JPH09212226A - Cnc装置におけるパラメータ設定方法 - Google Patents

Cnc装置におけるパラメータ設定方法

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JPH09212226A
JPH09212226A JP8040285A JP4028596A JPH09212226A JP H09212226 A JPH09212226 A JP H09212226A JP 8040285 A JP8040285 A JP 8040285A JP 4028596 A JP4028596 A JP 4028596A JP H09212226 A JPH09212226 A JP H09212226A
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cnc device
expansion board
function expansion
function
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JP8040285A
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Toshiaki Otsuki
俊明 大槻
Makoto Haga
誠 芳賀
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Fanuc Corp
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機能拡張ボードの装着に際して必要とされる
パラメータの設定および変更作業に際して設定誤りを生
じることなく、短時間のうちにその作業を終わらせるこ
とのできるパラメータ設定方法を提供すること。 【解決手段】 機能拡張ボード1の装着によって設定ま
たは変更を必要とされるCNC装置本体側10のパラメ
ータの値を機能拡張ボード1上のROM2に予め設定値
として記憶しておく。機能拡張ボード1の種別によって
一義的に決まるパラメータの値はROM2から直接読み
込んでディスク75のパラメータ格納用メモリ部に自動
的に書き込み、また、CNC工作機械の特性に応じて修
正を行うべきパラメータは、ROM2に記憶されたパラ
メータの設定値(標準設定値)を一旦表示画面上に表示
させ、その値をガイドラインにして修正作業を行ってか
らディスク75のパラメータ格納用メモリ部に書き込む
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CNC装置におけ
るパラメータ設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】付加機能を実現するための機能拡張ボー
ドを実装することによってCNC装置の機能を向上させ
るようにしたCNC装置が周知である。この種の機能拡
張ボードはCNC装置に接続しただけでそのまま使用で
きるものもあれば、また、CNC本体側のパラメータの
値を設定または変更しないと正常に使用できないものも
ある。
【0003】後者の場合、設定または変更すべきパラメ
ータの種類や適当な設定値等のデータは、機能拡張ボー
ドに添付される仕様書やマニュアル等によってユーザー
に開示されることになるが、その設定操作や変更操作は
全てユーザー側のオペレータ自らが完全な手動操作によ
って実施しなければならず、往々にして設定誤り等の問
題を生じる場合がある。
【0004】また、設定または変更すべきパラメータが
多数存在する場合には、その設定操作や変更操作に手間
(時間)がかかり、その間工作機械の使用が不能となる
ので、工作機械の稼働効率が低下するといった問題が生
じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、機能拡張ボードの装着に際して必要とされるパラメ
ータの設定および変更作業に際して設定誤りを生じるこ
となく、かつ、短時間のうちにその作業を終わらせるこ
とのできるCNC装置におけるパラメータ設定方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、機能拡張ボー
ドの装着によって設定または変更を必要とされるCNC
装置本体側のパラメータの値を前記機能拡張ボード上の
記憶手段に記憶させておき、装着された機能拡張ボード
から前記値を読み込んでCNC装置本体に設定するよう
にしたことを特徴とする構成により前記課題を達成し
た。
【0007】より具体的には、CNC装置を立ち上げる
初期化処理で、予め装着されている機能拡張ボードから
CNC装置が前記パラメータの値を自動的に読み込んで
CNC装置本体に自動的に設定する。
【0008】また、機能拡張ボードの装着によって設定
または変更を必要とされるCNC装置本体側のパラメー
タの値をCNC装置本体側の記憶手段に予め記憶させて
おき、装着された機能拡張ボードの識別データから該機
能拡張ボードの種別を特定し、これに対応するパラメー
タの値を前記記憶手段から読み込んでCNC装置本体に
設定することにより、前記課題を達成した。
【0009】より具体的には、CNC装置を立ち上げる
初期化処理で、予め装着されている機能拡張ボードから
CNC装置が前記識別データを自動的に読み込んで機能
拡張ボードの種別を特定し、これに対応するパラメータ
の値をCNC装置本体に自動的に設定する。
