JPH09230381A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH09230381A
JPH09230381A JP4083296A JP4083296A JPH09230381A JP H09230381 A JPH09230381 A JP H09230381A JP 4083296 A JP4083296 A JP 4083296A JP 4083296 A JP4083296 A JP 4083296A JP H09230381 A JPH09230381 A JP H09230381A
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JP
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film
electrode
liquid crystal
crystal display
insulating film
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JP4083296A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sato
努 佐藤
Kazuhiro Ogawa
和宏 小川
Takayuki Wakui
陽行 和久井
Nobutake Konishi
信武 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開口率を向上し、かつ、ソース電極の断線によ
る点欠陥を低減する。 【解決手段】基板上に形成したゲート電極12、その上
に形成したゲート絶縁膜15、その上に形成した半導体
膜16、その上に形成したソース電極19およびドレイ
ン電極18を含んでなる薄膜トランジスタと、ソース電
極19に電気的に接続した画素電極14と、前記薄膜ト
ランジスタおよび画素電極14上に形成した保護絶縁膜
20とを有し、画素電極14とソース電極19との接続
部近傍のゲート電極12の平面パターンに凹部を設け、
該凹部の箇所で、ゲート絶縁膜15、半導体膜16、ソ
ース電極19が画素電極14に向かって突出し、該突出
したソース電極19を画素電極14と接続し、かつ、半
導体膜16との接続部と画素電極14との間のソース電
極19の一部を前記基板上に直接形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
をスイッチング素子として用いたアクティブ・マトリク
ス方式の液晶表示装置に係り、特に、高開口率、高歩留
まりを実現する液晶表示装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アクティブ・マトリクス方式の
液晶表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素
電極のそれぞれに対応して非線形素子(スイッチング素
子)を設けたものである。各画素における液晶は理論的
には常時駆動(デューティ比1.0)されているので、
時分割駆動方式を採用している、いわゆる単純マトリク
ス方式と比べてアクティブ方式はコントラストが良く、
特にカラー液晶表示装置では欠かせない技術となりつつ
ある。スイッチング素子として代表的なものとしては薄
膜トランジスタ(TFT)がある。
【0003】液晶表示装置は、例えば、透明導電膜から
なる表示用画素電極と配向膜等をそれぞれ積層した面が
対向するように所定の間隙を隔ててガラス等からなる2
枚の透明絶縁基板を重ね合せ、該両基板間の周縁部近傍
に枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合せると
共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から両基板間
のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さらに両基板
の外側に偏光板を設けてなる液晶表示パネル(液晶表示
素子)と、液晶表示パネルの下に配置され、液晶表示パ
ネルに光を供給するバックライトと、液晶表示パネルの
外周部の外側に配置された液晶駆動用回路基板と、これ
らの各部材を保持するモールド成形品である枠状体と、
これらの各部材を収納し、液晶表示窓があけられた金属
製フレーム等を含んで構成される。
【0004】液晶表示パネルを構成する2枚の透明絶縁
基板のうち、第1の基板の面上には、隣接する2本の走
査信号線(左右方向に延在し、上下方向に複数本それぞ
れ平行に配置されている。ゲート信号線または水平信号
線とも称す。スイッチング素子としての薄膜トランジス
タのゲート電極を兼ねる)と、隣接する2本の映像信号
線(上下方向に延在し、左右方向に複数本それぞれ平行
に配置されている。ドレイン信号線、データ信号線また
は垂直信号線とも称す。薄膜トランジスタのドレイン電
極を兼ねる)との交差領域内に、透明画素電極およびス
イッチング素子としての薄膜トランジスタとが各画素毎
に形成されている。なお、交差とは実際に接して交わっ
ているのではなく、基板と垂直方向から見た場合に交差
している意味で、両者の間には絶縁膜が介在する。
【0005】なお、従来のこの種の液晶表示装置として
は、例えば特開昭62−32651号公報に、ゲート絶
縁膜と半導体膜とを同一平面パターンにすることによ
り、製造工程数を低減する技術が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、ゲ
ート絶縁膜およびチャネル層となる半導体膜を歩留まり
良く加工するために、ゲート絶縁膜および半導体膜の平
面パターンは、走査信号線と一体に形成されたゲート電
極から突出した(はみ出た)構造となっている。このた
め、画素電極の平面パターン寸法が小さくなり、さら
に、薄膜トランジスタと画素電極とを電気的に接続する
ソース電極の電極の長さも長くなるので、液晶表示素子
の開口率(開口部の面積/一画素の総面積)が低下し、
表示が暗くなる。これを解決するために、ゲート絶縁膜
および半導体膜を画素電極とオーバーラップさせて形成
すると、重なった画素電極とゲート絶縁膜との界面で相
互反応が生じてゲート絶縁膜の膜質が劣化し、該ゲート
絶縁膜のエッチングレートが半導体界面と画素電極界面
とで異なり、結果的にゲート絶縁膜が逆テーパ形状(す
なわち、基板と反対方向に向かって末広がりの形状)と
なる。このため、この部分で、該ゲート絶縁膜上に形成
されるソース電極が断線し、画素の点欠陥を引き起こす
問題があった。
【0007】このように前記従来技術では、開口率の向
上と、画素の点欠陥の低減を同時に満たすことはできな
かった。
