JP3899595B2 - 映像再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像を再生する映像再生装置であって、歌詞を示す歌詞テロップと、この歌詞テロップの背景に表示する背景映像とをモニタテレビに表示してカラオケを行うカラオケ装置において上記背景映像を再生する装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記カラオケ装置としては、たとえば、曲データを保有するサーバーから通信回線を介して曲データを受信し、この受信した曲データを再生する、いわゆる通信カラオケ装置が知られている。
この通信カラオケ装置には、選曲、曲データの受信および再生などを行う曲データ再生装置、曲の演奏およびマイクミキシングなどを行うアンプ、このアンプから出力される信号を音として再生するスピーカ、背景映像を再生する動画プレーヤ、歌詞テロップおよび背景映像を表示するモニタテレビ、マイクロフォンなどが備えられている。
【0003】
動画プレーヤは、複数の背景映像が記憶されたCD−ROMを再生する。CD−ROMには、背景映像が、曲のジャンルと対応付けられて記憶されている。また、曲データ再生装置により受信される曲データには、曲のジャンルを示すジャンルデータが含まれており、動画プレーヤは、そのジャンルデータにより示されるジャンルと対応付けられる背景映像をCD−ROMから選択して再生する。この再生は、ジャンルに属する複数の背景映像の中から1つの背景映像をランダムに選択して行われる。1つの背景映像の再生時間は、背景映像によって異なるが、たとえば30秒であり、動画プレーヤは、背景映像の選択および再生を曲の終了まで繰り返し実行する。
【0004】
また、曲データ再生装置は、選曲された曲を示す曲データをサーバーから受信し、この受信した曲データに含まれるMIDI(Musical Instrument Digital Interface)データをMIDI音源に書込み、MIDI音源から発生する信号は、アンプおよびスピーカにより再生される。
さらに、曲データ再生装置は、曲データに含まれる歌詞テロップデータを映像信号に変換し、この変換された映像信号は、モニタテレビに歌詞テロップとして表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アニメーションの主題歌および挿入歌など、映像と曲とが密接不可分の関係にある曲を歌う場合は、その映像以外の映像を背景映像として再生しても意味がない。
しかし、複数のアニメーションを背景映像として記憶させるとなると、他の背景映像の相当数を記憶できなくなるという問題がある。たとえば、再生時間が2分30秒のアニメーションを4曲分記憶すると、再生時間が30秒の背景映像が20個分犠牲になる。また、アニメーション専用のCD−ROMを設けることも考えられるが、コストがかかるため望ましくない。
さらに、CD−ROMの盤面の汚れなどにより、背景映像データを読取ることができないため、予定した背景映像を再生できない場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、静止画を記憶して再生できるようにすることにより、再生できる映像の種類を増加させ、かつ、再生すべき映像を映像情報記憶手段から読出すことができない場合に所定の静止画を再生できる映像再生装置の実現を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、動画を示す動画情報および静止画を示す静止画情報が記憶されたDVDから動画情報または静止画情報を読出すDVDドライブと、静止画情報が記憶されたROMと、前記DVDドライブおよびROMを制御するCPUと、前記CPUの制御により前記DVDから読出された動画情報または静止画情報あるいは前記ROMから読出された静止画情報を、モニタの画面に表示するための信号に変換する再生装置と、を備えており、前記CPUは、前記DVDドライブを制御することにより、所定の動画情報の読出を指令する読出指令信号に基づいて、前記DVDに前記所定の動画情報が記憶されているか否かを判定する第1判定処理と、前記第1判定処理において否定判定した場合に、前記所定の動画情報により示される映像と類似した静止画を示す静止画情報が前記DVDに記憶されているか否かを判定する第2判定処理と、前記第1判定処理または第2判定処理において肯定判定した場合に、前記第1判定処理または第2判定処理においてそれぞれ判定対象となった動画情報または静止画情報を前記DVDから読出すことができるか否かを判定する第3判定処理と、前記第1および第3判定処理においてそれぞれ肯定判定した場合は、前記第1判定処理において判定対象となった動画情報を前記DVDから読出し、さらに、前記第2および第3判定処理においてそれぞれ肯定判定した場合は、前記第2判定処理において判定対象となった静止画情報を前記DVDから読出し、さらに、前記第3判定処理において否定判定した場合は、前記ROMから所定の静止画情報を読出す読出処理と、を実行するという技術的手段を採用する。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】
請求項1に記載の発明では、動画情報ばかりでなく、動画情報よりも情報量の少ない静 止画情報をも記憶したDVDを再生できるため、動画情報ばかりを記憶したDVDを再生する場合よりも数多くの映像を再生することができる。
【0015】
とえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、カラオケ装置に備えられた映像再生装置たるDVDプレーヤにおいて、複数のアニメーションの静止画を映像情報記憶手段たるDVDに記憶しておき、所定のアニメーションの主題歌や挿入歌などが選曲された場合に、その所定のアニメーションの静止画をDVDから読出して再生することができる。
【0016】
また、所定の動画情報の読出を指令する読出指令信号に基づいて読出すべき所定の動画情報がDVDに記憶されていない場合DVDから所定の静止画情報を読出すことができる
つまり、再生すべき動画情報DVDから読出すことができないことにより、映像情報が何も再生されないという事態をなくすことができる。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、再生すべきアニメーションの動画をDVDから読出すことができない場合に、その読出すことができない動画に代えてそのアニメーションの静止画を読出して再生できるため、選曲したアニメーションの主題歌や挿入歌などを歌う場合に、そのアニメーションを示す映像が何も再生されないという事態をなくすことができる。