【0010】また、予め装着されている機能拡張ボード
から機能拡張ボードの装着によって設定または変更を必
要とされるパラメータの一覧と各パラメータの標準設定
値をCNC装置が自動的に読み込んで表示画面に表示
し、オペレータが該パラメータ値を確認,修正した後、
CNC装置本体に自動的に設定することにより、設定の
誤りをなくした。
【0011】更に、機能拡張ボード上の記憶手段にパラ
メータを記憶させておく場合において、機能拡張ボード
の種別だけでは値が定まらないようなパラメータが存在
するような場合に備えるため、機能拡張ボードによって
設定値が決まるCNC装置本体側のパラメータの値、お
よび、機械の種類によって設定値を変更すべきCNC装
置本体側のパラメータの一覧と各パラメータの標準設定
値とを前記機能拡張ボード上の記憶手段に記憶させてお
き、装着された機能拡張ボードから機能拡張ボードによ
って設定値が決まるパラメータの値、および、機械の種
類によって設定値を変更すべきパラメータの一覧と各パ
ラメータの標準設定値を読み込み、機械の種類によって
設定値を変更すべきパラメータの一覧と各パラメータの
標準設定値を表示画面に表示して、機能拡張ボードによ
って設定値が決まるパラメータの値をCNC装置本体に
自動的に設定すると共に、機械の種類によって設定値を
変更すべきパラメータに関しては、オペレータが該パラ
メータ値を確認,修正した後、CNC装置本体に自動的
に設定するようにしたCNC装置におけるパラメータ設
定方法を提案する。
【0012】また、CNC本体側の記憶手段にパラメー
タを記憶させておくようにした構成に対しては、機能拡
張ボードによって設定値が決まるCNC装置本体側のパ
ラメータの値、および、機能拡張ボードの種別と機械の
種類によって設定値を変更すべきCNC装置本体側のパ
ラメータの一覧と各パラメータの標準設定値とをCNC
装置本体側の記憶手段に予め記憶手段に記憶させてお
き、装着された機能拡張ボードの識別データによって該
機能拡張ボードの種別を特定し、機能拡張ボードによっ
て設定値が決まるパラメータの値、および、機能拡張ボ
ードの種別と機械の種類によって設定値を変更すべきパ
ラメータの一覧と各パラメータの標準設定値を読み込
み、機能拡張ボードの種別と機械の種類によって設定値
を変更すべきパラメータの一覧と各パラメータの標準設
定値を表示画面に表示して、機能拡張ボードによって設
定値が決まるパラメータの値をCNC装置本体に自動的
に設定すると共に、機能拡張ボードの種別と機械の種類
によって設定値を変更すべきパラメータに関しては、オ
ペレータが該パラメータ値を確認,修正した後、CNC
装置本体に自動的に設定するようにしたCNC装置にお
けるパラメータ設定方法を提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は本発明によるパラメータ設
定方法を適用したCNC装置(数値制御装置)10の概
略を示すブロック図である。
【0014】CPU11はCNC装置10を全体的に制
御するプロセッサであり、バス21を介してROM12
に格納されたシステムプログラムを読み出し、このシス
テムプログラムに従って、CNC装置10全体の制御を
実行する。メモリ13には一時的な計算データ、表示デ
ータ等が格納される。また、CMOSメモリ14は図示
しないバッテリでバックアップされ、CNC装置10の
電源がオフにされても記憶状態が保持される不揮発性メ
モリとして構成されている。
【0015】つまり、ROM12には少なくともCPU
11の処理を立ち上げるに必要とされる最低限度の起動
用プログラムが固定的に記録されており、CNC装置1
0への電源投入によってこのプログラムが自動的に起動
され、その後、CPU11の処理により、ハードディス
ク75等に格納されているシステムソフトウェアや各種
のアプリケーションプログラム等がメモリ13に書き込
まれ、メモリ13の記憶内容に基くCPU11の運転が
開始されて最終的なシステムの立上げが完了する。
【0016】システムソフトウェアやアプリケーション
プログラムを実行する際には様々なパラメータの設定値
が必要であり、各パラメータの値は、ハードディスク7
5のパラメータ格納用メモリ部に半固定的に記憶されて
いる。ここでいう半固定的とは、書き替えが可能であっ
て、かつ、妄りに揮発しないというような意味合いであ
る。これらのパラメータの設定値は、システムソフトウ
ェアや各種のアプリケーションプログラム等がハードデ
ィスク75から読み込まれる際に、システムソフトウェ
アや各種のアプリケーションプログラム等と共にメモリ
13に読み込まれ、最終的にメモリ13のパラメータ記
憶領域に記憶される。
【0017】つまり、システムの立ち上げが完了してシ
ステムソフトウェアやアプリケーションプログラムが作
動しているときにCPU11が直接アクセスするメモリ
は主にROM12やメモリ13またはCMOSメモリ1
4等であって、ハードディスク75そのものではない。
無論、これは各記憶手段に対するCPU11のアクセス
タイム等による理由もあるが、CNC装置10の場合に
おいては、システムソフトウェアやアプリケーションプ
ログラム作動中におけるパラメータ設定値の不用意な書
き替えを防止するためといった意味合いが強い(CNC
工作機械の暴走防止のため)。
【0018】ハードディスク75のパラメータ格納用メ
モリ部においてのパラメータ設定値の書き替えは、例え