【0008】本発明の目的は、開口率を向上し、かつ、
ソース電極の断線による点欠陥を低減できる構造を有す
る液晶表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために、本発明は、基板上に形成したゲート電
極、前記ゲート電極上に形成したゲート絶縁膜、前記ゲ
ート絶縁膜上に形成したチャネル形成用半導体膜、前記
半導体膜上に形成したソース電極およびドレイン電極を
含んでなる薄膜トランジスタと、前記ソース電極に電気
的に接続した画素電極と、前記薄膜トランジスタおよび
前記画素電極上に形成した保護絶縁膜とを設けたアクテ
ィブ・マトリクス基板と、前記アクティブ・マトリクス
基板とその対向基板とにより挟持した液晶層とを有する
液晶表示装置において、前記ソース電極と前記画素電極
との接続部近傍の前記ゲート電極の平面パターンに凹部
を設け、前記凹部の箇所で、前記ゲート絶縁膜、前記半
導体膜の少なくとも一方と、前記ソース電極とが前記画
素電極に向かって突出し、該突出した前記ソース電極が
前記画素電極と接続され、かつ、前記ソース電極の一部
と前記基板との間に、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜
のうちの少なくとも前記ゲート絶縁膜が存在しないこと
を特徴とする。
【0010】また、前記ソース電極の前記一部と、前記
基板との間に前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜の両方が
存在せず、前記ソース電極の前記一部を該基板上に直接
形成したことを特徴とする。なお、基板の反り防止や基
板表面の傷補償のために、該基板の表面にディップ処理
等により酸化シリコン膜を設ける場合があるが、この場
合は、ソース電極の一部を該酸化シリコン膜を介して基
板上に形成する。すなわち、該酸化シリコン膜を介して
ソース電極の一部を基板上に形成する場合も、基板上に
直接形成することに含める。
【0011】また、前記ゲート絶縁膜と前記半導体膜と
がほぼ同一平面パターンであることを特徴とする。
【0012】また、前記ソース電極との接続部近傍の前
記画素電極の平面パターンに第2の凹部を設けたことを
特徴とする。
【0013】また、前記凹部を設けない部分の前記ゲー
ト電極からの、前記ゲート絶縁膜または前記半導体膜の
突出長さより、前記凹部の深さの方が大きいことを特徴
とする。
【0014】また、前記凹部と、前記画素電極との距離
が5μm〜20μmであることを特徴とする。
【0015】また、前記ゲート電極はAlを母材とし、
TiまたはTaのうち、少なくとも一方を総量で0.4
〜9.3wt%含む合金から成り、かつ、該ゲート電極
の上にその自己酸化膜を有することを特徴とする。
【0016】すなわち、ソース電極と画素電極との接続
部近傍のゲート電極の平面パターンに凹部を設け、その
部分でゲート絶縁膜、半導体膜の少なくとも一方と、ソ
ース電極とが突出した構造とすることにより、ゲート絶
縁膜または半導体膜の突出幅を縮小できる。このため、
画素電極の面積を大きくでき、開口率が向上する。
【0017】また、半導体膜との接続部と画素電極との
間のソース電極の一部と、基板との間にゲート絶縁膜、
半導体膜の少なくともゲート絶縁膜が存在させないの
で、ゲート絶縁膜は画素電極上に形成されることがな
く、したがって、ゲート絶縁膜がエッチングにより逆テ
ーパ形状とならないため、ソース電極は断線せずに画素
電極と接続される。なお、基板上に直接形成したゲート
絶縁膜は、良好なテーパ形状を有し、ソース電極の断線
が低減する。このため、ソース電極の断線による点欠陥
を低減できる。
【0018】また、ゲート絶縁膜と半導体膜とをほぼ同
一平面パターンとすることにより、ゲート絶縁膜と半導
体膜とを一括に加工でき、液晶表示素子の製造時のスル
ープットが向上する。
【0019】また、ソース電極との接続部近傍の画素電
極に第2の凹部を形成することにより、ソース電極が直
接基板上に形成される面積が増加する。このため、ソー
ス電極と基板との密着力が向上し、ソース電極の膜剥が
れを防止でき、製造歩留まりが向上する。
【0020】また、ゲート電極の凹部の深さをゲート絶
縁膜または半導体膜の突出長さよりも大きくすることに
より、ゲート絶縁膜または半導体膜の長さをゲート電極
の最大幅以下に縮小できる。このため、ゲート電極の最
大幅以内で薄膜トランジスタを形成でき、かつ、開口率
も向上する。
【0021】また、凹部と画素電極(または画素電極の
凹部)との距離を5μm〜20μmとすることにより、
開口率が向上し、かつ、製造歩留まりも向上する。該距
離は、大き過ぎると、ゲート配線の抵抗の増加を招き、
小さ過ぎると、開口率の低下を招く。
【0022】さらに、ゲート電極はAlを母材とし、T
iまたはTaのうち、少なくとも一方を総量で0.4〜
9.3wt%含む合金から成り、かつ、該ゲート電極の
上にその自己酸化膜を有するように構成すると、開口率
の向上、製造歩留まりの向上だけでなく、ゲート電極の
抵抗も低減されるので、高画質の液晶表示装置が得られ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
例について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面
で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰返
しの説明は省略する。
【0024】実施例1 図1は、本発明の実施例1の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部(薄膜トランジスタ付近)平面
図、図2は図1のA−A′切断線における断面図であ
る。
【0025】図2において、下層から、11はガラスか
らなる透明絶縁基板、12はAl(またはAl合金)か
らなるゲート電極、14はITO(インジウム−スズ−
酸化物)膜からなる画素電極、13はアルミナ(Al2
3)膜からなるゲート電極12の陽極酸化膜、15は
窒化シリコン(SiN)膜からなるゲート絶縁膜、16
はチャネル層が形成される非晶質シリコン(a−Si)
膜からなる半導体膜、17はn型非晶質シリコン(n+
−a−Si)膜からなる第2の半導体膜、18、19は
それぞれCr(下層)とAl(上層)の積層構造からな
るドレイン電極、ソース電極、20は窒化シリコン(S
iN)膜からなる保護絶縁膜である。
【0026】すなわち、図1に示すように、透明ガラス
基板11上にゲート電極12とドレイン電極18とが図
示しない層間絶縁膜を介して交差し、その交差部に半導
体膜16をチャネル層として用いた薄膜トランジスタ
(TFT)が形成され、ソース電極19を通じて透明導