【0017】
【0018】
また、読出すべき動画情報または静止画情報がDVDに記憶されているにも拘わらず、所定の原因によりDVDから読出すことができない場合は、ROMから所定の静止画情報を読出すことができる
したがって、所定の原因により、再生すべき映像情報をDVDから読出すことができないことにより、映像情報が何も再生されないという事態をなくすことができる。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、背景映像が記憶されたDVDのディスク面が汚れていることにより、再生を指定した背景映像を読出すことができない場合であっても、その背景映像に代えて所定の静止画を読出して再生できるため、背景映像が何も再生されないという事態をなくすことができる。
【0019】
特に、読出すべき動画情報をDVDから読出すことができない場合にDVDから読出す静止画情報により示される静止画は、上記読出すべき動画情報により示される映像と類似しているため、上記読出すべき動画情報により示される動画を見ようとしていた者は、その動画と非類似の静止画を見る場合よりも、違和感なく静止画を見ることができる。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、あるアニメーションの動画がDVDに記憶されていない場合に、その動画の1シーンを示す静止画を再生することにより、カラオケする者は、その静止画を見ながら違和感なく歌うことができる。
【0020】
【0021】
なお、CD−ROMやDVDなどは、動画をMPEG規格という動画圧縮のための国際規格に基づいて記憶する。
【0022】
また、請求項1に記載の映像再生装置は、映像再生装置により映像情報が再生される際に所定の楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段とが備えられた楽音再生装置に好適に用いられる。
つまり、たとえば、楽音再生装置たるカラオケ装置では、指定した背景映像がモニタテレビに表示されないと、カラオケをする者が興ざめするという問題があるが、上記映像再生装置をカラオケ装置における背景映像装置に適用することにより、表示されない背景映像に代えて所定の静止画をモニタテレビに表示できるため、上記問題を解決することができる。この理由により、請求項1に記載の映像再生装置は、上記楽曲情報再生手段が備えられた楽音再生装置に好適に用いられる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の映像再生装置の一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、映像再生装置として、曲データを保有するサーバーと通信回線で接続され、そのサーバーから通信回線を介して曲データを受信して再生する、いわゆる通信カラオケ装置に用いられる背景映像再生装置を代表に説明する。また、その背景映像再生装置として、DVD(Digital Video Disc)を再生するDVDプレーヤを代表に説明する。
【0024】
まず、本実施形態のDVDプレーヤが備えられたカラオケ装置の主要構成について、それを示す図1を参照して説明する。
図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などを表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)12と、歌唱者用のモニタ14とが備えられている。また、カラオケ装置10には、本発明の映像情報たる背景映像データが記憶されたDVDを再生するDVDプレーヤ6が備えられている。
【0025】
さらに、カラオケ装置10には、楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称する)の選曲と、選曲された曲の歌詞テロップおよび曲の演奏部分を示す演奏データなどから構成される、本発明の楽曲情報たる曲データの通信ケーブル15を介しての受信、曲の再生の予約、ならびに、モニタ12,14に表示される映像の切替え、合成などを行う装置(以下、コマンダと称する)20と、マイクロフォン17,18とが備えられている。
【0026】
また、カラオケ装置10には、マイクロフォン17,18から入力される音声と曲とのミキシング、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生する1組のスピーカ13,13と、コマンダ20を遠隔操作する送信器70とが備えられている。
【0027】
次に、コマンダ20の構成および機能について図2を参照して説明する。
図2(A)は、コマンダ20の前面パネルの説明図であり、同図(B)は、コマンダ20の背面パネルの説明図である。
図2(A)に示すように、コマンダ20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられており、テンキー21の上方には、選曲された曲の選曲番号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が設けられている。
【0028】
また、選曲番号表示体23の左方には、演奏が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示体24が設けられており、その下方には、予約の取消を行うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予約するための割り込みボタン28とが設けられている。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送信される光信号を受信する受信部38が設けられており、左下には、コマンダ20の電源を立ち上げる電源ボタン39が設けられている。
【0029】
また、テンキー21の右方には、演奏のキーを低くするフラットキー29と、キーを標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキー31とが設けられており、それらキーの下方には、ボーカルのメロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けられている。さらに、それらボタンの下方には、カラオケを行うモードとカラオケを行わないモードとに切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通信ケーブル15を介して入力されるデータを曲データからBGM、有線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン36と、モニタ12,14の表示をサーバーなどが提供しているサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン37とが設けられている。