ば、CRT/MDIユニット70からのキーボード操
作、要するに、従来から行われていたパラメータの設定
および変更操作によって可能である。無論、パラメータ
設定値の書き替え操作を行ってからシステムを再起動さ
せれば前記と同様の立ち上げに関する処理が再実行され
るので、書き替えられた新たなパラメータ設定値が自動
的にメモリ13のパラメータ記憶領域に再設定され、こ
れ以降に実施されるシステムソフトウェアやアプリケー
ションプログラム等の処理では再設定された新たなパラ
メータ設定値が適用されることになる。
【0019】インターフェイス15は外部機器用のイン
ターフェィスであり、紙テープリーダ,紙テープパンチ
ャー,紙テープリーダ・紙テープパンチャー等若しくは
フロッピーディスク等の外部機器72が接続される。紙
テープリーダやフロッピーディスクからは加工プログラ
ムが読み込まれ、また、CNC装置10内で編集された
加工プログラムを紙テープパンチャーやフロッピーディ
スクに出力することもできる。
【0020】PMC(プログラマブル・マシン・コント
ローラ)16はCNC装置10に内蔵されたシーケンス
プログラムで各種CNC工作機械、例えば、CNC旋盤
やCNCフライス盤等を制御する。即ち、加工プログラ
ムで指令された機能に従って、これらシーケンスプログ
ラムでCNC工作機械側で必要な信号に変換し、I/O
ユニット17からCNC工作機械側に出力する。この出
力信号によりCNC工作機械側の各種アクチュエータが
作動する。また、CNC工作機械側のリミットスイッチ
および機械操作盤の各種スイッチ等の信号を受けて、必
要な処理をして、CPU11に渡す。
【0021】各軸の現在位置およびアラームや画像デー
タ等の画像信号はCRT/MDIユニット70の表示装
置に送られて表示される。インターフェィス18はCR
T/MDIユニット70内のキーボードからのデータを
受けてCPU11に渡す。インターフェィス19は手動
パルス発生器71に接続され、手動パルス発生器71か
らのパルスを受ける。なお、手動パルス発生器71はC
NC工作機械側の機械操作盤に実装され、手動で機械可
動部を精密に位置決めするために使用されるものであ
る。
【0022】軸制御回路30〜32はCPU11からの
各軸の移動指令を受けて、各軸の指令をサーボアンプ4
0〜42に出力する。サーボアンプ40〜42はこの指
令を受けて、前述した各軸のサーボモータ50〜52を
駆動する。X,Y,Z軸のテーブル送り用のサーボモー
タ50〜52には位置速度検出用の検出器が内蔵されて
おり、この検出器からの位置,速度フィードバック信号
が軸制御回路30〜32にフィードバックされる。軸制
御回路30〜32に内蔵されたサーボ制御CPUの各々
はこれらのフィードバック信号と前述の移動指令とに基
づいて位置ループ,速度ループを行い、さらには電流ル
ープの各処理を行い、最終的な駆動制御のための電流指
令を各軸毎に求めて各軸のサーボモータ50〜52の位
置、速度を制御する。
【0023】また、スピンドル制御回路60はスピンド
ル回転指令およびスピンドルのオリエンテーション等の
指令を受けて、スピンドルアンプ61にスピンドル速度
信号を出力する。スピンドルアンプ61はこのスピンド
ル速度信号を受けて、スピンドルモータ62を指令され
た回転速度で回転させる。また、オリエンテーション指
令によって、所定の位置にスピンドルモータ62の回転
位置を位置決めする。
【0024】スピンドルモータ62には歯車あるいはベ
ルトで主軸が結合されており、該主軸にポジションコー
ダ63が結合されている。従って、ポジションコーダ6
3は主軸に同期して回転し、帰還パルスを出力し、その
帰還パルスはスピンドル制御回路60にフィードバック
されスピンドルモータ62の速度制御さらには位置の制
御がなされる。
【0025】以上に述べた通り、CNC装置10のハー
ドウェアやCNC工作機械の構成に関しては従来のもの
と同様である。
【0026】更に、この実施形態においては、バス21
にバス機能拡張回路73を介してインターフェイス74
(拡張スロット)が接続され、CNC装置10の付加機
能を達成するための機能拡張ボード1が増設できるよう
になっている。
【0027】図2に示すように、機能拡張ボード1は、
インターフェイス74にバス接続するための複数の接続
端子と様々な電気部品および記憶手段としてのROM2
を実装したプリント基板により構成され、前記接続端子
を介してインターフェイス74に接続されるようになっ
ている。機能拡張ボード1をCNC装置10に実装する
ことによって得られる付加機能には機能拡張ボード1の
種類によって様々なものがあり、ユーザーの側では、目
的とする機能に応じてこの機能拡張ボード1を購入し、
CNC装置10に取り付けることになる。
【0028】ROM2の特定の固定アドレスには、機能
拡張ボード1の装着によって設定または変更が必要とさ
れるCNC装置10側のパラメータの種別と各パラメー
タの種別に対応して決められた設定値の値が、ASCII,EI
A,ISO 等の文字コードによって予め記憶されている。な
お、ここでいう固定アドレスとはメモリマップ上におけ
る1つのアドレスを意味するものではなく、その固定ア
ドレスによって示される一連の記憶領域のことである。
【0029】機能拡張ボード1の装着によって設定また
は変更を必要とされるCNC装置10側のパラメータの
種別は、ROM2内においては、そのパラメータ番号に
よって具体的に示されており、このパラメータ番号に対
