JPH0921943A - 焦点検出装置を有した光学装置 - Google Patents

焦点検出装置を有した光学装置

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JPH0921943A
JPH0921943A JP19583595A JP19583595A JPH0921943A JP H0921943 A JPH0921943 A JP H0921943A JP 19583595 A JP19583595 A JP 19583595A JP 19583595 A JP19583595 A JP 19583595A JP H0921943 A JPH0921943 A JP H0921943A
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JP
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lens
focus
eccentric
main imaging
optical device
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JP19583595A
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English (en)
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Kazuhiko Momoki
和彦 桃木
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Canon Inc
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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  • Focusing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主結像レンズの少なくとも一部が偏心可能な
レンズであっても良好なるピント位置の検出ができる焦
点検出装置を有した光学装置を得ること。 【構成】 主結像レンズが着脱可能な光学装置であっ
て、主結像レンズは偏心可能なレンズを有しており主結
像レンズの瞳を通った光束から光分布を形成する光学手
段と光分布を受光する受光手段と受光した光分布の位置
関係によりピント位置を演算する演算手段と偏心可能な
レンズの偏心位置を検出する偏心位置検出手段と演算す
るピント位置と主結像レンズの最良のピント位置とのピ
ント差に関するデータを複数に分割された偏心位置毎に
主結像レンズの固有データとして記憶する記憶手段と演
算したピント位置と偏心位置検出手段からの信号とに基
づいて記憶手段から読み出した固有のデータとを用いて
演算して合焦の為のフォーカスレンズの移動量を補正す
る補正手段を設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は焦点検出装置を有した光
学装置に関し、特に写真用カメラやビデオ用カメラ等の
撮影レンズやその他のレンズ等の光学系が振動したとき
に生ずる画像ブレを補正する為の偏心可能なレンズやテ
ィルト機構により一部のレンズをティルトさせたりする
為のティルトレンズ(偏心可動レンズ)を有する主結像
レンズのピント位置を2次像の位置関係により自動的に
検出し、焦点合わせをする場合に好適な焦点検出装置を
有した光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より焦点検出装置を有したカメラが
種々と提案されている。このうち、例えば特開昭63−
172110号公報では、撮影レンズ等の主結像レンズ
の予定結像面又はそれと等価な位置の近傍にフィールド
レンズを、その後方に2次結像光学系をそれぞれ配置
し、該予定結像面又はそれと等価な位置の近傍に形成さ
れた物体像を更に複数の2次像に分離し、この複数の2
次像を各々複数の受光手段により受光し、該複数の2次
像の受光手段面上での位置関係を求めることによって主
結像レンズのピント位置(予定結像面からのピント外れ
量)を得る焦点検出装置において、焦点検出装置が演算
するピント位置と主結像レンズの最良ピント位置との差
を主結像レンズの固有情報(固有データ)として主結像
レンズの記憶部に記憶させて、撮影時に最良ピント位置
となるようにフォーカスレンズの移動量を補正した光学
