JPH0921391A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH0921391A
JPH0921391A JP16998495A JP16998495A JPH0921391A JP H0921391 A JPH0921391 A JP H0921391A JP 16998495 A JP16998495 A JP 16998495A JP 16998495 A JP16998495 A JP 16998495A JP H0921391 A JPH0921391 A JP H0921391A
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JP
Japan
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oil
drive shaft
pump
scroll
suction
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JP16998495A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Masumi Sekida
真澄 関田
Yukio Nagato
幸夫 永戸
Kimiatsu Takeda
公温 武田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/06Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids specially adapted for stopping, starting, idling or no-load operation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/02Lubrication; Lubricant separation
    • F04C29/025Lubrication; Lubricant separation using a lubricant pump
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2270/00Control; Monitoring or safety arrangements
    • F04C2270/70Safety, emergency conditions or requirements
    • F04C2270/72Safety, emergency conditions or requirements preventing reverse rotation

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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、圧縮機構の逆回転を阻止して、この
逆回転による種々の不具合の発生を防止したスクロール
型圧縮機を得ることを課題とする。 【解決手段】ハウジングの内部に駆動軸を介して連結さ
れた電動機Mとスクロール圧縮機構をC収容し、前記駆
動軸の一端に同軸を組込んだ容積型給油ポンプPを設け
てなるスクロール型圧縮機において、前記容積型給油ポ
ンプの吸込み部に、油が吸込み方向とは逆の方向に流れ
ることを阻止する逆止弁89が設けられていることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容積型給油ポンプを
備えたスクロール型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール型圧縮機は、図11に示すよ
うに密閉ハウジング1の内部に圧縮機構Cと電動機Mが
上下に分けて配置されるとともに、電動機の駆動軸が圧
縮機構に連結され、電動機により駆動軸が回転され駆動
軸により圧縮機構が駆動される構成をなしている。この
スクロール型圧縮機は冷凍機用および空気調和機用の圧
縮機として、高い効率で稼働する能力を有するために多
く使用されるようになってきている。
【0003】スクロール型圧縮機における圧縮機構は、
一対の螺旋翼である固定スクロールと旋回スクロールと
を互いに組合させて両者間に密閉された空間部(可動の
流体ポケット)を形成し、電動機により旋回スクロール
を旋回して空間部の容積を変化させ、ガスを外周側に位
置する吸込みポートから吸込んで中心に位置する吐出ポ
ートから吐出するようになっている。
【0004】一般にスクロール圧縮機では、駆動軸の下
端部に組み込まれ、密閉ハウジングの内底部に貯溜され
た潤滑油を吸い込んで駆動軸の内部に形成された給油孔
を通して圧縮機構の摺動部に給油する油ポンプ(図11
中Pで表す。)を備えている。
