JPH09218690A - 振付け教示機能付き楽音再生装置 - Google Patents

振付け教示機能付き楽音再生装置

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JPH09218690A
JPH09218690A JP8025157A JP2515796A JPH09218690A JP H09218690 A JPH09218690 A JP H09218690A JP 8025157 A JP8025157 A JP 8025157A JP 2515796 A JP2515796 A JP 2515796A JP H09218690 A JPH09218690 A JP H09218690A
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JP8025157A
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English (en)
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Nobuhiro Arashima
信宏 荒島
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に対して振付けを教示可能な楽音再生
装置を提供する。 【解決手段】 リモコン10を介して入力された曲が振
付曲である場合、ハードディスク20のカラオケ情報フ
ァイル21から読み出し、メモリ40に一旦記憶させ、
続いてカラオケ情報中の演奏情報(MIDIデータ)を
カラオケ演奏ユニット120へ送り込んで楽音の演奏を
行わせると共に、背景映像情報、歌詞テロップ情報及び
振付け映像情報をグラフィック装置50に送り込み、背
景映像情報に歌詞テロップ情報を合成すると共に、背景
映像情報中であって歌詞テロップ情報に重ならない所定
の位置に振付け映像情報を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラオケ装
置等のように選択した曲の楽音情報を再生して楽音を出
力する楽音再生装置に係り、特に、振付けのある曲につ
いての利用者への教示機能を備えた装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
例えばカラオケ装置等のように選択した曲の楽音情報を
再生して楽音を出力する楽音再生装置が知られており、
特にカラオケ装置では、選択曲に対応した歌詞テロップ
や背景映像を楽音出力に同期させて表示するようにして
いる。
【0003】例えばカラオケ装置の場合、利用者は自分
が歌手になったつもりでカラオケ伴奏によって歌うので
あるが、そのオリジナル曲を歌っている歌手は振付けを
している場合がある。したがって、自分もそれをまねて
振付けをしながら歌うことによって、カラオケをより楽
しむことになるのであるが、振付けについては、例えば
テレビ番組や実際のライブ会場等で見て覚えるしかなか
った。
【0004】現状のカラオケ装置においては、歌詞をし
っかり覚えていない場合には、歌詞テロップを表示させ
ることでそれを見ながら歌えるし、メロディをしっかり
覚えていない場合には、メロディラインも付加したカラ
オケ演奏とすることでそれを聞きながら歌えるようにさ
れている。これは、カラオケの場合にはまずは「歌う」
ことが基本であるので、歌詞テロップやメロディライン
の付加等が考えられたのである。しかしながら、振付け
についてしっかり覚えていない場合にそれをガイドして
くれる機能はなかった。頻繁にカラオケを楽しむように
なると、一般的にマンネリ気味になるため、あるいはよ
り実際の歌手に近づこうとして、振付けまでマスターし
ようとする。
【0005】そこで、本発明は、利用者に対して振付け
を教示可能な楽音再生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】この目的
を達成するためになされた請求項1記載の発明は、複数
の曲の中から所望の曲を選択するための選択手段と、そ
の選択された曲に対応した楽音情報を再生して楽音を出
力する楽音出力手段とを備える楽音再生装置において、
振付けがある曲について、振付け教示用の表示情報を記
憶する振付け教示用情報記憶手段と、前記選択手段によ
って選択された曲が振付け曲である場合には、前記振付
け教示用情報記憶手段より対応する振付け教示用の表示
情報を読み出し、前記楽音出力手段による楽音出力に同
期させて表示させる表示制御手段とを備えることを特徴
とする振付け教示機能付き楽音再生装置である。
【0007】上記の構成を有する請求項1の楽音再生装
置によれば、選択手段によって複数の曲の中から所望の