装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような焦点検出装
置を有した光学装置では、記憶されている情報が全フォ
ーカス範囲中の単一被写体距離に対する固有情報である
と、他の被写体距離に対しては最良ピント位置とならな
い場合がある。
【0004】そこでこの問題を解決する為にフォーカス
位置を複数に分割し、各フォーカスゾーン毎に固有情報
を持たせてフォーカス範囲全域でほぼ最良ピントが得ら
れるようにした光学装置が提案されている。
【0005】これらの方式では、光軸方向以外にはレン
ズの移動がない共軸系のレンズ系等では合焦ピント精度
は向上する。
【0006】しかしながら光軸に対して偏心可能なレン
ズ(偏心可動レンズ)を有するレンズ系、例えばブレ補
正機能を持つ防振レンズや、ティルト、シフト等のアオ
リ機構を持つレンズ(アオリレンズ)等を有するレンズ
系では、記憶部に記憶されている固有情報は偏心してい
ない基準状態に対する情報である為、偏心状態に対して
は最良のピント位置にならないという問題点がある。
【0007】特にズームレンズにおいてはズーム全域で
偏心時の収差を補正することは困難であり、特に偏心に
伴なう像面移動や像面湾曲等の発生を抑えることは難し
いという問題点がある。
【0008】本発明は主結像レンズの少なくとも一部の
レンズが偏心可能なレンズ(偏心可動レンズ)であって
も、該偏心可能なレンズの基準状態の最良ピント補正固
有値と目的偏心位置での最良ピント補正固有値との差分
に相当するレンズ駆動量のエラーを補正し、合焦精度を
向上させることができる焦点検出装置を有した光学装置
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出装置を
有した光学装置は、主結像レンズが着脱可能な光学装置
であって、該主結像レンズは偏心可能なレンズを有して
おり、該主結像レンズの瞳の異なる部分を通った光束か
らそれぞれ光分布を形成する光学手段と、該光分布を受
光する受光手段と、該受光手段により受光した光分布の
位置関係により該主結像レンズのピント位置を演算する
演算手段と、該主結像レンズに設けた偏心可能なレンズ
の偏心位置を検出する偏心位置検出手段と、該演算手段
が演算するピント位置と、該主結像レンズの最良のピン
ト位置とのピント差に関するデータを複数に分割された
偏心位置毎に主結像レンズの固有データとして記憶する
記憶手段と、そして該演算手段が演算したピント位置
と、該偏心位置検出手段からの信号とに基づいて、該記
憶手段から読み出した該固有のデータとを用いて演算し
て合焦の為のフォーカスレンズの移動量を補正する補正
手段、を設けたことを特徴としている。
【0010】特に前記固有データは前記偏心可能なレン
ズの偏心量の関数として記憶していることや、ブレ検知
手段を有し該ブレ検知手段からの信号に基づいて前記偏
心可能なレンズを偏心させることにより画像のブレを補
正したことや、前記固有データはピント量として記憶し
ていることや、前記固有データはレンズ駆動量として記
憶していることや、前記固有データは前記主結像レンズ
に設けたフォーカスレンズを制御する為のパルスカウン
タでカウントするパルス数として記憶していること等を
特徴としている。
【0011】
【実施例】まず本発明における主結像レンズのフォーカ
スレンズの移動方法について説明する。
【0012】図8(A),(B)は焦点検出装置の構成
を示す要部構成図である。同図(A)に示されるように
主結像レンズの開放での瞳1を通過した光束はピントが
合っていれば予定結像面2に結像する。このとき同図
(B)に示されるように2つに分割した瞳3,4を通過
した光束は予定結像面(と等価な位置)2に被写体像を
形成し、その後予定結像面2の近傍に配置されたフィー
ルドレンズ5及び2次結像レンズ6により受光素子7,
8上に各々2次像を形成する。
【0013】主結像レンズがピント外れの状態にあると
きは受光素子7,8上の2次像の位置関係がピントの合
ったときの基準位置関係と異なる為、該受光素子7,8
の像信号の位相のズレに基づいてピント位置(ピント外
れ量)を演算することができる。
【0014】ところで、このような方式の焦点検出装置
において、正確なピント位置検出は主結像レンズが理想
的な無収差レンズの場合に成立するものであり、該主結
像レンズに収差がある場合には演算したピント位置と、
実際の主結像レンズの最良のピント位置とに差が生じ、
予定結像面2に演算したピント位置を一致させても、多
少ピント外れになることが起こる。
【0015】例えば図9に示されるように、球面収差が