【0005】従来、この密閉型圧縮機に装備される油ポ
ンプは、図12および図13に示される構成をなしてい
る。図中1は密閉ハウジングである。2は密閉ハウジン
グ1の内底部に配置された軸受で、これは下面部が開放
されたシリンダ室3を有している。この軸受2はこれと
一体に形成されたステー4によって密閉ハウジング1に
固定されている。シリンダ室3の下面開放部は軸受2に
取り付けられたスラストプレート5およびカバープレー
ト6により閉塞されている。
【0006】7は駆動軸で、この駆動軸7の下端部は軸
受2に挿通され、シリンダ室3に位置する下端には偏心
軸8が形成されている。9はシリンダ室3の内部に配置
された円環状のロータで、これは偏心軸8の外周部に回
転自在に嵌合され外周面がシリンダ室3の内周面に接触
してシリンダ室3を三日月形に制限するものである。
【0007】ロータ9の外周部には直径方向に延びるブ
レード形の突起10が一体に形成され、これはシリンダ
室3の内周面に小径方向に沿って形成されたスロット1
1に摺動自在に挿入されている。この突起10はシリン
ダ室3を給油室3aと排油室3bとに仕切るとともに、
ロータ9の自転を阻止している。なお、ロータ9の外周
は突起10を除く部分が円形をなしている。
【0008】カバープレート6には前記シリンダ室3の
給油室3aの下側に位置して吸い込み孔12が形成さ
れ、これは密閉ハウジング1の内底部に連通している。
スラストプレート5には吸い込み孔12およびシリンダ
室3の給油室3aに連通する吸い込み口13が形成され
ている。
【0009】また、カバープレート6には給油溝14が
形成され、スラストプレート5には給油溝14およびシ
リンダ室3の排油室3bに連通する吐出口15と、給油
溝14および駆動軸4の給油孔17に連通する連通孔1
6が夫々形成されている。
【0010】給油孔17は駆動軸4の内部に下端から上
端にわたって軸方向に沿って形成されている。密閉ハウ
ジング1の内底部には潤滑油OILが溜められている。
この油ポンプにおいては、ロータ9に突起10が一体に
形成されているので、ロータの損傷を防止できるととも
に、部品点数が少ないという利点がある。
【0011】このように構成された油ポンプは、電動機
により回転される駆動軸7とともに回転されると、偏心
軸8が図示矢印方向に偏心回転される。ロータ9は偏心
回転する偏心軸8に押されて、外周面が軸受2のシリン
ダ室3の内周面に一線で摺接しながら公転旋回運動す
る。ロータ9の回転に伴いシリンダ室3における給油室
3aと排油室3bの夫々の容積が相対的に増減して変化
してゆく。
【0012】給油室3aの容積が増大してゆくのに伴
い、密閉ハウジング1の内底部に溜められている潤滑油
OILが、カバープレート6の吸い込み孔12およびス
ラストプレート5の吸い込み口13を通ってシリンダ室
3の給油室3aに順次吸い込まれる。また、シリンダ室
3の排油室3bの容積が減少ゆくのに伴い、排油室3b
にある潤滑油OILが加圧されてスラストプレート5の
吐出口15から吐出される。
【0013】吐出された潤滑油OILはカバープレート
6の給油溝14およびスラストプレート5の連通孔16
を経て駆動軸7の下端から給油孔17に送り込まれ、給
油孔17を通って駆動軸7の上端から流れ出て圧縮機構
における各摺動部に供給されて潤滑を行う。その後、潤
滑油OILは密閉ハウジング1の内部を流れ落ちて再び
底部に溜まる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】スクロール型圧縮機に
おける圧縮機構は、一対の螺旋翼(固定スクロールと旋
回スクロール)の相対向する翼側面間で流体を、密封し
て圧縮搬送する順次的な空間部を形成するものであるか
ら、一般に吸入弁や吐出弁を必要としない。
【0015】しかし、指令によって意図的に、あるいは
電力の供給がたたれて非意図的に圧縮機の運転が中断さ
れた時、加圧された密閉空間部により、また吐出チャン
バーからの圧縮ガスの逆流により、旋回スクロールの逆
旋回および駆動軸の逆回転が発生する可能性が大きい。
このような逆回転によってはスクロール型圧縮機の圧縮
機構で不愉快な騒音が発生することが多い、また、スク
ロール型圧縮機において電動機として単層の電動機を用
いる場合には、瞬時的な電力供給の遮断が起きると圧縮
機構が逆方向に回転し始める可能性がある。この逆転に
よって圧縮機の加熱、もしくは損傷が起こり得る、さら
に、冷凍機などに用いる凝縮器におけるファンが駆動停
止したような場合には、吐出圧力が電動機を失速させる
か、あるいは電動機を逆か追い点させる回転させる程度
まで高まることがある。この場合、旋回スクロールが逆
回転する回転するにつれて吐出圧力が減少してゆき、電
動機が再び圧力頭に打ち勝って旋回スクロールを「正」
回転方向に旋回駆動する状態が得られる。しかし、吐出
圧力は、再び正逆転サイクルを繰り返させるような圧力
