JPH09230131A - カラーフィルタ及びその製造方法 - Google Patents

カラーフィルタ及びその製造方法

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JPH09230131A
JPH09230131A JP8091698A JP9169896A JPH09230131A JP H09230131 A JPH09230131 A JP H09230131A JP 8091698 A JP8091698 A JP 8091698A JP 9169896 A JP9169896 A JP 9169896A JP H09230131 A JPH09230131 A JP H09230131A
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fine particles
pigment
colored fine
color filter
mixed
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JP8091698A
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English (en)
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Nobumasa Oshima
信正 大島
Mamoru Aizawa
守 會澤
Motoyuki Toki
元幸 土岐
Hideo Samura
秀夫 佐村
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KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
KANSAI SHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の塗膜形成条件で、色の如何によらず作
業性が同等であり、得られた各色の塗膜間において均質
性、表面状態などが変化せず、特性や製品歩留りの点で
の問題も無いカラーフィルタを提供する。 【解決手段】 球状をなすマイクロカプセル壁3によっ
て顔料超微粉末4を被覆した着色微粒子2を透明樹脂結
合材5に分散させて、カラーフィルタ1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置、
CRTなどのカラーディスプレイの主要構成部材の一つ
であるカラーフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルタとしての必要な分光特性
が得られる赤(R)、緑(G)、青(B)などの各色の
顔料微粉末を透明な樹脂結合材に、分光透過率、色濃度
などの光学特性を満足するのに必要な量だけ混練し、均
一に分散させて、各色の塗布材又はインキをそれぞれ調
製する。そして、被塗布物にストライプ、モザイクなど
の所要パターン状に一定膜厚で塗布材を塗布し硬化させ
て又はインキを印刷して塗膜を形成し、R、G、Bの各
色よりなるカラーフィルタを製造する。図4に、従来の
カラーフィルタの拡大断面図を示す。図4に示すよう
に、従来のカラーフィルタ11は、顔料超微粉末12を
樹脂結合材13に分散させただけの構造を有している。
【0003】塗膜形成の方法としては、一般に、顔料分
散(フォトリソ)法、印刷法、電着法などが用いられ、
それぞれに適した特性と作業性になるように、顔料の種
類、樹脂結合材に対する顔料の混合量、粘度などを選択
した塗布材、インキ、電着液などが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、顔料は、そ
れぞれの色ごとに種類が異なり、材料組成、粒子形状、
大きさ、粒度分布、表面状態、嵩密度などに差がある。
しかも、同様な光学特性を得るための、結合材に対する
顔料の必要混入量も色によって異なり、例えばRの場
合、G、Bよりも体積比では2倍近くも顔料微粉末を混
入しなければならない。
【0005】また、顔料は、一般には0.1μm以下の
微粉末として使用され、必要混入量が多いと、完全な均
一分散が難しく、凝集したままの部分が残り易くなる。
そして、色ごとに均一分散のための条件が異なり、ま
た、得られた塗布材又はインキの均一分散性、粘度、チ
クソ性、曵糸性などの物性も、色によって大きな差を生
じる。
【0006】これらの結果、同一の塗膜形成条件では、
色ごとに作業性が異なり、得られた各色の塗膜間におい
て均質性、表面状態などにも差が生じ、特性や製品歩留
りの点でも種々の問題があった。
【0007】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、同一の塗膜形成条件で、色の如何に