曲を選択すると、楽音出力手段が、その選択された曲に
対応した楽音情報を再生して楽音を出力する。また、振
付けがある曲の場合には、振付け教示用情報記憶手段に
振付け教示用の表示情報を記憶されており、選択手段に
よって選択された曲が振付け曲である場合には、表示制
御手段が、振付け教示用情報記憶手段より対応する振付
け教示用の表示情報を読み出し、楽音出力手段による楽
音出力に同期させて表示させる。
【0008】従って、その表示された振付け教示用の表
示情報は、振付けをマスターするための助けとなる。も
しもカラオケ装置に適用すれば、カラオケ利用者は、表
示された振付け教示用の表示情報を見て振付けをしなが
ら、出力された楽音を伴奏として歌唱することができ、
歌も振付けも共に楽しめる。特に、カラオケの場合には
まずは「歌う」ことが基本であるが、頻繁にカラオケを
楽しむようになると一般的にマンネリ気味になるため、
あるいはより実際の歌手に近づこうとして、振付けまで
マスターしようとすることが考えられるが、振付けにつ
いてガイドしてくれる機能はなかった。そのため、従来
は例えばテレビ番組や実際のライブ会場等で振付けを見
て覚えるしかなかったが、本装置の振付け教示機能を用
いれば、それを教示してくれるので、このように振付け
もマスターしようとする利用者に対して非常に便利な楽
音再生装置となる。
【0009】また、例えばカラオケ装置を多数人で利用
する場合、マイクで歌う人は1〜2人であることが多
く、従来、その他の人は単にモニタを見ながら歌声を聞
いているだけであることが多かった。したがって、本装
置のように、振付け教示用の表示情報を表示させれば、
マイクで歌っていない人もそれを見て振付けをまねてみ
ることができ、十分楽しむことができる。
【0010】また、請求項2に示すように、選択手段に
よって選択された曲に対応する歌詞テロップを表示可能
とすると共に、表示制御手段は、振付け教示用の表示情
報及び歌詞テロップを同一画面内に表示させるように構
成してもよい。選択曲に対応する歌詞テロップを表示す
ることはカラオケ装置においては一般的に実現されてい
るが、これは歌詞をしっかり覚えていない場合にそれを
助けるための機能である。本装置ではその歌詞テロップ
を表示した画面内に振付け教示用の表示情報も表示させ
ているため、表示手段は少なくとも一つあればよく、ま
た歌詞をしっかり覚えておらず振付けもしっかり覚えて
いない場合であっても、両方を同一画面で参照できるの
で便利である。
【0011】なお、この場合、請求項3に示すように、
さらに歌詞テロップの背景として所定の背景映像を表示
することができ、表示制御手段は、背景映像中であって
歌詞テロップに重ならない位置に、振付け教示用の表示
情報をピクチャ・イン・ピクチャ(Picture・in・Picture
/以下単に「PIP」と略記する。)表示させることが
考えられる。これは、例えば映像カラオケ装置として、
歌詞テロップの背景として所定の背景映像を表示するこ
とが実現されているが、その背景映像中に、振付け教示
用の表示情報を子画面的にPIP表示させるのである。
【0012】なお、振付け教示用の表示情報及び歌詞テ
ロップを同一画面内に表示させる方法としては、上述し
た請求項3のような方法以外にも、振付け教示用の表示
情報を背景映像そのものとして表示させることも考えら
れる。これは、特に背景映像が準備されておらず、通常
は歌詞テロップだけが表示されるいわゆる「ブルーバッ
ク」状態となるような装置の場合、振付けがある曲につ
いては振付け教示用の表示情報を背景映像とすることが
効果的である。もちろん、振付け曲でない場合には所定
の背景映像を表示させ、振付け曲の場合には振付け教示
用の表示情報を表示させるという制御を行ってもよい。
【0013】上記請求項2及び3においては、振付け教
示用の表示情報及び歌詞テロップを同一画面内に表示さ
せるものを説明したが、請求項4に示すように、表示手
段を複数備え、振付け教示用の表示情報と歌詞テロップ
とを、別個の表示手段にそれぞれ表示させるように構成
してもよい。これは、特に表示手段のサイズが小さく、
歌詞テロップに重ならないようにPIP表示すると、振
付け教示用の表示情報の表示領域が小さくなってしまい
見づらくなってしまうような場合に効果的である。ま
た、カラオケの場合にマイクで歌っていない人が多数人
居る場合、同一画面を全員が見ることは難しくなるの
で、振付け教示用の表示情報を表示した表示手段を複数
設け、それらを見ながら振付けを専門に楽しむことがで
きる。
【0014】また、振付け教示用の表示情報としては、
見ている人に振付けを教示できればよいのであるが、例
えば請求項5に示すように、元々の振付けに対して鏡像
状態となる振付け教示映像を表示させることが考えられ