【0030】
また、図2(B)に示すように、コマンダ20の背面パネルには、各地域に設置されたサーバー2(図3参照)と通信を行うための通信ケーブル15を接続する通信端子40が設けられており、この通信端子40の右側には、DVDプレーヤ6の制御回路63(図4参照)に接続されたプラグ68を接続するためのコネクタ69が設けられている。このコネクタ69の右側には、DVDプレーヤ6の映像出力端子67(図4参照)を接続するための映像入力端子58が設けられている。この映像入力端子58の右側には、モニタ12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子43とが設けられており、この映像出力端子43の右側には、アンプ16の音声入力端子と接続するための音声出力端子41が設けられている。
【0031】
次に、上記コマンダ20の制御系の構成について図3および図6(A)を参照して説明する。
図3は、コマンダ20の制御系の主要構成をブロックで示す説明図であり、図6(A)は、曲データの主要構成をブロックで示す説明図である。
最初に、曲データの主要構成について図6(A)を参照して説明する。
曲データ130は、再生する背景映像の種類や再生順序などの再生スケジュールを指示する再生方法指示コマンド160、歌詞テロップ(字幕)を示す歌詞テロップデータ132、曲の演奏部分を示す演奏データ133などから構成される。演奏データ133は、MIDIデータで構成される。
【0032】
次に、コマンダ20の制御系の主要構成について図3を参照して説明する。
コマンダ20には、選曲、サーバー2に対する曲データ130の送信要求、曲データ130の受信、DVDプレーヤ6に対する各種コマンドの送信、曲の演奏順序の予約、音声制御、映像制御などをプログラムにしたがって行うCPU45が備えられている。また、CPU45には、CPU45により実行されるプログラムなどが記憶されたROM46と、受信した曲データ130、送信器70から送信されたデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM47とが接続されている。
【0033】
また、CPU45には、歌詞テロップを構成する文字、選曲番号、カラオケ装置10の動作状態などを示す文字をモニタ12,14に表示するためのフォントデータが記憶されたフォントROM44と、このフォントROM44から読出され、ビットマップデータに展開されたデータを一時記憶するビデオRAM48と、サーバー2から通信ケーブル15および通信端子40を介して曲データ130を受信するための通信用モデム49とが接続されている。さらに、CPU45には、タイマ53のカウントにしたがって曲データ130に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータをMIDI音源52へ書き込む制御を行うシーケンサ51と、MIDI音源52から出力される音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路50が接続されている。
【0034】
また、CPU45には、DVDプレーヤ6との間でコマンドなどの入出力を行うためのインターフェース59が接続されている。さらに、CPU45には、DVDプレーヤ6からインターフェース59を介して入力された背景映像信号をモニタ12,14により表示するための表示信号に変換したり、ビデオRAM48から出力されるビットマップデータを歌詞テロップに変換したりする映像制御回路54が接続されている。映像制御回路54は、モニタ12の表示画面を説明する図18に示すように、背景映像300の中に歌詞テロップ302がスーパーインポーズされるように制御を行う。また、映像制御回路54は、曲の進行にしたがって歌詞テロップの色を変える制御も行う。
【0035】
また、CPU45には、受信部38により受信された光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、コマンダ20の前面パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
【0036】
次に、DVDプレーヤ6の構成および機能について、それをブロックで示す図4を参照して説明する。
DVDプレーヤ6には、背景映像を示す背景映像データが記憶されたDVD61Aから背景映像データを読出すDVDドライブ61と、同じく背景映像データが記憶されたDVD62Aから背景映像データを読出すDVDドライブ62とが内蔵されている。両DVDドライブ61、62には、図示しないディスク回転用のモータ、モータ駆動回路、ディスク面に光線を照射してディスクに記憶された背景映像データを読取る読取ヘッドなどがそれぞれ設けられている。
なお、DVD61AおよびDVD62Aが、本発明の映像情報記憶手段に相当する。
【0037】
また、DVDプレーヤ6には、DVD61A、62Aから読出された背景映像データを一時記憶するバッファメモリ65と、バッファメモリ65から出力される背景映像データ(MPEGデジタルデータ)を入力してアナログの背景映像信号に変換するMPEGデコーダ回路66とが内蔵されている。
さらに、DVDプレーヤ6には、DVD61A、DVD62Aから背景映像データを読出す制御などを行うCPU64を備えた制御回路63と、映像管理テーブル用メモリ60とが内蔵されている。映像管理テーブル用メモリ60には、DVD61A、62Aに記憶されている背景映像データのファイル名をジャンルおよびキーワードと対応付けてテーブル形式で記憶して管理する背景映像ファイルテーブル(図8参照)などが記憶される。背景映像ファイルテーブルなどは、DVD61A、または、62Aに記憶されており、DVDプレーヤ6の電源が立ち上げられた際に読出され、映像管理テーブル用メモリ60に記憶される。
【0038】
DVD61A、62Aには、それぞれ多く(たとえば、32,000個)の背景映像がMPEG2ビデオ方式で圧縮されて記憶されている。また、各背景映像は、演歌、ポップス、アニメーションなど、曲のジャンル別に記憶されており、1つの背景映像の再生時間は背景映像ごとに異なるが、たとえば、演歌、ポップスでは30秒であり、アニメーションでは120秒である。ここで、MPEGとは、Moving Picture Experts Groupの略であり、動画像およびこれに関連するオーディオなどの情報圧縮の国際標準規格を指す。