電膜からなる画素電極14が接続されている。なお、ソ
ース電極19の一部は、ガラス基板11上に直接形成さ
れている。また、保護絶縁膜20は、各画素電極14の
上部に、保護絶縁膜チャージアップによる画質不良抑制
のために、それぞれ開口が設けられている。
【0027】また、図2に示すように、ガラス基板11
上のゲート電極12上には、陽極酸化法により形成され
たアルミナ膜13が形成されている。これらの一部を覆
うように、ゲート絶縁膜15と非晶質Si膜16とが形
成されている。n型非晶質Si膜17は、ドレイン電極
18とソース電極19のコンタクト部に形成されてい
る。また、画素電極14は、ソース電極19に接続され
るように形成されている。
【0028】本実施例では、図1に示すように、画素電
極14とソース電極19との接続部近傍のゲート電極1
2の平面パターンに凹部を設け、その部分でゲート絶縁
膜15、半導体膜16、ソース電極19が突出した構造
となっている点に特徴がある。このような構成により、
凹部を設けない場合と比べ、ゲート絶縁膜15、半導体
膜16のゲート電極幅からの相対的な突出長さを縮小で
きる。このため、画素電極14の面積を大きくでき、開
口率が向上する効果がある。
【0029】また、半導体膜16との接続部と画素電極
14との間の、ソース電極19の一部を基板11上に直
接形成し、ゲート絶縁膜15は画素電極14上に形成さ
れることがないので、ゲート絶縁膜15のエッチング工
程を経た後、ゲート絶縁膜15は画素電極14との界面
での相互反応に起因して生じる逆テーパ形状が発生しな
いので、ソース電極19は断線せずに画素電極14に接
続される。このため、ソース電極19の断線による点欠
陥を低減できる効果がある。なお、ゲート電極12に凹
部を形成することなく、ゲート絶縁膜15、半導体膜1
6、ソース電極19のゲート電極12からの突出幅を単
純に小さくし、ソース電極19を通じて画素電極14に
接続するだけでは、開口率を向上させようとする場合、
画素電極14とゲート絶縁膜15との距離が小さくなる
ので、その部分でソース電極19の断線が生じる可能性
がある。
【0030】さらに、図1、図2に示した前記構成のア
クティブ・マトリクス基板とは別に、図示は省略する
が、第2のガラス基板と、この第2のガラス基板上に形
成されたカラーフィルタ層と、カラーフィルタ層上に形
成された対向透明電極、配向膜とを備えた対向基板が別
途形成され、前記構成のアクティブ・マトリクス基板と
この対向基板との間に液晶層を設けることにより、液晶
表示素子が構成されるものである。
【0031】このような構成の液晶表示素子は、アクテ
ィブ・マトリクス基板上のゲート電極12に走査信号が
供給され、かつ、ドレイン電極18に映像信号が供給さ
れた場合に、その走査信号の供給によって薄膜トランジ
スタがオン状態になり、映像信号が画素電極14に伝達
される。このとき、画素電極14に印加された映像信号
は、液晶層を介して対向配置された対向基板上の対向透
明電極に印加される電圧と協動し、画素電極14と対向
透明電極との間に介在する液晶セルの状態を変化させる
ように働き、液晶表示素子に所要の表示画像を形成する
もので、かかる液晶表示素子の画像表示動作は、当該技
術分野の技術者にとって極めて明らかなことである。
【0032】図3(a)〜(e)は、図1、図2に示し
た本実施例の液晶表示素子の製造工程を示す断面図であ
る。
【0033】まず、(a)に示すように、透明ガラス基
板11上にスパッタリング法によりAl膜を厚さ300
nm堆積し、通常のホトエッチング工程を経て、所定の
パターンを有するゲート電極12を形成する。ただし、
ホトリソグラフィー工程時に用いるホトマスクは、ゲー
ト電極12の一部が凹部形状となっているパターンを用
いる。つぎに、公知の陽極酸化法により前記ゲート電極
12の表面および側面にアルミナ膜13を自己整合的に
形成する。
【0034】つぎに、(b)に示すように、スパッタリ
ング法によりITO膜を厚さ120nm堆積し、通常の
ホトエッチング工程を経て、画素電極14を形成する。
なお、ゲート電極12の凹部と画素電極14との距離d
は15μmとした。
【0035】つぎに、(c)に示すように、プラズマC
VD法によりゲート絶縁膜形成用のSiN膜15を厚さ
200nm、a−Si膜16を厚さ200nm、n+
a−Si膜17を厚さ50nm順次堆積する。続いて、
通常のホトエッチング工程を経て、n+−a−Si膜1
7、a−Si膜16、ゲートSiN膜15を所定のパタ
ーンに加工する。なお、このとき、n+−a−Si膜1
7、a−Si膜16、ゲートSiN膜15がゲート電極
12から突出する部分のゲート電極12の平面パターン
は図1に示すように、凹部形状となるように形成する。
【0036】つぎに、(d)に示すように、スパッタリ
ング法によりCr膜を厚さ60nm、Al膜を厚さ40
0nm順次堆積し、通常のホトエッチング工程により、
所定のパターンのドレイン電極18、ソース電極19を
形成し、さらに、a−Si膜16のチャネル上部のn+
−a−Si膜17を除去する。
【0037】最後に、(e)に示すように、プラズマC
VD法によりSiN膜を厚さ600nm堆積し、通常の
ホトエッチング工程を経て、各画素電極14の上部に開
口を有する所定のパターンの保護絶縁膜20を形成す
る。このようにしてアクティブ・マトリクス基板は完成
する。この後、図示はしないが、配向膜の塗布、ラビン
グ、液晶封入などの工程を経て、液晶表示素子は完成す
るが、これらの工程については本発明の骨子に関係しな
いので省略する。
【0038】なお、本実施例においては、ゲート電極1
2の凹部と画素電極14との距離d1を15μmとした
が、該距離d1は5μm〜20μmの範囲にあればよ
い。距離d1が5μm以下の場合では、製造時にゲート
電極12の凹部と画素電極14との間にゴミなどの異物
が残留しやすく、また、基板11とソース電極19との
接触面積も小さくなるため(図2参照)、その部分でソ
ース電極19の断線を引き起こし、点欠陥発生の原因と
なり、歩留まりが低下する。また、開口率の低下を引き
起こす。一方、距離d1が20μm以上では、ゲート配
線の抵抗増加を招くので、望ましくない。
【0039】また、本実施例のように、ゲート電極12
の凹部の深さd2を、ゲート絶縁膜15、a−Si膜1
6の凹部を設けない部分のゲート電極12からの突出量
3よりも大きくすることにより、薄膜トランジスタを
ゲート電極12の幅以内で形成できる。このため、画素
電極14の面積を大きくすることができ、開口率が向上
した。
【0040】実施例2 図4は、本発明の実施例2の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部(薄膜トランジスタ付近)平面