完全に補正されていない主結像レンズの場合、瞳1の径
に相当する球面収差はaとなり、分割した瞳3又は4の
径に相当する球面収差はbとなるのでコントラストが最
良になるピント位置が各々異なってくる。このことは一
般の写真レンズに対して使用される感光材の分光感度特
性と焦点検出装置に使用される受光素子の分光感度特性
とが異なる為、球面収差だけでなく色収差の補正が完全
でない主結像レンズにおいてもピント位置が異なる場合
がある。
【0016】従って、球面収差aに相当するピント位置
と、球面収差bに相当するピント位置との差を色収差の
影響によるピント位置の差も含めて主結像レンズの固有
情報として主結像レンズの記憶部に記憶させておけば、
撮影時にこれを呼び出してフォーカスレンズの移動量を
補正することで最良ピント位置が得られることになる。
【0017】ところが図9(A),(B)に示されるよ
うに2つの状態A,Bの違いによって偏心コマ収差及び
偏心像面湾曲等の収差の変動が起こる。このとき球面収
差aに相当するピント位置が球面収差bに相当するピン
ト位置に比べて大きく変化する。この為、球面収差aと
球面収差bのそれぞれに相当するピント位置の差も大き
く変化することになる。この差が許容像面深度内に十分
収まっていれば問題はないが、ズームレンズではズーム
全域でこれらの偏心収差を良好に補正することは困難で
ある。又偏心量の大きい主結像レンズでは上記の偏心収
差、特に像面の変動が大きくなり補正が困難である。更
にティルト等のアオリを行なうレンズ(アオリレンズ)
ではその性質上像面の変動は免れない。
【0018】そこで本発明では、このようなレンズにお
いて偏心状態によらずに最良のピントを得る為に、偏心
可動レンズの偏心位置を複数の領域に分割して各偏心ゾ
ーン毎に前記固有情報を主結像レンズの記憶部(記憶手
段)に記憶させ、撮影時にこれを呼び出してフォーカス
レンズの移動量を補正する方式を採用している。
【0019】図1はこの方式を用いた主結像レンズのフ
ォーカスレンズの移動について光学装置として一眼レフ
レックスカメラに適用したときの実施例1の要部概略図
である。
【0020】同図においてフォーカシングレンズ(合焦
レンズ)10a、防振レンズ(偏心可動レンズ)10b
そして変倍レンズ(結像レンズ)10cとから成る撮影
レンズ10は本発明に係る主結像レンズに相当する。
【0021】撮影は主結像レンズ10を通過した被写体
光がフィルム面12上に結像することにより行なってい
る。フィルム面12が予定結像面に相当する。その際、
例えば手ブレ等がある場合はブレ検知手段(像ブレセン
サー)26よりブレを検知し、ブレ補正制御手段29に
よって演算を行ない、アクチュエータ28によって防振
レンズ10bを光軸から偏心(平行偏心又は/及び回動
偏心)させることによりフィルム面12上での像の位置
を固定させている。
【0022】画界(被写体)の観察は主結像レンズ1
0、反射ミラー13、コンデンサーレンズ14、ペンタ
ゴナルプリズム15及び接眼レンズ16を通して行なっ
ている。その際も上述した撮影時と同様、ブレ補正制御
手段29による安定した被写体像を観察している。
【0023】焦点検出は主結像レンズ10を通り、反射
ミラー13の一部半透過部を透過し、測距ミラー17で
反射した被写体光が、不図示のフィールドレンズ、2次
結像光学系で分離し、受光素子18により受光し、該受
光素子18の像信号をデジタル信号に変換し、演算手段
19においてピント位置(フィルム面12からのピント
外れ量)を演算している。この場合も上述した撮影時及
び画界観察時と同様にブレ補正制御手段29による安定
した像で焦点検出を行なっている。
【0024】演算手段19は本発明の演算手段に相当す
ると共に本発明の補正手段をも包含している。
【0025】主結像レンズ(撮影レンズ)10側には接
点20によりカメラ側の演算手段19に接続するレンズ
側の制御手段21と、本発明に係る記憶手段に相当する
ROM22と、フォーカシングレンズ10aを光軸方向
に移動させる駆動モータ23と、防振レンズ10bの偏
心位置を検出する偏心位置検出手段27とを備えてい
る。
【0026】ROM22は演算手段19が演算するピン
ト位置と、各偏心状態に対応した主結像レンズ10の最
良のピント位置とのピント差に関するデータを主結像レ
ンズの固有データ(固有情報)として記憶している。
【0027】この固有データは例えば偏心可能なレンズ
の偏心量の関数、ピント量、レンズ駆動量、そしてフォ
ーカスレンズを制御する為のパルスカウンタがカウント
するパルス数として記憶している。