まで上昇する。このような正逆転サイクルによっては、
圧縮機または関連する装置に損傷が発生する。
【0016】従って、従来スクロール型圧縮機に対して
は、圧縮機構の逆回転を阻止して、この逆回転による種
々の不具合の発生を防止することが要望されていた。本
発明は前記事情に鑑みてなされたもので、圧縮機構の逆
回転を阻止して、この逆回転による種々の不具合の発生
を防止したスクロール型圧縮機を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のスクロ
ール型圧縮機は、ハウジングの内部に駆動軸を介して連
結された電動機とスクロール圧縮機構を収容し、前記駆
動軸の一端にこの駆動軸を組込んだ容積型給油ポンプを
設けてなるスクロール型圧縮機において、前記容積型給
油ポンプの吸込み部に、油が吸込み方向とは逆の方向に
流れることを阻止する逆止弁が設けられていることを特
徴とする。
【0018】この構成によれば、駆動軸が逆回転する
と、逆止弁によって給油ポンプでの逆流が阻止されるの
で、給油ポンプにおける油圧が上昇して、この上昇した
油圧により給油ポンプの逆転が抑制されて駆動軸の逆転
が抑制される。この結果スクロール圧縮機構の逆転駆動
が抑制される。
【0019】請求項2の発明のスクロール型圧縮機は、
請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、前記容
積型給油ポンプの吐出部に、前記駆動軸が逆回転する時
に前記ハウジングの内部にある油が、前記容積型給油ポ
ンプの吐出部から前記容積型給油ポンプの内部に吸込ま
れることを許容する逆止弁が設けられていることを特徴
とする。
【0020】この構成によれば、請求項1の発明による
駆動軸に対する停止効果に加えて、吸込み部から給油ポ
ンプの内部に油が吸込まれるために、さらに給油ポンプ
の内部の油圧が上昇して、上昇した油圧により給油ポン
プの逆転が一層強力に抑制される。
【0021】請求項3の発明のスクロール型圧縮機は、
請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、前記駆
動軸が逆回転する時に前記容積型給油ポンプの吸込み部
から圧力上昇した油を導く油通路と、この油通路から導
かれる前記油の圧力を受けて前記駆動軸に制動力を与え
る制動体とが設けられていることを特徴とする。
【0022】この構成によれば、請求項1の発明による
駆動軸に対する停止効果に加えて、給油ポンプの内部に
おける上昇した油圧により制動体が動作されて駆動軸を
制動するので、油圧により給油ポンプの逆転が一層強力
に抑制される。
【0023】
【発明の実施の形態】本願の請求項1の発明の実施の形
態について図1ないし図5を参照して説明する。まず、
本発明の油ポンプを備えた密閉型圧縮機の一例としてス
クロール型圧縮機について図1を参照して説明する。
【0024】図1において、密閉ハウジング31の内部
はディスチャージカバー32によって高圧空間33と低
圧空間34とに仕切られている。低圧空間34の内部の
上部にはスクロール型圧縮機構Cが、下部には電動機M
が、さらに低圧空間34の底部(密閉ハウジング31の
底部)には本発明の油ポンプPが夫々設けられ、これら
はスクロール型圧縮機構C、電動機Mおよび油ポンプP
は電動機Mに設けられた駆動軸35によって連結されて
いる。
【0025】電動機Mは密閉ハウジング31に固定され
た固定子36と、この固定子36の内部に組合された回
転子37と、この回転子37に挿通固着された駆動軸3
5とを有し、駆動軸35は回転子37の下側と上側に夫
々延出している。
【0026】スクロール型圧縮機構Cは、固定スクロー
ル38と旋回スクロール39を有し、固定スクロール3
8は端板40と渦巻状のラップ41とを備え、端板40
には吐出ポート42が設けられている。旋回スクロール
39は端板43と渦巻状のラップ44とを備え、端板4
3の下面に設けられたボス45の内部にブッシュ46が
軸受47を介して回転自在に嵌合され、このブッシュ4
6に駆動軸35の上端に設けられた偏心軸48がスライ
ド可能に挿入されている。
【0027】固定スクロール38と旋回スクロール39
とは端板40と端板43とが所定距離偏心するととも
に、ラップ41とラップ44が180度だけ角度をずら
せて相互に組合されている複数の密閉空間49が形成さ
れている。旋回スクロール39は密閉ハウジング31の
内部に固定されたケーシング50に摺動自在に支持さ
れ、旋回スクロール39とケーシング50との間には、
旋回スクロール39の公転旋回運動を許容するが自転を
阻止する自転阻止機構51が設けられている。
【0028】固定スクロール38の端板40の外周はケ
ーシング50に浮き上がり自在に支持され、固定スクロ
ール38の端板40の上面には円筒フランジ52、53
が同心状に配設されている。
