JPH09221473A - 3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体およびそれらを含有するメイラード反応阻害剤 - Google Patents

3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体およびそれらを含有するメイラード反応阻害剤

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JPH09221473A
JPH09221473A JP8325824A JP32582496A JPH09221473A JP H09221473 A JPH09221473 A JP H09221473A JP 8325824 A JP8325824 A JP 8325824A JP 32582496 A JP32582496 A JP 32582496A JP H09221473 A JPH09221473 A JP H09221473A
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Japan
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hydroxy
aminomethyl
methylpyridine
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JP8325824A
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English (en)
Inventor
Akira Iyobe
亮 伊與部
Koji Kamata
晃爾 鎌田
Toshikazu Yazaki
敏和 矢崎
Hidenori Fujikura
秀紀 藤倉
Kiyoshi Kasai
潔 河西
Hiroshi Harada
弘 原田
Fumiyasu Sato
文康 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン
誘導体又はその塩、及びぞれらを有効成分として含有す
るメイラード反応阻害剤を提供する。 【解決手段】メイラード反応阻害活性を有しており、糖
尿病性合併症や老化によって引き起こされる疾患等の予
防剤又は治療剤、化粧品、食品として有用な、 【化1】 (式中のR〜RはH、アルキル基、Aはアルキレン
基、Bはアルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン
基、RはH、水酸基、アルコキシ基、置換基としてハロ
ゲン、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、シアノ基、アシルアミ
ド基等を有していてもよいアリール基、シクロアルキル
基、ヘテロ環基等、またはBとRで置換基として水酸
基、アルコキシ基を有していてもよいアリール基、Yは
酸素原子、硫黄原子)で表される3−ヒドロキシ−4−
アミノメチルピリジン誘導体又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
な3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体お
よびそれらの薬理学的に許容される塩に関するものであ
る。
【0002】さらに詳しく述べれば、本発明はメイラー
ド反応阻害活性を有しており、メイラード反応に関連す
る疾患の予防および治療剤として、また、化粧品および
食品において有用な、一般式
【0003】
【化3】
【0004】(式中のR、RおよびRは、それぞ
れ同じでも異なっていてもよく、水素原子または低級ア
ルキル基であり、Aは低級アルキレン基であり、Bはア
ルキレン基、アルケニレン基またはアルキニレン基であ
り、Rは水素原子、水酸基、低級アルコキシ基、置換基
としてハロゲン原子、水酸基、低級アルキル基、ハロ低
級アルキル基、低級アルコキシ基、カルボキシル基、低
級アルコキシカルボニル基、シアノ基、アシルアミド
基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキル置換カル
バモイル基またはジ低級アルキル置換カルバモイル基を
有していてもよいアリール基、置換基としてハロ低級ア
ルキル基を有していてもよいアリールオキシ基、シクロ
アルキル基またはヘテロ環基であるか、またはBはRと
共に置換基として水酸基または低級アルコキシ基を有し
ていてもよいアリール基であり、Yは酸素原子または硫
黄原子である)で表される3−ヒドロキシ−4−アミノ
メチルピリジン誘導体およびそれらの薬理学的に許容さ
れる塩、およびそれらを有効成分として含有するメイラ
ード反応阻害剤に関するものである。
【0005】
【従来の技術】食品化学の分野では、食品中でグルコー
ス等の還元糖がアミノ化合物と反応し、褐色色素が生成
することが観察されている。一方、近年、生体内におい
ても同様の反応が生起していることが確認され、糖尿病
性合併症や動脈硬化症などの疾患の発症要因の一つとし
て強く関与していると考えられて注目を浴びている。
【0006】上記の反応はメイラード反応と呼ばれてお
り、生体内のメイラード反応は、グルコース、フルクト
ースやペントースなどの還元糖、それらのリン酸エステ
ルあるいはアスコルビン酸等のカルボニル化合物が生体
内蛋白質の遊離アミノ基と非酵素的に反応してシッフ塩
基が形成され、これが化学転位によりアマドリ転位生成
物に変換される前期段階と、続く酸化、脱水、重合、開
裂等の反応により、蛋白が分子間および分子内架橋形成
を伴い変性し、褐色を呈し難溶性でプロテアーゼによる
分解が困難である後期反応生成物(AGE:Advan
ced Glycation End Product
s)に至る後期段階からなる一連の反応により進行す
る。
【0007】当該メイラード反応の過程で生成するAG
Eおよびその前駆生成物の生成量は、糖と蛋白の濃度お
よび反応時間に相関して増加する。従って、糖尿病のよ
うな高血糖状態が持続したり、糖に暴露される期間が長
い加齢により、または、蛋白質の半減期が長い組織にあ
る生体内の蛋白質、クリアランスが低下するような腎臓
疾患の患者等の血液や組織中の蛋白質ではメイラード反
応を受けやすいことが知られている。
【0008】これらのことより、メイラード反応を受け
る生体内の蛋白質としては、例えば、眼球レンズクリス
タリン、血清アルブミン、皮膚や血管壁等の結合組織の
コラーゲンやエラスチン、神経ミエリン蛋白質、ヘモグ
ロビン、腎臓の糸球体基底膜等の多くの蛋白質があり、
メイラード反応は、これらの蛋白の変性、異常または機
能低下により引き起こされる網膜症、腎症、心臓血管系
障害、神経障害や白内障等の糖尿病性合併症や動脈硬化
症あるいは老化に起因する疾患の発症原因の一つと考え
られている。そのため、これらの疾患の予防および治療
に向けて、メイラード反応を阻害する新規な化合物を模
索すべく開発研究が試みられている。
【0009】また、本発明の3−ヒドロキシ−4−アミ
ノメチルピリジン誘導体としては、式
【0010】
【化4】
【0011】で表される化合物およびその二塩酸塩が知
られているが、これらの化合物がメイラード反応を阻害
することは何ら報告されていない(Biochemis
try,2巻,6号,1414〜1419ページ(19
63年);Klim.Geterotsikl.Soe
din.,7巻,3号,365〜367ページ(197
1年))。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のメイラード反応阻害作用を有する化合物とは化学構造
的に異なる安全性の高い化合物を提供することである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者らは、メイラード反応阻
害作用を有する化合物を見出すべく鋭意研究した結果、
本発明の3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘
導体が優れたメイラード反応阻害活性を有するという知
見を得、本発明を成すに至った。
【0014】すなわち、本発明は、一般式
【0015】
【化5】
【0016】(式中のR、RおよびRは、それぞ
れ同じでも異なっていてもよく、水素原子または低級ア
ルキル基であり、Aは低級アルキレン基であり、Bはア
ルキレン基、アルケニレン基またはアルキニレン基であ
り、Rは水素原子、水酸基、低級アルコキシ基、置換基
としてハロゲン原子、水酸基、低級アルキル基、ハロ低
級アルキル基、低級アルコキシ基、カルボキシル基、低
級アルコキシカルボニル基、シアノ基、アシルアミド
基、アミノ基、カルバモイル基、低級アルキル置換カル
バモイル基またはジ低級アルキル置換カルバモイル基を
有していてもよいアリール基、置換基としてハロ低級ア
ルキル基を有していてもよいアリールオキシ基、シクロ
アルキル基またはヘテロ環基であるか、またはBはRと
共に置換基として水酸基または低級アルコキシ基を有し
ていてもよいアリール基であり、Yは酸素原子または硫
黄原子である)で表される3−ヒドロキシ−4−アミノ
メチルピリジン誘導体およびそれらの薬理学的に許容さ
れる塩、およびそれらを有効成分として含有するメイラ
ード反応阻害剤に関するものである。
【0017】ここで、本発明において、低級アルキル基
とは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、te
rt−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペ
ンチル基、tert−ペンチル基、ヘキシル基等の炭素
数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基をい
い、低級アルコキシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブ
トキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ
基、ペンチロキシ基、イソペンチロキシ基、ネオペンチ
ロキシ基、tert−ペンチロキシ基、ヘキシルオキシ
基等の炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状のアルコ
キシ基をいう。アルキレン基とは、メチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン
基、ジメチルエチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメ
チレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、デカ
メチレン基、ドデカメチレン基、ヘキサデカメチレン基
等の炭素数1〜20の直鎖状または枝分かれ状のアルキ
レン基をいい、アルケニレン基とは、ビニレン基、プロ
ペニレン基、ブテニレン基、ペンテニレン基等の炭素数
2〜20の直鎖状または枝分かれ状のアルケニレン基を
いい、アルキニレン基とは、エチニレン基、プロピニレ
ン基等の炭素数2〜20のアルキニレン基といい、低級
アルキレン基とは、炭素数1〜6の上記アルキレン基を
いう。アリール基とは、フェニル基、ナフチル基等の芳
香族炭化水素基をいい、シクロアルキル基とは、3〜8
員環の環状アルキル基をいい、アシルアミド基とは、ア
セチル基、プロピオニル基、ブチリル基等の直鎖状また
は枝分かれ状の上記低級アルキル基を有するアルキルカ
ルボニル基で置換されたアミノカルボニル基をいう。ま
た、ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、ヨウ素原子をいい、ハロ低級アルキル基とは、トリ
フルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基
等の上記ハロゲン原子で1個以上置換された上記低級ア
ルキル基をいい、ヘテロ環基とは、6−ヒドロキシ−
2,5,7,8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2
H−ベンゾ〔1,2−b〕ピラニル基等のヘテロ原子を
環内に含有する、水酸基、低級アルキル基等の置換基を
有していてもよい脂環式基または芳香族環基をいう。
【0018】本発明の前記一般式(I)で表される3−
ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体は、一部
公知化合物を含んでおり、文献記載(例えば、特開昭5
2−128378号公報;J.Org.Chem.,5
6巻,2940〜2946ページ(1991年);J.