応する様々な備考事項等が、ROM2における前記固定
領域の一部に各データと共に記憶されている。なお、R
OM2に備考事項等を記憶させる代わりに、CNC装置
10側のROM12等にパラメータ番号に対応したイン
デックスファイル等を設けて備考事項等を記憶させるよ
うにしても構わない。
【0030】また、パラメータの各々に対応して決めら
れる設定値の値には、機能拡張ボード1の種別のみによ
って一義的に決まる設定値と、予め標準設定値が決めら
れてはいるものの、CNC工作機械の種類に応じて変更
した方が望ましい設定値とがある。
【0031】ここでいうCNC工作機械の種類とは、同
一機種における大型小型,竪型横型等の形式の相違、同
一機種同一形式における固体差やスピンドルモータおよ
びサーボモータ等の特性の相違等も種類の違いとして示
すものであって、単に、旋盤とフライス盤等の明確な相
違のみを示すものではない。
【0032】また、パラメータの種別は、標準設定値の
自動設定だけで十分に適応性が確保されるものとオペレ
ータによる承認や変更が必要なものとの2種に分けて考
えることも可能で、前者は機能拡張ボード1の種別のみ
によって一義的に決まる設定値、また、後者のものは、
CNC工作機械の種類によって変更を必要とされるパラ
メータである。
【0033】図2に、パラメータの種別(パラメータ番
号)と各パラメータの種別に対応して決められた設定値
のフォーマットの例を示す。図2の例では記号Nに続く
3桁または4桁の数値がパラメータ番号、また、記号R
に続く1桁から4桁の数値が各パラメータ番号に対応す
る設定値である。
【0034】また、複数の軸の各々に対して同じパラメ
ータ番号で夫々のパラメータを設定する場合があり、こ
のような場合は、パラメータ番号Nに続いて更に各々の
軸の軸番号Pが示され、軸番号Pに続いて各々の軸のパ
ラメータの設定値が記憶されることになる。例えば、図
2に示す“N1730P1R200P2R200P3R200 ”の例において
は、N1730 のパラメータ番号に対応して、第1軸のパラ
メータ設定値200と、第2軸のパラメータ設定値20
0、および、第3軸のパラメータ設定値200の各々が
記憶されていることになる。従って、この場合、パラメ
ータ番号は1つでも、実質的には、N1730P1 ,N1730P2
,N1730P3 という3つのパラメータがあるのと同じこ
とである。
【0035】そして、図2に示す“AUTO: ”のコマンド
はパラメータ設定値をCNC装置10側に自動的に設定
するためのステートメント、また、“AUTOEND:”は自動
設定を終了させるためのステートメントであり、これら
のステートメント“AUTO: ”と“AUTOEND:”との間に挟
まれたパラメータ設定値が、後述する自動パラメータ設
定処理によりCNC装置10側に自動的に書き込まれる
ことになる。
【0036】また、“MODIFY: ”のコマンドはオペレー
タによる承認や設定変更操作によってパラメータ設定値
をCNC装置10側に半自動的に設定するためのステー
トメント、“MODIFYEND:”はこの設定操作を終了するた
めのステートメントであって、これらのステートメント
“MODIFY: ”と“MODIFYEND:”との間に挟まれたパラメ
ータ設定値は、後述する半自動パラメータ設定処理によ
ってオペレータによる承認や設定変更操作を受けてから
CNC装置10側に書き込まれることになる。
【0037】以上のことから明らかなように、前述した
各種パラメータのうち機能拡張ボード1の種別のみによ
って一義的に決まる設定値はROM2の記憶領域におい
て“AUTO: ”と“AUTOEND:”との間に記憶させ、また、
CNC工作機械の種類によって変更を必要とされるパラ
メータの設定値は、“MODIFY: ”と“MODIFYEND:”との
間に記憶させておく必要がある。
【0038】図3は自動パラメータ設定処理の概略を示
すフローチャート、また、図4は半自動パラメータ設定
処理の概略を示すフローチャートであり、各処理は、シ
ステムの立ち上げ時において、自動パラメータ設定処
理、次いで、半自動パラメータ設定処理の順で実行され
る。より具体的にいえば、その実行開始タイミングは電
源投入または再起動の直後で、かつ、ハードディスク7
5のパラメータ格納用メモリ部からメモリ13のパラメ
ータ記憶領域へのパラメータの転送開始前の段階であ
る。
【0039】まず、ROM12の起動プログラムに従っ
て自動パラメータ設定処理を開始したCPU11は、イ
ンターフェイス74に機能拡張ボード1が装着されてい
るか否かを判別する(ステップA1)。その最も簡単な
方法は、機能拡張ボード1にターミネータを取り付けて
おいてCPU11の側からターミネート信号の有無を確
認する方法である。当然、インターフェイス74に機能
拡張ボード1が実装されていればターミネート信号が帰
還され、実装されていなければこの信号は帰還されない
ので、装着の有無は明白である。
【0040】ステップA1の判別処理で機能拡張ボード
1が装着されていることが確認された場合、CPU11
はインターフェイス74を介して機能拡張ボード1のR
OM2にアクセスし、前記特定の固定アドレスの領域か
らデータを読み込み、パラメータの自動設定に関するス
テートメント“AUTO: ”が書き込まれているか否かを判
別する(ステップA2,図2参照)。
【0041】そして、“AUTO: ”が書き込まれていれ