なお、本実施形態では、映像管理テーブル用メモリ60には、RAMなどの書換可能な記憶媒体が用いられる。また、バッファメモリ65およびMPEGデコーダ回路66が、本発明の再生装置として機能する。
【0039】
ここで、映像管理テーブル用メモリ60の記憶内容について図7ないし図13を参照して説明する。
映像管理テーブル用メモリ60には、図8に示す背景映像ファイルテーブル100が記憶されている。背景映像ファイルテーブル100には、背景映像のジャンル、および背景映像の内容の一部を示すキーワードを特定するジャンルキーワード数値101と、背景映像のファイル名を示すファイル名データ102と、静止画および動画のいずれであるかを示す静止画判別データ103とが対応付けてテーブル形式で複数組設定されている。
なお、静止画のファイルは、静止画判別データ103が「1」である。
【0040】
ジャンルキーワード数値101は、16進数で登録されており、そのビット構成を説明する図10(A)に示すように、0ビットから3ビットまでが第2キーワードを示し、4ビットから7ビットまでが第1キーワードを示し、8ビットから11ビットまでがジャンルを示す。
たとえば、ジャンルキーワード数値101が「020H」の背景映像は、ジャンルが「0」であり、第1キーワードが「2」であり、第2キーワードが「0」である背景映像である。
【0041】
ジャンルの「0」は、ジャンル名、数値および分類との対応関係を説明する図10(B)に示すように、ジャンル名が「A」で「演歌一般」という分類に属することを示し、第1キーワードの「2」は、ジャンルAと第1キーワードとの対応関係を説明する図11(A)に示すように、「港/船」というキーワードであることを示す。
つまり、ジャンルキーワード数値101が「020H」である背景映像の中には、港に停泊する船が登場するシーンが存在することを示す。
また、第2キーワードの「0」は、第1キーワード「港/船」に対する第2キーワードの割り当てを説明する図12(A)に示すように、「和服」というキーワードであることを示す。
【0042】
つまり、ジャンルキーワード数値101が「020H」である背景映像の中には、港に停泊する船が登場するシーンに加えて、和服の女性が登場するシーンが存在することを示す。
なお、図11(B)は、ジャンルDと第1キーワードとの対応関係を示す説明図であるが、その他のジャンルについても図示しないが同様に第1キーワードとの対応関係が定められている。また、図12(B)は、第1キーワード「田舎」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、同図(C)は、第1キーワード「雑踏」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であるが、その他の第1キーワードについても図示しないが同様に第2キーワードとの対応関係が定められている。
【0043】
以上のように、背景映像ファイルテーブル100には、1つのファイル名に対して3つの特定情報が対応付けて登録されている。このため、従来のように、ジャンルという大きな概念で背景映像を指定することもできる他、ジャンルにキーワードを加えることにより、同じジャンルの中の特定の背景映像を指定することもできる。
【0044】
また、映像管理テーブル用メモリ60には、図9(A)に示す番組情報ファイルテーブル110が記憶されている。ここに、番組情報とは、アニメーションや映画など、アニメーションや映画の主題歌や挿入歌などを歌う場合にのみ再生される背景映像を意味する。番組情報ファイルテーブル110には、番組番号データ111と、ファイル名データ112と、静止画判別データ113とが対応付けてテーブル形式で複数組設定されている。番組番号データ111は、上記ジャンルキーワード数値101と同様に16進数で設定されており、その構成は、ジャンルキーワード数値101と同じである。
【0045】
たとえば、図9(A)および図13に示すように、番組番号データ111が「28AH」で特定される背景映像は、「鉄人アトム」というアニメーションの背景映像である。また、番組番号データ111が「28BH」で特定される背景映像は、「鉄人アトム」というアニメーションの1シーンの静止画を示す。さらに、番組番号データ111が「FFEH」で特定される背景映像は、「札幌時計台」を映した背景映像である。
【0046】
さらに、映像管理テーブル用メモリ60には、図9(B)に示す親ジャンルテーブル120が記憶されている。ここに、親ジャンルとは、図10(B)に示したAからPまでの各ジャンルが属する大きなジャンルを意味する。親ジャンルテーブル120には、ジャンル分類およびその数値を示すジャンル分類データ121と、親ジャンルおよびその数値を示す親ジャンルデータ122とが対応付けてテーブル形式で設定されている。
たとえば、ジャンル分類データ121が「A(0)」で示されるジャンルは、「B(1)」という親ジャンルに属する。
つまり、図10(B)に示すように、「A(0)」なる演歌一般というジャンルは、「B(1)」なる演歌冬という親ジャンルに属する。
【0047】
そしてさらに、映像管理テーブル用メモリ60には、図7に示す再生指示テーブル90が記憶されている。ここに、再生指示テーブルとは、ある曲が選曲された場合に選択される背景映像および再生順序を設定するテーブルを意味する。つまり、背景映像の再生スケジュールを意味する。
再生指示テーブル90は、再生順序を示す順序データ91と、再生指示内容を示す再生指示データ92とが対応付けて設定されている。再生指示テーブル90に登録される再生指示データ92は、サーバー2からコマンダ20へ送信される曲データ130を構成する再生方法指示コマンド160、170に含まれており、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信される。そのコマンドの構成を図6(D)および(E)に示す。
【0048】
図6(D)は、番組番号により番組情報を示す背景映像を特定するコマンドの構成を示し、同図(E)は、ジャンルおよびキーワードにより背景映像を特定するコマンドの構成を示す。各コマンドは、ASCIIコードで表され、アルファベット26文字、数字、幾つかの記号文字で構成される。「PROG」は、再生指示テーブル90への登録指示を意味し、[CR]は、コマンドの終わりを意味する。
【0049】