図、図5は、図4のB−B′切断線における断面図であ
る。
【0041】本実施例では、図1、図2に示した前記実
施例1とほぼ同様な構成を有している。前記実施例1と
異なる点は、図4、図5に示すように、ゲート絶縁膜1
5と半導体膜16とがほぼ同一の平面パターンとなって
いる点である。このような構成により、前記実施例1に
おける効果に加えて、ゲート絶縁膜15と半導体膜16
とを一括に加工するため、製造時のスループットが向上
する効果がある。
【0042】また、本実施例における液晶表示素子の製
造方法では、実施例1における製造方法に準ずるが、本
実施例では、ゲート絶縁膜15と半導体膜16を一括に
加工するために、例えばSF6ガスを用いてドライエッ
チング法により加工することにより、所望の形状が得ら
れる。
【0043】実施例3 図6は、本発明の実施例3の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部(薄膜トランジスタ付近)平面
図である。
【0044】本実施例では、図1、図2に示した前記実
施例1とほぼ同様な構成を有している。前記実施例1と
異なる点は、図6に示すように、画素電極14の平面パ
ターンにおいて、ソース電極19との接続部付近に凹部
を設けた点である。このような構成により、前記実施例
1の効果に加えて、ソース電極19のガラス基板11に
直接形成される領域が増加する。前述のように、ソース
電極19としては、Cr(下層)とAl(上層)の積層
構造を用いたが、ガラス基板11面上に直接形成される
のはCr膜であり、その密着性は良い。つまり、ソース
電極19の密着性の高い領域が増加するので、ソース電
極19の断線する確率が小さくなり、歩留まりが向上す
る効果がある。
【0045】実施例4 《マトリクス部の概要》図7は本発明を適用した実施例
4のアクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示装置
の液晶表示パネルの一画素とその周辺を示す平面図、図
8は図7の8−8切断線における断面図(一画素の薄膜
トランジスタとその周辺を示す断面図)である。
【0046】図7に示すように、各画素は隣接する2本
の走査信号線(ゲートラインまたは水平信号線)GL
と、隣接する2本の映像信号線(データライン、ドレイ
ンラインまたは垂直信号線)DLとの交差領域内(4本
の信号線に囲まれた領域)に配置されている。各画素は
薄膜トランジスタTFT、透明画素電極ITO1および
保持容量素子(付加容量素子)Caddを含む。走査信
号線GLは映像信号線DLとの交差付近で二股に分岐し
ている。これは、この部分の二股のラインの内の一方が
映像信号線DLと短絡した場合、これをレーザを用いて
切断し、他の一方の(切断していない)ラインでライン
欠陥とならず正常に動作させるためである。
【0047】図8に示すように、液晶層LCを基準にし
て第1の透明ガラス基板SUB1側には薄膜トランジス
タTFTおよび透明画素電極ITO1が形成され、第2
の透明ガラス基板SUB2側にはカラーフィルタFI
L、遮光用ブラックマトリクスパターンBMが形成され
ている。透明ガラス基板SUB1、SUB2の両面には
ディップ処理等により形成された酸化シリコン膜SIO
が設けられている。
【0048】第2の透明ガラス基板SUB2の内側(液
晶LC側)の表面には、遮光膜BM、カラーフィルタF
IL、保護膜PSV2、共通透明画素電極ITO2(C
OM)および上部配向膜ORI2が順次積層して設けら
れている。POL1、POL2はそれぞれ透明ガラス基
板SUB1、SUB2の外側の表面に形成された偏光板
である。
【0049】《薄膜トランジスタTFT》次に、図7、
図8を用いて、第1の透明ガラス基板SUB1側の構成
を詳しく説明する。走査信号線GLに正のバイアスを印
加すると、ソース−ドレイン間のチャネル抵抗が小さく
なり、バイアスをゼロにすると、チャネル抵抗は大きく
なるように動作する。
【0050】各画素には1個の薄膜トランジスタTFT
が設けられている。薄膜トランジスタTFTは、図7に
示すように、走査信号線GL上に形成されている。薄膜
トランジスタTFTはゲート電極(走査信号線GL)、
走査信号線GLの陽極酸化膜AOFと窒化シリコンの絶
縁膜GIが被覆されており、このAOFとGIがゲート
絶縁膜を構成している。その上部にi型(真性、intrin
sic、導電型決定不純物がドープされていない)非晶質
シリコン(Si)からなるi型半導体層AS、一対のソ
ース電極SD1、ドレイン電極SD2を有す。なお、ソ
ース、ドレインは本来その間のバイアス極性によって決
まるもので、この液晶表示装置の回路ではその極性は動
作中反転するので、ソース、ドレインは動作中入れ替わ
ると理解されたい。しかし、以下の説明では、便宜上一
方をソース、他方をドレインと固定して表現する。
【0051】《ゲート電極(走査信号線GL)》本例で
は、走査信号線GLは、単層の第1導電膜g1で形成さ
れている。第1導電膜g1としては例えばスパッタで形
成されたアルミニウム(Al)膜が用いられ、その上に
はAlの陽極酸化膜AOFが自己整合的に設けられてい
る。
【0052】《絶縁膜GI》絶縁膜GIは、薄膜トラン
ジスタTFTにおいて、陽極酸化膜AOFと共に半導体
層ASに走査信号線GLからの電界を与えるためのゲー
ト絶縁膜として使用される。絶縁膜GIとしては例えば
プラズマCVDで形成された窒化シリコン膜が選ばれ、
1200〜2700Åの厚さに(本例では、2000Å
程度)形成される。絶縁膜GIは、本例では薄膜トラン
ジスタTFT部、保持容量素子Cadd部、およびソー
ス電極SD1、ドレイン電極SD2部、および走査信号
線GLと交差する近傍の映像信号線DL部に形成され、
保持容量素子Cadd部が独立した島状になり、また、
ドレイン電極SD2および映像信号線DLの一部に沿っ
た形状にパターニングされている。一方、走査信号線G
L上すべてを絶縁膜GIが被覆しておらず、以下に示す
半導体層ASと同様にパターニング除去されている。絶
縁膜GIが被覆されていない走査信号線GLには、陽極
酸化膜AOFが被覆している。
【0053】《i型半導体層AS》i型半導体層AS
は、本例では薄膜トランジスタTFT部、保持容量素子
Cadd部、およびソース電極SD1、ドレイン電極S
D2部に形成され、保持容量素子Cadd部が独立した
島状になり、また、ドレイン電極SD2および映像信号
線DLの一部に沿った形状にパターニングされている。
一方、走査信号線GL上すべてを半導体層ASが被覆し
ておらず、保持容量素子Caddと隣接する映像信号線
DLおよびソース電極SD1が上記に示す絶縁膜GIと
同様にパターニング除去されている。半導体層ASは、
