JPH09218346A - 光学系 - Google Patents

光学系

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JPH09218346A
JPH09218346A JP2288596A JP2288596A JPH09218346A JP H09218346 A JPH09218346 A JP H09218346A JP 2288596 A JP2288596 A JP 2288596A JP 2288596 A JP2288596 A JP 2288596A JP H09218346 A JPH09218346 A JP H09218346A
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lens group
lens
camera shake
object side
image
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JP2288596A
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Kenji Konno
賢治 金野
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手ぶれ補正を行っても、性能劣化を起こさな
い望遠レンズを提供する。 【解決手段】 物体側より順に正の屈折力を有する第1
レンズ群Gr1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G
r2と、正の屈折力を有する第3レンズ群Gr3とを有
する。無限遠物体から有限距離物体への合焦は第2レン
ズ群Gr2を像側に移動させることで行い、手ぶれ補正
レンズ群である第3レンズ群Gr3を光軸に対し垂直に
動かすことによって手ぶれ補正を行う光学系で、以下の
条件式を満足する。 1.1 < |βb(1-βa)| < 4.5 ただし、βaは手ぶれ補正レンズ群の倍率 βbは手ぶれ補正レンズ群より像側のレンズ群の倍率 である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系に関するも
のであり、更に詳しくは、手ぶれ(例えば、カメラの手
持ち撮影時の振動)による像のぶれを防ぐことができる
手ぶれ補正機能を有する望遠系の光学系に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、写真撮影の失敗の原因は、そのほ
とんどが手ぶれとピンボケであった。ところが、近年、
カメラのほとんどにオートフォーカス機構が採用される
ようになり、さらにオートフォーカス機構のピント精度
が向上するに従って、ピンボケによる写真撮影の失敗は
ほとんど解消されている。しかし、手ぶれによる写真撮
影の失敗の課題は依然、解決されないままで、特に焦点
距離が長い望遠レンズの場合は手ぶれを起こす可能性が
高いので、望遠撮影光学系には手ぶれ補正機能に対する
要望は高まるばかりである。
【0003】手ぶれ補正機能を有する望遠光学系とし
て、一部のレンズ群を偏心させることによって補正を行
うものが提案されている。例えば、特開昭63-115126号
公報には、望遠単焦点レンズを物体側から順に固定レン
ズ群と補正レンズ群とに分け、補正レンズ群を光軸と垂
直方向に移動させることで、手ぶれ補正を行う光学系が
提案されている。また、特開平2-135408号公報では、正
負正負の構成で第2レンズ群または第3レンズ群を光軸
と垂直方向に移動させることで手ぶれ補正を行う光学系
が提案されている。さらに、特開平7-270724号公報で
は、正負正の構成で、第2レンズ群をフォーカシングに
使用し、第3レンズ群を光軸と垂直方向に移動させるこ
とで、手ぶれ補正を行う光学系が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63-115126
号公報記載の光学系は、像面上で2mmの画像ぶれを補正
するのに、手ぶれ補正レンズ群を2mm移動させている。
これは、約0.4度のぶれを補正するのに2mmの移動量が
必要であることを意味する。つまり、特開昭63-115126
号公報記載の光学系では手ぶれ補正レンズ群の補正感度
が小さいので、手ぶれ角が大きいと、手ぶれ補正レンズ
群の移動量が大きくなり過ぎる。レンズの移動量が大き