【0029】これら円筒フランジ52、53の間にはデ
ィスチャージカバー32の下面に設けられた円筒フラン
ジ54が封密摺動自在に嵌合されて背圧室55が形成さ
れている。この背圧室55は端板40には設けられた孔
56を介してガスの圧縮途中にある密閉空間49と連通
している。ここで、孔56はラップ41の内周側に接し
た地点に位置され、背圧室55の内周側には高圧室57
が形成され、外周側には低圧室58が形成されている。
なお、密閉ハウジング31の低圧空間34の部分にはガ
ス吸入管59が設けられ、高圧空間35の部分にはガス
吐出管60が設けられている。
【0030】このような構造では、モータMの駆動によ
って駆動軸35が回転され、この回転が偏心軸48、ブ
ッシュ46およびボス45を介して圧縮機構Cの旋回ス
クロール39に伝達される。旋回スクロール39は自転
阻止機構51により自転を阻止されながら公転旋回半径
を半径とする円軌道上で公転旋回運動を行う。
【0031】そうすると、ガスが吸入管59を介して密
閉ハウジング31の低圧空間34に入り、図示省略の経
路を経て圧縮機構Cの密閉区間に吸入される。そして、
旋回スクロール39の公転旋回運動によって密閉空間4
9の容積が減少するのに伴いガスが圧縮されながら中央
部に至り、吐出ポート42から高圧室57を経て高圧空
間33に入り、ここからガス吐出管60を経て外部に吐
出される。
【0032】この際、高圧室57および背圧室55内の
ガス圧力によって固定スクロール38は旋回スクロール
39に押し付けられ密閉空間49内部からガスが漏出す
ることを阻止する。密閉空間49内部に液体が吸入され
た時は、固定スクロール38が浮上してその液体を逃が
すことにより圧縮機構の損傷を防止する。
【0033】次に本発明の対象である油ポンプPの一発
明の実施の形態について図1ないし図5を参照して説明
する。図中71は密閉ハウジング31の内底部に配置固
定されたシリンダで、これは下面部が開放されたシリン
ダ室72を有している。この軸受71はこれと一体に形
成されたステー73によって密閉ハウジング31に固定
されている。シリンダ室72の下面開放部はボルト90
により軸受71に取り付けられた閉塞部材の一例である
スラストプレート74およびカバープレート75により
閉塞されている。
【0034】駆動軸35の下端部は軸受71に挿通さ
れ、シリンダ室72に位置する下端には偏心軸76が形
成されている。77はシリンダ室72の内部に配置され
た円環状のロータで、これは偏心軸76の外周部に回転
自在に嵌合され外周面がシリンダ室72の内周面に接触
してシリンダ室72を三日月形に制限するものである。
【0035】ロータ77の外周部には直径方向に延びる
ブレード形をなす突起78が一体に形成され、これはシ
リンダ室72の内周面に直径方向に沿って形成されたス
ロット79に摺動自在に挿入されている。この突起78
はシリンダ室72を給油室80と排油室81とに仕切る
とともに、ロータ77の自転を阻止している。
【0036】カバープレート75にはシリンダ室72の
給油室80の下側に位置して吸い込み孔82が形成さ
れ、これは密閉ハウジング31の内底部に連通してい
る。スラストプレート74には吸い込み孔82およびシ
リンダ室72の給油室80に連通する吸い込み口83が
形成されている。
【0037】また、カバープレート75には吐出孔84
が形成され、スラストプレート74には吐出孔84およ
びシリンダ室72の排油室81に連通する吐出口85
と、吐出孔84および駆動軸35の給油孔87に連通す
る連通孔86が夫々形成されている。給油孔87は駆動
軸35の内部に下端から上端にわたって軸方向に沿って
形成されている。
【0038】カバープレート75の下側には吸込み孔8
2に接続する吸込み管88が設けられ、この給油管88
の内部には逆止弁89が設けられている。吸込み管88
は密閉ハウジング31の内底部に溜められている潤滑油
OILを吸込むものである。逆止弁89は、油ポンプP
が正方向の回転で運転している場合の油の流れとは逆の
流れを阻止するものである。すなわち、油ポンプP、換
言すれば駆動軸35が正方向の回転で運転して、ハウジ
ング31の潤滑油OILが吸込み管88を通りシリンダ
室72に吸い込まれる流れを許容し、且つ油ポンプP、
換言すれば駆動軸35が逆方向の回転で運転して、シリ
ンダ室72の内部にある潤滑油OILが吸込み管88を
通りハウジング31の内部へ吐出されることを阻止する
ようになっている。
【0039】91は吐出孔84の下側の開口84aを閉
じるナットである。このように構成された油ポンプは、
電動機Mにより回転される駆動軸35とともに、偏心軸
35が図3で示す矢印方向に偏心回転される。ロータ7
7は偏心回転する偏心軸76に押されて、外周面が軸受
71のシリンダ室72の内周面に一線で摺接しながら公
転旋回運動する。ロータ77の回転に伴いシリンダ室7