よらず作業性が同等であり、得られた各色の塗膜間にお
いて均質性、表面状態などが変化せず、特性や製品歩留
りの点での問題も無いカラーフィルタ及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
無機質材料で形成された球状をなすマイクロカプセル壁
によって顔料超微粉末を被覆した着色微粒子を透明結合
材に分散させることにより、カラーフィルタを形成した
ことを要旨とする。
【0009】請求項2に係る発明は、無機質材料で形成
された球状をなすマイクロカプセル壁によって顔料超微
粉末を被覆した着色微粒子を、前記顔料超微粉末と同一
の顔料超微粉末と共に透明結合材にそれぞれ分散させる
ことにより、カラーフィルタを形成したことを要旨とす
る。
【0010】各色の顔料超微粉末をマイクロカプセル壁
によって被覆した球状の着色微粒子を着色剤として用い
ることにより、着色微粒子を透明結合材に混合する際又
は着色微粒子を顔料超微粉末と共に透明結合材に混合す
る際に流動性が良くなり、着色微粒子を容易に均一に分
散させることができる。しかも、着色微粒子は球状であ
るために、最密充填に近い状態になり、単に顔料微粉末
を透明樹脂結合材に混練した場合よりも膜厚が薄くて緻
密な塗膜が形成され、光学特性も向上する。
【0011】さらに詳しく説明すると、同一作業条件
で、R、G、B各色の塗膜を均質に形成するためには、
各色の塗布材又はインキの物性を揃えればよい。これに
は、透明結合材に混入するそれぞれの着色剤の表面状
態、形状、大きさ、嵩密度などの物性を揃えるのが有効
である。この1つの手段として、各色顔料の超微粉末を
内部に充填、包含した球状の着色微粒子を形成すること
を試みることとした。そして、顔料超微粉末をマイクロ
カプセル壁で被覆して着色微粒子を形成することによ
り、着色微粒子の粒径が揃えられ流動性が改善された。
この球状の着色微粒子の表面状態、形状、大きさ、嵩密
度などの物性が各色で揃うために、着色微粒子を透明結
合材と混合して塗膜を形成する際の塗布又は印刷などの
作業性が各色とも同じになる。また、塗布材又はインキ
としての物性が類似するので、各色とも同一作業条件で
揃った塗膜が得られることとなる。このため、R、G、
Bを同時に印刷し平坦化する場合などに特に有効であ
る。
【0012】また、カラーフィルタの発色に必要十分な
量の顔料超微粉末の全量を球状の着色微粒子の内部に包
含させることができない場合には、請求項2に係る発明
のように、着色微粒子に包含させた顔料超微粉末の残量
を直接に透明結合材に混入して、これに着色微粒子を混
入させればよい。この場合でも、大部分の顔料超微粉末
が球状の着色微粒子に包含されているので、少ない残量
の顔料超微粉末を透明結合材に混練させても、その物性
や作業性への影響は少ない。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2記載のカラーフィルタにおいて、上記マイクロカプ
セル壁を形成する無機質材料が、Li、Na、K、R
b、Cs、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、
La、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、M
o、W、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Cd、
Hg、B、Al、Ga、In、Tl、C、Si、Ge、
Sn、Pb、P、As、Sb、Bi、S、Se、Te、
Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb及びLuからなる群より選
ばれた1種又は2種以上の元素を含む酸化物又はその前
駆体であることを特徴とする。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1又は請求
項2記載のカラーフィルタにおいて、上記マイクロカプ
セル壁を形成する材料が樹脂材であることを特徴とす
る。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれかに記載のカラーフィルタにおいて、上
記着色微粒子が粒径0.1μm以下の超微粒子であるこ
とを特徴とする。
【0016】着色微粒子の粒径が0.1μm以下である
と、着色微粒子は、凝集し難く流動性があって、透明結
合材に対して均一に分散し易い。しかも、着色微粒子を
最密充填に近い状態で透明結合材に混入することがで
き、透明結合材への着色微粒子の混入可能量が多くなる
ので、塗膜の厚みが薄くても、従来と同じ特性が得られ
る。また、着色微粒子を製造する場合に、着色微粒子の
