JPH09221281A - 油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置 - Google Patents

油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置

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Publication number
JPH09221281A
JPH09221281A JP2944596A JP2944596A JPH09221281A JP H09221281 A JPH09221281 A JP H09221281A JP 2944596 A JP2944596 A JP 2944596A JP 2944596 A JP2944596 A JP 2944596A JP H09221281 A JPH09221281 A JP H09221281A
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JP
Japan
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car
holding device
position holding
hoistway
supported
Prior art date
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Pending
Application number
JP2944596A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Fujitani
健一 藤谷
Kiyoshi Naganuma
清 長沼
Noriyuki Sahoda
典之 佐保田
Satoshi Tanakadate
聡 田中舘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で安全に乗かご位置を保持できる
油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置の提供。 【解決手段】 本発明は上記問題点を解決するため、油
圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置9を、乗かご1
の底面に当接するとともにその両端部で前記昇降路に支
持される長尺体92a、92bを備えて構成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータ乗
かごのかご位置保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に油圧エレベータは図8に示す構成
となっている。図8は従来の油圧エレベータの構成を示
す昇降路縦断面図である。
【0003】1はその下部に設けられた吊り板6に連結
されたメインロープ2により駆動力を伝達されるととも
にガイドレール2に係合し昇降路内をガイドレール3に
案内されて昇降する乗かごである。
【0004】そして4は、図示しない油タンクとの間で
圧油が流出入するシリンダ4aと、前記シリンダ4a内
の圧油の流出入により昇降するプランジャ4bと、この
プランジャ4b上部に設置され前記メインロープ7が巻
回されるプーリ4cと、シリンダ4a内の圧油が漏れな
いようシリンダ4aとプランジャ4bとの間にプランジ
ャ4bに係合して設けられたパッキン4dとを備えて形
成され、前記プランジャ4bを昇降させることにより前
記プーリ4cを介して前記メインロープ2に駆動力を伝
達する油圧ジャッキである。
【0005】そして、このような油圧エレベータにあっ
ては、長期間昇降させることにより前記パッキン4dは
経年劣化するため、この劣化にともないパッキン4dを
交換する必要があった。
【0006】従来において、このパッキン4dの交換作
業は、図8に示すように、乗かご1下部に設けられた非
常止め装置を動作させることによりこの交換作業を行う
に適当な高さ位置に乗かご1を停止させ、この乗かご1
上に保守員5が乗り込んで行っていた。
【0007】このようなパッキンの交換方法の一例とし
ては、特開平2−225275号公報にその開示がみら
れる。
【0008】前記非常止め装置の動作方法を図9及び図
10を用いて説明する。図9、図10は従来の非常止め
装置の動作方法を示す昇降路縦断面図である。
【0009】図において、8は非常止め装置で、前記吊
り板6を前記ロープ2の緩む方向、図において吊り板6
の右端部が下方向に回動可能に支持する支持軸81と、
前記吊り坂6の端部上面に当接する当接体82と、この
当接体82を回動可能に支持するキャッチレバー83
と、前記当接体82に当接しこの当接体82の回動に応
じて回動する連結部84と、前記連結部84に連結され
この連結部84の回動に応じて変位する本体部85と、
この本体部85に設けられ前記本体部85の変位に応じ
てガイドレール3に当接する当接球86とを備えて構成
されている。
【0010】そして、この非常止め装置8を動作させる
には、まず図6に示すパッキン4dを交換可能な位置に
乗かご1を停止させる。
【0011】次に図8に示すように、保守員5は、エレ
ベータ乗場7から前記キャッチレバー83を回動させて
前記当接体82及び連結部84を介し本体部85を吊上
げ、前記当接球86をガイドレール3に当接させた後、
この状態で乗かご1を下降させ当接球86に押し圧力を
持たせてガイドレール3に当接させて非常止め装置8を
動作させていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
のパッキンの交換方法は、非常止め装置8の動作を行う
作業性において危険を伴うという問題点があった。
