JPH09211336A - 倒立型顕微鏡 - Google Patents

倒立型顕微鏡

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JPH09211336A
JPH09211336A JP1739796A JP1739796A JPH09211336A JP H09211336 A JPH09211336 A JP H09211336A JP 1739796 A JP1739796 A JP 1739796A JP 1739796 A JP1739796 A JP 1739796A JP H09211336 A JPH09211336 A JP H09211336A
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rotating
stage
illumination
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JP1739796A
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Yasushi Aono
寧 青野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の観察補助装置を同時に使用可能として操
作性及び応用性を向上させる。 【解決手段】標本を載置するステージ21上方に配される
保持装置を用いて観察補助装置を保持する倒立型顕微鏡
において、該顕微鏡の本体11にその中心軸が鉛直方向に
植設され、上部に上記標本を透過照明する光源装置13を
配設した照明用支柱12と、この照明用支柱12に対してそ
の中心軸方向に沿って配列された状態でそれぞれ枢着さ
れ、該照明用支柱12の中心軸を回動軸としてこの中心軸
と垂直な水平面内でそれぞれ独立に回動自在となる複数
の回動支柱14a,14bと、これら複数の回動支柱14a,
14bにそれぞれ水平状に取付けられた複数の保持装置15
a,15bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ上に載置
された物体をステージ下方から観察する倒立型顕微鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】ミクロ操作を行なうべく複数の補助装置
を一緒に顕微鏡に装着し、簡単な操作で必要な補助装置
を光路中に配置し得るようにして操作性を高めた倒立型
顕微鏡として、従来は特公平5−5330号に示すよう
なものがあった。図7は上記特公平5−5330号に記
載された倒立型顕微鏡の概略構成を示す側面図であり、
1が顕微鏡本体、2が鉛直方向に起立した照明系支柱、
3は光源装置、4は鉛直方向の照明光軸Oに垂直な平面
内において回動自在な状態で照明系支柱2に枢着され、
その180°対象位置に一対のホルダ5a,5bが設け
られた回動支柱、6a,6bは上記ホルダ5a,5bに
よってそれぞれ保持されているコンデンサ等の観察補助
装置、7a,7bは上記ホルダ5a,5bと一体に結合
され、上記ホルダ5a,5bをそれぞれアーム8a,8
bに、該ホルダ5a,5bの中心線を含む鉛直面内にお
いて回動自在な状態で設置する回動軸である。
【0003】コンデンサ等の観察補助装置6a,6b
は、回動支柱4と連動して照明光軸Oに垂直な平面内に
おいて回動し、上記回動支柱4に螺着されている固定つ
まみ9を締め込むことにより回動支柱4を所望の回動位
置に固定して位置決めされる。さらに、上記観察補助装
置6a,6bは各々ホルダ5a,5bと連動してこのホ
ルダ5a,5bの中心線を含む鉛直面内において回動
し、各回動軸7a,7bとアーム8a,8bの間の摩擦
抵抗により所望の角度位置に保持されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成にあって、上記ホルダ5a,5bは同一の回動
支柱4に対して設けられているため、ホルダ5a,5b
相互の回動面内での位置関係の自由度がない。
【0005】また、ホルダ5a,5b各々の回動自由度
はすなわち、照明系支柱2を軸とした照明光軸Oに垂直
な面内での回動と、各々回動軸7a,7bを軸としたホ
ルダ5a,5bの各々の中心線を含む鉛直面内での回動
の2つの自由度であり、したがってホルダ5a,5bに
よって保持されている観察補助装置6a,6bの観察光
軸10a,10bが、照明光軸Oとステージ11表面の
交点、つまり観察標本の載置点を含むような幾何学的位
置関係は、観察光軸10aもしくは10bが照明光軸O
と一致する場合にしかない。換言すれば、観察補助装置
6a,6bを共に斜め上方から観察標本の載置点に向け
るような位置関係に設定することができない。
【0006】以上のことから、観察補助装置6a,6b