ば、以下、CPU11は、“AUTOEND:”が検出されるま
での間、パラメータ番号Nとパラメータ設定値Rの値を
1組ずつROM2から読み込んで、パラメータ番号Nに
対応するハードディスク75のパラメータ格納用メモリ
部にパラメータ番号に対応するRの値を順次書き込んで
ゆく(ステップA3)。つまり、ROM2から“N200,R
100 ”が読み込まれれば、ハードディスク75における
パラメータ番号200の設定値として100が書き込ま
れ、また、ROM2から“N201,R101 ”が読み込まれれ
ば、ハードディスク75におけるパラメータ番号201
の設定値として101が書き込まれるということであ
り、このような処理が“AUTOEND:”の検出までの間に繰
り返し実行されるのである。
【0042】既に述べた通り、AUTO: ”と“AUTOEND:”
との間の設定値は機能拡張ボード1の種別のみによって
一義的に決まる値であるのでオペレータの判断を仰ぐ必
要はない。これらのパラメータ設定値は、その後、ハー
ドディスク75のパラメータ格納用メモリ部からメモリ
13への設定値の転送処理(前述)によって、無条件に
メモリ13のパラメータ記憶領域に書き込まれることに
なる。
【0043】また、ステップA2の判別処理によって
“AUTO: ”の設定がないと判別された場合は、当然、ス
テップA3の処理は非実行とされる。
【0044】次いで、CPU11は機能拡張ボード1の
ROM2にパラメータの半自動設定に関するステートメ
ント“MODIFY: ”が書き込まれているか否かを判別し
(ステップA4)、“MODIFY: ”が書き込まれていれ
ば、以下、“MODIFYEND:”が検出されるまでの間、前記
と同様にしてパラメータ番号Nとパラメータ設定値Rの
値を1組ずつROM2から読み込み、パラメータ番号N
に対応するハードディスク75のパラメータ格納用メモ
リ部にパラメータ番号に対応するRの値を順次書き込ん
でゆく(ステップA5)。
【0045】ハードディスク75にROM2のパラメー
タ設定値を書き込んでゆく点に関しては前述したAUTO:
”の場合と同様であるが、既に述べた通り、“MODIFY:
”と“MODIFYEND:”との間に記憶されたパラメータは
CNC工作機械の種類によって変更を必要とされる標準
設定値、つまり、オペレータによる承認や設定変更操作
が必要とされる設定値であるため、次の、半自動パラメ
ータ設定処理においてオペレータによる承認や設定変更
操作を受けることになる。
【0046】また、前記と同様、ステップA4の判別処
理によって“MODIFY: ”の設定がないと判別された場合
は、当然、ステップA5の処理は非実行とされる。
【0047】次いで、半自動パラメータ設定処理を開始
したCPU11は、まず、CNC工作機械の特性等に応
じて設定を変更すべきパラメータ設定値があるか否かを
判別する。その、実質的な判別基準は、前述のステップ
A4の判別処理と同様、機能拡張ボード1のROM2に
パラメータの半自動設定に関するステートメント“MODI
FY: ”が書き込まれているか否かである(ステップB
1,図4参照)。
【0048】“MODIFY: ”が書き込まれていればCNC
工作機械の特性等に応じて設定を変更すべきパラメータ
設定値があることを意味するので、CPU11は、ま
ず、ROM12に予め記憶されている図5に示すような
警告画面をCRT/MDIユニット70のディスプレイ
に表示してオペレータの注意を喚起し(ステップB
2)、オペレータによる手動入力操作を待つ待機状態に
入る(ステップB3)。
【0049】ここで、オペレータがCRT/MDIユニ
ット70に配備されているファンクションキーF1を操
作すると(図5参照)、CNC用CPU11はステップ
B3の判別処理でこれを検出し、図6に示すような最初
のパラメータ設定画面を表示する(ステップB4)。
【0050】このパラメータ設定画面は、“MODIFY: ”
から“MODIFYEND:”の区間にあるパラメータのパラメー
タ番号Nおよびその標準設定値Rとこれに対応する備考
事項等を表示するためのもので、斯るデータは全て機能
拡張カード1のROM2に記憶されている(なお、備考
事項等に関しては、パラメータ番号に対応してROM1
2のインデックスファイルに記憶させ、これを読み込む
場合もある)。
【0051】更に、このパラメータ設定画面には、“MO
DIFY: ”から“MODIFYEND:”の区間に多数のパラメータ
が記憶されていた場合に対処するため、ページ送り機能
(ファンクションキーF3に割り振られた機能)とペー
ジ戻し機能(ファンクションキーF2に割り振られた機
能)が設けられ、図6および図7に示すように各々のペ
ージには〔パラメータ番号,標準設定値,備考事項〕か
らなる最大9組のデータが表示できるようになってい
る。
【0052】既に述べた通り、複数の軸の各々に対して
同じパラメータ番号で夫々のパラメータを設定する場合
があり、このような場合は、図7に示すように、1つの
パラメータ番号に対応する標準設定値の項目のセルが複
数(軸数の分)に分割して表示され、その各々に各軸毎
の標準設定値が表示されるようになっている。
【0053】そして、パラメータ設定画面を参照したオ
ペレータは、CNC工作機械の機種や形式の相違、或い
は、CNC工作機械毎の固体差やスピンドルモータおよ
びサーボモータ等の特性の相違等を考慮して、各パラメ
ータ番号毎または各パラメータ番号と軸との組み合わせ