くなると、その分だけレンズ径を広げなければならず、
全体を大型化してしまうという問題がある。
【0005】また、特開平7-270724号公報では、手ぶれ
補正角を0.2度程度で評価しているが、夜景などを手持
ち撮影する場合には、より大きな手ぶれが発生する。こ
のため、夜景などの手持ち撮影を可能とするためには、
手ぶれ補正角を0.2度よりもさらに大きくしなければな
らないが、その場合は収差劣化を許容出来なくなってし
まう。
【0006】さらに、特開平2-135408号公報記載の光学
系は、レンズの口径比が大きくないので、大口径の望遠
レンズを提供できないという問題があった。
【0007】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであり、手ぶれ補正レンズ群の補正感度が大きく、十
分に大きな手ぶれ角まで対応して満足のいく光学性能を
有し、手ぶれ補正機能を有する、大口径比望遠系に好適
な光学系を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、物体側より順に正の屈折力を有する第1レン
ズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折
力を有する第3レンズ群とを有し、無限遠物体から有限
距離物体への合焦は前記第2レンズ群を像側に移動させ
ることで行い、前記第3レンズ群に含まれる手ぶれ補正
レンズ群を光軸に対し垂直に移動させることによって手
ぶれ補正を行うとともに、以下の条件式を満足すること
を特徴とする。
【0009】1.1 < |βb(1-βa)| < 4.5
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、第1乃至第3実施
形態の無限遠合焦状態でのレンズ配置を示している。
【0011】本発明の第1実施形態は、物体側より順に
正の屈折力を有する第1レンズ群Gr1と、負の屈折力
を有する第2レンズ群Gr2と、正の屈折力を有する第
3レンズ群Gr3と、負の屈折力を有する第4レンズ群
Gr4とからなり、第2レンズ群Gr2を像側に移動さ
せることで無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシ
ングを行い、第3レンズ群Gr3を光軸と垂直に平行偏
心させることで手ぶれ補正を行っている。第1レンズ群
Gr1は両凸正の第1レンズL1、第2レンズL2、両
凹負の第3レンズL3、第4レンズL4、物体側に凸面
を向けた正メニスカスの第5レンズL5よりなる。第2
レンズ群Gr2は物体側に凹面を向けた正メニスカスの
第6レンズL6と両凹負の第7レンズL7との貼り合わ
せレンズ、両凹負の第8レンズL8よりなる。第3レン
ズ群Gr3は絞り、物体側に凹面を向けた正メニスカス
の第9レンズL9と物体側に凹面を向けた負メニスカス
の第10レンズL10との貼り合わせレンズよりなる。
第4レンズ群Gr4は物体側に凸面を向けた負メニスカ
スの第11レンズL11、物体側に凹面を向けた正メニ
スカスの第12レンズL12よりなる。また最像側には
保護ガラスを有している。
【0012】第2実施形態は、物体側より順に正の屈折
力を有する第1レンズ群Gr1と、負の屈折力を有する
第2レンズ群Gr2と、正の屈折力を有する第3レンズ
群Gr3と、負の屈折力を有する第4レンズ群Gr4と
からなり、第2レンズ群Gr2を像側に移動させること
で無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングを行
い、第3レンズ群Gr3を光軸と垂直な方向に平行偏心
させることで手ぶれ補正を行っている。第1レンズ群G
r1は両凸正の第1レンズL1、第2レンズL2、両凹
負の第3レンズL3、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スの第4レンズL4、物体側に凸面を向けた正メニスカ
スの第5レンズL5よりなる。第2レンズ群Gr2は物
体側に凹面を向けた正メニスカスの第6レンズL6と両
凹負の第7レンズL7との貼り合わせレンズ、両凹負の
第8レンズL8よりなる。第3レンズ群Gr3は絞り
と、両凸正の第9レンズL9、物体側に凹面を向けた正
メニスカスの第10レンズL10と物体側に凹面を向け
た負メニスカスの第11レンズL11との貼り合わせレ
ンズよりなる。第4レンズ群Gr4は物体側に凸面を向
けた負メニスカスの第12レンズL12、物体側に凹面