非晶質シリコンで、200〜2200Åの厚さ(本例で
は、2000Å程度)で形成される。層d0はオーミッ
クコンタクト用のリン(P)をドープしたN+型非晶質
シリコン半導体層であり、下側にi型半導体層ASが存
在し、上側に導電層d2(d3)が存在するところのみ
に残されている。
【0054】i型半導体層ASは走査信号線GLと映像
信号線DLとの交差部、走査信号線GLとソース電極S
D1、ドレイン電極SD2および保持容量素子Cadd
の交差部における絶縁分離をするために陽極酸化膜AO
F、絶縁膜GIと共に短絡に伴う線欠陥を低減する。ま
た、ソース電極SD1下部から透明導電膜ITO1(d
1)上に延在して、N+型非晶質シリコンd0、このi
型半導体層AS、絶縁膜GIが形成されているが、これ
により、後述するようにソース電極SD1が断線するこ
となく透明導電膜ITO1(d1)に接続される。さら
に、ソース電極SD1およびドレイン電極SD2が正常
にパターニングされず、走査信号線GL上に陽極酸化膜
AOFのみの部分にこれらの電極が残った場合でも、陽
極酸化膜AOF単層でも所定の絶縁耐圧があり、短絡が
防止できる。
【0055】一方、本実施例では、走査信号線GLと映
像信号線DLとの交差部、および薄膜トランジスタTF
T部の映像信号線DL下部の半導体層ASおよび絶縁膜
GIは透明画素電極ITO1上に延在し、映像信号線D
Lと透明画素電極ITO1を絶縁分離する役目を果た
す。したがって、映像信号線DLと透明画素電極ITO
1の距離を狭くして、高開口率で明るい液晶表示装置を
構成しても、映像信号線DLと透明画素電極ITO1
(d1)との短絡による点欠陥を防止できる。
【0056】半導体層ASと絶縁膜GIは同じホトレジ
ストパターンを用いて加工されているので、半導体層A
Sと絶縁膜GIを異なるホトレジストパターンにより加
工していた工法に比べてホト工程を削減できる。また、
映像信号線DLと透明画素電極ITO1(d1)との短
絡防止を絶縁膜GIのみでおこなった場合よりも短絡確
立は小さい。これは、半導体層ASと絶縁膜GIのホト
エッチング工程を分けて、透明導電膜ITO1(d1)
上に映像信号線DL下部から延在するi型半導体層AS
を設けない場合、半導体層ASエッチングにおける絶縁
膜GIの選択比が十分でないため、この絶縁膜GIの耐
圧が低下するためである。
【0057】《透明画素電極ITO1》透明画素電極I
TO1は液晶表示部の画素電極の一方を構成する。透明
画素電極ITO1は薄膜トランジスタTFTのソース電
極SD1に接続されている。この透明画素電極ITO1
は第1導電膜d1によって構成されており、この第1導
電膜d1はスパッタリングで形成された透明導電膜(In
dium-Tin-Oxide ITO:ネサ膜)からなり、1000
〜2000Åの厚さに(本例では、1400Å程度)形
成される。
【0058】《ソース電極SD1、ドレイン電極SD
2》ソース電極SD1、ドレイン電極SD2のそれぞれ
は、N+型半導体層d0に接触する第2導電膜d2とそ
の上に形成された第3導電膜d3から構成されている。
【0059】第2導電膜d2はスパッタで形成したクロ
ム(Cr)膜を用い、500〜1000Åの厚さに(本
例では、600Å程度)で形成される。Cr膜はN+
半導体層d0との密着性を良好にし、第3導電膜d3の
AlがN+型半導体層d0に拡散することを防止する
(いわゆるバリヤ層の)目的で使用される。第2導電膜
d2として、Cr膜の他に高融点金属(Mo、Ti、T
a、W)膜、高融点金属シリサイド(MoSi2、Ti
Si2、TaSi2、WSi2)膜を用いても良い。
【0060】第3導電膜d3はAlのスパッタリングで
3000〜5000Åの厚さに(本例では、4000Å
程度)形成される。Al膜はCr膜に比べてストレスが
小さく、厚い膜厚に形成することが可能で、ソース電極
SD1、ドレイン電極SD2および映像信号線DLの抵
抗値を低減したり、走査信号線GLに起因する段差乗り
越えを確実にする(ステップカバレッジを良くする)働
きがある。
【0061】上記ソース電極SD1およびドレイン電極
SD2は第2導電膜d2および第3導電膜d3の積層膜
であるが、比較的小型の液晶表示装置の場合、Cr膜を
初めとする高融点金属である第2の導電膜のみでも良
い。その場合は膜厚を1800Å程度に厚くする必要が
ある。
【0062】第2導電膜d2、第3導電膜d3を同じマ
スクパターンでパターニングした後、同じマスクを用い
て、あるいは第2導電膜d2、第3導電膜d3をマスク
として、N+型半導体層d0が除去される。つまり、i
型半導体層AS上に残っていたN+半導体層d0は第2
導電膜d2、第3導電膜d3以外の部分がセルフアライ
ンで除去される。このとき、N+型半導体層d0はその
厚さ分はすべて除去されるようにエッチングされるの
で、i型半導体層ASも若干その表面部分がエッチング
されるが、その程度はエッチング時間で制御すればよ
い。
【0063】《映像信号線(データライン)DL》映像
信号線DLはソース電極SD1、ドレイン電極SD2と
同層の第2導電膜d2、第3導電膜d3で構成される
か、あるいは、第2導電膜d2のみで構成されている。
【0064】《保護膜PSV1》薄膜トランジスタTF
Tおよび透明画素電極ITO1上には保護膜PSV1が
設けられている。保護膜PSV1は主に薄膜トランジス
タTFTを湿気等から保護するために形成されており、
透明性が高くしかも対湿性の良いものを使用する。保護
膜PSV1は例えばプラズマCVD装置で形成した酸化
シリコン膜や窒化シリコン膜で形成されており、1μm
程度の膜厚で形成する。上記保護膜は一般にプラズマC
VDを初めとする真空装置で形成するが、これはエポキ
シ樹脂を初めとする有機系材料の塗布で形成した場合ス
ループットが向上する。
【0065】《開口率の向上と画素の点欠陥の低減》本
実施例でも、図7に示すように、透明画素電極ITO1
とソース電極SD1との接続部近傍のゲート電極GLの
平面パターンに凹部を設け、その部分でゲート絶縁膜G
I、i型半導体層AS、ソース電極SD1が突出した構
造となっている。このような構成により、凹部を設けな
い場合と比べ、ゲート絶縁膜GI、i型半導体層ASの
ゲート電極幅からの相対的な突出長さを縮小できる。こ
のため、透明画素電極ITO1の面積を大きくでき、開
口率が向上する。
【0066】また、i型半導体層ASとの接続部と透明
画素電極ITO1との間の、ソース電極SD1の一部を
基板SUB1上に直接形成し、ゲート絶縁膜GIは透明
画素電極ITO1上に形成されることがないので、ゲー
ト絶縁膜GIのエッチング工程を経た後、ゲート絶縁膜
GIは透明画素電極ITO1との界面での相互反応に起
因して生じる逆テーパ形状が発生しないので、ソース電
極SD1は断線せずに透明画素電極ITO1に接続され