2における給油室80と排油室81の夫々の容積が相対
的に増減して変化してゆく。
【0040】給油室80の容積が増大してゆくのに伴
い、密閉ハウジング31の内底部に溜められている潤滑
油OILが、吸込み管88および逆止弁89を介して吸
込まれ、さらにカバープレート75の吸い込み孔82お
よびスラストプレート74の吐出口85を通ってシリン
ダ室72の給油室80に順次吸い込まれる。また、シリ
ンダ室72の排油室81の容積が減少ゆくのに伴い、排
油室81にある潤滑油OILが加圧されてスラストプレ
ート74の吐出口85から吐出される。
【0041】吐出された潤滑油OILはカバープレート
75の吐出孔84およびスラストプレート74の連通孔
86を経て駆動軸35の下端から給油孔87に送り込ま
れる。これまでの油の流れは図5において矢印で示して
いる。その後、給油孔87を通って駆動軸35の上端か
ら流れ出て圧縮機構Cにおける各摺動部に供給されて潤
滑を行う。その後、潤滑油OILは密閉ハウジング31
の内部を流れ落ちて再び底部に溜まる。
【0042】ところで、圧縮機構Cの運転が停止された
後、圧縮機構Cが逆方向に回転すると、駆動軸35が逆
回転されて油ポンプPのロータ77が図3の破線矢印で
示すように逆回転する。この場合には油ポンプPにおけ
る潤滑油OILの吸込みおよび吐出が正回転の場合とは
逆となり、油ポンプPの内部における潤滑油OILの流
れも図5で示される正回転の場合とは逆となる。
【0043】ここで、油ポンプPの吸込み部である吸込
み管88に、正回転の時の油の流れ、すなわち油の吸込
み方向の流れとは逆の吐出方向の流れを阻止する逆止弁
89が設けられている。このため、逆止弁89によって
吸込み管88における吐出方向の流れが阻止される。こ
れにより逆回転時の逆止弁89までの潤滑油OILの流
れの経路、特に吸込み管88および油ポンプPの内部に
おける油圧が上昇する。そして、この油圧上昇によるト
ルクにより油ポンプPのロータ77の逆回転が抑制さ
れ、この結果駆動軸35の逆回転が抑制され圧縮機構C
の逆回転の動作が押えられる。
【0044】従って、圧縮機構Cの逆回転の動作に伴う
不快な騒音の発生、圧縮機構Cの損傷などの種々の不具
合の発生を防止することができる。また、一方向クラッ
チの使用により、あるいは逆回転の問題を生じさせる圧
縮ガスの逆流を制限または回動させる吸入弁もしくは吐
出弁機構であって、高価につくととともに圧縮機構の効
率を積極的に低下させる弁機構を設ける必要がなくな
る。
【0045】なお、この実施例では吸込み管88の吸込
み口に近い箇所に逆止弁89を設けているが、これに限
定されず逆止弁は油ポンプPの吸込み口に対して油流れ
方向上流側に設ければ良い。例えば逆止弁をカバープレ
ートの内部に設けても良い。また逆止弁は横に設けるこ
とに限らない。
【0046】次に請求項2の発明の実施の形態について
図6を参照して説明する。図6において図5と同じ部分
は同じ符号を付して示している。この発明の実施の形態
は、前述した請求項1の発明の実施の形態における構成
及ぶ効果に加えて、油ポンプPのカバープレート75の
下側にその吐出孔84の一部に接続する第二の吸込み管
101を設け、この第二の吸込み管101に正回転時の
油の逆流を阻止する逆止弁102(油流れ方向も逆止弁
89と同じ)を設けて、逆回転防止効果をさらに高めて
いる。
【0047】すなわち、油ポンプPが正回転で稼働する
時には、油ポンプPの吐出部の圧力が高いために逆止弁
102が働いて、油ポンプPの内部の潤滑油がカバープ
レート75の吐出孔84から第二の吸込み管101へ流
れ出ることはなく、この結果油ポンプPの給油動作が支
障なく行われる。油ポンプPが逆回転で稼働する時に
は、密閉ハウジング31の内底部における潤滑樹OIL
が第二の吸込み管101から逆止弁102を介して油ポ
ンプPの内部に吸込まれる。このため、請求項1の発明
の実施の形態による油ポンプP内の油圧上昇に加えて、
油ポンプP内の油圧がより増大して、油ポンプPの逆回
転稼働を確実に抑制する力がさらに高まり、逆転防止効
果をより高めている。
【0048】次に請求項3の発明の実施の形態について
図7ないし図10を参照して説明する。図7ないし図1
0において図1ないし図5と同じ部分は同じ符号を付し
て示している。
【0049】図7に示す実施の形態は、軸受71に駆動
軸35を囲む円形の凹部112およびこの凹部112を
軸受71のシリンダ室72に接続する油通路113を形
成し、凹部112の内側に駆動軸35を囲んで接触する
環状の制動部材111を設けたものである。
【0050】この構成によれば、前述の請求項1の発明
の実施の形態において示したように逆止弁の作用により
発生した油ポンプPの上昇した圧力を有する潤滑油OI
Lが油通路113を通して凹部112に達して制動体1
11に作用する。このため、制動体111が逆回転する