を2つ同時に使用することができず、例えば観察補助装
置6aの観察光軸10aを照明光軸Oと一致させた状態
に設置し、同時に観察補助装置6bを斜め上方から観察
標本の載置点に向けて設置するような場合、代表例とし
て観察補助装置6aが実体顕微鏡であり、観察補助装置
6bが実体顕微鏡用の観察用照明であるといった、ホル
ダが2つあることを有効に活用した使用方法を採ること
ができなかった。
【0007】また、特にマイクロマニピュレータを使用
する場合にあっては、該マイクロマニピュレータの指示
部材をステージ11後方の照明系支柱2の周辺に組み付
けるケースが多いが、複数種類の観察補助装置を交互に
使用する際、ホルダ相互間の回動面内での位置関係が変
えられないので、回動支柱4の近傍は観察補助装置の回
動する360°の範囲に渡って障害物があってはなら
ず、マイクロマニピュレータを組み付ける場所が大幅に
制約されてしまうという不具合がある。
【0008】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、複数の観察補助装
置それぞれの回動自由度を上げながら、これらを独立に
回動でき、結果として複数の観察補助装置を同時に使用
することができるような、操作性及び応用性に優れた倒
立型顕微鏡を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
標本を載置するステージ上方に配される保持装置を用い
て観察補助装置を保持する倒立型顕微鏡において、該顕
微鏡の本体にその中心軸が鉛直方向に植設され、上部に
上記標本を透過照明する光源装置を配設した照明用支柱
と、この照明用支柱に対してその中心軸方向に沿って配
列された状態でそれぞれ枢着され、該照明用支柱の中心
軸を回動軸としてこの中心軸と垂直な水平面内でそれぞ
れ独立に回動自在となる複数の回動支柱と、これら複数
の回動支柱にそれぞれ水平状に取付けられた複数の保持
装置とを具備するようにしている。
【0010】この結果、請求項1記載の発明によれば、
照明系支柱の中心軸方向に沿って配列した複数の回動支
柱によりこれら回動支柱に保持される複数の補助装置を
それぞれ独立して回動させることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記複数の補助装置はそれぞれ、上記
照明用支柱の中心軸と直交する一水平軸を含む第1の鉛
直面内で回動自在となる第1の回動機構と、上記一水平
軸と垂直な第2の鉛直面内で回動自在となる第2の回動
機構とを有するようにしたものである。
【0012】この結果、請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の作用に加えて、複数の補助装
置をそれぞれ3つの回動面によりいかなる任意の角度位
置にも設置することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の発明において、上記第1及び第2の回動機構はそれぞ
れ回動位置を固定する固定機構を有するようにしたもの
である。
【0014】この結果、請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の作用に加えて、任意の角度位
置に設置した複数の補助装置をそれぞれ必要に応じて回
動不能となるように固定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明による倒立型顕微鏡
の第1の実施の形態の概略構成を示す側面図である。同
図で、11は顕微鏡本体、12は顕微鏡本体11からそ
の中心軸が鉛直方向に起立して植設され、上部に透過照
明の光源装置13を配設した照明系支柱である。
【0016】この照明系支柱12に対して、その中心軸
を回動軸としてこの中心軸と垂直な水平面内でそれぞれ
独立に回動自在となるように、該中心軸方向に沿って配
列された状態で上段回動支柱14a及び下段回動支柱1
4bがそれぞれ枢着されて取付けられる。
【0017】これら回動支柱14a,14bには、それ
ぞれコンデンサ等の観察補助装置16a,16bを保持
するための上段ホルダ15a及び下段ホルダ15bが水
平状に取付けられている。
【0018】そして、これら上段ホルダ15a及び下段
ホルダ15bは、上記上段回動支柱14a及び下段回動
支柱14bを所定の回動位置とさせることで観察補助装
置16a,16bの各観察光軸20a,20bが上記光
源装置13による照明系支柱12と平行した鉛直方向の
照明光軸Oと一致させることができるような位置に設定
されている。
【0019】しかるに、上記上段回動支柱14a及び下
段回動支柱14bの位置決めは、各回動支柱14a,1
4bに螺着されている固定つまみ19a,19bを締め
込んで所望の回動位置で固定させることにより行なう。