図6(D)に示す再生方法指示コマンド160は、「PROG:28AH[CR]」という再生指示方法を示している。ここで、1文字目の「P」は、Pに付されているデータが、番組番号を指定するものであることを示す。再生方法指示コマンド160は、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド160に示されるデータは、図7(A)に示すように再生指示テーブル90に登録される。ここに、「28A」は、「鉄人アトム」というアニメーションの背景映像を指定することを示す(図13参照)。
つまり、図7(A)に示す再生指示テーブル90に登録された再生指示方法により、「鉄人アトム」というアニメーションの背景映像が再生される。
【0050】
また、図6(E)に示す再生方法指示コマンド170は、「PROG:G020:G02A:G094:G024:G050:G054:G074:G023[CR]」という再生指示方法を示している。ここで、1文字目の「G」は、Gに付されている3桁の数字が、ジャンルおよびキーワードを指定するものであることを示し、2〜4文字目の3桁の数字は、ジャンルおよびキーワードを示す。
再生方法指示コマンド170も、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド160に示される各データは、図7(B)に示すように先頭のデータ「G020」から順番に再生指示テーブル90に登録される。
【0051】
ここに、「020」は、ジャンルが「演歌一般」であり(図10(B)参照)、第1キーワードが「港/船」であり(図11(A)参照)、第2キーワードが「和服」(図12(A)参照)で特定される背景映像を指定することを示す。また、「02A」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、第2キーワードが「建物」で特定される背景映像を指定することを示す。
つまり、図7(B)に示す再生指示テーブル90に登録された再生スケジュールにより、最初に「演歌一般・港/船・和服」で特定される背景映像が再生され、2番目に「演歌一般・港/船・建物」で特定される背景映像が再生される。
なお、再生方法指示コマンド160、170が、本発明の読出指令信号に相当する。
【0052】
次に、送信器70の構成についてその外観を示す図5を参照して説明する。
図5に示すように、送信器70の上面上方には、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する選曲番号表示体71が設けられており、その下方には、コマンダ20のカラオケ切替ボタン35と同じ作用をするカラオケ切替ボタン72と、コマンダ20の入力切替ボタン36と同じ作用をする外部映像ボタン73と、サーバー2が用意しているテレビゲームを行う状態に切替えるゲームボタン74とが設けられている。
【0053】
また、それらボタンの下方には、曲間や曲の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定するための拍手ボタン75と、コマンダ20に設けられたキーと同じ作用をするフラットキー76と、シャープキー77とが設けられており、それらの下方には、コマンダ20に設けられたものと同じ作用をするテンキー78と、選曲ボタン79と、演奏停止ボタン80と、歌い直しボタン81と、取り消しボタン82と、割り込みボタン83とが設けられている。さらに、割り込みボタン83の右には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマイナスボタン84と、音量を大きくするプラスボタン85とが設けられている。
なお、上記各ボタン、または、キーを押すと、その押されたボタン、または、キーの種類を示す光信号が、送信器70の先端に形成された送信窓86から送信される。
【0054】
次に、カラオケ装置10の一連の動作について図14ないし図16を参照して説明する。
図14は、選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内容を示すフローチャートであり、図15は、コマンダ20から送信されたコマンドの解析処理を行うためにDVDプレーヤ6のCPU64により実行されるコマンド解析タスクのフローチャートである。図16は、CPU64により実行されるDVDを再生するためのDVD再生タスクのフローチャートである。
なお、ここでは、アニメーションの主題歌や挿入歌を選曲する場合を代表に説明する。
【0055】
まず、カラオケ装置10の利用者が、送信器70の送信窓86をコマンダ20に向けて歌いたい曲の選曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押す毎にテンキー78に対応する数字が選曲番号表示体71,23およびモニタ12,14に順次表示される。
続いて、最後の数字のテンキー78を押してから選曲ボタン79を押すと、選曲が終了したと判定され(ステップ100)、その選曲された曲の曲データ130の送信を要求するリクエスト信号が通信ケーブル15を介してサーバー2へ送信される(ステップ120)。
【0056】
そして、サーバー2は、複数の曲データが記憶されたハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)11から上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ130を検索して読出し、その読出された曲データ130は、通信ケーブル15を介してコマンダ20の通信端子40を経て通信用モデム49により受信される(ステップ140)。続いて、その受信された曲データ130は、通信用モデム49から出力され、RAM47に一時保存される(ステップ160)。続いて、RAM47から曲データ130が読出され(ステップ180)、この読出された曲データ130に含まれる再生方法指示コマンド160は、インターフェース59を介してDVDプレーヤ6へ送信される(ステップ200)。
【0057】
ここで、コマンダ20から送信されるコマンドを解析するためにCPU64が実行するコマンド解析タスクの内容を図15を参照して説明する。
CPU64は、コマンダ20から送信されたコマンドを受信すると(ステップ202)、その受信したコマンドの種類が、再生方法指示コマンド160、背景映像の再生開始を指示する再生開始コマンド140(図6(B)参照)および背景映像の再生停止を指示する再生停止コマンド150(図6(C)参照)のうち、いずれのコマンドであるかを判定する(ステップ204)。ここでは、受信したコマンドは、再生方法指示コマンド160であるため、ステップ206へ進む。
ステップ206では、受信した再生方法指示コマンド160により示される再生指示内容(28AH)を再生指示テーブル90に登録する(図7(A)参照)。
【0058】