Am.Chem.Soc.,70巻,3434ページ
(1948年);Helv.Chem.Acta.,8
1巻,1004ページ(1948年);イギリス特許第
773354号明細書;J.Am.Chem.So
c.,66巻,2088ページ(1944年);Kli
m.Geterotsikl.Soedin.,7巻,
3号,365〜367ページ(1971年)等)の方法
またはこれと類似の方法、または他の公知な方法を組み
合わせることにより製造することができる。
【0019】例えば、本発明の前記一般式(I)で表さ
れる化合物は、一般式
【0020】
【化6】
【0021】(式中のBはアルキレン基、アルケニレ
ン基またはアルキニレン基であり、Rは水素原子、保
護された水酸基、低級アルコキシ基、置換基としてハロ
ゲン原子、保護された水酸基、低級アルキル基、ハロ低
級アルキル基、低級アルコキシ基、カルボキシル基、低
級アルコキシカルボニル基、シアノ基、アシルアミド
基、保護されたアミノ基、カルバモイル基、低級アルキ
ル置換カルバモイル基またはジ低級アルキル置換カルバ
モイル基を有していてもよいアリール基、置換基として
ハロ低級アルキル基を有していてもよいアリールオキシ
基、シクロアルキル基またはヘテロ環基であるか、また
はBはRと共に置換基として保護基された水酸基ま
たは低級アルコキシ基を有していてもよいアリール基で
あり、A、R、R、RおよびYは前記と同じ意味
をもつ)で表されるピリドキシン誘導体を二酸化マンガ
ン等の酸化剤を用いて処理し、一般式
【0022】
【化7】
【0023】(式中のA、B、R、R、R、R
およびYは前記と同じ意味をもつ)で表されるピリド
キサール誘導体とした後、ヒドロキシルアミンまたはそ
の塩と反応させ、得られた、一般式
【0024】
【化8】
【0025】(式中のA、B、R、R、R、R
およびYは前記と同じ意味をもつ)で表されるオキシ
ム誘導体を酢酸中、酸化白金触媒等を用いた接触還元又
は酢酸中、亜鉛末を用いて還元処理を行い、必要に応
じ、水酸基等の保護基を除去した後、所望により、常法
に従い加水分解することにより製造することができる。
【0026】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物は、一般式
【0027】
【化9】
【0028】(式中のA、B、R、R、R、R
およびYは前記と同じ意味をもつ)で表されるピリド
キシン誘導体を、フェノール性水酸基を適当な保護基で
保護し、さらに、塩化チオニルまたはメタンスルホン酸
ハライド等の試薬を用いて処理した後、アジ化ナトリウ
ム等のアジド化剤を用いてアジド化して、一般式
【0029】
【化10】
【0030】(式中のRは水酸基の保護基であり、
A、B、R、R、R、RおよびYは前記と同
じ意味をもつ)で表されるアジド誘導体を得、さらに、
水素化リチウムアルミニウム等の還元剤による還元又は
パラジウム−炭素触媒等を用いた接触還元等の還元処理
を行い、必要に応じ、水酸基等の保護基を除去した後、
所望により、常法に従い加水分解することにより製造す
ることができる。
【0031】また、本発明の前記一般式(I)で表され
る化合物は、一般式
【0032】
【化11】
【0033】(式中のA、R、RおよびRは前記
と同じ意味をもつ)で表されるピリドキサミン誘導体
を、カルボエトキシフタル酸イミドまたはフタル酸無水
物を用いて塩基の存在下または非存在下に反応させアミ
ノ基を保護し、フェノール性水酸基を適当な保護基で保
護し、さらに、塩化チオニルまたはメタンスルホン酸ハ
ライド等の試薬を用いて処理した後、一般式
【0034】 H−Y−B−R (VII)
【0035】(式中のB、RおよびYは前記と同じ
意味をもつ)で表されるアルコールまたはチオアルコー
ル誘導体と反応させ、一般式
【0036】
【化12】
【0037】(式中のRは水酸基の保護基であり、
A、B、R、R、R、RおよびYは前記と同
じ意味をもつ)で表される化合物を得、さらにアミノ基
および水酸基の保護基を除去した後、所望により、常法
に従い加水分解することにより製造することができる。
【0038】前記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(II)で表される化合物は、一般式
【0039】
【化13】
【0040】(式中のA、R、R、RおよびYは
前記と同じ意味をもつ)で表されるピリドキシン誘導体
またはその塩と2,2−ジメトキシプロパンを、不活性
溶媒中、メタンスルホン酸等の酸の存在下に反応させ
て、一般式
【0041】
【化14】
【0042】(式中のA、R、R、RおよびYは
前記と同じ意味をもつ)で表されるピリドキシン誘導体
を得た後、一般式
【0043】X−B−R (XI)
【0044】(式中のXはハロゲン原子またはスルホン
酸残基であり、BおよびRは前記と同じ意味をも
つ)で表される化合物と反応させ、所望により、常法に
従いアミド化した後、塩酸等の酸で処理することにより
製造することができる。
【0045】また、前記製造方法において出発原料とし
て用いられる前記一般式(II)で表される化合物は、
一般式
【0046】
【化15】
【0047】(式中のA、R、RおよびRは前記
と同じ意味をもつ)で表されるピリドキシン誘導体また
はその塩と2,2−ジメトキシプロパンを、不活性溶媒
中、メタンスルホン酸等の酸の存在下に反応させた後、
塩化チオニル又はメタンスルホン酸ハライド等の試薬を
用いて処理して得られる、一般式
【0048】
【化16】
【0049】(式中のA、R、R、RおよびXは
前記と同じ意味をもつ)で表されるピリドキシン誘導体
を、前記一般式(VII)で表されるアルコールまたは
チオアルコール誘導体と反応させ、所望により、常法に
よりアミド化した後、塩酸等の酸で処理することによっ
ても製造することができる。
【0050】前記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(VI)で表される化合物は、市販品
として購入するか、文献記載の方法(例えば、Tetr
ahedron Letters,1747〜1751
ページ(1967年);J.Org.Chem.,29
巻,574〜579ページ(1964年);J.Me
d.Chem.,8巻,112〜115ページ(196
5年);J.Med.Chem.,10巻,345〜3
52ページ(1967年))またはそれと類似の方法に
より製造することができる。
【0051】前記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(IX)および(XII)で表される
化合物は、市販品として購入するか、文献記載の方法
(例えば、J.Am.Chem.Soc.,80巻,6
244ページ(1958年);J.Am.Chem.S
oc.,106巻,5号,1490ページ(1984
年))またはそれと類似の方法により製造することがで
きる。
【0052】前記製造方法において出発原料として用い
られる前記一般式(VII)および(XI)で表される
化合物は、市販品として購入するか、文献記載の方法ま
たはそれと類似の方法により製造することができる。
【0053】本発明の前記一般式(I)で表される3−
ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体は、常法
により、薬理学的に許容される塩とすることができる。
このような塩としては、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素
酸、硫酸、硝酸、リン酸などの鉱酸との1乃至それ以上
の酸付加塩、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、
クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ
酸、マロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸等の有機酸との1乃至それ
以上の酸付加塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウ
ム塩等の無機塩基との1乃至それ以上の塩、モルホリ
ン、ピペリジン等の有機アミン、アミノ酸との塩を挙げ
ることができる。
【0054】また、本発明の前記一般式(I)で表され
る化合物としては、水和物や、エタノール等の医薬品と
して許容される溶媒との溶媒和物も含まれる。
【0055】本発明の前記一般式(I)で表される3−
ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体は、置換
基の種類によっては1個以上の不斉炭素原子を有し、各
不斉炭素においてR配置およびS配置の2つの光学異性
が存在するが、本発明においてはいずれの光学異性体を
使用してもよく、それらの光学異性体の混合物であって
も構わない。
【0056】また、本発明の前記一般式(I)で表され
る化合物のうち、置換基BまたはRにおいて不飽和結合
が存在する場合、不飽和結合を有する化合物には2つの
幾何異性体が存在するが、本発明においてはシス(Z)
体の化合物またはトランス(E)体の化合物のいずれを
使用してもよい。
【0057】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物のうち、置換基Rは水素原子であるのが好ましい。
【0058】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物は、リゾチームとフルクトースを用いたin vit
roのメイラード反応阻害活性試験において、メイラー
ド反応阻害活性を有する物質として知られているアミノ
グアニジンに比して、リゾチームの二量化に対してそれ
以上の非常に優れた阻害活性を示した。
【0059】このように、本発明の前記一般式(I)で
表される化合物およびその薬理学的に許容される塩は優
れたメイラード反応阻害活性を有するものであり、メイ
ラード反応が関連する疾患の予防および治療剤として非
常に有用な化合物である。
【0060】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物およびその薬理学的に許容される塩は、メイラード反
応阻害活性を有しており、メイラード反応が関連してい
る疾患に対して有効である。このような疾患としては、
冠動脈性疾患,末梢循環障害,脳血管障害,糖尿病性神
経症,腎症,動脈硬化症,関節硬化症,白内障,網膜
症,凝固障害症,糖尿病性骨減少症等の糖尿病性合併
症、アテローム性動脈硬化症,糸球体腎炎,老人性白内
障,骨関節症,関節周囲硬直症,関節硬化症,老人性骨
粗鬆症等の老化によって引き起こされると考えられてい
る疾患等を挙げることができ、当該疾患の予防および治
療剤として非常に有用である。また、周知の通り、蛋白
質やアミノ酸を含有する化粧品、食品においてもメイラ
ード反応が進行し、蛋白質やアミノ酸の劣化が起こるた
め、化粧品や食品においても当該メイラード反応を阻害
する化合物として有用である。
【0061】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物は、マウスを用いた急性毒性試験において、例えば、
4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
ネオペンチルオキシメチルピリジンは1000mg/k
g単回投与により死亡例は観察されなかった。このよう
に、本発明の化合物は、非常に安全性の高い化合物であ
り、メイラード反応阻害剤として非常に有用な化合物で
ある。
【0062】本発明の前記一般式(I)で表される3−
ヒドロキシ−4−アミノメチルピリジン誘導体およびそ
れらの薬理学的に許容される塩を実際の治療に用いる場
合、適当な医薬品組成物、例えば、錠剤、散剤、細粒
剤、顆粒剤、カプセル剤、液剤、注射剤、外用剤、点眼
剤、坐剤などとして経口的あるいは非経口的に投与され
る。これらの医薬品組成物は一般の調剤において行われ
る製剤学的方法により、通常用いられている製剤用の担
体や賦形剤、その他の添加剤を用いることにより調製す
ることができる。
【0063】上記医薬品組成物のうち、錠剤、散剤、細
粒剤、顆粒剤、カプセル剤等においては、賦形剤、崩壊
剤、結合剤、滑沢剤等は通常使用されるものを使用する
ことができ、賦形剤としては、例えば、糖もしくは糖ア
ルコールであるD−マンニトール、乳糖、白糖、澱粉も
しくは澱粉誘導体である小麦澱粉、米澱粉、トウモロコ
シ澱粉、馬鈴薯澱粉、α化澱粉、部分α化澱粉、デキス
トリン、シクロデキストリン、プルラン、ヒドロキシプ
ロピルスターチ等、セルロースもしくはセルロース誘導
体である結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロー
スナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース等およびその他アルギン酸ナトリウ
ム、アラビアゴム、カンテン、マクロゴール、ステアリ
ン酸アルミニウム、モノステアリン酸アルミニウム、無
機系賦形剤としては、リン酸水素カルシウム、無水リン
酸水素カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、リン酸カルシ
ウム、乾燥水酸化アムミニウムゲル、沈降炭酸カルシウ
ム、軽質無水ケイ酸等を使用することができるが、これ
らは賦形剤として限定するものではなく崩壊剤または結
合剤として用いることもできる。
【0064】崩壊剤としては、カルメロースカルシウ
ム、カルメロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロ
ース、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスカ
ルメロースナトリウム、トラガント、澱粉もしくは澱粉
誘導体である小麦澱粉、米澱粉、トウモロコシ澱粉、馬
鈴薯澱粉、α化澱粉、部分α化澱粉、デキストリン、プ
ルラン、ヒドロキシプロピルスターチ等を使用すること
ができるが、これらは崩壊剤として限定するものではな
く賦形剤として用いることもできる。
【0065】結合剤としては、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアル
コール、ポビドン、澱粉もしくは澱粉誘導体である小麦
澱粉、米澱粉、トウモロコシ澱粉、馬鈴薯澱粉、α化澱
粉、部分α化澱粉、デキストリン、プルラン、ヒドロキ
シプロピルスターチ等を使用することができる。
【0066】滑沢剤としては、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タル
ク、セタノール、ステアリン酸ポリオキシル40、ロイ
シン、ラブリワックス、ラウリル硫酸ナトリウム、パラ
フィン、ポリオキシエチレングリコール脂肪酸エステル
および脂肪酸エステル等を使用することができるが、こ
れらは滑沢剤として限定するものではなく賦形剤として
用いることができる。
【0067】錠剤については、乳糖、ショ糖、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリビニルアセタールジエチルア
ミノアセテート、メタアクリル酸コポリマーまたはヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート等のフィル
ムで被膜してもよい。
【0068】液剤についての希釈剤としては、例えば、
精製水、ポリオール、ショ糖、転化糖、ブドウ糖等を用
いることができる。また、液剤においては、希釈剤の他
に、所望に応じ、溶解補助剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味
剤、風味剤、芳香剤、防腐剤等を添加してもよい。
【0069】注射剤の希釈剤としては、例えば、蒸留
水、生理食塩水、アルコール、グリセロール、ポリオー
ル、植物油等を用いることができる。また、注射剤にお
いては、希釈剤の他に、所望により、緩衝剤、等張化
剤、防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解
補助剤等を添加してもよい。
【0070】点眼液としては、希釈剤の他、所望に応
じ、緩衝剤、等張化剤、安定化剤、保存剤、酸化防止