る。これは、例えば歌手のライブビデオ等の振付けが実
際に入った映像をそのまま表示してもよいのであるが、
例えば正面からの映像であると、利用者はそれを向い合
わせで見るため、頭の中で例えば「右腕を動かしている
から自分も右腕を動かす」、「左に動いているから自分
も左に動く」といったように、一旦動きを理解してから
自分の動作をしなければならないので、マスターしにく
い点がある。したがって、本装置のように、元々の振付
けに対して鏡像状態となる振付け教示映像を表示させれ
ば、それを向い合わせで見て単に真似するだけでよくな
るので、振付けをマスターする点では便利である。
【0015】もちろん、振付け教示用の表示情報として
は、鏡像状態でない元々の振付けをそのまま表示しても
よい。なお、振付けの映像としては、上述したように歌
手のライブビデオ等でもよいが、振付け教示用として専
用に作成した映像の方が好ましい点がある。それは、ラ
イブビデオ等では背景が乱雑であることが多いが、専用
に作成すれば背景を自由に設定できるので、振付けが見
やすいように考慮できるからである。また、実際に人が
振付けしているのを記録した映像ではなく、アニメーシ
ョン的に作成したものでもよい。そしてさらに、振付け
をしている映像だけでなく、振付けのポイント等を説明
した文章を同時に表示するようにしてもよい。
【0016】なお、上記説明においては、特にカラオケ
装置を念頭においていたが、カラオケ装置としてではな
く、他の楽音再生装置、例えばビデオオンデマンド端
末、マルチメディア端末等において、ボーカル入りの通
常の曲を演奏する場合に振付け教示用の表示情報を表示
させるものとしても適用できる。カラオケ装置の場合に
は、自分が歌うことを前提としているが、特に振付けを
中心にマスターしようとする利用者にとっては、ボーカ
ル入りの通常の曲を演奏する場合に振付け教示用の表示
情報を表示させても目的を達成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の
楽音再生装置をカラオケ装置に適用した場合の概略構成
を示すブロック図である。
【0018】本カラオケ装置1は、「選択手段」として
のリモコン10と、「振付け教示用情報記憶手段」とし
てのハードディスク20と、リモコン10から入力され
る指示を受け取る受信部30と、メモリ40と、「表示
制御手段」としてのグラフィック装置50及びそのグラ
フィック装置50から出力された映像を出力する「表示
手段」としてのモニタ60と、「表示制御手段」として
のCPU70と、CPU70の処理の手順をおさめたR
OM80と、曲目の予約内容等を記憶するRAM100
と、表示パネル110と、カラオケ演奏ユニット120
とを備えている。
【0019】前記リモコン10は、曲目の予約に使用す
る曲目設定ボタン群11と、曲目や歌詞の選択の確定に
使う確定ボタン13と、振付け画面の表示・消去を指示
するための振付け表示ボタン15を備えている。また前
記ハードディスク20には、カラオケ情報ファイル21
が記憶されている。カラオケ情報ファイル21として1
万曲程度のカラオケ情報を備えており、1曲分のカラオ
ケ情報は、基本的には図2(A)に示すように、演奏情
報D1、歌詞テロップ情報D2及び背景映像情報D3か
ら構成されている。そして、いわゆる「振付け曲」につ
いては図2(B)に示すように、さらに振付け映像情報
D4が付加されている。
【0020】この内の演奏情報D1は、伴奏音楽の情報
であるMIDI(Musical Instrument Digital Interfa
ce)規格のデータ(以下、単にMIDIデータともい
う)に加えて、歌詞表示・色替・消去フラグ、同期デー
タ等の時間管理データを含んでいる。
【0021】一方、歌詞テロップ情報D2はモニタ60
に映し出されるものであり、タイトル表示用として、曲
名・歌手名・ヒット年・作曲者・作詞者の各情報が設定
されている。また、背景映像情報D3もモニタ60に映
し出されるものであり、この背景映像情報D3に歌詞テ
ロップ情報D2がスーパーインポーズ(合成)されて表
示されることとなる。
【0022】さらに、振付け映像情報D4もモニタ60
に映し出されるものであり、これは背景映像情報D3中
であって、歌詞テロップ情報D2がスーパーインポーズ
された部分に重ならない所定の位置にPIP表示される
ものである。ここで、振付け映像情報D4について補足
説明しておく。この振付け映像情報D4は、表示させた
場合に見ている人に振付けを教示できればよいのである
が、元々の振付けに対して鏡像状態となる振付け映像を
表示させることが考えられる。これは、例えば歌手のラ
イブビデオ等の振付けしている歌手を記録した映像をそ
のまま表示してもよいのであるが、例えば正面からの映