形状や大きさを揃える点で再現性があり、しかも、その
製造技術が工業的に確立しているので、実用化し易い。
【0017】請求項6に係る発明は、金属アルコキシド
溶液に顔料超微粉末が混合された混合溶液を調製し、そ
の混合溶液と塩基性水溶液を含む溶液とを混合して、マ
イクロカプセル壁によって顔料超微粉末を被覆した着色
微粒子を得る工程と、前記着色微粒子を透明樹脂結合材
と混練して塗布材又はインキを調製する工程と、被塗布
物に前記着色塗布材を塗布して硬化させ又は前記インキ
を印刷する工程とを順次経ることにより、カラーフィル
タを製造することを特徴とする。
【0018】請求項7に係る発明は、金属アルコキシド
溶液に顔料超微粉末が混合された混合溶液を調製し、そ
の混合溶液と塩基性水溶液を含む溶液とを混合して、マ
イクロカプセル壁によって顔料超微粉末を被覆した着色
微粒子を得る工程と、前記顔料超微粉末と同一の顔料超
微粉末を透明樹脂結合材と混練する工程と、前記着色微
粒子を、顔料超微粉末が混練された前記透明樹脂結合材
と混練して塗布材又はインキを調製する工程と、被塗布
物に前記塗布材を塗布して硬化させ又は前記インキを印
刷する工程とを順次経ることにより、カラーフィルタを
製造することを特徴とする。
【0019】請求項8に係る発明は、請求項6又は請求
項7記載のカラーフィルタ製造方法において、着色微粒
子が混練された透明樹脂結合材を基板上に塗布し、その
塗膜が被着された前記基板に対し微振動を与えて塗膜の
表面を平坦化することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最良の実施形態
について説明する。
【0021】図1に拡大断面図を示すように、この発明
に係るカラーフィルタ1は、マイクロカプセル壁3によ
って顔料超微粉末4を被覆した着色微粒子2を透明の樹
脂結合材5に分散させた構造を有する。また、カラーフ
ィルタの発色に必要十分な量の顔料超微粉末の全量を着
色微粒子の内部に包含させることができない場合には、
図2に示すように、マイクロカプセル壁8によって顔料
超微粉末9を被覆した着色微粒子7を、前記と同一の顔
料超微粉末9が混入された透明樹脂結合材10に分散さ
せた構造のカラーフィルタ6として、着色微粒子7に包
含させた顔料超微粉末9の残量を直接に樹脂結合材10
に混入させるようにする。この場合、顔料を着色微粒子
7に包含させる量と透明樹脂結合材10中に入れるそれ
ぞれの量は、特性と作業性の関連で適当に選定するよう
にすればよい。
【0022】マイクロカプセル壁3、8は、無機質材料
又は樹脂材等の有機質材料で形成されており、粒径がミ
クロン〜サブミクロンオーダー、例えば粒径0.1μm
以下の超微粒子からなり、球状をなし、粒径が揃ってい
る。マイクロカプセル壁3、8を形成する無機質材料と
しては、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Mg、C
a、Sr、Ba、Sc、Y、La、Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、
Ni、Cu、Zn、Cd、Hg、B、Al、Ga、I
n、Tl、C、Si、Ge、Sn、Pb、P、As、S
b、Bi、S、Se、Te、Ce、Pr、Nd、Pm、
Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Y
b及びLuからなる群より選ばれた1種又は2種以上の
元素を含む酸化物又はその前駆体、例えばシリカ(Si
2)が使用される。
【0023】顔料超微粉末4、9を無機酸化物又はその
前駆体からなるマイクロカプセル壁3、8によって被覆
した構造の着色微粒子2、7は、金属アルコキシドを原
料とし、ゾル−ゲル法の1種であるステーバー(Sto
eber)法を応用して球状シリカ微粉末を製造する方
法を用いることにより得られる。
【0024】ここで、ステーバー法は、金属アルコキシ
ドを適当な溶媒で希釈した後、その溶液を、塩基性水溶
液と適当な溶媒とからなる溶液と混合することにより、
単分散の無機質微粒子を得る方法である。図1及び図2
に示したような着色微粒子2、7を得るには、ステーバ
ー法を応用し、予め、金属アルコキシド溶液に顔料超微
粉末が混合された混合溶液を調製しておき、その混合溶
液と塩基性水溶液を含む溶液とを混合するようにする。
これにより、顔料超微粉末を核としてその周囲が無機質
材料からなる壁材によって覆われ、マイクロカプセル壁
3、8によって顔料超微粉末4、9を被覆した着色微粒
子2、7が得られることとなる。
【0025】着色微粒子の製造方法をもう少し具体的に
説明すると、顔料超微粉末をアルコール等に分散させた
懸濁溶液を調製するとともに、金属アルコキシドを適当