剤、粘稠剤、防腐剤、溶解補助剤等を添加してもよい。
【0071】坐剤についての担体としては、脂質、ロ
ウ、半固形または液状のポリオール、天然油または硬化
油等を用いることができる。また、坐剤においては、担
体の他に、分散剤、分散補助剤、吸収促進剤等を添加し
てもよい。
【0072】その投与量は対象となる患者の性別、年
齢、体重、症状の度合いなどによって適宜決定される
が、経口投与の場合、概ね成人1日当たり1〜1000
mg、非経口投与の場合、概ね成人1日当たり0.1〜
100mgの範囲内で、一回または数回に分けて投与さ
れる。
【0073】本発明の前記一般式(I)で表される化合
物を点眼剤として使用する場合、0.05W/V%〜5
W/V%の範囲で配合して常法により調製し、その投与
回数は患者の症状の度合い等により適宜決定される。
【0074】また、本発明の前記一般式(I)で表され
る化合物を外用剤または化粧品として使用する場合、製
剤全体に対して本発明の化合物の含有量が概ね0.05
〜10重量部となるように配合し、一般的な外用基剤ま
たは化粧品基剤を用いて常法により調製することにより
製造することができる。さらに、本発明の化合物は常法
により食品用に調製することもでき、食品に添加して使
用することもできる。
【0075】本発明の内容を以下の参考例、実施例およ
び処方例でさらに詳細に説明するが、本発明はその内容
に限定されるものではない。
【0076】
【実施例】
参考例1 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン 塩酸ピリドキシン38.0gのアセトン425ml溶液
に、2,2−ジメトキシプロパン305mlとp−トル
エンスルホン酸121.6gを加え、室温で17時間反
応させた。反応液を炭酸水素ナトリウムで弱塩基性と
し、約1/2量まで減圧濃縮した。残留物に水を加えク
ロロホルムで抽出し、2規定水酸化ナトリウム、水で洗
浄した後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶
媒を留去し、得られた油状の残留物にヘキサンを加え結
晶化し、5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチ
ル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン
30.3gを得た。
【0077】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.56(6H,s),1.75(1H,t,J=
5.4Hz),2.41(3H,s),4.59(2
H,d,J=5.4Hz),4.94(2H,s),
7.94(1H,s)
【0078】参考例2 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−4−ヒド
ロキシメチル−2−メチルピリジン 5−ヒドロキシメチル−2.2.8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン36.5
gのテトラヒドロフラン400ml溶液に、水素化ナト
リウム(60%油性)7.67gを加え、室温で10分
間撹拌した後臭化ベンジル21.8mlのテトラヒドロ
フラン50ml溶液を滴下し、室温で16時間、さらに
60℃で2時間反応させた。約1/3量まで溶媒を減圧
留去し、2規定塩酸200mlを加え撹拌下80℃で2
時間反応させた。反応液を1規定水酸化ナトリウム20
0mlおよび炭酸水素ナトリウムで塩基性にし、析出物
をろ取した。析出物をクロロホルムに溶解し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した後減圧下で溶媒を留去し、5−ベ
ンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシ
メチル−2−メチルピリジン38.0gを得た。
【0079】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.48(3H,s),4.45(2H,s),
4.47(2H,s),5.04(2H,s),7.2
0−7.40(5H,m),7.89(1H,s)
【0080】参考例3 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−4−ピリジンカルバルデヒド 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−4−ヒド
ロキシメチル−2−メチルピリジン10.3gの塩化メ
チレン110ml溶液に二酸化マンガン34.8gを加
え、30分間加熱還流させた後、更に二酸化マンガン
7.0gを加え50℃で30分間反応させた。反応液を
セライトろ過し、ろ液を減圧濃縮して、5−ベンジルオ
キシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−4−ピリジ
ンカルバルデヒド8.77gを得た。
【0081】黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.54(3H,s),4.58(2H,s),
4.75(2H,s),7.25−7.40(5H,
m),8.04(1H,s),10.41(1H,
s),11.46(1H,s)
【0082】参考例4 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−4−ピリジンカルバルデヒド オキシム 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−4−ピリジンカルバルデヒド8.8gのメタノール
一水(2:1)270ml溶液に酢酸ナトリウム8.4
0gおよび塩酸ヒドロキシルアミン5.70gを加え反
応させた。1時間撹拌した後析出物をろ取し、メタノー
ル−水(2:1)溶液、ジエチルエーテルで洗浄し、5
−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル
−4−ピリジンカルバルデヒド オキシム8.60gを
得た。
【0083】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.40(3H,s),4.52(2H,s),
4.64(2H,s),7.25−7.40(5H,
m),7.98(1H,s),8.53(1H,s),
10.69(1H,s),12.20(1H,s)
【0084】実施例1 4−アミノメチル−5−ベンジルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン 5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチ
ル−4−ピリジンカルバルデヒド オキシム31.0g
の酢酸400ml懸濁液に、氷冷撹拌下亜鉛粉末 4
0.0gを加え2時間反応させた。反応液をセライトろ
過し、水300mlを加え、炭酸水素ナトリウムで中和
した後クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、4−アミノメチル
−5−ベンジルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メ
チルピリジン23.0gを得た。
【0085】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.46(3H,s),4.23(2H,s),
4.45(2H,s),4.46(2H,s),7.2
0−7.40(5H,m),7.85(1H,s)
【0086】実施例2 4−アミノメチル−5−ベンジルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン・二塩酸塩 4−アミノメチル−5−ベンジルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン23.0gのメタノール
200ml溶液に塩化水素−メタノール溶液を加え、析
出物をろ取し、4−アミノメチル−5−ベンジルオキシ
メチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・二塩酸
塩23.9gを得た。
【0087】白色結晶 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.68(3H,s),4.19(2H,br
s),4.62(2H,s),4.84(2H,s),
7.30−7.40(5H,m),8.26(1H,
s),8.50(3H,br)
【0088】実施例3 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(4−メチルベンジルオキシメチル)ピリジン 臭化4−メチルベンジルを用い、参考例2から参考例4
及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−
ヒドロキシ−2−メチル−5−(4−メチルベンジルオ
キシメチル)ピリジンを合成した。
【0089】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.26(3H,s),2.29(3H,s),
4.02(2H,s),4.40(2H,s),4.4
1(2H,s),7.15(2H,d,J=8.0H
z),7.20(2H,d,J=8.0Hz),7.7
2(1H,s)
【0090】実施例4 4−アミノメチル−5−(4−クロロベンジルオキシメ
チル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン 塩化4−クロロベンジルを用い、参考例2から参考例4
及び実施例1の方法に準じ、4−アミノメチル−5−
(4−クロロベンジルオキシメチル)−3−ヒドロキシ
−2−メチルピリジンを合成した。
【0091】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.27(3H,s),4.03(2H,s),
4.43(2H,s),4.46(2H,s),7.3
4(2H,d,J=8.5Hz),7.40(2H,
d,J=8.5Hz),7.74(1H,s)
【0092】実施例5 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン 塩化4−メトキシベンジル用い、参考例2から参考例4
及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−
ヒドロキシ−5−(4−メトキシベンジルオキシメチ
ル)−2−メチルピリジンを合成した。
【0093】淡黄色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.27(3H,s),3.74(3H,s),
4.01(2H,s),4.39(4H,s),6.9
0(2H,d,J=8.7Hz),7.24(2H,
d,J=8.7Hz),7.73(1H,s)
【0094】実施例6 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩
酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−5−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−
2−メチルピリジンから4−アミノメチル−3−ヒドロ
キシ−5−(4−メトキシベンジルオキシメチル)−2
−メチルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0095】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.64(3H,br s),3.75(3H,
s),4.15(2H,brs),4.53(2H,
s),4.76(2H,br s),6.92(2H,
d,J=8.6Hz),7.31(2H,d,J=8.
6Hz),8.22(1H,s),8.30−8.50
(3H,br s)
【0096】参考例5 4−ブロモメチル安息香酸メチル 4−ブロモメチル安息香酸1.0gのアセトニトリルー
メタノール(1:1)30ml溶液に室温で1,3−ジ
シクロヘキシルカルボジイミド1.06gおよび触媒量
の4−ジメチルアミノピリジンを加え、そのまま3時間
撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し酢酸エチルを
加え、氷冷下で生じる析出物をろ過して除き、ろ液を減
圧下で濃縮した。これをシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製し、4−ブロモメチル安息香酸メチル45
5mgを得た。
【0097】白色固体 H−NMR(CDCl,270MHz)δ pp
m:3.92(3H,s),4.50(2H,s),
7.46(2H,d,J=8.3Hz),8.02(2
H,d,J=8.3Hz)
【0098】実施例7 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シカルボニルベンジルオキシメチル)−2−メチルピリ
ジン 4−ブロモメチル安息香酸メチルを用い、参考例2から
参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチ
ル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキシカルボニルベ
ンジルオキシメチル)−2−メチルピリジンを合成し
た。
【0099】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.70(3H,br s),3.91(3H,
s),4.36(2H,s),4.75−4.85(4
H,m),7.52(2H,d,J=8Hz),8.0
4(2H,d,J=8Hz),8.20−8.35(1
H,br)
【0100】実施例8 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シカルボニルベンジルオキシメチル)−2−メチルピリ
ジン・二塩酸塩 実施例2の方法に準じて4−アミノメチル−3−ヒドロ
キシ−5−(4−メトキシカルボニルベンジルオキシメ
チル)−2−メチルピリジンから4−アミノメチル−3
−ヒドロキシ−5−(4−メトキシカルボニルベンジル
オキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸塩を合成
した。
【0101】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.50−2.60(3H,br),3.85
(3H,s),4.05−4.15(2H,br),
4.67(2H,s),4.65−4.75(2H,b
r),7.51(2H,d,J=8.4Hz),7.9
6(2H,d,J=8.4Hz),8.05−8.20
(4H,m)
【0102】実施例9 4−アミノメチル−5−(4−カルボキシベンジルオキ
シメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・塩
酸塩 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シカルボニルベンジルオキシメチル)−2−メチルピリ
ジン92mgを2規定塩酸3mlに溶かし100℃で2
時間加熱撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し五酸
化ニリン存在下で乾燥した。得られたアモルファスにメ
タノール−ジエチルエーテルを加え、析出物をろ取し、
ジエチルエーテルで洗浄し減圧下で乾燥し、4−アミノ
メチル−5−(4−カルボキシベンジルオキシメチル)
−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・塩酸塩85m
gを得た。
【0103】白色固体 H−NMR(DMSO−d,270MHz)δ p
pm:2.56(3H,br s),4.1−4.2
(2H,m),4.67(2H,s),4.72−4.
78(2H,br),7.48(2H,d,J=8.3
Hz),7.94(2H,d,J=8.3Hz),8.
