコ
ンデンサ搭載用凹部を穿設することにより、コネクタ3
1’に埋め込む状態でコンデンサ5を搭載可能としてい
る。ピン33’をピン孔7に挿入してコネクタ31’を
プリント回路基板2に取り付けたときにプリント回路基
板2上の電源配線/グランド配線短絡用パッド8と接触
するコンデンサ搭載用パッド34’は、銅,銅合金など
の導体片によりプリント回路基板2との接触面からコン
デンサ搭載用凹部に回り込んで形成されており、コンデ
ンサ5の両端の電極との接触部34a’がバネ状となっ
ている。このため、コンデンサ搭載用凹部にコンデンサ
5を圧入すると、コンデンサ5は両端の電極が接触部3
4a’と接触してコンデンサ搭載用パッド34’に電気
的に接続されると同時に、接触部34a’の弾性により
コネクタ31’のコンデンサ搭載用凹部に固定される。
【0045】このように構成された第2の実施の形態の
別の変形例に係るコネクタ31’では、コンデンサ5を
ハンダ付けすることなくコネクタ31’に搭載できるた
め、コンデンサ5の容量の調整による不要電磁波放射抑
制対策が容易になる。
【0046】図7は、本発明の第3の実施の形態に係る
コネクタ41およびコネクタ41を取り付けるプリント
回路基板42のコネクタ取り付け部の斜視図である。コ
ネクタ41は、複数のピン43および他の複数のピン
(以下、コンデンサ搭載用ピンという)44と、これら
ピン43およびコンデンサ搭載用ピン44を固定するた
めのハウジング45と、特定の隣り合うコンデンサ搭載
用ピン44の間を接続するコンデンサ5とから構成され
ている。コンデンサ5は、コンデンサ搭載用ピン44に
電気的に接触して設けられたコンデンサ搭載用パッド4
7に搭載する。プリント回路基板42のコネクタ取り付
け部には、ピン43およびコンデンサ搭載用ピン44を
挿入して回路配線と接続するための複数のピン孔48お
よび他の複数のピン孔(以下、電源配線/グランド配線
短絡用ピン孔という)49が設けられている。電源配線
/グランド配線短絡用ピン孔49は、予め回路設計段階
でプリント回路基板2のコネクタ取り付け部に電源配線
層およびグランド配線層と電気的に接続するように設け
られる。
【0047】このように構成された第3の実施の形態に
係るコネクタ41では、ピン43およびコンデンサ搭載
用ピン44がプリント回路基板42のピン孔48および
電源配線/グランド配線短絡用ピン孔49に嵌合してプ
リント回路基板42に固定される。コンデンサ5が搭載
されたコンデンサ搭載用ピン44に対応する電源配線/
グランド配線短絡用ピン孔49は、プリント回路基板4
2の電源配線層およびグランド配線層にそれぞれ接続さ
れており、コネクタ41をプリント回路基板42に取り
付けることにより、必然的にプリント回路基板42の電
源配線層とグランド配線層とがコンデンサ5を介して高
周波的に短絡される。
【0048】図8は、第3の実施の形態の変形例に係る
コネクタ41’を隣接するコンデンサ搭載用ピン44’
を通る面で切断した横断面図である。コンデンサ5の搭
載位置はコンデンサ搭載用ピン44’間を接続するよう
に設定する。ハウジング45’のプリント回路基板42
との接触面にコンデンサ搭載用凹部を穿設してコンデン
サ5を搭載する。
【0049】このように構成された第3の実施の形態の
変形例に係るコネクタ41’では、プリント回路基板4
2との接触面にコンデンサ搭載用凹部を穿設してコンデ
ンサ5を搭載することにより、コンデンサ搭載用ピン4
4’のインダクタンスによる電圧降下の影響を最小限に
抑えることができる。なお、図6に示したコネクタ3
1’のように、コンデンサ搭載用パッド47’をバネ状
の導体片で形成して、導体片の弾性によりコンデンサ5
をコンデンサ搭載用凹部に固定するようにすることがで
きる。
【0050】図9は、本発明の第4の実施の形態に係る
コネクタ51を示す平面図である。コネクタ51の複数
のピン52のうちの特定の隣り合うピン間、またはすべ
ての隣り合うピン間にコンデンサ5の搭載を可能とする
コンデンサ搭載用パッド53が設けてある。
【0051】このように構成された第4の実施の形態に
係るコネクタ51では、プリント回路基板42に設けら
れたピン孔のうち、コンデンサ搭載用パッド53が設け
てあるコンデンサ搭載用ピン52に対応するピン孔であ
れば、どのピン孔に対しても電源配線層およびグランド
配線層との接続が可能であるため、プリント回路基板4
2上のピンの割り振りに自由度が生じ、回路基板設計に
おいて有利である。また、搭載するコンデンサ5の容量
および数を選択できるため、これらの調整による不要電
磁波放射の抑制対策が容易になる。コンデンサ5の搭載
位置はピン間を接続する位置に設定するが、プリント回
路基板42との接触面に搭載することにより、コンデン
サ搭載用ピン52のインダクタンスの影響を最小限に抑
えることができる。
【0052】図10は、本発明の第4の実施の形態の変
形例に係るコネクタ54を示す斜視図である。本例のコ
ネクタ54は、コンデンサ搭載用ピン56に電気的に接
続されているコンデンサ搭載用パッド58を導体57を