を向けた正メニスカスの第13レンズL13よりなる。
また最像側には保護ガラスを有している。
【0013】第3実施形態は、物体側より順に正の屈折
力を有する第1レンズ群Gr1と、負の屈折力を有する
第2レンズ群Gr2と、正の屈折力を有する第3レンズ
群Gr3と、負の屈折力を有する第4レンズ群Gr4と
からなり、第2レンズ群Gr2を像側に移動させること
で無限遠物体から有限距離物体へのフォーカシングを行
い、第3レンズ群Gr3を光軸と垂直に平行偏心させる
ことで手ぶれ補正を行っている。第1レンズ群Gr1は
両凸正の第1レンズL1、第2レンズL2、両凹負の第
3レンズL3、物体側に凹面を向けた正メニスカスの第
4レンズL4、物体側に凸面を向けた正メニスカスの第
5レンズL5よりなる。第2レンズ群Gr2は物体側に
凹面を向けた正メニスカスの第6レンズL6と両凹負の
第7レンズL7との貼り合わせレンズ、両凹負の第8レ
ンズL8よりなる。第3レンズ群Gr3は絞り、両凸正
の第9レンズL9、物体側に凹面を向けた正メニスカス
の第10レンズL10と物体側に凹面を向けた負メニス
カスの第11レンズL11との貼り合わせレンズよりな
る。第4レンズ群Gr4は物体側に凸面を向けた負メニ
スカスの第12レンズL12、物体側に凸面を向けた負
メニスカスの第13レンズL13と物体側に凸面を向け
た正メニスカスの第14レンズL14との貼り合わせレ
ンズ、物体側に凹面を向けた正メニスカスの第15レン
ズL15よりなる。また最像側には保護ガラスを有して
いる。
【0014】一般に、物体側より順に正の屈折力を有す
る第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正
の屈折力を有する第3レンズ群を有する光学系は、物体
側のレンズほど大型であり、重量も物体側のレンズほど
重くなっている。従って、第1レンズ群を手ぶれ補正レ
ンズ群として用いることは、手ぶれ補正駆動系に大きな
負担となるので、好ましくない。また、第2レンズ群は
フォーカシングのために移動するレンズ群であり、この
レンズ群を手ぶれ補正に使用すると、フォーカス駆動系
ごと光軸と垂直方向に移動させる必要が生じるので、手
ぶれ補正駆動系にかかる負担は非常に大きくなる。本発
明では、第3レンズ群を手ぶれ補正時に光軸と垂直方向
に移動させている。これは、最も軽量であるレンズ群で
あるとともに、フォーカシング中固定であるので、補正
駆動系にかかる負担も小さく、補正駆動系を配置するの
にも容易である。このとき、以下の条件式(1)を満足
することが好ましい。
【0015】1.1 < |βb(1-βa)| < 4.5 ・・・(1) ただし、βaは手ぶれ補正レンズ群の倍率 βbは手ぶれ補正レンズ群より像側のレンズ群の倍率 である。
【0016】因みに、上記第1乃至第3実施形態におい
ては、第3レンズ群Gr3が「手ぶれ補正レンズ群」に
相当し、第4レンズ群Gr4が「手ぶれ補正レンズ群よ
り像側のレンズ群」に相当する。
【0017】上記条件式(1)は、手ぶれ補正レンズ群
の手ぶれ感度を示している。条件式(1)の上限を上回
ると、手ぶれ補正感度が弱くなり過ぎるために、手ぶれ
補正レンズ群の移動量が大きくなり過ぎる。このため、
手ぶれ補正レンズ群のレンズ径を大きく広げる必要があ
り、全体を大型化させてしまうので、好ましくない。一
方、条件式(1)の下限を下回ると、手ぶれ補正感度が
強くなり過ぎるために、補正駆動系の移動精度及び補正
レンズ群の位置検出精度を非常に高くする必要が生じ、
製造コストを高くするので好ましくない。下限を1.3に
すると、更にコストを軽減できる。また、上限を2.5に
すると手ぶれ補正レンズ群のレンズ径をより小さくする
ことができる。尚、手ぶれ補正レンズ群より像側にレン
ズ群が存在しない光学系、即ち正負正3群構成の光学系
の場合には、βb=1として条件式(1)を適用すれば
よい。
【0018】本発明は、物体側より順に正の屈折力を有
する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、
正の屈折力を有する第3レンズ群を有し、無限遠物体か
ら有限距離物体への合焦に際し、第2レンズ群を像側に
移動させることでフォーカシングを行っている。このタ
イプの望遠レンズは、全体としてテレフォト型をしてい
るので、長い焦点距離でありながら全長を小さくするこ
とができる。また、フォーカシングを第2レンズ群で行