1−8.3(4H,m)
【0104】参考例6 5−(4−メトキシカルボニルベンジルオキシメチル)
−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン198m
gのジメチルスルホキシド2ml溶液に、室温で水素化
ナトリウム(60%油性)45mgを加え10分間撹拌
した後、4−ブロモメチル安息香酸メチル260mgの
ジメチルスルホキシド1ml溶液を滴下し、室温で22
時間撹拌した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出
した。この有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後減
圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーにて精製し、5−(4−メトキシカルボ
ニルベンジルオキシメチル)−2,2,8−トリメチル
−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン1
47mgを得た。
【0105】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.55(6H,s),2.41(3H,s),
3.92(3H,s),4.46(2H,s),4.5
5(2H,s),4.88(2H,s),7.38(2
H,d,J=8.4Hz),7.95(1H,s),
8.02(2H,d,J=8.4Hz)
【0106】参考例7 5−(4−カルバモイルベンジルオキシメチル)−2,
2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジン 5−(4−メトキシカルボニルベンジルオキシメチル)
−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン200mgの1,4−ジオキサ
ン4ml溶液に塩化アンモニウム16mg、28%アン
モニア水6mlを加え封管中130℃で一晩撹拌した。
反応終了後、溶媒を減圧留去し残留物に飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加えクロロホルムで抽出した。この有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
した後減圧下で溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、5−(4−カルバ
モイルベンジルオキシメチル)−2,2,8−トリメチ
ル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン
130mgを得た。
【0107】黄色固体 H−NMR(CDCl,270MHz)δ pp
m:1.50(6H,s),2.42(3H,s),
4.45(2H,s),4.57(2H,s),4.9
0(2H,s),7.42(2H,d,J=8.4H
z),7.80(2H,d,J=8.4Hz),7.9
6(1H,s)
【0108】実施例10 4−アミノメチル−5−(4−カルバモイルベンジルオ
キシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン 5−(4−カルバモイルベンジルオキシメチル)−2,
2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジンをギ酸−水中60℃で一晩撹拌して脱
アセタール化し、参考例2から参考例4及び実施例1の
方法に準じて、4−アミノメチル−5−(4−カルバモ
イルベンジルオキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メ
チルピリジンを合成した。
【0109】黄色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.24(3H,s),4.04(2H,s),
4.45(2H,s),4.51(2H,s),7.3
1(1H,br),7.38(2H,d,J=8.1H
z),7.75(1H,br),7.86(2H,d,
J=8.1Hz),7.92(1H,br),8.25
(1H,s)
【0110】実施例11 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(3−メトキ
シベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン 塩化3−メトキシベンジル用い、参考例2から参考例4
及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−
ヒドロキシ−5−(3−メトキシベンジルオキシメチ
ル)−2−メチルピリジンを合成した。
【0111】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.46(3H,s),3.80(3H,s),
4.25(2H,s),4.44(2H,s),4.4
5(2H,s),6.80−6.95(3H,m),
7.26(1H,t,J=7.7Hz),7.86(1
H,s)
【0112】実施例12 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(3−メトキ
シベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩
酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−5−(3−メトキシベンジルオキシメチル)−
2−メチルピリジンから4−アミノメチル−3−ヒドロ
キシ−5−(3−メトキシベンジルオキシメチル)−2
−メチルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0113】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.65(3H,s),3.76(3H,s),
4.18(2H,br s),4.58(2H,s),
4.81(2H,s),6.80−7.00(3H,
m),7.28(1H,t,J=8.0Hz),8.2
4(1H,s),8.43(3H,br s)
【0114】参考例8 3−メトキシメトキシベンジルアルコール アルゴン雰囲気下、3−ヒドロキシベンジルアルコール
5gのN,N−ジメチルホルムアミド50ml溶液に水
素化ナトリウム(60%油性)1.93gを加え室温で
30分間撹拌した後−40℃に冷却し、クロロメチルメ
チルエーテル3.89gのN,N−ジメチルホルムアミ
ド8ml溶液を滴下した。−40℃で20分間反応させ
た後水を加え酢酸エチルで抽出し、水洗した後無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、3−
メトキシメトキシベンジルアルコール5.91gを得
た。
【0115】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.64(1H,t,J=6.0Hz),3.48
(3H,s),4.67(2H,d,J=6.0H
z),5.18(2H,s),6.90−7.10(3
H,m),7.28(1H,t,J=7.8Hz)
【0116】参考例9 5−(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−
2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン 3−メトキシメトキシベンジルアルコール2.50gの
塩化メチレン15ml溶液を氷冷撹拌下、トリエチルア
ミン1.50g次いでメタンスルホン酸クロリド1.7
0gを滴下し、30分間反応させメタンスルホン酸 3
−メトキシメトキシベンジルとした
【0117】アルゴン雰囲気下、5−ヒドロキシメチル
−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン2.39gのジメチルスルホキ
シド18ml溶液に水素化ナトリウム(60%油性)5
49mgを加え、室温で30分間撹拌した。反応液を0
℃に冷却し、先に合成したメタンスルホン酸 3−メト
キシメトキシベンジルを単離することなく滴下した。0
℃で10分間続いて50℃で30分間反応させた後水を
加え酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水で順次洗浄し
た後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を
留去し残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し、5−(3−メトキシメトキシベンジルオキシ
メチル)−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジ
オキシノ〔4,5−c〕ピリジン1.82gを得た。
【0118】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.55(6H,s),2.41(3H,s),
3.48(3H,s),4.44(2H,s),4.4
7(2H,s),4.88(2H,s),5.18(2
H,s),6.90−7.05(3H,m),7.27
(1H,t,J=7.7Hz),7.95(1H,s)
【0119】参考例10 3−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロキシベンジルオキシ
メチル)−4−ヒドロキシメチル−2−メチルピリジン 5−(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−
2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン1.82gのテトラヒドロフラ
ン18ml溶液に2規定塩酸18mlを加え80℃で1
時間撹拌した。反応液を炭酸水素ナトリウムで中和した
後テトラヒドロフランで抽出し、減圧下で溶媒を留去し
た後残留物をエタノール−ジエチルエーテルより再結晶
し、3−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロキシベンジルオ
キシメチル)−4−ヒドロキシメチル−2−メチルピリ
ジン837.7mgを得た。
【0120】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.34(3H,s),3.30(1H,s),
4.41(2H,s),4.51(2H,s),4.7
4(2H,s),6.60−6.80(3H,m),
7.13(1H,t,J=7.8Hz),7.89(1
H,s),8.60−9.70(1H,br)
【0121】参考例11 4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−5−
(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−
メチルピリジン アルゴン雰囲気下、3−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロ
キシベンジルオキシメチル)−4−ヒドロキシメチル−
2−メチルピリジン830mgのN,N−ジメチルホル
ムアミド30ml溶液に水素化ナトリウム(60%油
性)266mgを加え室温で30分間撹拌した後−30
℃に冷却し、クロロメチルメチルエーテル535mgの
N,N−ジメチルホルムアミド1ml溶液を滴下した。
−30℃で30分間反応させた後水を加え酢酸エチルで
抽出し、1規定水酸化ナトリウム水溶液、水で順次洗浄
した後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒
を留去し残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキ
シ−5−(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチ
ル)−2−メチルピリジン512mgを得た。
【0122】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.55(3H,s),3.37(1H,t,J=
7.1Hz),3.48(3H,s),3.64(3
H,s),4.58(2H,s),4.64(2H,
s),4.68(2H,d,J=7.1Hz),5.0
9(2H,s),5.18(2H,s),6.95−
7.10(3H,m),7.28(1H,t,J=7.
8Hz),8.24(1H,s)
【0123】参考例12 4−アジドメチル−3−メトキシメトキシ−5−(3−
メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−メチル
ピリジン 4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−5−
(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−
メチルピリジン50mgのN,N−ジメチルホルムアミ
ド1ml溶液に氷冷撹拌下トリエチルアミン36mg、
次いでメタンスルホン酸クロリド38mgを滴下し5分
間撹拌した。反応液にアジ化ナトリウム22mgを加え
室温で30分間反応させた後水を加え酢酸エチルで抽出
し、水洗した後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧
下で溶媒を留去し、4−アジドメチル−3−メトキシメ
トキシ−5−(3−メトキシメトキシベンジルオキシメ
チル)−2−メチルピリジン64.2mgを得た。
【0124】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.56(3H,s),3.48(3H,s),
3.63(3H,s),4.55(4H,s),4.5
9(2H,s),5.03(2H,s),5.18(2
H,s),6.90−7.10(3H,m),7.28
(1H,t,J=7.8Hz),8.29(1H,s)
【0125】参考例13 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−(3−
メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−メチル
ピリジン アルゴン雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム21m
gのジエチルエーテル2ml懸濁液に室温で4−アジド
メチル−3−メトキシメトキシ−5−(3−メトキシメ
トキシベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン6
4.2mgのジエチルエーテル1ml溶液を滴下し30
分間撹拌した。含水ジエチルエーテルと2規定水酸化ナ
トリウム水溶液を加えジエチルエーテルで抽出し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去し残
留物をプレパラティブ薄層クロマトグラフィーで精製
し、4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−
(3−メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−
メチルピリジン14.6mgを得た。
【0126】無色アモルファス H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.52(3H,s),3.48(3H,s),
3.64(3H,s),3.87(2H,br s),
4.57(2H,s),4.58(2H,s),5.0
4(2H,s),5.18(2H,s),6.90−
7.10(3H,m),7.27(1H,t,J=7.
8Hz),8.21(1H,s)
【0127】実施例13 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(3−ヒドロ
キシベンジルオキシメチル)−2−メチルピリジン・二
塩酸塩 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−(3−
メトキシメトキシベンジルオキシメチル)−2−メチル
ピリジン34mgのメタノール2ml溶液に塩化水素−
エタノール溶液を酸性となるまで加えた後減圧下で溶媒
を留去した。残留物をエタノールージエチルエーテルよ
り再結晶し、4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−
(3−ヒドロキベンジルオキシメチル)−2−メチルピ
リジン・二塩酸塩14.2mgを得た。
【0128】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.59(3H,s),4.14(2H,br
s),4.51(2H,s),4.72(2H,s),
6.60−6.80(3H,m),7.15(1H,
t,J=7.9Hz),8.18(1H,s),8.2
7(3H,br s),9.30−9.65(1H,b
r)
【0129】実施例14 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
ネオペンチルオキシメチルピリジン ネオペンチルブロミドを用い、参考例2から参考例4及
び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチル−5−ネオペンチルオキシメチル
ピリジンを合成した。
【0130】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.87(9H,s),2.45(3H,s),
3.02(2H,s),4.23(2H,s),4.3
8(2H,s),7.84(1H,s)
【0131】参考例14 2−ヨードエチルシクロペンタン シクロペンタンエタノール4.7gのベンゼン30ml
溶液に氷冷下で塩化チオニル4.9mlおよび触媒量の
ピリジンを加え50℃で1時間加熱撹拌した。この反応
混合物を水に注ぎジエチルエーテルで抽出後、有機層を
2規定塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水の順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減
圧下で溶媒を留去した。この残留物を2−ブタノンに溶
解し、ヨウ化ナトリウム8.5gを加え一晩加熱還流し
た。室温で析出物をろ過して除き、ろ液を減圧下で濃縮
後、水を加えジエチルエーテルで抽出した。この有機層
を飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥し溶
媒を減圧下で留去して除き、残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、2−ヨードエチルシクロ
ペンタン4.2gを得た。
【0132】黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.8−2.1(11H,m),3.19(2H,
t,J=7.2Hz)
【0133】実施例15 4−アミノメチル−5−(2−シクロペンチルエチルオ
キシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン 2−ヨードエチルシクロペンタンを用い、参考例2から
参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチ
ル−5−(2−シクロペンチルエチルオキシメチル)−
3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンを合成した。
【0134】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.00−1.18(2H,m),1.40−1.
67(6H,m),1.68−1.90(3H,m),
2.45(3H,s),3.41(2H,t,J=6.
