JPH09211004A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH09211004A
JPH09211004A JP2097796A JP2097796A JPH09211004A JP H09211004 A JPH09211004 A JP H09211004A JP 2097796 A JP2097796 A JP 2097796A JP 2097796 A JP2097796 A JP 2097796A JP H09211004 A JPH09211004 A JP H09211004A
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reagent
container
reagent container
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JP2097796A
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English (en)
Inventor
Taku Sakazume
卓 坂詰
Tomonori Mimura
智憲 三村
Hiroshi Mimaki
弘 三巻
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は経済的な問題を解決しつつ試薬
残量管理に必要な試薬容器中の初期試薬量を把握するの
に適した自動分析装置を提供することにある。 【解決手段】複数の試薬容器21を固定的に保持し納め
る試薬保冷庫12と、試薬容器21を架設することによ
り試薬容器21および該容器に含まれる試薬およびその
他の付属物の重量を測定する試薬容器重量検出部33
と、試薬容器21に添付された試薬容器添付情報35を
読取ることが可能な試薬容器添付情報読み取り部31
と、試薬容器21に対して印字する機能を備えた対試薬
容器印字部32とを備える試薬容器認識部11と、前記
認識部11の近傍に備えられた、試薬容器に含まれる試
薬の残量を表示する認識部表示部34とを備える。さら
に、複数の試薬容器21に含まれる各々の試薬の残量を
示し、あわせて定められた試薬残量に関する警告を一括
して表示する全体表示部17を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動分析装置、特に
例えば複数種の分析項目を同一の反応ライン上で反応さ
せるディスクリート形の多項目多検体用として用いられ
るのに適した自動分析装置の関する。
【0002】
【従来の技術】血液や尿等の生体試料の分析に用いられ
る自動分析装置においては、試料は反応容器に分注さ
れ、その試料が分注された反応容器には更に試薬が分注
される。これによって、試料は試薬と反応し、その反応
した反応液は例えば光学的に測定され、それによって試
料中の分析項目が分析される。
【0003】ある方式の試薬分注によれば、試薬ディス
クに複数の試薬容器が保持され、その試薬ディスクを駆
動して所定の試薬容器を試薬分注位置に移動させて、こ
の位置でその試薬容器中の試薬が、試料が分注された反
応容器に分注される。もう一つの方式の試薬分注によれ
ば、複数の試薬容器が試薬保冷庫内の所定の位置にそれ
ぞれセットされ、そのセットされた試薬容器内の試薬は
それぞれの試薬容器ごとに備えられた試薬流路を介して
それぞれの反応容器に分注される。この後の方式の試薬
分注の場合の一つ一つの試薬容器の大きさは前の方式の
試薬分注の場合の試薬容器のそれに比べて一般的に非常
に大きい。後の方式を採用した自動分析装置に関する公
知例としては例えば特開平5−10958号公報があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】試薬分注のタイプにか
かわらず、自動分析装置においては試薬残量管理が極め
て重要である。なぜならば、試薬切れによる分析結果不
良が生じたりする事態は避けられなければならないから
である。前述した前の方式の試薬分注の場合は、試薬容
器はフリ−セッティング方式であることから、試薬残量
管理は比較的容易であり、したがって試薬残量管理につ
いてはいろいろな工夫がなされ、その自動化が進められ
ている。しかし、前述した後の方式の試薬分注の場合
は、試薬容器は固定的に配置されることから、試薬残量
管理を効果的に行う手段の開発が遅れているというのが
現状である。
【0005】試薬残量管理をきちんと行うためには分析
を開始するときの試薬容器中のいわゆる初期試薬量を把