駆動軸35の周囲に押付けられて制動力を加える、この
ため、請求項1の発明の実施の形態による油ポンプP内
の油圧上昇に加えて、油ポンプP内の油圧がより増大し
て、油ポンプPの逆回転稼働を確実に抑制する力がさら
に高まり、逆転防止効果をより高めている。
【0051】図8に示す実施の形態は、軸受71におけ
る駆動軸35を挟んで対向する位置にに駆動軸35沿っ
て延びる一対の溝121を夫々形成し、これら一対の溝
121を軸受71のシリンダ室72に接続する一対の油
通路122を形成して、一対の溝121に駆動軸35に
対して接近離間する方向に移動可能に制動体123を配
置したものである。
【0052】この構成によれば、前述の請求項1の発明
の実施の形態において示したように逆止弁の作用により
発生した油ポンプPの上昇した圧力を有する潤滑油OI
Lが、油ポンプPの吐出孔84から油通路122を通し
て凹部121に達して制動体123に作用する。これに
より一対の制動体23が逆回転する駆動軸35の周囲に
押付けられて制動力を加える、このため、請求項1の発
明の実施の形態による油ポンプP内の油圧上昇に加え
て、油ポンプP内の油圧がより増大して、油ポンプPの
逆回転稼働を確実に抑制する力がさらに高まり、逆転防
止効果をより高めている。
【0053】図9に示す実施の形態は、軸受71におけ
る駆動軸35を挟んで対向する位置にに駆動軸35沿っ
て延びる一対の溝121を夫々形成し、これら一対の溝
121を軸受71のシリンダ室72に接続する一対の油
通路122を形成して、一対の溝121に駆動軸35に
対して接近離間する方向に移動可能に制動体124を配
置したものである。
【0054】制動体123は上下両端部が厚肉部124
b、これら厚肉部124bで挟まれた部分が薄肉部12
4aとなっているものである。一対の溝121では厚肉
部124bと薄肉部124aとで挟まれた空間部に一対
の油通路122が開放されている。
【0055】この構成によれば、前述の請求項1の発明
の実施の形態において示したように逆止弁の作用により
発生した油ポンプPの上昇した圧力を有する潤滑油OI
Lが油ポンプPの吐出孔84から一対の油通路122を
通して一対の溝121に達して一対の制動体124に作
用する。この場合、一対の溝121の内部の圧力が上昇
すると、一対の制動体124の薄肉部124aが逆回転
する駆動軸35を押圧して制動力を加える。一対の制動
体124の厚肉部124bは、一対の溝121に係合し
て一対の制動体124が駆動軸35と共回りしようとす
るのを抑える。駆動軸35我逆転する時は油ポンプPの
吐出口はずべて封鎖されているので、正回転時の吐出圧
力より高い圧力となるから、一対の制動体124のの薄
肉部124aの変形は給油圧力では制動力が作用せず、
逆回転時のみ制動作用を行うように選択的に動作させる
ことができる。
【0056】このため、一対の制動体124が駆動軸3
5の周囲に押付けられて制動力を加える、このため、請
求項1の発明の実施の形態による油ポンプP内の油圧上
昇に加えて、油ポンプP内の油圧がより増大して、油ポ
ンプPの逆回転稼働を確実に抑制する力がさらに高ま
り、逆転防止効果をより高めている。
【0057】図10に示す実施の形態は、軸受71の上
端部に凹部131を形成し、この凹部131を油ポンプ
Pのシリンダ室72に連通させる油通路132を形成
し、凹部131の上側に円板形の制動体133、134
を配置したものである。
【0058】この構成によれば、油ポンプPのシリンダ
室72の圧力上昇した油を油通路132を通して凹部1
31に導き、制動体133、134を電動機Mの回転子
37の下端面を押圧して逆回転する回転子37および駆
動軸35を停止する。この構成も前述した各実施の形態
と同じ効果を得ることができる。なお、本発明が前述し
た発明の実施の形態に限定されずに、種々変形して実施
することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明のス
クロール型圧縮機によれば、ハウジングの内部に駆動軸
を介して連結された電動機とスクロール圧縮機構を収容
し、前記駆動軸の一端に同軸を組込んだ容積型給油ポン
プを設けてなるスクロール型圧縮機において、前記容積
型給油ポンプの吸込み部に、油が吸込み方向とは逆の方
向に流れることを阻止する逆止弁が設けられているの
で、駆動軸が逆回転すると、逆止弁によって給油ポンプ
での逆流が阻止されるので、給油ポンプにおける油圧が
上昇して、この上昇した油圧により給油ポンプの逆転が
抑制されて駆動軸の逆転が抑制される。この結果スクロ
ール圧縮機構の逆転駆動が抑制することができる。従っ
て、スクロール型圧縮機における圧縮機構の逆回転を阻
止して、この逆回転による種々の不具合の発生を防止で
きる。
【0060】請求項2の発明のスクロール型圧縮機によ