【0013】すなわち、上記したように作業員5は乗場
7から身を乗りだしてキャッチレバー83を回動させね
ばならないため、乗場7の開口部から転落する可能性が
あり非常に危険であった。
【0014】また、前記キャッチレバー83の回動状態
を保持したまま、乗かご1を下降させねばならないた
め、この点でもさらに危険性の高い作業となっていた。
【0015】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたも
ので、その目的は簡易な構成で安全に乗かご位置を保持
できる油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、連結されたロープを介して油圧ジャッキに
より昇降路内を昇降する油圧エレベータ乗かごのかご位
置保持装置において、前記乗かごの底面に当接するとと
もにその両端部で前記昇降路に支持される長尺体を備え
て構成したことを特徴とする。
【0017】本発明は上記のように、乗かごの底部に長
尺体を当接させ、この長尺体の両端部を昇降路に支持さ
せて乗かご位置を保持するよう構成したため、簡易な構
成でかつ、非常止め装置を用いることなく安全に乗かご
位置を保持させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0019】まず、本発明の一実施形態であるかご位置
保持装置9の構成を図1から図3を用いて説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態であるかご位置
保持装置を用いた乗かご保持状態を示す昇降路縦断面
図、図2は図1は側面図、図3は本発明の一実施形態で
あるかご位置保持装置の全体構成図である。
【0021】図において、かご位置保持装置9は、ガイ
ドレール3a、3bをそれぞれ昇降路壁に固定するブラ
ケット10a、10bに係合するフック91a、91b
と、このフック91aにその一端で連結される長尺体9
2aと、前記フック91bにその一端で連結されるとと
もに前記乗かご1底面に巻回するように当接する長尺体
92bと、前記長尺体92a、92bの他端とそれぞれ
係合し、この長尺体92a、92bの長さを調整可能と
する調整手段93とから構成されている。
【0022】なお、長尺体92a、92bは弾性を有す
る帯状体で、例えば、荷締め用に用いられるベルトなど
で構成してもよい。
【0023】またここでは長尺体92a、92bを支持
させる昇降路の位置を乗かご1より上のブラケットとし
たが、乗かご底面より上部の昇降路であれば乗かご1の
かご位置を保持することができる。
【0024】次に、本実施形態のかご位置保持装置9を
用いたかご位置保持方法を図4から図6を用いて説明す
る。図4から図6は本実施形態のかご位置保持装置を用
いたかご位置保持方法を示す昇降路縦断面図である。
【0025】まず、図4に示す位置に乗かご1を停止さ
せ、乗かご1上の作業者5Aは、前記フック91aを乗
かご1上に設けられた手摺り1aに係合保持させるとと
もに、他端のフック91bを昇降路下方に向けて降ろす
とともに、このフック91bを吊り上げる吊上げ具11
をフック91bを降ろした反対側の乗かご1側面から降
ろす。
【0026】そして、昇降路床面に待機する作業者5B
は、フック91bを、このフック91bが降ろされた側
の乗かご1側面の吊り板6と乗かご1底面との隙間に挿
入し、吊上げ具11側の乗かご1側面の前記隙間からこ
のフック91bを取り出す。
【0027】そして、このフック91bを受け取った作
業者5Bは図5に示すように吊上げ具11に係合し、作
業者5Aはこの吊上げ具11を介してフック91bを吊
上げ、前記手摺り1aにフック91bを係合させる。
【0028】このように長尺体92bを乗かご1底面に
当接させた状態に保持したなら、図6の位置、すなわち
パッキン4dの交換可能な位置まで乗かご1を上昇さ
せ、この位置にて作業者5Aは、手摺り1aに係合させ
ておいたフック91a、91bを取外し図2に示すよう
にブラケット10a、10bに係合させる。
【0029】こうすることによりかご位置保持装置9
は、図2に示すように一端でフック91aにてブラケッ
ト10aに支持されるとともに、長尺体92a、調整手
段93、長尺体92bを介し他端でフック91bにより
ブラケット10bに支持されるため、長尺体92bによ
り乗かご1底面を支持させることができる。
【0030】次に、プランジャー4bの作動油を抜く作
業を行い、パッキン交換時にパッキンを抜いた所から作
動油が吹き出すのを防止する必要がある。そこで、作業
者5bは、図示しない機械室へ行き、非常下降弁にてプ
ランジャー4b内の作動油を抜く。
【0031】そして、作業者5Aは位置の保持された乗
かご1上からパッキン交換作業を行うことができる。
【0032】また、この保持した乗かご位置がパッキン
4dの交換位置には低かった場合には調整部93を操作
することによりこのかご位置を上昇させ調整することが
できる。
【0033】すなわち、この調整手段93は図3に示す
ように、長尺体92bに押し圧力を持って当接する当接
体93bと、この当接体93bを回動させるレバー93
aとを備えており、このレバー93aを図示の方向に回
動させることにより長尺体92bを巻取るラチェット機
構を形成する構成となっている。
【0034】よって、図1、図2に示すようにこの調整
手段93を乗かご1上部に位置するよう設けておけば、
作業者5Aがレバー93aを操作することにより長尺体
92bは巻取られるため乗かご位置は上昇する。
【0035】また、この調整手段93はラチェット機構
にて形成されており、レバー93aを逆方向に回動させ
ても当接体93bは回動しないため、もとの位置にレバ
ー93aを戻して再びレバー93aを回動させれば、任
意の位置まで乗かご1を上昇させることができる。
【0036】このように本実施形態によれば、長尺体9