像であると、利用者はそれを向い合わせで見るため、頭
の中で例えば「右腕を動かしているから自分も右腕を動
かす」、「左に動いているから自分も左に動く」といっ
たように一旦動きを理解してから自分の動作をしなけれ
ばならないので、マスターしにくい点がある。したがっ
て、元々の振付けに対して鏡像状態となる振付け映像を
表示させれば、それを向い合わせで見て単に真似するだ
けでよくなるので、振付けをマスターする点では便利で
ある。したがって、例えば歌手のライブビデオ等を記録
したものを、鏡像状態となるように処理して振付け映像
情報D4とすることが考えられる。もちろん、振付け映
像としては、鏡像状態でない元々の振付けをそのまま表
示してもよい。
【0023】なお、振付けの映像としては、上述したよ
うに歌手のライブビデオ等でもよいが、振付け教示用と
して専用に作成した映像の方が好ましい点がある。それ
は、ライブビデオ等では背景が乱雑であることが多い
が、専用に作成すれば、背景を自由に設定できるので、
振付けが見やすいように考慮できるからである。また、
実際に人が振付けしているのを記録した映像ではなく、
アニメーション的なものであってもよい。そしてさら
に、振付けしている映像に限らず、振付けのポイント等
を説明した文章を同時に表示するものであってもよい。
【0024】なお、背景映像情報D3に歌詞テロップ情
報D2がスーパーインポーズする処理、及び背景映像情
報D3中であって歌詞テロップ情報D2に重ならない所
定の位置に振付け映像情報D4をPIP表示する処理
は、グラフィック装置50が行なう。そして、このグラ
フィック装置50は、CPU70からの指示に基づいて
背景映像情報D3中にPIP表示された振付け映像情報
D4を消去したり、再表示させたりすることができるよ
うにされている。そして、この振付け映像情報D4の消
去及び再表示を利用者が任意に指示できるようにするた
め、上述した振付け表示ボタン15がリモコン10に設
けられている。
【0025】図1に戻り、前記メモリ40は、ハードデ
ィスク20から読み出したカラオケ情報等を一旦記憶し
ておいたり、カラオケ装置としての稼働履歴情報などを
格納しておくためのものである。前記表示パネル110
には、曲目の予約のためのキー入力の途中経過または曲
目が確定した後、歌詞テロップを選択するためのメニュ
ー画面等が表示される。
【0026】また、前記カラオケ演奏ユニット120は
「楽音出力手段」に該当するもので、カラオケ演奏を行
なうためのユニットであり、前記ハードディスク20か
ら送られてきた楽音情報を楽曲音声信号に変換して、図
示しないミキサアンプに出力される。そして、図示しな
いマイクを介して入力する利用者の歌声と適度な割合で
ミキシングされ、ミキシングされた音声信号は、図示し
ないスピーカにより演奏音として外部へ出力される。
【0027】次に本実施形態のカラオケ装置1の動作を
説明する。まず、全体的な処理を概略説明しておく。利
用者はリモコン10にて受信部30を操作することで歌
いたい曲を選択することができる。本実施形態において
は、曲目設定ボタン群11中のテンキー等によって4桁
の数字を入力することによってリクエストしたい曲を指
定し、確定ボタン13で確定させると、それが受信部3
0側へ転送されるようになっている。そして、このリク
エストされた曲は所定数まで(例えば10曲まで)RA
M100内の予約テーブルに記憶させることができ、そ
の予約順番に従って、カラオケ曲が演奏されることとな
る。
【0028】次に、そのカラオケ演奏に係る処理を図3
を参照して説明する。本演奏処理の最初のステップS1
0においては、予約順番に従って演奏すべき曲のカラオ
ケ情報をハードディスク20のカラオケ情報ファイル2
1から読み出し、メモリ40に一旦格納する。
【0029】続くS20では、その読み出したカラオケ
情報が振付け曲であるかどうかを判断する。これは、読
み出したカラオケ情報が図2(B)に示すように振付け
映像情報D4の付加されたものかどうかで判断できる。
そして、振付け曲でない場合には(S20:YES)、
S110へ移行し、メモリ40に記憶したカラオケ情報
の演奏情報D1中のMIDIデータをカラオケ演奏ユニ
ット120へ送り込んで楽音の演奏を行なわせると共
に、背景映像情報D3及び歌詞テロップ情報D2をグラ
フィック装置50に送り込み、背景映像情報D3に歌詞
テロップ情報D2を合成してモニタ60へ表示させる処
理を開始させる。具体的には、CPU70は、演奏情報
D1中の同期データや歌詞表示・色替・消去フラグに従
って各データをグラフィック装置50に送り込み、モニ
タ60に表示させ、所定のタイミングでの色替え制御等
を実行させるのである。このようにしてカラオケ演奏が
始まるので、カラオケ利用者はこれに合わせて歌唱する