る。このため、ソース電極SD1の断線による点欠陥を
低減できる。
【0067】《遮光膜BM》第2の透明ガラス基板SU
B2側には、外部光またはバックライト光がi型半導体
層ASに入射しないように遮光膜BMが設けられてい
る。図7に示す遮光膜BMの閉じた多角形の輪郭線は、
その内側が遮光膜BMが形成されない開口を示してい
る。遮光膜BMは光に対する遮光性が高い例えばアルニ
ウム膜やクロム膜等で形成されており、本実施例ではク
ロム膜がスパッタリングで1300Å程度の厚さに形成
される。
【0068】したがって、薄膜トランジスタTFTのi
型半導体層ASのなかで少なくともソース電極SD1と
ドレイン電極SD2間のいわゆるチャネル領域には上下
にある遮光膜BMおよび大き目の走査信号線GLによっ
てサンドイッチされ、外部の自然光やバックライト光が
当たらなくなる。遮光膜BMは各画素の周囲に格子状に
形成され(いわゆるブラックマトリクス)、この格子で
一画素の有効表示領域が仕切られている。したがって、
各画素の輪郭が遮光膜BMによってはっきりとし、コン
トラストが向上する。つまり、遮光膜BMはi型半導体
層ASに対する遮光とブラックマトリクスとの2つの機
能をもつ。
【0069】遮光膜BMは液晶表示パネルの周辺部にも
額縁状に形成され、そのパターンはドット状に複数の開
口を設けた図7に示すマトリクス部のパターンと連続し
て形成されている。周辺部の遮光膜BMは、シール部S
Lの外側に延長され、パソコン等の実装機に起因する反
射光等の漏れ光がマトリクス部に入り込むのを防いでい
る。他方、この遮光膜BMは基板SUB2の縁よりも約
0.3〜1mmほど内側に留められ、基板SUB2の切
断領域を避けて形成されている。
【0070】《カラーフィルタFIL》カラーフィルタ
FIL(図8参照)は画素に対する位置に赤、緑、青の
繰返しでストライプ状に形成される。カラーフィルタF
ILは透明画素電極ITO1の全てを覆うように大きめ
に形成され、遮光膜BMはカラーフィルタFILおよび
透明画素電極ITO1のエッジ部分と重なるよう透明画
素電極ITO1の周縁部より内側に形成されている。
【0071】カラーフィルタFILは次のように形成す
ることができるまず第2の透明ガラス基板SUB2の表
面にアクリル系樹脂等の染色基材を除去する。この後、
染色基材を赤色染料で染め、固着処理を施し、赤色フィ
ルタRを形成する。つぎに、同様な工程を施すことによ
って、緑色フィルタG、青色フィルタBを順次形成す
る。
【0072】《保護膜PSV2》保護膜PSV2はカラ
ーフィルタFILの染料が液晶LCに漏れることを防止
するために設けられている。保護膜PSV2は例えばア
クリル樹脂、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料で形成され
ている。
【0073】《共通透明画素電極ITO2》共通透明電
極ITO2(図8参照)は、第1の透明ガラス基板SU
B1側に画素ごとに設けられた透明画素電極ITO1に
対向し、液晶LCの光学的な状態は各画素電極ITO1
と共通透明画素電極ITO2との電位差(電界)に応答
して変化する。この共通透明画素電極ITO2にはコモ
ン電圧Vcomが印加されるように構成されている。本実
施例では、コモン電圧Vcomは映像信号線DLに印加さ
れる最少レベルの駆動電圧Vdminと最大レベルの駆動電
圧Vdmaxとの中間直流電位に設定されるが、映像信号駆
動回路で使用される集積回路の電源電圧を約半分に低減
したい場合は、交流電圧を印加すれば良い。
【0074】《保持容量素子Caddの構造》透明画素
電極ITO1は、薄膜トランジスタTFTと接続される
端部と反対側の端部において、隣の走査信号線GLと重
なるように形成されている。この重ね合わせにより、隣
の走査信号線GLの一部に設けた凸部を一方の電極(下
部電極)PL1とし、透明画素電極ITO1の一部に設
けた凸部を一方の電極(上部電極)PL2とする保持容
量素子Caddを形成している。この保持容量素子Ca
ddの誘電体膜は、保持容量素子の一方の電極である走
査信号線GLの酸化膜、すなわち、薄膜トランジスタT
FTのゲート絶縁膜として使用される陽極酸化膜AOF
単層で構成されている。
【0075】また、本実施例においては、他方の電極P
L2が、走査信号線GLの凸部の一方の電極PL1を乗
り越える部分に補助電極SE(d2、d3)を設け、透
明画素電極ITO1の走査信号線GLとオーバラップす
る部分(PL2)とオーバラップしない部分とを電気的
に接続しているので、透明画素電極ITO1が走査信号
線GLを乗り越える部分で断線しても、他方の電極PL
2が電気的に透明画素電極ITO1と断線することがな
い。
【0076】したがって、本実施例では、保持容量素子
Caddの液晶LC側に形成される他方の電極PL2に
透明電極(ITO)を用いる液晶表示装置において、段
差の部分に形成される透明電極のステップカバレッジ不
良に起因する、保持容量電極PL2の断線が確実に防止
できるので、保持容量素子の断線に起因する点欠陥が防
止できる。
【0077】このように補助電極SEの両端部は、他方
の電極PL2と画素電極ITO1とに接続され、補助電
極SEの中間部と、他方の電極PL2および画素電極I
TO1との間に設けられた介在膜は、絶縁膜GI、i型
半導体層ASおよびN+型半導体層d0で構成されてい
る。なお、この介在膜がない場合は、補助電極SE(d
2、d3)は透明画素電極ITO1の乗り上げない部分
と乗り上げる部分とに沿って形成されるので、乗り上げ
部での透明画素電極ITO1の断線が生じた場合、いっ
しょに断線してしまう。
【0078】また、ゲート電極(走査信号線GL)とド
レイン電極SD2の交差部分、走査信号線GLと映像信
号線DLの交差部、および走査信号線GLとソース電極
SD1の交差部に陽極酸化膜AOF、絶縁膜GI、i型
半導体層ASおよびN+型半導体層d0が積層されてい
る。これにより、プラズマCVD法で連続的に形成され
た絶縁膜GI、i型半導体層ASおよびN+型半導体層
d0がエッチング除去されることなく形成されているの
で短絡欠陥(点欠陥モード)が低減される。
【0079】例えば、保持容量素子の誘電体膜をi型半
導体層AS、N+型非晶質シリコン層d0、陽極酸化膜
AOFおよび絶縁膜GIで構成する場合、このような保
持容量素子では、誘電体膜がこれらの多層膜で形成され
ているため、一方の電極PL1と他方の電極PL2との
絶縁耐圧が良好であり、また、多層膜を一度にエッチン
グできるため、工程が簡略化されるというメリットはあ
る。しかし、誘電体膜の中にi型半導体層ASおよびN
+型非晶質シリコンd0等の半導体層があるため、保持
容量素子がMIS(金属、絶縁膜、半導体)容量とな