握することが重要である。そうすれば、その後の試薬残
量管理は試薬残量の測定という面倒な作業を行うことな
しに実際上可能だからである。 前述した後の方式の典
型例はディスペンシング方式である。これは試薬容器ご
とに試薬容器から試薬吐出部に至る固有の試薬流路をも
つものである。このディスペンシング方式の試薬分注の
場合は、分析を開始するに当たり、試薬容器ごとに試薬
容器から試薬分注器を介して試薬分注位置に至る試薬流
路をその容器中の試薬で満たす必要がある(いわゆる呼
び水である)。また、試薬容器中の試薬は、試薬流路に
残されている、洗浄に用いられた成分や、試薬流路中に
留置されたために変質して分析に利用することができな
くなった成分等の影響をさけるように更に幾許か消費さ
れなければならない。加えて、所定の位置にセットされ
る試薬容器には、使用し終わった他の試薬容器中に残っ
ている試薬を注ぎ足すことが日常的に行われる。したが
って、分析に先立って試薬容器中の初期試薬量を把握す
るためには、その初期試薬量の測定が実際上望ましい。
【0006】前述の特開平5−10958号公報に記載
された技術によれば、試薬の液面検出は電極を用いて行
われる。この技術を用いれば、初期試薬量の測定が可能
である。しかし、この技術では、液面検出手段が試薬容
器ごとに必要であることから、経済性の面で大きな問題
がある。
【0007】本発明の目的はそのような経済的な問題を
解決しつつ試薬残量管理に必要な試薬容器中の初期試薬
量を把握するのに適した自動分析装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、試薬を収容
した複数の試薬容器をそれぞれ所定の位置に固定的にセ
ットし、そのセットされた試薬容器内の試薬を試薬分注
器を用いて反応容器に分注してその中で試料と反応さ
せ、その反応した反応液を測定して前記試料を分析する
自動分析装置において、前記複数の試薬容器を前記それ
ぞれの所定のセット位置に固定的にセットするのに先立
ってその所定のセット位置とは独立した試薬量検出位置
にセットし、その状態において前記試薬容器中の試薬量
に関する情報を得るようにしている。
【0009】これによれば、試薬容器中の初期試薬量を
把握することができ、しかもその把握は分析のために試
薬容器がセットされるべき位置とは独立した試薬量検出
位置において可能であることから、前述したように試薬
容器ごとに液面検出手段を設ける必要はない。したがっ
て、本発明によれば、経済的な問題を解決しつつ試薬残
量管理に必要な試薬容器中の初期試薬量を把握するのに
適した自動分析装置が提供され得る。
【0010】本発明においてはまた、試薬を収容した複
数の試薬容器をそれぞれ所定の位置に固定的にセット
し、そのセットされた試薬容器内の試薬を試薬分注器を
用いて反応容器に分注してその中で試料と反応させ、そ
の反応した反応液を測定して前記試料を分析する自動分
析装置において、前記試薬容器は該試薬容器中の試薬の
残量に関する情報が読み取り可能であるように構成され
ていると共に、前記試薬の残量の算出に用いられる情報
をもち、前記試薬容器を前記所定の位置にセットした状
態においてその試薬容器中の前記試薬の残量に関する情
報を読み取ると共に、前記試薬の残量の算出に用いられ
る情報を情報読み取り手段により読み取り、その読み取
られた両情報にもとづいて前記試薬容器中の試薬の残量
を算出するようにしている。
【0011】これによれば、試薬容器中の初期試薬量は
分析のために試薬容器がセットされるべき位置において
把握されることになるが、しかしそのために試薬容器は
その中の試薬の残量に関する情報が読み取り可能なるよ
うに構成されていることから、前述したように試薬容器
ごとに液面検出手段を設けるというような必要性はな
い。したがって、この場合も、経済的な問題を解決しつ
つ試薬残量管理に必要な試薬容器中の初期試薬量を把握
するのに適した自動分析装置が提供され得ることが理解
される。
【0012】本発明の他の特徴は図面を参照してなされ
る以下の説明から明らかとなるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発めの実施例について添
付図面を参照して説明する。まず、試薬容器に含まれる
試薬の残量を試薬容器及びその内部に含まれる試薬の重
量の合計により得る第1の実施例について述べる。
【0014】(全体構成)図1は自動分析装置全体の外
観を示す。11は試薬容器認識部、12は試薬保冷庫、
13は分析部、14は機構部、15は検体投入部、16