な溶媒、例えばアルコールに溶解させた溶液を調製し、
前記懸濁溶液と金属アルコキシド溶液とを混合させ、こ
の混合溶液と、塩基性水溶液と適当な溶媒とからなる溶
液、例えばアンモニア水溶液を含むアルコール溶液とを
徐々に混合させる。これにより、顔料超微粉末をシリカ
等の金属酸化物で被覆した着色微粒子が得られる。この
ときの塩基性条件下における金属アルコキシドの加水分
解の反応速度は非常に大きく、瞬時に着色微粒子が形成
される。そして、着色微粒子の粒径は、時間が経過して
も殆んど大きくならない。この着色微粒子の粒径は、原
料となる金属アルコキシドの混合比や溶媒の種類、反応
温度などを変化させることにより、所定限度内において
調整することができる。
【0026】また、原料となる金属アルコキシドは、一
般式Mn(OR)mで表わされる。ここで、Mは金属元
素、nはその金属元素の価数を示し、ORは、炭素数1
〜18のアルコキシ基を示し、mはnに等しい。また、
ORは、その一部がアルキル基、ヒドロキシル基、水
素、カルボキシル基、β−ジカルボニル基などの配位子
で置換されていてもよい。金属元素Mは、単独で用いら
れる場合には、Mg、Ca、Sr、Ba、Ti、Zr、
Hf、V、Ta、Fe、Zn、Al、In、Si、G
e、Sn、Pbなどであるが、これらの金属のアルコキ
シドと上記したような金属のアルコキシドとを組み合わ
せて使用することもできる。また、アルコキシ基として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基などである。原料としての金属アルコキシドは、単独
で用いるようにしてもよいし、複数種類を組み合わせて
用いるようにしてもよい。
【0027】例えば、マイクロカプセル壁3、8の形成
材となるシリカは、テトラエトキシシラン(TEOS)
Si(OC254を原料とするが、TEOS以外に
も、以下のような金属アルコキシドを用いることができ
る。すなわち、Mg(OCH32、Mg(OC
252、Mg(OC372、Mg(OC492、C
a(OCH32、Ca(OC252、Ca(OC
372、Ca(OC492、Sr(OCH32、Sr
(OC252、Sr(OC372、Sr(OC49
2、Ba(OCH32、Ba(OC252、Ba(OC
372、Ba(OC492、Zn(OCH32、Zn
(OC252、Zn(OC372、Zn(OC49
2、Al(OCH33、Al(OC253、Al(OC
373、Al(OC493、In(OCH33、In
(OC253、In(OC373、In(OC49
3、Fe(OCH33、Fe(OC253、Fe(OC
373、Fe(OC493、Ti(OCH33、Ti
(OC253、Ti(OC373、Ti(OC49
3、Ti(OCH2CH(C25)C494、Ti(O
372[CO(CH3)CHCOCH32、Ti(O
492[OC24N(C24OH)22、Ti(O
H)2[OCH(CH3)COOH]2、Ti(OCH2
H(C25)CH(OH)C374、Ti(OC
492(OCOC17352、Zr(OCH34、Zr
(OC254、Zr(OC374、Zr(OC49
4、Hf(OCH34、Hf(OC254、Hf(OC
374、Hf(OC494、V(OCH34、V(O
254、V(OC374、V(OC494、Si
(OCH34、Si(OC374、Si(OC
494、Ge(OCH34、Ge(OC254、Ge
(OC374、Ge(OC494、Sn(OC
34、Sn(OC254、Sn(OC374、Sn
(OC494、Pb(OCH34、Pb(OC
254、Pb(OC374、Pb(OC494、T
a(OCH35、Ta(OC255、Ta(OC
375、Ta(OC495などの金属アルコキシドが
原料として用いられる。
【0028】上記したようにして得られた着色微粒子
は、透明樹脂結合材と混練され、或いは、顔料超微粉末
が混練された透明樹脂結合材と混練されて、塗布材又は
インキが調製される。そして、得られた塗布材を基板等
の被塗布物に塗布して硬化させ、或いは、得られたイン
キを基板等の被塗布物に印刷することにより、所定厚み
の塗膜が形成されて、カラーフィルタが得られる。この
とき、球状の着色微粒子が最密充填に近い状態で透明樹
脂結合材に分散され混合されるので、着色微粒子の間隙
に充填された透明樹脂結合材の余剰分が塗膜層の表面に
浮き出て、塗膜表面に樹脂層が形成され易くなる。そこ
で、適当な配合条件を選び、必要ならば超音波振動など
を基板等の被塗布物に対し与えるようにすると、塗膜の
表面の平坦性が向上し、従来のように平坦化のために樹
脂層を別途に塗布形成する必要も無くなり、コストアッ
プを招くような余分な工程の削減も可能になる。
【0029】また、樹脂ラテックスや液晶用の樹脂スペ
ーサのような球状樹脂微粒子を製造する場合に、上記と