り、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合とで
容量値が異なる非対称特性を有するデメリットがあるこ
とがわかった。
【0080】アクティブ・マトリクス方式の液晶表示装
置では、保持容量素子は対応する透明画素電極ITO1
に書き込まれた表示データ(電荷)を、次に書き込まれ
るまでの期間、保持する機能を果している。
【0081】また、液晶表示装置では、液晶LCに直流
電界がかかることにより液晶LCの寿命が低下すること
を防止するために、液晶表示電極すなわち透明画素電極
ITO1に正電圧と負電圧を交互に印加する、液晶の交
流駆動を行っている。
【0082】したがって、保持容量素子Caddにも液
晶の交流駆動に伴い正電圧、負電圧の交流電圧が印加さ
れるので、保持容量素子Caddに保持される表示デー
タ(電荷)は正電圧印加期間と負電圧印加期間とで異な
る現象が生じる。上記保持される表示データが正、負電
圧で異なる現象は、液晶表示装置では、液晶LCに直流
電界がかかる現象となり、液晶LCの寿命が向上できな
い課題として現れる。
【0083】しかし、絶縁膜GIとi型半導体膜ASを
同時加工して工程の簡略化を図る技術において、保持容
量素子Caddの誘電体膜に絶縁膜GIを用いるために
は必然的にi型半導体層ASも誘電体膜に入らなければ
ならない状況にあった。
【0084】本例では、上記課題を解決することができ
る。すなわち、上記課題は、保持容量素子の誘電体膜
に、保持容量素子の一方の電極PL1の自己酸化膜すな
わち陽極酸化膜AOFを用いることにより解決された。
【0085】図7に示す保持容量素子において、一方の
電極の表面に陽極酸化膜AOFを形成することにより、
透明画素電極ITO1を一方の電極PL1にオーバラッ
プさせて保持容量素子の他方の電極PL2が形成される
ので、透明画素電極ITO1を形成した後に形成される
i型半導体層ASが保持容量素子Caddの誘電体膜に
なることはない。したがって、このような保持容量素子
Caddを用いれば、簡略化プロセスを用いた液晶表示
装置の寿命を大幅に改善することができる。
【0086】保持容量素子は、図7に示すように、他方
の電極PL2が透明画素電極ITO1から伸び走査信号
線GLに重ね合せる形で形成されている。このように透
明画素電極ITO1と走査信号線GLとの重ね合さる部
分に保持容量素子Caddを形成することにより、保持
容量素子のためのスペースが不要となり、液晶画素の開
口率が向上し、表示画面を明るくすることができる。
【0087】《保持容量素子Caddの働き》保持容量素
子Caddは、薄膜トランジスタTFTがスイッチングす
るとき、中点電位(画素電極電位)Vlcに対するゲート
電位変化ΔVgの影響を低減するように働く。この様子
を式で表すと、次のようになる。
【0088】ΔVlc={Cgs/(Cgs+Cadd+Cpix)}×Δ
Vg ここで、Cgsは薄膜トランジスタTFTのゲート電極G
Tとソース電極SD1との間に形成される寄生容量、C
pixは透明画素電極ITO1(PIX)と共通透明画素
電極ITO2(COM)との間に形成される容量、ΔV
lcはΔVgによる画素電極電位の変化分を表わす。この
変化分ΔVlcは液晶LCに加わる直流成分の原因となる
が、保持容量Caddを大きくすればする程、その値を小
さくすることができる。また、前述のように、保持容量
素子Caddは放電時間を長くする作用もあり、薄膜トラ
ンジスタTFTがオフした後の映像情報を長く蓄積す
る。液晶LCに印加される直流成分の低減は、液晶LC
の寿命を向上し、液晶表示画面の切り替え時に前の画像
が残るいわゆる焼き付きを低減することができる。
【0089】前述したように、ゲート電極GTはi型半
導体層ASを完全に覆うよう大きくされている分、ソー
ス電極SD1、ドレイン電極SD2とのオーバラップ面
積が増え、従って寄生容量Cgsが大きくなり、中点電位
Vlcはゲート(走査)信号Vgの影響を受け易くなると
いう逆効果が生じる。しかし、保持容量素子Caddを設
けることによりこのデメリットも解消することができ
る。
【0090】保持容量素子Caddの保持容量は、画素の
書込特性から、液晶容量Cpixに対して4〜8倍(4・C
pix<Cadd<8・Cpix)、寄生容量Cgsに対して8〜3
2倍(8・Cgs<Cadd<32・Cgs)程度の値に設定す
る。
【0091】保持容量電極線としてのみ使用される初段
の走査信号線GL(Y0)は共通透明画素電極ITO2
(Vcom)と同じ電位にする。例えば、初段の走査信号
線は端子GT0、引出線INT、端子DT0及び外部配
線を通じて共通電極COMに短絡される。あるいは、初
段の保持容量電極線Y0は最終段の走査信号線Yendに接
続、Vcom以外の直流電位点(交流接地点)に接続する
かまたは垂直走査回路Vから1つ余分に走査パルスY0
を受けるように接続してもよい。
【0092】《画素の開口率の増大化》透明ガラス基板
SUB1上に順次、ゲート電極GL、ゲート絶縁膜G
I、チャネル形成用i型半導体層AS、ソース・ドレイ
ン電極SD1、SD2が形成された逆スタガ構造を採る
薄膜トランジスタTFTを有するアクティブ・マトリク
ス方式の液晶表示パネルPNLにおいて、図7、図8に
示すように、映像信号線DLと透明ガラス基板SUB1
との間には、従来存在した映像信号線DLより幅広の、
薄膜トランジスタTFTの非晶質シリコンからなるチャ
ネル形成用のi型半導体層ASと同時に同一材料で形成
される半導体層ASと、薄膜トランジスタTFTのゲー
ト絶縁膜GIと同時に同一材料で形成される絶縁膜GI
が映像信号線DLに沿って存在しない。したがって、映
像信号線DLと透明画素電極ITO1との間隔を狭くす
ることができるため、透明画素電極ITO1の幅(図面
の左右方向の幅)を広げることができる。すなわち、第
2の透明ガラス基板SUB2側に設けた遮光膜(ブラッ
クマトリクス)BMの開口部の幅を広げることができ
る。したがって、寄生容量を増加させることなく、画素
の開口率を増大することができる。その結果、明るい表
示が得られるとともに、バックライトの消費電力を低減
することができる。
【0093】図9は、前記実施例1〜3に示したアクテ
ィブ・マトリクス基板を用いて作製した液晶表示素子を
組み込んだ液晶表示モジュールMDLの各構成部品を示
す分解斜視図である。
【0094】SHDは金属板から成るシールドケース
(メタルフレームとも称す)、WDは表示窓、INS1
〜3は絶縁シート、PCB1〜3は回路基板(PCB1
はドレイン側回路基板、PCB2はゲート側回路基板、
PCB3はインターフェイス回路基板)、JNは回路基
板PCB1〜3どうしを電気的に接続するジョイナ、T