うことで、比較的軽量のレンズ群でフォーカシングを行
うことができ、かつフォーカシングに必要なレンズ移動
量が小さく、近接距離合焦時の光学性能を十分高く保つ
ことができる。このとき、次の条件式(2)を満足する
ことが好ましい。
【0019】0.4 < D/f1 < 1.0 ・・・(2) ただし、f1:第1レンズ群の焦点距離 D:第1レンズ群の最物体面から最像側面までの軸上距
離 である。
【0020】上記条件式(2)は、コンパクトな大口径
望遠レンズを得るために望ましい条件を示すものであ
る。条件式(2)の下限を下回ると、第2レンズ群以降
のレンズ径がより増大し、レンズ系が大型化する。一
方、条件式(2)の上限を上回ると、軸上光と軸外光と
のバランスが第2レンズ群以降で悪くなり、第2レンズ
群以降での補正が困難になり、良好な結像性能の光学系
が得られない。上限を0.9にすると更に良好な結像性能
を得ることができる。また、下限を0.5にすると、より
コンパクトな光学系を得ることができる。
【0021】また、さらに以下の条件式(3)を満足す
ることが好ましい。
【0022】-3.1 < f1/f2 < -2.2 ・・・(3) ただし、f1は第1レンズ群の焦点距離 f2は第2レンズ群の焦点距離 である。
【0023】上記条件式(3)は、第1レンズ群と第2
レンズ群との焦点距離の比を表している。条件式(3)
の上限を上回ると、全長をコンパクトにすることが困難
になり、フォーカシング時の第2レンズ群の移動量も大
きくなる。一方、条件式(3)の下限を下回ると、テレ
フォトの度合いが強くなり過ぎて、十分なバックフォー
カスを確保することが困難になる。
【0024】また、さらに以下の条件式(4)を満足す
ることが好ましい。
【0025】3.5 < fT/fD < 8.0 ・・・(4) ただし、fTは全系の焦点距離 fDは手ぶれ補正レンズ群の焦点距離 である。
【0026】上記条件式(4)は、全系の焦点距離に占
める手ぶれ補正レンズ群の焦点距離の割合を示してい
る。条件式(4)の上限を上回ると、手ぶれ補正レンズ
群の屈折力が強くなり過ぎるために、手ぶれ補正レンズ
群内で発生する収差が大きくなり過ぎる。そして、この
手ぶれ補正レンズ群内で発生する収差を抑えるためには
多くのレンズを使用する必要があるので、補正レンズ群
の重量を大きくするので好ましくない。一方、条件式
(4)の下限を下回ると、手ぶれ補正感度が弱くなり過
ぎるために、手ぶれ補正レンズ群の移動量が大きくなり
過ぎる。このため、手ぶれ補正レンズ群のレンズ径を大
きく広げる必要があり、全体を大型化させてしまうの
で、好ましくない。上限を6.0にすると手ぶれ補正レン
ズ群で発生する収差量をより抑えることができる。下限
を4.0にすると、補正感度をより強く出来るので好まし
い。
【0027】手ぶれ補正レンズ群は、正の屈折力を持っ
たレンズ群であるが、手ぶれ補正時に発生する色収差を
抑えるためには、手ぶれ補正レンズ群が自身色補正され
ている必要がある。そのためには、手ぶれ補正レンズ群
には、正レンズと負レンズの接合レンズが含まれること
が好ましい。また、手ぶれ補正レンズ群が、正負の接合
レンズのみで構成されていると、手ぶれ補正レンズ群が
非常にコンパクトかつ軽量であるので、補正駆動系の負
担を非常に軽く出来るので、好ましい。
【0028】手ぶれ補正のためにレンズ群を光軸と垂直
に移動させると、通常状態では光線の通らない所を、手
ぶれ補正状態では通ることになる。これが有害光線とな
って、結像性能を低下させてしまうおそれがある。その
ため、手ぶれ補正レンズ群の物体側、又は手ぶれ補正レ
ンズ群中、あるいは手ぶれ補正レンズ群の像側に、固定
絞りを設けることによって、手ぶれ補正時の有害光線を
遮断させると、手ぶれ補正状態においても、良好な結像
性能を得ることができる。
【0029】本発明の各実施形態は、開口絞りの像側に
手ぶれ補正レンズ群が位置している。このような構成に
すると、補正駆動系の部材を絞り機構の像側即ちレンズ
マウント側に配置することができるので、比較的自由に
補正駆動系を配置させることができるので、好ましい。
また、絞り機構と補正駆動系を一体化すると、部品点数
の削減に非常に有効である。
【0030】
【実施例】以下の表1〜4は、本発明に係わるズームレ
ンズの実施例1〜3を示す。具体的には、表1が実施例
1を示し、表2が実施例2を示し、表3,4が実施例3
を示す。これら、実施例1〜3は、上記第1乃至第3実