は操作部、17は全体表示部である。図2は試薬容器設
置部周辺の詳細を示す。
【0015】複数の試薬容器21を固定的に保持し収納
する試薬保冷庫12と、試薬容器21を架設することに
より試薬容器21および試薬容器21に含まれる試薬お
よびその他の付属物の重量を測定する試薬容器重量検出
部33、試薬容器21に添付された試薬容器添付情報3
5を読取ることが可能な試薬容器添付情報読み取り部3
1、試薬容器21に対して印字する機能を備えた試薬容
器印字部32を備える試薬容器認識部11と、前記認識
部11の近傍に備えられた、試薬容器21に含まれる試
薬の残量を表示する認識部表示部34が備えられる。さ
らに、複数の試薬容器21に含まれる各々の試薬の残量
を示し、あわせて定められた試薬残量に関する警告を一
括して表示する全体表示部17が備えられる。
【0016】(試薬の認識機構への設置と認識)試薬の
認識機構への設置と認識について、図3に示すフローチ
ャートとともに、作業手順に従って説明する。
【0017】分析に先立ち、まず、セットすべき項目を
決定する(50)。当該項目の試薬を溶解等の手順によ
り調製し(51)、調製済みの試薬を収納した試薬容器
21を、試薬保冷庫12の近傍に備えられた、試薬容器
認識部11に設置する(52)。試薬容器21には、試
薬容器21の形状を含む試薬容器添付情報35が添付さ
れており、試薬容器添付情報読取り部31によりこの試
薬容器添付情報35が読み取られ(53)、デ−タベ−
ス65に格納される。試薬容器添付情報としては、一般
的にはバーコード等が考えられるが、ICチップ等を添付
して相応の読み取り手段を備えてもよい。同時に試薬容
器認識部11の試薬容器21を架設する部分には重量を
測定する重量検出部33が備えられており、この検出部
により試薬容器21の重量を測定する。
【0018】試薬容器総重量は試薬容器の重量とその中
の試薬の量の合計であり、また、試薬容器の重量は試薬
容器そのものの重量(風袋)および試薬容器情報蓋等の
付属物の重量の合計、すなわち試薬以外の試薬容器の重
量であり、これは試薬容器にラベル化されている。そこ
で、先に認識した試薬容器添付情報35をもとに、試薬
の容器の形状ならびに試薬容器自体および付属物に関す
る重量、すなわち試薬容器21に含まれる実質的な試薬
以外の重量(試薬容器の重量)に関する情報がデ−タベ
−ス65より抽出され(54)、試薬容器に実質的に含
まれる試薬量が算出される(58)。この試薬容器認識
部11においては、試薬容器21に備えられた蓋の有無
を検知する手段を備えてもよい。
【0019】また、重量によらず、試薬容器21の開口
された蓋部から内部の液面高さを例えば光学的な手段に
よって検知してもよい。この場合は、試薬容器の姿勢と
試薬容器の形状および液面高さの関係を例えば試薬容器
添付情報35から読み取って、操作部16に記憶してお
くことが必要となる。
【0020】さらに、デ−タベ−ス部65から準備動作
消費情報の抽出(55)および分析動作消費情報の抽出
(56)が行われ、前記実質的な試薬量から、操作部1
6において試薬容器21から吸引不可能な量として使用
されないデッドボリューム等が除外され、分析可能なテ
スト数が,分析における試薬の分注量等をもとに算出さ
れる(59)。このとき、試薬準備動作において使用さ
れる試薬の消費量を1準備動作分除外すること(55)
も可能である。すなわち、予め制御部において、分析に
至るまでの消費量を勘案し、試薬容器を試薬保冷庫にい
れる時点で利用できる分析テスト可能数を示すこととな
る。この結果を試薬容器認識部11に備えられた認識部
表示部34に残テスト数として表示する(60)ことに
より、操作者は容易に残テスト数を認識できる。さら
に、認識部表示部34には、あらかじめ定められた該当
試薬の設置位置を表示し,設置すべき位置を操作者に報
知する。さらに、試薬容器印字部32により,試薬容器
に設置すべき位置を印字し,試薬容器設置位置印字36
とする(61)ことで、試薬容器の設置情報を確実なも
のとすることが可能となる。認識部表示部34に示され
る情報は、併せて全体表示部17にも表示され、総括し
て確認することができる。
【0021】(試薬の設置)操作者は、試薬容器認識部
にて前記の認識動作を終了した後、その試薬容器認識部
より取外し(62)、認識部表示部34、もしくは全体
表示部17、または、試薬容器設置位置印字36に示さ
れた番号に一致する設置位置に試薬容器設置位置表示部
37にしたがって当該試薬容器21をセットする(6
3)。容易に認識可能な試薬位置表示により、操作者は