【0028】演算手段19は補正ピント位置を演算する
に際してレンズ側の制御手段21にデータ読み出し命令
を送り、該レンズ側の制御手段21はブレ補正制御手段
29を通して防振レンズ10bの偏心位置検出手段27
からの偏心位置情報を受け取り、偏心位置に対応した前
記ピント差のデータをROM22から読み出し演算手段
19へ送る。演算手段19は演算したピント位置を前記
データを参照して補正演算し、レンズ駆動パルスとして
レンズ側の制御手段21に送る。
【0029】レンズ側の制御手段21はレンズ駆動パル
スに対応して駆動モータ23を駆動する。駆動モータ2
3の駆動によりヘリコイド24が移動し、それに伴ない
フォーカシングレンズ10aを移動させてピント合わせ
を行なう。ヘリコイド24の上に形成したパルスパター
ンから出力したパルスをレンズ位置検出手段としてのパ
ルスカウンタ25がカウントし、このカウント値がレン
ズ駆動パルスに一致したときにレンズ側の制御手段21
は命令された量のレンズ駆動が行なわれたことを判別す
る。
【0030】次に図2のフローチャートに基づいて演算
手段19の演算内容を詳しく説明する。
【0031】まずステップ0において焦点検出動作はシ
ャッターボタンの半押し(第1ストローク)による測光
スイッチsw1のオンで開始する。ステップ1で偏心位
置検出手段27により偏心情報を検知し、ステップ2で
レンズ側の制御手段21へデータ読み出し命令を送信す
る。ステップ3でレンズ側の制御手段21はブレ補正制
御手段29を通して防振レンズ10bの偏心位置検出手
段27からの偏心位置情報を受け取り、偏心位置に対応
した前記ピント差のデータ(defb )をROM22か
ら読み出し演算手段19へ送り、該演算手段19の内蔵
メモリーに一時的に保持する。
【0032】ステップ4では受光素子18に対して2次
像の光電変換を所定時間行なわせ像蓄積する。ステップ
5では蓄積した像信号をA/D変換器によりデジタル信
号に変換する。ステップ6ではこのデジタル信号に基づ
いて基準ピント外れ量(def0 )を演算し記憶する。
次いで演算した基準ピント外れ量(def0 )に前記ピ
ント差のデータ(defb )を加算して補正後のピント
外れ量(def)を演算する。
【0033】即ち、 def=def0 +defb ‥‥‥(1) を演算する。
【0034】ステップ7では補正後のピント外れ量(d
ef)のレンズ駆動量(x)換算を行なう。
【0035】即ち、 def → x を行なう。
【0036】ステップ8ではレンズ側の制御手段21に
レンズ駆動量情報を送信する。次いでステップ9でレン
ズ側の制御手段21はフォーカスレンズを駆動させて、
レンズ駆動終了信号を受信して焦点検出動作を終了す
る。
【0037】図3にレンズ側の制御手段21の動作のフ
ローチャートを示す。
【0038】フローチャートにおいて、まずステップ1
0でカメラからの信号を受信すると、ステップ11でそ
の信号を判別する。データ読み出し命令である場合には
ステップ12で防振レンズ10bの偏心位置を検出し、
ステップ13で検出した偏心位置を参考にROM22か
らピント差の情報を読み出し、ステップ14で演算手段
19から送られてきたレンズ駆動量信号と、ステップ1
3で検出した偏心位置よりROM22から読み出したピ
ント差の情報とより補正レンズ駆動用データを演算手段
に送信し、ステップ18で制御をカメラ側に渡す。
【0039】一方、ステップ11でカメラからの信号が
レンズ駆動信号のみである場合はステップ15に進み、
駆動モータ23に通電する。ステップ16ではレンズ駆
動量に対応するパルス数だけパルスカウンタ25がカウ
ントしたことを検出すると、駆動モータ23の通電を停
止する。ステップ17ではレンズ駆動終了信号をカメラ
側に送信し、ステップ18で動作を終了する。
【0040】ここで本発明の補正手段とは異なる従来の
方式について説明する。偏心基準状態Aと偏心状態Bの
2つのレンズ状態について、前述のピント差のデータは
それぞれdefa ,defb である。即ち、偏心による
変動量defabは Δdefab=defa −defb である。
【0041】この変動量Δdefabが実用上問題のない
許容像面深度内にあれば問題ないが、通常のレンズ、特
にズームレンズ等ではこの変動量Δdefabは無視でき
ない量となる。そこでこの問題点を解決する為に、本発
明では前述した補正手段を用いている。
【0042】本実施例ではブレ補正を行なっている場
合、偏心可動レンズ(防振レンズ)は絶えず偏心位置が
変化している為、焦点検出位置と撮影時で上記の変動量