同様の方法により各色の顔料超微粉末を球状樹脂微粒子
に包含混入させ、その着色樹脂微粒子を用いてカラーフ
ィルタを製造するようにしても、上記と同様の効果が得
られる。
【0030】以上のようにこの発明に係るカラーフィル
タは、シリカ、酸化チタン、酸化ジルコニウムなどの無
機質又は樹脂などの有機質の球状微粒子を製造する工程
において、光学特性を得るのに必要十分な量の各色の顔
料超微粉末を球状微粒子に混入包含させ、得られた粒径
0.1μm以下の各色の球状着色微粒子をそれぞれ着色
材料とするものである。この各色の球状着色微粒子は、
球状で粒径がよく揃っていて、表面層が何れも同一材料
であることから、各色の着色微粒子相互間の物性の差が
少ない。このため、各色の着色微粒子は、互いに同一の
作業条件で容易に透明樹脂結合材に均一に混合させるこ
とができ、しかも、着色微粒子が最密充填に近い状態で
樹脂結合材中に分散した均質性の優れた類似の塗膜が各
色について得られる。
【0031】従って、カラーフィルタのR、G、Bのパ
ターンを形成する場合に、各色ごとに補正することな
く、同一装置及び同一条件によりカラーフィルタを製造
することができ、実用上有効である。また、印刷法によ
りR、G、Bの3色を同時に印刷し、これらを同時に加
圧して平坦化する場合などに、特にその有効性が顕著と
なる。そして、各色において厚さ、表面平坦性、光学特
性などの揃った均質なカラーフィルタが容易に得られる
ので、従来各色間の表面の差を補正、修正する手段とし
て一般に用いられているカラーフィルタの表面研磨、平
坦化樹脂層(オーバーコート層)形成の必要が無くな
り、生産性の向上及びコストダウンなどに大いに寄与す
るものである。
【0032】
【実施例】液晶用カラーフィルタに用いるフタロシアニ
ン系青色顔料の、粒径が0.05μm以下である超微粉
末5gを、シリカ原料としてのTEOS10gを含むメ
タノール溶液150ml中に十分均一に混合させて分散
させる。この混合溶液を、28%アンモニア水溶液15
mlを含むメタノール溶液120mlに撹拌しながら徐
々に滴下して混合させる。これにより、顔料超微粉末を
その内部に包含した直径0.05〜0.1μm以下の青
色の球状シリカ微粒子が得られた。ここで使用した青色
顔料の超微粉末及び得られた青色の球状シリカ微粒子の
各嵩密度は、それぞれ0.44g/cm3及び0.72
g/cm3であった。
【0033】青色顔料の超微粉末及び青色の球状シリカ
微粒子をそれぞれアクリル・エポキシ系樹脂結合材と混
練した場合、実用可能な特性及び作業性を得るのに必要
な樹脂結合材量は、従来の青色顔料超微粉末では10g
であるのに対し、青色球状シリカ微粒子では6gで十分
であった。このように、球状シリカ微粒子を樹脂結合材
と混練したときは、球状シリカ微粒子が容易に樹脂中に
均一分散し、最密充填に近い状態となる。このため、樹
脂結合材の必要量が大幅に低減され、塗膜の厚みも20
〜25%薄くて、優れた光学特性を有するカラーフィル
タが得られた。
【0034】同様にして、フタロシアニン系緑色顔料を
用いて緑色の球状着色微粒子を、アントラキノン系赤色
顔料を用いて赤色の球状着色微粒子を、それぞれ試作し
た。使用した緑色顔料の超微粉末及び得られた緑色の球
状シリカ微粒子の各嵩密度は、それぞれ0.52g/c
3及び0.76g/cm3であり、赤色顔料の超微粉末
及び得られた赤色の球状シリカ微粒子の各嵩密度は、そ
れぞれ0.25g/cm3及び0.68g/cm3であっ
た。
【0035】以上の結果より、必要な光学特性を得るた
めに混入する青、緑及び赤の各色顔料混入量の体積比
は、従来法では1:0.8:2であったのに対し、この
発明に係る方法では1:1:1.2とほぼ同じになっ
た。このように、必要な顔料混入量は、従来法では各色
ごとに大幅に異なっていたのに対し、この発明に係る方
法では、各色の着色微粒子の嵩密度が揃ってくるのでそ
の差が少なくなる。図3に、顔料の超微粉末とシリカの
微粉末とを単純混合したものと、顔料の超微粉末をシリ
カのマイクロカプセル壁によって被覆した球状着色微粒
子とについて、シリカ含有量と嵩密度との相関関係を示
す。図3に示すように、この発明に係る方法では、各色
の着色微粒子の嵩密度が揃ってくる。そして、各色相互
間での作業性や物性が揃うために、同一作業方法や工程
条件で同様な塗膜が得られ、その表面状態を初め諸特性
を均一化することができた。
【0036】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に係る各発明のカ
ラーフィルタは、同一の塗膜形成条件で、色の如何によ
らず同等の作業性により得ることができ、得られた各色
の塗膜間において均質性、表面状態などが変化せず、特
性や製品歩留りの点での問題も無い。