CP1、TCP2はテープキャリアパッケージ、PNL
は液晶表示パネル、GCはゴムクッション、ILSは遮
光スペーサ、PRSはプリズムシート、SPSは拡散シ
ート、GLBは導光板、RFSは反射シート、MCAは
一体成型により形成された下側ケース(モールドケー
ス)、LPは蛍光管、LPCはランプケーブル、GBは
蛍光管LPを支持するゴムブッシュであり、図に示すよ
うな上下の配置関係で各部材が積み重ねられて液晶表示
モジュールMDLが組み立てられる。
【0095】液晶表示モジュールMDLは、下側ケース
MCA、シールドケースSHDの2種の収納・保持部材
を有する。絶縁シートINS1〜3、回路基板PCB1
〜3、液晶表示パネルPNLを収納、固定した金属製シ
ールドケースSHDと、蛍光管LP、導光板GLB、プ
リズムシートPRS等から成るバックライトBLを収納
した下側ケースMCAとを合体させることにより、液晶
表示モジュールMDLが組み立てられる。
【0096】以上本発明を実施例に基づいて具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能
であることは勿論である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲート電極の平面パターンに凹部を設け、その部分でゲ
ート絶縁膜、半導体膜、ソース電極を突出させ、かつ、
ソース電極の一部を基板上に直接形成した構成により、
液晶表示装置の開口率が向上すると共に、ソース電極の
断線による点欠陥を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部平面図である。
【図2】図1のA−A′切断線における断面図である。
【図3】(a)〜(e)は実施例1のアクティブ・マト
リクス基板の製造工程を示す図1のA−A′切断線部分
における工程断面図である。
【図4】本発明の実施例2の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部平面図である。
【図5】図4のB−B′切断線における断面図である。
【図6】本発明の実施例3の液晶表示装置のアクティブ
・マトリクス基板の要部平面図である。
【図7】本発明の実施例4のアクティブ・マトリクス方
式のカラー液晶表示装置の液晶表示素子の一画素とその
周辺を示す要部平面図である。
【図8】図7の8−8切断線における一画素の薄膜トラ
ンジスタTFTとその周辺を示す断面図である。
【図9】本発明による液晶表示素子を組み込んだ液晶表
示モジュールの各構成部品を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11…透明ガラス基板、12…ゲート電極、13…陽極
酸化膜、14…画素電極、15…ゲート絶縁膜、16…
半導体膜(非晶質Si膜)、17…n型非晶質Si膜、
18…ドレイン電極、19…ソース電極、20…保護絶
縁膜。
フロントページの続き (72)発明者 小西 信武 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成したゲート電極、前記ゲート
    電極上に形成したゲート絶縁膜、前記ゲート絶縁膜上に
    形成したチャネル形成用半導体膜、前記半導体膜上に形
    成したソース電極およびドレイン電極を含んでなる薄膜
    トランジスタと、前記ソース電極に電気的に接続した画
    素電極と、前記薄膜トランジスタおよび前記画素電極上
    に形成した保護絶縁膜とを設けたアクティブ・マトリク
    ス基板と、前記アクティブ・マトリクス基板とその対向
    基板とにより挟持した液晶層とを有する液晶表示装置に
    おいて、前記ソース電極と前記画素電極との接続部近傍
    の前記ゲート電極の平面パターンに凹部を設け、前記凹
    部の箇所で、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜の少なく
    とも一方と、前記ソース電極とが前記画素電極に向かっ
    て突出し、該突出した前記ソース電極が前記画素電極と
    接続され、かつ、前記ソース電極の一部と前記基板との
    間に、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜のうちの少なく
    とも前記ゲート絶縁膜が存在しないことを特徴とする液
    晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記ソース電極の前記一部と、前記基板と
    の間に前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜の両方が存在せ
    ず、前記ソース電極の前記一部を該基板上に直接形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記ゲート絶縁膜と前記半導体膜とがほぼ
    同一平面パターンであることを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記ソース電極との接続部近傍の前記画素
    電極の平面パターンに第2の凹部を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記凹部を設けない部分の前記ゲート電極
    からの、前記ゲート絶縁膜または前記半導体膜の突出長
    さより、前記凹部の深さの方が大きいことを特徴とする
    請求項1記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記凹部と、前記画素電極との距離が5μ
    m〜20μmであることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記ゲート電極はAlを母材とし、Tiま
    たはTaのうち、少なくとも一方を総量で0.4〜9.
    3wt%含む合金から成り、かつ、該ゲート電極の上に
    その自己酸化膜を有することを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1083618A1 (en) * 1998-05-20 2001-03-14 Osaka Gas Company Limited Nonaqueous secondary cell and method for controlling the same
JP2009122685A (ja) * 2002-05-21 2009-06-04 Seiko Epson Corp 電気光学装置及び電子機器

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