確実に試薬をセットすることが可能となり、試薬準備動
作待ちの状態に入る(64)。
【0022】(試薬の残量計算とアラーム表示)装置に
設置された試薬容器は、準備動作と実際の検査により試
薬容器から吸引され消費される試薬の液量に従い制御部
において減算される。さらに,減算の結果一定の残量レ
ベルに達した時点で、操作部16を介して全体表示部1
7にアラームを表示する。
【0023】さらに、分析が不可能な液量に達した場合
は、自動的もしくは操作部16により当該項目の分析を
強制的に停止、すなわち等外医項目の分析動作例えば試
料の分注動作を停止する。この処理について図4、5を
用いて説明する。
【0024】まず、図5に示すように、試薬容器を交換
した段階で分析準備動作実行待ち(71)となる。制御
部からの指示により分析準備動作を実行する(72)。
分析準備動作としては、流路中の試薬の更新等が挙げら
れる。かかる分析準備動作の後、あらかじめデ−タベ−
ス65に格納されている分析準備動作情報にもとづき、
分析準備動作において消費された試薬量を減算する(7
3)。この演算により試薬残量を算出し(74)、更新
する。この更新した値は分析可能な値か否か判別し(7
5)、分析可能であれば、分析動作実行待ちとなる(7
6)。
【0025】また、分析可能な試薬残量がない場合にお
いては試薬容器交換待ちとなる(77)。この処置は、
何等かのトラブルで、複数回の分析準備動作を余儀なく
された場合等に有効である。
【0026】前述した分析準備動作にひきつづき、図5
に分析実行動作における処理を示す。分析準備が完了
し、分析動作実行待ち(81)の状態から、分析動作を
開始し、実行する(82)。この動作の結果、消費され
た量を減算する(83)。この結果をもとに試薬残量を
演算し、それ以降に分析可能なテスト数を更新する(8
4)。ついで、試薬残量をあらかじめ定められた残テス
ト数と比較し(85)、その値未満の場合は、分析可能
テスト数が少ないことをアラ−ムとして表示する(8
6)。この場合のアラ−ムは、十分、注意、不足等に分
類し、多段階に設定するものとしてもよい。中でも、N
=1の分析が可能か不可能か識別する(87)場合はア
ラ−ムし、さらに、分析実行を停止し(88)、試薬交
換待ち(89)とする。分析が可能な場合は分析動作実
行待ちに戻る(81)。
【0027】次に、図6を用いて、試薬容器添付情報3
5を認識する試薬容器添付情報読取り部31と試薬残量
を入力可能な入力部74を兼ね備えたハンディスキャナ
付入力装置75を用いた実施例について説明する。
【0028】(試薬の設置)調製済みの試薬容器21
を、あらかじめ定められた位置に設置する。その設置場
所において試薬容器に備えられた試薬容器添付情報35
を移動可能な認識手段であるハンディスキャナ付入力装
置75により読み取る。あらかじめ設定された位置は、
試薬を納める部分に予め試薬容器設置位置認識ラベル7
3として設けておくことでもよく、また、操作部16よ
り印字されたリストによってもよい。さらに、ハンディ
スキャナ付入力装置75に備えられた認識部表示部34
により、試薬に備えられたラベルを読み取り、その情報
から設置位置を選択して表示してもよい。
【0029】(試薬情報の読取り)ついで,試薬容器2
1の設置位置の情報を読取る。この読取りが同時に同一
の認識手段によればより確実に,試薬容器21と試薬容
器設置位置の一致が確認される。ついでこの結果を,ハ
ンディスキャナ付入力装置75に備えられた情報転送接
点76を介して操作部16に転送し,試薬容器21の設
置位置とその試薬容器21の測定項目を操作部16にて
記憶する。さらに,ハンディスキャナ付入力装置75に
備えれた入力キー74によって,試薬の残量を操作者が
試薬容器21に備えられた試薬容器目盛72に従って,
試薬液面71を確認し,入力する。この操作により,試
薬容器に含まれる試薬の残量に関する情報をハンディス
キャナ付入力装置75に備えられた情報転送接点76を
介して操作部16に転送し,操作部16で記憶する。
【0030】(試薬残量の計算)ハンディスキャナ付入
力装置75により認識された情報と、操作者により入力
された液面情報をもとに、操作部16では試薬容器21
の形状および姿勢の情報と液面高さの情報から、試薬の
残量を算出する。試薬容器が設置された状態における液
面高さと試薬残量の関係はあらかじめ試薬容器の形状に
より操作部16に記憶されており、試薬容器の形状を当
該容器に備えられた試薬容器ラベルに含まれる情報によ
り算出することが可能である。また、試薬容器添付情報