8Hz),4.24(2H,s),4.38(2H,
s),7.85(1H,s)
【0135】実施例16 4−アミノメチル−5−シクロヘキシルメトキシメチル
−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン ブロモメチルシクロヘキサンを用い、参考例2から参考
例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−
5−シクロヘキシルメトキシメチル−3−ヒドロキシ−
2−メチルピリジンを合成した。
【0136】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.85−0.93(2H,m),1.05−
1.23(3H,m),1.46−1.58(1H,
m),1.59−1.67(5H,m),2.25(3
H,s),3.16(2H,d,J=6.3Hz),
4.00(2H,s),4.31(2H,s),7.6
9(1H,s)
【0137】参考例15 メタンスルホン酸 3,3−ジメチルブチル tert−ブチル酢酸1.0gのテトラヒドロフラン2
0ml溶液に氷冷下でボラン−テトラヒドロフラン錯塩
(1Mテトラヒドロフラン溶液)8.6mlを滴下して
加え、室温に戻しながら一晩撹拌した。反応終了後、溶
媒を減圧留去しクロロホルムを加え、10%クエン酸水
溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去した。残留物に塩化メチレン20
mlを加え、氷冷下でトリエチルアミン1.2ml、メ
タンスルホン酸クロリド0.67mlを滴下し30分撹
拌した。反応溶液を10%クエン酸水溶液、飽和食塩
水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順次
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留
去し、メタンスルホン酸 3,3−ジメチルブチル1.
4gを得た。
【0138】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.96(9H,s),1.70(2H,t,J=
7.5Hz),3.01(3H,s),4.29(2
H,t,J=7.5Hz)
【0139】実施例17 4−アミノメチル−5−(3,3−ジメチルブトキシメ
チル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン メタンスルホン酸 3,3−ジメチルブチルを用い、参
考例2から参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−
アミノメチル−5−(3,3−ジメチルブトキシメチ
ル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンを合成し
た。
【0140】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.88(9H,s),1.44(2H,t,J
=7.3Hz),2.25(3H,s),3.43(2
H,t,J=7.3Hz),4.00(2H,s),
4.33(2H,s),7.71(1H,s)
【0141】実施例18 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
プロポキシメチルピリジン 1−ヨードプロパンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−プロポキシメチルピリジンを
合成した。
【0142】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.90(3H,t,J=7.4Hz),1.50
−1.65(2H,m),2.45(3H,s),3.
36(2H,t,J=6.6Hz),4.25(2H,
s),4.40(2H,s),7.86(1H,s)
【0143】実施例19 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
プロポキシメチルピリジン・二塩酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−プロポキシメチルピリジンか
ら4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5
−プロポキシメチルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0144】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.88(3H,t,J=7.4Hz),1.5
0−1.64(2H,m),2.60(3H,s),
3.45(2H,t,J=6.6Hz),4.14(2
H,br s),4.68(2H,br s),8.1
8(1H,br s),8.20−8.40(3H,b
r)
【0145】実施例20 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
ペンチルオキシメチルピリジン 1−ブロモペンタンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−ペンチルオキシメチルピリジ
ンを合成した。
【0146】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.88(3H,t,J=7.0Hz),1.20
−1.40(4H,m),1.50−1.65(2H,
m),2.45(3H,s),3.38(2H,t,J
=6.6Hz),4.25(2H,s),4.39(2
H,s),7.85(1H,s)
【0147】実施例21 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
ペンチルオキシメチルピリジン・二塩酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−ペンチルオキシメチルピリジ
ンから4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル
−5−ペンチルオキシメチルピリジン・二塩酸塩を合成
した。
【0148】淡黄色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.87(3H,t,J=6.7Hz),1.2
0−1.40(4H,m),1.50−1.70(2
H,m),2.68(3H,s),3.50(2H,
t,J=6.6Hz),4.17(2H,br s),
4.77(2H,s),8.22(1H,s),8.5
4(3H,br s)
【0149】実施例22 4−アミノメチル−5−ヘキシルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン 1−ブロモヘキサンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−5−ヘキ
シルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジ
ンを合成した。
【0150】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.20
−1.40(6H,m),1.55(2H,q,J=
6.6Hz),2.45(3H,s),3.39(2
H,t,J=6.6Hz),4.25(2H,s),
4.39(2H,s),7.86(1H,s)
【0151】実施例23 4−アミノメチル−5−ヘプチルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン 1−ヨードヘプタンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−5−ヘプ
チルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジ
ンを合成した。
【0152】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.87(3H,t,J=6.9Hz),1.17
−1.40(8H,m),1.49−1.66(2H,
m),2.45(3H,s),3.38(2H,t,J
=6.6Hz),4.25(2H,s),4.39(2
H,s),7.85(1H,s)
【0153】実施例24 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(4−メチルペンチルオキシメチル)ピリジン 1−ブロモ−4−メチルペンタンを用い、参考例2から
参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチ
ル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−(4−メチルペ
ンチルオキシメチル)ピリジンを合成した。
【0154】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.89(6H,d,J=6.6Hz),1.37
−1.45(1H,m),1.69−1.77(4H,
m),2.46(3H,s),3.43(2H,t,J
=6.9Hz),4.19(2H,s),4.51(2
H,s),7.83(1H,s)
【0155】実施例25 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
オクチルオキシメチルピリジン 1−ブロモオクタンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−オクチルオキシメチルピリジ
ンを合成した。
【0156】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.85(3H,t,J=6.9Hz),1.1
5−1.35(10H,m),1.42−1.52(2
H,m),2.25(3H,s),3.35(2H,
t,J=6.5Hz),4.00(2H,s),4.3
2(2H,s),7.70(1H,s)
【0157】実施例26 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
オクチルオキシメチルピリジン・二塩酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−5−オクチルオキシメチルピリジ
ンから4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル
−5−オクチルオキシメチルピリジン・二塩酸塩を合成
した。
【0158】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.85(3H,t,J=6.9Hz),1.1
5−1.35(10H,m),1.50−1.60(2
H,m),2.62(3H,s),3.48(2H,
t,J=6.6Hz),4.14(2H,br s),
4.70(2H,s),8.20(1H,s),8.2
5−8.45(3H,br)
【0159】実施例27 4−アミノメチル−5−ドデシルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン 1−ブロモドデカンを用い、参考例2から参考例4及び
実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−5−ドデ
シルオキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジ
ンを合成した。
【0160】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.88(3H,t,J=6.8Hz),1.20
−1.35(18H,m),1.50−1.60(2
H,m),2.45(3H,s),3.38(2H,
t,J=6.6Hz),4.24(2H,s),4.3
9(2H,s),7.85(1H,s)
【0161】参考例16 3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−5−〔2−
(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2−イ
ル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン2.0g
のジメチルスルホキシド15ml溶液に水素化ナトリウ
ム(60%油性)420mgを加え室温で20分間撹拌
した。この反応混合物を、欧州特許出願公開第3877
71号公報に記載された方法で合成したp−トルエンス
ルホン酸 2−(6−メトキシメトキシ−2,5,7,
8−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ
〔b〕ピラン−2−イル)エチル0.95gのジメチル
スルホキシド4ml溶液に加え70℃、15分間加熱撹
拌した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出した。
この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をメタノール
20mlに溶かし、2規定塩酸6mlを加え80℃で1
時間加熱撹拌した。反応溶液を減圧下で濃縮し炭酸水素
ナトリウムで中性にした後酢酸エチルで抽出した。この
有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製することにより、3−ヒドロ
キシ−4−ヒドロキシメチル−5−〔2−(6−ヒドロ
キシ−2,5,7,8−テトラメチル−3,4−ジヒド
ロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2−イル)エトキシメ
チル〕−2−メチルピリジン600mgを得た。
【0162】白色アモルファス H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.25(3H,s),1.75−1.98(4
H,m),2.04(3H,s),2.10(3H,
s),2.16(3H,s),2.44(3H,s),
2.58(2H,t,J=6.9Hz),3.55−
3.70(2H,m),4.28−4.38(2H,
m),4.98(2H,s),7.80(1H,s)
【0163】参考例17 4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−5−
〔2−(6−メトキシメトキシ−2,5,7,8−テト
ラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラ
ン−2−イル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン 3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−5−〔2−
(5−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−
3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2−イ
ル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン400mg
のN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に氷冷下
で水素化ナトリウム(60%油性)87mgを加えた。
10分後、−15℃でクロロメチルメチルエーテル0.
17mlの塩化メチレン0.34ml溶液を10分間で
滴下し、さらに30分間撹拌した。反応終了後、水を加
え酢酸エチルで抽出した。この有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を
留去し、4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ
−5−〔2−(6−メトキシメトキシ−2,5,7,8
−テトラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ
〔b〕ピラン−2−イル)エトキシメチル〕−2−メチ
ルピリジン350mgを得た。
【0164】白色アモルファス H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.25(3H,s),1.75−2.05(4
H,m),2.06(3H,s),2.14(3H,
s),2.18(3H,s),2.54(3H,s),
2.58(2H,t,J=6.9Hz),3.48(1
H,br t,J=6.5Hz),3.61(3H,
s),3.63(3H,s),3.71−3.85(2
H,m),4.60(2H,s),4.67(2H,
d,J=6.5Hz),4.85(2H,s),5.0
7(2H,s),8.24(1H,s)
【0165】参考例18 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−〔2−
(6−メトキシメトキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2
−イル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン 4−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−5−
〔2−(6−メトキシメトキシ−2,5,7,8−テト
ラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラ
ン−2−イル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン
300mg、トリエチルアミン1.0ml、4−ジメチ
ルアミノピリジン1mgの塩化メチレン10ml溶液に
−7℃でメタンスルホン酸クロリド0.075mlの塩
化メチレン0.5ml溶液を滴下し、40分間撹拌し
た。反応終了後、水を加えジエチルエーテルで抽出し
た。この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた油状物質を
N,N−ジメチルホルムアルデヒド10mlに溶かし、
アジ化ナトリウム400mgを加え、70℃で40分間
加熱撹拌した。反応後冷却し、水を加え酢酸エチルで抽
出した。この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。残留物をメタノー
ル5mlに溶かし、10%パラジウム−炭素粉末150
mgを加え水素雰囲気下、30分間撹拌した。反応終了
後、吸引ろ過し得られたろ液を濃縮後、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィにより精製し、4−アミノメチル−
3−メトキシメトキシ−5−〔2−(6−メトキシメト
キシ−2,5,7,8−テトラメチル−3,4−ジヒド
ロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2−イル)エトキシメ
チル〕−2−メチルピリジン205mgを得た。
【0166】白色アモルファス H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.26(3H,s),1.75−2.05(4
H,m),2.04(3H、s),2.13(3H,
s),2.18(3H,s),2.51(3H,s),
2.59(2H,t,J=6.9Hz),3.61(3
H,s),3.64(3H,s),3.65−3.82
(2H,m),3.84(2H,br s),4.45
−4.60(2H,m),4.85(2H,s),5.
03(2H,s),8.21(1H,s)
【0167】実施例28 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−〔2−(6−
ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル−3,4−
ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2−イル)エト
キシメチル〕−2−メチルピリジン・二塩酸塩 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−〔2−
(6−メトキシメトキシ−2,5,7,8−テトラメチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピラン−2
−イル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジン180
mgのメタノール2ml溶液に塩酸−メタノール溶液
0.5mlを加え室温で20分間撹拌した。反応終了
後、溶媒を減圧留去し、ジエチルエーテルを加えて生じ
る析出物をろ取した。これをジエチルエーテルで洗浄
し、減圧下で乾燥し、4−アミノメチル−3−ヒドロキ
シ−5−〔2−(6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テ
トラメチル−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ〔b〕ピ
ラン−2−イル)エトキシメチル〕−2−メチルピリジ
ン・二塩酸塩180mgを得た。
【0168】黄色固体 H−NMR(CDCl+CDOD,400MH
z)δ ppm:1.28(3H,s),1.75−
1.98(3H,m),2.01−2.08(4H,
m),2.11(3H,s),2.12(3H,s),
2.63(2H,t,J=6.8Hz),2.78(3
H,s),3.78−3.95(2H,m),4.26
(2H,s),4.67(1H,d,J=12.8H
z),4.74(1H,d,J=12.8Hz),8.