毎にパラメータ設定値の値を標準設定値からカスタマイ
ズ値に変更してゆく。
【0054】実際の操作は、標準設定値の項目のセルを
カーソルでピックしてキーボードから修正値を数値入力
することによって行われ、各項目毎に修正されたパラメ
ータの値は各々のパラメータ番号または各パラメータ番
号と軸との組み合わせに対応して順次バッファに記憶さ
れてゆく(ステップB5)。この操作は、設定完了キー
(警告画面の消去後にファンクションキーF1に新たに
割り振られた機能)を操作するまで繰り返し実行可能で
ある(ステップB6参照)。
【0055】そして、各項目の修正を完了したオペレー
タが最終的に設定完了キーを操作すると、CPU11は
ステップB6の判別処理によってこの操作を検出し、各
項目毎に修正されたパラメータの値をハードディスク7
5に転送し、各々のパラメータ番号または各パラメータ
番号と軸との組み合わせに対応して、修正済み設定値の
値をハードディスク75のパラメータ格納用メモリ部に
格納する(ステップB7)。
【0056】なお、ステップB3およびステップB6の
処理でファンクションキーF1の操作のみを実行すれ
ば、標準設定値の値がそのままパラメータ設定値として
パラメータ格納用メモリ部に保持される。従って、機能
拡張カード1のROM2に記憶された標準設定値がこれ
から作動させようとするCNC工作機械に完全に適合し
ているような場合は、標準設定値の修正操作は必要な
い。
【0057】修正されたパラメータ設定値(無修正の場
合もある)は、その後、ハードディスク75のパラメー
タ格納用メモリ部からメモリ13への設定値の転送処理
(前述)によって、メモリ13のパラメータ記憶領域に
書き込まれ、システムの立上げが完了した時点では、メ
モリ13のパラメータ記憶領域には、常に、そのCNC
工作機械が機能拡張ボード1との組み合わせによって付
加機能を達成するために最適とされるパラメータの値が
記憶されていることになる。
【0058】なお、この実施形態においては、従来通り
のシステムの立ち上げ動作を利用し、電源投入または再
起動の直後にハードディスク75のパラメータ格納用メ
モリ部に新たなパラメータ設定値を書き込み、その後で
行われるハードディスク75からメモリ13への書き込
み操作によって前記パラメータの設定値をパラメータ記
憶領域に自動的に転送するようにしているが、機能拡張
ボード1を装着するためにCNC装置10によるプログ
ラムの実行やCNC工作機械の動作を強制的に止めてし
まうような場合においては、機能拡張ボード1の取り付
け時点で新しいパラメータ設定値の値を直にメモリ13
のパラメータ記憶領域に書き込んでしまっても構わな
い。
【0059】以上の実施形態では、最も簡単な例とし
て、電源投入または再起動の度に自動パラメータ設定処
理および半自動パラメータ設定処理を実施する場合につ
いて述べているが、インターフェイス74に対する機能
拡張ボード1の装着の有無の判別処理に加え、装着済み
の機能拡張ボード1の種別判定を行って機能拡張ボード
1の差し替えの有無を検出するようにすれば、任意の機
能拡張ボード1の継続装着状態における無意味な半自動
パラメータ設定処理の実行を省略することができる。
【0060】これを実施するためには、機能拡張ボード
1を最初に装着したときに該機能拡張ボード1の特性を
示すデータの初期値(具体的には図2に示されるような
全データ)をCNC装置10の不揮発性メモリ14に保
存しておき、それ以降の電源投入または再起動時の最初
の段階で、その時点で装着されている機能拡張ボード1
のデータを検出し(具体的には図2に示されるような全
データ)、不揮発性メモリ14に保存されているデータ
との一致不一致を確認し、両者が一致する場合に限って
半自動パラメータ設定処理を非実行としてやればよい
(無論、両者が一致する場合は自動パラメータ設定処理
も非実行としてよい)。データが一致しない場合、つま
り、新たな機能拡張ボード1が装着された場合には、当
然、前述した自動パラメータ設定処理と半自動パラメー
タ設定処理とを実行することになるが、この際、新たな
機能拡張ボード1の特性を示すデータの初期値(具体的
には図2に示されるような全データ)をCNC装置10
の不揮発性メモリ14に次の比較対象データとして更新
して保存しておくようにすれば、この機能拡張ボード1
を抜いて新たな機能拡張ボード1を装着しない限り、以
降の電源投入または再起動時の処理では半自動パラメー
タ設定処理を非実行とすることができる(無論、自動パ
ラメータ設定処理も非実行としてよい)。
【0061】要するに、新たな機能拡張ボード1が装着
される度にパラメータ設定値の書き替えと該機能拡張ボ
ード1の特性登録が行われ、この機能拡張ボード1が取
り外されない限りはパラメータ設定値の書き替えも機能
拡張ボード1の特性登録の書き替えも行われないという
ことである。
【0062】無論、機能拡張ボード1の差し替えを検出
するために図2に示されるような全データを不揮発性メ
モリ14の側に保存しておくといった必要は必ずしもな
く、機能拡張ボード1の特性を示す識別コードをROM
2に記憶させておいて、最初の装着段階でこの識別コー
ドを不揮発性メモリ14の側に保存するようにしてもよ
い。当然、不揮発性メモリ14に保存した識別コードと
機能拡張ボード1の識別コードが一致すればパラメータ
の書き替え操作や識別コードの更新保存操作は非実行と
し、両者が一致しない場合に限って、パラメータの書き
替え操作と識別コードの更新保存操作を実行するように