施形態に対応する。尚、各実施例において、ri(i=1,2,
3,...)は物体側から数えてi番目の面の曲率半径、di(i=
1,2,3...)は物体側から数えてi番目の軸上面間隔を示
し、Ni(i=1,2,3...),νi(i=1,2,3...)は物体側から数
えてi番目のレンズのd線に対する屈折率,アッベ数を
示す。また、fは全系の焦点距離、FNOはFナンバーを
示す。また、軸上面間隔d10,d15については左から順
に、無限遠合焦状態での値、最近接距離合焦状態での値
を示す。尚、実施例1の最近接物体距離は1774.67mm、
実施例2の最近接物体距離は1774.95mm、実施例3の最
近接物体距離は1775.48mmである。
【0031】尚、各実施例中、曲率半径に*印を付した
面は非球面で構成された面であることを示し、非球面の
面形状を表す以下の数1の式で定義するものとする。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、 X:光軸と垂直な方向の高さ Y:光軸方向の基準面からの変位量 C:近軸曲率 ε:2次曲面パラメータ Ai:i次の非球面係数 である。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】図4〜図6は、それぞれ前記実施例1〜3
に対応する縦収差図である。各図中、上段が無限遠合焦
状態での収差、下段が最近接合焦状態での収差を示して
いる。尚、球面収差図において、実線(d)はd線に対
する球面収差を示し、破線(SC)は正弦条件を示して
いる。また、非点収差図において、破線(DM)と実線(DS)
はメリディオナル面とサジタル面での非点収差をそれぞ
れ表している。
【0039】図7〜図9は夫々前記実施例1〜3に対応
する無限遠合焦状態での横収差図、図10〜図12は夫
々前記実施例1〜3に対応する最近接距離合焦状態での
横収差図である。各図において、上3段は手ぶれ補正角
0.7度で手ぶれ補正した状態での横収差を示し、下2
段は手ぶれ補正しない状態での横収差を示している。
【0040】また、表5は、実施例1〜実施例3におけ
る前記条件式(1)〜(4)に対応する値を示す。
【0041】
【表5】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、手ぶれ補正レンズ群の
補正感度が大きくなる。このため、十分に大きな手ぶれ
角まで十分に手ぶれ補正を行うことができるとともに、
手ぶれ補正の前も後も良好な光学性能を得ることがで
き、また、大口径比望遠系にも好適な光学系となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のレンズ構成図。
【図2】本発明の実施例2のレンズ構成図。
【図3】本発明の実施例3のレンズ構成図。
【図4】本発明の実施例1の収差図。
【図5】本発明の実施例2の収差図。
【図6】本発明の実施例3の収差図。
【図7】本発明の実施例1の無限遠合焦状態での収差
図。
【図8】本発明の実施例2の無限遠合焦状態での収差
図。
【図9】本発明の実施例3の無限遠合焦状態での収差
図。
【図10】本発明の実施例1の最近接距離合焦状態での
収差図。
【図11】本発明の実施例2の最近接距離合焦状態での
収差図。
【図12】本発明の実施例3の最近接距離合焦状態での
収差図。
【符号の説明】
Gr1・・・第1レンズ群 Gr2・・・第2レンズ群 Gr3・・・第3レンズ群(手ぶれ補正レンズ群) Gr4・・・第4レンズ群

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に正の屈折力を有する第1
    レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の
    屈折力を有する第3レンズ群とを有し、 無限遠物体から有限距離物体への合焦は前記第2レンズ
    群を像側に移動させることで行い、 前記第3レンズ群に含まれる手ぶれ補正レンズ群を光軸
    に対し垂直に移動させることによって手ぶれ補正を行う
    とともに、 以下の条件式を満足することを特徴とする光学系, 1.1 < |βb(1-βa)| < 4.5 ただし、 βa:手ぶれ補正レンズ群の倍率 βb:手ぶれ補正レンズ群より像側のレンズ群の倍率 である。
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