ことができる。
【0030】その後は、S120へ移行して演奏終了で
あるかどうかを判断し、演奏終了するまで所定の楽音演
奏や映像・歌詞表示等の処理を行い、演奏終了であれば
(S120:YES)、本処理を一旦終了する。一方、
S10で読み出したカラオケ情報が振付け曲であった場
合には(S20:YES)、S30へ移行する。S30
では、メモリ40に記憶したカラオケ情報の演奏情報D
1中のMIDIデータをカラオケ演奏ユニット120へ
送り込んで楽音の演奏を行なわせると共に、背景映像情
報D3と歌詞テロップ情報D2と振付け映像情報D4と
をグラフィック装置50に送り込み、背景映像情報D3
に歌詞テロップ情報D2を合成すると共に、背景映像情
報D3中であって歌詞テロップ情報D2に重ならない所
定の位置に振付け映像情報D4をPIP表示する処理を
開始させる。この場合、モニタ60には、図4(A)に
示すような画面表示がなされる。すなわち、モニタ60
の画面全体に背景映像情報D3が表示され、画面下部に
歌詞テロップ情報D2が合成されて表示される。そし
て、画面右上に振付け映像情報D4が背景映像情報D3
中にPIP表示され、歌詞テロップ情報D2に重ならな
いようにされている。
【0031】その後は、S40へ移行して、リモコン1
0の振付け表示ボタン15による入力、すなわち表示切
替の入力があるかどうかを判断する。その入力がなけれ
ば(S40:YES)、続くS50で演奏終了かどうか
を判断する。演奏終了でなければ(S50:NO)、所
定の楽音演奏や映像・歌詞表示等の処理を続行すると共
に、S40へ戻って再度、表示切替の入力有無の判断処
理を行なう。また、演奏終了であれば(S50:YE
S)、本処理を終了する。
【0032】一方、S40で肯定判断、すなわち表示切
替入力があった場合にはS60へ移行する。上述したよ
うに、グラフィック装置50は、CPU70からの指示
に基づいて背景映像情報D3中にPIP表示された振付
け映像情報D4を消去したり、再表示させたりすること
ができるようにされており、この振付け映像情報D4の
消去及び再表示を利用者が任意に指示するためのものが
リモコン10に設けられた振付け表示ボタン15であ
る。したがって、上記S30では、背景映像情報D3に
歌詞テロップ情報D2を合成すると共に、背景映像情報
D3中であって歌詞テロップ情報D2に重ならない所定
の位置に振付け映像情報D4をPIP表示する処理を開
始させたが、その後、振付け表示ボタン15による入力
があった場合には、S60〜S100においてグラフィ
ック装置50へ表示切替指示を出すための処理を実行す
るのである。
【0033】まずS60では、現在表示状態であるかど
うかを判断する。S30で必ず振付け映像も表示するこ
ととした場合には最初は表示状態であるので、S60で
肯定判断となり、S70へ移行する。S70では、グラ
フィック装置50に対して振付け映像の消去指示を出
し、続くS80にて現在の状態を「消去」状態とRAM
100に記憶して、S50へ移行する。したがって、映
像表示開始後にリモコン10の振付け表示ボタン15を
初めて操作するとそれは消去指示である。
【0034】そして、再度振付け表示ボタン15を操作
すると、その時点では消去状態であるのでS60で否定
判断され、S90へ移行する。S90では、グラフィッ
ク装置50に対して振付け映像の再表示指示を出し、続
くS100にて現在の状態を「表示」状態とRAM10
0に更新記憶してから、S50へ移行する。
【0035】このように、S30で表示させた振付け映
像は、利用者が振付け表示ボタン15を操作する度に、
消去→再表示→消去→……と繰り返すこととなる。つま
り、利用者が自由に振付け映像を消去したり、表示させ
たりすることが出来る。このように、本実施形態のカラ
オケ装置1によれば、リクエストした曲が振付け曲であ
れば、背景映像情報D3に歌詞テロップ情報D2を合成
すると共に、背景映像情報D3中であって歌詞テロップ
情報D2に重ならない所定の位置に振付け映像情報D4
をPIP表示することができる。したがって、モニタ6
0には、図4(A)に示すような画面表示がされ、カラ
オケ利用者にとって振付けをマスターするための助けと
なる。もちろん、カラオケ演奏ユニット120からはそ
の曲の楽音演奏がされるので、カラオケ利用者は、表示
された振付け映像を見て振付けをしながら、出力された
楽音を伴奏として歌唱することができ、歌も振付けも共
に楽しめる。
【0036】特に、カラオケの場合にはまずは「歌う」
ことが基本であるが、頻繁にカラオケを楽しむようにな
ると一般的にマンネリ気味になるため、あるいはより実
際の歌手に近づこうとして、振付けまでマスターしよう
とすることが考えられるが、振付けについてガイドして