【0037】また、請求項6及び請求項7に係る各発明
の製造方法によれば、上記したような優れた特徴を有す
るカラーフィルタを比較的容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明のカラーフィルタの拡大断
面図である。
【図2】請求項2に係る発明のカラーフィルタの拡大断
面図である。
【図3】顔料の超微粉末とシリカの微粉末とを単純混合
したものと、顔料の超微粉末をシリカのマイクロカプセ
ル壁によって被覆した球状着色微粒子とについて、シリ
カ含有量と嵩密度との相関関係を示す図である。
【図4】従来のカラーフィルタの拡大断面図である。
【符号の説明】
1、6 カラーフィルタ 2、6 着色微粒子 3、8 マイクロカプセル壁 4、9 顔料超微粉末 5、10 樹脂結合材
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/12 PSJ C09D 7/12 PSJ 11/02 PTF 11/02 PTF G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 (72)発明者 土岐 元幸 京都市西京区大枝東新林町3−5 19棟 206 (72)発明者 佐村 秀夫 京都府相楽郡精華町桜ヶ丘3丁目29−10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質材料で形成された球状をなすマイ
    クロカプセル壁によって顔料超微粉末を被覆した着色微
    粒子を透明結合材に分散させてなるカラーフィルタ。
  2. 【請求項2】 無機質材料で形成された球状をなすマイ
    クロカプセル壁によって顔料超微粉末を被覆した着色微
    粒子を、前記顔料超微粉末と同一の顔料超微粉末と共に
    透明結合材にそれぞれ分散させてなるカラーフィルタ。
  3. 【請求項3】 マイクロカプセル壁を形成する無機質材
    料が、Li、Na、K、Rb、Cs、Be、Mg、C
    a、Sr、Ba、Sc、Y、La、Ti、Zr、Hf、
    V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Co、
    Ni、Cu、Zn、Cd、Hg、B、Al、Ga、I
    n、Tl、C、Si、Ge、Sn、Pb、P、As、S
    b、Bi、S、Se、Te、Ce、Pr、Nd、Pm、
    Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Y
    b及びLuからなる群より選ばれた1種又は2種以上の
    元素を含む酸化物又はその前駆体である請求項1又は請
    求項2記載のカラーフィルタ。
  4. 【請求項4】 マイクロカプセル壁を形成する材料が樹
    脂材である請求項1又は請求項2記載のカラーフィル
    タ。
  5. 【請求項5】 着色微粒子が粒径0.1μm以下の超微
    粒子である請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
    カラーフィルタ。
  6. 【請求項6】 金属アルコキシド溶液に顔料超微粉末が
    混合された混合溶液を調製し、その混合溶液と塩基性水
    溶液を含む溶液とを混合して、マイクロカプセル壁によ
    って顔料超微粉末を被覆した着色微粒子を得る工程と、 前記着色微粒子を透明樹脂結合材と混練して塗布材又は
    インキを調製する工程と、 被塗布物に前記着色塗布材を塗布して硬化させ又は前記
    インキを印刷する工程とからなる、カラーフィルタの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 金属アルコキシド溶液に顔料超微粉末が
    混合された混合溶液を調製し、その混合溶液と塩基性水
    溶液を含む溶液とを混合して、マイクロカプセル壁によ
    って顔料超微粉末を被覆した着色微粒子を得る工程と、 前記顔料超微粉末と同一の顔料超微粉末を透明樹脂結合
    材と混練する工程と、 前記着色微粒子を、顔料超微粉末が混練された前記透明
    樹脂結合材と混練して塗布材又はインキを調製する工程
    と、 被塗布物に前記塗布材を塗布して硬化させ又は前記イン
    キを印刷する工程とからなる、カラーフィルタの製造方
    法。
  8. 【請求項8】 着色微粒子が混練された透明樹脂結合材
    を基板上に塗布し、その塗膜が被着された前記基板に対
    し微振動を与えて塗膜の表面を平坦化する、請求項6又
    は請求項7記載の、カラーフィルタの製造方法。
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