の読み取り手段としては、保冷庫内に設けられた自動的
に移動する方式の試薬容器添付情報読み取り部でもよ
く、この場合は試薬容器添付情報読み取り部の位置と試
薬容器添付情報の一致を操作部16によって検出し、当
該試薬容器21の設置位置を認識する。
【0031】記述の実施例によれば、経済的な問題を解
決しつつ試薬残量管理に必要な試薬容器中の初期試薬量
を把握することができる。また、試薬容器に備えられた
情報を読みることにより、試薬容器架設時において試薬
容器に含まれる試薬の残量を正確に測定することが可能
にされる。さらに、使用中は使用状況の情報によって、
初期試薬量をもとに残量を逐次管理することにより、適
切な警告等を表示することが可能にされる。さらにま
た、試薬の装置架設位置への設置を確実に操作者に行わ
せることが可能にされる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、経済的な問題を解決し
つつ試薬残量管理に必要な試薬容器中の初期試薬量を把
握するのに適した自動分析装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく一実施例を示す自動分析装置
の外観図。
【図2】図1の試薬容器認識部と保冷庫の部分の詳細拡
大図。
【図3】試薬容器認識および保冷庫への試薬容器設置に
関する作業手順を示すフローチャート。
【図4】試薬残量管理のうちの分析準備動作に関するフ
ローチャート。
【図5】試薬残量管理のうちの分析動作に関するフロー
チャート。
【図6】本発明にもとづくもう一つの実施例を示す自動
分析装置の主要部分の説明図。
【符号の説明】
11:試薬容器認識部、12:試薬保冷庫、13:分析
部、14:機構部、15:検体投入部、16:操作部、
17:全体表示部、21:試薬容器、22:試薬吸引
部、23:試薬シリンジ、31:試薬容器添付情報読取
り部、32:対試薬容器印字部、33:重量検出部、3
4:認識部表示部、35:試薬容器添付情報、36:試
薬容器設置位置印字、37:試薬容器設置位置表示部、
71:試薬液面、72:試薬容器目盛、73:試薬容器
設置位置認識ラベル、74:入力キー、75:ハンディ
スキャナ付入力装置、76:情報転送接点。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試薬を収容した複数の試薬容器をそれぞれ
    所定の位置に固定的にセットし、そのセットされた試薬
    容器内の試薬を試薬分注器を用いて反応容器に分注して
    その中で試料と反応させ、その反応した反応液を測定し
    て前記試料を分析する自動分析装置において、前記複数
    の試薬容器を前記それぞれの所定のセット位置に固定的
    にセットするのに先立ってその所定のセット位置とは独
    立した試薬量検出位置にセットし、その状態において前
    記試薬容器中の試薬量に関する情報を得るようにしたこ
    とを特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】試薬を収容した複数の試薬容器をそれぞれ
    所定の位置に固定的にセットし、そのセットされた試薬
    容器内の試薬を試薬分注器を用いて反応容器に分注して
    その中で試料と反応させ、その反応した反応液を測定す
    る自動分析装置において、前記複数の試薬容器がセット
    されるべきセット位置とは独立した試薬量検出位置にお
    いて前記試薬容器の試薬容器総重量を測定するように構
    成し、前記試薬容器は該試薬容器の試薬容器重量に関す
    る情報をもち、該情報を前記試薬量検出位置において情
    報読み取り手段により読み取って、該読み取られた情報
    と前記測定された試薬容器総重量にもとづいて前記試薬
    容器中の試薬量を算出することを特徴とする自動分析装
    置。
  3. 【請求項3】前記試薬容器中の試薬量に関する情報を得
    るためにその試薬の液面を検出することを特徴とする請
    求項1に記載された自動分析装置。
  4. 【請求項4】前記所定のセット位置にセットされるべき
    試薬容器内の試薬量を前記試薬量検出位置において得
    て、該得られた試薬量から、前記試薬容器が前記所定の
    セット位置にセットされた後のその中の試薬の消費量を
    順次減算し、それによって前記試薬の残量を算出するこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された自
    動分析装置。