Δdefabに相当するピントズレが生じることが考えら
れる。
【0043】しかしながら一般に高周波のブレの変位は
小さく変動量Δdefabは許容像面深度内に収まる。逆
に低周波の場合はブレの変位が大きいが焦点検出間隔を
短くすることで変動量Δdefabを許容像面深度内に収
めることができる。又偏心可動レンズの偏心移動量を制
御することで変動量Δdefabを許容像面深度内に収め
ることも容易である。
【0044】このように本実施例においては、上述の如
く主結像レンズの少なくとも一部のレンズが偏心可能な
レンズであっても、該レンズの基準状態の最良ピント補
正固有値と目的偏心位置での最良ピント補正固有値との
差分に相当するレンズ駆動量のエラーを補正することに
よって合焦精度の向上を図っている。
【0045】図4、図5は本発明をシフト機構を備えた
一眼レフレックスカメラに適用したときの実施例2の要
部概略図である。図4、図5において図1に示した要素
と同一要素には同符番を付している。
【0046】図中、40は主結像レンズ(撮影レンズ)
であり、該主結像レンズ40全体が光軸Mと直交する方
向に平行移動が可能となるように構成している。47は
偏心位置検出手段であり、主結像レンズ40の偏心位置
(シフト位置)を検出している。
【0047】図4は光軸Mがフィルム面12の中心と一
致している基準状態を示しており、図5は主結像レンズ
40を光軸Mと直交する上方に平行移動した偏心状態を
それぞれ示している。この2つの状態において偏心によ
る収差の変動はない為、基準状態でピントを合わせ、そ
の後シフトを行なえばピントのズレは生じない。
【0048】しかしながらフォーカスロックの状態でシ
フトを行なわなければならず、操作性が悪いという問題
点がある。又シフトを行なってからピント合わせを行な
うのでは収差の変動はないものの収差の位置が移動する
ので、その分が前記の変動量Δdefab分のピントズレ
となってしまう。
【0049】そこで本実施例では偏心位置検出手段47
からの偏心情報に対応した前記ピント差のデータをRO
M22から読み出してピント補正を行なうことにより、
前述の実施例1と同様な効果を得ている。
【0050】尚、焦点検出やピント補正等の動作は前述
した実施例1と同様である。
【0051】又、本実施例でのフォーカシングは全体繰
り出しとなっているが、一部の光学系(レンズ)で行な
う場合でも前述の実施例と同等の効果を得ることができ
る。
【0052】図6、図7は本発明をティルト機構を備え
た一眼レフレックスカメラに適用したときの実施例3の
要部概略図である。図6、図7において図1に示した要
素と同一要素には同符番を付している。
【0053】同図において60は主結像レンズであり、
該主結像レンズ60全体が光軸上の任意の1点を中心に
回転移動(ティルト)が可能となるように構成してい
る。67は偏心位置検出手段であり、主結像レンズ60
の偏心位置(ティルト位置)を検出している。
【0054】図6は光軸Mがフィルム面12の中心と一
致している基準状態を示しており、図7は主結像レンズ
60の物体側を下方にティルトした偏心状態をそれぞれ
示している。
【0055】本実施例の主結像レンズ60はティルトに
より像面を傾かせる為のものであり、2つの状態におい
て特に像面の収差変動が大きくなるという問題点があ
る。
【0056】そこで本実施例では偏心位置検出手段67
からの偏心情報に対応した前記ピント差のデータをRO
M22から読み出してピント補正を行なうことにより、
前述の実施例1、2と同様な効果を得ている。
【0057】尚、焦点検出やピント補正等の動作は前述
した実施例1と同様である。
【0058】フォーカシング及びティルトを主結像レン
ズ60の一部のレンズで行なう場合でも本実施例では前
述の実施例と同等の効果を得ることができる。
【0059】又、本実施例においてティルト機構にアク
チュエータを設けてアオリを自動的に行なっても良く、
このときにはピント補正を像面の多点で行なうようにす
れば良い。
【0060】尚、上述した各実施例1〜3において偏心
の非対称性からそれぞれの偏心位置検出手段を直交する
2方向に設置し、前記ピント差のデータも直交する2方
向に対応するマトリックスで備えるようにすれば、更に
合焦精度を向上させることができるので良い。
【0061】又、前記ピント差のデータは偏心量が少な
いときは偏心量に比例して変化する為、簡単な式で近似
することができる。又ROMのデータを少なくする為に
は関数の係数として前記ピント差のデータを持つことが
有効である。
【0062】本実施例では主結像レンズ10側にレンズ