用いてハウジング55の側面に露出させるようにしたも
のである。
【0053】このように構成された第4の実施の形態の
変形例に係るコネクタ54では、コンデンサ搭載用パッ
ド58を導体57を用いてハウジング55の側面に露出
させることにより、ハウジング55の側面へのコンデン
サ5の搭載が可能となり、コンデンサ5の取り付け作業
が容易になる。
【0054】図11は、第4の実施の形態の他の変形例
に係るコネクタ54’を隣接する2つのコンデンサ搭載
用ピン56’を通る面で切断した横断面図である。ハウ
ジング55’のプリント回路基板42との接触面にコン
デンサ搭載用凹部を穿設することにより、コンデンサ5
をコネクタ54’に埋め込む状態で搭載できる。コンデ
ンサ搭載用ピン56’にはコンデンサ5の両端の電極と
の接触部58a’がバネ状のコンデンサ搭載用パッド5
8’が設けてあり、コンデンサ5はコネクタ54’のコ
ンデンサ搭載用凹部に挿入した状態で接触部58a’の
弾性により固定される。
【0055】このように構成された第4の実施の形態の
他の変形例に係るコネクタ54’では、コンデンサ5を
ハンダ付けすることなくコネクタ54’に搭載できるた
め、コンデンサ5の容量の調整による不要電磁波放射の
抑制対策が容易になる。
【0056】
【発明の効果】以上発明したように、本発明によれば、
コネクタ内部にコンデンサを埋め込み、コネクタのプリ
ント回路基板への取り付け時にコンデンサの両端の電極
に接続されたコンデンサ搭載用パッドとプリント回路基
板に設けられた電源配線/グランド配線短絡用パッドと
が接触するようにしたことにより、コネクタに内蔵され
たコンデンサを介してプリント回路基板の電源配線層と
グランド配線層とが高周波的に短絡されるため、プリン
ト回路基板の電源電圧変動に起因してインタフェースケ
ーブルをアンテナとして放射する不要電磁波が効率よく
抑制され、ピーク周波数や放射電界強度のレベルを調整
して不要電磁波放射特性の規格への適合をはかることが
可能となる効果を有する。また、回路設計段階でプリン
ト回路基板のコネクタ取り付け部におけるコンデンサの
搭載を特別に意識する必要がなくなるので、回路設計完
了後の回路配置の変更が大幅に減少し、高密度実装プリ
ント回路基板にも適用が容易になるという効果を有す
る。
【0057】また、本発明によれば、コネクタにコンデ
ンサ搭載用パッドを設け、コネクタのプリント回路基板
への取り付け時にコンデンサ搭載用パッドとプリント回
路基板に設けられた電源配線/グランド配線短絡用パッ
ドとが接触するようにしたことにより、コンデンサ搭載
用パッドに搭載されるコンデンサを介してプリント回路
基板の電源配線層とグランド配線層とが高周波的に短絡
されるため、プリント回路基板の電源電圧変動に起因し
てインタフェースケーブルをアンテナとして放射する不
要電磁波が効率よく抑制され、ピーク周波数や放射電界
強度のレベルを調整して不要電磁波放射特性の規格への
適合をはかることが可能となるという効果を有する。ま
た、回路設計段階でプリント回路基板のコネクタ取り付
け部におけるコンデンサの搭載を特別に意識する必要が
なくなるので、回路設計完了後の回路配置の変更が大幅
に減少し、高密度実装プリント回路基板にも適用が容易
になるという効果を有する。
【0058】さらに、本発明によれば、コネクタにコン
デンサ搭載用ピン間を接続するコンデンサを設け、コネ
クタのプリント回路基板への取り付け時にコンデンサ搭
載用ピンとプリント回路基板に設けられた電源配線/グ
ランド配線短絡用ピン孔とが嵌合するようにしたことに
より、コネクタに搭載されたコンデンサを介してプリン
ト回路基板の電源配線層とグランド配線層とが高周波的
に短絡されるため、プリント回路基板の電源電圧変動に
起因してインタフェースケーブルをアンテナとして放射
する不要電磁波が効率よく抑制され、ピーク周波数や放
射電界強度のレベルを調整して不要電磁波放射特性の規
格への適合をはかることが可能となるという効果を有す
る。また、回路設計段階でプリント回路基板のコネクタ
取り付け部におけるコンデンサの搭載を特別に意識する
必要がなくなるので、回路設計完了後の回路配置の変更
が大幅に減少し、高密度実装プリント回路基板にも適用
が容易になるという効果を有する。
【0059】さらにまた、本発明によれば、コネクタに
特定またはすべての隣り合うピン間を接続するコンデン
サ搭載用パッドを設け、コネクタのプリント回路基板へ
の取り付け時にコンデンサ搭載用ピンとプリント回路基
板に設けられた電源配線/グランド配線短絡用ピン孔と
が嵌合するようにしたことにより、コネクタ搭載用パッ
ドに搭載されるコンデンサを介してプリント回路基板の
電源配線層とグランド配線層とが高周波的に短絡される
ため、プリント回路基板の電源電圧変動に起因してイン
タフェースケーブルをアンテナとして放射する不要電磁
波が効率よく抑制され、ピーク周波数や放射電界強度の
レベルを調整して不要電磁波放射特性の規格への適合を
はかることが可能となるという効果を有する。また、回