れば、請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、
前記容積型給油ポンプの吐出部に、前記駆動軸が逆回転
する時に前記ハウジングの内部にある油が、前記容積型
給油ポンプの吐出部から前記容積型給油ポンプの内部に
吸込まれることを許容する逆止弁が設けられているの
で、請求項1の発明による駆動軸に対する停止効果に加
えて、吸込み部から給油ポンプの内部に油が吸込まれる
ために、さらに給油ポンプの内部の油圧が上昇して、上
昇した油圧により給油ポンプの逆転が一層強力に抑制さ
れる。
【0061】請求項3の発明のスクロール型圧縮機によ
れば、請求項1に記載のスクロール型圧縮機において、
前記駆動軸が逆回転する時に前記容積型給油ポンプの吸
込み部から圧力上昇した油を導く油通路と、この油通路
から導かれる前記油の圧力を受けて前記駆動軸に制動力
を与える制動体とが設けられているので、請求項1の発
明による駆動軸に対する停止効果に加えて、給油ポンプ
の内部における上昇した油圧により制動体が動作されて
駆動軸を制動するので、油圧により給油ポンプの逆転が
一層強力に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態である圧縮機を示
す断面図。
【図2】同実施の形態の圧縮機における油ポンプを示す
断面図。
【図3】図2のAーA線に沿う断面図。
【図4】同実施の形態の圧縮機における油ポンプを示す
斜視図。
【図5】同実施の形態の圧縮機における油ポンプを示す
分解斜視図。
【図6】請求項2の発明の実施の形態である圧縮機にお
ける油ポンプを示す分解斜視図。
【図7】請求項3の発明の第一の実施の形態である圧縮
機における油ポンプを示す断面図。
【図8】請求項3の発明の第二の実施の形態である圧縮
機における油ポンプを示す断面図。
【図9】請求項3の発明の第三の実施の形態である圧縮
機における油ポンプを示す断面図。
【図10】請求項3の発明の第四の実施の形態である圧
縮機における油ポンプを示す断面図。
【図11】従来の圧縮機を示す断面図。
【図12】従来の圧縮機における油ポンプを示す断面
図。
【図13】図12のBーB線に沿う断面図。
【符号の説明】
31…ハウジング、 35…駆動軸、 36…固定子、 37…回転子、 38…固定スクロール、 39…旋回スクロール、 71…軸受、 72…シリンダ室、 74…スラストプレート、 75…カバープレート、 76…偏心軸、 77…ロータ、 80…給油室、 81…排油室、 82…吸込み孔、 84…吐出孔、 87…給油孔、 89…逆止弁、 101…吸込み管、 102…逆止弁、 111…制動体、 121…制動体、 124…制動体、 133…制動体、 C…圧縮機構、 M…電動機、 P…ポンプ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】しかし、指令によって意図的に、あるいは
電力の供給がたたれて非意図的に圧縮機の運転が中断さ
れた時、加圧された密閉空間部により、また吐出チャン
バーからの圧縮ガスの逆流により、旋回スクロールの逆
旋回および駆動軸の逆回転が発生する可能性が大きい。
このような逆回転によってはスクロール型圧縮機の圧縮
機構で不愉快な騒音が発生することが多い。また、スク
ロール型圧縮機において電動機として単の電動機を用
いる場合には、瞬時的な電力供給の遮断が起きると圧縮
機構が逆方向に回転し始める可能性がある。この逆転に
よって圧縮機の加熱、もしくは損傷が起こり得る、さら
に、冷凍機などに用いる凝縮器におけるファンが駆動停
止したような場合には、吐出圧力が電動機を失速させる
か、あるいは電動機を逆回転させる程度まで高まること
がある。この場合、旋回スクロールが逆回転する回転す
るにつれて吐出圧力が減少してゆき、電動機が再び圧力
頭に打ち勝って旋回スクロールを「正」回転方向に旋回
駆動する状態が得られる。しかし、吐出圧力は、再び正
逆転サイクルを繰り返させるような圧力まで上昇する。
このような正逆転サイクルによっては、圧縮機または関
連する装置に損傷が発生する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、カバープレート75には吐出孔84
が形成され、スラストプレート74には吐出孔85およ
びシリンダ室72の排油室81に連通する吐出口85
と、吐出孔84および駆動軸35の給油孔87に連通す
る連通孔86が夫々形成されている。給油孔87は駆動
軸35の内部に下端から上端にわたって軸方向に沿って
形成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】91は吐出孔84の下側に形成された逃し
84aを開閉可能に塞ぐ逆止弁である。このように構
成された油ポンプは、電動機Mにより回転される駆動軸
35とともに、偏心軸35が図3で示す矢印方向に偏心