10(1H,s)
【0169】実施例29 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(9−ヒドロ
キシノニルオキシメチル)−2−メチルピリジン 1−ブロモノナノールを用い、参考例2から参考例4及
び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒ
ドロキシ−5−(9−ヒドロキシノニルオキシメチル)
−2−メチルピリジンを合成した。
【0170】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.20−1.40(10H,m),1.45−
1.65(4H,m),2.45(3H,s),3.3
8(2H,t,J=6.6Hz),3.63(2H,
t,J=6.6Hz),4.24(2H,s),4.3
9(2H,s),7.85(1H,s)
【0171】実施例30 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(9−ヒドロ
キシノニルオキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩
酸塩 実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−5−(9−ヒドロキシノニルオキシメチル)−
2−メチルピリジンから4−アミノメチル−3−ヒドロ
キシ−5−(9−ヒドロキシノニルオキシメチル)−2
−メチルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0172】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:1.20−1.65(14H,m),2.68
(3H,s),3.45(2H,t,J=6.4H
z),3.48(2H,t,J=6.5Hz),4.1
4(2H,br s),4.72(2H,s),8.1
3(1H,s),8.41(3H,br s)
【0173】実施例31 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(2−メトキ
シエトキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸塩 2−ブロモエチルメチルエーテルを用い、参考例2から
参考例4、実施例1及び実施例2の方法に準じて、4−
アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(2−メトキシエ
トキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸塩を合成
した。
【0174】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.57(3H,br s),3.25(3H,
s),3.48−3.54(2H,m),3.60−
3.65(2H,m),4.14(2H,br s),
4.69(2H,br s),8.05−8.25(4
H,m)
【0175】参考例19 5−(2−メトキシカルボニルエテニル)−2,2,8
−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−
c〕ピリジン 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン1.04
gの塩化メチレン30ml溶液に二酸化マンガン4.3
5gを加え室温で20分間撹拌した。二酸化マンガンを
セライトろ過にて除去し、ろ液を減圧下で濃縮した。
【0176】ホスホノ酢酸トリメチル0.77mlのテ
トラヒドロフラン25ml溶液にアルゴン気流中氷冷下
で水素化ナトリウム(60%油性)205mgを加え5
分間撹拌した後、先の濃縮物のテトラヒドロフラン5m
l溶液をゆっくり滴下した。そのまま10分間撹拌し、
室温まで昇温しながらさらに30分間撹拌した。反応混
合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え酢酸エチルで
抽出した。この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後減圧下で溶媒を留去した。残
留物をろ取しジエチルエーテル、ヘキサンで順次洗浄
し、5−(2−メトキシカルボニルエテニル)−2,
2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジン850mgを得た。
【0177】白色結晶 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.56(6H,s),2.43(3H,s),
3.82(3H,s),4.92(2H,s),6.3
6(1H,d,J=16.1Hz),7.54(1H,
d,J=16.1Hz),8.25(1H,s)
【0178】参考例20 5−(2−メトキシカルボニルエチル)−2,2,8−
トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕
ピリジン 5−(2−メトキシカルボニルエテニル)−2,2,8
−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−
c〕ピリジン850mgのメタノール80ml溶液に、
10%パラジウム−炭素粉末250mg存在下水素気流
(1気圧)中、室温で1晩撹拌した。反応混合物をセラ
イトろ過し、得られたろ液を減圧下で留去し、5−(2
−メトキシカルボニルエチル)−2,2,8−トリメチ
ル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン
602mgを得た。
【0179】白色結晶 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.55(6H,s),2.38(3H,s),
2.55−2.65(2H,m),2.76(t,2
H,J=7.8Hz),3.68(3H,s),4.8
3(2H,s),7.87(1H,s)
【0180】参考例21 5−(3−ヒドロキシプロピル)−2,2,8−トリメ
チル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジ
ン 5−(2−メトキシカルボニルエチル)−2,2,8−
トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕
ピリジン602mgのテトラヒドロフラン10ml溶液
に塩化リチウム440mg、水素化ホウ素ナトリウム2
75mgを室温で加えて懸濁させ、続いてエタノール2
0mlを加えて溶解し、室温で一晩撹拌した。反応混合
物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え溶媒を減圧留去
し、この残留物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後溶媒を減圧下で留去した。残留物をジエチルエー
テルで洗浄し、5−(3−ヒドロキシプロピル)−2,
2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジン268mgを得た。
【0181】白色結晶 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.54(6H,s),1.81−1.85(2
H,m),2.38(3H,s),2.54(2H,
t,J=7.5Hz),3.69(2H,t,J=6.
2Hz),4.82(2H,s),7.88(1H,
s)
【0182】参考例22 5−〔3−(2,2−ジメチルプロポキシ)プロピル〕
−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン 5−(3−ヒドロキシプロピル)−2,2,8−トリメ
チル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジ
ン268mgの無水ジメチルスルホキシド1ml溶液に
室温で水素化ナトリウム(60%油性)53mgを加え
30分間撹拌した後、100℃まで昇温し臭化ネオペン
チルのジメチルスルホキシド5ml溶液をゆっくり滴下
した。反応終了後、水を加え酢酸エチルで抽出した。有
機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下で留去した。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し、5−〔3−
(2,2−ジメチルプロポキシ)プロピル〕−2,2,
8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−
c〕ピリジン192mgを得た。
【0183】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.92(9H,s),1.55(6H,s),
1.79−1.82(2H,m),2.38(3H,
s),2.53(2H,t,J=7.6Hz),3.0
6(2H,s),3.40(2H,t,J=6.0H
z),4.81(2H,s),7.87(1H,s)
【0184】実施例32 4−アミノメチル−5−〔3−(2,2−ジメチルプロ
ポキシ)プロピル〕−3−ヒドロキシ−2−メチルピリ
ジン 5−〔3−(2,2−ジメチルプロポキシ)プロピル〕
−2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジンを用いて、参考例2から参考例
4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−5
−〔3−(2,2−ジメチルプロポキシ)プロピル〕−
3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンを合成した。
【0185】白色結晶 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.92(9H,s),1.71−1.76(2
H,m),2.42(3H,s),2.62(2H,
t,J=7.6Hz),3.05(2H,s),3.3
8(2H,t,J=6.0Hz),4.19(2H,
s),7.78(1H,s)
【0186】実施例33 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(3−フェニルプロポキシメチル)ピリジン 3−フェニルプロピルブロミドを用いて、参考例2から
参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチ
ル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−(3−フェニル
プロポキシメチル)ピリジンを合成した。
【0187】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.85−1.95(2H,m),2.46(3
H,s),2.65(2H,t,J=7.7Hz),
3.42(2H,t,J=6.4Hz),4.25(2
H,s),4.39(2H,s),7.10−7.30
(5H,m),7.86(1H,s)
【0188】参考例23 N−フタロイルピリドキサミン ピリドキサミン二塩酸塩一水和物4.0gの塩化メチレ
ン80ml懸濁液にカルボエトキシフタル酸イミド3.
5g、トリエチルアミン6.0mlを加え室温で一晩撹
拌した。その後析出物をろ去し、更にこのろ液をクロロ
ホルム−メタノール(5:1)400mlに加え不溶物
をろ去した。得られたろ液を減圧濃縮し、N−フタロイ
ルピリドキサミン2.5gを得た。
【0189】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.31(3H,s),4.66(2H,br
s),4.82(2H,s),5.10(1H,b
r),7.83(4H,s),7.93(1H,s),
8.77(1H,br)
【0190】参考例24 5−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−2−メ
チル−4−フタルイミドメチルピリジン N−フタロイルピリドキサミン2.5gのN,N−ジメ
チルホルムアミド70ml溶液を−10℃に冷却し、水
素化ナトリウム(60%油性)0.37gを加え15分
間撹拌した。その溶液にクロロメチルメチルエーテル
0.70mlを30分間かけて滴下し、さらに30分間
撹拌した。反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出し、
この有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留物をジエチルエ
ーテルで洗浄し、5−ヒドロキシメチル−3−メトキシ
メトキシ−2−メチル−4−フタルイミドメチルピリジ
ン2.1gを得た。
【0191】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.52(3H,s),3.31(1H,br),
3.54(3H,s),4.83(2H,br s),
5.01(2H,s),5.08(2H,s),7.7
2−7.88(4H,m),8.32(1H,s)
【0192】参考例25 5−ブロモメチル−3−メトキシメトキシ−2−メチル
−4−フタルイミドメチルピリジン 5−ヒドロキシメチル−3−メトキシメトキシ−2−メ
チル−4−フタルイミドメチルピリジン50mgの塩化
メチレン10ml溶液に、トリフェニルホスフィン50
mgおよび四臭化炭素75mgを加え室温で10分間撹
拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物をプレパラテ
ィブ薄層クロマトグラフィーにて精製し、5−ブロモメ
チル−3−メトキシメトキシ−2−メチル−4−フタル
イミドメチルピリジン40mgを得た。
【0193】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.54(3H,s),3.57(3H,s),
4.75(2H,s),5.01(2H,s),5.1
4(2H,s),7.65−7.75(2H,m),
7.75−7.85(2H,m),8.29(1H,
s)
【0194】参考例26 3−メトキシメトキシ−5−(4−メトキシフェノキシ
メチル)−2−メチル−4−フタルイミドメチルピリジ
ン 4−メトキシフェノール200mgをアセトン5mlに
溶かし、炭酸カリウム1.0gおよび5−ブロモメチル
−3−メトキシメトキシ−2−メチル−4−フタルイミ
ドメチルピリジン200mgを加え室温で3時間撹拌し
た。反応混合物を減圧濃縮し、濃縮物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、3−メトキシメトキ
シ−5−(4−メトキシフェノキシメチル)−2−メチ
ル−4−フタルイミドメチルピリジン100mgを得
た。
【0195】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.57(3H,s),3.59(3H,s),
3.75(3H,s),5.01(2H,s),5.1
0(2H,s),5.16(2H,s),6.66(2
H,d,J=9.2Hz),6.71(2H,d,J=
9.2Hz),7.60−7.75(4H,m),8.
30(1H,s)
【0196】参考例27 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−(4−
メトキシフェノキシメチル)−2−メチルピリジン 3−メトキシメトキシ−5−(4−メトキシフェノキシ
メチル)−2−メチル−4−フタルイミドメチルピリジ
ン100mgをメタノール3mlに溶かし、ヒドラジン
一水和物0.5mlを加え、室温で2時間撹拌した。反
応混合物を減圧濃縮し、メタノールに可溶な部分をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、4−アミ
ノメチル−3−メトキシメトキシ−5−(4−メトキシ
フェノキシメチル)−2−メチルピリジン50mgを得
た。
【0197】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.54(3H,s),3.65(3H,s),
3.77(3H,s),3.91(2H,s),5.0
4(2H,s),5.06(2H,s),6.85(2
H,s,J=9.1Hz),6.93(2H,s,J=
9.1Hz),8.30(1H,s)
【0198】実施例34 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−メトキ
シフェノキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸塩 4−アミノメチル−3−メトキシメトキシ−5−(4−
メトキシフェノキシメチル)−2−メチルピリジン45
mgのメタノール3ml溶液に塩酸−メタノール溶液1
mlを加え室温で30分間撹拌した。反応混合物を減圧
濃縮し、4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4
−メトキシフェノキシメチル)−2−メチルピリジン・
二塩酸塩40mgを得た。
【0199】白色固体 H−NMR(CDCl+CDOD,400MH
z)δ ppm:2.80(3H,s),3.79(3
H,s),4.37(2H,s),5.29(2H,
s),6.88(2H,d,J=9.1Hz),7.0
1(2H,d,J=9.1Hz),8.30(1H,
s)
【0200】実施例35 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(4−ヒドロ
キシフェノキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸
塩 ヒドロキノンを用いて、参考例26、参考例27及び実
施例34の方法に準じて、4−アミノメチル−3−ヒド
ロキシ−5−(4−ヒドロキシフェノキシメチル)−2
−メチルピリジン・二塩酸塩を得た。
【0201】白色固体 H−NMR(CDOD,400MHz)δ pp
m:2.75(3H,s),4.42(2Hs),5.