路設計段階でプリント回路基板のコネクタ取り付け部に
おけるコンデンサの搭載を特別に意識する必要がなくな
るので、回路設計完了後の回路配置の変更が大幅に減少
し、高密度実装プリント回路基板にも適用が容易になる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るコネクタを示
す一部切り欠き斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の変形例を示すコネクタの断
面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るコネクタを示
す斜視図である。
【図4】第2の実施の形態の変形例を示すコネクタの斜
視図である。
【図5】第2の実施の形態の他の変形例を示すコネクタ
の斜視図である。
【図6】第2の実施の形態の別の変形例を示すコネクタ
の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るコネクタを示
す斜視図である。
【図8】第3の実施の形態の変形例を示すコネクタの断
面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るコネクタを示
す平面図である。
【図10】第4の実施の形態の変形例を示すコネクタの
斜視図である。
【図11】第4の実施の形態の他の変形例を示すコネク
タの斜視図である。
【図12】本発明の前提となる実験に用いたプリント回
路基板の斜視図である。
【図13】図12に示したプリント回路基板からの不要
電磁波放射特性を示す図である。
【図14】従来技術によるプリント回路基板と筐体との
取り付け構造図である。
【図15】従来技術によるコネクタの断面図である。
【図16】従来技術によるコネクタの構造図である。
【図17】従来技術による電源デカップリングコンデン
サのプリント回路基板への実装図である。
【符号の説明】
1,11,21,21’,31,31’,41,4
1’,51,54,54’コネクタ 2,42 プリント回路基板 3,13,26,26’,33,33’,43 ピン 4,14,22,22’,32,32’,45,4
5’,50,55,55’ハウジング 5 コンデンサ(電源デカップリングコンデンサ) 6,16,23,23’,34,34’,47,4
7’,53,58,58’パッド(コンデンサ搭載用パ
ッド) 7,48 ピン孔 8 パッド(電源配線/グランド配線短絡用パッド) 24,57 導体 25 パッド(接触用パッド) 32a 縁 34a’,58a’ 接触部 44,44’,52,56,56’ ピン(コンデンサ
搭載用ピン) 49 ピン孔(電源配線/グランド配線短絡用ピン孔)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、このハウジング内部に埋め込まれたコンデンサと、
    前記プリント回路基板との接触面に前記コンデンサの両
    端の電極と電気的に接続するように形成されたパッドと
    を有し、前記プリント回路基板への取り付け時に前記パ
    ッドが前記プリント回路基板の被接触面に電源配線層お
    よびグランド配線層と電気的に接続されて形成されたパ
    ッドに接触する構造を特徴とするインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、コンデンサの搭載を可能とするパッドと、前記プリ
    ント回路基板との接触面に前記パッドと導体を介して電
    気的に接続されて形成された他のパッドとを有し、前記
    プリント回路基板への取り付け時に前記他のパッドが前
    記プリント回路基板の被接触面に電源配線層およびグラ
    ンド配線層と電気的に接続されて形成されたパッドに接
    触する構造を特徴とするインタフェースケーブル接続用
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、このハウジングの側面から前記プリント回路基板と
    の接触面に回り込んで形成されコンデンサの搭載を可能
    とするパッドとを有し、前記プリント回路基板への取り
    付け時に前記パッドが前記プリント回路基板の被接触面
    に電源配線層およびグランド配線層と電気的に接続され
    て形成されたパッドに接触する構造を特徴とするインタ
    フェースケーブル接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定し前記プリント回路基
    板との接触面に縁を有するハウジングと、前記縁にコン
    デンサの搭載を可能とするように形成されたパッドとを
    有し、前記プリント回路基板への取り付け時に前記パッ
    ドが前記プリント回路基板の被接触面に電源配線層およ
    びグランド配線層と電気的に接続されて形成されたパッ
    ドに接触する構造を特徴とするインタフェースケーブル
    接続用コネクタ。