回転される。ロータ77は偏心回転する偏心軸76に押
されて、外周面が軸受71のシリンダ室72の内周面に
一線で摺接しながら公転旋回運動する。ロータ77の回
転に伴いシリンダ室72における給油室80と排油室8
1の夫々の容積が相対的に増減して変化してゆく。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】給油室80の容積が増大してゆくのに伴
い、密閉ハウジング31の内底部に溜められている潤滑
油OILが、吸込み管88および逆止弁89を介して吸
込まれ、さらにカバープレート75の吸い込み孔82お
よびスラストプレート74の吸い込み口83を通ってシ
リンダ室72の給油室80に順次吸い込まれる。また、
シリンダ室72の排油室81の容積が減少ゆくのに伴
い、排油室81にある潤滑油OILが加圧されてスラス
トプレート74の吐出口85から吐出される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】従って、圧縮機構Cの逆回転の動作に伴う
不快な騒音の発生、圧縮機構Cの損傷などの種々の不具
合の発生を防止することができる。また、逆回転の問題
を生じさせる圧縮ガスの逆流を制限または回動させる吸
入弁もしくは吐出弁機構であって、高価につくとととも
に圧縮機構の効率を積極的に低下させる弁機構を設ける
必要がなくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に請求項2の発明の実施の形態について
図6を参照して説明する。図6において図5と同じ部分
は同じ符号を付して示している。この発明の実施の形態
は、前述した請求項1の発明の実施の形態における構成
効果に加えて、油ポンプPのカバープレート75の
下側にその吐出孔84の一部に接続する第二の吸込み管
101を設け、この第二の吸込み管101に正回転時の
油の逆流を阻止する逆止弁102(油流れ方向も逆止弁
89と同じ)を設けて、逆回転防止効果をさらに高めて
いる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】この構成によれば、前述の請求項1の発明
の実施の形態において示したように逆止弁の作用により
発生した油ポンプPの上昇した圧力を有する潤滑油OI
Lが油ポンプPの吐出孔84から一対の油通路122を
通して一対の溝121に達して一対の制動体124に作
用する。この場合、一対の溝121の内部の圧力が上昇
すると、一対の制動体124の薄肉部124aが逆回転
する駆動軸35を押圧して制動力を加える。一対の制動
体124の厚肉部124bは、一対の溝121に係合し
て一対の制動体124が駆動軸35と共回りしようとす
るのを抑える。駆動軸35我逆転する時は油ポンプPの
吐出口はべて封鎖されているので、正回転時の吐出圧
力より高い圧力となるから、一対の制動体124のの薄
肉部124aの変形は給油圧力では制動力が作用せず、
逆回転時のみ制動作用を行うように選択的に動作させる
ことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 公温 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの内部に駆動軸を介して連結
    された電動機とスクロール圧縮機構を収容し、前記駆動
    軸の一端にこの駆動軸を組込んだ容積型給油ポンプを設
    けてなるスクロール型圧縮機において、 前記容積型給油ポンプの吸込み部に、油が吸込み方向と
    は逆の方向に流れることを阻止する逆止弁が設けられて
    いることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記容積型給油ポンプの吐出部に、前記
    駆動軸が逆回転する時に前記ハウジングの内部にある油
    が、前記容積型給油ポンプの吐出部から前記容積型給油
    ポンプの内部に吸込まれることを許容する逆止弁が設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載のスクロー
    ル型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記駆動軸が逆回転する時に前記容積型
    給油ポンプの吸込み部から圧力上昇した油を導く油通路
    と、この油通路から導かれる前記油の圧力を受けて前記
    駆動軸に制動力を与える制動体とが設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
JP16998495A 1995-07-05 1995-07-05 スクロール型圧縮機 Withdrawn JPH0921391A (ja)

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