27(2H,s),6.75(2H,d,J=9.0H
z),6.95(2H,d,J=9.0Hz),8.4
4(1H,s)
【0202】実施例36 4−アミノメチル−5−ブトキシメチル−3−ヒドロキ
シ−2−メチルピリジン・二塩酸塩 1−ブロモブタンを用いて、参考例2から参考例4、実
施例1及び実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル
−5−ブトキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピ
リジン・二塩酸塩を合成した。
【0203】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.89(3H,t,J=7.4Hz),1.2
5−1.40(2H,m),1.45−1.65(2
H,m),2.61(3H,br s),3.49(2
H,d,J=6.5Hz),4.14(2H,br
s),4.69(2H,brs),8.18(1H,b
r s),8.32(3H,br s)
【0204】実施例37 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(3−メチルブトキシメチル)ピリジン 1−ブロモ−3−メチルブタンを用いて、参考例2から
参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチ
ル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−(3−メチルブ
トキシメチル)ピリジンを合成した。
【0205】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.87(6H,d,J=6.6Hz),1.4−
1.5(2H,m),1.6−1.8(1H,m),
2.5(3H,s),3.4(2H,t,J=6.7H
z),4.2(2H,s),4.4(2H,s),7.
8(1H,s)
【0206】参考例28 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジンカルバルデヒド 2,2−ジメチルプロピルブロミドを用いて、参考例2
から参考例3の方法に準じて、5−(2,2−ジメチル
プロポキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチル−4
−ピリジンカルバルデヒドを合成した。
【0207】H−NMR(CDCl,400MH
z)δ ppm:0.9(9H,s),2.5(3H,
s),3.1(2H,s),4.7(2H,s),8.
1(1H,s),10.5(1H,s),11.5(1
H,s)
【0208】参考例29 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジンカルバルデヒドオキ
シム O−メチルエーテル 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジンカルバルデヒド1.
9gの塩化メチレン30ml溶液に、O−メチルヒドロ
キシアミン塩酸塩0.73g)トリエチルアミン1.7
mlおよび適当量の無水硫酸マグネシウムを加え室温に
て一晩撹拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧
濃縮した。この濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーにて精製し、5−(2,2−ジメチルプロポキシ
メチル)−3−ヒドロキシ−2−メチル−4−ピリジン
カルバルデヒドオキシム O−メチルエーテル1.9g
を得た。
【0209】H−NMR(CDCl,400MH
z)δ ppm:0.9(9H,s),2.5(3H,
s),3.1(2H,s),4.0(3H,s),4.
5(2H,s),8.0(1H,s),8.6(1H,
s),10.3(1H,s)
【0210】参考例30 4−アセチル−5−(2,2−ジメチルプロポキシメチ
ル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジンカルバルデヒドオキ
シム O−メチルエーテル1.4gのテトラヒドロフラ
ン40ml溶液にアルゴン気流下、−78℃にてメチル
リチウム(1.15Mテトラヒドロフラン溶液)18m
lを滴下し、徐々に室温に戻しながら一晩撹拌した。反
応溶液に水を加え、2規定塩酸にて液性を酸性とし10
分間撹拌した。ついで液性を飽和重曹水にてアルカリ性
とし、酢酸エチルにて抽出した。この有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにて精製し、4−アセチル−5−(2,2−ジ
メチルプロポキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチ
ルピリジン0.33gを得た。
【0211】H−NMR(CDCl,400MH
z)δ ppm:0.9(9H,s),2.5(3H,
s),2.8(3H,s),3.1(2H,s),4.
7(2H,s),8.0(1H,s),11.4(1
H,br s)
【0212】参考例31 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジルメチルケトン オキ
シム 4−アセチル−5−(2,2−ジメチルプロポキシメチ
ル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン0.33g
のエタノール20ml溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
97mg、酢酸ナトリウム0.11gを加え、60℃に
て1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて
抽出し、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、減圧下で溶媒を留去し、オキシムのE,Z異性
体が混在する5−(2,2−ジメチルプロポキシメチ
ル)−3−ヒドロキシ−2−メチル−4−ピリジルメチ
ルケトン オキシム0.38gを得た。
【0213】黄色アモルファス H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:0.9(9H,s),2.2−2.4(3H,
s),2.5−2.6(3H,s),3.0−3.1
(2H,s),4.4−4.5(2H,s),8.0−
8.1(1H,s)
【0214】実施例38 4−(1−アミノエチル)−5−(2,2−ジメチルプ
ロポキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジ
ン・二塩酸塩 5−(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒド
ロキシ−2−メチル−4−ピリジルメチルケトン オキ
シム0.32gの酢酸25ml溶液に、亜鉛末を加え室
温にて4時間撹拌した。反応液に炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて液性をアルカリ性とし、酢酸エチルにて抽
出した。この有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液にて洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、その精製物に塩酸−エタノール溶液を加え、溶
媒を減圧留去し、4−(1−アミノエチル)−5−
(2,2−ジメチルプロポキシメチル)−3−ヒドロキ
シ−2−メチルピリジン・二塩酸塩0.32gを得た。
【0215】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:0.9(9H,s),1.6(3H,d,J=
6.9Hz),2.7(3H,s),3.1(1H,
d,J=8.6Hz),3.2(1H,d,J=8.6
Hz),4.5−4.6(2H,m),4.7(1H,
d,J=12.2Hz),8.3(1H,s),8.6
(3H,br s)
【0216】実施例39 4−アミノメチル−5−〔4−(1,1−ジメチルエチ
ル)ベンジルオキシメチル〕−3−ヒドロキシ−2−メ
チルピリジン・二塩酸塩 4−(1,1−ジメチルエチル)ベンジルアルコール
5.0gの塩化メチレン60ml溶液にメタンスルホニ
ルクロリド2.6ml、トリエチルアミン4.6mlを
加え室温で1時間撹拌した。反応混合物を水中へ注ぎ、
この溶液の液性を10%クエン酸水溶液にて弱酸性とし
塩化メチレン層を分取した。この有機層を重曹水、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶
媒を減圧下で留去した。この残留物を用いて、参考例2
から参考例4、実施例1及び実施例2の方法に準じて、
4−アミノメチル−5−〔4−(1,1−ジメチルエチ
ル)ベンジルオキシメチル〕−3−ヒドロキシ−2−メ
チルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0217】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:1.3(9H,s),2.7(3H,s),4.
1−4.2(2H,br),4.6(2H,s),4.
9(2H,s),7.2−7.3(2H,m),7.3
−7.4(2H,m),8.2(1H,s),8.4−
8.6(3H,br)
【0218】実施例40 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(4−トリフルオロメチルベンジルオキシメチル)ピリ
ジン・二塩酸塩 4−トリフルオロメチルベンジルブロミドを用いて、参
考例2から参考例4、実施例1及び実施例2の方法に準
じて、4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル
−5−(4−トリフルオロメチルベンジルオキシメチ
ル)ピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0219】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.68(3H,br s),4.19(2H,
br s),4.72(2H,s),4.88(2H,
br s),7.61(2H,d,J=8.1Hz),
7.73(2H,d,J=8.1Hz),8.30(1
H,s),8.4−8.65(3H,br)
【0220】実施例41 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
(4−ペンテノキシメチル)ピリジン 5−ブロモ−1−ペンテンを用いて、参考例2から参考
例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメチル−
3−ヒドロキシ−2−メチル−5−(4−ペンテノキシ
メチル)ピリジンを合成した。
【0221】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.6−1.7(2H,m),2.0−2.2(2
H,m),2.5(3H,s),3.4(2H,t,J
=6.5Hz),4.2(2H,s),4.4(2H,
s),4.9−5.1(2H,m),5.7−5.9
(1H,m),7.9(1H,s)
【0222】参考例32 1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)ベンゼン 2−メトキシフェノール93.1g、1,1,1−トリ
フルオロ−2−ヨードエタン105.0g及び炭酸カリ
ウム103.6gをN,N−ジメチルホルムアミド10
00ml中に加え、130℃で22時間反応させた。反
応液に水を加え、トルエンで抽出した後、有機層を2規
定水酸化ナトリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去後、残留物を
減圧蒸留し、1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ)ベンゼン(82.7g)を得た。
【0223】淡黄色オイル 沸点:89〜93℃/13mmHg H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:3.86(3H,s),4.38(2H,q,J=
8.4Hz),6.85−7.1(4H,m)
【0224】参考例33 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール 1−メトキシ−2−(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)ベンゼン112gの塩化メチレン230ml溶液
に、氷冷撹拌下、三臭化ホウ素62mlの塩化メチレン
110ml溶液を滴下し1時間反応させた。反応液を氷
水に注ぎ炭酸水素ナトリウムで中和後、不溶物をろ去
し、ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留
去して、2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フ
ェノール100.5gを得た。
【0225】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:4.41(2H,q,J=8.1Hz),5.52
(1H,s),6.8−6.9(2H,m),6.95
−7.0(2H,m)
【0226】参考例34 2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェ
ノキシ〕エタノール 2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノール
100.5gのエタノール210ml溶液に、炭酸カリ
ウム188g及び2−クロロエタノール55mlを加え
た。反応混合物を50℃で19時間反応させた後、水を
加え酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。
残留物を減圧蒸留し、2−〔2−(2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ)フェノキシ〕エタノール115gを得
た。
【0227】無色オイル 沸点:85〜87℃/0.1mmHg H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.32(1H,t,J=6.4Hz),3.9−
4.25(4H,m),4.39(2H,q,J=8.
4Hz),6.9−7.15(4H,m)
【0228】参考例35 メタンスルホン酸 2−〔2−(2,2,2−トリフル
オロエトキシ)フェノキシ〕エチル 2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェ
ノキシ〕エタノール115gの塩化メチレン440ml
溶液に氷冷撹拌下、トリエチルアミン74.6ml、メ
タンスルホニルクロリド39.6mlの塩化メδ pp
m0ml溶液を加え、室温で2時間撹拌した。反応混合
物に塩化メチレン300mlおよび水1000mlを加
え有機層を分取した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、残留物
にヘキサンを加えて結晶化し、メタンスルホン酸 2−
〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキ
シ〕エチル145gを得た。
【0229】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:3.11(3H,s),4.2−4.3(2H,
m),4.38(2H,q,J=8.3Hz),4.5
5−4.65(2H,m),6.9−7.1(4H,
m)
【0230】実施例42 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
〔2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フ
ェノキシ〕エトキシメチル〕ピリジン・二塩酸塩メタン
スルホン酸 2−〔2−(2,2,2−トリフルオロエ
トキシ)フェノキシ〕エチルを用いて、参考例2から参
考例4、実施例1及び実施例2の方法に準じて、4−ア
ミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−〔2−
〔2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキ
シ〕エトキシメチル〕ピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0231】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.68(3H,s),3.8−3.95(2
H,m),4.1−4.3(4H,m),4.72(2
H,q,J=9.0Hz),4.90(2H,s),
6.9−7.2(4H,m),8.27(1H,s),
8.50(3H,br s)
【0232】実施例43 4−アミノメチル−5−ゲラニルオキシメチル−3−ヒ
ドロキシ−2−メチルピリジン 塩化ゲラニルを用いて、参考例2から参考例4及び実施
例1の方法に準じて、4−アミノメチル−5−ゲラニル
オキシメチル−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジンを
合成した。
【0233】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.60(3H,s),1.64(3H,s),
1.68(3H,s),2.05−2.15(4H,
m),2.45(3H,s),3.94(2H,d,J
=6.9Hz),4.27(2H,s),4.40(2
H,s),5.05−5.15(1H,m),5.34
(1H,t,J=6.9Hz),7.84(1H,s)
【0234】実施例44 4−アミノメチル−5−(3,4−ジメチルベンジルオ
キシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・
二塩酸塩/4−アミノメチル−5−(2,3−ジメチル
ベンジルオキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチル
ピリジン・二塩酸塩(2:1混合物) 塩化3,4−ジメチルベンジル及び塩化2,3−ジメチ
ルベンジルの2:1混合物を用いて、参考例2から参考
例4、実施例1及び実施例2の方法に準じて、4−アミ
ノメチル−5−(3,4−ジメチルベンジルオキシメチ
ル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・二塩酸塩
及び4−アミノメチル−5−(2,3−ジメチルベンジ
ルオキシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジ
ン・二塩酸塩の2:1混合物を合成した。
【0235】淡黄色固体 4−アミノメチル−5−(3,4−ジメチルベンジルオ
キシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・
二塩酸塩 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.2(3H,s),2.2(3H,s),2.