次に、CPU45から再生開始コマンド140がDVDプレーヤ6へ送信されると(図14のステップ212)、CPU64は、その送信された再生開始コマンド140を受信し(図15のステップ202)、その受信したコマンドの種類を判定する(ステップ204)。ここでは、受信したコマンドは、再生開始コマンド140であるためステップ208へ進み、再生開始メッセージがDVD再生タスクに送られる。
【0059】
次に、CPU64により実行されるDVD再生タスクについて図16を参照して説明する。
まず、CPU64は、再生開始メッセージを受信すると(ステップ214:Yes)、再生指示テーブル90に登録されている再生指示データ「28AH」により示されるジャンルキーワードを有するファイル名が、番組情報ファイルテーブル110に登録されているか検索する(ステップ216)。続いて、CPU64は、その検索の結果、再生指示データ「28AH」により示されるジャンルキーワードを有するファイル名が見付かった場合は(ステップ218:Yes)、そのファイル名に対応する背景映像データをDVDから読出す(ステップ222)。
【0060】
ここでは、図9(A)に示すように、再生指示データ「28AH」により示されるジャンルキーワードを有するファイル名「E458.VOB」が番組情報ファイルテーブル110に記憶されているため、ファイル名「E458.VOB」に対応する背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。
また、ステップ216における検索の結果、上記ファイル名がなかった場合は(ステップ218:No)、検索を行ったファイル名の背景映像と類似する映像の静止画のファイル名が番組情報ファイルテーブル110に記憶されていないか検索し(ステップ226)、ファイル名があった場合は(ステップ228:Yes)、そのファイル名に対応する背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。
【0061】
ここでは、図9(A)および図13に示すように、番組番号「28BH」および「28CH」のファイルが、それぞれ「鉄人アトム静止画1」、「鉄人アトム静止画2」として記憶されているため(ステップ228:Yes)、それら両ファイルの一方をランダムに選択し、そのファイルの背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。
また、ステップ226において、静止画が検索されなかった場合は(ステップ228:No)、ステップ230へ進み、予備の静止画を検索し、その背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。たとえば、上記「鉄人アトム静止画1」および「鉄人アトム静止画2」の両静止画が検索されなかった場合は、番組情報ファイルテーブル110に予備静止画のファイル名として登録されている番組番号「28DH」、ファイル名「F001.VOB」の予備アニメ映像をDVD61A、または、DVD62Aから読出す。
【0062】
続いて、その読出された背景映像データは、図4に示すバッファメモリ65に一時保存された後に、MPEGデコーダ回路66へ出力され、このMPEGデコーダ回路66によって背景映像信号に変換される。
そして、MPEGデコーダ回路66から出力された背景映像信号は、映像出力端子67を介してコマンダ20の映像入力端子58を経て映像制御回路54に入力される。この入力された映像信号は、映像制御回路54により、モニタ12,14に表示するための映像信号に変換され、映像出力端子42,43を介してモニタ12,14へ出力され、図19に示すように、背景映像300が表示される。
【0063】
ところで、再生指示テーブル90に登録された再生指示データに基づいて背景映像を再生するまでの過程を説明したが、実際には、最初の背景映像が再生される際に曲が演奏され、歌詞テロップがモニタ12,14に表示される。
以下、曲データ130を構成する歌詞テロップデータ132および演奏データ133(図6(A))の再生などについて図14を参照して説明する。
コマンダ20のRAM47から読出された曲データ130に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータは、シーケンサ51に取り込まれ、タイマ53のカウントにしたがってMIDI音源52に書き込まれる。そして、MIDI音源52から出力される音源信号は、音声制御回路50へ出力され、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、アンプ16へ出力される。そして、その出力された音楽信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13,13へ出力され、スピーカ13,13によって演奏音として再生される(ステップ240)。
【0064】
また、曲データ130に含まれる歌詞テロップデータ132に対応するフォントデータが、フォントROM44から読み出され、この読出されたフォントデータはビットマップデータに展開され、ビデオRAM48に保存される。続いて、そのビットマップデータは、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表示信号に変換され、図18に示すように、モニタ12,14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ260)
【0065】
また、マイクロフォン17,18から入力された音声信号は、アンプ16において上記音楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシング信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。そして、その出力されたミキシング信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13,13へ出力され、スピーカ13,13によってミキシング音として再生される。
つまり、利用者は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出された背景映像300および歌詞テロップ302を見ながらマイクロフォン17、または、マイクロフォン18を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0066】