  5. 【請求項5】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定し前記プリント回路基
    板との接触面にコンデンサ搭載用凹部が穿設されたハウ
    ジングと、板バネ状の導体片により前記プリント回路基
    板との接触面から前記コンデンサ搭載用凹部に回り込ん
    で形成され前記コンデンサ搭載用凹部にコンデンサを埋
    設して搭載可能とするパッドとを有し、前記コンデンサ
    を搭載した状態において前記パッドの弾性により前記コ
    ンデンサが前記コンデンサ搭載用凹部内に固定されると
    ともに、前記プリント回路基板への取り付け時に前記パ
    ッドが前記プリント回路基板の被接触面に電源配線層お
    よびグランド配線層と電気的に接続されて形成されたパ
    ッドに接触する構造を特徴とするインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタ。
  6. 【請求項6】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、特定の隣り合うピン間を接続するコンデンサとを有
    し、前記プリント回路基板への取り付け時に前記特定の
    隣り合うピンが前記プリント回路基板に電源配線層およ
    びグランド配線層と電気的に接続されて形成されたピン
    孔に挿入される構造を特徴とするインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタ。
  7. 【請求項7】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、特定またはすべてのピンに隣り合うピン間を接続す
    るためのコンデンサの搭載が可能なように形成されたパ
    ッドとを有し、前記プリント回路基板への取り付け時に
    前記隣り合うピンが前記プリント回路基板に電源配線層
    およびグランド配線層と電気的に接続されて形成された
    ピン孔に挿入される構造を特徴とするインタフェースケ
    ーブル接続用コネクタ。
  8. 【請求項8】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定するためのハウジング
    と、特定のまたはすべてのピンに隣り合うピン間を接続
    するためのコンデンサの搭載が可能なように形成された
    パッドとを有し、前記パッドを前記ハウジングの側面に
    露出させ、前記パッドと前記ピンとを導体を用いて電気
    的に接続することにより、前記ハウジングの側面へのコ
    ンデンサの搭載を可能とする構造を特徴とするインタフ
    ェースケーブル接続用コネクタ。
  9. 【請求項9】 プリント回路基板に取り付けてインタフ
    ェースケーブルを接続するためのインタフェースケーブ
    ル接続用コネクタにおいて、 複数のピンと、これらピンを固定し前記プリント回路基
    板との接触面にコンデンサ搭載用凹部が穿設されたハウ
    ジングと、板バネ状の導体片により前記プリント回路基
    板との接触面から前記コンデンサ搭載用凹部に回り込ん
    で形成され前記コンデンサ搭載用凹部にコンデンサを埋
    設して搭載可能とするとともに前記複数のピンのうちの
    特定のピンに電気的に接続されたパッドとを有し、前記
    コンデンサを搭載した状態において前記パッドの弾性に
    より前記コンデンサが前記コンデンサ搭載用凹部内に固
    定されるとともに、前記プリント回路基板への取り付け
    時に前記特定のピンが前記プリント回路基板の被接触面
    に電源配線層およびグランド配線層と電気的に接続され
    て形成されたピン孔に挿入される構造を特徴とするイン
    タフェースケーブル接続用コネクタ。
  10. 【請求項10】 インタフェースケーブルを接続するた
    めのインタフェースケーブル接続用コネクタのプリント
    回路基板への取り付け構造において、 コネクタに内蔵されたコンデンサに接続されたパッドま
    たはこのパッドに接続された他のパッドと、前記プリン
    ト回路基板の被接触面に電源配線層およびグランド配線
    層と電気的に接続されて形成されたパッドとが接触する
    構造を特徴とする取り付け構造。
  11. 【請求項11】 インタフェースケーブルを接続するた
    めのインタフェースケーブル接続用コネクタのプリント
    回路基板への取り付け構造において、 コネクタに内蔵されたコンデンサに接続されたピンまた
    はコンデンサ搭載用パッドに接続されたピンが、このピ
    ンに対応する前記プリント回路基板に電源配線層および
    グランド配線層と電気的に接続されて形成されたピン孔
    に挿入される構造を特徴とする取り付け構造。
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