側の制御手段21を設けているが、レンズ側の制御手段
21を該レンズ10側から除き、その制御を全てカメラ
側で行なうようにしても良いし、駆動モータ23もカメ
ラ側に配置しても良い。又本実施例ではレンズ位置検出
手段にパルスカウンタを用いたが、例えばヘリコイド上
にグレイパターンを設けてパターンを読取っても良い。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く主結像レンズ
の少なくとも一部のレンズが偏心可能なレンズ(偏心可
動レンズ)であっても、該偏心可能なレンズの基準状態
の最良ピント補正固有値と目的偏心位置での最良ピント
補正固有値との差分に相当するレンズ駆動量のエラーを
補正し、合焦精度を向上させることができる焦点検出装
置を有した光学装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す要部断面図
【図2】 本発明の実施例1における演算手段の動作を
示すフローチャート
【図3】 本発明の実施例1におけるレンズ側の制御手
段の動作を示すフローチャート
【図4】 本発明の実施例2の基準状態を示す要部断面
【図5】 本発明の実施例2の偏心状態を示す要部断面
【図6】 本発明の実施例3の基準状態を示す要部断面
【図7】 本発明の実施例3の偏心状態を示す要部断面
【図8】 従来の瞳分割方式の焦点検出装置の要部構成
【図9】 図8の装置の主結像レンズの球面収差を示す
説明図
【符号の説明】
1 瞳 2 予定結像面 3,4 分割瞳 5 フィールドレンズ 6 2次結像レンズ 7,8 受光素子 10,40,60 主結像レンズ 10a フォーカシングレンズ 10b 防振レンズ 10c 変倍レンズ 12 フィルム面 13 反射ミラー 14 コンデンサーレンズ 15 ペンタゴナルプリズム 16 接眼レンズ 17 測距ミラー 18 受光素子 19 演算手段 20 接点 21 制御手段 22 記憶手段 23 駆動モータ 24 ヘリコイド 25 パルスカウンタ 26 ブレ検知手段 27,47,67 偏心位置検知手段 28 アクチュエータ 29 ブレ補正制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主結像レンズが着脱可能な光学装置であ
    って、該主結像レンズは偏心可能なレンズを有してお
    り、 該主結像レンズの瞳の異なる部分を通った光束からそれ
    ぞれ光分布を形成する光学手段と、該光分布を受光する
    受光手段と、該受光手段により受光した光分布の位置関
    係により該主結像レンズのピント位置を演算する演算手
    段と、該主結像レンズに設けた偏心可能なレンズの偏心
    位置を検出する偏心位置検出手段と、該演算手段が演算
    するピント位置と、該主結像レンズの最良のピント位置
    とのピント差に関するデータを複数に分割された偏心位
    置毎に主結像レンズの固有データとして記憶する記憶手
    段と、そして該演算手段が演算したピント位置と、該偏
    心位置検出手段からの信号とに基づいて、該記憶手段か
    ら読み出した該固有のデータとを用いて演算して合焦の
    為のフォーカスレンズの移動量を補正する補正手段、を
    設けたことを特徴とする焦点検出装置を有した光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記固有データは前記偏心可能なレンズ
    の偏心量の関数として記憶していることを特徴とする請
    求項1の焦点検出装置を有した光学装置。
  3. 【請求項3】 ブレ検知手段を有し、該ブレ検知手段か
    らの信号に基づいて前記偏心可能なレンズを偏心させる
    ことにより画像のブレを補正したことを特徴とする請求
    項1の焦点検出装置を有した光学装置。
  4. 【請求項4】 前記固有データはピント量として記憶し
    ていることを特徴とする請求項1の焦点検出装置を有し
    た光学装置。
  5. 【請求項5】 前記固有データはレンズ駆動量として記
    憶していることを特徴とする請求項1の焦点検出装置を
    有した光学装置。
  6. 【請求項6】 前記固有データは前記主結像レンズに設
    けたフォーカスレンズを制御する為のパルスカウンタで
    カウントするパルス数として記憶していることを特徴と
    する請求項1の焦点検出装置を有した光学装置。
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