くれる機能はなかった。そのため、従来は例えばテレビ
番組や実際のライブ会場等で振付けを見て覚えるしかな
かったが、本実施形態のカラオケ装置1では振付け映像
が表示されるので、振付けもマスターしようとする利用
者に対して非常に便利である。
【0037】また、例えばカラオケ装置1を多数人で利
用する場合、マイクで歌う人は1〜2人であることが多
く、従来、その他の人は単にモニタ60を見ながら歌声
を聞いているだけであることが多かった。したがって、
本実施形態のように、振付け映像を表示させれば、マイ
クで歌っていない人もそれを見て振付けをまねることが
でき、十分楽しむことができる。
【0038】また、本実施形態の場合、モニタ60には
歌詞テロップと振付け映像が同一画面内に表示されるの
で、歌詞をしっかり覚えておらず振付けもしっかり覚え
ていない場合であっても、両方を同一画面で参照できる
ので便利である。以上本発明はこの様な実施形態に何等
限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において種々なる形態で実施し得る。例えば、上記実
施形態では、図4(A)に示すように、背景映像情報D
3に歌詞テロップ情報D2を合成すると共に、背景映像
情報D3中であって歌詞テロップ情報D2に重ならない
所定の位置に振付け映像情報D4をPIP表示した。し
かし、これ以外にも、図4(B)に示すように、振付け
映像情報D4を背景とし、それに歌詞テロップ情報D2
を合成するようにすることも考えられる。これは、特に
背景映像情報D3が準備されておらず、通常は歌詞テロ
ップだけが表示されるいわゆる「ブルーバック」状態と
なるようなカラオケ装置の場合、振付けがある曲につい
ては振付け映像情報D4を背景映像とすれば効果的であ
る。もちろん、振付け曲でない場合には所定の背景映像
情報D3を表示させ、振付け曲の場合には振付け映像D
4を背景映像情報D3の代わりに歌詞テロップ情報D2
の背景として表示させるという制御を行ってもよい。
【0039】なお、図4(A)及び(B)において示し
たのは、共に振付け映像情報D4を歌詞テロップ情報D
2と同一画面内に表示させる場合の例であるが、別実施
形態として、表示手段を複数備え、振付け映像情報D4
と歌詞テロップ情報D2とを別個の表示手段にそれぞれ
表示させるように構成してもよい。
【0040】この別実施形態の構成は図5に示すように
なる。基本的には図1に示した実施形態と同様なので、
変更されている部分だけ説明する。図1の場合にはグラ
フィック装置50とモニタ60がそれぞれ1つずつであ
ったが、図5に示す別実施形態の場合には、2セットあ
る。すなわち、第1グラフィック装置50aと第1モニ
タ60aのセットと第2グラフィック装置50bと第2
モニタ60bのセットである。この別実施形態では、第
1グラフィック装置50aにて背景映像情報D3に歌詞
テロップ情報D2が合成され、その合成された映像が第
1モニタ60aに表示されるようになっており、振付け
映像情報D4は第2グラフィック装置50bによって第
2モニタ60bに表示されるようになっている。この表
示状態を示したのが図4(C)である。なお、振付け曲
でないカラオケ曲の場合には、第1モニタ60aにのみ
表示されることとなる。
【0041】このように振付け映像を単独で第2モニタ
60bの全体に表示させる場合には次のような利点があ
る。つまり、モニタの画面サイズが小さく、歌詞テロッ
プ情報D2に重ならないようにPIP表示すると、振付
け映像の表示領域が小さくなってしまい見づらくなって
しまうような場合には、このように分離した方が効果的
である。また、マイクで歌っていない人が多数人居る場
合、一つのモニタで全員が見ると、見難い場合が生じる
ので、第2モニタ60bを複数設ければ、それらを見な
がら振付けを専門に楽しむこともできる。
【0042】なお、上記の説明においては、特にカラオ
ケ装置を念頭においていたが、カラオケ装置としてでは
なく、他の楽音再生装置、例えばビデオオンデマンド端
末、マルチメディア端末等において、ボーカル入りの通
常の曲を演奏する場合に振付け教示用の表示情報を表示
させるものとしても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 楽音再生装置をカラオケ装置に適用した場合
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 実施形態のカラオケ情報の構成を示す説明図
である。
【図3】 実施形態におけるカラオケ演奏処理を示すフ
ローチャートである。
【図4】 (A)は実施形態のモニタの表示画面の一例
を示す説明図、(B)は別態様の場合の表示画面説明
図、(C)は別実施形態の場合の2つのモニタの表示画