【0020】図2及び図3は上記回動支柱14b及びこ
の回動支柱14bに取付けられたホルダ15bの構造を
詳細に示すものであり、図2は回動支柱14b及びホル
ダ15bの平面構造を示す部分断面図、図3は図2のI
II−III線に沿った部分断面図である。ここでは、
上段回動支柱14a及び上段ホルダ15aと下段回動支
柱14b及び下段ホルダ15bはまったく同様の構造を
有するものとし、上段回動支柱14a及び上段ホルダ1
5aに関してはその説明を省略する。
【0021】しかして、上述した如く下段回動支柱14
bに螺着された固定つまみ19bを締め込むことで下段
回動支柱14bを照明系支柱12に対して所望の回動位
置で固定させる。
【0022】また、下段回動支柱14bの表面に照明系
支柱12の中心軸と平行な鉛直方向に延在するアリ22
が固定され、このアリ22にアリ溝を有する継手23が
嵌合される。
【0023】さらに、継手23に水平方向の軸を中心と
して回動自在な状態でピニオン24が枢着され、このピ
ニオン24と嵌合されるように、アリ22に固定された
鉛直方向に延在されたラック25が設けられる。
【0024】回動することでピニオン24をラック25
と嵌合された状態で上下動させて、ピニオン24に枢着
されている継手23をアリ22と摺動させて上下動させ
るための上下動つまみ26が上記ピニオン24と連結さ
れる。
【0025】また、継手23の中心軸に垂直な鉛直面内
で回動自在な状態で継手23とアーム27とが枢着さ
れ、このアーム27に設けられた孔内を摺動するべく鋼
球28が配される。
【0026】さらに、継手23のアーム27との摺動円
周面上の鉛直上方に、バネ30が鋼球28を押圧する力
によりアーム27を水平位置で固定するためのV字溝2
9が刻設され、アーム27を座金32及びバネ座金33
を介して継手23に押圧し枢着しつつ、且つアリ22と
アーム27との間の摩擦抵抗によりアーム27を所望の
角度に自己保持させる固定ネジ31が継手23に螺着さ
れる。
【0027】回動軸35と一体に結合されたホルダ15
bをアーム27に該ホルダ15bの長手方向の水平軸で
ある中心線を含む鉛直面内において回動自在に枢着さ
せ、且つ回動軸35に弾性を有するブッシュ36を介し
て嵌合することにより回動軸35とブッシュ36との間
の摩擦抵抗によりホルダ15bを所望の角度に自己保持
させるための回動つまみ34がアーム27に螺着され、
ホルダ15bを水平、すなわち照明光軸Oと垂直に保持
させるためのストッパ37がホルダ15b端部に形成さ
れる。
【0028】上記のような構成にあって、各回動支柱1
4a,14bに設置された各ホルダ15a,15bは、
それぞれ照明光軸Oに垂直な平面内での回動と、該ホル
ダ15a,15bの長手方向の水平軸である中心線を含
む各々の保持面に垂直な平面内での回動、及び上記水平
軸である中心線と垂直な鉛直面内での回動のそれぞれ互
いに垂直な計3方向の回動自由度を各々まったく独立に
有している。
【0029】それに加えて、ホルダ15a,15bの上
記中心線を含む鉛直面内での回動においてはストッパ3
7によりホルダ15a,15bを水平、すなわち照明光
軸Oと垂直な状態に容易に設定することができ、またホ
ルダ15a,15bの上記中心線に垂直な鉛直面内での
回動においてはホルダ15a,15bと連動して回動す
るアーム27を鋼球28、V字溝29及びバネ30の相
互作用により容易に水平な状態に設定することができ
る。
【0030】したがって、上記のような構造の倒立顕微
鏡を使用することにより、例えば上記図1に示すように
上段ホルダ15aに観察補助装置として長作動距離のコ
ンデンサ16a、下段ホルダ15bに観察補助装置とし
て短作動距離のコンデンサ16bを保持、搭載させるよ
うな状況において、照明光軸O上にない方のコンデンサ
16aを対応するホルダ15aの3方向の回動自由度を
任意に設定することで、照明光軸O上に配置されている
コンデンサ16bと接触しない範囲内で最も近接した位
置に退避させておけばよいから、各々回動支柱14a,
14bの回動に必要な角度は互いのコンデンサが接触し
ない範囲で最小に抑えることができる。そのため、例え
ばマイクロマニピュレータの支持部材のように照明系支
柱12周辺に補助装置を構築する場合の制約を最小限に
低減させることができる。
【0031】また、照明光軸O上に配置されていたコン
デンサ等の観察補助装置を一旦照明光軸Oから退避させ
た後、再び照明光軸O上の位置に配置し直す場合であっ
ても、上下動つまみ26を操作しなければ観察補助装置
の作動距離自体は変化しないため、ホルダ15a,15
bの角度を復元することをきわめて容易に実行すること
ができ、心調整やピント合わせ等の再調整を行なう必要
がないので、操作性及び応用性に優れており、効率的に
実験、観察等を実行することができる。
【0032】(第2の実施の形態)図4は本発明による