そして、曲データ130の再生が終了すると(ステップ280:Yes)、背景映像の再生停止を指示する再生停止コマンド150(図6(C))がDVDプレーヤ6へ送信される(ステップ300)。DVDプレーヤ6は、再生停止コマンド150を受信すると(図15のステップ202)、コマンドの種類を再生停止コマンドであると判定し(ステップ204)、再生停止メッセージをDVD再生タスクに送る(ステップ210)。続いて、CPU64は、DVD再生タスクにおいて、再生停止メッセージを受け取ったことを判定し、次の再生開始メッセージを受け取るまで待機する(ステップ214:No)。
【0067】
一方、CPU45は、RAM47に予約された選曲番号データが記憶されているかを判定し(図14のステップ320)、記憶されている場合は(ステップ320:Yes)、その記憶されている選曲番号データをRAM47から読出し(ステップ340)、ステップ100ないしステップ300を実行して予約曲を再生する。
【0068】
以上のように、本第1実施形態のDVDプレーヤ6によれば、再生を指示した背景映像がDVD61Aおよび62Aに記憶されていない場合であっても、その記憶されていない背景映像と類似する静止画を再生することができる。また、その類似する静止画も記憶されていない場合には、予備の静止画を再生することができる。
したがって、カラオケをする際に背景映像が何も再生されないという事態をなくすことができる。
なお、再生方法指示コマンド170にしたがって複数の背景映像を再生する際に、記憶されていない背景映像が存在する場合にも、上記CPU64により実行されるDVD再生タスクにより、その記憶されていない背景映像に代えて所定の静止画を再生することができる。
【0069】
次に、本発明第2実施形態の映像再生装置について図17のフローチャートを参照して説明する。
本第2実施形態の映像再生装置は、何らかの原因により、背景映像を読出すことができない場合に、故障時用の静止画を読出して再生できることを特徴とする。
図17は、本第2実施形態の映像再生装置としてのDVDプレーヤに備えられたCPUにより実行されるDVD再生タスクを示すフローチャートである。
なお、DVDプレーヤの構成およびCPUによるコマンド解析タスクは、上記第1実施形態のDVDプレーヤ6と同一であるため説明を省略し、以下では、CPU64によるDVD再生タスクの処理内容についてのみ説明する。
【0070】
CPU64は、コマンダ20から再生開始メッセージを受け取ると(ステップ214:Yes)、再生指示テーブル90に登録されている再生指示データにより示されるファイルを検索する(ステップ216)。そして、ファイルが検索された場合は(ステップ218:Yes)、そのファイルの背景映像データを読出すことができるかを判定し(ステップ220)、読出すことができる場合は(ステップ220:Yes)、その背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。
【0071】
また、ステップ220において、背景映像データを読出すことができないと判定された場合は(ステップ220:No)、番組情報ファイルテーブル110から、番組番号「FFEH」、ファイル名「5666.VOB」の故障時用静止画ファイル(図9(A)、図13参照)を検索し(ステップ224)、そのファイルの背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出す(ステップ222)。
このように、本第2実施形態のDVDプレーヤによれば、再生を指示された背景映像データが記憶されているファイルが存在しない、あるいは、ファイルが記憶されている部分のディスク面が汚れているなど、何らかの原因により、背景映像データを読出すことができない場合であっても、故障時用静止画を再生できるため、カラオケをする際に背景映像が何も再生されないという事態をなくすことができる。
なお、故障時用静止画は、DVDプレーヤ6内の専用のROMなどに記憶させておくこともできる。
【0072】
次に、本発明第3実施形態の映像再生装置について図18のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態の映像再生装置たるDVDプレーヤは、サーバー2に備えられており、サーバー2からコマンダ20へ背景映像データを送信するために用いられる。
つまり、カラオケ装置側で再生する背景映像をサーバー側で管理するシステムに用いられる。
なお、DVDプレーヤの主要構成は、上記実施形態のDVDプレーヤと同一であるため、説明を省略する。
【0073】
このDVDプレーヤは、DVDに記憶されているアニメーションが全体の背景映像に占める割合に応じてアニメーションの再生方法を自動的に設定できることを特徴とする。
アニメーションが記憶されたDVDの種類としては、(1)アニメーションの主題歌や挿入歌などの1曲分のアニメーションが記憶されたアニメ強化盤、(2)動画の一部と静止画数枚が記憶されたアニメ中心盤、(3)アニメの静止画数枚が記憶された通常盤、(4)アニメの静止画が1枚記憶された演歌・ポップス強化盤の4種類がある。
【0074】
そこで、DVDプレーヤに備えられたCPUは、図18に示すように、ディスクが交換されたと判定すると(ステップ500:Yes)、新たにセットされたディスクの種類が上記4種類のうちのいずれであるかを判定する(ステップ520)。そして、上記(1)のアニメ強化盤である場合は、DVDに記憶されているアニメーションをそのまま再生する再生方法を設定し(ステップ540)、(2)のアニメ中心盤である場合は、DVDに記憶されている動画の一部を再生するとともに、3枚の静止画をそれぞれ10秒再生する再生方法を設定する(ステップ560)。また、(3)の通常盤である場合は、記憶されている各静止画をそれぞれ15秒再生する再生方法を設定し(ステップ580)、(4)の演歌・ポップス強化盤の場合は、記憶されている1枚の静止画を固定して再生する再生方法を設定する(ステップ600)。
【0075】
また、上記各再生方法は、DVDプレーヤ内のRAMなどに記憶され、アニメーションの主題歌や挿入歌などが選曲された場合に、その記憶された再生方法にしたがってアニメーションの背景映像データが読出され、その背景映像データは、上記選曲を行ったコマンダへ送信され、そのコマンダに接続されたモニタに表示される。
このように、本第3実施形態のDVDプレーヤによれば、DVDに記憶されているアニメーションが全体に占める割合に応じて最適な再生方法を自動的に設定することができる。
【0076】
なお、上記各実施形態では、本発明の映像再生装置として、カラオケ装置で用いられるDVDプレーヤを代表に説明したが、カラオケ装置以外で用いられるDVDプレーヤなどにも適用することができる