する。
【0063】また、機能拡張ボード1を取り外した状態
で特定のパラメータ設定値、例えば、そのCNC工作機
械に固有のパラメータ設定値を利用したければ、機能拡
張ボード1の装着が検出されない場合に限って、その固
有設定値をパラメータ記憶用メモリ部に書き込むように
しておけばよい。この設定値の値はROM2等に記憶さ
せておくようにする。
【0064】更に、前述のような識別コードを利用する
ことにより、機能拡張ボード1におけるROM2の記憶
容量を削減することが可能である。要するに、インター
フェイス74に取り付けられる機能拡張ボード1の種類
に応じてCNC装置10側のパラメータ設定値を変更す
るのが最終目的であるから、機能拡張ボード1のデー
タ、つまり、設定変更すべきパラメータ番号とこれに対
応する設定値または標準設定値がどこに記憶されていよ
うと、取り付けられている機能拡張ボード1の種別の認
識が可能であって、かつ、それに対応して設定を変更す
べきパラメータの番号とその設定値さえ分かれば、これ
らのパラメータ番号や設定値がどこに記憶されていよう
と一向に構わない。つまり、CNC装置10と機能拡張
ボード1との間の実質的なデータのやり取りは識別コー
ドのみとし、CNC装置10側のROM12に各種の機
能拡張ボードの全データ、要するに、自動設定で設定値
を変更すべきパラメータの番号とその設定値、および、
半自動設定で設定値を変更すべきパラメータの番号とそ
の標準設定値の全てを、各々の機能拡張ボード1の識別
コードに対応させて記憶させておくといったことも可能
である。この場合は、インターフェイス74に装着され
ている機能拡張ボード1の識別コードをCPU11が検
出し、識別コードを仲立ちとしてこの機能拡張ボード1
に対応する自動設定や半自動設定のパラメータの番号と
その各々に対応する設定値および標準設定値の値をRO
M12から読み込んで、前述の図3および図4と全く同
等の処理を行うことになる。
【0065】無論、インターフェイス74の配備数や交
換可能な機能拡張ボード1の数が増えた場合でも基本的
な処理に関しては前記各実施形態と全く同様であり、イ
ンターフェイス74の各々に対して前述の各処理を実施
することにより、インターフェイス74の数の増加に対
しては容易に対処することができる。
【0066】
【発明の効果】本発明のパラメータ設定方法は、機能拡
張ボードの装着によって設定または変更を必要とされる
CNC装置本体側のパラメータの値を機能拡張ボード上
の記憶手段またはCNC装置本体側の記憶手段に予め設
定値として記憶しておくと共に、装着された機能拡張ボ
ードの種類に応じたパラメータの設定値の値を前記記憶
手段から読み込んで自動的にまたは半自動的にCNC装
置本体に設定するようにしているので、パラメータの設
定および変更作業に際してオペレータのミスによる設定
誤りが生じることがなく、しかも、短時間のうちにその
設定作業を終わらせることができる。
【0067】また、機械の種類に応じて設定値を変えた
ほうがよいパラメータ設定値に対しては、基準となる標
準設定値を機能拡張ボード上の記憶手段またはCNC装
置本体側の記憶手段に予め記憶しておき、装着された機
能拡張ボードの種類に応じたパラメータの設定値を一旦
表示してからオペレータによるパラメータ設定値の修正
作業を行わせるようにしているので、仕様書やマニュア
ル等を参照した面倒な手続きを経ることなくCNC工作
機械の特性に見合ったパラメータ設定値を容易に設定す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパラメータ設定方法を適用したC
NC装置の概略を示すブロック図である。
【図2】同実施形態の機能拡張ボードを示す概念図であ
る。
【図3】同実施形態における自動パラメータ設定処理の
概略を示すフローチャートである。
【図4】同実施形態における半自動パラメータ設定処理
の概略を示すフローチャートである。
【図5】半自動パラメータ設定処理の実行時における表
示画面例を示す概念図である。
【図6】半自動パラメータ設定処理の実行時における表
示画面例を示す概念図である。
【図7】半自動パラメータ設定処理の実行時における表
示画面例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 機能拡張ボード 2 ROM 10 CNC装置 11 CPU 12 ROM 13 メモリ 14 CMOSメモリ 15 インターフェイス 16 PMC 17 I/Oユニット 18 インターフェイス 19 インターフェイス 21 バス 30,31,32 軸制御回路 40,41,42 サーボアンプ 50,51,52 サーボモータ 60 スピンドル制御回路 61 スピンドルアンプ 62 スピンドルモータ 63 ポジションコーダ 70 CRT/MDIユニット 71 手動パルス発生器 72 外部機器 73 バス機能拡張回路 74 インターフェイス(拡張スロット)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付加機能を実現するための機能拡張ボー
    ドをCNC装置本体に増設可能で、CNC装置本体と機
    能拡張ボードとの連合機能により前記付加機能を達成す
    るようにしたCNC装置において、 機能拡張ボードの装着によって設定または変更を必要と
    されるCNC装置本体側のパラメータの値を前記機能拡