  5. 【請求項5】前記算出された試薬の残量を表示するよう
    に構成したことを特徴とする請求項4に記載された自動
    分析装置。
  6. 【請求項6】前記算出される試薬の残量を監視し、予め
    定められた基準にしたがってその試薬の残量に関する警
    告を表示することを特徴とする請求項4に記載された自
    動分析装置。
  7. 【請求項7】前記算出される試薬残量を監視し、その試
    薬残量が前記分析が実質的に不可能な液量に至ったと
    き、前記試料の分析を停止することを特徴とする請求項
    4に記載された自動分析装置。
  8. 【請求項8】前記試薬の実質的な残量と、分析動作およ
    び分析準備動作により消費される試薬量から,試薬容器
    内の試薬の残テスト数を算出し、その値を表示すること
    を特徴とする請求項4に記載された自動分析装置。
  9. 【請求項9】前記試薬容器中の試薬の液面検出は、前記
    試薬容器が前記試薬量検出位置にセットされたときのそ
    の試薬容器の姿勢によって決定されるその中の試薬の液
    面を非接触的に検出することをもって行われるもので、
    その検出された液面から、前記試薬容器の前記姿勢にお
    ける液面高さと、該液面高さにおける試薬液量を算出す
    ることを特徴とする請求項3に記載された自動分析装
    置。
  10. 【請求項10】前記試薬容器中の試薬の液面検出にあた
    り、その試薬容器の蓋部の有無もしくは開閉状態を検知
    することを特徴とする請求項9に記載された自動分析装
    置。
  11. 【請求項11】試薬を収容した複数の試薬容器をそれぞ
    れ所定の位置に固定的にセットし、そのセットされた試
    薬容器内の試薬を試薬分注器を用いて反応容器に分注し
    てその中で試料と反応させ、その反応した反応液を測定
    して前記試料を分析する自動分析装置において、前記試
    薬容器は該試薬容器中の試薬の残量に関する情報が読み
    取り可能であるように構成されていると共に、前記試薬
    の残量の算出に用いられる情報をもち、前記試薬容器を
    前記所定の位置にセットした状態においてその試薬容器
    中の前記試薬の残量に関する情報を読み取ると共に、前
    記試薬の残量の算出に用いられる情報を情報読み取り手
    段により読み取り、その読み取られた両情報にもとづい
    て前記試薬容器中の試薬の残量を算出することを特徴と
    する自動分析装置。
  12. 【請求項12】前記試薬容器がセットされている前記所
    定の位置においてその所定の位置を示す情報を前記情報
    読み取り手段によって読み取ることを特徴とする請求項
    11に記載された自動分析装置。
  13. 【請求項13】前記試薬の残量に関する情報はその試薬
    の液面であり、該液面を読み取り得るように前記試薬容
    器は目盛をもっていることを特徴とする請求項11又は
    12に記載された自動分析装置。
  14. 【請求項14】前記試薬の残量は前記試薬容器を前記所
    定の位置にセットした時点の試薬残量であり、該試薬残
    量から、該試薬の消費による試薬量を順次減算し、試薬
    の残量を算出可能としたことを特徴とする請求項11に
    記載された自動分析装置。
  15. 【請求項15】前記減算により得られた試薬残量の情報
    にもとづいてその試薬残量を表示することを特徴とした
    請求項14に記載された自動分析装置。
  16. 【請求項16】前記減算により得られた試薬残量の情報
    にもとづいて、予め定められた基準にしたがって、前記
    試薬残量に関する警告を表示することを特徴とした請求
    項14に記載された自動分析装置。
  17. 【請求項17】前記減算により得られた試薬残量の情報
    にもとづいて、予め定められた基準にしたがって、その
    試薬残量を算出し、その試薬残量が前記試料の分析が不
    可能な液量に至った場合、前記試料の分析を停止するこ
    とを特徴とした請求項14に記載された自動分析装置。
  18. 【請求項18】前記情報読み取り手段は単独で独立に移
    動可能であり、読み取った情報を自動分析装置の、前記
    情報読み取り手段以外の他部に伝送可能であることを特
    徴とする請求項11に記載された自動分析装置。
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