倒立型顕微鏡の第2の実施の形態に係る主として回動支
柱及びホルダの構造を示す鉛直方向の部分断面図であ
る。ここで、顕微鏡自体の構成は上記図1に示したもの
と、そして以下に説明する部分以外の構成は上記図3に
示したものとそれぞれほぼ同様であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明を省略する。
【0033】しかるに、継手23を押圧することでアー
ム27を任意角度で固定するための固定ネジ38がアー
ム27に螺着して設けられる一方、ホルダ15bと一体
に結合された回動軸35を押圧することで回動軸35と
ホルダ15bとを任意角度で固定するための固定ネジ3
9が同じくアーム27に螺着して設けられる。
【0034】上記のような構成にあって、各回動支柱1
4a,14bに設置された各ホルダ15a,15bの長
手方向の水平軸である中心線を含む鉛直面内での回動、
及び上記中心線と垂直な鉛直面内での回動において、各
々固定ネジ38,39により任意の角度に確実に位置決
め、固定することができる。
【0035】したがって、上記のような構造の倒立顕微
鏡を使用することにより、例えば図5に示すように上段
ホルダ15aに観察補助装置として実体顕微鏡16a
1、下段ホルダ15bに観察補助装置として実体顕微鏡
用照明装置16b1を保持、搭載させるような状況にお
いて、実体顕微鏡16a1の高軸を照明光軸Oと一致さ
せて配する一方、実体顕微鏡用照明装置16b1は斜め
上方からその光軸20bが標本を載置したステージ21
の表面において照明光軸Oと交わるような位置に調整固
定させることができる。
【0036】そのため、上記第1の実施の形態の効果と
同様、この第2の実施の形態においても、照明光軸O上
に配置されていた実体顕微鏡等の観察補助装置を一旦照
明光軸Oから退避させた後、再び照明光軸O上の位置に
配置し直す場合であっても上下動つまみ26を操作しな
ければ観察補助装置の作動距離自体は変化しないため、
ホルダ15a,15bの角度を復元することをきわめて
容易に実行することができ、心調整やピント合わせ等の
再調整を行なう必要がないので、操作性及び応用性に優
れており、効率的に実験、観察等を実行することができ
る。
【0037】(第3の実施の形態)図6は本発明による
倒立型顕微鏡の第3の実施の形態に係る照明系支柱12
と回動支柱の構造を示す鉛直方向の断面図である。ここ
でも、顕微鏡自体の構成は上記図1に示したものとほぼ
同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0038】しかるに、上段回動支柱14aはその下端
部分において鉛直方向に適宜長さで下段回動支柱14b
に被さるような形状を有しており、下段回動支柱14b
の上端部分はこの上段回動支柱14aの下端部分と対応
するように適宜長さ分だけ小径となる段付き部分を有し
ている。
【0039】そして、この上段回動支柱14a下端の下
段回動支柱14b段付き部分に被さった部分に固定ネジ
40が螺着され、この固定ネジ40を締め付けて該下段
回動支柱14b段付き部分を押圧することで上段回動支
柱14aと下段回動支柱14bとを固定するようになっ
ている。
【0040】上記のような構成にあって、上段回動支柱
14aと下段回動支柱14bとが上述した如く固定ネジ
40を締め付けることにより固定、連結される。したが
って、このような固定ネジ40を用いた上段回動支柱1
4aと下段回動支柱14bの連結構造を、上記第1の実
施の形態の構成に追加すれば、上記図1で説明した状
況、すなわち上段ホルダ15aに観察補助装置として長
作動距離のコンデンサ16a、下段ホルダ15bに観察
補助装置として短作動距離のコンデンサ16bを保持、
搭載させるような状況において、2つの回動支柱14
a,14bをそれぞれ独立して回動させることで起こり
得るコンデンサ同士の不用意な接触、干渉を回避するこ
とができる。
【0041】また、同じく上記固定ネジ40を用いた上
段回動支柱14aと下段回動支柱14bの連結構造を、
上記第2の実施の形態の構成に追加すれば、上記図5で
説明した状況、すなわち上段ホルダ15aに観察補助装
置として実体顕微鏡16a1、下段ホルダ15bに観察
補助装置として実体顕微鏡用照明装置16b1を保持、
搭載させるような状況において、実体顕微鏡16a1と
その照明装置16b1の相対的な位置関係を直接固定さ
せることができ、これらのより確実な位置決めを行なう
ことができる。
【0042】以上、実施の形態に基づいて説明したが、
本発明中には以下の発明が含まれる。
【0043】(1) 標本を載置するステージ上方に配
される補助装置を用いて観察補助装置を保持する倒立型
顕微鏡において、該顕微鏡の本体にその中心軸が鉛直方
向に植設され、上部に上記標本を透過照明する光源装置