    張ボード上の記憶手段に記憶させておき、装着された機
    能拡張ボードから前記値を読み込んでCNC装置本体に
    設定するようにしたことを特徴とするCNC装置におけ
    るパラメータ設定方法。
  2. 【請求項2】 CNC装置を立ち上げる初期化処理で、
    予め装着されている機能拡張ボードからCNC装置が前
    記パラメータの値を自動的に読み込んでCNC装置本体
    に自動的に設定するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のCNC装置におけるパラメータ設定方法。
  3. 【請求項3】 付加機能を実現するための機能拡張ボー
    ドをCNC装置本体に増設可能で、CNC装置本体と機
    能拡張ボードとの連合機能により前記付加機能を達成す
    るようにしたCNC装置において、 機能拡張ボードの装着によって設定または変更を必要と
    されるCNC装置本体側のパラメータの値をCNC装置
    本体側の記憶手段に予め記憶させておき、装着された機
    能拡張ボードの識別データから該機能拡張ボードの種別
    を特定し、これに対応するパラメータの値を前記記憶手
    段から読み込んでCNC装置本体に設定するようにした
    ことを特徴とするCNC装置におけるパラメータ設定方
    法。
  4. 【請求項4】 CNC装置を立ち上げる初期化処理で、
    予め装着されている機能拡張ボードからCNC装置が前
    記識別データを自動的に読み込んで機能拡張ボードの種
    別を特定し、これに対応するパラメータの値をCNC装
    置本体に自動的に設定するようにしたことを特徴とする
    請求項3記載のCNC装置におけるパラメータ設定方
    法。
  5. 【請求項5】 付加機能を実現するための機能拡張ボー
    ドをCNC装置本体に増設可能で、CNC装置本体と機
    能拡張ボードとの連合機能により前記付加機能を達成す
    るようにしたCNC装置において、 予め装着されている機能拡張ボードから機能拡張ボード
    の装着によって設定または変更を必要とされるパラメー
    タの一覧と各パラメータの標準設定値をCNC装置が自
    動的に読み込んで表示画面に表示し、オペレータが該パ
    ラメータ値を確認,修正した後、CNC装置本体に自動
    的に設定するようにしたことを特徴とするCNC装置に
    おけるパラメータ設定方法。
  6. 【請求項6】 付加機能を実現するための機能拡張ボー
    ドをCNC装置本体に増設可能で、CNC装置本体と機
    能拡張ボードとの連合機能により前記付加機能を達成す
    るようにしたCNC装置において、 機能拡張ボードによって設定値が決まるCNC装置本体
    側のパラメータの値、および、機械の種類によって設定
    値を変更すべきCNC装置本体側のパラメータの一覧と
    各パラメータの標準設定値とを前記機能拡張ボード上の
    記憶手段に記憶させておき、 装着された機能拡張ボードから機能拡張ボードによって
    設定値が決まるパラメータの値、および、機械の種類に
    よって設定値を変更すべきパラメータの一覧と各パラメ
    ータの標準設定値を読み込み、 機械の種類によって設定値を変更すべきパラメータの一
    覧と各パラメータの標準設定値を表示画面に表示して、 機能拡張ボードによって設定値が決まるパラメータの値
    をCNC装置本体に自動的に設定すると共に、 機械の種類によって設定値を変更すべきパラメータに関
    しては、オペレータが該パラメータ値を確認,修正した
    後、CNC装置本体に自動的に設定するようにしたこと
    を特徴とするCNC装置におけるパラメータ設定方法。
  7. 【請求項7】 付加機能を実現するための機能拡張ボー
    ドをCNC装置本体に増設可能で、CNC装置本体と機
    能拡張ボードとの連合機能により前記付加機能を達成す
    るようにしたCNC装置において、 機能拡張ボードによって設定値が決まるCNC装置本体
    側のパラメータの値、および、機能拡張ボードの種別と
    機械の種類によって設定値を変更すべきCNC装置本体
    側のパラメータの一覧と各パラメータの標準設定値とを
    CNC装置本体側の記憶手段に予め記憶手段に記憶させ
    ておき、 装着された機能拡張ボードの識別データによって該機能
    拡張ボードの種別を特定し、 機能拡張ボードによって設定値が決まるパラメータの
    値、および、機能拡張ボードの種別と機械の種類によっ
    て設定値を変更すべきパラメータの一覧と各パラメータ
    の標準設定値を読み込み、 機能拡張ボードの種別と機械の種類によって設定値を変
    更すべきパラメータの一覧と各パラメータの標準設定値
    を表示画面に表示して、 機能拡張ボードによって設定値が決まるパラメータの値
    をCNC装置本体に自動的に設定すると共に、 機能拡張ボードの種別と機械の種類によって設定値を変
    更すべきパラメータに関しては、オペレータが該パラメ
    ータ値を確認,修正した後、CNC装置本体に自動的に
    設定するようにしたことを特徴とするCNC装置におけ
    るパラメータ設定方法。
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