面説明図である。
【図5】 別実施形態のカラオケ装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】 1…カラオケ装置 10…リモコン 11…曲目設定ボタン群 13…確定ボタン 15…振付け表示ボタン 20…ハードディ
スク 30…受信部 40…メモリ 50…グラフィック装置 60…モニタ 70…CPU 120…カラオケ演
奏ユニット 50a…第1グラフィック装置 60a…第1モニ
タ 50b…第2グラフィック装置 60b…第2モニ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 27/34 G11B 27/34 P

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の曲の中から所望の曲を選択するた
    めの選択手段と、その選択された曲に対応した楽音情報
    を再生して楽音を出力する楽音出力手段とを備える楽音
    再生装置において、 振付けがある曲について、振付け教示用の表示情報を記
    憶する振付け教示用情報記憶手段と、 前記選択手段によって選択された曲が振付け曲である場
    合には、前記振付け教示用情報記憶手段より対応する振
    付け教示用の表示情報を読み出し、前記楽音出力手段に
    よる楽音出力に同期させて表示させる表示制御手段とを
    備えることを特徴とする振付け教示機能付き楽音再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択手段によって選択された曲に対
    応する歌詞テロップを表示可能な請求項1に記載の楽音
    再生装置において、 前記表示制御手段は、前記振付け教示用の表示情報及び
    前記歌詞テロップを同一画面内に表示させることを特徴
    とする振付け教示機能付き楽音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記歌詞テロップの背景として所定の背
    景映像を表示可能な請求項2に記載の楽音再生装置にお
    いて、 前記表示制御手段は、前記背景映像中であって前記歌詞
    テロップに重ならない位置に、前記振付け教示用の表示
    情報をピクチャ・イン・ピクチャ表示させることを特徴
    とする振付け教示機能付き楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段によって選択された曲に対
    応する歌詞テロップを表示可能な請求項1に記載の楽音
    再生装置において、 表示手段を複数備えており、前記表示制御手段は、前記
    振付け教示用の表示情報と前記歌詞テロップとを、別個
    の表示手段にそれぞれ表示させることを特徴とする振付
    け教示機能付き楽音再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の楽音再
    生装置において、 前記表示制御手段は、前記振付け教示用の表示情報とし
    て、元々の振付けに対して鏡像状態となる振付け教示映
    像を表示させることを特徴とする振付け教示機能付き楽
    音再生装置。
JP8025157A 1996-02-13 1996-02-13 振付け教示機能付き楽音再生装置 Pending JPH09218690A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009193082A (ja) * 1999-09-08 2009-08-27 Yamaha Corp カラオケ装置
JP2011007868A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Daiichikosho Co Ltd 背景映像中の顔画像を避けるように歌詞字幕を表示するカラオケ装置
JP2012068501A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Xing Inc カラオケ装置及びカラオケシステム
JP2014130177A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Daiichikosho Co Ltd コラボレーション歌唱における歌唱動作事前報知システム
JP2017040786A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 ブラザー工業株式会社 カラオケ装置、およびカラオケ用プログラム

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