7(3H,s),4.5(2H,s),4.8(2H,
s),7.0−7.2(3H,m),8.2(1H,
s),8.5(3H,br s) 4−アミノメチル−5−(2,3−ジメチルベンジルオ
キシメチル)−3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン・
二塩酸塩 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.2(3H,s),2.3(3H,s),2.
7(3H,s),4.6(2H,s),4.8(2H,
s),7.0−7.2(3H,m),8.2(1H,
s),8.5(3H,br s)
【0236】参考例36 5−(4−エトキシカルボニルブトキシメチル)−2,
2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジン 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン1gを無
水ジメチルスルホキシド5mlに溶かし室温で水素化ナ
トリウム(60%油性)210mgを加え30分間撹拌
した後、100℃まで昇温し5−ブロモ吉草酸エチル
0.88mlのジメチルスルホキシド溶液5mlをゆっ
くり滴下し、更に15分撹拌した。反応液に水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧留去した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製
し、5−(4−エトキシカルボニルブトキシメチル)−
2,2,8−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ
〔4,5−c〕ピリジン440mgを得た。
【0237】無色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.26(3H,t,J=7.1Hz),1.55
(6H,s),2.0−2.24(4H,m),2.3
8(3H,s),2.53(2H,t,J=7.2H
z),3.06(2H,s),4.10(2H,t,J
=6.2Hz),4.14(2H,q,J=7.1H
z),4.81(2H,s),7.87(1H,s)
【0238】参考例37 5−(5−ヒドロキシペントキシメチル)−2,2,8
−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−
c〕ピリジン 5−(4−エトキシカルボニルブトキシメチル)−2,
2,8−トリメチルー4H−1,3−ジオキシノ〔4,
5−c〕ピリジン320mgをテトラヒドロフラン6m
lに溶解し、室温下塩化リチウム400mg、水素化ホ
ウ素ナトリウム250mgを加えて懸濁させ、続いてエ
タノール12mlを加えることにより溶解させた後室温
で一晩撹拌した。飽和塩化アンモニウム水溶液を加え反
応を停止させた後、溶媒を減圧留去し、更にこの残留物
に水を加えその溶液をクロロホルムで抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧留去した。この残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにて精製し、5−(5−ヒドロキ
シペントキシメチル)−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン120m
gを得た。
【0239】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.4−1.5(2H,m),1.55(6H,
s),1.55−1.75(4H,m),2.40(3
H,s),3.55−3.65(2H,m),3.67
(2H,t,J=6.4Hz),4.39(2H,
s),4.90(2H,s),7.94(1H,s)
【0240】実施例45 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−5−(5−ヒドロ
キシペントキシメチル)−2−メチルピリジン・二塩酸
塩 5−(5−ヒドロキシペントキシメチル)−2,2,8
−トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−
c〕ピリジンを用いて参考例2から参考例4、実施例1
及び実施例2の方法に準じて、4−アミノメチル−3−
ヒドロキシ−5−(5−ヒドロキシペントキシメチル)
−2−メチルピリジン・二塩酸塩を合成した。
【0241】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:1.4−1.5(2H,m),1.5−1.6
(2H,m),1.6−1.7(2H,m),2.63
(3H,s),3.38(2H,t,J=6.4H
z),3.49(2H,t,J=6.5Hz),4.1
−4.2(2H,br),4.71(2H,s),8.
21(1H,s),8.3−8.5(3H,br)
【0242】参考例38 5−クロロメチル−2,2,8−トリメチル−4H−
1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン 5−ヒドロキシメチル−2,2,8−トリメチル−4H
−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン2.0g
のジエチルエーテル30ml溶液に氷冷下で塩化チオニ
ル5mlを滴下して加え、3時間還流した。析出物をろ
取しジエチルエーテルで洗浄した後溶媒を五酸化二リン
存在下で減圧留去し、5−クロロメチル−2,2,8−
トリメチル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕
ピリジン2.3gを得た。
【0243】白色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.64(6H,s),2.80(3H,s),
4.59(2H,s),5.10(2H,s),8.2
6(1H,s)
【0244】参考例39 5−フェニルチオメチル−2,2,8−トリメチル−4
H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン 5−クロロメチル−2,2,8−トリメチル−4H−
1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン500mg
およびチオフェノール0.23mlのジメチルスルホキ
シド5ml溶液に室温で水素化ナトリウム(60%油
性)88mgを加え50℃で14時間撹拌した。反応混
合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチル
で抽出し、この有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去して得ら
れた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製し、5−フェニルチオメチル−2,2,8−トリメ
チル−4H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジ
ン526mgを得た。
【0245】淡黄色オイル H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:1.54(6H,s),2.37(3H,s),
3.90(2H,s),4.91(2H,s),7.2
0−7.35(5H,m),7.73(1H,s)
【0246】参考例40 3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−2−メチル−
5−フェニルチオメチルピリジン 5−フェニルチオメチル−2,2,8−トリメチル−4
H−1,3−ジオキシノ〔4,5−c〕ピリジン526
mgを2規定塩酸9mlに加え2時間加熱還流した。反
応混合物に2規定水酸化ナトリウム11mlを加え酢酸
エチルで洗浄した。この水層の液性を10%クエン酸水
溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を用いてpH9
〜10に調整し塩化メチレンで抽出した。この有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後減圧下で溶媒を留去
し、3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−2−メチ
ル−5−フェニルチオメチルピリジン342mgを得
た。
【0247】淡黄色固体 H−NMR(CDCl,400MHz)δ pp
m:2.43(3H,s),3.93(2H,s),
5.03(2H,s),7.0−7.3(5H,m),
7.66(1H,s)
【0248】実施例46 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−
フェニルチオメチルピリジン 3−ヒドロキシ−4−ヒドロキシメチル−2−メチル−
5−フェニルチオメチルピリジンを用いて、参考例3か
ら参考例4及び実施例1の方法に準じて、4−アミノメ
チル−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−フェニルチオ
メチルピリジンを合成した。
【0249】白色固体 H−NMR(DMSO−d,400MHz)δ p
pm:2.21(3H,s),4.10(2H,s),
4.11(2H,s),7.15−7.25(1H,
m),7.25−7.4(4H,m),7.61(1
H,s)
【0250】実施例47 急性毒性試験 6週令雄性ICRマウス(29.5〜31.5g)を一
晩絶食し、0.5%CMCで懸濁した4−アミノメチル
−3−ヒドロキシ−2−メチル−5−ネオペンチルオキ
シメチルピリジン(0.2g/ml)を体重1kgあた
り1000mgとなるよう経口投与した。対照群には
0.5%CMCのみを投与した。
【0251】投与6時間後までに異常行動は見られず、
投与7日後までに死亡した個体はなかった。
【0252】実施例48 メイラード反応阻害活性試験 リゾチーム、フルクトース並びに試験化合物をそれぞれ
10mg/ml、200mM、0.2または2mMにな
るよう0.5Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.4)
に溶解し、37℃で1週間インキュベーションした。
【0253】インキュベーションサンプルはSDS−P
AGEによって分離し、Coomassie Bril
liant Blue R−250で染色後、デンシト
メーターにて全蛋白に対する二量体の生成率を測定し
た。
【0254】試験化合物非存在下の二量体の生成率に対
する試験化合物存在下の二量体の生成率から試験化合物
の阻害活性を求めた。
【0255】
【表1】
【0256】
【表2】
【0257】 処方例1 錠剤 主薬 100mg トウモロコシデンプン 50mg 乳糖 70mg ヒドロキシプロピルセルロース 7mg ステアリン酸マグネシウム 3mg (合計230mg)
【0258】 処方例2 細粒 主薬 100mg マンニット 190mg トウモロコシデンプン 100mg ヒドロキシプロピルセルロース 10mg (合計400mg)
【0259】 処方例3 カプセル 主薬 100mg 乳糖 18mg 結晶セルロース 35mg トウモロコシデンプン 25mg ステアリン酸マグネシウム 2mg (合計180mg)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 ACV A61K 31/44 ACV ADP ADP AED AED // A23L 1/30 A23L 1/30 Z A61K 7/00 A61K 7/00 D 7/48 7/48 (72)発明者 藤倉 秀紀 長野県松本市大字島内5000−3 サンライ フ犬飼A202 (72)発明者 河西 潔 長野県松本市野溝木工1−2−34 キッセ イ第二青友寮 (72)発明者 原田 弘 長野県東筑摩郡四賀村中川8054 (72)発明者 佐藤 文康 長野県松本市筑摩2−12−3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 (式中のR、RおよびRは、それぞれ同じでも異
    なっていてもよく、水素原子または低級アルキル基であ
    り、Aは低級アルキレン基であり、Bはアルキレン基、
    アルケニレン基またはアルキニレン基であり、Rは水素
    原子、水酸基、低級アルコキシ基、置換基としてハロゲ
    ン原子、水酸基、低級アルキル基、ハロ低級アルキル
    基、低級アルコキシ基、カルボキシル基、低級アルコキ
    シカルボニル基、シアノ基、アシルアミド基、アミノ
    基、カルバモイル基、低級アルキル置換カルバモイル基
    またはジ低級アルキル置換カルバモイル基を有していて
    もよいアリール基、置換基としてハロ低級アルキル基を
    有していてもよいアリールオキシ基、シクロアルキル基
    またはヘテロ環基であるか、またはBはRと共に置換基
    として水酸基または低級アルコキシ基を有していてもよ
    いアリール基であり、Yは酸素原子または硫黄原子であ
    る)で表される3−ヒドロキシ−4−アミノメチルピリ
    ジン誘導体又はそれらの薬理学的に許容される塩を有効
    成分として含有するメイラード反応阻害剤。
  2. 【請求項2】一般式 【化2】 〔式中のR、RおよびRは、それぞれ同じでも異
    なっていてもよく、水素原子または低級アルキル基であ
    り、Aは低級アルキレン基であり、Zは一般式−O−B
    −R(式中のBはアルキニレン基、アルケニレン基また
    はアルキニレン基であり、Rは水素原子、水酸基、低級
    アルコキシ基、置換基としてハロゲン原子、水酸基、低
    級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、カルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、シ
    アノ基、アシルアミド基、アミノ基、カルバモイル基、
    低級アルキル置換カルバモイル基またはジ低級アルキル
    置換カルバモイル基を有していてもよいアリール基、置
    換基としてハロ低級アルキル基を有していてもよいアリ
    ールオキシ基、シクロアルキル基またはヘテロ環基であ
    る)で表される基または一般式−Y−E(式中のEは置
    換基として水酸基または低級アルコキシ基を有していて
    もよいアリール基であり、Yは酸素原子または硫黄原子
    である)で表される基であり、但し、Rがメチル基で
    あり、かつRおよびRが水素原子である場合、Zは
    メトキシメチル基ではない〕で表される3−ヒドロキシ
    −4−アミノメチルピリジン誘導体およびそれらの薬理
    学的に許容される塩。
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