ところで、CPU64により実行される図17のステップ218が本発明の第1判定処理として、ステップ228が第2判定処理として、ステップ220が第3判定処理として、ステップ222が読出処理としてそれぞれ機能する
【0077】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、動画情報ばかりでなく、動画情報よりも情報量の少ない静止画情報をも記憶したDVDを再生できるため、動画情報ばかりを記憶したDVDを再生する場合よりも数多くの映像を再生することができる。
また、所定の動画情報の読出を指令する読出指令信号に基づいて読出すべき所定の動画情報がDVDに記憶されていない場合は、DVDから所定の静止画情報を読出すことができるため、再生すべき動画情報をDVDから読出すことができないことにより、映像情報が何も再生されないという事態をなくすことができる。
さらに、読出すべき動画情報または静止画情報がDVDに記憶されているにも拘わらず、所定の原因によりDVDから読出すことができない場合は、ROMから所定の静止画情報を読出すことができるため、所定の原因により、再生すべき映像情報をDVDから読出すことができないことにより、映像情報が何も再生されないという事態をなくすことができる。
特に、読出すべき動画情報をDVDから読出すことができない場合にDVDから読出す 静止画情報により示される静止画は、上記読出すべき動画情報により示される映像と類似しているため、上記読出すべき動画情報により示される動画を見ようとしていた者は、その動画と非類似の静止画を見る場合よりも、違和感なく静止画を見ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図である。
【図2】 (A)は、カラオケ装置に備えられたコマンダの前面パネルの説明図であり、(B)は、コマンダの背面パネルの説明図である。
【図3】 コマンダの制御系の構成をブロックで示す説明図である。
【図4】 DVDプレーヤの構成および機能をブロックで示す説明図である。
【図5】 カラオケ装置に備えられた送信器の説明図である。
【図6】 (A)は曲データの主要構成をブロックで示す説明図であり、(B)は再生開始コマンドの構成を表す説明図であり、(C)は再生停止コマンドの構成を表す説明図であり、(D)および(E)はそれぞれ再生方法指示コマンドの構成を表す説明図である。
【図7】 (A)および(B)は、再生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図8】 背景映像ファイルテーブルの構成を示す説明図である。
【図9】 (A)は番組情報ファイルテーブルの構成を示す説明図であり、(B)は親ジャンルテーブルの構成を示す説明図である。
【図10】 (A)はジャンルキーワード数値のビット構成を示す説明図であり、(B)はジャンル名、数値および分類との対応関係を示す説明図である。
【図11】 (A)はジャンルAと第1キーワードとの対応関係を示す説明図であり、(B)はジャンルAと第1キーワードとの対応関係を示す説明図である。
【図12】 (A)は第1キーワード「港/船」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、(B)は第1キーワード「田舎」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、(C)は第1キーワード「雑踏」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図である。
【図13】 番組情報の割り当てを示す説明図である。
【図14】 CPU45により実行される選曲から予約曲の再生までの制御内容を示すフローチャートである。
【図15】 CPU64により実行されるコマンド解析タスクを示すフローチャートである。
【図16】 本発明第1実施形態のCPU64により実行されるDVD再生タスクを示すフローチャートである。
【図17】 本発明第2実施形態のCPU64により実行されるDVD再生タスクを示すフローチャートである。
【図18】 本発明第3実施形態のCPUにより実行される再生方法選択処理を示すフローチャートである。
【図19】 モニタ12の表示画面を説明する説明図である。
【符号の説明】
6 DVDプレーヤ
10 カラオケ装置
13 スピーカ
12,14 モニタ
15 通信ケーブル
16 アンプ
17,18 マイク
20 コマンダ
45,64 CPU
60 映像管理テーブル用メモリ
61,62 DVDドライブ
61A,62A DVD
70 送信器
90 再生指示テーブル
100 背景映像ファイルテーブル
110 番組情報ファイルテーブル
120 親ジャンルテーブル
130 曲データ
140 再生開始コマンド
150 再生停止コマンド
160,170 再生方法指示コマンド
300 背景映像
302 歌詞テロップ

Claims (1)

  1. 動画を示す動画情報および静止画を示す静止画情報が記憶されたDVDから動画情報または静止画情報を読出すDVDドライブと、
    静止画情報が記憶されたROMと、
    前記DVDドライブおよびROMを制御するCPUと、
    前記CPUの制御により前記DVDから読出された動画情報または静止画情報あるいは前記ROMから読出された静止画情報を、モニタの画面に表示するための信号に変換する再生装置と、を備えており、
    前記CPUは、前記DVDドライブを制御することにより、
    所定の動画情報の読出を指令する読出指令信号に基づいて、前記DVDに前記所定の動画情報が記憶されているか否かを判定する第1判定処理と、
    前記第1判定処理において否定判定した場合に、前記所定の動画情報により示される映像と類似した静止画を示す静止画情報が前記DVDに記憶されているか否かを判定する第2判定処理と、
    前記第1判定処理または第2判定処理において肯定判定した場合に、前記第1判定処理または第2判定処理においてそれぞれ判定対象となった動画情報または静止画情報を前記DVDから読出すことができるか否かを判定する第3判定処理と、
    前記第1および第3判定処理においてそれぞれ肯定判定した場合は、前記第1判定処理において判定対象となった動画情報を前記DVDから読出し、さらに、前記第2および第3判定処理においてそれぞれ肯定判定した場合は、前記第2判定処理において判定対象となった静止画情報を前記DVDから読出し、さらに、前記第3判定処理において否定判定した場合は、前記ROMから所定の静止画情報を読出す読出処理と、を実行することを特徴とする映像再生装置。
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