を配設した照明用支柱と、この照明用支柱に対してその
中心軸方向に沿って配列された状態でそれぞれ枢着さ
れ、該照明用支柱の中心軸を回動軸としてこの中心軸と
垂直な水平面内でそれぞれ独立に回動自在となると共
に、隣接する他の回動支柱との間の位置関係を固定する
連結機構を有した複数の回動支柱と、これら複数の回動
支柱にそれぞれ水平状に取付けられた複数の補助装置と
を具備したことを特徴とする倒立型顕微鏡。
【0044】このようにすれば、照明系支柱の中心軸方
向に沿って配列した複数の補助装置をそれぞれ独立して
回動させることができる一方、必要に応じて上記回動支
柱の連結機構を用いることにより、複数の回動支柱をそ
れぞれ独立して回動させることで起こり得る補助装置の
不用意な接触、干渉を回避し、あるいは複数の補助装置
の相対的な位置関係を直接固定してより確実な位置決め
を行なうなど、複数の補助装置の独立した回動を必要に
応じて適宜抑制することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、複数
の観察補助装置それぞれの回動自由度を上げながら、こ
れらを独立に回動でき、結果として複数の観察補助装置
を同時に使用することができるような、操作性及び応用
性に優れた倒立型顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る倒立型顕微鏡
の概略構成を示す側面図。
【図2】同実施の形態に係る回動支柱及びホルダの平面
構造を示す部分断面図。
【図3】図2のIII−III線に沿った鉛直方向の部
分断面図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る回動支柱及び
ホルダの鉛直方向の部分断面図。
【図5】同実施の形態に係る倒立型顕微鏡の概略構成を
示す正面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る回動支柱の鉛
直方向の断面図。
【図7】従来の倒立型顕微鏡の概略構成を示す側面図。
【符号の説明】
1,11…顕微鏡本体 2,12…照明系支柱 3,13…光源装置 4,14a,14b…回動支柱 5a,5b,15a,15b…ホルダ 6a,6b,16a,16b…観察補助装置 7a,7b,35…回動軸 8a,8b,27…アーム 9…固定つまみ 10a,10b…観察光軸 21…ステージ 26…上下動つまみ 31,38,39,40…固定ネジ 34…回動つまみ 37…ストッパ O…照明光軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本を載置するステージ上方に配される
    保持装置を用いて観察補助装置を保持する倒立型顕微鏡
    において、 該顕微鏡の本体にその中心軸が鉛直方向に植設され、上
    部に上記標本を透過照明する光源装置を配設した照明用
    支柱と、 この照明用支柱に対してその中心軸方向に沿って配列さ
    れた状態でそれぞれ枢着され、該照明用支柱の中心軸を
    回動軸としてこの中心軸と垂直な水平面内でそれぞれ独
    立に回動自在となる複数の回動支柱と、 これら複数の回動支柱にそれぞれ水平状に取付けられた
    複数の保持装置とを具備したことを特徴とする倒立型顕
    微鏡。
  2. 【請求項2】 上記複数の保持装置はそれぞれ、上記照
    明用支柱の中心軸と直交する一水平軸を含む第1の鉛直
    面内で回動自在となる第1の回動機構と、上記一水平軸
    と垂直な第2の鉛直面内で回動自在となる第2の回動機
    構とを有したことを特徴とする請求項1記載の倒立型顕
    微鏡。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2の回動機構はそれぞれ
    回動位置を固定する固定機構を有したことを特徴とする
    請求項2記載の倒立型顕微鏡。
JP1739796A 1996-02-02 1996-02-02 倒立型顕微鏡 Withdrawn JPH09211336A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005234306A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Olympus Corp 顕微鏡観察装置

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JP2005234306A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Olympus Corp 顕微鏡観察装置

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