2a、92bとフック91a、91bと調整部93を備
えるだけの簡易な構成で、安全にかご位置を保持するこ
とができる。
【0037】さらに、本実施形態にては、ブラケット1
0a、10bにフック91a、91bを係合させる構成
としたが、図7に示すように吊りブラケット12を設置
してこの吊りブラケット12にフック91a、91bを
係合させる構成としてもよい。ここで図7は本発明の吊
りブラケットの構成を示す斜視図である。
【0038】このように、吊りブラケット12をレール
クリップ12aにてガイドレール3a背面に取付け、こ
の吊りブラケット12にフック91a、91bを支持さ
せたなら、前記ブラケット10a、10bに負荷を加え
ないため、強度の弱いブラケットを使用している場合で
もこの吊りブラケット12を設置すればかご位置保持装
置9を設置することが可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成としたた
め、簡易な構成で安全に乗かご位置を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるかご位置保持装置を
用いた乗かご保持状態を示す昇降路縦断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の一実施形態であるかご位置保持装置の
全体構成図である。
【図4】本実施形態のかご位置保持装置を用いたかご位
置保持方法を示す昇降路縦断面図である。
【図5】本実施形態のかご位置保持装置を用いたかご位
置保持方法を示す昇降路縦断面図である。
【図6】本実施形態のかご位置保持装置を用いたかご位
置保持方法を示す昇降路縦断面図である。
【図7】本発明の吊りブラケットの構成を示す斜視図で
ある。
【図8】従来の油圧エレベータの構成を示す昇降路縦断
面図である。
【図9】従来の非常止め装置の動作方法を示す昇降路縦
断面図である。
【図10】従来の非常止め装置の動作方法を示す昇降路
縦断面図である。
【符号の説明】
1 乗かご 2 ロープ 4 油圧ジャッキ 9 かご位置保持装置 91a、91b フック 92a、92b 長尺体 93 調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中舘 聡 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結されたロープを介して油圧ジャッキ
    により昇降路内を昇降する油圧エレベータ乗かごのかご
    位置保持装置において、 前記乗かごの底面に当接するとともにその両端部で前記
    昇降路に支持される長尺体を備えて構成したことを特徴
    とする油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置。
  2. 【請求項2】 連結されたロープを介して油圧ジャッキ
    により昇降路内に立設されたガイドレールに沿って昇降
    する油圧エレベータの乗かごのかご位置保持装置におい
    て、 前記乗かごの底面に当接するとともにその両端部が前記
    乗かご上に位置する前記ガイドレールを固定している固
    定具に支持される弾性を有する帯状体からなる長尺体を
    備えて構成したことを特徴とする油圧エレベータの乗か
    ごのかご位置保持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは2において、前記長尺
    体の長さを調整可能とする調整手段を備えて構成したこ
    とを特徴とする油圧エレベータの乗かごのかご位置保持
    装置。
JP2944596A 1996-02-16 1996-02-16 油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置 Pending JPH09221281A (ja)

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JP2944596A JPH09221281A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置

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JP2944596A JPH09221281A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置

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ID=12276331

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JP2944596A Pending JPH09221281A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 油圧エレベータ乗かごのかご位置保持装置

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JP (1) JPH09221281A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007820A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの改修方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007820A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの改修方法

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